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◆◇Inferno◆◇
千早「インフェルノーーーーー!」
\フゥゥゥゥゥゥゥ!!/
千早・響『全て燃えて灰になれ 赤裸に今焦がして……』
◆◇思い出をありがとう◆◇
千早「……今、この気持ちを伝えるなら」
美希「ありがとう、かな?」
\ワァァァァァーーーー/
◆◇KISS◆◇
響・美希『どこにキスして欲しい?』
\オォォォオォォ!!/
千早「インフェルノーーーーー!」
\フゥゥゥゥゥゥゥ!!/
千早・響『全て燃えて灰になれ 赤裸に今焦がして……』
◆◇思い出をありがとう◆◇
千早「……今、この気持ちを伝えるなら」
美希「ありがとう、かな?」
\ワァァァァァーーーー/
◆◇KISS◆◇
響・美希『どこにキスして欲しい?』
\オォォォオォォ!!/
◆◇眠り姫◆◇
千早「誰も明日に向かって生まれたよ 朝に気づいて目を開け」
千早「きっと涙を希望に変えてくために」
千早「人は新たに 生まれ変わるから……」
パチパチパチパチ……
――ステージ裏――
P(凄い……)
P(おれの目指したものは、間違いじゃなかった)
P(お客さんはのボルテージは最高だ!)
P(千早のバラード「眠り姫」の後に、次は美希の本気曲「マリオネットの心」)
P(ダンスの激しい曲だが、今の皆なら大丈夫だろう)
P(美希、頼んだぞ……)
千早「誰も明日に向かって生まれたよ 朝に気づいて目を開け」
千早「きっと涙を希望に変えてくために」
千早「人は新たに 生まれ変わるから……」
パチパチパチパチ……
――ステージ裏――
P(凄い……)
P(おれの目指したものは、間違いじゃなかった)
P(お客さんはのボルテージは最高だ!)
P(千早のバラード「眠り姫」の後に、次は美希の本気曲「マリオネットの心」)
P(ダンスの激しい曲だが、今の皆なら大丈夫だろう)
P(美希、頼んだぞ……)
◆◇マリオネットの心◆◇
美希「……ねえ消えてしまっても探してくれますか?」
\ワァァァァァァァァァ!!/
美希「きっと忙しくて メール打てないのね」
美希・響『寂しい時には 夜空見つめる』
美希・千早『もっと振り向いて欲しい 昔みたいに』
美希「素直に 言いたくなるの」
\ダーケード イーエナイノー!/
P「ん? これは……」
千早(美希、リズムがタメ気味になってるわ……)
美希「ZUKI ZUKI ZUKI 痛い」
美希「DOKI DOKI DOKI 鼓動が身体伝わる」
響(美希?)
美希「……ねえ消えてしまっても探してくれますか?」
\ワァァァァァァァァァ!!/
美希「きっと忙しくて メール打てないのね」
美希・響『寂しい時には 夜空見つめる』
美希・千早『もっと振り向いて欲しい 昔みたいに』
美希「素直に 言いたくなるの」
\ダーケード イーエナイノー!/
P「ん? これは……」
千早(美希、リズムがタメ気味になってるわ……)
美希「ZUKI ZUKI ZUKI 痛い」
美希「DOKI DOKI DOKI 鼓動が身体伝わる」
響(美希?)
響(ステップが遅れてるぞ……)
P「!」
P「まずい!!」
美希(あれっ?)
美希(なんだか、さっきからおかしいの)
美希(身体が思うように動かない、ってカンジ)
美希(ミキ、どうしてこんなに疲れてるんだっけ)
美希(あっ、ちょっとクラクラしてきたの……)
美希(千早さん、響、プロデューサー、……春香、)
美希(……ハニー)
美希(ミキ、ちょっとだけ、寝るね)
美希「……ぁ、ふぅっ」
バタッ
P「!」
P「まずい!!」
美希(あれっ?)
美希(なんだか、さっきからおかしいの)
美希(身体が思うように動かない、ってカンジ)
美希(ミキ、どうしてこんなに疲れてるんだっけ)
美希(あっ、ちょっとクラクラしてきたの……)
美希(千早さん、響、プロデューサー、……春香、)
美希(……ハニー)
美希(ミキ、ちょっとだけ、寝るね)
美希「……ぁ、ふぅっ」
バタッ
響「?」
千早「!! 美希!」
響「!」ダッ
P「すいません、オケ止めて下さい! 照明も全てオンで!」
響「美希、大丈夫か、美希!」
千早「あまり揺すってはだめ! 早く、医務室へ」
(観客)ザワ……ザワ……
ファンA「おい、美希ちゃん倒れたぞ」
B「大丈夫かよ」
C「どうなるんだ、これ……」
……ザワ……ザワ
千早「!! 美希!」
響「!」ダッ
P「すいません、オケ止めて下さい! 照明も全てオンで!」
響「美希、大丈夫か、美希!」
千早「あまり揺すってはだめ! 早く、医務室へ」
(観客)ザワ……ザワ……
ファンA「おい、美希ちゃん倒れたぞ」
B「大丈夫かよ」
C「どうなるんだ、これ……」
……ザワ……ザワ
――765プロ事務所 2週間前――
P「……美希には一つ、弱点があります」
社長「弱点?」
律子「どういうことですか?」
社長「見たところ、彼女はとにかくアイドルとしての才能に恵まれた存在だと思うがね」
律子「天性のビジュアルとカリスマ性に加え、歌やダンスもできるのに……一体何が」
P「そう、確かに美希は、アイドルとして何も不自由しないような能力があります」
P「そんな彼女のたったひとつの弱点、それは……」
――ライブ会場 医務室――
千早「――スタミナ不足、ですか?」
P「そうだ、美希は、君たち二人と比べると、スタミナでかなり見劣りする」
響「たしかに、昔の美希は練習サボり気味なところがあったけど、
