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元スレ久「全国姉巡り」
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久「皆いるわね。それじゃあお待ちかねのお土産タイムよ。今回は多く捌けるから楽しみだわ」
久「まずは永水印の焼き芋ね。次に福岡は新道寺のうんしゅうみかん。それとお菓子詰め合わせ」
久「そして長野のりんご。それと最後に長野のからすみよ」
恭子「随分とたくさん…」
由子「おいしそうなのよー」
洋榎「いやカラスミてお前…」
漫「永水や新道寺にも行ったんですか」
絹恵「重かったでしょう」
久「まあまあね。皆で食べちゃって。私たちじゃ食べきれないから。ほら洋榎、からすみ開けて」
久「まずは永水印の焼き芋ね。次に福岡は新道寺のうんしゅうみかん。それとお菓子詰め合わせ」
久「そして長野のりんご。それと最後に長野のからすみよ」
恭子「随分とたくさん…」
由子「おいしそうなのよー」
洋榎「いやカラスミてお前…」
漫「永水や新道寺にも行ったんですか」
絹恵「重かったでしょう」
久「まあまあね。皆で食べちゃって。私たちじゃ食べきれないから。ほら洋榎、からすみ開けて」
洋榎「いや開けろてお前これ……箱はなんやお菓子みたいやな」ガサガサ
絹恵「中身もお菓子やったりしてな」
洋榎「そんなわけあれへんやろお」パカ
洋榎「…」
絹恵「…」
洋榎「ホンマにお菓子かい紛らわしいわボケ!…………満足か?」
久「流石ね、展開がわかっていてなお反応するなんて大阪人の鑑よ」
洋榎「騙されへんで……まあ、菓子の礼だけは言っとくわ。ありがとうございます」
久「こちらこそお礼を言わなきゃならない立場なんだから…ありがとう」
洋榎「…菓子食べるか。ほれ皆も開け。絹、林檎剥いたり。咲、こっちに来」
絹恵「中身もお菓子やったりしてな」
洋榎「そんなわけあれへんやろお」パカ
洋榎「…」
絹恵「…」
洋榎「ホンマにお菓子かい紛らわしいわボケ!…………満足か?」
久「流石ね、展開がわかっていてなお反応するなんて大阪人の鑑よ」
洋榎「騙されへんで……まあ、菓子の礼だけは言っとくわ。ありがとうございます」
久「こちらこそお礼を言わなきゃならない立場なんだから…ありがとう」
洋榎「…菓子食べるか。ほれ皆も開け。絹、林檎剥いたり。咲、こっちに来」
咲「どうしたの?」
洋榎「ちょっと座れ。ここやで」ポンポン
咲「膝に?じゃあ…お邪魔します」ストン
洋榎「ん……懐かしいな」キュ
咲「懐かしいの?」
洋榎「せや。昔はようこうして絹を膝に乗せてやったんや。そしたらすごい喜んでなあ…」
洋榎「まあ絹の奴がうちより大きなってからはしとらんのやけど」
洋榎「まあ、なんや…久々にしたくなったんや。うちのわがまま、聞いてくれるか?」
咲「うん、いいよ」
洋榎「ちょっと座れ。ここやで」ポンポン
咲「膝に?じゃあ…お邪魔します」ストン
洋榎「ん……懐かしいな」キュ
咲「懐かしいの?」
洋榎「せや。昔はようこうして絹を膝に乗せてやったんや。そしたらすごい喜んでなあ…」
洋榎「まあ絹の奴がうちより大きなってからはしとらんのやけど」
洋榎「まあ、なんや…久々にしたくなったんや。うちのわがまま、聞いてくれるか?」
咲「うん、いいよ」
洋榎「お……咲、口開け」
咲「あー…ん?」
洋榎「えん餅ていうらしいわ。美味いか?」
咲「うん、おいしい」
洋榎「そか」
絹恵「出来ましたー、てあら、懐かしいことしとるね」
洋榎「おお、すまんな絹。まあ昔を偲んで、ちゅうやつや」
絹恵「久しぶりに私も後でやってや」
洋榎「アホ言いな。重おて足が潰れるわ」
絹恵「そんなあ…あ、そんなら私がお姉ちゃんにしたげるわ」
洋榎「あかんな、全くあかん。これは姉が妹にやるからええんや。妹が姉にやったかて何もええことないわ」
