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    元スレ淡「ライバルは宮永咲」

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    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - サザエさん ×2+ - チーム虎姫 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「取材?」

    「えぇ、雑誌の特集記事なんです。金の卵にフォーカス!IHに咲いた新星二人を独占取材!という題で」

    「……まぁ題目はどうでもいいとして、それで長野に?」

    「向こうで行うらしいです。清澄高校は長野にありますから」

    「長野ね、わざわざ行くようなところとも思えないが」

    「咲ちゃんに会える機会なので」

    「清澄の大将か、興味があるのか」

    「同い年で唯一私と対等レベルの相手でした。興味が湧かないほうが変ですよ」

    「まぁそうだな。この白糸台にも大星以上となると照くらい、か」

    「名門のくせに、って感じですよね」

    「……あまり迂闊なことは言うな、ただでさえ大星をよく思わない部員もいるのだからな」

    「どうでもいいですよ。先輩方が引退して、私がここで一番なんですから。じゃあこの日は部活休みますので」

    「……」

    2 = 1 :

    ~長野駅~

    「到着、長野駅。……明日が待ちきれなくて、つい一日早く来てしまった」

    「長野、嗚呼長野。想像より随分ましだけど、この自然豊かな街並みが、私に相応しい花を咲かせたのか」キョロキョロ

    「そう思うとこの普通な景色も感慨深い」ウンウン

    「勢いだけで来てしまったけどこれからどうしようか」

    「待ち合わせは明日の11時に長野駅だけど、どう時間をつぶせばいいのかな」

    「清澄に行こうにも場所がわかんないしなー、調べてくればよかった」ウロウロ

    「こういうときはとりあえず喫茶店にでも……ってあの着物姿の人はまさか……すみませーん!」

    「……んー?私?」

    「よかった、本物の三尋木プロだ、やっぱり私はツイてるなー。あ、いまお時間よろしいですか?」

    「おう、誰かと思えば見覚えあるねー。白糸台、チーム虎姫の一年生、泡姫ちゃん」

    3 :

    姉帯豊音ちゃんのスカートの中に入りたい

    4 :

    何故わかんねーさんが

    5 = 1 :

    「淡です、大星淡。なんですか泡姫って、ものすごい嫌な響きですよ」

    「ジョークジョーク。不躾者どおし仲良くしようじゃん」イッヒッヒ

    「こんなところで何してるんだい?取材は明日じゃなかったっけ?」

    「気が急いちゃって。ちょっと早く来ちゃいましたよ」

    「そう?じゃあ暇なんだ」

    「そうなんですよ。だからちょっと相手してくださいよ。どうせ暇なんですよね?」

    「それは出来ないなー。小規模なものだけどさー、私、今大会の途中だし」パタパタ

    「またまたー、すぐバレる嘘を。大会途中のプロが何をアホみたいにこんなところブラブラしてるんですか」

    「残念だけど本当なんだよねー、私も泡姫ちゃんと遊んでみたいんだけどさー。ほらこれ、参加証ね」

    「大星です……っと、うわ、マジもんだ」

    「私もそこまで暇じゃあないんだよ。明日の予定を長野に合わせてくれたのはありがたいね」パタパタ

    7 :

    泡姫って・・・

    8 :

    咲ちゃん可愛い

    9 :

    淡ちゃん可愛い

    10 = 1 :

    「明日?何かあるんです?」

    「雑誌の取材。IHの総説みたいなもの頼まれててさ、以前は私の仕事じゃなかったんだけどねー。泡姫ちゃんも取材だっけ?」

    「そーですけど。あぁ、今回って三尋木プロに合わせた日程だったんですか」ガッカリ

    「と、言うと?」

    「私が長野に行きたいって言ったから融通聞かせてくれたのかなーって」

    「甘いねー、人を動かしたけりゃ実績と実力を積まないと。泡姫ちゃんはまだ一年生、先は長いよ」ニヤニヤ

    「だから大星です。もちろん実績は得ていくつもりですからご心配なく」

    「ほほう、どんな風に?」

    「これです」バサッ

    「雑誌?おおう、私が表紙のやつじゃん。泡姫ちゃんは私のファンかいね?」

    「流石に怒りますよ?ここに挙げられた自称最強雀士の方々には将来私の踏み台になってもらおうかと」

    11 :

    福路さんを思いっきりぶん殴ってみたい
    怯えてビクビクしてるしてるとこを鑑賞したい

    12 = 1 :

    「あっはっは。いいねー、そういう向上心は大好きだよ。どっかの誰かと違ってね」

    「そうやって笑っていられるのも今のうちですよ。数年後には私を見上げることになりますので」

    「うんうん、気に入ったよ。じゃあそろそろ時間がマズイんで。……これ、渡しとくね。また明日、淡ちゃん」フリフリ

    「だから大h……苗字で呼んでくれた方が更にありがたいです」

    「おーう、考えとくねー」スタスタ

    「……なんだろこれ。名刺と、メモ?……寝床に困ったら連絡するように、か。なんだ、良い人じゃん」

    13 :

    花田煌ちゃんとすばらなデートしたい

    14 :

    >>11
    やめるし!

