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    元スレ勇者「俺は勇者様の影武者ですから」

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    みんなの評価 : ★★
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    101 = 53 :

    103 = 1 :

    戦士「断る」

    魔法使い「同じく」

    僧侶「私もです」

    勇者「な、なんだと!?」

    勇者「俺に逆らったら、魔王討伐の恩賞を得られなくなるだけでは済まんぞ!」

    勇者「お前らの家族、いや故郷ごと俺の一族でもって叩き潰すぞ!」

    戦士「……関係ねえよ」

    戦士「たしかに俺たち三人は“魔王を倒し、その後影武者を殺す”までを条件に」

    戦士「金を受け取り、パーティに加わっちまった……!」

    戦士「だがよ……この一年、一緒に必死に戦ってきたコイツを」

    戦士「テントでぬくぬくしてたてめえのために殺すなんて」

    戦士「できるわけねえだろうがっ!!!」

    104 :

    追いついた wktk天界

    106 = 1 :

    魔法使い「それに幸いなことに、勇者様と影武者の彼は瓜二つ」

    魔法使い「ここであなたを殺して、あなたの死体を影武者として提出しても」

    魔法使い「あなたの一族にもきっと分からないでしょう」

    僧侶「申し訳ありませんが、私たちはあなたではなく」

    僧侶「影武者の勇者さんこそが勇者として認められるべきだと思っています」

    僧侶「子供の頃からあなたの影武者として育てられてきた勇者さんなら」

    僧侶「今後あなたになり代わることもたやすいでしょうから」

    勇者「そ、そんな……!」

    勇者「この貧民どもがぁっ……! 俺を裏切る気か……!」

    勇者「勇者様」

    勇者「あなたの計画は完璧だった。ですが、失敗に終わります!」

    勇者「ひっ……!」

    戦士「そういうことだ」チャキッ

    戦士「あばよ、勇者の血を引くニセ勇者様よぉっ!」

    ブオンッ!

    107 :

    ここで区切るのやめろよ・・・

    109 :

    皆殺しにして一族貶めるエンド

    110 = 1 :

    勇者「やめろっ!!!」

    戦士「!?」ピタッ

    勇者「!?」

    戦士「な、なんで止めるんだよ!」

    戦士「このクソヤロウの計画が失敗に終わるっていったのは、お前だろ?」

    勇者「ああ、そうだ。計画は失敗に終わる」

    戦士「……どういう意味だよ」

    勇者「つまり、勇者様の計画は──」

    勇者「本来ここで俺を殺す予定になっていたお前たち三人が」

    勇者「契約を破って勇者様を殺すよう仕向けること、だったからだ」

    戦士「は!?」

    魔法使い「なっ……!?」

    僧侶「え……」

    勇者「……そうでしょう、勇者様?」

    111 = 104 :

    なん・・・だと・・・

    113 :

    やはり勇者様はイケメンだった
    影勇者達がボコボコにされてるところに真勇者が登場して魔王ボコボコする展開期待してたんだがこっちも悪くない

    114 = 38 :

    なるほど


    わからん

    115 = 68 :

    なん……だと………

    116 :

    悪役を演じていたか

    117 = 1 :

    勇者「なにをバカなこといってやがる!」

    勇者「そんなもん、ただの自殺じゃねえか!」

    勇者「俺の目的は影武者であるお前を殺し、唯一無二の勇者になることだ!」

    勇者「そう、それこそがあなたの一族の計画だった」

    勇者「しかし、あなたは一族に抗うため、この三人が自分を殺すよう仕向けた!」

    魔法使い「なにいってるんだよ!」

    魔法使い「この本物の勇者様ははっきりいって最低の人間だ」

    魔法使い「一年間一緒に旅してきて、いい人だなんて思ったことは一度もなかった!」

    魔法使い「そんな人が、なんで自分が死ぬような計画を……」

    勇者「簡単な話だ」

    勇者「最低な人間を演じなければ、君たち三人は勇者様を裏切れないからだ」

    勇者「もし勇者様が旅の途中、俺や君たちにわずかでも情をかけていたら」

    勇者「君たちは勇者様を裏切れなくなってしまっただろう」

    勇者「仮に裏切ったとしても──」

    勇者「勇者様を裏切ったことによる罪悪感は、多大なものになっていただろうからね」

    118 = 1 :

