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    元スレ双葉杏「プロデューサー、今日は休んでだらだらしない?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - アイドルマスター + - モバマス + - 双葉杏 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 79 :


    「まぁ、とりあえず今日は帰ろうかな。プロデューサー遅いなー」

    トレーナー「……そうですね」

    「あ、だからってもうちょっとレッスンとかはいらないからね?」

    トレーナー「大丈夫ですよ。休むのだってレッスンのひとつとして組み込まれてます」

    「……初日にあんなに疲れさせたのに?」

    トレーナー「……あれはその、思わず……すみませんでした」

    「別にいいけど……お詫びの気持ちがほしいなー」

    トレーナー「……はい、飴です」

    「うんうん、わかってるね」

    252 = 79 :


    「んー、遅いなぁ……」

    「……」

    ガチャッ…

    P「すまん、遅くなった!」

    「本当に遅いよ! どれだけ待たせるんだか、もう」

    P「いや、本当にすまん……あ、トレーナーさん。お世話おかけしました」

    トレーナー「いえいえ、お疲れ様です」

    P「それじゃあ、今日は失礼します」

    トレーナー「えぇ、それじゃ杏ちゃんも、お疲れ様。またね?」

    「プロデューサー、わびの気持ちが足りないよわびの気持ちが!」コロコロ

    P「そんなこと言って口の中に飴入ってるだろ? 晩飯が食えなくなるから今はダメだ」

    「えー、ケチー」

    253 = 133 :

    ペロペロ

    254 = 200 :

    飴でお腹いっぱいになったことない

    255 = 226 :

    ほっほー

    256 = 79 :


    ブロロロ… キッ

    P「よし、到着」

    「んー、疲れたー。ご飯作ってー」

    P「はいはい……なにがいい?」

    「なんでもいいやー」

    P「またそれか。作る側は困るんだぞ?」

    「だって考えるのめんどくさいもん」

    P「……はぁ。じゃあ適当に……お好み焼きとかやるか?」

    「うちってホットプレートあったっけ……?」

    P「あれ、無かったか?」

    258 = 229 :

    259 :

    ルーキートレーナーさん一択だろ

    260 = 79 :


    P「まぁ、とりあえず簡単なのにはするけど……朝飯はどうする?」

    「んー、簡単なのでいいよー」

    P「はいはい、作っておけってことだな?」

    「うんうん、いつもありがと」

    P「おかげ様で慣れたよ、じゃあ……うーん、味噌汁でも作っとくか」

    「うん、お願い」

    P「あとは……昼は来るからいいとして。洗濯……」

    「……」ジッ

    P「ん、どうした?」

    「いや。プロデューサー、お母さんみたいだね」

    P「はっ?」

    262 = 226 :

    んだんだ

    263 = 79 :


    「お世話してくれるし、料理うまいし。本当にすごいよ」

    P「それって褒めてるのか?」

    「どう聞いても褒めてるでしょ?」

    P「男としては複雑だなぁ……」

    「まぁまぁ。それじゃあプロデューサー、杏お風呂に入ってくるねー」

    P「はいはい」

    「着替え出しといてねー」

    P「はいはい……」

    264 = 157 :

    杏ちゃんのおぱんちゅ

    265 = 79 :


    シャワァァァァ…

    「んー……」

    「でも、歌かぁ……本当に歌うことになるなんてなー」

    「これで杏の夢の印税生活も目の前だなぁ、ふふーん♪」

    「ふーんふふーん……♪」

    「やりたくなーい、何もしたくないー♪」

    「……お、これ歌詞に使えそうだなぁ。えーっと……」

    「お風呂上がってから書こうかなー」




    P「……」

    P「……杏もやる気になってくれてるみたいだなぁ」

    P「杏ー、着替えおいとくぞー」

    「うん? わかったー」

    P「……がんばろうな、杏」

    266 :

    これはいいものだ

    作詞は本人ってのがいいよね、印税的にも

    267 = 79 :


    「いい湯だったー」

    P「こら、だらしない。ちゃんと着なさい」

    「えー。暑い……それに、ちゃんとシャツは着たよ?」

    P「下。見えそうになってるだろ。乙女なんだからもっと羞恥心をだな……」

    「うーん、ずーっといっしょにいるしプロデューサーになら見られても平気かなーって」

    P「おいおい、俺だって男だぞ?」

    「男の前にプロデューサーで、しかもお母さんだからね」

    P「……うーん、信頼されてる、のか?」

    「一応そのつもりだよ?」

    P「そっか……うん、だけどこれから忙しくなるんだから身だしなみはきちっとしてなきゃ。な?」

    「えー」

    269 = 79 :


    「そうだ、プロデューサー。杏はあんずのうたでデビューするよね?」

    P「……曲名はそれでいいのか?」

    「まぁいいのいいの。それで……」

    P「それで?」

    「あんずのうたは、杏の本音を赤裸々に歌った曲になる予定なんだー」

    P「ほう……」

    「まず出だしは、『働かないすべての者たちに告ぐ!』」

    P「……」

    「だから、杏がきっちりしてたら嘘みたいでよくないと思うんだ」

    P「だから、だらしなくても許せと?」

    「うん!」

    270 = 249 :

    いま杏ちゃんははいてないのか!?Tシャツだけなのか!