絹恵「うぅ……!じゃあ後で咲ちゃんにやればええんやな!」
洋榎「本人次第やけどな」
絹恵「咲ちゃん、私も後でしてええやろか?」
咲「うん、大丈夫だよ」
咲「あー…ん?」
洋榎「えん餅ていうらしいわ。美味いか?」
咲「うん、おいしい」
洋榎「そか」
絹恵「出来ましたー、てあら、懐かしいことしとるね」
洋榎「おお、すまんな絹。まあ昔を偲んで、ちゅうやつや」
絹恵「久しぶりに私も後でやってや」
洋榎「アホ言いな。重おて足が潰れるわ」
絹恵「そんなあ…あ、そんなら私がお姉ちゃんにしたげるわ」
洋榎「あかんな、全くあかん。これは姉が妹にやるからええんや。妹が姉にやったかて何もええことないわ」
絹恵「うぅ……!じゃあ後で咲ちゃんにやればええんやな!」
洋榎「本人次第やけどな」
絹恵「咲ちゃん、私も後でしてええやろか?」
咲「うん、大丈夫だよ」
―――――
洋榎「…」チラ
久「…」コク
久「革命」
由子「のよー!?」
恭子「これを狙って序盤にあんな高い手を…」
洋榎「しっかし、トランプも飽きてきたな」
恭子「お、メール来ました。今家を出たらしいです」
洋榎「こっちも来たわ。もうすぐ出るて」
由子「じゃあそろそろ行くのよー」
洋榎「…」チラ
久「…」コク
久「革命」
由子「のよー!?」
恭子「これを狙って序盤にあんな高い手を…」
洋榎「しっかし、トランプも飽きてきたな」
恭子「お、メール来ました。今家を出たらしいです」
洋榎「こっちも来たわ。もうすぐ出るて」
由子「じゃあそろそろ行くのよー」
―――――
漫「お待たせしました」
絹恵「戻りましたー」
久「悪いわね、荷物運ばせちゃって」
絹恵「いえ、気にせんといてください」
洋榎「ほな行こか」
漫「お待たせしました」
絹恵「戻りましたー」
久「悪いわね、荷物運ばせちゃって」
絹恵「いえ、気にせんといてください」
洋榎「ほな行こか」
―――――
絹恵「こっちのがええやろか」
洋榎「いや、こっちやな」
恭子「これなんかどうや」
漫「あ、それいいですね」
由子「次はこれなのよー」
絹恵「こっちのがええやろか」
洋榎「いや、こっちやな」
恭子「これなんかどうや」
漫「あ、それいいですね」
由子「次はこれなのよー」
洋榎「完璧や…!」
絹恵「議論に議論を重ねた甲斐があったな」
恭子「これはイケるわ」
漫「こうしてみると達成感ありますわ…」
久「……咲は着せ替え人形じゃないのよ?」
由子「写真撮っておくのよー」
洋榎「撮れたか?よし、古着屋行こか」
絹恵「アウトレットのがええと思うんやけどなー」
恭子「最悪、年末年始のバーゲンセールや」
絹恵「議論に議論を重ねた甲斐があったな」
恭子「これはイケるわ」
漫「こうしてみると達成感ありますわ…」
久「……咲は着せ替え人形じゃないのよ?」
由子「写真撮っておくのよー」
洋榎「撮れたか?よし、古着屋行こか」
絹恵「アウトレットのがええと思うんやけどなー」
恭子「最悪、年末年始のバーゲンセールや」
漫「後はアクセサリーやなんか欲しいところですね」
洋榎「せやな…このネックレスとかどや?」
由子「こっちのペンダントもいいのよー」
絹恵「コーディネート完了…」
恭子「ミッションコンプリート…」
漫「パーフェクト…」
由子「なのよー…」
洋榎「素材がええんやな、可愛いわ…似合とるで」
洋榎「せやな…このネックレスとかどや?」
由子「こっちのペンダントもいいのよー」
絹恵「コーディネート完了…」
恭子「ミッションコンプリート…」
漫「パーフェクト…」
由子「なのよー…」
洋榎「素材がええんやな、可愛いわ…似合とるで」
―――――
漫「うわ暗っ」
恭子「そろそろ晩御飯の時間やしな」
絹恵「お姉ちゃん…そろそろアレやな?」
由子「期待してるのよー」
咲「洋榎おねえちゃん、アレって?」
洋榎「着いてからのお楽しみや。楽しみにしとき」
漫「うわ暗っ」
恭子「そろそろ晩御飯の時間やしな」