    僧侶「で、ですが……」

    僧侶「この人が私たちのイメージのような悪い人間ではない、という」

    僧侶「証拠はあるんですか?」

    勇者「ある」

    勇者「勇者様、いつも身につけてるその豪華な鎧……今すぐ脱いで下さい」

    勇者「……断る」

    勇者「なんで、お前らなんぞに高貴なる俺の肉体を──」

    勇者「じゃあ俺がムリヤリ脱がします」ガチャガチャ…

    勇者「や、やめろぉぉぉっ!」

    すると──

    戦士「なっ……!?」

    魔法使い「ウソだ……!」

    僧侶「これは……」

    119 :

    しえん

    121 = 61 :

    勇者のチンコが勃起してるって展開の予感

    122 = 17 :

    そそるだろう?

    123 = 105 :

    俺の勇者の剣は魔王級なんだよ

    124 = 1 :

    真勇者の首から下は、無傷と呼べる箇所がないほどのありさまだった。

    勇者「くっ……!」

    戦士「なんでだ……」

    戦士「なんでだよ!? アンタ、人知れずだれかと戦ってたってのか!?」

    勇者「いや、そうじゃない」

    勇者「勇者様……」

    勇者「あなたがいつも俺に、どう戦ったか詳しく話すよういっていたのは」

    勇者「俺が負った傷を、自分の体にも同じようにつけるためだったんでしょう?」

    勇者「…………」

    125 :

    勇者様…

    126 = 119 :

    女だとおもってたww

    127 = 61 :

    >>126
    その展開もいいな

    128 = 92 :

    まぁなんだ、魔法使いはショタなのかボクっ娘なのかそこが気になるわな

    129 :

    僧侶(私が本物の勇者様を回復したことは一度もない……)

    僧侶「これほど多くの傷、魔法で回復もせずに放置していたら」

    僧侶「今やまともに体を動かすことすら困難のはずでは──」ハッ

    僧侶「ま、まさか……」

    僧侶「旅が進むにつれて、あまり動かなくなったり、顔色を悪くされていたのは……!」

    勇者「ああ」

    勇者「全て自傷行為による体調悪化によるものだろう」

    勇者「勇者様は怠けるフリでごまかしていたがね」

    勇者「僧侶が体に触れることを拒んだのも、おそらくそのためだ」

    勇者「体に直接触れれば、僧侶なら勇者様の体調に気づいてしまうだろうから」

    勇者「…………」

    130 :

    >>127
    俺は途中まで

    勇者「お前は俺の影武者だからな…っ」パンパン

    勇者「んっ…はい、勇者様…///」

    かと

    132 = 129 :

    勇者「いつ……気づいた?」

    勇者「……旅を始めて半年ぐらい経った頃です」

    魔法使い(そういえば、その頃からボクらが傷を負うことも多くなったっけ……)

    勇者「奇しくもあなたが前におっしゃったように」

    勇者「俺と勇者様は、子供の頃からの付き合いです」

    勇者「だから……気づくことができたんです」

    戦士「だけど、なんで勇者様は自分の体を傷つけるようなマネをしてたんだ……?」

    勇者「……共有したかったからさ」

    勇者「俺は勇者の血を引きながら、戦いの才能はこれっぽっちもない」

    勇者「いつも代わりにお前たちを戦わせて……」

    勇者「情けなくて、悔しくて、申し訳なかった……」

    勇者「一緒に旅をしてて、そんな感情に俺自身、押し潰されそうだった」

    勇者「だから──」

    134 :

    いい人だっただと…

    135 :

    誰か解説して

    136 :

    続きが気になって寝られねぇ…

    137 = 129 :

    <勇者専用テント>

    勇者『今日の戦いは、と』

    勇者『まず下腹部にドクロ騎士から一撃を浴びたんだったな……』ス…

    ドスッ……!

