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元スレ貴音「……おはよう、ございます」
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トップをねらえがなぜか浮かんだけどあれは12000年後だった
正真正銘、本物のBBAになった真美が言ってると思うと不謹慎だが笑ってしまった
貴音「ということは、双海亜美はどこへ……」
真美「亜美は……別の病院で院長やってるよ。もっと大きい病院でね」
貴音「ほう……」
貴音は、真美をじっと見つめます。言われてみれば、どこか真美の面影を残しているような気もしますが。
貴音「時の流れとは、残酷ですね」
真美「そんなことないよ。真美はちゃんと50年分しっかりと生きたけど、お姫ちんは……」
貴音「長い昼寝をしておりました」
真美「そっちの方が残酷じゃん……」
二人は、しばらく会話を続けました。
他のアイドルたちの行方は本当に分からないこと、眠り続けていた貴音のために真美は実家の病院に残ったこと。
二人は、正体がばれてからというもの、50年の空白を埋めるかのように、ひたすら話し続けました。
しばらくして、真美がはっとしたように表情を変えます。
真美「その頭!大変!」
貴音「?」
見ると、貴音の頭の包帯は、酷く血がにじみ出ていました。
真美「亜美は……別の病院で院長やってるよ。もっと大きい病院でね」
貴音「ほう……」
貴音は、真美をじっと見つめます。言われてみれば、どこか真美の面影を残しているような気もしますが。
貴音「時の流れとは、残酷ですね」
真美「そんなことないよ。真美はちゃんと50年分しっかりと生きたけど、お姫ちんは……」
貴音「長い昼寝をしておりました」
真美「そっちの方が残酷じゃん……」
二人は、しばらく会話を続けました。
他のアイドルたちの行方は本当に分からないこと、眠り続けていた貴音のために真美は実家の病院に残ったこと。
二人は、正体がばれてからというもの、50年の空白を埋めるかのように、ひたすら話し続けました。
しばらくして、真美がはっとしたように表情を変えます。
真美「その頭!大変!」
貴音「?」
見ると、貴音の頭の包帯は、酷く血がにじみ出ていました。
しゃべり方戻ってるけど全部普通のおばちゃんみたいな声なんだよな……
なんか辛い
なんか辛い
翌朝
医者「また君は……なんてことを」
真美「……申し訳ありません」
医者「患者を連れだして長々と夜風に当てるなんて、一体何を考えているんだ」
真美「……」
貴音「あの……」
医者「あなたは安静にしててください」
医者は、貴音の言葉をきっぱりと切り捨てました。
真美は、ただ黙って医者の叱責に耐えています。
貴音「……」
真美が、自分をかばっているのだと分かっていたので、これ以上口出しをするわけにもいきません。
申し訳なさに胸がいっぱいになりながら、ただ黙っているしかできずにいることが悔しくてたまりませんでした。
医者「大体だね……」
真美「はい……はい……」
医者の叱責はまだ続きます。かつての仲間が責められているというのは、やはり見ていても辛いものです。
貴音は思わず目をそらしてしまいました。
医者「また君は……なんてことを」
真美「……申し訳ありません」
医者「患者を連れだして長々と夜風に当てるなんて、一体何を考えているんだ」
真美「……」
貴音「あの……」
医者「あなたは安静にしててください」
医者は、貴音の言葉をきっぱりと切り捨てました。
真美は、ただ黙って医者の叱責に耐えています。
貴音「……」
真美が、自分をかばっているのだと分かっていたので、これ以上口出しをするわけにもいきません。
