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響「ふぅ……本当に、自分かんぺきぃぃぃぃ……」
幸子「こんな高いところからのスカイダイビングでもこなすなんて、ボクって本当にカワイぃぃぃ……」
響「うわぁぁぁあああああああ!? 速い速い速い速い! パ、パラシュートまだ開いちゃダメなの!?」
幸子「ちょっ、ちょっとまってください! これ食いこんでいたたたたたっ、なれっ、なれろって、むりっ……!」
響「あ、あぁぁぁぁ! こ、これ自分燃えてないか!? なんだか寒すぎて熱いぞ!?」
幸子「い、衣装に着替えるってあれは冗談ですから! 脱いだら凍え死んじゃいます! 無理ですって! む、むーりぃー!」
響「うわぁぁぁああああっ!? あ……ぱ、パラシュート開いた……ってそれでも速いぞ!? こ、これ大丈夫なの!?」
幸子「速度落ちたから安心しろって、無理です! インストラクターの人が女性だから安心しろ? そういう意味じゃないですから!」
幸子「こんな高いところからのスカイダイビングでもこなすなんて、ボクって本当にカワイぃぃぃ……」
響「うわぁぁぁあああああああ!? 速い速い速い速い! パ、パラシュートまだ開いちゃダメなの!?」
幸子「ちょっ、ちょっとまってください! これ食いこんでいたたたたたっ、なれっ、なれろって、むりっ……!」
響「あ、あぁぁぁぁ! こ、これ自分燃えてないか!? なんだか寒すぎて熱いぞ!?」
幸子「い、衣装に着替えるってあれは冗談ですから! 脱いだら凍え死んじゃいます! 無理ですって! む、むーりぃー!」
響「うわぁぁぁああああっ!? あ……ぱ、パラシュート開いた……ってそれでも速いぞ!? こ、これ大丈夫なの!?」
幸子「速度落ちたから安心しろって、無理です! インストラクターの人が女性だから安心しろ? そういう意味じゃないですから!」
千早「我那覇さん達、壮絶ね……」
凛「本当……に? え? 楓さんのほうに映像を移せ?」
千早「どういうことかしら……あずささん?」
あずさ『はーい、なんでしょう? 今、私と楓さんとでデュエット曲なんて歌っているんですけれど……』
楓『デュエットは、えーどー……』
千早「クフッ……ん、そ、それ、で……」プルプル
凛「……そちらに何か異常はないですか?」
あずさ『異常ですか? えーっと……あら? あれは何かしら』
楓『……あれは……』
凛「え? ……あれって、パラシュート?」
凛「本当……に? え? 楓さんのほうに映像を移せ?」
千早「どういうことかしら……あずささん?」
あずさ『はーい、なんでしょう? 今、私と楓さんとでデュエット曲なんて歌っているんですけれど……』
楓『デュエットは、えーどー……』
千早「クフッ……ん、そ、それ、で……」プルプル
凛「……そちらに何か異常はないですか?」
あずさ『異常ですか? えーっと……あら? あれは何かしら』
楓『……あれは……』
凛「え? ……あれって、パラシュート?」
あずさ「あ、こっちに映像が来たんですね……あの、あそこに何か……どんどん近付いて来てますけど」
楓「……幸子ちゃん……?」
あずさ「え? あ……響ちゃん……!?」
ザザザッ…バサッ
響「は、はいさい……じ、じぶん完璧だからな……」
響「ぶ、無事に、ライブ会場に到着したぞ……」
\ワァァァァァ!/
響「さ、幸子は……」
ガシャーンッ! バササッ
幸子「……」
\ワァァァァ…!?/
響「さ、幸子! ひ、ひっかかってる……」
幸子「ふ、ふふん! ボクは高いところから見下ろすぐらいでちょうどいいんです! わざとですから!」
響「意地はっても仕方ないと思うぞ……」
楓「……幸子ちゃん……?」
あずさ「え? あ……響ちゃん……!?」
ザザザッ…バサッ
響「は、はいさい……じ、じぶん完璧だからな……」
響「ぶ、無事に、ライブ会場に到着したぞ……」
\ワァァァァァ!/
響「さ、幸子は……」
ガシャーンッ! バササッ
幸子「……」
\ワァァァァ…!?/
響「さ、幸子! ひ、ひっかかってる……」
幸子「ふ、ふふん! ボクは高いところから見下ろすぐらいでちょうどいいんです! わざとですから!」
響「意地はっても仕方ないと思うぞ……」
響「今下ろすからなー」
幸子「ちょ、ちょっと。危ないから大丈夫ですって!」
響「でもそのままだと疲れちゃうぞ! だから、遠慮しなくていいんだってば」
幸子「そ、それじゃあ……って、そうじゃなくて! 急に外したら」
響「え?」カチャッ…
ドサッ!
