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元スレモバP「プロダクションを建てたのに……」
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P(アイドルのプロデュースに夢見てプロダクションを建てたものの…。)
P(所属アイドルがまだいない…。)
P(まだ設立して一週間もたってないからしょうがないが、どうしたものか…。)
ちひろ「………」カタカタ
P(事務員のちひろさんはいるが、特に仕事も無いので暇を持て余している。)
P(そもそもアイドルってどうやってスカウトすりゃ良いんだ!?)
ちひろ「Pさん、お知り合いからメール来てますよ。」
P「えっ!あ、ありがとう確認するよ。」
P(宣伝もロクにしてないのに、メールとは変な話だな…。)カチカチ
『 やっほー、P君元気してる?君の大親友CuPだよー。
プロダクション設立したんだって?
酷いなぁー言ってくれたらいいのに…。
ボクにでも何か手伝えることがあったら言ってよ、
P君ならいつでも大歓迎さ!
ってなわけでいつでも遊びに来てねー。
Cute P』
P「………」
P(所属アイドルがまだいない…。)
P(まだ設立して一週間もたってないからしょうがないが、どうしたものか…。)
ちひろ「………」カタカタ
P(事務員のちひろさんはいるが、特に仕事も無いので暇を持て余している。)
P(そもそもアイドルってどうやってスカウトすりゃ良いんだ!?)
ちひろ「Pさん、お知り合いからメール来てますよ。」
P「えっ!あ、ありがとう確認するよ。」
P(宣伝もロクにしてないのに、メールとは変な話だな…。)カチカチ
『 やっほー、P君元気してる?君の大親友CuPだよー。
プロダクション設立したんだって?
酷いなぁー言ってくれたらいいのに…。
ボクにでも何か手伝えることがあったら言ってよ、
P君ならいつでも大歓迎さ!
ってなわけでいつでも遊びに来てねー。
Cute P』
P「………」
P(会社宛てのメールで、なんつー気の抜けた文章だ…。)
ちひろ「行くんですか?」
P(あ、これちひろさんにも届いてるのか。)
ちひろ「Cuteプロダクションと言えば、この業界でもかなりの大手ですし」
ちひろ「右も左もわからない今ならかなりのチャンスだと思うんですか?」
P「なんだ…、気づいてたのか。」
ちひろ「毎日しかめっ面してたら誰でも気づきますよ。」
P「そうだな、是非とも大手のノウハウってやつを見せてもらいに行ってくるよ。」
ちひろ「はい!いってらっしゃい。」
ちひろ「行くんですか?」
P(あ、これちひろさんにも届いてるのか。)
ちひろ「Cuteプロダクションと言えば、この業界でもかなりの大手ですし」
ちひろ「右も左もわからない今ならかなりのチャンスだと思うんですか?」
P「なんだ…、気づいてたのか。」
ちひろ「毎日しかめっ面してたら誰でも気づきますよ。」
P「そうだな、是非とも大手のノウハウってやつを見せてもらいに行ってくるよ。」
ちひろ「はい!いってらっしゃい。」
P「Cuteプロダクションはここか…。」
P(何階建てだこりゃ!?うちとは月とスッポンだな。)
P(あいつの職場見たことなかったが、こんなにでっかいビルだったとは…。)
P(まぁ、ここでつっ立ってても仕方ない、前進あるのみ!)
ガー
受付「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
P「お世話になっております。私、モバプロのPと申します。」
P「CuP様はいらっしゃいますでしょうか?」
受付「かしこまりました、少々お待ちください。」
P(受付嬢も美人だし、何か緊張するなぁ…。)
受付「お待たせ致しました、24階のレッスン場へ来てくださいとの事です。」
受付「これがゲストカードになります。奥のエレベータからどうぞ。」
P「ありがとうございます。」
P(何階建てだこりゃ!?うちとは月とスッポンだな。)
P(あいつの職場見たことなかったが、こんなにでっかいビルだったとは…。)
P(まぁ、ここでつっ立ってても仕方ない、前進あるのみ!)