絹恵「お姉ちゃん…そろそろアレやな?」
由子「期待してるのよー」
咲「洋榎おねえちゃん、アレって?」
洋榎「着いてからのお楽しみや。楽しみにしとき」
久「ここが例の…」
絹恵「お姉ちゃんの伝説が見れるんやね…」
恭子「主将…」
由子「感動のあまり泣けてくるのよー」
漫「再び間近で見れる日が来るとは…」
咲「お好み焼き屋、なんだよね…?」
久(まるで解散したバンドの再結成ライブね)
絹恵「お姉ちゃんの伝説が見れるんやね…」
恭子「主将…」
由子「感動のあまり泣けてくるのよー」
漫「再び間近で見れる日が来るとは…」
咲「お好み焼き屋、なんだよね…?」
久(まるで解散したバンドの再結成ライブね)
久「ここが例の…」
絹恵「お姉ちゃんの伝説が見れるんやね…」
恭子「主将…」
由子「感動のあまり泣けてくるのよー」
漫「再び間近で見れる日が来るとは…」
咲「お好み焼き屋、なんだよね…?」
久(まるで解散したバンドの再結成ライブね)
絹恵「お姉ちゃんの伝説が見れるんやね…」
恭子「主将…」
由子「感動のあまり泣けてくるのよー」
漫「再び間近で見れる日が来るとは…」
咲「お好み焼き屋、なんだよね…?」
久(まるで解散したバンドの再結成ライブね)
>>121ミス
―――――
絹恵「ふう…おいしかった」
恭子「相変わらずでしたね」
漫「流石です」
由子「腕は衰えてなかったのよー」
洋榎「二人はどうやった?」
久「正直…半信半疑だったさっきまでの私を過去に戻って殴りたい気分よ」
咲「おいしかった!洋榎おねえちゃんすごい!」
洋榎「そら良かったわ」
―――――
絹恵「ふう…おいしかった」
恭子「相変わらずでしたね」
漫「流石です」
由子「腕は衰えてなかったのよー」
洋榎「二人はどうやった?」
久「正直…半信半疑だったさっきまでの私を過去に戻って殴りたい気分よ」
咲「おいしかった!洋榎おねえちゃんすごい!」
洋榎「そら良かったわ」
―――――
恭子「じゃあ私らはぼちぼち帰らんと」
漫「怒られてまいますね」
由子「お別れなのよー」
洋榎「そか。まあ後はうちに任しとき」
絹恵「私もおるよ、お姉ちゃん」
久「明日は早くから空港だから、ここでお別れね」
咲「まだ一緒にいたいよ…」
漫「わがまま言うたらあかんよ、咲ちゃん」
恭子「どんなものともいつかは別れんといかん。哀しいことやけど、受け入れんとあかんの」
由子「心配しなくても、また会えるのよー」
咲「…うん、そうだね。そうですね……三人とも、ちょっと耳を貸して?」
恭子「じゃあ私らはぼちぼち帰らんと」
漫「怒られてまいますね」
由子「お別れなのよー」
洋榎「そか。まあ後はうちに任しとき」
絹恵「私もおるよ、お姉ちゃん」
久「明日は早くから空港だから、ここでお別れね」
咲「まだ一緒にいたいよ…」
漫「わがまま言うたらあかんよ、咲ちゃん」
恭子「どんなものともいつかは別れんといかん。哀しいことやけど、受け入れんとあかんの」
由子「心配しなくても、また会えるのよー」
咲「…うん、そうだね。そうですね……三人とも、ちょっと耳を貸して?」
漫「?」
由子「どうしたのよー」
恭子「何や?」
咲「うん、あのね……」
咲「…ありがとう」
漫「へっ?」チュッ
由子「ふぇぇ」チュッ
恭子「…///」チュッ
咲「これぐらいしか出来なくて、ごめんなさい」
絹恵「ええやん最高やん、ほっぺたキスやなんて」
洋榎「ほな行こうや。あんま遅いとおかん心配して警察さんに駆け込むで」
由子「どうしたのよー」
恭子「何や?」
咲「うん、あのね……」
咲「…ありがとう」
漫「へっ?」チュッ
由子「ふぇぇ」チュッ
恭子「…///」チュッ
咲「これぐらいしか出来なくて、ごめんなさい」
絹恵「ええやん最高やん、ほっぺたキスやなんて」
洋榎「ほな行こうや。あんま遅いとおかん心配して警察さんに駆け込むで」
漫「はっ!いかんいかんトリップしかけた…お返しや!」チュ