幸子「い、いたたた……こ、こうなるっていうのはわかってたじゃないですか!」
響「あ……そっか、ごめんね?」
幸子「もう……まぁ、ボクは優しいので許してあげますけど……」ブツブツ
響「あ、ありがとう! ケガとかない?」
幸子「まぁ、大丈夫です……あと、その」
響「うん?」
幸子「……ありがとうございました。あのままだと、固定具の痕とか残っちゃいそうでしたからおろしてくれて助かりました」
響「……! 幸子は可愛いなぁ!」
幸子「うわっ!? ちょ、ちょっと! 抱きつかないでくださいよ! やめっ……もうっ!」
幸子「ちょ、ちょっと。危ないから大丈夫ですって!」
響「でもそのままだと疲れちゃうぞ! だから、遠慮しなくていいんだってば」
幸子「そ、それじゃあ……って、そうじゃなくて! 急に外したら」
響「え?」カチャッ…
ドサッ!
幸子「い、いたたた……こ、こうなるっていうのはわかってたじゃないですか!」
響「あ……そっか、ごめんね?」
幸子「もう……まぁ、ボクは優しいので許してあげますけど……」ブツブツ
響「あ、ありがとう! ケガとかない?」
幸子「まぁ、大丈夫です……あと、その」
響「うん?」
幸子「……ありがとうございました。あのままだと、固定具の痕とか残っちゃいそうでしたからおろしてくれて助かりました」
響「……! 幸子は可愛いなぁ!」
幸子「うわっ!? ちょ、ちょっと! 抱きつかないでくださいよ! やめっ……もうっ!」
あずさ「あらあら……仲良くなったのね~」
響「うん! ちょっと意地っ張りだけど幸子って可愛いんだ!」
幸子「ちょ、ちょっとやめてください! ボクがカワイイのは本当ですけど、そんな風に……」
楓「意地っ張りと、れっつぱーりー……」
幸子「え?」
あずさ「あ、そうそう。一緒に歌っていかない?」
響「自分たちがここで……?」
幸子「……ふふん、仕方ないですね! ボク達の歌も聞きたいですか!?」
\ワアアアァァァァァ!/
幸子「まぁ、ここまで言われたら断れませんよね、我那覇さん!」
響「そうだね、だって自分完璧で!」
幸子「ボクはカワイイので!」
響「うん! ちょっと意地っ張りだけど幸子って可愛いんだ!」
幸子「ちょ、ちょっとやめてください! ボクがカワイイのは本当ですけど、そんな風に……」
楓「意地っ張りと、れっつぱーりー……」
幸子「え?」
あずさ「あ、そうそう。一緒に歌っていかない?」
響「自分たちがここで……?」
幸子「……ふふん、仕方ないですね! ボク達の歌も聞きたいですか!?」
\ワアアアァァァァァ!/
幸子「まぁ、ここまで言われたら断れませんよね、我那覇さん!」
響「そうだね、だって自分完璧で!」
幸子「ボクはカワイイので!」
卯月「いい話だなー」
春香「いやぁ、響ちゃんと幸子ちゃんの間に友情が芽生えたみたいですね! よかったぁ……」
千早「……くっ……ふふっ……ぱーりぃ……」
凛「……勝敗って、どうなるんだろ……」
卯月「さて、そろそろ制限時間のようです!」
凛「制限時間? ……あっ」
卯月「杏ちゃーん!」
春香「美希、大丈夫かな?」
