元スレ勇者「魔王が死んで魔物は緩やかに衰退しました」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 70 :
ほ
102 = 1 :
剣士「どけ!勇者!俺にはお前らを守る責任がある!」
勇者「何言ってるんだよ!お前!何してるかわかってるのか!?」
少女「ひ、ひぃ」オドオド
妹「剣士さん!やめて!」ウルウル
剣士「どうしても素顔を明かさないつもりなのか?」
少女「わ、わかりましたひっく、フードをとりますひっぐ」シクシク
「なんだなんだ?」 「討伐隊か?」
勇者(まずい……まずいぞ!これ)
103 = 1 :
勇者「駄目だ!やめろ!」
剣士「お前!邪魔をするのか!」
勇者「駄目なんだ……だから、頼む!」
勇者「お前を相手に剣は抜きたくない!」
剣士「くっ……俺はお前達を守るために」
剣士父「そこまでだ!二人とも!」
104 = 1 :
「あれ、親衛隊の隊長じゃね?」 「まじかよ」
剣士父「ただの若造の喧嘩です。はいはい解散解散!」
105 = 90 :
きたい
107 = 1 :
剣士 家
少女「」シクシク
剣士「親父!どういうことだよ!」
剣士父「その子は今回の件とは関係ない」
勇者「今回の件?」
剣士父「はぁ……どうしてこうなったかなぁ」
剣士父「悪いが勇者くんには言えない」
勇者「そんな……」
剣士父「それより、勇者君。君はこの子の正体を知っているんだね?」
勇者「」コクリッ
剣士父「誰にも言ってはいけないよ?わかったかい?」
勇者「初めからそのつもりでした」
108 = 91 :
きたい
109 = 90 :
ここまでおれの予想どおり
110 = 1 :
剣士父「さて、俺は城へ戻る」
剣士「親父!俺には何も教えてくれないのかよ!」
剣士父「時がきたら全て明かす。それまで待ってくれ頼む」
剣士「くっ……」
剣士父「勇者くん、それと君さぁおいで。途中までおくろう」
勇者 少女「」コクリッ
111 = 70 :
ほ
112 = 1 :
トボトボ
勇者「あの……一体何が起きてるんですか?どうして剣士はこの子を」
剣士父「君の親父の尻拭いをしてるんだよ我々は」
勇者「父さん?父さんが関係してるんですか?」
剣士父「君の父さんはとても強くて勇敢で俺も尊敬してたよ」
剣士父「だが、戦士としての彼は最低だった」
勇者「どういうことですか?」
剣士父「これ以上は言えない」
勇者「この子は?どうするつもりですか」
剣士父「しばらくはこの子と会えないだろう」
勇者「そんな……」
113 :
まさかの魔物人間ハーフ腹違い妹ルートクル―――!?
114 = 1 :
次の日、次の日も少女はずっと
窓の外に写る小さな町を眺めていた。
少女「おじいさま……遊びに行きたいです」
国王「またすぐに遊びに行けるようになる」
国王「それまで我慢なさい」
少女「おじいさま」
国王「どうしたのだ?」
少女「どうして私は剣をむけられるのです?」
国王「友人にかね」
少女「はい……それに」
少女「――おじいさまからも」
115 = 90 :
勇者父と昔のお姫様との間にうまれた子供
と予想
116 = 41 :
いえ剣士によるNTRルートです
117 = 1 :
国王「覚えていたのか」
少女「かすかですが記憶に……」
国王「おいで」ウルウル
少女「はい」
国王「すまなかった……あの時は本当に」ウルウル
少女「こんな生活もういやです…」シクシク
国王「もうすぐ、もうすぐ終わる――」
118 = 1 :
数日後
噴水通り
妹「こないね」
勇者「あぁ」
僧侶「なんだか寂しいわ」
剣士「俺は……俺は」
勇者「剣士は何も悪くないよ」
勇者「誰も悪くないよ」
119 :
>>116
剣士による勇者NTRエンドってこと?