ガー
受付「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」
P「お世話になっております。私、モバプロのPと申します。」
P「CuP様はいらっしゃいますでしょうか?」
受付「かしこまりました、少々お待ちください。」
P(受付嬢も美人だし、何か緊張するなぁ…。)
受付「お待たせ致しました、24階のレッスン場へ来てくださいとの事です。」
受付「これがゲストカードになります。奥のエレベータからどうぞ。」
P「ありがとうございます。」
P(うぅ…、何か大企業って訪問するだけで胃に来るなぁ…。)
P「でも、こんな機会も増えるだろうし弱音は言ってられないな。」
P「えーっと、レッスン場レッスン場…。あった、ここだ。」
「そこっ!ステップが遅れているぞ!もう一回やり直し!」
P(な、なんだぁ軍隊みたいな声が聞こえるぞ。)
P(あれはマストレさんか、有名なトレーナーを雇ってるんだな。)
P(とりあえず入ってみるか…。)
コンコン
「はーい、どうぞ。」
P「し、失礼します。モバプロのPと申します。」
CuP「Pくぅーん!さみしかったよー!」ダキッサワサワ
P「ヒィッ!抱きつくな、ついでに尻を触るな!」
CuP「だって、一か月連絡なかったじゃん。」
P「忙しかったのは知ってるだろ!?」
CuP「それとこれとは別だよー。」
P「でも、こんな機会も増えるだろうし弱音は言ってられないな。」
P「えーっと、レッスン場レッスン場…。あった、ここだ。」
「そこっ!ステップが遅れているぞ!もう一回やり直し!」
P(な、なんだぁ軍隊みたいな声が聞こえるぞ。)
P(あれはマストレさんか、有名なトレーナーを雇ってるんだな。)
P(とりあえず入ってみるか…。)
コンコン
「はーい、どうぞ。」
P「し、失礼します。モバプロのPと申します。」
CuP「Pくぅーん!さみしかったよー!」ダキッサワサワ
P「ヒィッ!抱きつくな、ついでに尻を触るな!」
CuP「だって、一か月連絡なかったじゃん。」
P「忙しかったのは知ってるだろ!?」
CuP「それとこれとは別だよー。」
キュートPは同性愛者
クールPは性犯罪者
パッションPは変質者
なおちひろさんとトレーナー四姉妹はどれにも属さない模様
クールPは性犯罪者
パッションPは変質者
なおちひろさんとトレーナー四姉妹はどれにも属さない模様
>>10
良かった俺逮捕されずに済むわ
良かった俺逮捕されずに済むわ
島村卯月「あ、あのプロデューサー?」
佐久間まゆ「だれなんですかぁ?その人は?」
CuP「あぁ、皆紹介するよ。この人はP君、ボクの大親友さ!」
P「あ、どうもモバプロのPと申します。」
シーン ヒソヒソ
P(さっきのやり取りで絶対ヤバイ関係に見られてるわ…。)
CuP「まま、立ち話もなんだし応接室に行こうか。」
P「そ、そうだな俺にはこの空気に耐えれそうにないわ。」
P(さっきから何か殺意を感じるしな…。)
CuP「皆はこのままレッスンを続けててねぇー。」
ガチャッ
五十嵐響子「あんなCuPさん初めて見ました…。」
緒方智絵里「あ、あの人…誰なんでしょう?」
まゆ「………」ギリッ!
佐久間まゆ「だれなんですかぁ?その人は?」
CuP「あぁ、皆紹介するよ。この人はP君、ボクの大親友さ!」
P「あ、どうもモバプロのPと申します。」
シーン ヒソヒソ
P(さっきのやり取りで絶対ヤバイ関係に見られてるわ…。)
CuP「まま、立ち話もなんだし応接室に行こうか。」
P「そ、そうだな俺にはこの空気に耐えれそうにないわ。」
P(さっきから何か殺意を感じるしな…。)
CuP「皆はこのままレッスンを続けててねぇー。」
ガチャッ
五十嵐響子「あんなCuPさん初めて見ました…。」
緒方智絵里「あ、あの人…誰なんでしょう?」
まゆ「………」ギリッ!