春香「いやぁ、響ちゃんと幸子ちゃんの間に友情が芽生えたみたいですね! よかったぁ……」
千早「……くっ……ふふっ……ぱーりぃ……」
凛「……勝敗って、どうなるんだろ……」
卯月「さて、そろそろ制限時間のようです!」
凛「制限時間? ……あっ」
卯月「杏ちゃーん!」
春香「美希、大丈夫かな?」
杏「……ん、んぅ……え? 何……?」
凛『案の定寝てたね』
卯月『おはよう! 台本覚えれたかな?』
杏「……だいこん……? え、おでん……?」
卯月『台本だよ、だ・い・ほ・ん!』
杏「あー……これかぁ……」
凛『やっぱり分厚いね……やっぱり読んでなかったんだ』
杏「……」ペラペラ…
卯月『このあと即興で台本通りにお芝居してもらうからね! 終わったら飴用意しておくよー!』
杏「え、飴? ……ん、わかったー」パラパラパラ…
凛『案の定寝てたね』
卯月『おはよう! 台本覚えれたかな?』
杏「……だいこん……? え、おでん……?」
卯月『台本だよ、だ・い・ほ・ん!』
杏「あー……これかぁ……」
凛『やっぱり分厚いね……やっぱり読んでなかったんだ』
杏「……」ペラペラ…
卯月『このあと即興で台本通りにお芝居してもらうからね! 終わったら飴用意しておくよー!』
杏「え、飴? ……ん、わかったー」パラパラパラ…
春香『そして美希はどうなってるかな!?』
美希「あふぅ……おはよーなの……」
千早『こちらもある意味予想どおりね……美希、大丈夫?』
美希「今回はマジメにやろうと思ってたのに、このお布団あなどれないの……」
春香『なんでもかなりの品物で、最高の寝心地を保証するんだって!』
美希「へぇー、すごいんだぁ……これ、ミキにくれない?」
春香『勝ったらたぶんもらえるよ!』
美希「わっ、それじゃあなおさらがんばるの! よーし」ペラペラ…
千早『今から読んで間に合うのかしら……』
美希「……」パラパラパラ…
春香『真剣な表情の美希はカッコイイねー』
美希「あふぅ……おはよーなの……」
千早『こちらもある意味予想どおりね……美希、大丈夫?』
美希「今回はマジメにやろうと思ってたのに、このお布団あなどれないの……」
春香『なんでもかなりの品物で、最高の寝心地を保証するんだって!』
美希「へぇー、すごいんだぁ……これ、ミキにくれない?」
春香『勝ったらたぶんもらえるよ!』
美希「わっ、それじゃあなおさらがんばるの! よーし」ペラペラ…
千早『今から読んで間に合うのかしら……』
美希「……」パラパラパラ…
春香『真剣な表情の美希はカッコイイねー』
千早「もう残り時間もないけれど、大丈夫なのかしら……」
卯月「杏ちゃんも、美希さんもラストスパートをかけてますよ!
凛「ここまでだいぶ時間があったような気もするけど、いいのかな」
卯月「いいんだよ! だって美希さんのイメージカラーは?」
凛「ライトグリーンだね」
卯月「ね?」
凛「わかった、納得してあげるからドヤ顔をやめて」
春香「さぁ、注目の対決はCMのあとで!」
千早「……生っすか」
――CM――
卯月「杏ちゃんも、美希さんもラストスパートをかけてますよ!