    271 = 79 :


    P「それはダメだな」

    「えー……」

    P「だらしないのもいい。それをアピールポイントにするのもいいと思う」

    「じゃあなんでダメなの?」

    P「だからってやっちゃいけないラインってのはあると思うんだ。アイドルとしてのラインだな」

    「んー……」

    P「働きたくないなら働きたくないでいい。でも、働かないでいるのはダメなんだ」

    「めんどくさいなぁ……」

    P「それでも、明日の印税生活のためだぞ?」

    「それを言われると弱いんだけど……うーん……」

    P「明日の昼飯にデザートをつけよう」

    「……じゃあ、ちゃんと服着てくる」

    P「はい、いってらっしゃい」

    272 = 79 :


    P「朝飯、作っといたから起きたらあっためて食べろよー」

    「はーい。プロデューサー、お疲れ様ー」

    P「じゃあ、また明日。昼前に飯を作りに来るからなー」

    「はーい。それからレッスン?」

    P「うん、いつものメニューだな」

    「わかった……あのさ、プロデューサー」

    P「どうした?」

    「今、杏は朝から起きてるけど……プロデューサーは朝ご飯うちで食べないの?」

    P「……うーん、気持ちは嬉しいけどちょっとな」

    「なにか用事?」

    P「そんなところだよ」

    「……あ、彼女とか?」

    P「そんな相手もいないよ、まったく」

    273 = 79 :


    「じゃあなんで?」

    P「いろいろあるんだよ。大人だからな」

    「杏だって大人だよ?」

    P「はいはい、大人はパンツにシャツだけで風呂からあがりません」

    「……お父さんとかってそういう風にするもんじゃないの?」

    P「杏は女の子だろうが……そんなのが許されるのはおっさんだけだ」

    「じゃあ杏、おっさんでいいや」

    P「そしたらアイドル印税生活はできないぞ?」

    「あ、そっか……うーん……」

    P「まじめに悩んでどうする」コツン

    「いたっ……うわー、かていないぼうりょくだー、でぃーぶいだー」

    P「はいはい。頼むよアイドルさん」

    274 = 78 :

    自然にいちゃついてますね

    276 = 200 :

    家族っぽい

    278 = 226 :

    ほのぼのやな

    279 = 79 :


    「じゃあまた明日」

    P「うん、ちゃんと寝ること。寝る時にはクーラーつけっぱなしじゃなくて……」

    「わかってるってば、毎回毎回言わなくたって覚えるよ」

    P「だがアイドルは身体が資本なんだぞ? ちょっとした油断から重病になったり……」

    「はいはいわかってるってば。杏はそろそろ録画消化しないといけないから帰ってよ」

    P「録画って、アニメのか? ……そういえば最近終わる時間が遅くなってたな。すまん」

    「それはいいから。はいはいてっしゅー」

    P「……ん、わかった。またな」

    「はい、お疲れ様。またねー」

    281 = 79 :


    「よし、プロデューサーが帰った……」

    「アニメアニメ……」ピッ

    「……」

    「……んー」

    「いまいち、燃えないなぁ……なんだか最近……」

    「自分で動いたほうが……」

    「……はっ!?」

    「いけないいけない。危うく働くのに慣れるところだった……」

    「なんて恐ろしい体制なんだろう……ふぅ、録画の続きをみよう」

    「……それから、ついでに作詞もしとこうかな。紙とペン……」

    282 = 79 :


    「……ん、んぁ……?」

    「いっけな……いつの間にか寝ちゃったんだ……」

    「……ぁー。身体ボキボキいう……」

    「んー! ふぅ……」

    「あ、作詞の紙……」

    「……うわぁ、ぐちゃぐちゃで何が書いてあるか読めないや……」

    「はぁ……思ってたよりめんどくさいなぁ……」

    「いっそ、ガヤとかいっぱい入れてもらう曲にしてみようかな?」

    「うんうん、最近は流行ってるもんねー。それ前提ならきっと盛り上がるだろうし」

    「それで、杏はそれを煽るだけ……いいかも!」

    「よーし、じゃあ書いちゃおう」カリカリ…

    283 = 79 :