申し訳なさに胸がいっぱいになりながら、ただ黙っているしかできずにいることが悔しくてたまりませんでした。
医者「大体だね……」
真美「はい……はい……」
医者の叱責はまだ続きます。かつての仲間が責められているというのは、やはり見ていても辛いものです。
貴音は思わず目をそらしてしまいました。
数日後
医者「しかし、一体どういうことだろうか」
貴音「はい?」
医者「その頭の傷です。いくらなんでも治りが遅すぎる」
貴音「……」
貴音の頭には、まだ包帯が巻かれていました。そして、うすく血も滲んでいます。
医者「詳しく検査をした方がいいかもしれないですね」
貴音「検査……」
嫌な想像が頭をよぎります。かつて自分がされたであろう、凌辱の限りをまたされるのかと。
医者「なにせあなたは、この50年もの間年を取らずにいるのです。医学的にはあり得ない事です」
医者「ですから、悪いようにはしません。検査を受けてもらいます」
貴音「はい……」
自分の体に、何かが起こっている。それが何かは貴音には分からないのです。
しぶしぶ、検査を受けることを承諾せざるを得ませんでした。
医者「しかし、一体どういうことだろうか」
貴音「はい?」
医者「その頭の傷です。いくらなんでも治りが遅すぎる」
貴音「……」
貴音の頭には、まだ包帯が巻かれていました。そして、うすく血も滲んでいます。
医者「詳しく検査をした方がいいかもしれないですね」
貴音「検査……」
嫌な想像が頭をよぎります。かつて自分がされたであろう、凌辱の限りをまたされるのかと。
医者「なにせあなたは、この50年もの間年を取らずにいるのです。医学的にはあり得ない事です」
医者「ですから、悪いようにはしません。検査を受けてもらいます」
貴音「はい……」
自分の体に、何かが起こっている。それが何かは貴音には分からないのです。
しぶしぶ、検査を受けることを承諾せざるを得ませんでした。
>>109
下田さんなら60過ぎても10代声出せると信じ…さすがにキツイか…
下田さんなら60過ぎても10代声出せると信じ…さすがにキツイか…
>>117
大蛇丸ェ…
大蛇丸ェ…
数週間後
貴音「結果、異状なしですか」
医者「ええ……」
真美「……」
診察室は、重い空気に包まれています。
数週間に渡るながい検査を終え、今日その結果を知らされたのです。
貴音「……」
真美「……四条さん」
真美が声をかけます。医者がいる前では、真美も四条さんと名字で貴音を呼びます。
貴音「真美。そう気を落とさずに」
真美は、いたたまれない気持ちになりました。
辛い目に遭っているであろう貴音に、逆に心配されてしまったのです。
そして、その貴音の姿は……
真美「……」
顔には少しずつ、しわが刻まれていきました。
貴音の体は、この数週間で急激に老化していったのです。
貴音「結果、異状なしですか」
医者「ええ……」
真美「……」
診察室は、重い空気に包まれています。
数週間に渡るながい検査を終え、今日その結果を知らされたのです。
貴音「……」
真美「……四条さん」
真美が声をかけます。医者がいる前では、真美も四条さんと名字で貴音を呼びます。
貴音「真美。そう気を落とさずに」
真美は、いたたまれない気持ちになりました。
辛い目に遭っているであろう貴音に、逆に心配されてしまったのです。
そして、その貴音の姿は……
真美「……」
顔には少しずつ、しわが刻まれていきました。
貴音の体は、この数週間で急激に老化していったのです。
BJは手術して治った!
真美は話しかけただけだ!
何も悪くない!!真美は悪くない!!!
真美は話しかけただけだ!
何も悪くない!!真美は悪くない!!!