凛「ここまでだいぶ時間があったような気もするけど、いいのかな」
卯月「いいんだよ! だって美希さんのイメージカラーは?」
凛「ライトグリーンだね」
卯月「ね?」
凛「わかった、納得してあげるからドヤ顔をやめて」
春香「さぁ、注目の対決はCMのあとで!」
千早「……生っすか」
――CM――
ライトグリーンじゃなくてフレッシュグリーンでしたごめんなさい
<あみまみちゃーん\とくべつへん/
美嘉「……」カチッ
亜美「……ウィーン、ウィーン」トコトコ
美嘉「……」カチッ
亜美「……」ピタッ
美嘉「……妹コントローラー」
美嘉「……」カチッ
亜美「……ウィーン、ウィーン」トコトコ
美嘉「……」カチッ
亜美「……」ピタッ
美嘉「……妹コントローラー」
真美「……」スッ
莉嘉「……」ピタッ
真美「……真美です」
莉嘉「……莉嘉です」
真美「髪型を……」ゴソゴソ
莉嘉「……」ゴソゴソ
真美「りみです」
莉嘉「まかです」
真美「これがほんとの」
莉嘉「まかふしぎ」
莉嘉「……」ピタッ
真美「……真美です」
莉嘉「……莉嘉です」
真美「髪型を……」ゴソゴソ
莉嘉「……」ゴソゴソ
真美「りみです」
莉嘉「まかです」
真美「これがほんとの」
莉嘉「まかふしぎ」
真美「……」グッ
亜美「……」ググッ
莉嘉「……」グググッ
真美「トーテムポール」
美嘉「……」スッ…ポン
真美「……」ゴロゴロ…
亜美「……」ポテッ
美嘉「……」ポン
亜美「……」ゴロゴロ…
莉嘉「……」ポテッ
美嘉「だるまおとし」
亜美「……」ググッ
莉嘉「……」グググッ
真美「トーテムポール」
美嘉「……」スッ…ポン
真美「……」ゴロゴロ…
亜美「……」ポテッ
美嘉「……」ポン
亜美「……」ゴロゴロ…
莉嘉「……」ポテッ
美嘉「だるまおとし」
――
凛「……生っすか」
春香「はい! 2人の準備は整ったようです!」
卯月「ドキドキしますね! 演目はなんでしょう?」
春香「ロミオとジュリエットです!」
千早「ロマンチックな悲劇ね……」
卯月「演じていただきましょう! 星井美希さんと、双葉杏ちゃんで」
春香「ロミオとジュリエットです!」
千早「それでは、どうぞ……」
凛「……生っすか」
春香「はい! 2人の準備は整ったようです!」
卯月「ドキドキしますね! 演目はなんでしょう?」
春香「ロミオとジュリエットです!」
千早「ロマンチックな悲劇ね……」
卯月「演じていただきましょう! 星井美希さんと、双葉杏ちゃんで」
春香「ロミオとジュリエットです!」
千早「それでは、どうぞ……」
杏「おぉー、ロミオ……あなたはどうしてロミオなの……」
美希「ジュリエット……キミが望むのならば、この名など捨てましょう……」
杏「ロミオ……」
美希「ジュリエット。そうすれば僕と君はただの男と女。そうすれば……」
杏「ええ、そうしましょう……」
美希「……?」
杏「……あれ?」
美希「確かにそうなればハッピーエンドだよね」
杏「うん。めんどくさいことなんてやめちゃえばいいと思うんだ」
美希「キミ、なかなかいいセンスしてるってカンジ」
杏「褒めても何もでないよー?」
美希「ジュリエット……キミが望むのならば、この名など捨てましょう……」
杏「ロミオ……」
美希「ジュリエット。そうすれば僕と君はただの男と女。そうすれば……」
杏「ええ、そうしましょう……」
美希「……?」
杏「……あれ?」
美希「確かにそうなればハッピーエンドだよね」
杏「うん。めんどくさいことなんてやめちゃえばいいと思うんだ」
美希「キミ、なかなかいいセンスしてるってカンジ」
杏「褒めても何もでないよー?」
ロミジュリって実はシェイクスピアの四大悲劇に入らないんだよね
美希「それじゃあさっさと駆け落ちするの!」
杏「ロミオー、ジュリエットはひ弱だから歩けないー」
美希「えーっ!? そんなこと言われたって……じゃあこの馬車でいくの!」
杏「ってこれ、ただの一輪車じゃ……」
美希「さぁのって! はいよー!」
杏「ちょ、ちょっとまってこれお尻がいたっ、あぁぁっ!?」
美希「思ってたよりもいい感じなの! さぁジュリエット、駆け落ちだよ!」
杏「待って! よく考えたらロミオのこと見捨てて家に引きこもってればお金もあるし将来安泰じゃないか! 帰る! 帰らせて!」
