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    元スレほむら「まどかが割り箸になった……」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - ボーボボ + - 割り切れない + - 割り箸 + - 暁美ほむら + - 謎の感動 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    早乙「今日は転入生を紹介します!」

    ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

    ほむら(あら? まどかの席に誰もいない)

    ほむら(妙ね……。私の登校初日にまどかが欠席するなんてことは、今まで一度もなかったのだけれど)

    ほむら(……ん?)

    ほむら(まどかの椅子に何かが置かれている)

    ほむら(あれは……)


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    2 :

    割り箸ってメンマなんだぜ?!

    3 = 1 :

    ほむら「どうして割り箸が」

    早乙「ああ。やっぱり鹿目さんのことが気になるかしら」

    ほむら(気になるというかなんというか)

    「あはは、びっくりしたかな? 私これでも中学生なんだよ」

    ほむら「喋った!?」

    さやか「まどかは世にも珍しい割り箸女子中学生だからね」

    ほむら(なるほど……)

    ほむら(って、納得できる訳ないでしょう!)

    5 = 1 :

    クラスメイト1「前はどこの学校に通ってたの?」

    ほむら「東京のミッション系の学校よ」

    クラスメイト2「部活とかやってた?」

    ほむら「やってなかったわ」

    クラスメイト3「髪綺麗だよねー」

    ほむら「ごめんなさい。緊張し過ぎたみたいで、ちょっと気分が」

    クラスメイト1「あ。保健室ついてくよ」

    ほむら「いえ、おかまいなく。保健委員の人にお願いしますから」

    クラスメイト2「保健委員っていうと……、鹿目さんに!?」

    ほむら「……え、ええ」

    6 = 1 :

    ほむら「鹿目まどかさん。貴女がこのクラスの保健委員よね」

    「うん。そうだけど……」

    ほむら「ああ。貴女が保健委員ということなら早乙女先生から聞いたのよ」

    「そうじゃなくって」

    ほむら「何かしら」

    「私自力じゃ歩けないから、案内してもらうなら誰か別の人の方が……」

    ほむら「……」

    「……」

    ほむら「私が貴女を手で持っていくわ」

    「あ、うん。暁美さんがそれでいいなら」

    7 :

    誰だよこいつを保険係に任命した奴は

    8 :

    まど割り箸でラーメン食べたい

    9 = 1 :

    ほむら「……」

    「暁美さん、えっとその」

    ほむら「ほむらでいいわ」

    「あ、うん。じゃあ……、ほむらちゃん」

    ほむら「何かしら」

    「私のこと見てどう思った?」

    ほむら「どうって……、その、普通の割り箸だなって」

    「そう、だよね……」

    ほむら(このまどかは契約させてあげた方が幸せな気がしてきたわ……)

    11 = 1 :

    ほむら「……鹿目まどか」

    「??」

    ほむら「貴女は自分の人生を尊いと思う?」

    「いやー、どうかなぁ。私人間じゃないから」

    ほむら「……」

    「……」

    ほむら「ごめんなさい」

    「ううん。よくあることだから」

    12 :

    割り箸だっていうのに割り切れねえ

    13 :

    何故割り箸にしたのか…

    14 = 1 :

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    ほむらちゃん困ってる……
    そりゃそうだよね
    私みたいなのとどう会話していいかなんて、よく分かんないよね
    よーし、ここは一発冗談で場をにぎわそう

    15 :

    まどかの割り箸処女を奪って何も食べずにゴミ箱に捨てたい

    16 = 1 :

    「そんなに悲しそうな顔をしないで!」

    ほむら「まどか……」

    「割り箸だけに、私は自分の境遇を割りきっちゃってるから!」

    ほむら「……」

    「て、てへっ」

    ほむら「……」

    「……」

    17 :

    これ割ったらどうなるの?

    18 = 1 :

    ほむら「ねえまどか」

    「はい……」

    ほむら「貴女の身体はまだ繋がったままよ。つまり割り切れてはないわよね」

    「確かに……」

    ほむら「強がってはいるけれど、自分の運命のことも、本当に納得できているのかどうか。
          私には、とてもまどかが割り箸である自分を心の底から受け入れているようには見えない」

    (何だろうこの流れ。ギャグに駄目だしされるより辛い……)

    19 :

    このひとでなし!(箸だけに)

    20 = 1 :

    ほむら「……もし、身の危険と引き換えに」

    「えっ?」

    ほむら「人間の形をした身体を得られるとしたら、貴女はどうする?」

    「……」

    21 :

    面白いな

    22 :

    お箸ペロペロ

    23 = 1 :

    「そんな方法があるの?」

    ほむら「あるわ。呪われた運命を背負いこむ代わりに、願いを何でも1つだけ叶えられる。
          そんな悪魔の取引のような忌わしい奇跡がこの世界には存在している」

    「願いを何でも1つ!?」

    ほむら「そうよ」

    「それなら命なんか喜んで差し出すよ!
        だって私、どうしても叶えたい願いがあるから!」

    ほむら「そう。貴女の気持ちは分かったわ」

    ほむら(割り箸として一生を終えるよりも、たとえ危険だろうが
          人間の姿での生活を満喫する方が、きっとこの子にとっては幸せなのよね)