CuP「まぁ、適当にかけてよ。」
P「すまんな、レッスン中に押し掛けてしまって。」
CuP「気にしなくていいよー、でもメールしてすぐに来てくれて嬉しいよ。でも、今日はどうしたの?」
P「あぁ、プロダクションを建てたまでは良かったんだが、恥ずかしながら、右も左もわからなくてな…。」
CuP「んー、P君はボクみたいに雇われじゃないからアドバイスしてくれる人もいないだろうしね。」
CuP「それで、何を聞きたいの?」
P「ズバリなんだが、アイドルってどうやってスカウトした?あっ、後隣に座らないでくれるか?」
CuP「つれないなぁー。まぁ今なら、ネットとかメディアとか色々あると思うけど?」
P「一応、街角スカウト的な感じで探そうと思ってるんだが…。」
CuP「なるほどね、じゃあさ、P君にとってアイドルってどんなイメージ?」
P「イメージか、月並みだけど可愛かったり歌が上手かったりとかな?」
CuP「でもさ、そこら辺歩いてる女の子を見てもそんな事わからないでしょ?」
CuP「ボクは結局直感だと思うな。」
P「簡単に言ってくれるなぁ…。」
P「すまんな、レッスン中に押し掛けてしまって。」
CuP「気にしなくていいよー、でもメールしてすぐに来てくれて嬉しいよ。でも、今日はどうしたの?」
P「あぁ、プロダクションを建てたまでは良かったんだが、恥ずかしながら、右も左もわからなくてな…。」
CuP「んー、P君はボクみたいに雇われじゃないからアドバイスしてくれる人もいないだろうしね。」
CuP「それで、何を聞きたいの?」
P「ズバリなんだが、アイドルってどうやってスカウトした?あっ、後隣に座らないでくれるか?」
CuP「つれないなぁー。まぁ今なら、ネットとかメディアとか色々あると思うけど?」
P「一応、街角スカウト的な感じで探そうと思ってるんだが…。」
CuP「なるほどね、じゃあさ、P君にとってアイドルってどんなイメージ?」
P「イメージか、月並みだけど可愛かったり歌が上手かったりとかな?」
CuP「でもさ、そこら辺歩いてる女の子を見てもそんな事わからないでしょ?」
CuP「ボクは結局直感だと思うな。」
P「簡単に言ってくれるなぁ…。」
CuP「ふふっ、それが今のP君の仕事でもあるしさ。きっとわかるよ、この子をアイドルにしてみたいって気持ちがさ。」
CuP「そう思ったら絶対逃がさないことだね。後はひたすら数をこなすこと。こんなので参考になるかな?」
P「あぁ、改めて言われると少し光が見えた気がするよ。とりあえず数をこなしてみようと思う。」
CuP「その意気その意気、応援してるよ。」
ガチャ
まゆ「失礼します。お茶をお持ちしました。」
CuP「ありがと、まゆ。」
P「ありがとうございます。」
まゆ「うふふ、CuPさんまた後で…。」
ガチャ
P「今の可愛い子だな。」
CuP「彼女は佐久間まゆって言う子だよ。彼女も街角スカウトだよ。」
P「へー、意外だな。そんな感じしなかったよ。」
CuP「あっ、そのお茶飲まない方が良いと思うよ。本気でヤバイから。」
P(アイドルって難しいな…。)
CuP「そう思ったら絶対逃がさないことだね。後はひたすら数をこなすこと。こんなので参考になるかな?」
P「あぁ、改めて言われると少し光が見えた気がするよ。とりあえず数をこなしてみようと思う。」
CuP「その意気その意気、応援してるよ。」
ガチャ
まゆ「失礼します。お茶をお持ちしました。」
CuP「ありがと、まゆ。」
P「ありがとうございます。」
まゆ「うふふ、CuPさんまた後で…。」
ガチャ
P「今の可愛い子だな。」
CuP「彼女は佐久間まゆって言う子だよ。彼女も街角スカウトだよ。」
P「へー、意外だな。そんな感じしなかったよ。」
CuP「あっ、そのお茶飲まない方が良いと思うよ。本気でヤバイから。」
P(アイドルって難しいな…。)
1時間後…
P「おっと、もう1時間も話してたのか…。」
CuP「ありゃりゃ、久しぶりだから話しこんじゃったね。」
P「すまんな、忙しいところ邪魔したうえに時間とらせて。」
CuP「大丈夫だよ、また遊びに来てね。」
CuP「CoP君もPaP君も会いたがってたし、また皆で集まろうよ。」
P「そうだな、落ち着いたらまた誘うよ。」
