元スレさやか「あ、あたしたちの中に化け物が……?」
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151 = 1 :
杏子「ちょっと待ちなよ!ま、まさかあんたら、あたしを疑ってんのか!?」
さやか「待って杏子、落ち着いて……!」
杏子「これが落ち着いていられるかよ!?あたしは化け物なんかじゃない!
確かに攻撃は食らったが、あれは打撃だった!
傷なんか付いちゃいないよ!!なんなら見てみるか!?」
ほむら「でも、魔法少女なら傷なんていくらでも……」
杏子「このっ……!ふざけんな!とにかくあたしは違う!!化け物なんかじゃない!!」
QB「みんな、その理由で杏子を疑うことは出来ないんじゃないかな。
君たちは魔法少女なんだ。
仮に多少細胞を捕食されたとしても、再生能力の方が勝ると思うよ」
さやか「そ……そう、なの?」
152 = 52 :
きょこきょこ
154 = 1 :
QB「それから、アレの細胞に侵入された獲物は、その瞬間に一度意識を失うはずだ。
目を覚ますまでの時間は場合によって差があるみたいだけどね。
でも、杏子はアレの攻撃を受けても意識ははっきりしたままだっただろう?」
さやか「じゃあ杏子は……」
杏子「だからそう言ってるだろ!」
マミ「……ごめんなさい、佐倉さん」
杏子「ちっ……まぁ良いさ。とりあえず安心したよ。
あたしたちの再生能力の方が上ってんなら、成り代わられる心配はないってことだよな?」
QB「だと良いんだけどね。今のはあくまでも、侵入してきた細胞が多少であればの話だ」
ほむら「……どういうこと」
QB「深く大きな傷を付けられて、大量の細胞を侵入させられたとすれば、
君たち魔法少女だって彼らに全細胞を食い尽くされてしまうだろう。
まぁ……数秒もかければ、十分な量の細胞を侵入させられるだろうね」
156 = 1 :
マミ「そんな……!」
さやか「で、でもさ!とりあえずあたしたちは、誰も傷なんか付けられてないんでしょ?
だったら、やっぱりあいつの嘘……」
杏子「いや、待て。確かにあたしたちは傷は付けられてない。だけど……」
ほむら「っ……!まさか、まどかを疑っているの!?」
マミ「そう言えばたっくんも……今の鹿目さんみたいに、気を失っていたわよね」
QB「なるほど、確かに今のまどかの状況はあの時の鹿目タツヤに似ているね」
さやか「ま、待ってよ!まどかが気を失ったのは、精神的なショックを受けたからでしょ!?」
ほむら「そうよ……!まどかが化け物になんか、なっているはずがない!」
その時。
裏口から外に、1つの影が出てきた。
まどか「……ば……化け物って、どういうこと……?」
157 = 52 :
まどまど?
158 = 150 :
俺くん!?
159 :
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
160 = 1 :
さやか「まどか!?」
そこには、目を覚ました鹿目まどかが立っていた。
恐らく、外で言い合う数人の気配を感じ、様子を見に来たのだろう。
まどか「ね、ねぇ、みんな……。一体、どういう、こと……?
