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元スレキョン「朝倉、手を離してくれないか? 帰れないじゃないか」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
タグ : - 長門 + - ほのぼの + - キョン + - ハルヒ + - バカップル + - 九曜 + - 朝倉 + - 死にたい + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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1 :

 

2 :

「ウホ?」
「え?」

よく見るとそれは朝倉ではなくあのパフュームとかいうグループのあーちゃんて人だった。

3 = 2 :

「あ、あーちゃんなのか?」
「ウホォッ!」

あーちゃんは嬉しそうに俺に飛びついてきた

4 :

「レイジングストォーム!」

すかさず俺は超必殺技を決める

5 :

朝倉「ふふっ、嫌」

キョン「嫌ってお前な……」

朝倉「だって離したらキョン君帰っちゃうから」

キョン「そりゃあもう夕方だしな。良い子はお家に帰る時間だ」

朝倉「私、悪い子だもの。だから……嫌」

ギュッ

キョン「……とにかく、離してくれ」

6 :

キョン「レイジングストォーム!」

朝倉「お父さんごめーん!!」

7 :

ほら早く書けよ

待っててやるから///

8 = 5 :

キョン「ほら、離してくれ」パッ

朝倉「あ……」

キョン「ふう。じゃあ、また明日……」

朝倉「……」シュン

キョン「そ、そんな子犬みたいな目で見つめられてもだな、困る」

朝倉「お願い。今日は……手だけだから……」

キョン「今日は?」

朝倉「うん……」

キョン「明日は?」

朝倉「……」

朝倉「腕……かな?」

キョン「日に日に範囲が広がっていくのか?」

朝倉「ふふっ、明後日は一気に広がる、かもね」

キョン「なんだよそれ」

9 = 5 :

キョン「駄目だな。却下」

朝倉「どうしてよ?」

キョン「明後日には何をされるかわかったもんじゃないからだ」

朝倉「何かしてほしいの?」

キョン「どうしてそうなるんだ! とにかく……範囲を広げるのは禁止だ」

朝倉「じゃあ、手は許されている範囲なのかな?」

キョン「まあ、今日だけで長い時間握っていたからな。許さざるを得ない」

朝倉「そうなんだ……ふふっ」

キョン「?」

10 = 5 :

朝倉「じゃあ明日から、その手は私の自由にしていいのね?」

キョン「なんでそうなる」

朝倉「だって許してくれるって……」

キョン「それはさっきまでの事だ。明日から俺の手を? バカな事を言うなよ」

朝倉「……」シュン

キョン「いや、だからな……」

朝倉「……」シュン

キョン「そ、それに手なんか自由にした所でだな、何があるわけじゃないだろ? だろ?」

11 = 5 :

朝倉「……何があるわけじゃないなら、自由にしていい?」

キョン「今日みたいに家に呼び出して握るのは無しだぞ。それでもいいなら、いいが」

朝倉「じゃあ……決まりね」

キョン(手を自由になんて……変な朝倉)

朝倉「明日から。約束だからね?」

キョン「あ、ああ……」

朝倉「家に呼んだり、放課後の時間は使わせたりしないから安心してね?」

キョン「まあ、それなら」

朝倉「また明日ね。キョン君」

13 = 5 :

次の日

キョン「昨日は、何だか変な一日だっな。朝倉に呼び出されて手を握られて……自由にして、なんて」

キョン「ま、深く考えても仕方ないか」

朝倉「そうよそうよ」

キョン「うおっ!」

朝倉「おはようキョン君」

キョン「い、いきなり声を掛けないでくれ。心臓に悪い……」

朝倉「心臓には興味ないの。用があるのはこっち」ギュッ

キョン「え……?」

朝倉「さ、行きましょ。この時間だと遅刻しちゃいそうよ?」

キョン「ま、待て朝倉。何で朝から手を繋いで登校せにゃならんのだ!」

14 :

朝倉さんは母性と色気が兼ね備えてるな

15 :