病室に戻ると、真美と貴音は一息つきます。
真美「四条さん、その……」
貴音「双海真美」
真美「はい……?」
貴音は、真美の目をじっと見つめて言いました。
貴音「せっかく二人きりなのですから、その四条さんというのはやめなさい」
真美「でも……お姫ちんはちょっと恥ずかしい……」
貴音「私をだましていた罰です。今後は必ずお姫ちんと呼びなさい」
真美「……分かった。お姫ちん」
恥ずかしそうに呼びかける真美を、貴音は笑いながら見つめていました。
その笑顔も、つい顔のしわに目が行ってしまい、真美は直視することができません。
貴音「そう気を落とさずに。この老化も、普通の人であったなら当然のことなのです」
真美「……」
貴音「私は、こうして年老いて、朽ちていくことが、何よりもうれしい」
貴音「やっと私は、普通の人間に戻れるのですから」
真美「四条さん、その……」
貴音「双海真美」
真美「はい……?」
貴音は、真美の目をじっと見つめて言いました。
貴音「せっかく二人きりなのですから、その四条さんというのはやめなさい」
真美「でも……お姫ちんはちょっと恥ずかしい……」
貴音「私をだましていた罰です。今後は必ずお姫ちんと呼びなさい」
真美「……分かった。お姫ちん」
恥ずかしそうに呼びかける真美を、貴音は笑いながら見つめていました。
その笑顔も、つい顔のしわに目が行ってしまい、真美は直視することができません。
貴音「そう気を落とさずに。この老化も、普通の人であったなら当然のことなのです」
真美「……」
貴音「私は、こうして年老いて、朽ちていくことが、何よりもうれしい」
貴音「やっと私は、普通の人間に戻れるのですから」
50年後なら今よりアンチエイジングも進んでいるだろうし真美も30代くらいの外見じゃないかなと現実逃避してみる
真美「しじょ……お姫ちん……」
真美の瞳に思わず涙があふれてきます。
そして手で顔を覆い、そのまま泣き崩れてしまいました。
貴音「真美……」
車いすに座ったまま、貴音は真美に手を差し伸べます。
すると、真美は泣き顔のまま貴音の膝元にすがりつきました。
真美「どうして……どうしてそんなに笑っていられるの?」
真美「お姫ちんばっかりこんな目にあってるのに……どうして……」
貴音「私も、なぜかは分かりませんが……」
貴音「今までずっと、真美が私のそばにいてくれていたことを知ってから……」
貴音「不思議と、辛いと思わなくなりました」
真美「え?」
真美は不思議そうに貴音を見上げます。
その貴音の顔は、本当に穏やかな表情をしていました。
真美の瞳に思わず涙があふれてきます。
そして手で顔を覆い、そのまま泣き崩れてしまいました。
貴音「真美……」
車いすに座ったまま、貴音は真美に手を差し伸べます。
すると、真美は泣き顔のまま貴音の膝元にすがりつきました。
真美「どうして……どうしてそんなに笑っていられるの?」
真美「お姫ちんばっかりこんな目にあってるのに……どうして……」
貴音「私も、なぜかは分かりませんが……」
貴音「今までずっと、真美が私のそばにいてくれていたことを知ってから……」
貴音「不思議と、辛いと思わなくなりました」
真美「え?」
真美は不思議そうに貴音を見上げます。
その貴音の顔は、本当に穏やかな表情をしていました。
貴音「真美に、これほどまでに思われていたと」
貴音「それだけで、この50年の眠りは十分に価値のあるものになったのですよ」
真美「……うぅ」
真美は、一層泣き出してしまいました。
その真美の頭を、貴音は優しく優しくなでています。
しばらくした後、泣きやんだ真美は貴音をベッドに寝かせ、その脇に椅子を用意して腰掛けます。
真美「お姫ちんが、そう思ってくれてるなら、私も今まで看病してた甲斐があったよ」
貴音「ふふ……」
真美「恥のかきついでだけどね、実はずっとお姫ちんのことが好きだったんだ……」
貴音「なんと……」
思わぬ告白に、50年越しの告白に、貴音はおどろきを隠せません。
真美「だからさ、そう言ってもらえたから、すっごく嬉しい」
貴音「真美は一途なのですね」
真美「……」
真美は赤面して、視線を落としてしまいました。
貴音「それだけで、この50年の眠りは十分に価値のあるものになったのですよ」
真美「……うぅ」
真美は、一層泣き出してしまいました。
その真美の頭を、貴音は優しく優しくなでています。
しばらくした後、泣きやんだ真美は貴音をベッドに寝かせ、その脇に椅子を用意して腰掛けます。