ここ最近はずっと頑張ってたぞ」
P「……美希には一つ、弱点があります」
社長「弱点?」
律子「どういうことですか?」
社長「見たところ、彼女はとにかくアイドルとしての才能に恵まれた存在だと思うがね」
律子「天性のビジュアルとカリスマ性に加え、歌やダンスもできるのに……一体何が」
P「そう、確かに美希は、アイドルとして何も不自由しないような能力があります」
P「そんな彼女のたったひとつの弱点、それは……」
――ライブ会場 医務室――
千早「――スタミナ不足、ですか?」
P「そうだ、美希は、君たち二人と比べると、スタミナでかなり見劣りする」
響「たしかに、昔の美希は練習サボり気味なところがあったけど、
ここ最近はずっと頑張ってたぞ」
千早「レッスンでも、あまりバテているようには見えませんでしたが……」
P「美希は典型的な天才型だからな。あまり体力を使わなくてもやっていける所がある。
レッスンの時も、無意識にちょくちょく力を抜いてるんだよ。疲れ切らないように」
響「確かに、自分や真ほどじゃないけど、息が上がるのは遅いほうだと思うぞ……」
千早「器用で力配分が得意なのは、あるかもしれませんね」
P「それが美希の体力的な限界を見えにくくしていた」
P「いや、今まではそれでも十分通用したんだ」
響「自分たちのレベルが上がったから、ってこと?」
千早「ファンが求めるものもどんどん大きくなっていって、
これからもっとハードルが上がっていく……」
P「そう、さらに上に行くには、まず基礎体力を底上げしないといけない」
千早「なるほど」
P「まあ、それはまだどうにかなる問題なんだが……」
響「他にも何かあるの?」
P「美希は典型的な天才型だからな。あまり体力を使わなくてもやっていける所がある。
レッスンの時も、無意識にちょくちょく力を抜いてるんだよ。疲れ切らないように」
響「確かに、自分や真ほどじゃないけど、息が上がるのは遅いほうだと思うぞ……」
千早「器用で力配分が得意なのは、あるかもしれませんね」
P「それが美希の体力的な限界を見えにくくしていた」
P「いや、今まではそれでも十分通用したんだ」
響「自分たちのレベルが上がったから、ってこと?」
千早「ファンが求めるものもどんどん大きくなっていって、
これからもっとハードルが上がっていく……」
P「そう、さらに上に行くには、まず基礎体力を底上げしないといけない」
千早「なるほど」
P「まあ、それはまだどうにかなる問題なんだが……」
響「他にも何かあるの?」
P「たぶん美希は今、迷っている」
千早「迷い、ですか」
P「かつて美希は「もっとキラキラしたい」というのが一つの目標だった」
P「前のプロデューサーに褒めてもらう、というモチベーションの源もあった」
P「キラキラの頂点に最も近い所に既に立ち、前プロデューサーもいない今……」
千早「美希は目標を失っている、と」
P「美希はここぞという時の集中力が凄い反面、モチベーションにムラがある」
P「上がるのも、下がるのも速い」
P「体力はレッスンで強化できなくはないが、こっちはな……」
響「うう……自分には難しい話だぞ」
千早「私も、そういったことについては……」
P「けっきょく自分で見つけるしかないからな、こういうのは」
P「だから二人とも、今はとにかく美希の支えになってくれないか」
千早「迷い、ですか」
P「かつて美希は「もっとキラキラしたい」というのが一つの目標だった」
P「前のプロデューサーに褒めてもらう、というモチベーションの源もあった」
P「キラキラの頂点に最も近い所に既に立ち、前プロデューサーもいない今……」
千早「美希は目標を失っている、と」
P「美希はここぞという時の集中力が凄い反面、モチベーションにムラがある」
P「上がるのも、下がるのも速い」
P「体力はレッスンで強化できなくはないが、こっちはな……」
響「うう……自分には難しい話だぞ」
千早「私も、そういったことについては……」
P「けっきょく自分で見つけるしかないからな、こういうのは」
P「だから二人とも、今はとにかく美希の支えになってくれないか」
P「2回目のトップを取るために」
P「さらに上へいくために」
P「そして何より、君たちと、君たちの仲間が、今よりもっと輝くために」
響「」
千早「」
響「……わかったぞ。自分なりに頑張ってみるさ!」
千早「私も、リーダーとして最善を尽くしていこうと思います」
――1時間後――
美希「……ん、あれ? ここは……」
千早「美希! 目が覚めたのね」
響「良かっだぞぉ~み゛きぃぃ~~」ダキッ
美希「響……?」
美希「そっか、ミキ、ライブ中になんだか凄く眠くなっちゃったの……」
P「さらに上へいくために」
P「そして何より、君たちと、君たちの仲間が、今よりもっと輝くために」
響「」
千早「」
響「……わかったぞ。自分なりに頑張ってみるさ!」
千早「私も、リーダーとして最善を尽くしていこうと思います」
――1時間後――
美希「……ん、あれ? ここは……」
千早「美希! 目が覚めたのね」
響「良かっだぞぉ~み゛きぃぃ~~」ダキッ
美希「響……?」
美希「そっか、ミキ、ライブ中になんだか凄く眠くなっちゃったの……」
千早「過労から来る貧血だそうよ」
美希「あれっ、プロデューサーは?」
響「ちょっと前まではいたんだけど……」
千早「片付けなきゃいけない仕事があるから、って」
美希「……そうなの」
美希「ライブ、中止になったの?」
千早「」
響「」
