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    元スレほむら「まどかの幸せと、みんなの幸せ……」

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    みんなの評価 :
    タグ : - 魔法少女まどか☆マギカ ×2+ 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 9 :

    >>99
    QB目の前にいるから真実だと証明出来るしね

    102 :

    魔女化知って発狂する人も、魔女化知りながら契約して魔女になる人も居ないしな

    103 :

    普通に説明したらワルプルから街を守るため契約してしまいそう

    ほむら「自分は強いんだぞ~」と
    力を見せつければ考え直してくれるかもしれないけれど

    104 = 1 :

    さやか「しかもどうせまた言えない用事なんでしょ?」

    まどか「ご……ごめんね」

    さやか「仁美も今日はお稽古だって言うし……。今日は1人で帰りますかね。
        んじゃー……また明日ね。ばいばい、まどか」

    まどか「う、うん。ばいばい……」

    ほむら「…………」

    今日もまた、“用事”……。
    この前は探し物だったけど、今日は……?

    105 = 12 :

    まど

    106 = 1 :




    ……どういうこと?
    まどかは校舎を歩き回って、色々な教室に入って、出て……。
    これじゃあまるで、この前と同じ……探し物をしているみたいじゃない。

    まさか今日も探し物を?
    それじゃあ、“用事”というのは本当に、何かを探すことだったの?
    最近はずっと探し物をするために美樹さやかたちとの下校を断って……?
    ……何を探しているというの、まどか……。

    ほむら「……!」

    え……外に、出て行った?
    しかも靴を履き替えず、上履きのまま……!

    108 = 1 :

    私もまどかに続いて外に出る。
    まどかが向かった先は……ゴミ捨て場。

    ゴミ捨て場なんかに一体、何が……?
    ……その理由は、すぐにはっきりした。

    ほむら「っ!?」

    まどかはゴミ捨て場の中から……見付けた。
    あれがきっと、まどかが探していたものに違いない。

    それは……まどかの外靴だった。

    どういう、こと……?
    どうしてゴミ捨て場なんかに、まどかの靴が……っ!

    QB「やれやれ……わけがわからないよ。
      こんな風に精神的に追い詰めたりして、何の得があるのかな」

    まどか「キュゥべえ……!」

    109 = 24 :

    まどまど?

    110 = 107 :

    ・・・・・・死んでる・・

    111 = 1 :

    QB「さて、まどか。君の願いはもうはっきりしているはずだけど、どうだい。
      この現状は、そう簡単に変えられるものじゃないと思うけどね」

    まどか「え、っと、その……」

    ほむら「……どういうこと……?」

    QB「!」

    まどか「え……っ!?あ、暁美さん……!?」

    ほむら「どうしてあなたの靴が、ゴミ捨て場にあるの?」

    まどか「ぁ、え、えっと……」

    ほむら「……誰かが、隠したの?」

    まどか「ちっ……違うよっ!きっと、誰か、間違えて捨て……」

    ほむら「下駄箱にある靴を、どうやって間違えて捨てるのよ!?」

    113 :

    まどかがいじめられたらほむらはどうするんだろう 
    そばにいて守るとして、もしまどか傷つけられたらふるぼっこにするんだろうか
    車並みに走れる魔法少女の脚力で蹴られたら骨簡単逝きそう
    たしか60キロくらいで走れるんだっけ

    114 = 1 :

    ほむら「誰かにやられたの!?誰にやられたの!?
        あなたもしかして……イジメを……!」

    まどか「っ……」

    ほむら「お願い……違うなら、はっきり言って……。
        絶対に違うと言い切れるなら、はっきり違うと、そう言って……!」

    まどか「ぁ、ぅ……」

    QB「まどかはまだ心のどこかで否定したがっているようだけど……
      陰からまどかのことを攻撃している者が居ることは客観的に見て明らかだよ」

    ほむら「……っく……!」

    信じられない……。
    まどかが、あの優しいまどかが、イジメを受けている……?
    まどかが気の強い方じゃないのを良いことに……?

    ……許せない……!

    115 :

    分かった、俺がまどかと結婚すれば良いんだ!

    116 :

    いじめられっこ同士でちょうどええやん

    117 :

    >>115
    ミンチよりひでぇや

    118 = 1 :

    ほむら「教えて……誰に、やられたの……?」

    まどか「そ、それは、その……」

    ほむら「言えないの……!?」

    まどか「……お、お願い、暁美さん……。このことは、誰にも、言わないで……」

    ほむら「な……!」

    まどか「こんなの、知ったら……みんな、きっと心配しちゃう……。
        それに、わたしは平気だよっ。だって、いざとなったら、キュゥべえにお願いすれば……」

    っ……!
    やっと気付いた……あの日、まどかが泣いてしまった理由。
    私は……なんて酷いことを言ってしまったんだろう。
    イジメられている子に対して、“今のままで居れば良い”“変わろうだなんて思うな”なんて……。
    今のこの子は、現状を変えたくて変えたくて、仕方がないに決まっているのに……!

