元スレさやか「あ、あたしたちの中に化け物が……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 140 :
貫いたのがゴキブリだったらやばかった
252 = 52 :
まみまみ?
253 = 1 :
まどか「えっと……マミさん?だ、大丈夫ですか?」
まどかは、その場に立ち竦むマミに心配そうに声をかける。
しかしマミは、そんなまどかから一歩退き、そして、恐る恐る声を出した。
マミ「あ……あなたたち、2人きりになったの……?」
まどか「え……?」
マミ「か、鹿目さんと美樹さん……暁美さんと佐倉さん!2人一緒に現れたわ……!」
さやか「まさか、マミさん……あたしたちを、疑って……?」
マミ「あなたたちだって分かっているはずよ!
誰かと2人きりになった……それが何を意味するのか!」
254 = 52 :
まみまみ
255 = 243 :
ぼっちが本気出した
256 = 1 :
杏子「ちょっ……やめなよ!2人で一緒に現れたからってそんな……。
あたしはほむらに襲われてなんかいないし、もちろんあたしだって化け物なんかじゃない!」
QB「残念だけど杏子、君にはそれを証明する手段がないよ。
短い時間とは言え、君たち2人が死角へと消えたのは事実なんだから」
マミ「き、キュゥべえ。あなたは、鹿目さんたちと一緒に居たのよね?
この子たちは、どうなの?私の見ていないところで、何もなかったの……!?」
QB「この2人に関しては、何もなかったよ」
さやか「で……でも、ほむらと、杏子は……」
杏子「ふ、ふざけんな!なんだよその目は!?やめろよ、くそッ!!」
ほむら「っ……仕方ないわ、杏子。みんなの言い分も、もっともよ……」
257 = 167 :
みんな死ぬしかないじゃない!
258 = 52 :
きょこきょこ?
259 = 1 :
杏子「ほむら……!あんたは良いのかよ!?
こいつら、あたしたちを化け物扱いしてやがるんだぞ!?」
ほむら「疑いの目が、強まったと言うだけ。今までだって多少は疑われていたのだし……。
むしろ、これが正しいかも知れないわ。疑いが完全に晴れるその瞬間までは、
私たちは、お互いを信用してはいけないのよ……」
杏子「なっ……なんでそんなに、簡単に割り切れるんだよ……!?
ほ、本当はあんた、ニセモノなんじゃないのか!?
だからそうやって開き直れるんじゃないのか!?」
ほむら「……そう思いたければ思えば良いわ。
ただし、私も全く同じ疑いをあなたに向けているということを忘れないで。
ムキになって否定するのは、正体を暴かれそうになって焦っているからじゃないの?」
杏子「ッ……!てめぇ、ふざけんなッ!!」
260 :
ほむぅ
261 = 167 :
ほ
262 = 204 :
こういうシーンでは孤独を貫いてきたほむらちゃんほどアテになる人はない
逆にほむらちゃんがやられてるなら全滅確定
263 = 52 :
きょこきょこほむほむ
264 = 1 :
まどか「き、杏子ちゃん!やめて!」
ほむらに掴みかかる杏子を、まどかが制止する。
まどか「ま、マミさん、さやかちゃん!2人を止めて……!」
そう言って、2人を振り返る。
しかし……マミもさやかも、緊張した面持ちで、
ほむらと杏子の様子を見ているだけで、動こうとしない。
“このまま2人が争い続ければ、化け物が正体を現すかもしれない”
恐らくはそんな考えが、マミとさやかの頭を回っているのだろう。
まどか「そ、そんな……!お願い、やめて、ケンカなんて、嫌だ、嫌だよぉ……」
265 = 167 :
ほ
266 = 140 :
ほ
267 = 103 :
ほす
268 = 1 :
ほむら「……まどか」
目に涙すら浮かべつつ、懇願するまどか。
そんなまどかの様子を見て……杏子は舌打ちをして、ほむらの胸倉から手を離した。
杏子「……言い争ったって、なんの解決にもなりゃしない。
良いよ、あんたたちの好きにしな。好きなだけ疑ってかかれば良いさ。
ただし、あたしだって同じようにあんたたちを疑ってやる。
自分が化け物だから、疑いの目を逸らすためにあたしを化け物扱いするんだろう、ってな」
さやか「……杏子……」
マミ「…………」
杏子「多少疑いが濃くなろうが、どうせやることは変わらないんだろ?
昼間は全員一緒に居て、夜は全員別々に寝る。それだけだ。
キュゥべえが判別方法とやらを見付けるまでの辛抱だよ」
269 = 140 :
む
270 = 52 :
きょこきょこ
271 = 135 :
化け物だったらソウルジェムが苦らないからそれで判別できるか
272 = 1 :
まどか「杏子、ちゃん……あ、あの、えっと……。も、もしも、ね?
