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    元スレ黒子「わ、わたくしとあなたの三年後に」上条「か、乾杯」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
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    652 = 314 :

    上条「あ、いや、その、ど、どういたしまして、って言えばいいのかな、はは」アセアセ

    黒子「…………」

    上条「と、とりあえず頭を上げてくれよ。……その、ご近所の目もあるしさ」チラチラ

    黒子「……はい、ですの」オズ

    上条「……そうだよな。大事に至らなかったのは本当、何よりだよな」

    上条「おまえを助けられたこと、今になってやっと実感できた気がする」

    黒子「……な、なんですの、それ。……遅すぎですの」

    上条「そ、そう言わないでくれって。それよかさ、昨日くれた弁当ってもしかして」

    黒子「え……あ、いえ、それは」カァ

    黒子(……ま、まぁ、そういう気持ちがまったく含まれていなかったというわけでも、ないですわよね)モジモジ

    655 = 421 :

    はやく

    656 = 529 :

    658 = 355 :

    うっ…ふぅ

    659 = 315 :

    661 = 314 :

    黒子「……お礼の言葉だけというのもなんですし、せめて感謝の気持ちだけでも、と」

    上条「へへ、そっか。道理で、あれだけ美味いわけだよな」ニッ

    黒子「」ドキ

    黒子(……き、気恥ずかしくて、お顔がまともに見れませんの)

    黒子(うぅうぅ、耳が変に熱いですの~)

    黒子(……あら? これは)

    上条「ん、胸元になんかついてる?」

    黒子「……いえ、Tシャツの柄が、随分と」

    上条「お、さっそく気づいてくれたんだな。昨日黒子が帰ったあと、ネットで勉強したんだぜ?」

    663 = 314 :

    ――回想  上条宅


    黒子「まぁ、学生服がメインになるのは仕方ないですわね」

    上条「」ホッ

    黒子「ですけど、その下にオレンジや赤系のTシャツなどを着ているのは、かなり許しがたいですの」

    上条「……え」ギク

    黒子「コントラストにケチをつける以前の問題ですわね。今の季節にその色は見ているだけで暑苦しいですの」

    上条「うぐっ」グサッ

    黒子「これは、お姉様の受け売りなんですけれど」

    上条「ビリビリの?」

    黒子「――っ、その呼び方は無礼千万ですのっ。いい加減に名前でお呼びなさいなっ」

    665 = 314 :

    上条「わ、わかったわかった。それでビリ……御坂の受け売りがどうしたんでせう」

    黒子「いいですこと? 人には共感覚性というものがありますの」

    黒子「青系の色を見れば涼やかさを感じますし、緑系であれば落ち着きを、色がまだらですと不安を煽ったりするんですの」

    上条「あー、わかるわかる。なんでかうまく説明できないけどそんな感じだよな」

    黒子「いわゆるシーズン物も、そういった無意識の選り好みを考慮しているのでしょうね。赤い風鈴なんて見たことありませんし」

    黒子「夏場であれば水色や白系。秋になるとシックな色合いやからし色」

    黒子「冬なら上条さんが今着ているような暖色系もアリですわね」

    上条「……おまえさ、そういう知識とかネタ、どこで仕入れてくるんだ?」

    黒子「今言ったようにひとづての話もありますし、今どきはインターネットで大概のことは調べられますから」

    黒子「気になったら図書館に出かけることも、もちろんありますわよ」

    上条「なるほどな、そういう行動力は見習いたいな」

    667 = 623 :

    赤い風鈴は結構見るけどな

    668 = 314 :

    黒子「あとは、ひたすら目を養うことですわね」

    上条「目を養う?」

    黒子「TV番組でも、通りがかりの人でも、お洒落な着こなしを覚えておくんですの」

    黒子「アウトレットモールなどでウィンドウショッピングするだけでも、自然とセンスは向上するはずですわよ」

    上条「んー、結構道のりは遠そうだな。まぁ、せめて制服の着こなしくらいはできるように――うおっ!」ビク

    黒子「あーまーいーでーすーのっ!」ズイズイズイ

    上条「か、顔! 近いってっ!」タジタジ

    黒子「断っておきますけど、制服の着こなしというのは難度が高いことなんですのよ」

    上条「え、そうなの?」

    黒子「あれは上下でデザインが確立しているファッションですから、手を入れられる箇所が非常に少ないんですの」

    669 = 314 :

    黒子「ゆえに、主張しすぎる色やアクセサリーを合わせて着こなすのは至難の業ですの」

    黒子「加えて、シンプルなだけに普段着よりも襟や裾の乱れが目につきやすいですの」

    上条「……言われてみれば、崩してると変にだらしない感じがするな」

    黒子「逆に言えば、制服をうまく着こなしている人って、大抵普段着もうまく着こなせますわね」

    上条「しょ、精進します」

    黒子「よろしい。では、お話はこれくらいにして」スク

    上条「…………」ホッ

    黒子「下駄箱に移動しますわよ」シズシズ

    上条「…………お、お手柔らかに頼んます」

    670 :

    この知識5,6年前に知りたかったわ

    671 = 625 :

    黒子の脱オタ指南みたいだな

    672 = 623 :

    この>>1…おしゃれ上級者!?