CuP「それじゃ、ボクも仕事に戻るよ。ゲストカードは受付に返してくれたら良いから。」
P「今日はありがとうな。色々参考になったよ。」
CuP「ふふっ、P君のためならお安いご用さ。」
P(CuPと別れた後、早速繁華街に出てみたものの…。)
P(結果は惨敗、良いなと思う子に声をかけても全部無視…。)
P(考えてみりゃナンパもしたこと無いのにいきなりスカウトだもんな…。)
P「おっと、もう1時間も話してたのか…。」
CuP「ありゃりゃ、久しぶりだから話しこんじゃったね。」
P「すまんな、忙しいところ邪魔したうえに時間とらせて。」
CuP「大丈夫だよ、また遊びに来てね。」
CuP「CoP君もPaP君も会いたがってたし、また皆で集まろうよ。」
P「そうだな、落ち着いたらまた誘うよ。」
CuP「それじゃ、ボクも仕事に戻るよ。ゲストカードは受付に返してくれたら良いから。」
P「今日はありがとうな。色々参考になったよ。」
CuP「ふふっ、P君のためならお安いご用さ。」
P(CuPと別れた後、早速繁華街に出てみたものの…。)
P(結果は惨敗、良いなと思う子に声をかけても全部無視…。)
P(考えてみりゃナンパもしたこと無いのにいきなりスカウトだもんな…。)
ガチャッ
P「ただいまー。」
ちひろ「Pさん、お疲れ様です。どうでしたCuteプロダクションは?」
P「あぁ、色々と勉強になったよ。準備が甘かったと再認識させられた。」
ちひろ「ふふっ、まぁうちとは規模もやり方も違いますからね。」
P「ちひろさん、俺はちょっとしたらまたスカウトに行こうと思うから。」
P「定時にならなくても上がってて大丈夫だよ、戸締りだけお願い。」
ちひろ「んー、ダメですね。」
P「え、何が?」
ちひろ「Pさんの顔ですよ、思いつめて疲れた顔してますよ。」
ちひろ「そんな顔でスカウトって言われても話聞こうって気になりません。」
P「そ、そんな酷いかな…?」
P「ただいまー。」
ちひろ「Pさん、お疲れ様です。どうでしたCuteプロダクションは?」
P「あぁ、色々と勉強になったよ。準備が甘かったと再認識させられた。」
ちひろ「ふふっ、まぁうちとは規模もやり方も違いますからね。」
P「ちひろさん、俺はちょっとしたらまたスカウトに行こうと思うから。」
P「定時にならなくても上がってて大丈夫だよ、戸締りだけお願い。」
ちひろ「んー、ダメですね。」
P「え、何が?」
ちひろ「Pさんの顔ですよ、思いつめて疲れた顔してますよ。」
ちひろ「そんな顔でスカウトって言われても話聞こうって気になりません。」
P「そ、そんな酷いかな…?」
ちひろ「自分じゃわかりませんよ、というわけではいっ!」ズイッ
P「ギ、ギター??」
ちひろ「事務所の前の公園なら心配要りませんから好きなだけかき鳴らしてきてください。」
P「ってか、ちひろさんなんで俺の趣味知ってるの?」
ちひろ「引いてるとこ何回か見てますからね。」
ちひろ「頑張るのも良いですが人相手なんだし、リラックスしていかないと。」
P「ありがとう、じゃあお言葉に甘えてくるとするかな…。」
ちひろ「はい、いってらっしゃーい!」
P「ギ、ギター??」
ちひろ「事務所の前の公園なら心配要りませんから好きなだけかき鳴らしてきてください。」
P「ってか、ちひろさんなんで俺の趣味知ってるの?」
ちひろ「引いてるとこ何回か見てますからね。」
ちひろ「頑張るのも良いですが人相手なんだし、リラックスしていかないと。」
P「ありがとう、じゃあお言葉に甘えてくるとするかな…。」
ちひろ「はい、いってらっしゃーい!」
P(この公園、確かに人がいないからギター弾くにはちょうど良いな…。)
P(弾いていくうちに頭のモヤモヤが消えていった。)
P「ちひろさんに従って正解だったな…。」
?「……………」ジーッ
P(ん?あの女の子さっきからずっと俺を見ているな…。)
?「……………」ジーッ
P「え、えっとごめんうるさかったかな…?」
?「……………そこ」
P「え?」
?「私……の……場所」
P「え?あ、ごめんすぐにどくよ。」
トテトテ ポスン
P(不思議な子だな…)
P(弾いていくうちに頭のモヤモヤが消えていった。)
P「ちひろさんに従って正解だったな…。」
?「……………」ジーッ
P(ん?あの女の子さっきからずっと俺を見ているな…。)