わたしが、化け物って……ひっ!?」
まどかはふと視線を落としたかと思えば、怯えた悲鳴をあげる。
その視線の先には、男の首と、胴体があった。
まどか「こ、これ、さ、さっきの……たっくんと、同じ……。し、死んでるの……?」
杏子「……この化け物はな、人間に化けるんだよ。それも、本人そっくりに」
まどか「え……」
まどかはかなり動揺していたように見えたが……。
すぐに杏子の言葉の意味を理解したのか、一瞬で顔の色を変えた。
まどか「ッ!?ち、違うよ!?わたし、違うよ!わたしは、に、人間だよ!!」
161 = 1 :
ほむら「ま、まどか、落ち着いて……!」
まどか「ゃっ……いやぁ!違うよ!わたし、人間だよ!やめてぇ!殺さないでぇ!!」
さやか「まどか、違うよ、落ち着いて!殺したりなんかしないよ!大丈夫だから!」
まどか「……っ……っひ、ぅえっ、ひぐっ……!」
マミ「大丈夫よ、鹿目さん。あなたを殺したりなんか、しないわ。絶対に」
杏子『おい……早いとこ、やっちまおう』
さやか『なっ……まさか、まどかにも、さっきと同じことを!?』
杏子『仕方ないだろ!これしか方法はないんだ!』
マミ『っ……えぇ、やりましょう……!』
ほむら『なっ……何を言ってるの!?まどかの首を切る!?ふざけないで!』
162 = 52 :
ほむほむ……
163 = 1 :
杏子『……さやか、ほむら、分かってくれ。これは必要なことなんだ』
ほむら『だ、駄目よ……!まどかを傷つけるなんて、そんな……!』
マミ『私だって、こんなことしたくない……!
でも、鹿目さんの無実を証明するためなの……お願い……』
さやか『ほ……本当に、これしか方法はないの……!?』
QB『そうだ、今はもうこの方法に頼るしかない』
杏子『やるしかないんだよ。ただし……絶対に頼むぞ、さやか。
あんたを信頼してるから、あたしはこれだけ思い切れるんだからな』
さやか『っ……わ、わかった……!』
QB『さやかの覚悟は決まったようだね。さて、君はどうするんだい、ほむら』
164 = 52 :
ほむほむ?
165 = 1 :
ほむら『……絶対に、まどかを死なせないで。約束して』
さやか『や……約束する!命を賭けるよ!』
ほむら『痛みも、感じないように、出来るだけ……』
杏子『あぁ、分かってるよ』
ほむら『……わかったわ、やってちょうだい。まどかの無実を、証明するために……!』
杏子「……なぁ、まどか」
まどか「っ……き、杏子、ちゃん……?」
杏子「理由は、あとで説明する。だから、許してくれ」
まどか「え……」
杏子の言葉が何を意味しているのかを考えるよりも早く……
まどかの頚動脈は切られた。
166 :
食われたら魂は違うだろうから素質で判断できるんじゃね
既に魂分離してる契約組は知らんが
167 :
しえん
169 = 1 :
まどか「えっ……あ、ぇ、えっ……?」
まどかは、自分の首に温かいものを感じ、手で触れる。
そして手が真っ赤に染まったのを見て、
何が起きているのか理解できないという風に、助けを求めるように……
まどか「ぁ、血、その、あれ?血が、ね、ねぇ、血が、いっぱい、と、止まらないの……」
杏子「っ……」
まどか「いっぱい、こ、これって、酷い、怪我だよね、血が、出て、ね、ねぇ、これ……」
自分の体からこれほど大量に出血しているところを初めて見たのだろう。
まどかは自力で血を止めようとしているのか、手で傷口を押さえる。
しかし、その程度では当然、血は止まらない。
まどか「ゃ、やだ、やだよぉ、血、止まら、ひっ、ぅえぇ、やだ、やだよぉお……!」
170 :
>>166
素質まで再現できるとすれば……やばいな
171 :
>>8
杏子の名前を間違ってるのがいいなw
172 = 52 :
まどまど……
173 = 1 :
恐怖が混乱より遅れてやって来たらしく、遂にまどかは泣き出してしまった。
まどか以外は、1人も声を発していない。
その場に、まどかの泣き声だけが響き渡る。
……しかし、その音量は段々と、小さく、か細くなっていき、
そして……
杏子「さやかあッ!!」
杏子の怒鳴り声にも近い一言が、全てを物語っていた。
まどかは……失血により、意識を失い始めていたのだ。
さやか「ッ……!」
杏子の叫びを受け、さやかは魔力を解放する。
そしてその魔力の全てを、まどかの傷口を塞ぎ、
失った血を回復させるため、両手に集中させた。
175 = 1 :
ほむら「ま、まどか、まどかぁ!!」
さやか「ごめんほむら!ちょっと離れててッ!」
マミ「美樹さん、私も手伝うわ!」
さやかとマミ、2人はまどかを治療しながら、気付いた。
間違いなく、この体からは出血した分だけ血が減っている。
それはつまり……
マミ「っ……やっぱり鹿目さんは、普通の人間だった……!」
さやか「も、もう少しだからね、まどか!もう少しで、完全に元通りだからね!」
そのまま2人は、まどかの治療を続ける。
そして遂に……
まどか「ぅ……あ、あれ……わたし……」
176 = 52 :
まどまど
177 :
>>170
素質まで無理だろ...