美希「……そっか。ならプロデューサーも大変だよね」
美希「ミキ、みんなにすっごくメーワクかけちゃったの」
千早「そ、そんなことないわ! これは私の責任でもあるわ」
響「自分もだぞ! 美希がこんなに疲れてるなんて、気づいてあげられなくて、その……」
美希「あれっ、プロデューサーは?」
響「ちょっと前まではいたんだけど……」
千早「片付けなきゃいけない仕事があるから、って」
美希「……そうなの」
美希「ライブ、中止になったの?」
千早「」
響「」
美希「……そっか。ならプロデューサーも大変だよね」
美希「ミキ、みんなにすっごくメーワクかけちゃったの」
千早「そ、そんなことないわ! これは私の責任でもあるわ」
響「自分もだぞ! 美希がこんなに疲れてるなんて、気づいてあげられなくて、その……」
美希「……あはっ。自分でも気づけなかったのに、千早さんや響がわかるわけないの」
響「」
千早「美希……」
美希「ミキたち、これからどうなるのかな」
千早「今は、私たちのプロデューサーを信じましょう」
響「そうだね……」
――765プロ事務所 社長室――
社長「なかなか大変なことになってしまったね」
P「……返す言葉もございません」
小鳥「……」
社長「いや、君を責めているわけではないんだよ?」
律子「そうですよ、今回のことは誰も悪くないじゃないですか」
P「いえ、私は美希の体力面を前々から不安に感じていました」
P「でも彼女なら大丈夫、とどこかでタカを括っていたんだと思います」
響「」
千早「美希……」
美希「ミキたち、これからどうなるのかな」
千早「今は、私たちのプロデューサーを信じましょう」
響「そうだね……」
――765プロ事務所 社長室――
社長「なかなか大変なことになってしまったね」
P「……返す言葉もございません」
小鳥「……」
社長「いや、君を責めているわけではないんだよ?」
律子「そうですよ、今回のことは誰も悪くないじゃないですか」
P「いえ、私は美希の体力面を前々から不安に感じていました」
P「でも彼女なら大丈夫、とどこかでタカを括っていたんだと思います」
律子「あの子、やる気さえノれば、大抵のことはセンスで何とかしちゃいますから……」
P「良い方に考えようとばかりして、詰めが甘くなって、この有り様です」
P「もっとちゃんと考えておくべきでした」
小鳥「……」
社長「君の反省は十分に伝わった」
社長「でも、舞台や仕事は彼女たちを待ってはくれない……悲しいことにね」
社長「君はこれから、どうしていくつもりだね?」
P「私の目的は変わりません。彼女たちを本気でトップアイドルに導いていきます」
小鳥「プロデューサーさん……」
社長「そうか、安心したよ」
P「千早と響はこれまでと同じようにやらせます」
P「美希は……今までの仕事を減らして、基礎体力の強化と、
ファンとの接点を重視したイメージアップを小出しにしていくつもりです」
P「そして、このような事のあとで非常に申し上げにくいのですが……」
社長「私は何が来ても構わんよ、話してみたまえ」
P「良い方に考えようとばかりして、詰めが甘くなって、この有り様です」
P「もっとちゃんと考えておくべきでした」
小鳥「……」
社長「君の反省は十分に伝わった」
社長「でも、舞台や仕事は彼女たちを待ってはくれない……悲しいことにね」
社長「君はこれから、どうしていくつもりだね?」
P「私の目的は変わりません。彼女たちを本気でトップアイドルに導いていきます」
小鳥「プロデューサーさん……」
社長「そうか、安心したよ」
P「千早と響はこれまでと同じようにやらせます」
P「美希は……今までの仕事を減らして、基礎体力の強化と、
ファンとの接点を重視したイメージアップを小出しにしていくつもりです」
P「そして、このような事のあとで非常に申し上げにくいのですが……」
社長「私は何が来ても構わんよ、話してみたまえ」
P「私と、あの子たちに、もう一度、勝負をさせてください」
律子「……またライブ、ですか?」
P「アーティストとしてこの事態を覆すには、結局それしかないと思うんだ」
P「パフォーマンスそのものは思った以上のものができてたし、お客さんも盛り上がってた。調整さえ間に合えば、きっとうまくいく」
律子「確かにそうかもしれませんが、いつやるんですか?」
P「鉄は熱いうちに打たないといけない」
P「……2か月後だ」
律子「そんな! 急過ぎます」
P「それでもギリギリだと思ってるんだ」
P「彼女たちが本当の頂点にいくための波を逃したくない」
P「ウルトラCを描くような挽回の機会なんて、一度逃したら、二度と訪れないよ」
律子「……」
社長「……わかった。君の思うようにやりたまえ」
P「ありがとうございます!」
小鳥「社長……」
律子「……またライブ、ですか?」
P「アーティストとしてこの事態を覆すには、結局それしかないと思うんだ」
P「パフォーマンスそのものは思った以上のものができてたし、お客さんも盛り上がってた。調整さえ間に合えば、きっとうまくいく」
律子「確かにそうかもしれませんが、いつやるんですか?」
P「鉄は熱いうちに打たないといけない」
P「……2か月後だ」
律子「そんな! 急過ぎます」
P「それでもギリギリだと思ってるんだ」
P「彼女たちが本当の頂点にいくための波を逃したくない」
P「ウルトラCを描くような挽回の機会なんて、一度逃したら、二度と訪れないよ」
律子「……」
社長「……わかった。君の思うようにやりたまえ」