美希「動き出した歯車は、止まることを知らなかったの――」
杏「それって確かナレーションのセリ、ふっ……いたい! お尻が痛い! がんがん跳ねるよ、んもう!」
杏「ロミオー、ジュリエットはひ弱だから歩けないー」
美希「えーっ!? そんなこと言われたって……じゃあこの馬車でいくの!」
杏「ってこれ、ただの一輪車じゃ……」
美希「さぁのって! はいよー!」
杏「ちょ、ちょっとまってこれお尻がいたっ、あぁぁっ!?」
美希「思ってたよりもいい感じなの! さぁジュリエット、駆け落ちだよ!」
杏「待って! よく考えたらロミオのこと見捨てて家に引きこもってればお金もあるし将来安泰じゃないか! 帰る! 帰らせて!」
美希「動き出した歯車は、止まることを知らなかったの――」
杏「それって確かナレーションのセリ、ふっ……いたい! お尻が痛い! がんがん跳ねるよ、んもう!」
春香「……これは……うん!」
卯月「……ハッピーエンドです! おめでとうございます!」
凛「いや、演技とか台本とか……」
千早「何もかもを捨てる強さ。そういうものもあるかもしれないわね……」
凛「千早さん!?」
卯月「なんの問題もないよね、凛ちゃん?」
凛「いや、どう考えても問題しか……」
卯月「?」
凛「……もう、いいや。うん、そうだね」
卯月「凛ちゃんの賛同も得れたようで私、満足!」
凛「そう。幸せそうで何よりだよ」
卯月「うん!」
卯月「……ハッピーエンドです! おめでとうございます!」
凛「いや、演技とか台本とか……」
千早「何もかもを捨てる強さ。そういうものもあるかもしれないわね……」
凛「千早さん!?」
卯月「なんの問題もないよね、凛ちゃん?」
凛「いや、どう考えても問題しか……」
卯月「?」
凛「……もう、いいや。うん、そうだね」
卯月「凛ちゃんの賛同も得れたようで私、満足!」
凛「そう。幸せそうで何よりだよ」
卯月「うん!」
春香「おっと、中継が……雪歩?」
雪歩『は、はい!』
春香「どうしたの?」
雪歩『実は、きらりちゃんが……』
きらり『うきゃー! きらりね、やっとおいすぃーお茶淹れられたんだにぃ☆』
雪歩『お茶淹れに成功したんですぅ!』
春香「おぉ! おめでとうございます!」
きらり『お届けにいきまーす☆』
春香「え?」
雪歩『ちょ、ちょっと待ってきらりちゃん、私は……あぁぅっ!?』
きらり『きらりんデリバリー☆』
春香「あ……映像……って、誰も映ってませんね」
凛「……雪歩さん、大丈夫かな……」
雪歩『は、はい!』
春香「どうしたの?」
雪歩『実は、きらりちゃんが……』
きらり『うきゃー! きらりね、やっとおいすぃーお茶淹れられたんだにぃ☆』
雪歩『お茶淹れに成功したんですぅ!』
春香「おぉ! おめでとうございます!」
きらり『お届けにいきまーす☆』
春香「え?」
雪歩『ちょ、ちょっと待ってきらりちゃん、私は……あぁぅっ!?』
きらり『きらりんデリバリー☆』
春香「あ……映像……って、誰も映ってませんね」
凛「……雪歩さん、大丈夫かな……」
春香「……あ、伊織の方にも動き?」
卯月「お嬢様達のおつかい対決、どうなってるんでしょう!」
春香「どれどれ……これは……」
凛「あ、映像入ります」
――
伊織「そう……よかったわ」
子供「うん、ありがとうお姉ちゃん! 俺、ファンになっちゃったよ!」
伊織「にひひっ♪ ま、当然……ってあら? 私のこと知ってたの?」
子供「あっ……」
――
桃華「それでは共に参りましょう。その問題児とやらのところまで」
子供「わ、悪いしいいよ! 大丈夫だから!」
桃華「いいんですのよ。わたくしに任せてくださいな」
子供「う、うぅ……」
桃華「……何か変ですわね?」
卯月「お嬢様達のおつかい対決、どうなってるんでしょう!」
春香「どれどれ……これは……」
凛「あ、映像入ります」
――
伊織「そう……よかったわ」
子供「うん、ありがとうお姉ちゃん! 俺、ファンになっちゃったよ!」
伊織「にひひっ♪ ま、当然……ってあら? 私のこと知ってたの?」
子供「あっ……」
――
桃華「それでは共に参りましょう。その問題児とやらのところまで」
子供「わ、悪いしいいよ! 大丈夫だから!」
桃華「いいんですのよ。わたくしに任せてくださいな」
子供「う、うぅ……」
桃華「……何か変ですわね?」
春香「これは……バレたかー」
