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    元スレシンジ「どうして本、読んでくれないの?」レイ「命令にないから」

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    1 :

    シンジ「僕が持ってきた本、読んでないよね?」

    レイ「……」

    シンジ「どうして、読んでくれないの?」

    レイ「命令にないから」

    シンジ「命令か……。じゃあ、もういいよ!!!」

    レイ「……」

    シンジ「僕が音読するから聞いててよ!!!」

    レイ「……」

    シンジ「山の中に、一人の赤鬼が住んでいました」

    シンジ「赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、『心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。』と書いた、立て札を立てました」

    レイ「……」

    2 :

    ……

    3 :

    ホモホモしいピアノの連弾やるぐらいならこっちの方が良かった

    4 :

    カヲルくんが「気持ちいい音をなんたらかんたら」って言ってるところで勃った

    5 = 1 :

    シンジ「―――赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました」

    シンジ「おし、まい……」

    レイ「……」

    シンジ「どうだった?」

    レイ「こんなときどういう顔をすればいいかわからないわ」

    シンジ「そっか。あまり気に入らなかったのか……ごめん」

    レイ「……」

    シンジ「じゃあ、次はもっと面白くするから!!待っててよ!!」

    レイ「……」

    シンジ「お休み!!」

    レイ「……」

    6 :

    シンジ「どうして読んでくれないんだよ!?」

    綾波「えっと…その…」

    シンジ「もういいよ!」

    綾波(碇くん…どうしてこんないやらしい本持ってきたのかしら)

    7 = 1 :

    翌日

    レイ「……」

    シンジ「おかえり」

    レイ「……」

    シンジ「じゃあ、始めるね」

    レイ「……」

    シンジ「カヲルくん」

    カヲル「……」コクッ

    カヲル「……むかし、むかしのことです。山の中に、一人の赤鬼が住んでいました」

    アスカ「あー、私もニンゲンと仲良くしたいわー。何かいい方法ないかしらー?」

    レイ「え……?」

    8 :

    アスカwwwww

    9 = 1 :

    アスカ「そうだ!看板でも立てみるか!」

    アスカ「これでニンゲンとも仲良くなれるはずよ!」

    マリ「なになにー?『心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます』?うわー、うそくさー」

    カヲル「けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした」

    アスカ「むきー、なんでよー!!」

    カヲル「そこへ友達の青鬼がやってきました」

    シンジ「暴れてるね。どうしたの?」

    アスカ「あ、ちょっと聞いてよ、青シンジ」

    レイ「……」

    10 :

    思いの外いい感じにキャラ出てるなwww

    11 = 8 :

    心のやさしい鬼(大嘘)

    12 :

    本を積み上げながら綾波を待ってたシンジ君を見て「こいつマジでどうかしちまってやがるぜ…」と思わずにはいられなかった

    13 = 1 :

    シンジ「分かったよ、アスカ。じゃあ、こうしよう。僕がニンゲンのところへ行って大暴れする。そのときアスカが僕を殴って止めるんだ。そうすればみんなアスカが良い子だって分かってくれるよ」

    アスカ「良いアイディアじゃないの!!」

    カヲル「そしてシンジ君、いや、青鬼は村へと出かけます」

    シンジ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

    マリ「きゃー、やめてー」

    マリ「私には3歳になる娘もいるのにー」

    アスカ「何やってんのよ!!!青シンジ!!!この!!この!!」パシンッ!!!パシンッ!!!

    シンジ「やめてよ!!!アスカ!!!こうしないとみんなわかってくれないんだ!!!」

    アスカ「考えがガキなのよ!!」

    シンジ「くっ……!!分からず屋!!もういいよ!!!僕は帰る!!!」

    カヲル「計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました」

    マリ「赤おにー、今日もあそぼー」

    アスカ「いいわよー」

    レイ「……」

    14 :

    突然始まった芝居に全力で困惑するレイの姿が目に浮かぶ

    15 = 1 :

    アスカ「それにしても、最近、青シンジのこと見ないわねぇ……。あいつ、どうしたのかしら?」

    カヲル「心配になった赤鬼は青鬼の家に行ってみることにしました」

    アスカ「青シンジー、きてやったわよ。あけてー」

    カヲル「しかし、青鬼は家に居らず、戸も固く閉ざされていました。そして、その戸のわきに貼紙がしてあったのです」

    シンジ「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません」

    シンジ「それでぼくは旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達。青鬼」

    アスカ「わーん。青シンジ、ごめんねー」

    カヲル「赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました、とさ。めでたし、めでたし」

    レイ「……」

    カヲル「おかしいね、シンジくん。拍手がないよ?」

    シンジ「あ、それは……。あ、綾波、お願い」

    レイ「……」パチパチ

    カヲル「ありがとう」

    16 :

    この芝居はどこでやってんだよ
    Nervか?