P「ありがとうございます!」
小鳥「社長……」
――後日――
P「美希、行くぞ」
美希「はいなの」
バタン
春香「プロデューサーさん、最近美希につきっきりだね」
千早「体力強化の特訓中だそうよ」
真「へー楽しそうだね!今度僕も連れてってもらおうかな!」
春香(たぶんそれは真と響ちゃんしか喜ばないと思うけど……)
千早「前に美希から聞いたんだけど、かなりハードみたいね」
春香「プロデューサーさん、元アスリートだもんね」
千早「それにあの子、走り込みとか、地道にやるタイプの練習、苦手だから……」
真「く~羨ましいな~! 美希の次はぜーったい稽古つけてもらおうっと」
千早「」ハァ……
千早(美希、大丈夫かしら……)
P「美希、行くぞ」
美希「はいなの」
バタン
春香「プロデューサーさん、最近美希につきっきりだね」
千早「体力強化の特訓中だそうよ」
真「へー楽しそうだね!今度僕も連れてってもらおうかな!」
春香(たぶんそれは真と響ちゃんしか喜ばないと思うけど……)
千早「前に美希から聞いたんだけど、かなりハードみたいね」
春香「プロデューサーさん、元アスリートだもんね」
千早「それにあの子、走り込みとか、地道にやるタイプの練習、苦手だから……」
真「く~羨ましいな~! 美希の次はぜーったい稽古つけてもらおうっと」
千早「」ハァ……
千早(美希、大丈夫かしら……)
一時間後
P「」ハッハッ フッフッ
美希「」ゼェハッ ハーハッ
P「あと少しだ! 頑張れ!」
美希「」ゼェッ、ゼェーッ
P「ゴールまで後10秒だ! 10!9!8!7!……」
美希(プロデューサー、うるさいの……)
P「3,2,1! ゴール!!」
美希「はぁ……はぁっ」ドサッ
美希「つ、疲れたー」
P「美希がペースを維持できるギリギリの所でやってるからな」
美希「プロデューサー、厳しいの……」
美希「どうしてミキだけ、こんな辛いこと……」
P「……またあの時みたいに倒れるか?」
美希「それはイヤなの」
P「」ハッハッ フッフッ
美希「」ゼェハッ ハーハッ
P「あと少しだ! 頑張れ!」
美希「」ゼェッ、ゼェーッ
P「ゴールまで後10秒だ! 10!9!8!7!……」
美希(プロデューサー、うるさいの……)
P「3,2,1! ゴール!!」
美希「はぁ……はぁっ」ドサッ
美希「つ、疲れたー」
P「美希がペースを維持できるギリギリの所でやってるからな」
美希「プロデューサー、厳しいの……」
美希「どうしてミキだけ、こんな辛いこと……」
P「……またあの時みたいに倒れるか?」
美希「それはイヤなの」
P「なら、もう少しだけおれについてきてくれ」
美希「……はいなの」
後日
美希「おはようございますなのー」
小鳥「おはよう、美希ちゃん」
小鳥「今日は久しぶりにイベントのお仕事が入ってるわよー」
美希「へ、あれ今日だっけ?」
P「美希がモデルとしてよく出ているファッション誌、
“eighteen”主催のファン感謝イベントだ」
美希「あ、プロデューサー」
P「女の子限定の握手会の後に、屋外ステージでのミニライブがあるぞ」
美希「へー、けっこう楽しそうだねー」
美希「……はいなの」
後日
美希「おはようございますなのー」
小鳥「おはよう、美希ちゃん」
小鳥「今日は久しぶりにイベントのお仕事が入ってるわよー」
美希「へ、あれ今日だっけ?」
P「美希がモデルとしてよく出ているファッション誌、
“eighteen”主催のファン感謝イベントだ」
美希「あ、プロデューサー」
P「女の子限定の握手会の後に、屋外ステージでのミニライブがあるぞ」
美希「へー、けっこう楽しそうだねー」
P「まあ美希ならいつもどおりやれば大丈夫だろ」
P「時間もけっこう早めだからな、行くぞ」
美希「はいなの!」
――イベント ライブパート――
美希「みんな~今日は集まってくれてありがとうなのー」
\キャーー/ \フゥゥゥーーー/
美希「これ女の子の雑誌のイベントなのに、気づいたら男の子がいっぱい来てるの」
\ウォォォォーー!!/
美希「でもミキにとってはみーんな大事なファンだから、カンケーないの、あはっ☆」
\ワァァァァァァァァァ!!/
美希「あ、そこの隅でアシさんが巻いてって言ってるから、そろそろ歌うねー」
美希「曲は……“すいみん不足”なのー」
\オォォォォォ!/
P「時間もけっこう早めだからな、行くぞ」
美希「はいなの!」
――イベント ライブパート――
美希「みんな~今日は集まってくれてありがとうなのー」
\キャーー/ \フゥゥゥーーー/
美希「これ女の子の雑誌のイベントなのに、気づいたら男の子がいっぱい来てるの」
\ウォォォォーー!!/
美希「でもミキにとってはみーんな大事なファンだから、カンケーないの、あはっ☆」
\ワァァァァァァァァァ!!/
美希「あ、そこの隅でアシさんが巻いてって言ってるから、そろそろ歌うねー」
美希「曲は……“すいみん不足”なのー」
\オォォォォォ!/
◆◇ すいみん不足 ◆◇ 詞曲:CHICKS
♪ ジャカジャーン ジャカジャーン
美希(……!)
美希(何なの……この感じ)
美希(よくわからないけど、歌うのがなんだか怖いの……)
美希(このイベントで倒れるなんて、絶対ありえないのに、イヤな感じが……)
美希「きょ、ぉ、はー! いつーものすいみん不足♪」
P(美希……?)
美希「ああ そーらはこんなに青いのに♪」
P(体調は特に問題無さそうだったが……)
P(なんだ、この違和感は?)