本当はニセモノなんか居なくて、それで、みんな無事に、帰れたら……」
杏子「……心配すんな。そんときゃ全部水に流すよ。
さっきは……あたしもカッとなっちまった。
こんな状況じゃ、互いを疑うのは何も悪いことじゃない。
ほむらの言う通り、疑ってかかるべきなんだよ、あたしたちは。
だけどもし、全員無事で帰れたら……。そしたらお互い、こんなことはさっぱり忘れようぜ」
まどか「う、うん……!」
マミ「……ごめんね、佐倉さん」
杏子「謝んなって。あたしだって今、マミを疑ってんだからさ。
あんたに疑いの目をかけられるのはこれで二度目だから余計にね」
マミ「っ……」
杏子「とにかく……あたしたちは、互いの疑いが完全に晴れるまでは敵同士だ。
もうこうなったら徹底的に警戒してやるから、あんたたちもそのつもりで居なよ」
ほむら「……あなたも十分割り切れているじゃない」
杏子「ふん……あんたほどじゃないさ」
273 :
今思ったが
魔法少女なら頭を打ち抜いても死なないんじゃないの?
274 :
・
・
・
その後は、今度こそ全員お互いを目で確認できる位置を保ったまま、非常食を集めた。
そして、行きよりも圧倒的に強い警戒心を持ちながら、ペンションへと戻る。
食料を集めるほんの数分の間に、多少は和らいだと思った雰囲気は再び……
いや、より殺伐としたものへと変わった。
まどか「……どうして、こんなことになっちゃったのかな……」
さやか「まどか……」
まどか「昨日までは、あんなに楽しかったのに……みんな、仲良しだったのに……」
さやか「……仕方ないよ。あんな化け物が紛れ込んでるって言うんじゃ……」
杏子「おい、2人とも何をこそこそ話してんのさ」
275 :
まどまど
276 = 140 :
ほ
277 :
む
279 = 274 :
まどか「き、杏子ちゃん……」
さやか「何って……別に、なんでもないわよ。あたしとまどかが話してちゃいけないわけ?」
杏子「あぁ、いけないね。化け物同士で、あたしたちを全滅させる相談なんかされたら困るからさ」
まどか「え……?」
さやか「はぁ!?あたしのことを疑うのは仕方ないよ!でもまどかは関係ないでしょ!?
もう確かめたじゃん!まどかは化け物なんかじゃないって!!
それにキュゥべえだって、さっきあたしとまどかには何もなかったって……!」
杏子「はっ、どうだか?大体、キュゥべえの証言だって
それが本当だって証明する証拠なんてありゃしないんだ。
仮にあの建物で何もなかったとしても、
昨日の夜から今までの間にも何もなかったなんて言いきれるのかよ?」
281 :
まどかちゃんが毎回頸動脈切られてだんだん気持ちよくなってくる展開
282 = 275 :
きょこきょこ?
283 = 274 :
QB「君たちと一緒に居る以外は、僕がずっとまどかに付いていたよ。
まさか、君はまだ僕を疑っているのかい?」
杏子「あんたが化け物じゃないってのは信じてやる。
だが、それがまどかが襲われていない証拠にはならないってことさ。
こいつは魔法少女じゃない。
少し傷を付けられるだけであっという間にあいつらの仲間入りだ。
山の中を歩いてる間に、ほんの一瞬の隙を見つければそれでおしまいさ」
まどか「そ、それは……」
さやか「な、何言ってんのよ!?
アレにやられたらその瞬間に気を失うってキュゥべえが……」
杏子「だから、それが本当だって証明できるのかって言ってるんだよ。
例外があるかもしれないだろ?それとも、気を失わずに
あいつらの仲間入りをしちまう可能性が絶対ないって言い切れるか?」
QB「……確かに、100%そうとは言い切れない。アレはまだまだ謎の多い生物だからね」
285 :
頭打ち抜いて死ぬなら
さっさと魔法少女の頭打ち抜けばいいのに
286 :
脳破壊で死ぬのは普通の人間に成り代わった奴だろ
魔法少女の成り代わりは死なないんじゃね
287 = 274 :
さやか「だ、だったら調べれば良いじゃない!まどかの体に傷があるかどうか!」
杏子「はぁ……そんなもん、あんたたちに化けたニセモノがすぐ治すに決まってんじゃん」
さやか「っ……」
QB「やれやれ……僕の言うことまで疑い始めたらキリがないと思うんだけどな」
杏子「ふん……。あんたの言葉を信じるかどうかは、あたしが自分で判断するよ。
今この状況で信用できるのは、自分だけだ。
この目で見たわけでもないのに信じろっていう方が無理だね。
とにかく、もうあたしたちの中で絶対本物だって言い切れる奴は居ないんだよ」
マミ「……鹿目さんの疑いだけは、晴らせるんじゃないかしら」
まどか「え……」
ほむら「巴さん、あなたまさか……!」
さやか「ま、またあんなことする気なの!?」
288 = 285 :
魔法少女のソウルジェムガ細胞入れ替わったやつの体まで治すかがそもそも疑問だしなぁ
289 = 275 :
まみまみ?