    15 :

    淡ちゃんは生意気キャラだといいなという俺の期待を具現化したスレ
    頑張って欲しい

    16 = 1 :

    ~清澄高校~

    (IHが終わって、清澄高校麻雀部も少し様子が変った)

    (受験を控えた私は、学生議会の仕事もあるため、麻雀部は引退して、部長はまこに任せた)

    (引退したとはいっても、時間が見つかった時は積極的に顔を出してはいるけど)

    (IH決勝戦での敗退はなかなかの影響を部に与え、任せたといってもまこ一人には少々荷が勝っている)

    (まず、敗退をきっかけに和が東京に引っ越すことになったのが大きな痛手となった)

    (その前後でどうにも咲と和で意思の齟齬があったのか、二人は喧嘩別れに近い形となってしまったようで)

    (咲といえば、目標であり夢であった、再び家族一緒に暮らすということが叶わなかったことも彼女を落胆させた)

    (お姉さんとは無事に和解出来たのは救いだけど、両親の間での亀裂は咲の想像以上のものだったらしい)

    (一時的に理想の家族を繕おうが直ぐに瓦解することは目に見えている、それならばという判断だそうだ)

    (家庭の問題は複雑だ。それは私もよくわかっている。だから、私には何も出来なかった)

    17 :

    >>14
    俺はテメェを撫で回す!

    18 = 1 :

    (もう一つの変化は、優希と須賀君が本格的に付き合い始めたこと)

    (決勝戦の手痛い敗北で優希が落ち込んでたところを須賀君が慰めたことがきっかけと聞いた)

    (付き合うこと、それ自体は結構だ。部内恋愛を禁止しているわけでもない)

    (なにより明るい話題は歓迎したかったのだけど)

    須賀「おーい、ジュースいれたぞー」

    優希「ナイスだじぇ京太郎!特別に私の近くに座ることを許そうではないか」

    須賀「はいはい。ほらよ、っと」グイッ

    優希「な、な、な……何をする!?」ジタバタ

    須賀「いいだろ?たまにはさ」

    優希、須賀「イチャイチャ、キャッキャッ」

    「……」

    (まこの言うところだと、これくらいはまだ抑えているほうらしいけど)

    (少しは場所を弁えるか空気を読んでほしいわね。咲はよく読書を続けられるわね)

    19 :

    淡ちゃんて原作だと へー しか喋ってないのに

    20 :

    福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい

    21 = 1 :

    須賀「イチャイチャ」優希「キャッキャッ」

    「…………」ペラ

    「咲、ひさしぶりに私と打たない?まこはまだ来てないけどちょうど四人いることだし」

    「……」チラッ

    優希「ひっ……」ビクビク

    須賀「えっと、部ty……竹井先輩、ちょっと俺たち用事思い出したんで、先、帰っていいっすかね……?」

    「え?」

    須賀「じゃ、じゃあそういうことで。ほら、優希行くぞ」

    優希「あ……うん」

    「ちょっと須賀君?あぁ、いっちゃった。どうしたのかしらね」

    「……私が居るかららしいですよ」

    「咲が居るからって……」

    「私と卓を囲むと、決勝を思い出してどうにもならないらしいです」

    22 = 4 :

    京太郎死ね

    23 = 7 :

    部員が足らなくて試合にも出られないな

    24 = 1 :

    「あ、そうなの?悪いことしたか、でも部活自体には来るのね」

    「なるべく私の傍にいる時間を作って克服のきっかけにしたいそうですよ」

    「それでか。矛盾しているようなしていないような……毎日あれ見て疲れない?」

    「傍に居る分は構わないんです。ただ、ああいう風に怖がられると、さすがに気分は沈みますね」

    「……そうね。仲間なんだもの、仕方ないとはいえ早く優希には元通り元気になってほしいわね」

    「そうですね、夏休みが終わるころまでには」

    「あれ?すると咲はIH以来麻雀は打ってないってことになるのかしら」

    「部室では打ってないです。ただ染谷先輩がそれなりに雀荘に連れて行ってくれて」

    「そっか。……麻雀は楽しい?」

    「楽しいですよ、それは変わらなかったです」

    まこ「面倒なことになってしまったわい」バタン

    25 = 1 :