    17 :

    なんで飛鳥とマリオがいんだよ

    18 = 1 :

    マリ「やっばいなぁ。今の演技、イザベラ・ロッセリーニ級って感じ?」

    アスカ「誰よ、それ?」

    カヲル「いい演技だったね。惜しむらくは音楽がなかったことぐらいかな」

    シンジ「綾波、どうだった?」

    レイ「……」

    シンジ「綾波?」

    レイ「ごめんなさい……。どういう顔をしたらいいのかわからないの……」

    シンジ「そんな……。折角、二人を呼んだのに……」

    アスカ「はぁ!?私の演技が不服ってわけぇ!?」

    マリ「じゃあ、次はモンローウォークで登場するから」

    カヲル「なんてことだ。求めるものが高いんだね。それは時に自分を貶めてしまうものなのに」

    レイ「……」

    19 :

    「おかえり」って言ってんだからボロ小屋の前でやってんだろ

    20 :

    面白いぞ

    21 = 1 :

    アスカ「あーあ、白けちゃった。私は帰るわ」

    マリ「私もかえろーっと。んじゃねー」

    シンジ「ありがとう」

    カヲル「僕も先に戻るよ。また明日ね、シンジくん?」

    シンジ「うん」

    レイ「……」

    シンジ「綾波……」

    レイ「……」

    シンジ「僕の知ってる綾波だよね?僕が助けた綾波だよね?!」

    レイ「知らない」

    シンジ「だから……。本を読まないの……?」

    レイ「綾波レイなら、そうするの?」

    シンジ「前の綾波なら涙を流しながら拍手して、ブラボーって叫んでたよ」

    レイ「……そう」

    22 :

    叫ばねーよww

    23 = 3 :

    これはサルベージし損ねたシンジだな

    24 = 1 :

    シンジ「本当に綾波じゃないんだね」

    レイ「……」

    シンジ「分かったよ。もういいよ」

    レイ「……」

    シンジ「今度はもっと面白くするから」

    レイ「……え?」

    シンジ「待っててよ!!」

    レイ「あ……の……」

    シンジ「うわぁぁぁぁ!!!」

    レイ「……」

    レイ「こんなとき、綾波レイならどうするの……?」オロオロ

    25 :

    すっげえ面白いけど
    Q見てないと状況がわかんないだろwww

    26 = 1 :

    翌日

    レイ「……!?」ビクッ

    シンジ「おかえり」

    レイ「……あの……」

    シンジ「また、本、読んでないんだね」

    レイ「め、命令にないから……」

    シンジ「うん。分かってるよ。今の綾波が本を読まないのは。だから、今日も見ていってよ」

    レイ「……」

    シンジ「カヲルくん!!」

    カヲル「やろう、シンジくん」

    レイ「……」

    カヲル「……むかし、むかしあるところにあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」

    レイ「……」

    27 = 1 :

    冬月「茶がうまいな」

    ゲンドウ「ああ」

    冬月「そろそろ、川に洗濯にいかないとな。お前も山へ芝刈りにいく時間だろ?」

    ゲンドウ「ああ……。そうだな。行ってくる」

    カヲル「おばあさんが川で洗濯をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました」

    冬月「これはいい土産になるな。持ってかえろう」

    カヲル「おばあさんは家に桃を持って帰り、そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと、中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました」

    シンジ「僕は桃から生まれた!!!碇シンジです!!!」

    冬月「やったな、碇。男の子だぞ」

    ゲンドウ「ああ。我々の計画通りだ」

    カヲル「おじいさんとおばあさんは桃から生まれたので、桃太郎と名づけました」

    レイ「え……」

    28 :

    ツッコミどころしかない

    29 = 25 :

    脳内再生できるのがくやしいwwwww

    30 :

    再生余裕

    31 = 1 :