    119 = 115 :

    >>116
    なんだとデブ
    虐められっこはお前だデブ

    120 = 12 :

    まど…

    121 = 1 :

    でも、それでも……!

    ほむら「あなたは、契約なんてする必要はない。この件は、私が解決する」

    まどか「そ、そんな!駄目だよ、そんなの……!」

    ほむら「お願い、信用して……。奇跡に頼りたい気持ちも分かるけれど……」

    まどか「違うよ、そうじゃなくて……!
        だって、そ、そんなことしたら……暁美さんにまで……」

    ほむら「あなたはっ……っ……」

    優しすぎる……あなたはいつも……!

    ほむら「大丈夫よ……私は、大丈夫」

    122 :

    いざとなったら殺…

    123 = 1 :

    まどか「でも……暁美さ……」

    ほむら「ほむらで良いわ」

    まどか「え……」

    ほむら「鹿目さん、忘れないで。私は……あなたの味方だから。
        あなたのことは、私が救ってみせる」

    まどか「ほ……ほむらちゃん……ごめん、ごめんね……ありがとう……!」

    QB「でも、どうするつもりだい?まどかは加害者が誰かも分からないって言ってたよね」

    ほむら「……言わなかったんじゃなくて、分からなかっただけだったのね。
        でもそんなもの……魔法を使えばどうにでもなるわ」

    124 = 9 :

    流石最高の友達

    125 = 1 :




    そうして……犯人はすぐに判明した。
    そうだろうとは思っていたけど、私たちのクラスの子ではなかった。
    名前も知らない、他のクラスの女子。
    そいつが、移動教室の隙を狙ってまどかの持ち物を隠しているのを見つけた。

    誰かに見られないよう細心の注意を払っていたようだけど……
    魔法少女にとってはそんなもの無意味。

    まどか「そ、そんな……あの子が……?」

    ほむら「知っているの?」

    まどか「でも……話したことなんて、ほとんどないのに……。
        わたし、何かしちゃったのかな?あの子を傷つけるようなこと……」

    ほむら「鹿目さん……あなたは信じられないかも知れないけど、
        世の中には、ただ気に入らないとか、ストレスが溜まってるとか、
        そんなくだらないことで誰かを攻撃する人間が居るの。
        あなたは何も悪くない。だから気にする必要なんてないわ」

    126 = 24 :

    ほむむむむ

    127 = 1 :

    QB「それで、これからどうするんだい?何か解決方法は考えているのかな」

    ほむら「私があの女を直接脅すわ。拳銃を一発でも撃てば、もう二度と手を出そうなんて……」

    まどか「だ、駄目だよほむらちゃん!そんな、脅すなんて……!」

    ほむら「鹿目さん……でも……」

    まどか「お願い……ね?もっと、別の良い方法があるはずだよ。
        わたしも一生懸命考えるから……」

    QB「それにそんなことをしたとして、まどかに関して妙な話が広まりかねないよ。
      確かに攻撃は止まるだろうから、効果的ではあるけどね」

    ほむら「…………」

    そうして、色々と話し合った結果、早乙女先生にこの事実を伝えて、
    明るみにしないよう当事者だけを呼び出して指導、という形になった。

    正攻法過ぎるくらい、正攻法……これで解決すれば良いんだけど。

    128 = 12 :

    きゅっぷい

    129 = 122 :

    やったか!?

    130 = 9 :

    >>129
    もう何も恐くない

    131 = 1 :

    数日後、放課後

    さやか「ん~、今日もよく勉強した!まどか、仁美、帰ろう!」

    まどか「あ、えっとね……」

    さやか「えっ、何。まさか……また用事?」

    まどか「ううん、そうじゃなくて!その……ほむらちゃんも誘っちゃ駄目かな?」

    仁美「ほむらちゃん……暁美さんですか?私はもちろん構いませんわ。
       転校してからほとんどお話したことがありませんものね」

    さやか「そりゃああたしもオッケーだけどさ。あんたいつの間にあの子と仲良くなったわけ?」

    まどか「それは、えっと……色々あって。えへへっ」

    132 = 115 :

    つまりこの後は…

    133 = 1 :

    まどか「それじゃ、誘っても大丈夫だよね!ほむらちゃーん!」

    ほむら「……鹿目さん」

    まどか「あのね、放課後、ちょっと時間あるかな?もし良かったら、一緒に帰らない?」

    ……まどかは、数日前よりずっと元気になってる。
    どうやら、もうイジメは起こってないらしい。
    それはとても嬉しいことだけど……でも、今の私は、手放しで喜べる状況にはない。