由子「楽しかったのよー。また会いに来るのよー」ナデナデ
恭子「咲ちゃん…」
恭子「はは…いつの間にか震えがなくなるほど仲良くなってたな。少し前まで考えられんかった」
恭子「また会おうな、また会って遊んで…もっと仲良くなるんや」ギュッ
咲「…はいっ!」
由子「楽しかったのよー。また会いに来るのよー」ナデナデ
恭子「咲ちゃん…」
恭子「はは…いつの間にか震えがなくなるほど仲良くなってたな。少し前まで考えられんかった」
恭子「また会おうな、また会って遊んで…もっと仲良くなるんや」ギュッ
咲「…はいっ!」
―――――
洋榎「お?鍵掛かっとる」
絹恵「暗いし」
洋榎「帰ったでー」
絹恵「ただいまー」
久「お邪魔します」
咲「お邪魔します」
洋榎「ん、なんやまだ帰っとらんかったか」
絹恵「ん…はいもしもし……えっそうなん?はいはい、分かった……うん、お母さんもな」
洋榎「なんやって?」
絹恵「急用で泊まり込みになったて」
洋榎「ホンマか。外食で良かったわ」
絹恵「お風呂沸かしてくるからお姉ちゃん部屋案内しとってね」
洋榎「合点」
洋榎「お?鍵掛かっとる」
絹恵「暗いし」
洋榎「帰ったでー」
絹恵「ただいまー」
久「お邪魔します」
咲「お邪魔します」
洋榎「ん、なんやまだ帰っとらんかったか」
絹恵「ん…はいもしもし……えっそうなん?はいはい、分かった……うん、お母さんもな」
洋榎「なんやって?」
絹恵「急用で泊まり込みになったて」
洋榎「ホンマか。外食で良かったわ」
絹恵「お風呂沸かしてくるからお姉ちゃん部屋案内しとってね」
洋榎「合点」
―――――
絹恵「そろそろ沸いたんやないかな」
洋榎「せやなあ、入るか。行くで、咲」
絹恵「行こうか咲ちゃん」
洋榎「は?ちょい待てや。うちの風呂そんな余裕無いやろ。お姉ちゃんに譲れや妹」
絹恵「お?なんやその喧嘩腰は。姉こそ妹に譲れや。うちは譲らんで」
洋榎「ほお?言うやないか。まあ?そろそろ格の違い見せつけたらな思うとったところや丁度ええ」
絹恵「よく言うわ。今のところ互角いや互格やないか。負けた後で駄々捏ねんようにな、お・ね・え・ちゃ・ん」
洋榎「…」
絹恵「…」
洋榎、絹恵「「最初はグー!じゃんけんポン!」」
絹恵「そろそろ沸いたんやないかな」
洋榎「せやなあ、入るか。行くで、咲」
絹恵「行こうか咲ちゃん」
洋榎「は?ちょい待てや。うちの風呂そんな余裕無いやろ。お姉ちゃんに譲れや妹」
絹恵「お?なんやその喧嘩腰は。姉こそ妹に譲れや。うちは譲らんで」
洋榎「ほお?言うやないか。まあ?そろそろ格の違い見せつけたらな思うとったところや丁度ええ」
絹恵「よく言うわ。今のところ互角いや互格やないか。負けた後で駄々捏ねんようにな、お・ね・え・ちゃ・ん」
洋榎「…」
絹恵「…」
洋榎、絹恵「「最初はグー!じゃんけんポン!」」
―――――
久「で、あんな回りくどい芝居を打ったのは何の目的があったの?」
洋榎「ああでもせんと、家に入ったらサシで話す機会はもうないやろ……」
洋榎「放っとくと、どうせ皆で入るやら言いだす。そうなったら咲について聞きたいことを聞けん」
洋榎「せやから、二人で入る様に仕向ける必要があったんや。咲の前では聞かれんからな」
久「もしあなたがじゃんけんに勝ってたらどうしたの?」
洋榎「そん時は絹が聞いとった」
久「妹さん知ってたの?」
洋榎「最初にメールした時に書いとった」
久「意外と細かいことも出来るのね」
洋榎「伊達で姫松の中堅張っとったわけやあらへん……まあそれはええ…………本題や」
久「で、あんな回りくどい芝居を打ったのは何の目的があったの?」
洋榎「ああでもせんと、家に入ったらサシで話す機会はもうないやろ……」
洋榎「放っとくと、どうせ皆で入るやら言いだす。そうなったら咲について聞きたいことを聞けん」
洋榎「せやから、二人で入る様に仕向ける必要があったんや。咲の前では聞かれんからな」