真美「お姫ちんが、そう思ってくれてるなら、私も今まで看病してた甲斐があったよ」
貴音「ふふ……」
真美「恥のかきついでだけどね、実はずっとお姫ちんのことが好きだったんだ……」
貴音「なんと……」
思わぬ告白に、50年越しの告白に、貴音はおどろきを隠せません。
真美「だからさ、そう言ってもらえたから、すっごく嬉しい」
貴音「真美は一途なのですね」
真美「……」
真美は赤面して、視線を落としてしまいました。
またしばらく談笑をした後、貴音は眠たそうにし始めました。
貴音「真美……」
真美「どうしたの?」
貴音「私はもう、疲れました……」
真美「そう……」
貴音「少しだけ、横になりますね」
真美「うん」
真美は、貴音に毛布をかけてやります。
真美「あのさ、お姫ちん」
貴音「何でしょう」
真美「このまま、死んじゃったりしないよね」
貴音「ええ、私はまだ死ねませんよ」
そういうと、貴音はゆっくりと目をつぶります。とっても静かに。
貴音「50年の眠りを想えば、ほんの少し、仮眠をとるだけのことです」
真美「……うん。そうだね」
貴音「真美……」
真美「どうしたの?」
貴音「私はもう、疲れました……」
真美「そう……」
貴音「少しだけ、横になりますね」
真美「うん」
真美は、貴音に毛布をかけてやります。
真美「あのさ、お姫ちん」
貴音「何でしょう」
真美「このまま、死んじゃったりしないよね」
貴音「ええ、私はまだ死ねませんよ」
そういうと、貴音はゆっくりと目をつぶります。とっても静かに。
貴音「50年の眠りを想えば、ほんの少し、仮眠をとるだけのことです」
真美「……うん。そうだね」
貴音「それでは、おやすみ。真美」
真美「うん、おやすみ。お姫ちん」
貴音「……」
真美「……」
静かな空気が、病室を包みます。
貴音「……」
真美「ねぇ、お姫ちん……?」
貴音「……」
真美は貴音に話しかけますが、貴音は一切返事をしません。
貴音「……」
真美「お姫ちん、ありがとう。大好きだよ」
貴音「……」
真美の感謝の言葉に答えることもなく、貴音はそのまま、深い深い眠りに落ちて行きました。
その表情は、安らかで、安堵に満ちている様子でした……。
真美「うん、おやすみ。お姫ちん」
貴音「……」
真美「……」
静かな空気が、病室を包みます。
貴音「……」
真美「ねぇ、お姫ちん……?」
貴音「……」
真美は貴音に話しかけますが、貴音は一切返事をしません。
貴音「……」
真美「お姫ちん、ありがとう。大好きだよ」
貴音「……」
真美の感謝の言葉に答えることもなく、貴音はそのまま、深い深い眠りに落ちて行きました。
その表情は、安らかで、安堵に満ちている様子でした……。
数日後
真美「おはよう、お姫ちん」
貴音「おはよう、真美」
真美「今日は元気だね。やっぱりうれしい?」
貴音「ええ、今日は、待ちに待った日なのですから」
貴音の表情はうれしさにあふれていました。
あれから貴音は年相応の姿となり、老化も止まりました。
真美「あの日、本当に死んじゃうのかと思ったよ」
貴音「何を言うのです。私はまだ死なないと言ったでしょう」
貴音はにやりと笑うと、真美に一言告げます。
貴音「一緒にラーメンを食べに行くと、約束したではありませんか」
真美「そうだよね」
今日は、貴音に外出許可をもらい、真美と一緒にラーメンを食べに行く約束をした日でした。
真美「でも、若いころ見たいに無茶したらダメだよ。今はもう完全におばあちゃんなんだから」
貴音「……面妖な……」
真美「おはよう、お姫ちん」
貴音「おはよう、真美」
真美「今日は元気だね。やっぱりうれしい?」
貴音「ええ、今日は、待ちに待った日なのですから」
貴音の表情はうれしさにあふれていました。
あれから貴音は年相応の姿となり、老化も止まりました。
真美「あの日、本当に死んじゃうのかと思ったよ」
貴音「何を言うのです。私はまだ死なないと言ったでしょう」
貴音はにやりと笑うと、真美に一言告げます。
貴音「一緒にラーメンを食べに行くと、約束したではありませんか」
真美「そうだよね」
今日は、貴音に外出許可をもらい、真美と一緒にラーメンを食べに行く約束をした日でした。
真美「でも、若いころ見たいに無茶したらダメだよ。今はもう完全におばあちゃんなんだから」
貴音「……面妖な……」
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