卯月「この先には男に絡まれている少年とか、いろんな仕掛けがあったんですけどね……」
春香「このあとは普通にお買いものしてきてしまいそうですね」
卯月「残念です」
凛「……」
伊織『ま……いいわ』
桃華『よしといたしましょうか』
伊織『だって――』
桃華『すべてが嘘だということはつまり――』
伊織・桃華『『困っている人がいなくて、良かった』』
伊織『悪趣味よねー。この伊織ちゃんだったら普通にお買いものぐらいできちゃうけど♪』
桃華『まぁ、騙されたわたくしが悪いということなのでしょう……あなたの演技、見事でしたわ』
卯月「この先には男に絡まれている少年とか、いろんな仕掛けがあったんですけどね……」
春香「このあとは普通にお買いものしてきてしまいそうですね」
卯月「残念です」
凛「……」
伊織『ま……いいわ』
桃華『よしといたしましょうか』
伊織『だって――』
桃華『すべてが嘘だということはつまり――』
伊織・桃華『『困っている人がいなくて、良かった』』
伊織『悪趣味よねー。この伊織ちゃんだったら普通にお買いものぐらいできちゃうけど♪』
桃華『まぁ、騙されたわたくしが悪いということなのでしょう……あなたの演技、見事でしたわ』
伊織『さーって、さっさと買い物を終わらせて勝っちゃいましょう!』
桃華『それにしても、スーパーで1人買いものというのは……ふふっ、初めてというのはとても胸が高鳴りますわ♪』
伊織『確か卵と人参と……ちょっと、どの卵よ? 赤いのと白いのがあるじゃない……』
桃華『キャベツを1/4……ということは、割ればよいのかしら……? でもこれを手で割るのは一苦労ですわ……』
伊織『あれ? リンゴ……って、品種はどれなのかしら……うーん、困ったわ……』
桃華『仕方ありませんわね。それから海老……これでよいのかしら? ずいぶんと小ぶりですわね……』
伊織『えぇい、こうなったらまるごと買ってやるわ! カードよ!』
桃華『仕方ありません、多めに購入することにいたしましょう。キャベツもこちらで割ればよいのですし……支払いはカードで』
伊織『えっ?』
桃華『なんと』
伊織・桃華「……カードが使えない?」
桃華『それにしても、スーパーで1人買いものというのは……ふふっ、初めてというのはとても胸が高鳴りますわ♪』
伊織『確か卵と人参と……ちょっと、どの卵よ? 赤いのと白いのがあるじゃない……』
桃華『キャベツを1/4……ということは、割ればよいのかしら……? でもこれを手で割るのは一苦労ですわ……』
伊織『あれ? リンゴ……って、品種はどれなのかしら……うーん、困ったわ……』
桃華『仕方ありませんわね。それから海老……これでよいのかしら? ずいぶんと小ぶりですわね……』
伊織『えぇい、こうなったらまるごと買ってやるわ! カードよ!』
桃華『仕方ありません、多めに購入することにいたしましょう。キャベツもこちらで割ればよいのですし……支払いはカードで』
伊織『えっ?』
桃華『なんと』
伊織・桃華「……カードが使えない?」
伊織「……」
桃華「……」
伊織「今回のところは、勘弁してあげるわ……」
桃華「残念ですわ……」
伊織「え? あ、はい……戻します……」
桃華「元の場所へ、ですか? かしこまりました……」
春香『……』
卯月『……2人とも、微妙に抜けてますね』
春香『あぁ、いいなぁ! はじめてのおつかいって感じだね!』
凛『2人とも買えていませんけど』
春香『買おうとする意志が大切なんだよ!』
千早『……そもそも2人にお小遣いを渡していたかしら? 本当はそこから始めるべきなんじゃ……』ブツブツ
桃華「……」
伊織「今回のところは、勘弁してあげるわ……」
桃華「残念ですわ……」
伊織「え? あ、はい……戻します……」
桃華「元の場所へ、ですか? かしこまりました……」
春香『……』
卯月『……2人とも、微妙に抜けてますね』
春香『あぁ、いいなぁ! はじめてのおつかいって感じだね!』
凛『2人とも買えていませんけど』
春香『買おうとする意志が大切なんだよ!』
千早『……そもそも2人にお小遣いを渡していたかしら? 本当はそこから始めるべきなんじゃ……』ブツブツ
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