久「もしあなたがじゃんけんに勝ってたらどうしたの?」
洋榎「そん時は絹が聞いとった」
久「妹さん知ってたの?」
洋榎「最初にメールした時に書いとった」
久「意外と細かいことも出来るのね」
洋榎「伊達で姫松の中堅張っとったわけやあらへん……まあそれはええ…………本題や」
洋榎「なあ、ホンマに行く気か?」
久「…本当は行きたくないわよ。でも、行かないとダメよ」
洋榎「まあ……そうやろうな。このままはやっぱあかんよな」
洋榎「うちとしてはそう悪い気分でもなかったんやけど…………あかんよなあ」
久「……そうね。やっぱり駄目よ」
洋榎「よなあ…………なあ、もいっこあるんやけど」
久「何?」
洋榎「その……な、咲の趣味とか好きな食べ物とか聞きたいんや」
洋榎「い、いやちゃうで!そんなそういうんやない!その、あれや!姉心をくすぐられたんや!」
久「別に聞いてないわよ…」
久「…本当は行きたくないわよ。でも、行かないとダメよ」
洋榎「まあ……そうやろうな。このままはやっぱあかんよな」
洋榎「うちとしてはそう悪い気分でもなかったんやけど…………あかんよなあ」
久「……そうね。やっぱり駄目よ」
洋榎「よなあ…………なあ、もいっこあるんやけど」
久「何?」
洋榎「その……な、咲の趣味とか好きな食べ物とか聞きたいんや」
洋榎「い、いやちゃうで!そんなそういうんやない!その、あれや!姉心をくすぐられたんや!」
久「別に聞いてないわよ…」
―――――
洋榎「そろそろ寝よか」
久「明日も早いし…この子も船漕いでるしね」
絹恵「それなら寝床を決めようか、お姉ちゃん」
洋榎「いやさっき一緒に風呂入ったんやから寝る時はうちでええやろ」
絹恵「むぅ……まあええか。お姉ちゃん、任せたで」
洋榎「勿論や……咲、起きいな。寝床はこっちやで」
咲「ん………おんぶして……」
洋榎「……も、もおおしょうがないやっちゃなあ。今回だけやで?どっこいしょういち、っと」
久「重くない?」
洋榎「羽のように軽いわ。軽すぎて空飛んでまうで」
洋榎「ああでもほれ、しがみついとかんと落ちるで……そや、しっかりとな」
咲「んふふ…………ありがとー……」
絹恵「……」ドンッドンッ
久「まあ抑えて抑えて。しかし姉心をくすぐられるなんて言ってたけどあれ、寧ろ…」
絹恵「孫を可愛がる祖父母ですね」
洋榎「そろそろ寝よか」
久「明日も早いし…この子も船漕いでるしね」
絹恵「それなら寝床を決めようか、お姉ちゃん」
洋榎「いやさっき一緒に風呂入ったんやから寝る時はうちでええやろ」
絹恵「むぅ……まあええか。お姉ちゃん、任せたで」
洋榎「勿論や……咲、起きいな。寝床はこっちやで」
咲「ん………おんぶして……」
洋榎「……も、もおおしょうがないやっちゃなあ。今回だけやで?どっこいしょういち、っと」
久「重くない?」
洋榎「羽のように軽いわ。軽すぎて空飛んでまうで」
洋榎「ああでもほれ、しがみついとかんと落ちるで……そや、しっかりとな」
咲「んふふ…………ありがとー……」
絹恵「……」ドンッドンッ
久「まあ抑えて抑えて。しかし姉心をくすぐられるなんて言ってたけどあれ、寧ろ…」
絹恵「孫を可愛がる祖父母ですね」
―――――
洋榎「こんくらい軽いと運ぶんも楽やな」
洋榎「とうちゃーく、っと。咲、もう放してええで」
咲「んん……」
洋榎「よしよし…ええ子や……」
咲「ありがとー……優しいおねえちゃん………だいす…き……」
洋榎「…………ごめんなあ…うち本当はそない優しくないんや……」
洋榎「小さい頃思い出して……あの頃の絹に重ねて…思い出に浸っとった」
洋榎「こんくらい軽いと運ぶんも楽やな」
洋榎「とうちゃーく、っと。咲、もう放してええで」
咲「んん……」
洋榎「よしよし…ええ子や……」
咲「ありがとー……優しいおねえちゃん………だいす…き……」
洋榎「…………ごめんなあ…うち本当はそない優しくないんや……」