    カヲル「桃太郎はスクスク育って、やがて強い男の子になりました。そしてある日、おじいさんは桃太郎を呼び出しました」

    シンジ「な、なに、父さん……?」

    ゲンドウ「鬼が島に行け」

    シンジ「え?何言ってるの?僕には無理だよ、そんな急に……」

    ゲンドウ「やれ」

    シンジ「なんだよ!!いきなり呼び出して!!どうしてそんなこと言うんだよ!!」

    ゲンドウ「行くなら行け。でなければ、帰れ!!」

    シンジ「そんなのできるわけないよ!!!」

    ゲンドウ「……そうか。ならばもういい。お前は用済みだ」

    シンジ「……っ」

    カヲル「桃太郎は強い子です。おじいさんにこう言われると、逃げちゃダメだと自分に言い聞かせます」

    シンジ「逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……。―――行きます。僕が行きます!!」

    カヲル「こうして桃太郎の鬼退治の旅が始まりました」

    レイ「……」

    33 = 8 :

    なんだこれは・・・

    35 = 1 :

    カヲル「桃太郎は旅に出る前、おばあさんに三体のエヴァを貰いました」

    冬月「困ったときは、この3機のエヴァを使え」

    シンジ「はい。分かりました」

    カヲル「そうして、桃太郎は出かけました。そんな旅の途中で桃太郎は犬と出会いました」

    アスカ「桃シンジ、どこに行くのよ?」

    シンジ「ちょっと鬼が島まで」

    アスカ「ふーん。じゃ、その後ろのトレーラーに積んでるエヴァを1機くれたら、お供してあげてもいいわよ?」

    シンジ「うん、いいよ。どれがいい?」

    アスカ「そうね……。この赤い奴でいいわ」

    シンジ「じゃあ、それに乗ってよ、犬アスカ」

    アスカ「わんわん」

    カヲル「桃太郎は犬をお供にし、旅を続けます」

    レイ「……」

    36 :

    脳内再生余裕なうえにシュール
    面白い

    37 = 28 :

    犬アスカかわいい

    38 :

    まあシンジ君は浦島太郎状態なんですけどね

    39 = 1 :

    カヲル「次は猿に出会いました」

    マリ「ちょーっと、まった。桃太郎さん。なんかいい物もってるじゃない。どっか行くの?楽しい場所ならつれていってよ」

    シンジ「鬼が島なんですけど……。楽しくは……」

    マリ「えー?それって鬼と戦うってことでしょ?いいじゃん、たのしそー。私もいくー」

    シンジ「いいの?」

    マリ「勿論、無条件ってわけにはいかないけど……。そーだ、後ろのエヴァを1機くれたら、いいよ?」

    シンジ「どうぞ」

    マリ「やっりぃ。えーと……じゃあ、この機体にしようかなっと」

    シンジ「じゃあ、行きましょう、マリ猿」

    マリ「うきっき」

    カヲル「桃太郎は犬と猿をお供にしました」

    レイ「……」

    40 :

    わんこくんシンジ

    42 = 22 :

    本編がぎすぎすし過ぎてるからこれくらい平和だと和む

    43 = 1 :

    カヲル「その次はキジに出会いました」

    カヲル「よし。時は満ちた。行こうか」

    レイ「……」

    シンジ「君は?」

    カヲル「カヲル。渚カヲル。キジさ」

    シンジ「キジなんだ」

    カヲル「どこに行くんだい?この先は終焉の岬。君が歩むべき道じゃない」

    シンジ「僕は鬼が島に行くんだ」

    カヲル「鬼が島?流石は桃太郎くん。世界を救うために始まりの扉を開こうというんだね?」

    シンジ「……」

    カヲル「わかったよ。僕も行こう。その代償として、君の持つ器を僕にくれるかい?」

    シンジ「エヴァのこと?うん、いいよ。あと、1機しかないけど」

    カヲル「構わないさ。これも運命だからね」

    レイ「……」

    ゲンドウ「こうして、桃太郎は犬と猿と雉をお供にして、鬼が島へと向かった……」

    44 = 41 :

    ナレーターすりかわってる

    45 :

    ゲンドウのナレーションは脳内再生しやすくていいな

    46 = 12 :

    何事もなかったかのようにキジ役でぽか波が出てくるかと思った

    47 :

    凄い流れだなwwwww

    48 :

    これはおもしろい
    支援

    49 :

    ゲンドウと冬月の再生具合がヤバい

    50 :

    カイジのナレーションに変換される


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