?「……………」ジーッ
P「え、えっとごめんうるさかったかな…?」
?「……………そこ」
P「え?」
?「私……の……場所」
P「え?あ、ごめんすぐにどくよ。」
トテトテ ポスン
P(不思議な子だな…)
?「……………」ジーッ
P「ま、まだ何か…?」
?「もう…………弾かないの?」
P「ギターのことかい?」
?「……………」コクッ
P「あ、あぁ。じゃあ隣座って弾いても大丈夫?」
?「……………」コクッ
P「リクエストは何かあるかな…?」
?「……………」フルフル
P「OK、じゃあ適当に弾くとするよ。」
P「ま、まだ何か…?」
?「もう…………弾かないの?」
P「ギターのことかい?」
?「……………」コクッ
P「あ、あぁ。じゃあ隣座って弾いても大丈夫?」
?「……………」コクッ
P「リクエストは何かあるかな…?」
?「……………」フルフル
P「OK、じゃあ適当に弾くとするよ。」
P(それから、一通り弾いてみたが特に彼女の反応は無かった。)
P(ただ、一点を見つめ続け座っているだけ…。)
P「ふぅ、これで一通り弾いたかな。」
?「……………」ジーッ
P「もうちょっと弾こうか?」
?「ううん……今日はもう……帰るから。」
P「そっか、気をつけてね。」
?「……………」コクッ
P「あ、あの俺はPって言うんだけど、もし良かったら名前教えてもらって良いかな?」
雪美「…佐城…………雪美」
P「雪美ちゃんか、また明日もここで弾かせてもらって良いかな?」
雪美「…明日も来て…約束……忘れないで。」
P「わかった約束するよ。」
タッタッタッタッ
P(ただ、一点を見つめ続け座っているだけ…。)
P「ふぅ、これで一通り弾いたかな。」
?「……………」ジーッ
P「もうちょっと弾こうか?」
?「ううん……今日はもう……帰るから。」
P「そっか、気をつけてね。」
?「……………」コクッ
P「あ、あの俺はPって言うんだけど、もし良かったら名前教えてもらって良いかな?」
雪美「…佐城…………雪美」
P「雪美ちゃんか、また明日もここで弾かせてもらって良いかな?」
雪美「…明日も来て…約束……忘れないで。」
P「わかった約束するよ。」
タッタッタッタッ
P(それから彼女との不思議な関係がはじまった。)
P(昼過ぎまでスカウトに走り。その後は彼女の隣でギターを弾く。)
P(雪美ちゃんは何を言うことも無く、隣に座っていて時間になれば帰っていく。)
P「まるで、シンデレラだな…。」
雪美「…………?」
P「いや、何でもないさ。それより明日なんだけどちょっと用事があって来れそうに無いんだ。」
雪美「嫌……明日も………来て。」
P「行きたいところなんだけど、どうしても外せない用事なんだ。うちみたいな貧乏会社は顔を出さないとさ。」
雪美「いつ……終わるの?」
P「夜は遅くかな、いつも雪美ちゃんが帰る時間よりもずっと遅くさ。」
雪美「わかった………待ってる。」
P「そりゃ駄目だ、夜中に女の子一人じゃ危ないよ。」
雪美「……今日は…もう……帰る。」
タッタッタッタッ
P「あ、ちょっと待って!絶対待ってちゃ駄目だぞー!」(だ、大丈夫かな?今から心配になってきた…。)
P(昼過ぎまでスカウトに走り。その後は彼女の隣でギターを弾く。)
P(雪美ちゃんは何を言うことも無く、隣に座っていて時間になれば帰っていく。)
P「まるで、シンデレラだな…。」
雪美「…………?」
P「いや、何でもないさ。それより明日なんだけどちょっと用事があって来れそうに無いんだ。」
雪美「嫌……明日も………来て。」
P「行きたいところなんだけど、どうしても外せない用事なんだ。うちみたいな貧乏会社は顔を出さないとさ。」
雪美「いつ……終わるの?」
P「夜は遅くかな、いつも雪美ちゃんが帰る時間よりもずっと遅くさ。」
雪美「わかった………待ってる。」
P「そりゃ駄目だ、夜中に女の子一人じゃ危ないよ。」
雪美「……今日は…もう……帰る。」
タッタッタッタッ
P「あ、ちょっと待って!絶対待ってちゃ駄目だぞー!」(だ、大丈夫かな?今から心配になってきた…。)
翌日…
P「ふー、もう九時か。話だけだと思っていたら予想以上に時間を食ったな。」
P「さ、さすがにいないよな…?」チラッ
雪美「……………」
P(いたー!?)