    「あら、遅かったわね。どうしたのかしら」

    まこ「これじゃ。まったく、ワシらに何の話もなく決めおってからに」パサッ

    「どれどれ……雑誌の取材協力について、ね」

    「取材って、もしかして麻雀部がうけるんですか?」

    まこ「そうじゃ、朝学校に呼び出されたと思ったら準備するように言われてのう」

    「へぇ、部長は大変なんですね」

    「……これ、大変なのは咲のほうよ」

    「へ?」

    まこ「取材対象はな、麻雀部というよりも咲個人についてなんじゃよ」

    「しかも、日程は明日の午後。学生議会にもこんな話届いてなかったわ」

    まこ「学校の宣伝になる好い機会だ何だと言われてのう、勝手に決められていたようじゃ」

    「あの、私個人って……?」

    26 = 1 :

    「この書類を見るに、咲と白糸台の大星淡とで記事を組むみたいなの」

    「む、無理ですよ!なんとか断れないんですか?」

    「……いや、この土壇場で断るよりは受けたほうがいいかもしれないわ」

    「なんでです!?」

    「あまりマスコミ関係に悪印象を与えるのは後々に響くわ。咲のように少し特殊だと特にね」

    「幸い、場所は清澄高校で行うらしいから、少しはフォローするわ」

    「フォローってなんですか」

    「答えにくかったり、NGな質問が来たら合図を頂戴。遠慮してもらうようにそれとなく頼んでみるから」

    「なんか曖昧じゃないですか……だいたい私、取材なんて受けたことなくて……変なこと言っちゃったらどうしよう……」オロオロ

    (……こんなときに取材慣れした和がいてくれたら助かるんだけどなぁ)

    「一応記事になる前に、最低限の確認はさせてもらえるようお願いはしてみるわ。気になる箇所はカットしてくれるかも」

    「ほ、本当ですか?」

    「……善処するわ」

    「そんなぁ……」

    28 = 1 :

    ~翌日~

    「こんにちわー」

    「いらっしゃい、今日はよろしくね。といっても相手は私じゃないんだけど」

    「あ、どうも。それより咲ちゃん久しぶりー!IH以来かぁ、今日は楽しみにしてたんだ、よろしくね」

    (東京でも生意気そうな雰囲気だしてたけど、やっぱり若干失礼な子よね)

    記者「おはようございます。麻雀todayの○○です、こちらは部下の××。本日は部室の方をお貸しいただき有難うございます」

    「お構いなく。学生議会長の竹井久です。今日はよろしくお願いします」

    「いやーどうもどうも」パタパタ

    「三尋木プロ?どうして貴女がここに?」

    「ん、さっき私もそこで取材があってね。ついでだから見学しに来ただけ。別にいいっしょ?」

    「まぁ、断る理由もないんで」

    「おっけおっけー」

    記者「ではさっそく取材のほうに移らせていただいてよろしいですか?」

    「どうぞ、こちらに席をご用意していますので」

    29 :

    やはり見た目は大切だということを教えてくれるキャラ、淡

    30 = 1 :

    ~数十分後~

    「当たり障りの無い話題が続いているとはいえ、意外となんとかなっているものね」ヒソヒソ

    「咲も始めは緊張が見えてたけど、今はもうなかなかリラックスしてるじゃない」ヒソヒソ

    まこ「そうじゃな。これくらい和やかな雰囲気なら優希と京太郎のやつも呼んでも問題なかったのう」ヒソヒソ

    「あら、姿が見えないと思ったらそうだったの?」ヒソヒソ

    まこ「白糸台の大将といえば咲と同等以上じゃろ?万一厄介な影響があるとたまらんけぇ」ヒソヒソ

    記者「なるほど。大星選手は入部当初からその才能を先輩方から認められていたと」

    「そうなんですよー。鋭すぎる爪は隠すのも一苦労なんです」

    「3連覇をした照先輩なんか、練習相手にも少し苦労してたけど私が白糸台に来て助かった、なんて言われちゃって」テレテレ

    「……」ムッ

    記者「照選手ならではの話ですね。一方、清澄高校麻雀部は部員数が少なく、問題もあるでしょうか」

    「あ!それ私も気になります。団体戦の登録とか大丈夫なの?」

    「あ、えっと……今は女子は三人で男子が一人ですね。新しい人が入ってこない限りは団体戦は難しいです」

    31 = 1 :