美希「どーして、こんーなに眠いの~♪」
P(……曲は問題なく歌えてる、ステップもちゃんとしてる)
P(けど、響いてこない)
P(たぶん、お客さんもそれを感じている……)
♪ ジャカジャーン ジャカジャーン
美希(……!)
美希(何なの……この感じ)
美希(よくわからないけど、歌うのがなんだか怖いの……)
美希(このイベントで倒れるなんて、絶対ありえないのに、イヤな感じが……)
美希「きょ、ぉ、はー! いつーものすいみん不足♪」
P(美希……?)
美希「ああ そーらはこんなに青いのに♪」
P(体調は特に問題無さそうだったが……)
P(なんだ、この違和感は?)
美希「どーして、こんーなに眠いの~♪」
P(……曲は問題なく歌えてる、ステップもちゃんとしてる)
P(けど、響いてこない)
P(たぶん、お客さんもそれを感じている……)
美希「すいみんすいみんすいみんすいみん、すいみん不足!」
\ワーーー/
P(美希……)
2週間後 765プロ事務所
P「……ふぅ」
律子「どうしたんですか、溜息なんかついて」
P「いや、状況がなかなか良くならなくてな」
律子「……やっぱりそのことですか」
P「ついにはこんな風に書かれる始末だよ」
【星井美希、活動休止か】(芸能報知)
アイドルグループ「SUMMIT」のメンバー・星井美希が事実上の活動休止状態に入っている。先日行われたライブで、公演中に突然気を失って倒れたことが報じられたが、それ以来仕事のキャンセルが相次いでいる。
所属事務所は「あくまで一時的な体調不良によるもの。回復次第また徐々に再開していく」としているが、今や国民的アイドルの一角となった星井を心配する声も多く、波紋を呼んでいる。
\ワーーー/
P(美希……)
2週間後 765プロ事務所
P「……ふぅ」
律子「どうしたんですか、溜息なんかついて」
P「いや、状況がなかなか良くならなくてな」
律子「……やっぱりそのことですか」
P「ついにはこんな風に書かれる始末だよ」
【星井美希、活動休止か】(芸能報知)
アイドルグループ「SUMMIT」のメンバー・星井美希が事実上の活動休止状態に入っている。先日行われたライブで、公演中に突然気を失って倒れたことが報じられたが、それ以来仕事のキャンセルが相次いでいる。
所属事務所は「あくまで一時的な体調不良によるもの。回復次第また徐々に再開していく」としているが、今や国民的アイドルの一角となった星井を心配する声も多く、波紋を呼んでいる。
【星井美希の不調と天海春香の黒い関係】(雑談ポスト) 文:悪徳
星井美希と天海春香の“不仲説”が囁かれている。先月の大騒動の原因となった天海春香の脱退の背景には、星井美希との不和が原因にあるとする説が濃厚だ。関係者は次のように語っている。
「星井は以前、ミュージカルの主役の座を争って、天海に負けた過去がある。表向きは仲の良さをアピールしているが、それは今もわだかまりになっているはずです」
こうした裏話は枚挙にいとまがない。某テレビ局の関係者で、765プロと仕事をしたことのある人物もまた、星井と天海の関係について、苦笑交じりに語っている。
「星井は如月(千早)を除いて、年上だろうが目上だろうが構わずタメ語。如月と同学年の天海からすれば、星井に他意がないのはわかっていても、内心穏やかでないものがあるでしょう。765AngelsがIA大賞をとった当時も、楽屋裏では口論が起きていましたし」
天海脱退の裏側には、このような遺恨が根を張っていそうである。いま落ち目を迎えている新ユニット「SUMMIT」を見て、天海はどのように考えているのだろうか。■
律子「……これはまた、酷い記事ですね」
P「美希もな、ちょっと焦れてきているんだ」
P「あいつにとっては苦手で退屈な練習ばかりさせているから」
律子「……」
星井美希と天海春香の“不仲説”が囁かれている。先月の大騒動の原因となった天海春香の脱退の背景には、星井美希との不和が原因にあるとする説が濃厚だ。関係者は次のように語っている。
「星井は以前、ミュージカルの主役の座を争って、天海に負けた過去がある。表向きは仲の良さをアピールしているが、それは今もわだかまりになっているはずです」
こうした裏話は枚挙にいとまがない。某テレビ局の関係者で、765プロと仕事をしたことのある人物もまた、星井と天海の関係について、苦笑交じりに語っている。
「星井は如月(千早)を除いて、年上だろうが目上だろうが構わずタメ語。如月と同学年の天海からすれば、星井に他意がないのはわかっていても、内心穏やかでないものがあるでしょう。765AngelsがIA大賞をとった当時も、楽屋裏では口論が起きていましたし」
天海脱退の裏側には、このような遺恨が根を張っていそうである。いま落ち目を迎えている新ユニット「SUMMIT」を見て、天海はどのように考えているのだろうか。■
律子「……これはまた、酷い記事ですね」
P「美希もな、ちょっと焦れてきているんだ」
P「あいつにとっては苦手で退屈な練習ばかりさせているから」
律子「……」
P「次のライブがダメだったら、本当に……」
律子「プロデューサー殿!」
P「おっと……すまん」
律子「らしくないですよ」
P「そうだな」
律子「あの子を導けるのは、うちであなただけなんです」
律子「……頼みますよ?」
P「ああ、任せてくれ」
ガチャ オハヨーゴザイマース!
P「おはよう」
律子「おはよう3人とも。今日は一緒に来たのね」
響「自分たち、昨日千早の家にみんなで泊まって来てね、」
響「自分、千早に沖縄料理の作り方教えてあげたんだー」
美希「とーっても美味しかったの」
律子「プロデューサー殿!」
P「おっと……すまん」
律子「らしくないですよ」
P「そうだな」
律子「あの子を導けるのは、うちであなただけなんです」
律子「……頼みますよ?」
P「ああ、任せてくれ」
ガチャ オハヨーゴザイマース!