洋榎「小さい頃思い出して……あの頃の絹に重ねて…思い出に浸っとった」
洋榎「絹とは今も仲はええ…ただ、あの頃より…なんていうか離れてる気がして……」
洋榎「絹がうちのこと、いつかお姉ちゃんて呼んでくれんくなる気がして……」
洋榎「お姉ちゃんらしいことして、いつまでもお姉ちゃんて呼んでくれる様に………………」
洋榎「…妹離れ出来ん姉の現実逃避……やったんかもなあ。結局、咲の面倒見たんも…」
洋榎「なんてことない、ただ絹の代用品にしとっただけやないか…………」
洋榎「最低や…………ホンマ、ごめんなあ……」
咲「大丈…夫だよ……全部大…丈…夫……おねえちゃん………」
洋榎「咲は優しいなあ………………うち、ホンマにお姉ちゃんやれとるやろうか?」
洋榎「こんなお姉ちゃんで……大丈夫やろうか……?」
咲「大丈ぶだよ……ひろえ……おねえちゃん………す……きだ……よ………スー………スー…」
洋榎「ありがとう……咲…」ナデナデ
洋榎「絹がうちのこと、いつかお姉ちゃんて呼んでくれんくなる気がして……」
洋榎「お姉ちゃんらしいことして、いつまでもお姉ちゃんて呼んでくれる様に………………」
洋榎「…妹離れ出来ん姉の現実逃避……やったんかもなあ。結局、咲の面倒見たんも…」
洋榎「なんてことない、ただ絹の代用品にしとっただけやないか…………」
洋榎「最低や…………ホンマ、ごめんなあ……」
咲「大丈…夫だよ……全部大…丈…夫……おねえちゃん………」
洋榎「咲は優しいなあ………………うち、ホンマにお姉ちゃんやれとるやろうか?」
洋榎「こんなお姉ちゃんで……大丈夫やろうか……?」
咲「大丈ぶだよ……ひろえ……おねえちゃん………す……きだ……よ………スー………スー…」
洋榎「ありがとう……咲…」ナデナデ
―――――
久「お世話になり通しで申し訳ないわ。ぶどうやらけし餅やらみたらし餅やら、いいの?」
絹恵「ええですよ、私も咲ちゃん可愛がれたんで」
咲「絹おねえちゃんまた遊ぼうね」
絹恵「勿論や」チュッ
咲「えへへ…じゃあお返し」チュ
洋榎「咲、あのな…」
咲「何も言わなくていいよ」
洋榎「……あーもう可愛いなあ咲は!愛らしい妹や!」ダキッ
洋榎「また遊びに来や。いつでも来たらええ…困った時はいつでも呼んだら駆けつけるで」
洋榎「うちかて咲の姉なんやからな」ナデナデ
咲「うん、ありがとう洋榎おねえちゃん」
久「お世話になり通しで申し訳ないわ。ぶどうやらけし餅やらみたらし餅やら、いいの?」
絹恵「ええですよ、私も咲ちゃん可愛がれたんで」
咲「絹おねえちゃんまた遊ぼうね」
絹恵「勿論や」チュッ
咲「えへへ…じゃあお返し」チュ
洋榎「咲、あのな…」
咲「何も言わなくていいよ」
洋榎「……あーもう可愛いなあ咲は!愛らしい妹や!」ダキッ
洋榎「また遊びに来や。いつでも来たらええ…困った時はいつでも呼んだら駆けつけるで」
洋榎「うちかて咲の姉なんやからな」ナデナデ
咲「うん、ありがとう洋榎おねえちゃん」
洋榎「そ、それでな……その…うちには……してくれんのんか?」モジモジ
咲「そんなわけないよ」
咲「…ありがとう…本当に」チュ
洋榎「…あーこれアカンわー。惚れてまいそうやわ、ホンマ」
絹恵「なんやえらい積極的。昨日なんかあったん?」
洋榎「秘密や。ならな、お二人さん。元気でな」
絹恵「もう……お気を付けて」
久「ええ、お互いにね」
咲「それじゃまた今度ね」
咲「そんなわけないよ」
咲「…ありがとう…本当に」チュ
洋榎「…あーこれアカンわー。惚れてまいそうやわ、ホンマ」
絹恵「なんやえらい積極的。昨日なんかあったん?」
洋榎「秘密や。ならな、お二人さん。元気でな」
絹恵「もう……お気を付けて」
久「ええ、お互いにね」
咲「それじゃまた今度ね」
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