178 :
179 = 1 :
マミ「鹿目さん!目を覚ましたのね……!」
さやか「まどか……!良かった、まどかぁあ!」
ほむら「本当に、良かった、本当に……!」
まどか「え、っと……」
杏子「その……ごめん、まどか。事情があったとは言え、本当に、ごめん……」
まどか「あ……な、何が……?わたし、あんまり覚えてなくて……」
QB「とりあえず、現状を説明した方が良さそうだね。
君は今までずっと気を失っていたんだから、
君が眠っていた間に起こったことを色々と話しておく必要がある」
マミ「えぇ……そうね。ちょっと刺激の強い話かも知れないけど……。
鹿目さん、もう落ち着いた?話しても大丈夫?」
まどか「っ……は、はい。お願いします、話してください……」
180 = 167 :
今んとこ面白い
181 = 1 :
・
・
・
まどか「……そう、なんだ。それでわたし、また、気絶を……」
杏子「本当、悪かった。あんたを、無駄に危険な目に遭わせちまって……」
まどか「ううん、良いの……これしか方法がなかったんだから。
で、でもこれで、わたしは本物だって、証明できたんだよね……?」
QB「現段階ではほぼ間違いないと言って良いだろうね。
まぁ本当は契約してみるのが一番確実なんだけど……。
今僕がまどかから感じている素質が本物かどうか、それではっきりするからね」
ほむら「その必要はないわ。もうこの子の無実は証明された。
それに契約して確かめるなんて、論外よ」
QB「やれやれ。そう言うと思ったよ」
182 :
今北
さやか「あ、あたしたちの中に化け物が……?」→さやか達が何かに寄生されていると解釈した俺はきっとノーマルの筈
183 = 52 :
きゅっぷい
184 :
さやか達はすでに化け物で幻覚見てるんじゃ....考え過ぎか
185 = 1 :
マミ「鹿目さんの無実も証明されたということは……」
さやか「やっぱり、あたしたちの中に化け物が居るなんて、あいつの嘘だったんじゃん!」
QB「そのことなんだけど……1つ思い出したことがあるんだ。
多分、君たちの中にニセモノが紛れている可能性はまだ消えていないよ」
さやか「はっ!?な、なんでよ!?」
ほむら「私たちは誰も、アレに傷なんて付けられていないはずよ……」
QB「確かに、その瞬間を誰も目撃はしていない。だけど、よく思い出して欲しい。
アレには、誰にも目撃されずに君たちを
1人ずつ捕食できるチャンスが一度だけあったはずだよ」
杏子「誰にも目撃されず、1人ずつ……って、おい、まさか……」
186 = 52 :
きゅっぷい?
