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元スレ女騎士「ついに仕えるべき主を見つけました!」 魔王「はっ?」
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>>149
エロゲだったかな?
エロゲだったかな?
女騎士「……」
魔王「ここまで来たというのに、そのままじっとしているだけか?」
女騎士「……貴方は……お前は、我々人間が悪だと言うのか?」
女騎士「我々が悪ならば、魔物は何だ? 人間を殺す魔物達は? あれだけ残酷な真似をする魔物が善だと言うのか!」
魔王「ここまで来たというのに、そのままじっとしているだけか?」
女騎士「……貴方は……お前は、我々人間が悪だと言うのか?」
女騎士「我々が悪ならば、魔物は何だ? 人間を殺す魔物達は? あれだけ残酷な真似をする魔物が善だと言うのか!」
魔王「お前が殺してきた者達のことか? 悪いが、人の領域を侵した者達の末路など、俺の知った事ではない」
女騎士「だから……貴様に、魔物達に罪はないと?」
魔王「ふぅ。……領域を侵した者達の末路は、人も魔物も同じだ。人間同士なら? 他国の者が暴れ回れば殺されて当然だろう」
女騎士「ならば貴様が起こす戦争で餓え苦しむ人々はどうなるっ!? それが貴様の咎でなくてなんなのだ!?」
魔王「咎であろうな」
女騎士「ならば、なぜっ!?」
魔王「あの丘を見ろ。丘はこの玉座から窓越しに俺を見ている。あれが咎だ。人と争わぬよう努めた俺の咎だ」
女騎士「なぜ戦いを選ぶっ!? 他に道がなかったはずがないっ!」
魔王「では今すぐ示してみろ。これ以上俺の領民が死なず、争いを避けられる方法、今すぐに示してみせろ」
女騎士「……そんな事が、できるはず……」
魔王「ならば、ないのだ」
女騎士「ルールは変えられると、強く願えば変えられると言ったのは、貴様だろうっ!」
魔王「変えられるかもしれない。だが、そんな不確実な方法で、これ以上民を見殺しにするならば……俺は戦いを選ぶ」
女騎士「だから……貴様に、魔物達に罪はないと?」
魔王「ふぅ。……領域を侵した者達の末路は、人も魔物も同じだ。人間同士なら? 他国の者が暴れ回れば殺されて当然だろう」
女騎士「ならば貴様が起こす戦争で餓え苦しむ人々はどうなるっ!? それが貴様の咎でなくてなんなのだ!?」
魔王「咎であろうな」
女騎士「ならば、なぜっ!?」
魔王「あの丘を見ろ。丘はこの玉座から窓越しに俺を見ている。あれが咎だ。人と争わぬよう努めた俺の咎だ」
女騎士「なぜ戦いを選ぶっ!? 他に道がなかったはずがないっ!」
魔王「では今すぐ示してみろ。これ以上俺の領民が死なず、争いを避けられる方法、今すぐに示してみせろ」
女騎士「……そんな事が、できるはず……」
魔王「ならば、ないのだ」
女騎士「ルールは変えられると、強く願えば変えられると言ったのは、貴様だろうっ!」
魔王「変えられるかもしれない。だが、そんな不確実な方法で、これ以上民を見殺しにするならば……俺は戦いを選ぶ」
女騎士「……なぜ、こんな話を私にする? 何が目的だ」
魔王「選ばせるためだ」
女騎士「何を?」
魔王「俺の手を取るか、剣を取るか。好きな方を選べ」
女騎士「バカな、私が魔王の手を取るなどっ!」
魔王「お前は弱い者が泣かない世界が欲しいのだろう。なぜそれが俺の作る世界であってはいけない?」
女騎士「……」
魔王「よく考えてみろ。人間が善か? 魔物が悪か? お前ならばそれが間違いだとわかるはずだ。……さあ、選ぶがいい」
魔王「選ばせるためだ」
女騎士「何を?」
魔王「俺の手を取るか、剣を取るか。好きな方を選べ」
女騎士「バカな、私が魔王の手を取るなどっ!」
魔王「お前は弱い者が泣かない世界が欲しいのだろう。なぜそれが俺の作る世界であってはいけない?」
女騎士「……」
魔王「よく考えてみろ。人間が善か? 魔物が悪か? お前ならばそれが間違いだとわかるはずだ。……さあ、選ぶがいい」
キラきゅんならそれでも守りたい世界があるんだーっ!で剣取って終わる所だな
女騎士「……このお守りを覚えていますか?」 スッ
魔王「ああ」
女騎士「あの姉弟は、今もあの荒廃した街で暮らしているのでしょうね。明日の希望を必死に探して、支え合って生きているのでしょうね」
魔王「そうだろうな」
女騎士「……たとえ人が善でなくとも、私の行いが正しくなくとも……私は、彼らを裏切れない。なぜなら私は、人間だから」
魔王「ふん。……お前ならそう言うだろうと思っていたよ」
女騎士「……私達の出会いは、偶然でしたか?」
魔王「さあな」
女騎士「私が貴方を好きになったのは?」
魔王「さあな」
女騎士「……酷い人ですね。何も教えてくれないなんて」
魔王「俺とお前の間には最初から何もなかった。それでいいだろう」
魔王「ああ」
女騎士「あの姉弟は、今もあの荒廃した街で暮らしているのでしょうね。明日の希望を必死に探して、支え合って生きているのでしょうね」
魔王「そうだろうな」
女騎士「……たとえ人が善でなくとも、私の行いが正しくなくとも……私は、彼らを裏切れない。なぜなら私は、人間だから」
魔王「ふん。……お前ならそう言うだろうと思っていたよ」
女騎士「……私達の出会いは、偶然でしたか?」
魔王「さあな」
女騎士「私が貴方を好きになったのは?」
魔王「さあな」
女騎士「……酷い人ですね。何も教えてくれないなんて」
魔王「俺とお前の間には最初から何もなかった。それでいいだろう」
おいこれ…>>1はプロ作家じゃないのか…?