120 = 1 :
魔物「捕まえた」
ガシッ
剣士「ぐっ!何処から!!!」
魔物「お前は親衛隊の息子だな?」
剣士「お、お前は!ぐはっ」
勇者「魔物!?何故こんなところに!」
勇者「剣士を放せ!!!!」
魔物「その剣は……貴様!!あの男の息子か!!!!」
121 = 41 :
まじでどっからでてきた
122 = 91 :
魔物こえええええええええええええ
123 = 1 :
僧侶「あなた!何が目的なの!?」
魔物「我ら一族の存続!」
魔物「城まで連れて行け!!」
勇者「国をのっとるつもりか!!」
魔物「黙れ!とにかく!俺を連れて行け!」
魔物「断るのならこいつを殺す」ググググ
剣士「ぐっ……ぐはっ」
勇者「くそ!」
124 = 1 :
門前
剣士「親衛隊隊長に用がある。通してくれ」
兵士「お父様にお会いになられるのですね。お連れの方は?」
剣士「俺の友人だ。一緒に通して欲しい」
兵士「わかりました。門を開け!!」
125 = 1 :
魔物「ありがとよ」
勇者「さぁ、剣士を解放しろ」
剣士「ぐはっ」バタリッ
魔物「城に入ればこっちのものだ……」
勇者「まぁそうはさせないけどな!」
魔物「ほう、俺とやり合うつもりか?」
勇者「人質がいないから存分に振り回せるよ」
魔物「目標は最上階か……」
魔物「悪いが後にしてくれ」タッタッタッタ
勇者「は?こら!待て!」
126 = 1 :
兵士「城内に魔物が侵入!!」 兵士「急げ急げ!」
魔物「雑兵ふぜいが!そこをどけ!!」
ドガシャーン
魔物「俺は!俺はどうしてもやり遂げなくてはならない使命があるんだ!」
勇者「くそっ!待て!」
魔物「ふん!」シュンッ
ドガシャーン
勇者「うわっ!」
魔物「後で相手してやると言っているだろう」
127 = 1 :
剣士「くそっ……俺も追いかけないと」
僧侶「じっとして!」
妹「剣士さん!大丈夫ですか!」
兵士「急げ!急げ!」
剣士「おい!何が起きてる!」
兵士「城内に魔物が侵入!それに町も魔物で溢れかえってるらしい!」
剣士「そんな!」
兵士「低級のものばかりだが!早く事態を収拾しなくてはまずい!」
妹「魔物は衰退したんじゃないの!?」
128 = 1 :
玉座の間
魔物「はぁ……はぁ…」
魔物「ここか」
国王「よく、ここまで来たな。」
魔物「貴様ぁぁ!」
剣士父「国王には指一本触れさせないぞ!」
勇者「俺だって……はぁ……はぁ…まだくたばってねぇぞ!」
剣士父「勇者くん!何故きみがここに!」
魔物「うるせぇぇ!貴様らに邪魔はさせないぞ!」
129 = 70 :
ほ
130 = 1 :
国王「自らの主にこれほどまで従事するとは」
国王「敵ながらその志、褒めて使わす」
国王「さすがは今は亡き魔王の側近」
側近「へっへっへ……今日と言う日をどれほどまで待ち望んだことか」
剣士父「さぁ!おしゃべりはここまでだ!」
側近「ぐっ!」
ガキンガキン キン!