187 = 1 :
さやか「……!た、たっくんを、探しに行った時……!?」
QB「そう、その時だ。男のニセモノが鹿目タツヤをさらった理由……
それは、君たちをバラバラに森の中におびき寄せるためでもあったんじゃないかな」
まどか「そ、そんな……!」
マミ「も、森の中で、私たちの誰かが、襲われて……!?」
QB「可能性としては、決して低くはないと思うよ」
ほむら「でも……もし本当にそうだとすれば、どうしてあの男はわざわざ、
私たちの中にニセモノが居るなんて重要な情報を……」
QB「そうだね、彼が君たちにこのことを明かすメリットはそこまで大きくない。
せいぜい、疑心暗鬼による仲間割れくらいだろう」
188 = 52 :
ほむむむむ
189 :
いい加減「くぅ~疲れましたw」の元スレ教えてくれよ…。
190 = 1 :
さやか「だ、だったらやっぱり、あいつの嘘なんじゃ……」
QB「もっとも、仲間割れにこそ君たちを捕食するための
チャンスがあると踏んでの暴露だった可能性もあるし、
死を目前にして自棄になっての暴露だった可能性だってある」
マミ「つまり……考え出したらキリがない、ということね……」
QB「そうだね。今の段階ではっきり言えることは、
“君たちの中にニセモノが居る可能性は否定できない”ということだけだよ」
杏子「ッ……くそっ!マジかよ!」
さやか「本当に……あ、あたしたちの中に化け物が……?」
191 = 170 :
>>189
まどか「壁山が一位……?」
192 = 140 :
QBが捕食されてる場合は…
193 = 1 :
さやか「っ……い、いやだ!あたし、こんなとこに居たくない!」
まどか「さ、さやかちゃん!?」
ほむら「あなた、何を……!」
さやか「あたしはここを出て行く!
化け物が居るかも知れないのに、こんなところに居られないよ!」
マミ「み、美樹さん、落ち着いて……!」
杏子「外は嵐なんだぞ!?それに外に出たってどうしようもないだろ!」
さやか「う、うるさい!嵐だろうがなんだろうが、ここよりは安全だ……!」
194 = 52 :
さやさや?
195 = 166 :
さやかちゃんは本当にバカだなぁ
196 = 1 :
QB「そうとも言い切れないよ、さやか」
さやか「なっ、なんでよ……!」
QB「今君がここを飛び出せば、みんな君を追いかけるだろう。
そうなった時に一番先に追いついたのがアレだった場合、その危険度は言うまでもないよね」
さやか「ッ……」
QB「一番安全なのは、みんなが一箇所に固まることだよ。
現時点で手を出してこないことを考えると、5人に紛れている敵の数は多くないはずだ。
恐らく、人数の半分は超えてない。つまり、多くても2体じゃないかな」
マミ「確かに……その可能性は高いかもね」
杏子「まだ仲間が少ないから大人しくしてる、ってわけか。つまり狙いは……」
QB「きっと獲物と2人きりになるチャンスを待っているんだ。
そうやって確実に仲間の数を増やすつもりだろう」
199 = 1 :
ほむら「じゃあ本当に……敵の近くに居ることが一番安全、というわけね……」
QB「ただし、寝るのは別々にした方が良いね。
部屋には鍵をかけられるようだし、寝る時はそれが安全だろう」
さやか「だ、だったらずっと部屋に居るよ!そっちのが安全じゃん!」
QB「排泄まで部屋でする気かい?
もし何かの用で部屋を出ることになったら、その時こそ君は無防備だ。
それに……君だって疑われる立場にあるということを忘れてもらったら困るな」
さやか「なっ……!?」
QB「確かさやかは、森の中であの男を見たと言ってたよね。
そのことを考えると、今一番疑わしいのは君だと言えるかも知れないよ。
それに君はさっきから随分1人になりたがっているよね。それはもしかして……」
さやか「ち……違うッ!あたしは化け物なんかじゃない!!」
QB「……良いかいさやか。
みんなが一箇所に集まるというのは、互いを監視するためなんだよ。
全員が全員を監視し合うんだ。そうしている以上、アレは下手に手を出せない。
そのうち痺れを切らしてボロを出してくれる可能性だってあるしね」
200 = 52 :
きゅっぷいきゅっぷい
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