P「おはよう」
律子「おはよう3人とも。今日は一緒に来たのね」
響「自分たち、昨日千早の家にみんなで泊まって来てね、」
響「自分、千早に沖縄料理の作り方教えてあげたんだー」
美希「とーっても美味しかったの」
律子「へー、良かったじゃない」
千早「我那覇さん、本当に料理が上手だったわ」
響「もーここに来てまで褒めないでよー!照れるさー」
P(ユニットの関係は良いみたいだな……)
社長「おはよう、諸君」
『 おはようございます 』
社長「君たちに言い知らせがある」
P「何ですか?」
社長「……如月千早くん」
千早「はい?」
社長「Sランク昇格、おめでとう」
千早「へっ?」
社長「わが事務所始まって以来の快挙だ。心から祝福させてもらうよ」
千早「我那覇さん、本当に料理が上手だったわ」
響「もーここに来てまで褒めないでよー!照れるさー」
P(ユニットの関係は良いみたいだな……)
社長「おはよう、諸君」
『 おはようございます 』
社長「君たちに言い知らせがある」
P「何ですか?」
社長「……如月千早くん」
千早「はい?」
社長「Sランク昇格、おめでとう」
千早「へっ?」
社長「わが事務所始まって以来の快挙だ。心から祝福させてもらうよ」
スレタイから想像もつかないレベルの
しっかり作られた内容だ
支援
しっかり作られた内容だ
支援
美希「……や、やったやったやったぁ!」
響「おめでとう千早!自分も負けてられないさー」
社長「我那覇君、君はAランク昇格だ。この調子で頑張ってくれたまえ」
響「ええっ、本当か社長!?」
社長「私が嘘を言うとでも?」
P「冠番組の“響ストリート”の効果かもしれないな」
P「深夜番組だけど、色んな高校のダンス部を呼んで
パフォーマンスを見せ合うっていう内容が、高校生に反響を呼んでるそうだ」
P「正直Aランクは時間の問題だと思ってたよ」
響「本当なんだ……自分、嬉しいぞ」
美希「響、おめでとうなの」
響「……美希、これで美希と同じフィールドに立ったぞ!
美希「え?」
響「おめでとう千早!自分も負けてられないさー」
社長「我那覇君、君はAランク昇格だ。この調子で頑張ってくれたまえ」
響「ええっ、本当か社長!?」
社長「私が嘘を言うとでも?」
P「冠番組の“響ストリート”の効果かもしれないな」
P「深夜番組だけど、色んな高校のダンス部を呼んで
パフォーマンスを見せ合うっていう内容が、高校生に反響を呼んでるそうだ」
P「正直Aランクは時間の問題だと思ってたよ」
響「本当なんだ……自分、嬉しいぞ」
美希「響、おめでとうなの」
響「……美希、これで美希と同じフィールドに立ったぞ!
美希「え?」
響「まだ自分はAランクに来たばっかりだけど、すぐに追いついて見せるからね!」
美希「……」
美希「……今の響になら、すぐに追いつかれちゃうね」ボソッ
響「ん、なんか言ったか?」
美希「なんでもないの……」
P(美希……)
P「」ハッハッ
美希「」ハッハッ フーフッ
P「今日はあの公園がゴールだ!」
美希「はいなの!」
P「よし!もう少しだ!!頑張れ!!!」
美希(……見えてるからそんなのすぐわかるの)
P「10!9!8!……」
美希(正直これだけは何とかしてほしいの……)
美希「……」
美希「……今の響になら、すぐに追いつかれちゃうね」ボソッ
響「ん、なんか言ったか?」
美希「なんでもないの……」
P(美希……)
P「」ハッハッ
美希「」ハッハッ フーフッ
P「今日はあの公園がゴールだ!」
美希「はいなの!」
P「よし!もう少しだ!!頑張れ!!!」
美希(……見えてるからそんなのすぐわかるの)
P「10!9!8!……」
美希(正直これだけは何とかしてほしいの……)
P「3!2!1!ゴーーール!!」
美希「はぁぁ~疲れたのー」バタッ
P「おい走ったあとすぐに座るんじゃない」
P「とりあえず身体が冷えるまで、あの池の周りを歩くぞ」
美希「……はいなの」
テクテク……
美希「あ、ここ昔ハニーと来た所だ。懐かしいの……」
P「ハニーって、前のプロデューサーか?」
美希「そう、もう1年以上も前のことだよ」
美希「あれから皆、ちょっとずつ変わっていったんだね……」
P「美希は何が変わったと思う?」
美希「んー、自分じゃよくわからないの」
P「……そうか」
美希「はぁぁ~疲れたのー」バタッ
P「おい走ったあとすぐに座るんじゃない」
P「とりあえず身体が冷えるまで、あの池の周りを歩くぞ」
美希「……はいなの」
テクテク……
美希「あ、ここ昔ハニーと来た所だ。懐かしいの……」
P「ハニーって、前のプロデューサーか?」
美希「そう、もう1年以上も前のことだよ」
美希「あれから皆、ちょっとずつ変わっていったんだね……」
P「美希は何が変わったと思う?」
美希「んー、自分じゃよくわからないの」
P「……そうか」
美希(でも、あの時の方が、今より楽しかったかもしれないって思うな……)
P「……」テクテク
美希「あ、先生なの!」
P「先生?」
美希「そういえば、プロデューサーにこの話するの初めてだね」
美希「あれが美希の先生」
P「あれって、あのカモがか?」
美希「そう、あんなふうにプカプカーって、ゆるーく生きていけたらいいなって、ずっと思ってて」
P(なんて中学生だ……)
美希「でもハニー……前のプロデューサーに出会って、その考えも変わってきたの」
美希「辛そうなことでも、もっとキラキラするためにガンバってやって、初めてわかることがあって……」