290 = 274 :
杏子「……確かにもう一度あれをやれば、まどかの疑いだけは晴らせるかもね。
そうと決まれば早速やるか。おいあんたら、準備しな」
まどか「そ……そんな、ま、また、あんな……?」
ほむら「私は反対よ。もう二度と、まどかのあんな姿を見たくない……!」
さやか「あ、あたしだって嫌だよ!」
杏子「必死になって庇うのは、お仲間の正体を見破られたら困るからかい?」
さやか「ッ……このっ……!」
QB「残念だけど、マミ、杏子。その手は多分、もう二度と使えないよ」
マミ「……どうして?」
QB「まどかがもう、その方法を知ってしまっているからさ。
もし今のまどかがニセモノだとして、失血させられたとしても……。
きっと敢えて血を生産せずに、自ら気を失うだろう。
そうすれば君たちに助けてもらえることを、既に知っているからね」
291 :
あんあんは男もまどっちも切っちゃうなんてすごいなあ
292 = 274 :
ほむら「そうよ……。アレは、獲物の記憶まで完全にコピーする。
まどかがあの方法を知ってしまった以上、もう同じ手は使えないわ」
まどか「じ、じゃあ……もう、良いんだよね?あんなの、やらなくて……」
さやか「当たり前だよ!どっちにしろあたしは、もう二度とあんなことしたくない……!」
杏子「……ってことは、やっぱり今のところは打つ手なし……。
まどかの疑いを晴らす方法もない、ってことだな」
さやか「だから……!なんでそんなに、まどかを疑いたがるのよ!?」
杏子「勘違いすんな。あたしは全員を疑ってる。別にまどか1人を疑ってるわけじゃない」
マミ「美樹さん、よく考えて。佐倉さんだって、真っ先に鹿目さんの疑いを晴らそうとしてくれてたのよ?」
さやか「それは……!そうですけど……」
杏子「……だが、結局また振り出しだ。
キュゥべえが何かはっきりした方法を見付けないことにはどうにもならないよ」
QB「そうだね。取り敢えず、君たちが眠りにつく時間までは死体を調べることにするよ」
294 = 274 :
・
・
・
ペンションに着く。
キュゥべえは外で死体を調べ、リビングに居るのは5人だけ。
しかし、全員一言も喋らず、空気は張り詰めている。
そんな沈黙を破ったのは、まどかのおずおずとした声だった。
まどか「あ、あの、杏子ちゃん……?」
杏子「……なんだよ」
まどか「えっと……さ、さっきはありがとう!
杏子ちゃん、わたしの疑いを晴らそうとしてくれてたんだよね!わたし……」
杏子「やめな」
まどか「え……」
杏子「そうやって優しくして。あたしの油断でも誘ってんのか?」
295 :
面白い
296 = 275 :
まどまどきょこきょこ
297 = 274 :
まどか「そ、そんな……!わたしは……」
杏子「……あんたみたいに良い子ぶってる奴が一番怪しいんだよ。
自分だって化け物候補の1人だってことを忘れるんじゃない」
ほむら「杏子……もう少し、言葉を選んだらどうなの」
さやか「そ、そうだよ!まどかは、あんたのことを気遣って……!」
杏子「だから、そういう奴が一番怪しいんだっての」
さやか「ッ……」
マミ「暁美さん、美樹さん。気持ちはわかるけれど……佐倉さんの言うことも尤もよ。
みんなの警戒心が最大に高まっている今、
敵が少しでもそれを解こうとしてくるのは当然のことなんだから」
さやか「ま、マミさんまで……」
マミ「正直に言うとね、周りを警戒して誰も寄せ付けようとしない佐倉さんより……。
優しく近付いてくる鹿目さんの方が、ずっと怪しいの」
298 :
みんな死ぬしかryと錯乱しないマミさんが一番怪しい
299 :
ほむほむが寄生されたら魔法で時止められて終わりか
となると確実に寄生されてないと言える・・・のか?
300 = 291 :
寄生されたら固有魔法は使えないんじゃね
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