    ほむら「ごめんなさい……気持ちはとても嬉しいんだけど、最近少し忙しくて」

    私は……まだ、仲間を集められていない。
    もう何人の魔法少女に声をかけたか分からない。
    だけど、全員に断られている。

    134 = 24 :

    ほむぅ……

    135 = 1 :

    やっぱり、自分とは無関係の町のために
    ワルプルギスの夜と戦おうだなんて魔法少女は居ないのだろうか。

    断られるだけならまだしも……襲い掛かられることもあった。
    おかげで最近、魔力を無駄に消費してしまっている。
    魔女を倒して、グリーフシードも集めないといけない。

    仲間集めに、グリーフシードのための魔女退治。
    それらに奔走しているおかげで、最近は、疲れ気味だ。

    まどか「ほむらちゃん……大丈夫?あんまり、顔色が良くないような……」

    ほむら「心配してくれて、ありがとう……。でも大丈夫よ。
        ……もう行くわね。さよなら、鹿目さん」

    136 = 12 :

    さる回避

    137 = 1 :




    ほむら「っ……はぁ……はぁ……はぁ……!」

    QB「危なかったね、ほむら。でも攻撃されるのも仕方ないよ。
      突然他の町から現れて“共闘しよう”だなんて言われてもすぐに信じられるものじゃない。
      まず何かの罠だと疑うのが普通じゃないか」

    ほむら「くっ……」

    QB「まぁ、君の魔法を見る限りではそう簡単にやられたりはしないだろうけど……。
      ところで、これからはどうするつもりだい?
      もうかなりの数の魔法少女に声をかけて、断られてしまったよね。
      まだこんなことを続けるつもりかい?」

    ……まだよ、まだ……。
    きっと説得の方法が悪かったんだわ……。
    やっぱり、具体的に、共闘の目的を話さないと……。
    そうすれば、きっと……。

    QB「…………」

    138 :

    正当派まどかSSは久しぶりやな

    140 = 1 :

    数日後、学校

    まどか「……らちゃん、ほむらちゃん?」

    ほむら「あ……鹿目さん?」

    いけない、学校で眠ってしまうなんて……
    やっぱりここ最近の睡眠不足が、少し堪えているわね……。

    まどか「……体調、悪いの?保健室行った方が良いじゃないかな……」

    ほむら「いいえ……大丈夫、それには及ばないわ」

    まどか「…………」

    142 = 16 :

    ほむほむ魔女化してしまうん?

    143 = 122 :

    なんでほむらちゃんすぐ頑張りすぎちゃうん?

    144 = 1 :

    ほむら「それで、どうしたの?何か用事があるのでしょう?」

    まどか「う……ううん。なんでもない!ちょっとほむらちゃんが疲れてそうだったから、
        大丈夫かな、って声をかけてみたんだ。それだけだよっ」

    ほむら「そう……ごめんなさい、心配をかけてしまって」

    まどかに心配に思われるほど、表情に出てしまっていたかしら……。
    明日からは気を付けないと。
    まどかに余計な心配をかけるわけにはいかない。

    ……そう思った翌日に、学校を休んだ。
    でも私じゃない。

    まどかが、学校を休んだ。

    145 = 12 :

    まど?

    146 = 115 :

    待て

    待て

    147 = 1 :

    先生は風邪だと言っていたけれど……このタイミングでの欠席。
    どうしても、昨日のことが気になってしまう。
    本当はまどかは昨日、私に何か言いたいことがあったんじゃ……。

    仁美「まどかさん、大丈夫でしょうか……」

    さやか「うん……最近また調子悪そうだったよね。
        元気になってくれたと思ってたのになぁ……」

    え……?
    最近、調子が悪そうだった……?

    ほむら「美樹さん……それ、本当?」

    さやか「へっ?暁美さん?あ……そっか。あんた、まどかと仲良いんだったよね」

    ほむら「……詳しく、聞かせてもらえないかしら」

    149 = 148 :

    ほむーっ!

    150 = 1 :

    さやか「いやね、ちょっと前までさ。まどかの奴、なーんか変な感じがしててね。
        でも、元気になったと思ったんだよ。それが1週間くらい前だったかな。
        で安心したところだったのに、昨日、一昨日くらいにまた元気ない感じがして……」

    1週間前……ちょうど、イジメに関する指導があった頃。
    その後にまどかが元気になった……それは分かる。
    でも、ここ数日でまた、元気がなくなってた……?

    ……気付かなかった。
    たとえ隠していたとしても、注意すれば気付けたはずなのに。
    自分のことで精一杯で、気付くことができなかった……!

    ただの風邪ということももちろんあり得る……だけど、最悪の可能性もある。
    そう……イジメが、まだ続いているという可能性が。
    昨日まどかは、それを相談しようと思って私に話しかけてきたという可能性が……。


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