なんとなく怖い予感がする…

16 = 5 :

キョン「こ、こんなまるで高校生カップルみたいな……」

朝倉「ふふっ、ただ手を握って学校に向かってるだけよ? だからカップルってわけじゃないわよ」

キョン「本人達はそういう意識だとしてもだな……ま、周りの目がな……」

朝倉「学校着いてもすぐには離さないわよ? 何たって自由ですもの」クスッ

キョン「……勘弁してくれ」

朝倉「ただ手を引っ張って歩いているだけだから、恥ずかしくないわよ?」

キョン「だから、それを知らない周りがだな……」

朝倉「ふふっ、話してたらあっという間に学校だね」

18 = 5 :

朝倉「おはよう」ガラッ

国木田「あれっ、朝倉さんが遅刻ギリギリとは珍し……」

キョン「……」ギュッ

国木田「……ああ」

キョン「その優しい目付きは止めてくれ国木田!」

国木田「僕はまだキョン……いや、二人に対して理解はあるつもりだけど……」

キョン「り、理解とかじゃなくてな、これには深い理由があって、その……」

国木田「あははっ、それは優しくない目付きをした人間に話してあげたら?」

谷口「やあ……おはようキョン君」

ハルヒ「朝から、随分楽しそうじゃない」

キョン「……」

朝倉「じゃあ、また後でね」パッ

キョン「あ……」

19 = 5 :

谷口「さて、朝から校舎裏と言いたい所だがもう授業が始まってしまう。そうだねキョン君?」

キョン「谷口、そんな口調はお前らしくないぞ?」

谷口「遅刻ギリギリのバカップルに言われたくないわい!」

キョン「バ! カ、カップルなんかじゃないぞ。ただ手をちょっと貸しているだけというかだな、うん」

ハルヒ「何よその、イヤらしい言葉回しは」

キョン「じ、事実だから仕方ないだろ?」

キョン(確かに説明でどうにかなる状況では無いが……)

20 :

ハルヒ出てこなくていいよwwwww
ハルヒがいない世界ってことでいいよwwwwwwwwwww

21 = 14 :

だな、消失して欲しい

22 = 5 :

谷口「と言うわけで、昼休みに会議開くからな」

ハルヒ「覚悟しなさいよ」

キョン「何の会議だよ! ……国木田、なんとか助けてくれ」

国木田「僕は、中立な考えかな。話も聞きたいけど踏み込みすぎるのも、って感じだし」

キョン「……」

谷口「よし、じゃあ昼休みになったら……!」

朝倉「キョン君?」

キョン「あ、朝倉?」

朝倉「お昼休みの約束、忘れないでね?」

キョン(や、約束? 何かあったっけか? また手の事か? それとも別の……)

23 = 5 :

他キャラはアクセント程度で。



谷口「……先約が入っていたか」

朝倉「ふふっ、ごめんね?」ニコッ

谷口「ま、まあ今日の所は彼女の笑顔に免じて許してやるぞキョン!」

キョン「その彼女って単語は、呼び方の一つとして使ってくれよ。頼むから」

国木田「彼女が彼女だもんね」
キョン「紛らわしいな……彼女なんかじゃないんだ」


谷口「……ま、オジャマは退散しようぜ」

国木田「うん。また後でねキョン」

谷口「ほら、涼宮も」

ハルヒ「……」プイッ

24 = 5 :

キョン(怪訝な表情をしながら、ハルヒは去ってしまった)

キョン「なあ、朝倉。約束なんかしてたか?」

朝倉「ただ手の事をもう一回言いに来ただけよ。困ったキョン君の顔が見えたから……」

キョン(結果的に助けられたのか?)