    「えー…、じゃあまさか、春季大会には清澄は団体に出ないの?」

    「今のところは予定はないかな」

    「そんなの駄目だよ!とっとと部員集めて五人揃えないと許さないから」

    「無茶言わないでよ」

    「無茶じゃない。次の大会こそは団体で咲ちゃんときちんとやりあうって決めてあるんだから!」

    「そんなこと言われても困るよ」

    記者「まあまあ。団体でなくても、宮永選手と大星選手なら個人戦で十分に代表どうしになれるんじゃないですか?」

    「それだけじゃ物足りないですよ。個人はもちろんにしても団体でもやらなくちゃ」

    記者「大星選手は宮永選手に対して高い意識をしていらっしゃいますね」

    「もちろんですよ。同い年でここまで私と戦える人なんて咲ちゃんが初めてなんですから」

    記者「なるほど。では逆に宮永選手にお聞きしますが、大星選手に対する印象はどうですか?」

    「強くてすごいなぁ、というのと、なんか親近感みたいなものがありました」

    記者「親近感?」

    「はい。なんか麻雀打つときの雰囲気が自分と似てるなぁって」

    32 = 1 :

    記者「雰囲気ですか」

    「あ、それは私も感じますよ。なんか同類だなって」

    記者「お互いに似たものを感じている、と。実に良いライバル関係といえますね」

    「え?」

    記者「……どうかしましたか?」

    「すみません。記者さんに比べて私は少し言葉に疎いようで」アハハ

    記者「はあ……」

    「ライバル関係というのはここではどのような意味で使われたのかと」

    「……」ヘー

    記者「?普通の意味で、勝敗を競い合う実力の拮抗した両者の関係、といったところでしょうか」

    「……あ、じゃあ違いますよ。淡ちゃんとはライバル関係ではないですね」

    「まぁそうなりますね。確かに同じステージに立つ稀有な相手だとはお互い認識していますけど」

    「現時点ではハッキリしていますからね」

    咲、淡「私のほうが上だってことは」

    33 = 9 :

    これはいい淡ちゃん。このスレの投下が終わったら寝よう

    35 :

    攻撃的な咲ちゃんワロタ
    これはこわい

    36 :

    決着を…つけようか……!

    37 = 1 :

    「……」フン

    「……なんか、気のせいかな?変な言葉が聞こえたような」

    「淡ちゃんも?私もなんだよね」

    「なんだ、びっくりした。じゃあゆっくり確認しよっか」

    「そうだね。シビアな問題だから気をつけないとね」

    咲、淡「私のほうが強いよね?」

    「……」ゴッ

    「……」ゴッ

    「確認するよ?今年のIH団体優勝高はどこだったっけ?特に優勝チームの大将と言えばそれはもう、ね?」

    「あぁ、いたね。決勝では大将まで回らなくて楽ばっかりしてた人だから忘れちゃってたよ」

    「その分個人戦ではめまぐるしい活躍をしてたから十分じゃないかな?」

    「そうだっけ?私、その子と直接やった気がするけど、普通にトップ取れたよ?」

    「麻雀は総合値でみないとね。長野代表の最終的な最高順位は4位だっけ?白糸台のその人は確か3位だったような」

    「最終戦で暫定1~4位の卓に入れてもらえなかったあの人ね。どこか空虚な3位だったのはよく覚えてるよ」

    咲、淡「……」ゴゴゴ

    38 :

    ほう、淡だけでなく咲もライバル否定するとは。

    39 = 1 :

    「ちょっと、どういうことなのこれ」ヒソヒソ

    まこ「わしに聞かれても困るけぇ」ヒソヒソ

    「咲ってあそこまで負けず嫌いだったっけ?」ヒソヒソ

    まこ「あの大星ちゅうんは宮永照の一番弟子やっという噂が原因かもしれんのう。咲は若干シスコンの気があるからの」ヒソヒソ

    「所詮噂じゃない。逆に生意気な一年大将で疎まれてるって噂もあるのよ?」ヒソヒソ

    まこ「ついさっきまでは仲良さげに話しとったのにのう」ヒソヒソ

    「お互い譲れない何かがあるのかしら」ヒソヒソ

    「お二人さん」チョイチョイ

    「っ!……ああ三尋木プロ、何ですか」

    「話を聞いてると、あの嶺上ちゃんは普段はそこまで勝負にストイックじゃないってことかい?」

    「そうですよ。基本的には麻雀を楽しむことのほうが好きな子です」

    「勝ちには拘らない」

    「強い目標があるとその限りではなくて、IHでは白糸台と戦うことを強く願ってまして」

    「近場に標的があったほうが燃える子かねー、おっけーありがとー」

    41 = 38 :