    勇者『ぐうっ……!』ブシュウ…

    勇者『次は……ゴブリンから顔面に一撃をもらったっていってたな』

    勇者『顔面にやったらバレるから、代わりに肩にしとくか……』ブンッ

    ガツンッ!

    勇者『ぐうぅっ……いてぇぇぇ……!』ズキィ…

    勇者『だがこんなもの、アイツらが受けた痛みに比べれば……!』

    勇者『次は──』

    ザクッ……!

    138 :

    え これいい人なの??

    139 :

    ひええこわい

    140 :

    >>138
    いい人ってか熱い人かと

    141 :

    いい人ではない

    142 :

    いい人っていうか変人

    143 = 129 :

    僧侶「この一年、ずっとそんなことを繰り返していたなんて……!」

    勇者「そんな憐れむような目で見るなよ……」

    勇者「あくまで俺自身のやましさを解消するためにやってたことだ」

    勇者「俺が自分を傷つけたところで、魔王討伐のなんの足しにもならねえしな」

    勇者「そして徹底して悪人を演じ──」

    勇者「俺の始末までを命じられた戦士たち三人が、あなたを裏切るよう仕向け」

    勇者「俺を勇者にするというシナリオだったんですね」

    勇者「ふん……ま、そんなとこだ」

    勇者「俺はうんざりしてた」

    勇者「勇者の血を引いておきながら、戦いの才能がない俺にも」

    勇者「用が済んだら始末するつもりの影武者を立ててまで」

    勇者「勇者の子孫という名誉にしがみつこうとする──」

    勇者「俺の一族にもな」

    144 :

    回復魔法なしで生きてられる程度の傷って影勇者どんだけ避けてんだよ

    145 = 129 :

    勇者「なるべくお前たち三人には罪悪感を与えたくなかったから」

    勇者「お荷物のクソヤロウのまま殺されたかったが、こうなったらしかたねえ」

    勇者「もう一度命令する」

    勇者「戦士、魔法使い、僧侶……俺を殺せ!」

    勇者「俺を殺さなきゃ、アイツを殺さなきゃならなくなるぞ!」

    勇者「死体も見せずに納得するほど、俺の親父たちは甘くねえ!」

    勇者「契約を破れば、本当にお前らの実家や故郷は破滅させられるぞ!」

    戦士(くそう……!)

    魔法使い(ずっと一緒に戦ってきた勇者さんを殺すなんてできない!)

    魔法使い(だけどこんな話を聞いてしまったら、本物の勇者様を殺すことも──!)

    僧侶(神よ、私たちはどうすれば……!)

    146 = 134 :

    続きはよ

    147 :

    見終わるまで寝れないじゃないか

    148 = 130 :

    真勇者は親父達には出来る奴だと思われてるのか

    149 :

    一族皆殺しにしちゃえばいいのに

    150 = 129 :

    勇者「迷うなっ!」

    勇者「勇気を振り絞り、先頭に立って魔王軍に挑んだのはだれだ!?」

    勇者「魔王に怯える人々や、共に戦うお前らに勇気を与えたのは、だれだ!?」

    勇者「影武者であるコイツだろうがっ!」

    勇者「いや、コイツは影武者なんかじゃない、本物の勇者なんだ!」

    勇者「一方の俺は何もしていない……勇者でもなんでもないんだ……!」

    勇者「勇者と勇者でないヤツ、どっちが生き残るべきか、だれだって分かる!」

    勇者「さあ、早く俺を殺せっ!」

    戦士「ぐっ……!」

    魔法使い「うぅっ……!」

    僧侶「ですが……!」

    勇者「待って下さい、勇者様」


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