    ほむら(よし、決めたわ。今回はまどかを契約させる)

    ほむら(この子を近くから見守って、そしてどうしようもなくなった時は、私の手で―――)

    25 = 1 :

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    私みたいな棒きれの為に真剣になってくれる人がいて、正直とっても嬉しかった
    だからかな?
    願いを何でも1つ叶えられまーす! ……なんていう突拍子もない話も、
    不思議なほどにすっきりと木目の中で理解できた

    私はほむらちゃんの話をもっとよく聞きたいと思った
    そこで今日は、ほむらちゃんと私の2膳で一緒に下校することにした

    27 = 1 :

    ほむら「……」ホムホムホム

    「……」ワリバシバシ

    ほむら「まどか」

    「なーに、ほむらちゃん?」

    ほむら「ふと気になったのだけど」

    「うん」

    ほむら「貴女を真ん中から割ったらどうなるの?」

    「……もうっ、ほむらちゃんのエッチ!」

    ほむら「えっ!? 割り箸にとって割られるというのはそういう意味を持つの!?」

    「そうだよ」

    (……初めてってやっぱり痛いのかなぁ。できればその時は好きな人に割って欲しいなあ)

    28 = 12 :

    >>ワリバシバシ
    くっそwww

    29 = 15 :

    つまり割り箸の割れ目のつながってるところをぺろぺろすると……?

    30 :

    >>29
    ほう・・・

    31 :

    割り箸の間に紙を挟んでシュッ

    32 = 1 :

    ほむら「……」

    「あれ? どうしたのほむらちゃん、顔が真っ赤だよ?」

    ほむら「いえ、なんでもないわ」

    「そんなことないよ」

    ほむら「……」

    「何でも話して欲しいな。ほむらちゃんが私に真剣になってくれたように、
          私もほむらちゃんと真っ直ぐ向き合っていきたいから」

    ほむら「……気持ちだけ受け取っておくわ」

    「そっか」

    ほむら(もうっ、もう! 可愛いんだから! )

    33 :

    もうまどかなら何でも良いんだな

    35 :

    これ傍から見たら、割り箸と話してる可哀想な子だよな

    36 :

    ごめん訳わかんない

    37 = 30 :

    わけがわからないよ・・・
    でも面白い

    38 = 1 :

    ほむら(……あら? この気配、アイツがすぐ近くにいるわね)

    「どうしたのほむらちゃん? なんだか急に雰囲気が怖く……」

    ほむら「気にしないでちょうだい。それよりほら、早く出てきなさい。
          そこに隠れているのは分かっているのよ」

    QB「やれやれ。やはり君は本当に魔法少女としての力を持っているようだね」

    ほむら「ええ」

    QB「君のような人間と契約をした覚えはないんだけどな……」

    「ほむらちゃん。何なのこの変な生き物?」

    QB(君が言うなよ)

    39 :

    まどかは無機物という…

    40 :

    >>39
    割り箸は有機物だwwwww

    41 = 1 :

    ほむら「コイツはQB。体毛の色とは裏腹に、どす黒い思考の持ち主よ」

    QB「ひどい言い様だね。いったい僕が君に何をしたと言うんだい?」

    ほむら「あら、私にそんな質問をしてもいいの? 一昼夜かけても語りつくせないわよ」

    QB「……ずいぶんとまあ、知らないうちに嫌われたものだ」

    (なんだか凄い会話だなぁ)

    (平凡な中学生の私とは、全く違う世界に生きているみたいな)

    (命を危険にさらして願いを1つ、か……)

    42 = 35 :

    QBさん、俺あんたの事嫌いだけど

    (君が言うなよ)

    それは全くもって同感だ

    43 = 7 :

    平凡・・・だと・・・

    44 :

    さやかとワカメはどうなってるんだ

    45 = 1 :

    ほむら「まあ今は恨み言はいいわ」

    QB「それは助かるよ」

    ほむら「そんなことよりも魔法少女にしてやって欲しい美少女が1膳いるの」

    QB「誰でも魔法少女なれるというわけではないよ。
        魔法少女になる為には一定の素質が必要だ」

    ほむら「それなら問題はないわ」

    QB「問題がないかどうかを見極めるのは僕だよ。
        ……で、魔法少女になりたいという子はどこにいるんだい?」

    ほむら「ここよ」


            ┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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    QB「ええー……」

    47 :

    円環のお断りaa並みに好きだ

    48 = 1 :

    「魔法少女って何なの?」

    ほむら「魔女と呼ばれる存在と戦う少女の総称よ。
          当然、危険と隣り合わせの一生を過ごすことになるわ」

    「その魔法少女になれば、魔法の力で何でも願いが……?」

    ほむら「うーん。少し違うかも。正確には、魔法少女になる際に発生する
          特殊なエネルギーで、1度だけ好きな願いがかなえられるのよ」

    「ふむふむ」

    ほむら「魔法少女になってから使える魔法は、やや用途がせまいわ。
          それでもある程度便利な代物ではあるけれどね」

    「なるほど」

    ほむら「……そしてそこの白いの」

    QB「ぎくっ」

    ほむら「さりげなく逃げようしないでちょうだい。踏み殺すわよ」

    49 = 35 :

    魔法割箸まどか☆マギカ


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