    三尋木プロが悪巧みを思いついたようですな。

    42 = 36 :

    三尋木プロが一番好きです

    43 = 1 :

    「いるよねー、少ない人数の弱小校でエースはって実力を勘違いする人って」

    「強豪校で先輩のおかげなのに団体戦を自分の手柄のように話す人とかね」

    「はいはい、ここで言い争っても終わらないよー」

    「三尋木プロ、確かIHの総説したんですよね?この分からず屋に言ってやって下さいよ。一年最強が誰かってのを」

    「そうですよ、この勘違いした人に教えてあげてくださいよ。白糸台の強さは副将までにあるって」

    「まあまあ、私の意見なんかよりよっぽど簡単な決め方があるじゃん」

    「幸いにもここは麻雀部の部室なんだからさ、そこにある卓で決めるのが一番じゃね?知らんけど」

    「あ、そうでしたね。何も言い争う必要なんかなかったです。対話に相応しいものがあるんですから」

    「なるほど。実際にこの場で叩き潰されたら、いくらニブチンの咲ちゃんでも理解してくれるかな」ゴッ

    「相手はどうするんです?私とそこのそれは確定として」ゴッ

    「あんまり二人と差があってもあれでしょ?一人は私が入るよ、あと一人は」チラッ

    (やば)サッ

    まこ(……?)

    44 :

    まさか・・・ワカメ・・・

    46 = 35 :

    俺この場にいたら漏らす自信あるわ

    47 = 1 :

    「うん、今意図的に目を合わせなかったそっちの子ね」

    「い、いやー、私じゃちょっと場違いかなーって。麻雀部は引退した身だし」

    「大丈夫。あそこで咄嗟に目を逸らすんじゃなくて、目を合わせないことが出来てるなら十分だね」

    「ここは後輩の育成のためにも、まこに」

    「ぐちぐち言わずにパパッとやろうか。時間がもったいないしねー」

    「そうですよ、早くしてください」

    「お願いしますね、竹井先輩」

    (……この状態の咲に魔物一人、トッププロ一人、……いきなりで組まれていい面子じゃないわよ)

    「どうしても断るってんなら強制しないけど、後々困ることになるかもねー。いや知らんけど」

    (価値の薄いはったり。私はプロ志望でもないし、でもまあこれ、逃げたらカッコ悪いなぁ)

    「わかったわ、ちゃちゃっと済ませちゃいましょ。勝負のルールは?」

    「半荘一回、個人戦ルールにしましょう。どうせ私が勝つんだから長々やってもしょうがないし」

    「了解、咲もそれでいい?」

    「大丈夫です」

    48 :

    >>15
    ふーんって台詞から生意気間違いなしだし

    49 = 1 :

    記者「これ、牌譜とってもよろしいでしょうか」

    「私は構わねーけど?」

    「いいじゃないですか、記事にしちゃってくださいよ。宮永咲、大星淡の強さに涙って感じで」

    「淡ちゃんって相当な自信家だよね。その自信はどこから湧いてくるの?」

    「どこからって、両方とも表のコインを投げて裏が出ることを心配する人がいるのかな?」

    「そっか。まあ自信を持つのはいいんだけど、あんまり露骨に態度に出すのは、少しみっともないよね」

    「そう?取材中でも思ったけど、どっかのシスコンさんよりはましじゃないかな」

    「…………淡ちゃんとは仲良くなれそうになくて、少し残念だよ」

    「仲良くって、咲ちゃんの身の程でよく言えるね。手下にならしてあげてもいいんだけど、靴でも磨く?」

    「そろそろ黙っておいたほうがいいよ。その口から恥を垂れ流しているのは、見るに忍びないから」

    「……へー?」

    「……」

    「はいはい、とっとと場決めするよー」

    東・久 南・咲 西・咏 北・淡 

    50 = 1 :

    (起家ね……配牌は、三色が狙えるわね。まぁここは素直に……って)

    (……)ゴゴゴ

    (……)ゴゴゴ

    (初っ端から凄い気迫じゃない。……の割にはプレッシャーが弱いような?)

    (高校一年生にして見事な支配力、と感心したいところだけど、やっぱり若いねー)

    (互いに対面を意識しすぎて支配の異方性、指向性が出すぎてる)

    (おかげで私と清澄の会長に対しての支配の影響がほぼ皆無なんだよねー)

    (長野予選の子供ちゃんと同じミス。嶺上ちゃんはそれを利用してたはずなんだけどね。やっぱ頭に血が上ってるのかな)

    (ま、ミスはする方が悪いってことで、少し遊ばせてもらおっかなー)


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