おもしろいよぉ…
おもしろいよぉ…
>>163
女騎士にも魔王にも韓国が当てはまらないという不思議
女騎士にも魔王にも韓国が当てはまらないという不思議
>>164
アイタアタタアタタイタタタ
アイタアタタアタタイタタタ
女騎士「最後に、ひとつだけ」
魔王「なんだ?」
女騎士「貴方の気持ちは? 私への気持ちは?」
魔王「……忘れたよ。お前は人の勇者で、俺は魔物の王だ。それがすべてだ」
女騎士「……そう」
魔王「……そうだ」
女騎士「さよなら、私の主様。……私は貴方を殺して人を救う」
魔王「じゃあな、俺の騎士。……俺はお前を殺して人を滅ぼす」
女騎士「……いざ、参る!」
魔王「くくっ、はははっ、あアァハァハァハァハァアアアアッ!!」
魔王「なんだ?」
女騎士「貴方の気持ちは? 私への気持ちは?」
魔王「……忘れたよ。お前は人の勇者で、俺は魔物の王だ。それがすべてだ」
女騎士「……そう」
魔王「……そうだ」
女騎士「さよなら、私の主様。……私は貴方を殺して人を救う」
魔王「じゃあな、俺の騎士。……俺はお前を殺して人を滅ぼす」
女騎士「……いざ、参る!」
魔王「くくっ、はははっ、あアァハァハァハァハァアアアアッ!!」
二人の戦いの結末は、歴史には記されていない。
人と魔物の戦争は、結局、どちらの勝利とも言えない膠着状態のまま終わった。
世界には仮初めの平和が戻った。いずれまた戦争は起きるだろう。
しかし束の間の平和の中で、人々はたくましく日々を生きてゆく。
……夕暮れの丘、墓の間を小さな子供が歩いている。
影から影へと飛び跳ね、子供は勢い余って転ぶ。
大きな声を上げて泣き出した子供は、母親を振り返って手を差し出す。
母親は首を横に振り、両手を広げる。
子供は立ち上がり、ふらつきながらも母親の胸へと飛び込んだ。
「……よく頑張ったわね」
「……風が強くなってきた。戻るぞ」
「はい……貴方」
影は寄り添いながら、ゆっくりと丘をくだる。
夕暮れは地平線の彼方、世界を橙色に染めていた。
人と魔物の戦争は、結局、どちらの勝利とも言えない膠着状態のまま終わった。
世界には仮初めの平和が戻った。いずれまた戦争は起きるだろう。
しかし束の間の平和の中で、人々はたくましく日々を生きてゆく。
……夕暮れの丘、墓の間を小さな子供が歩いている。
影から影へと飛び跳ね、子供は勢い余って転ぶ。
大きな声を上げて泣き出した子供は、母親を振り返って手を差し出す。
母親は首を横に振り、両手を広げる。
子供は立ち上がり、ふらつきながらも母親の胸へと飛び込んだ。
「……よく頑張ったわね」
「……風が強くなってきた。戻るぞ」
「はい……貴方」
影は寄り添いながら、ゆっくりと丘をくだる。
夕暮れは地平線の彼方、世界を橙色に染めていた。
>>165
途中で出てきたけどな
途中で出てきたけどな
>>172
傭兵を忘れていてゴメンなさい
傭兵を忘れていてゴメンなさい
即興じゃないから余力もあるし、書き終わって半日くらい経ってるからテンションも普通に話せるんで、
罵倒から質問まで受け付けるよ
罵倒から質問まで受け付けるよ
>>188
参考にした作品とかはある?
参考にした作品とかはある?
>>190
聞きたくないです別にスレ立てて叩かれて荒らされてください!!
聞きたくないです別にスレ立てて叩かれて荒らされてください!!
乙
人と魔物はこれからも争い続けるんだろうな
それでも間にこういう話があるのが非常に好きだわ
人と魔物はこれからも争い続けるんだろうな
それでも間にこういう話があるのが非常に好きだわ
>>189
参考と言えるかわからないけれど、魔王はラハール殿下が大人になった姿で再生されてる
変身後の姿と迫害されてるイメージは、昔読んだ天帝妖狐という小説の主人公から引っ張った
他の大まかな所は、中世ヨーロッパの資料から適当に妄想した
参考と言えるかわからないけれど、魔王はラハール殿下が大人になった姿で再生されてる
変身後の姿と迫害されてるイメージは、昔読んだ天帝妖狐という小説の主人公から引っ張った
他の大まかな所は、中世ヨーロッパの資料から適当に妄想した
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