    673 :

    超電磁砲で出てきた共感覚性ってのは間違ってるみたいだけどな
    ともかく支援

    674 = 355 :

    ほほう
    そういう流れか黒子さすが可愛い

    675 :

    こういう知識はマジでどっから仕入れンだ
    謎すぎィ

    676 = 495 :

    なんでもいいけど黒子の靴食べたいです

    677 = 314 :

    上条「ってな感じでさ」

    黒子「そ、そこまでボロクソに言いましたかしら)ウーン

    上条「女子の後輩にあれだけ説教されれば、上条さんだって少しはビッとしなきゃと思うわけですよ」

    黒子(Yシャツの白を殺さないように、紺とベージュの格子模様。まぁ、少しは考えたようですけど)

    黒子「……ぎりぎり、赤点は免れているようですわね」

    上条「え゛。きゅ、及第点ももらえないのか」

    黒子「努力の痕跡は認められますが、注意力が足りませんの。ほらここ、後ろの襟が立っていますわよ」スッ

    上条「あ、わ、とと」

    黒子「まったく、ちゃんと鏡を見ながら着なさったんですの? はい、終わりましたの」ピッピ

    上条「さ、さんきゅ」ポリポリ

    678 :

    こういう話しはSSに必要なのか

    679 = 414 :

    マジ良妻

    680 :

    夫婦か!

    681 = 512 :

    家庭が大事

    682 :

    おれも思った

    683 = 355 :

    黒子「ネクタイがまがってますわよダーリン」クイクイ

    「ありがとうハニー、愛してるよ(^^」

    684 :

    >>683
    お前ホクロをネクタイに擦り付けて何してんの?

    685 :

    ふむ

    686 :

    687 :

    蛇足みたいだけど実は伏線なんだ、すまない


    黒子「……では、目的は果たしたことですし、今日のところは帰りますわね」

    上条「――なぁ、黒子」

    黒子「ん、どうかしましたの?」

    上条「もし面倒じゃなければだけど。今度買い物に付き合ってくれないか」

    黒子「……え、と」

    黒子(今のお誘いは、つまり、常識的に考えますと、二人で、ということですわよね)

    上条「ちょうど新しい服が欲しいと思ってたんだ。おまえが一緒なら目利きはバッチリだし」

    上条「別に急ぎじゃないし、ジャッジメントの仕事も忙しいだろうから、よほど暇を持て余してる時で構わないぜ」

    黒子「……そ、そうですわねぇ。別に、それくらいなら……」

    黒子(ふ、服のレクチャーをした手前、放置するのも可哀想ですものね)ウンウン

    黒子(休日に二人で買い物に出かける。ただそれだけのことなんですの。変に構える必要はありませんの)ドキドキ

    688 = 686 :

    黒子ちょろいわ可愛いわ

    689 :

    いわなくていいから書いてくれ

    694 = 687 :

    上条「そういえば携帯の番号、交換してなかったな」

    黒子「あぁ、うっかりしていましたわね。ちょっと待ってくださいな」ゴソゴソ

    上条「……おー、最新機種か」

    黒子「私物ではなく、ジャッジメントの支給品ですけどね。無線は大丈夫ですの?」

    上条「ああ、問題ない」

    黒子「では、まずはこちらから送信しますわね」カチカチ


    上条「――――登録完了。んじゃ、折り返すぜ」

    黒子「はいですの」

    ――Prrr

    黒子(ん、来ましたわね)

    695 = 689 :

    明日までのこってろ

    696 :

    あれ、どうしたんだ

    697 = 686 :

    寝たか

    698 = 687 :

    黒子「ふぅ、やっと肩の荷が下りましたの」ヒュン

    黒子(とはいえ。いくらなんでも状況に流されすぎですわね)パッ

    黒子(番号まで交換する気などまったくなかったのに)

    黒子(しかも確約でないとはいえ、一緒にお出かけする約束までしてしまう始末)ヒュン

    黒子(なんか、調子が狂いますの)パッ

    Prrr――

    黒子(……あ、お姉様からっ)ピッ

    黒子「もしもしっ?」トン

    美琴「あぁ黒子? 今から初春さんたちとクレープ食べに行くんだけど、よかったらアンタも一緒にどお?」

    黒子「もちろんっ、お姉様とでしたらどこにでもついて行きますのっ!」

    黒子(ま、心配するほどのことでもないですの。お姉さまたちと一緒にいれば、そのうちに調子も戻りますわよね)ヒュン

    699 = 687 :

    一瞬気を失ってたので寝ます
    続きは明日、完結も明日の予定
    落ちたら落ちたで構わないです

    700 = 684 :

    え?











    は?


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