勇者「ていやぁぁぁ!!」
側近「ふん!!」シュンッ
剣士父「あぐっ!!」ズドン
勇者「ぐっ!!!」
131 = 41 :
よくここまできたなとか色々魔王っぽいな
132 = 1 :
勇者「はぁはぁ……くそ」
側近「命だけは助けてやろうと思ったのだが」
側近「頭にきた。皆殺しだ」
少女「やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!」
側近「!!」ピタッ
勇者「君は……どうしてここに!」
少女「やめてよ!!!どうして!こんなことするの?」
133 = 90 :
勇者ガンバ
134 = 1 :
側近「おおう!姫よ!我が主!!」
勇者「何を言ってるんだ……?」
少女「ねぇ!もうやめてよ!」
側近「何を言うのです?姫!!ここで勇者を倒さなくては!」
側近「これもすべて我ら一族の悲願のためでしょう!」
少女「何が?何のことを言ってるの?」オロオロ
側近「そんな!こ、これは一体……」
側近「貴様!姫に何をした!!」
国王「……」
135 = 1 :
勇者「国王様……どういうことなのですか」
少女「おじいさま!?」
国王「お前は……お前は魔王の娘なんだよ」
国王「言い換えれば――現魔王」
魔王「そ、そんな……私が?」
勇者「ただの魔物ではなかったのか……」
138 = 1 :
国王「我々と魔物との争いは数百年も前から続いていた」
国王「この数百年で我々は何度も魔王を討伐した」
国王「だが、奴は復活し続けたのだ。倒しても倒しても蘇りきりがなかった」
国王「そんな中、我々の諜報機関はある情報を入手した」
国王「魔王復活の秘密」
140 = 1 :
国王「魔王はその生涯に一度だけ子を授かるのだ」
国王「魔王の子は現魔王が死ぬときまで封印され」
国王「現魔王が死ねばその後封印は解かれ新たな魔王が誕生する」
国王「復活したのではなく、我々どうよう一族が代々戦ってきたわけだ」
剣士父「そこで、俺たちは魔王を倒した後、封印された新たな魔王を」
剣士父「倒そうとした……だが…」
剣士父「だが!あいつは!!」
141 = 1 :
数年前
剣士父「見つけた!見つけたぞ!!」
勇者父「よし……この球体を破壊すればいいんだな」ヨロヨロ
剣士父「お前、その傷……」
勇者父「毒を食らったみたいでな、えっへへ」ヨロヨロ
勇者父「だが、これで長い戦いも終わる……最後の一振りだ!」
勇者父「」
剣士父「どうした?」
勇者父「そんな……こんなの……」
球体の中に閉じ込められていたのはスヤスヤ眠る赤ちゃんだった
142 = 41 :
魔王といっても竜王みたいな感じじゃなくアロウンさんやピサロ系統か
143 = 1 :
剣士父「おい!お前!何をしてる!」
勇者父は布で球体を包み赤ちゃんを隠した
勇者父「このことは誰にも言うな!いいな!」
剣士父「だが」
勇者父「いいか!誰にも言うんじゃないぞ!」
剣士父「お前!怖気づいたのか!早くこいつを!」
勇者父「できるわけないだろ……」
勇者父「赤ん坊なんだぞ?こんなこと……俺には」
剣士父「……でも、どうするつもりだ?」
勇者父「人質として国へ連れて帰る」
剣士父「国王を危険にさらすのか!!」
勇者父「ちゃんと人として教育すれば……この子だってきっと」
剣士父「だが、魔物に狙われるぞ」
勇者父「だからこのことは極秘にしてほしいんだ」
144 :
勇者父いいやつじゃないか・・・
145 = 1 :
勇者父「もし、この子が魔王として覚醒したら……」
勇者父「その時は俺がこの子を殺す」
剣士父「だがな…」
勇者父「あぁ、俺が死んだら……お前に頼んでもいいか?」
剣士父「全く、仕方が無い奴だ……」
剣士父「安心しろ、この子と国は俺がちゃんと守るから」
146 = 1 :
玉座の間
剣士父「まったく嫌な約束をしてしまったぜ」
側近「貴様ら…姫を洗脳したというのか!!!!」
国王「違う!この子は自らこの道を選んだのだ!!」
側近「んだと!」
国王「私は勇者父からこの子を預かった」
国王「城の最上階へ幽閉させるためにな」
148 :
明日の朝までありますように
寝る
150 = 1 :
勇者父の死後、球体は消え赤ちゃんが産声を上げた。
国王(これが……魔王……)
国王(今、私がこの子を殺せば全てが終わる)
国王「」ゴクリッ
国王は短剣を握り締めた
魔王「?」キョトン
カランカランッ
国王「共に生きる道を探そう」
国王「例えそれが茨の道だとしても……」
国王「お前を殺さなくて済むのなら」
赤ん坊は魔王の指をぎゅっと握り締めた
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