美希「そのためだったら、一生懸命走るのも、悪くないかなって……」
P「今はどうなんだ?」
美希「」
P「……」
P「……」テクテク
美希「あ、先生なの!」
P「先生?」
美希「そういえば、プロデューサーにこの話するの初めてだね」
美希「あれが美希の先生」
P「あれって、あのカモがか?」
美希「そう、あんなふうにプカプカーって、ゆるーく生きていけたらいいなって、ずっと思ってて」
P(なんて中学生だ……)
美希「でもハニー……前のプロデューサーに出会って、その考えも変わってきたの」
美希「辛そうなことでも、もっとキラキラするためにガンバってやって、初めてわかることがあって……」
美希「そのためだったら、一生懸命走るのも、悪くないかなって……」
P「今はどうなんだ?」
美希「」
P「……」
美希「…………」
美希「プロデューサー、」
P「」
美希「あのね」
美希「ミキね、正直もう疲れちゃったかもなの」
P「疲れた?」
美希「レッスンしててもあんま上達した気がしないし、ランクもなかなか上がらないの……」
美希「もう半年以上ずっとAランクのままで、いつSにいけるか全然わからないってカンジ」
美希「ミキはもう十分ガンバったんだから、
あとは先生みたく、ゆるゆるってやっていけたら良いって思うな……」
P「……」
美希「プロデューサー?」
P「……諦めんなよ」
美希「プロデューサー、」
P「」
美希「あのね」
美希「ミキね、正直もう疲れちゃったかもなの」
P「疲れた?」
美希「レッスンしててもあんま上達した気がしないし、ランクもなかなか上がらないの……」
美希「もう半年以上ずっとAランクのままで、いつSにいけるか全然わからないってカンジ」
美希「ミキはもう十分ガンバったんだから、
あとは先生みたく、ゆるゆるってやっていけたら良いって思うな……」
P「……」
美希「プロデューサー?」
P「……諦めんなよ」
美希「へ?」
P「諦めんなよ!どうして諦めんだそこで!!」
美希「」キーン
美希「もう、プロデューサー、声大きいの。そんなに叫ばなくても聞こえるの」
P「これが大声出さずにいられるか」
美希「むー、暑苦しいの」
P「……何迷ってんだ? 中途半端な気持ちでやるんだったら今すぐ辞めたほうが良い。遊びじゃないんだ」
P「その代わり、辞めたらもう二度とファンの前には立てない」
P「アイドルとして星井美希がキラキラする資格は、永遠になくなる」
美希「……」
P「でもな、諦めずにあと少しだけ頑張れば、美希はもっとキラキラ……」
美希「お説教は、や!」プイ
P「 俺 は 本 気 で 言 っ て ん だ よ !! 」
美希「!」ビクッ
P「諦めんなよ!どうして諦めんだそこで!!」
美希「」キーン
美希「もう、プロデューサー、声大きいの。そんなに叫ばなくても聞こえるの」
P「これが大声出さずにいられるか」
美希「むー、暑苦しいの」
P「……何迷ってんだ? 中途半端な気持ちでやるんだったら今すぐ辞めたほうが良い。遊びじゃないんだ」
P「その代わり、辞めたらもう二度とファンの前には立てない」
P「アイドルとして星井美希がキラキラする資格は、永遠になくなる」
美希「……」
P「でもな、諦めずにあと少しだけ頑張れば、美希はもっとキラキラ……」
美希「お説教は、や!」プイ
P「 俺 は 本 気 で 言 っ て ん だ よ !! 」
美希「!」ビクッ
P「技術が上達しない、曲が思ったように売れない、ファンが減った、ランクが上がらない……」
P「その壁を見たとき、君の心はなんて言った?」
美希「」
P「本心で答えてごらん」
美希「……もうムリかなって、思ったの」
P「ああ、」
P「それが本当じゃないか。諦めたんじゃないか?」
P「無理だと思うんだったら、辞めたほうが良いと、俺は思うよ。時間が勿体無い」
P「普通に学校行って、
ダンスやるなり、友達とカラオケ行くなり、クラスのアイドルになるなり、
思う存分遊べば良い」
美希「……」
美希(そんなの、そんなのちっとも……)
P「でも」
P「その壁を見たとき、君の心はなんて言った?」
美希「」
P「本心で答えてごらん」
美希「……もうムリかなって、思ったの」
P「ああ、」
P「それが本当じゃないか。諦めたんじゃないか?」
P「無理だと思うんだったら、辞めたほうが良いと、俺は思うよ。時間が勿体無い」
P「普通に学校行って、
ダンスやるなり、友達とカラオケ行くなり、クラスのアイドルになるなり、
思う存分遊べば良い」
美希「……」
美希(そんなの、そんなのちっとも……)
P「でも」
P「君が今よりもっと輝くために、アイドルとして戦っていきたいと思うんだったら、
自分で限界を作るなよ」
美希「!」
P「千早みたいに歌手顔負けの歌で圧倒したり、響のように絶対的なダンスを見せることは、できないんだ」
P「美希、君の魅力はなんだ?」
美希「……びじゅある?」
P「そう、ビジュアルと」
美希「胸おっきい」
P(溜息)「……抜群のプロポーション、と」
美希「アイドル始めてからずっと、センターに向いてるって言われて、いっぱいセンターやって……」
P「それは何故だ? 始める前はどうだった」
美希「毎日30人に告白されて、気づいたら学年の男の子はみんな来てたの……」
P「それだよ! 周りの人を圧倒的に惹きつける力……それを何て言う?」
美希「えっと……」
P「頑張れ」
自分で限界を作るなよ」