キョン「……って! 昼休みにも手ってもしかして」

朝倉「学校にいる間は、自由にしていいって」

キョン「ま、待て待て。さすがに昼休みに手を繋いで過ごすだなんて、そんなバカップルみたいな……」

朝倉「ふふっ、手を繋ぐだけが自由じゃないでしょ?」

キョン「……ん?」

25 = 5 :

昼休み

朝倉「はい、あ~ん」

キョン「……」スッ

朝倉「んっ」パクッ

朝倉「……美味しい」ポンポン

キョン「何で俺が朝倉にわざわざアーンして食べさせなきゃいけないんだよ……」

朝倉「全部食べさせてくれなくていいのよ? 本当にたまに、アーンしてくれれば」

キョン「生憎、手の使用権はそっちにあるからな」

朝倉「それもそうね。次はそのミートボールがいいな」

キョン「……はいはい、ほら」

朝倉「あ~……んっ」パク

朝倉「やっぱり美味しい」

キョン「それは結構」

26 = 15 :

眉毛かああああああああいよおおおおおおおお
そのうち手切り落としてわたしのだから持って帰るね?みたいにはならないよね?こええええええええええええ

27 = 5 :

朝倉「はい、キョン君もあ~ん」

キョン「お、俺はいいよ」

朝倉「遠慮しないで。はい、あ~……」

キョン「い、いいってば!」

朝倉「……」シュン

キョン「ま、またそんな目で……」

谷口「食べてやれよーバカップル」

キョン「遠くの席から、棒読みで野次を飛ばすな!」

朝倉「……」ジッ

キョン「……ハァ、わかったよ。ほら、あー」

28 = 5 :

キョン「ん……」モグモグ

朝倉「どう?」

キョン「気持ち、美味しい気がする」

朝倉「よかった。お弁当がキョン君の口に合ってくれて」

キョン「そう言えば、弁当は朝倉の手作りか?」

朝倉「うん、手料理」

キョン「なんだか手が沢山だな」

朝倉「手が付くと幸せが増える気がするの」

キョン「そんなもんか?」

朝倉「……ごめん。何となく、思い付きで言っちゃった」

キョン「でも美味しかったよ、朝倉の手料理」

29 = 15 :

もうつきあっちゃえよ…

30 = 5 :

朝倉「また明日も作ってきていい?」

キョン「俺にそれを聞くのか?」

朝倉「ね、いいかしら?」

キョン「……ああ、それでいい」

朝倉「やった。キョン君のお弁当もまた食べさせてね?」

キョン「これも手の契約になるのか」

朝倉「繋ぐだけが、手じゃないから……ね?」

キョン「まあ、約束した手前な。それに、周りの視線も段々慣れてきたしな」

朝倉「人間、慣れちゃうものよ?」

31 :

書き溜めしてないと2時間で飽きてくる
即興出来る奴は羨ましい

32 = 5 :

キョン「だな……っと、もう昼休みも終わりだな」

朝倉「ね」

キョン「……放課後は、どうするんだ?」

朝倉「活動の邪魔をしたり、家に来てもらう事は無いから、いつも通りかしら?」

キョン「そうか。じゃあ俺は部活に行くよ」

朝倉「ええ、わかったわ」

キョン「なかなかにハルヒの言動が怖いがな、ははっ」

33 = 5 :

ハルヒ「問題起こさなきゃ何でもいいわよ」

キョン「うおっ! い、いきなりなんだよ……」


ハルヒ「名前が聞こえちゃったから、話し掛けただけよ。部活に私情を挟まなければ良し。それだけ」

キョン(私情って、そんなに重たい活動してるわけじゃないだろうに……)

ハルヒ「今日は部活来るんでしょ?」

キョン「ん、ああ俺は行く。朝倉は関係無しだ」

ハルヒ「よろしい」

キョン(……まあ、ご機嫌ナナメなハルヒよりはいいのかな?)