    「……よし、こんな感じかな?」

    「……ふぁ……ん、何時かなーっと」チラッ

    「……うわ、もうすぐ3時かぁ……」

    「昔はこのぐらいの時間に寝るのも普通だったのになぁ……」

    「すっかり健康になっちゃって……」

    「……ふぅ。布団布団ー」

    「ちゃんと寝なきゃねー。今日も結構疲れたし……」

    「……んー、ぎゅっ」

    「やっぱりこう、枕を抱きしめるとゆっくり寝れるよね……あっ」

    「これも歌詞にできそうかも……えーっと」

    「まくらをぎゅー、いや……ぐにゅー。うーん……」

    「ぎぬゅっー……」

    「これだ!」

    284 = 229 :

    286 = 79 :


    チュン チュンチュン…

    「……ん、んー」モゾモゾ

    「…………」ゴソゴソ

    「……あー。また7時……」

    「……んー、なんだかんだで結構遅くに寝たのに……」

    「我ながら健康的だなぁ……でも二度寝二度寝……」

    「……」

    「……の前に、お味噌汁だけでも飲んどこうかな……手つけてないとなんかプロデューサー悲しそうな顔するし……」

    「んー……めんどくさい……」トコトコ

    287 :

    杏ちゃんかわいいよお

    288 :

    どんどん正しい生活リズムになっていく…

    289 = 79 :


    「ふぅ……ごちそうさまでした」

    「さーて二度寝二度寝」

    「……」ボフッ

    「んっー……んー……」

    「んんー……」ゴロゴロ

    「……んー」ゴロ…

    「……」

    「……zzZ」

    290 = 79 :


    ピンポーン

    「ふぁ……」

    ピンポーン ピンポーン

    「んー……プロデューサーかぁ……」

    「……どうぞー」

    ガチャッ

    P「よ、おはよう。杏」

    「ん……」

    P「ん、どうした? 寝不足か?」

    「んー……」

    P「とりあえず顔洗ったほうがいいんじゃないか? 大丈夫か?」

    「うん、まぁ……だいじょぶ……」

    291 = 79 :


    P「夜更かしはよくないって言っただろ? 疲れ、溜まってないか?」

    「大丈夫だよ、それに……」

    P「それに?」

    「見て、歌詞……完成したんだぁー」

    P「なんだと……? 見せてもらっていいか?」

    「ん、どうぞ」

    P「……」ペラッ

    P「……これは……」

    「杏らしさを前面に押し出した、完璧な歌詞だと思わない?」

    P「ここ、なんだからしくない部分があるんだが……しかも『いも』ってどういう……」

    「あぁ、縦読みだよー」

    P「たて……?」

    293 = 79 :

    「『働くって素敵』 『きっと流した汗は美しい!』 『たくさんの夢があれば』 『くろうなんて』 『なんのその!』」

    「までは思いついたけどめんどくさくなったから最後は『いも』でいいかなーって」

    P「ふむふむ……それで、縦っていうのは……」

    「頭文字をとって……『働』『き』『た』『く』『な』『い』」

    P「おぉ……!」

    「どやっ」

    P「いや、思わず感心したけど……どうなんだ、それ」

    「えー。話題になって売れるんじゃないかなって思ったんだけどなぁ……」

    P「まぁ、悪くはないけどどうかと思う」

    「でも結構苦労したんだよ?」

    P「……まぁ、それはそうだろうなぁ。お疲れ様」

    「うん、すごく疲れた。だから今日の仕事は休みにしない?」

    P「それはダメだけどな」

    「えー」

    294 = 153 :

    いっその事、一緒に住んじゃえばいいんじゃないかな?

    296 :

    杏ってこんなにかわいかったのか

    297 = 79 :


    ――

    ――――

    (それからまた、少しずつだけど毎日が変わっていって)

    (歌の話題性を出すために雑誌の仕事が増えたり……)

    (ほんの少しだけどテレビにでたり……忙しくなっていったんだ)

    (仕事はめんどくさくて、何度も帰りたくなったけどそのたびにプロデューサーが飴をくれるからちょっとだけがんばって)

    (それで、ついにCDの発売が決まって)

    (サンプルを聞いてプロデューサーがその場で泣き崩れちゃったり)

    (泣くような、感動的な曲じゃないんだけどなぁ、年なんじゃないかな?)

    (そんなことを思ったけど。とにかく、CDの発売が決まったんだ)

    (ただ……その時に考えてみるべきだったのかもしれない)

    (まだ、CDも発売してないような杏の仕事が、どんどん増えてた理由を)

    299 = 296 :

    なんか雲行きがあやしいな…

    300 = 168 :

    まさかPが体売ってたなんて


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