タッタッタッタッ
P「ゆ、雪美ちゃん、何やってんの……?」
雪美「………うん?」
P「そんな、不思議そうな顔しなくても…。」
雪美「P………ここ……。私の……隣……。」
P「まいったな…、じゃあちょっと座らせてもらうよ。」
P「あの、お母さんとかには連絡はしたかい?」
雪美「……………」フルフル
P「だよなぁ…、とりあえず送っていくからお家に帰ろう?」
雪美「………嫌……」
P「ふー、もう九時か。話だけだと思っていたら予想以上に時間を食ったな。」
P「さ、さすがにいないよな…?」チラッ
雪美「……………」
P(いたー!?)
タッタッタッタッ
P「ゆ、雪美ちゃん、何やってんの……?」
雪美「………うん?」
P「そんな、不思議そうな顔しなくても…。」
雪美「P………ここ……。私の……隣……。」
P「まいったな…、じゃあちょっと座らせてもらうよ。」
P「あの、お母さんとかには連絡はしたかい?」
雪美「……………」フルフル
P「だよなぁ…、とりあえず送っていくからお家に帰ろう?」
雪美「………嫌……」
P「もしかして、ギター聞きたい感じ?」
雪美「………うん」コクッ
P「はぁ…、ここは冷えるからいったん事務所に行こうか、ギターも持って無いし。」
雪美「…事務所……?」
P「一応、これでも代表だからね。Fランクプロダクションだけど…。」
雪美「わかった………。」
ガチャッ
P「お疲れ様です。今戻りました。」
ちひろ「お帰りなさい、あら?」
雪美「……………」
ちひろ「Pさん…、いくらスカウトできないからって誘拐はちょっと…。」
P「ち、違いますよ!?この子が前に言ってた雪美ちゃんです。」
P「今日は俺が帰ってくるのを待ってたみたいで…。」
ちひろ「ふふっ、冗談ですよ。そうじゃないかなぁと思ってましたし。」
雪美「………うん」コクッ
P「はぁ…、ここは冷えるからいったん事務所に行こうか、ギターも持って無いし。」
雪美「…事務所……?」
P「一応、これでも代表だからね。Fランクプロダクションだけど…。」
雪美「わかった………。」
ガチャッ
P「お疲れ様です。今戻りました。」
ちひろ「お帰りなさい、あら?」
雪美「……………」
ちひろ「Pさん…、いくらスカウトできないからって誘拐はちょっと…。」
P「ち、違いますよ!?この子が前に言ってた雪美ちゃんです。」
P「今日は俺が帰ってくるのを待ってたみたいで…。」
ちひろ「ふふっ、冗談ですよ。そうじゃないかなぁと思ってましたし。」
>>36
密度で勝負するにぃ
密度で勝負するにぃ
雪美「……P………この人は?」
P「あ、あぁ。彼女は事務員のちひろさんだよ。」
ちひろ「千川ちひろです。宜しくね雪美ちゃん。」
雪美「……………」ペコリ
ちひろ(あら、かわいい。お人形さんみたいね。)
P「とりあえず、先に親御さんに電話しとかないと。」
P「雪美ちゃん、自分の家に電話かけてお母さんに説明してもらえるかい?」
雪美「………うん。」
ピポパポ
雪美「…もしもし…。」
雪美「…うん…大丈夫…Pと…いるから。」
P(その説明で、大丈夫なのか??)
雪美「……P…代わってほしいって。」
P「あ、あぁ。彼女は事務員のちひろさんだよ。」
ちひろ「千川ちひろです。宜しくね雪美ちゃん。」
雪美「……………」ペコリ
ちひろ(あら、かわいい。お人形さんみたいね。)
P「とりあえず、先に親御さんに電話しとかないと。」
P「雪美ちゃん、自分の家に電話かけてお母さんに説明してもらえるかい?」
雪美「………うん。」
ピポパポ
雪美「…もしもし…。」
雪美「…うん…大丈夫…Pと…いるから。」
P(その説明で、大丈夫なのか??)