朝倉「ふふっ」

34 = 5 :

キョン「王手」

古泉「あっ」

キョン(という間に部活の時間も終わってしまった)

ハルヒ「今日はもう終わりね。私、先に帰るから戸締まりお願いね」バタン

みくる「私も、今日はお先に失礼しますね」

キョン(ついでに帰るにはいいタイミングか)

キョン「じゃあ、俺も帰るかな。またな二人とも」

長門「……」コクッ

古泉「ええ、お気をつけて」

35 = 5 :

キョン「さて、のんびりと帰るかな、っと……?」

朝倉「あ……」

キョン「あ、朝倉? こんな下駄箱前でどうしたんだ?」

朝倉「……」

キョン「ん? 俯いてちゃわからんぞ。何かあったのか?」

朝倉「手……」

キョン「手は寄り道しない約束だろ?」

朝倉「寄り道なんてしないわよ。ただキョン君の手にくっついて、帰るだけ」

キョン「でも寄り道は……」

朝倉「だから、本当に帰るだけ。それだけ……」ギュッ

38 :

おいまだか

41 :

朝倉かわいいよ朝倉

42 :

朝倉はよいものだな
お前たちもそう思うだろう?

43 = 5 :

キョン「ま、まあ、それなら別に……いいけどさ」

朝倉「本当に? よかった、断られるかと思ってたわ」

キョン「せっかく待っててくれたのを、一蹴するのも悪いしな。さ、行くか」

朝倉「うん」

ギュッ

45 = 5 :

朝倉「あ、キョン君キョン君。私アイスが食べたいな」

朝倉「あと、明日のお弁当のために買い出ししないと」

朝倉「喫茶店にでも寄ってく? あ、でも喫茶店だとアイスよりパフェになっちゃうかなあ~」

朝倉「でも、パフェもいいわよね? ね?」

キョン「なあ朝倉。さっきまでのシリアスな雰囲気はどうしたんだ」

朝倉「ん? 何がかしら?」

キョン「何が、帰るだけだから、だよ!」

朝倉「ふふっ。せっかく学校が終わったんですもの。楽しまないと損でしょ?」

キョン「はあ……やれやれだよ全く」

47 = 5 :

カランカラン

キョン(喜緑さんが今日はいませんように。いませんように)

喜緑「あ、いらっしゃいませー」

キョン(いたよ……てか何でわざわざこの喫茶店なんだよ……)

朝倉「二人です」

喜緑「……」チラッ

キョン(これには深い理由がありましてね、ええ。という意味で首を振ればその生暖かい視線は解除してもらえるだろうか?)

フルフル

喜緑「……」

喜緑「……ふふっ、二名様ご案内致します。こちらのお席にどうぞ」ニコニコ

朝倉「はーい」

48 = 5 :

喜緑「こちらメニューになります。ごゆっくりどうぞ~」ニコニコ

……

キョン(他人向けの営業スマイルと、暖かさに溢れた目……うん、ありがとう喜緑さん)

キョン(何にお礼を言ったかは、知るかそんなの)

朝倉「綺麗な店員さんだったわね」

キョン「……そうだな」

朝倉「でもどこかで会った気もするわね」

キョン(そりゃあ、学校にいる人だからな。見覚えはあって当然だ)

朝倉「……ま、いっか。何食べる?」

キョン「そ、そうだな。まあ夕食前だから軽く……ん?」

喜緑「……じーっ」ニヤニヤ

キョン「……」

キョン(ああ、厨房からよく見えちゃう席なのね、ここ)

キョン(あの人も意外と悪だな……)

49 = 5 :

朝倉「んー、イチゴ……プリン……チョコ……」

キョン「悩んでるのか?」

朝倉「チョコパフェかイチゴパフェ……どっちにしようかな?」

キョン「二つ頼めばいいじゃないか」

朝倉「パフェ二つ何て食べられないわよ。それにそんなに食べたら太っちゃうし……」

キョン「全然痩せていると思うがな」

朝倉「あら、ありがとう。でも女の子は気にしちゃうのモノなのよ」

キョン「そんなもんかね」

朝倉「んー、どっちにしよ」

50 :

「じゃあ俺がチョコパフェ頼むからお前イチゴパフェ頼めよ」

「二人で分けあえっこしようぜ」


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