美希「!」
P「千早みたいに歌手顔負けの歌で圧倒したり、響のように絶対的なダンスを見せることは、できないんだ」
P「美希、君の魅力はなんだ?」
美希「……びじゅある?」
P「そう、ビジュアルと」
美希「胸おっきい」
P(溜息)「……抜群のプロポーション、と」
美希「アイドル始めてからずっと、センターに向いてるって言われて、いっぱいセンターやって……」
P「それは何故だ? 始める前はどうだった」
美希「毎日30人に告白されて、気づいたら学年の男の子はみんな来てたの……」
P「それだよ! 周りの人を圧倒的に惹きつける力……それを何て言う?」
美希「えっと……」
P「頑張れ」
美希「ううんっと……、……ヒント!」
P「カタカナ4文字」
美希「カタ、カナ?」
美希「……あっ、わかったの! そういうの、カリスマ、って言うんだよね」
P「そう、君はカリスマ性に溢れてただろ、違うか?」
美希「自分ではよくわからないけど、周りがそう言ってくれてたから、たぶんそうなの」
P「律子や音無さんから聞いたけどな」
P「君はアイドルを始めたばかりのころ、寝てばかりだった」
P「どう見てもやる気があるようには見えないのに、ここぞという場面では驚きの集中力を見せて、
代役に行った現場で、ダンスのフリを一発で覚えて仲間のピンチを救ったり、
カメラマンを魅了して撮影時間を伸ばして、あずささんが来るまでの時間稼ぎをしただろ?」
美希「……そんなことも、あったね」
P「何で、それができたと思う?」
美希「!」
P「カタカナ4文字」
美希「カタ、カナ?」
美希「……あっ、わかったの! そういうの、カリスマ、って言うんだよね」
P「そう、君はカリスマ性に溢れてただろ、違うか?」
美希「自分ではよくわからないけど、周りがそう言ってくれてたから、たぶんそうなの」
P「律子や音無さんから聞いたけどな」
P「君はアイドルを始めたばかりのころ、寝てばかりだった」
P「どう見てもやる気があるようには見えないのに、ここぞという場面では驚きの集中力を見せて、
代役に行った現場で、ダンスのフリを一発で覚えて仲間のピンチを救ったり、
カメラマンを魅了して撮影時間を伸ばして、あずささんが来るまでの時間稼ぎをしただろ?」
美希「……そんなことも、あったね」
P「何で、それができたと思う?」
美希「!」
美希「……ミキなら、これくらいできる、って思ってたから」
P「ああ、そうだ」
P「自分に自信があったからだろ?」
P「自分ならきっとこれができる、って信じてたからだろ?」
P「君はこのユニットのセンターなんだ」
P「765プロ始まって以来、最高の実力を誇るユニットの、
いちばんスポットライトが当たる所に、満場一致で立っているんだ」
P「だから、もっと自分を信じろ!」
P「……俺は君よりもっと美希のことを信じてるけど、」
P「それよりさらに、もっと自分を愛してみせろ!!」
美希「!」
美希「……プロデューサー」ポロポロ
美希「あれっ、ヘンだね、すごく嬉しいこと言ってもらえたのに、涙が止まらないの……」
P「……」
P「ああ、そうだ」
P「自分に自信があったからだろ?」
P「自分ならきっとこれができる、って信じてたからだろ?」
P「君はこのユニットのセンターなんだ」
P「765プロ始まって以来、最高の実力を誇るユニットの、
いちばんスポットライトが当たる所に、満場一致で立っているんだ」
P「だから、もっと自分を信じろ!」
P「……俺は君よりもっと美希のことを信じてるけど、」
P「それよりさらに、もっと自分を愛してみせろ!!」
美希「!」
美希「……プロデューサー」ポロポロ
美希「あれっ、ヘンだね、すごく嬉しいこと言ってもらえたのに、涙が止まらないの……」
P「……」
美希「……えへへ」
P「765プロ所属ユニット「SUMMIT」、センター、星井美希。これからもよろしく」スッ
美希「ガッテン承知、なの!」ガシッ
P「俺も、もっと頑張るからな! 絶対に諦めないからな!!」ブンブン
美希「はいなの! はいなの!」
美希(なんだかフシギな感覚なの)
美希(忘れてたと思ってた、胸の中のキラキラーってカンジが、また……)
美希(プロデューサー、ちょっと手が痛い、なんて言えないよね……あはっ)
――数日後――
千早「特訓、ですか?」
P「ああ、前に言ってた、美希の体力強化を目指してな」
P「海沿いの山間にある合宿所を使う」
P「良い設備のあるトコを知ってるんだ」
響「へー。さすが元アスリートだね」
千早(……美希、大丈夫かしら)
P「765プロ所属ユニット「SUMMIT」、センター、星井美希。これからもよろしく」スッ
美希「ガッテン承知、なの!」ガシッ
P「俺も、もっと頑張るからな! 絶対に諦めないからな!!」ブンブン
美希「はいなの! はいなの!」
美希(なんだかフシギな感覚なの)
美希(忘れてたと思ってた、胸の中のキラキラーってカンジが、また……)
美希(プロデューサー、ちょっと手が痛い、なんて言えないよね……あはっ)
――数日後――
千早「特訓、ですか?」
P「ああ、前に言ってた、美希の体力強化を目指してな」
P「海沿いの山間にある合宿所を使う」
P「良い設備のあるトコを知ってるんだ」
響「へー。さすが元アスリートだね」
千早(……美希、大丈夫かしら)
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