雪美「……P…代わってほしいって。」
P「わ、わかった。あ、もしもし。お電話代わりましたPと申します。」
母「もしもし、雪美の母です。すみません娘がご迷惑をおかけしたみたいで…。」
P「いえ、とんでもないです。こちらこそ遅くまで待たせるような事をしたので。娘さんはすぐにお送りいたします。」
母「そんな、悪いです。こちらから迎えに行きますので。」
P「気になさらないでください。元はと言えばこちらの都合でこうなってので。」
母「…わかりました。では、お言葉に甘えさせて頂けますか?」
P「わかりました。では近辺の何か目印になるような場所を教えてもらますか?」
母「○○駅前のコンビニまで来ていただければ大丈夫です。」
P「了解です。では、また近くまで行ったらお電話いたします。」
母「済みませんが、宜しくお願いします。」
母「もしもし、雪美の母です。すみません娘がご迷惑をおかけしたみたいで…。」
P「いえ、とんでもないです。こちらこそ遅くまで待たせるような事をしたので。娘さんはすぐにお送りいたします。」
母「そんな、悪いです。こちらから迎えに行きますので。」
P「気になさらないでください。元はと言えばこちらの都合でこうなってので。」
母「…わかりました。では、お言葉に甘えさせて頂けますか?」
P「わかりました。では近辺の何か目印になるような場所を教えてもらますか?」
母「○○駅前のコンビニまで来ていただければ大丈夫です。」
P「了解です。では、また近くまで行ったらお電話いたします。」
母「済みませんが、宜しくお願いします。」
ちひろ「大丈夫そうでしたか?」
P「何だか逆に気を使われちゃったよ。んで、今から車で送って行くことになった。」
ちひろ「わかりました。じゃあ事務所は閉めておきますね。」
P「お願いするよ。今日の会議の事はまた明日話すよ。」
雪美「…P……。」クイクイ
P「………一曲だけだぞ…。」
ちひろ「ふふっ、可愛いお姫様だこと。」
ブゥーン
P「駅前のコンビニはここか。雪美ちゃんお母さんはいるかい?」
雪美「…いる…コンビニの前…。」
P「あの人か、じゃあ行こうか雪美ちゃん。」
P「何だか逆に気を使われちゃったよ。んで、今から車で送って行くことになった。」
ちひろ「わかりました。じゃあ事務所は閉めておきますね。」
P「お願いするよ。今日の会議の事はまた明日話すよ。」
雪美「…P……。」クイクイ
P「………一曲だけだぞ…。」
ちひろ「ふふっ、可愛いお姫様だこと。」
ブゥーン
P「駅前のコンビニはここか。雪美ちゃんお母さんはいるかい?」
雪美「…いる…コンビニの前…。」
P「あの人か、じゃあ行こうか雪美ちゃん。」
>>47 残念ながら…
P「済みません待たせてしまって。雪美ちゃんのお母さんでしょうか?」
母「あら?あなたがPさんでしょうか?」
P「はい、お初にお目にかかります。Pです。」
母「いつも雪美がお世話になっております。雪美の母です。」
P「あれ?そう言えば俺の事を知ってらしたんですね。」
母「えぇ、いつも雪美が楽しそうに話してますから。」
母「そうだ、もし良かったらお茶でも飲んで行きませんか?」
P「え?いや、流石にもう遅いですし悪いですよ。」
母「お気になさらないで下さい。色々お話もお聞きしたいですし。」
雪美「……P…行こう?」
P(断れそうな雰囲気じゃないな……。)
P「わかりました。それでは少しお邪魔します…。」
P「済みません待たせてしまって。雪美ちゃんのお母さんでしょうか?」
母「あら?あなたがPさんでしょうか?」
P「はい、お初にお目にかかります。Pです。」
母「いつも雪美がお世話になっております。雪美の母です。」
P「あれ?そう言えば俺の事を知ってらしたんですね。」
母「えぇ、いつも雪美が楽しそうに話してますから。」
母「そうだ、もし良かったらお茶でも飲んで行きませんか?」
P「え?いや、流石にもう遅いですし悪いですよ。」
母「お気になさらないで下さい。色々お話もお聞きしたいですし。」
雪美「……P…行こう?」
P(断れそうな雰囲気じゃないな……。)
P「わかりました。それでは少しお邪魔します…。」
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