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元スレほむら「安価でまどかを救う」
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ほむら(…この声…。…どこかで聞いた様な…)
ほむら(…いや、聞いたどころの話じゃない…!)
ほむら(この弱弱しい、何時も何かに怯える様な声…!)
ほむら(…っ!)
ガラララッ!!
???「…?」
ほむら「―――」
ほむら(…いや、聞いたどころの話じゃない…!)
ほむら(この弱弱しい、何時も何かに怯える様な声…!)
ほむら(…っ!)
ガラララッ!!
???「…?」
ほむら「―――」
ほむら「―――っ!!」
…間違いなかった。
見間違える筈も無かった。
???「…あの…」
この弱弱しい声
???「え、…と…」
何時も誰かに怯える様な、今にも泣きそうなその目。
???「ど、どなた…ですか…?」
何もかもが弱弱しい、長い黒髪を編んだ眼鏡の少女。
紛れも無く、過去に置き去りにした私自身だった。
…間違いなかった。
見間違える筈も無かった。
???「…あの…」
この弱弱しい声
???「え、…と…」
何時も誰かに怯える様な、今にも泣きそうなその目。
???「ど、どなた…ですか…?」
何もかもが弱弱しい、長い黒髪を編んだ眼鏡の少女。
紛れも無く、過去に置き去りにした私自身だった。
ほむら「―――っ!!」
逃げ出せずには居られなかった。
無我夢中で、階段を駆け下りた。
転んで、皮膚を破こうが、それさえも気にならなかった。
―そんな私の視界に入った物。
ほむら「…4階廊下…」
静まり返って闇に染められたその空間の中ですら確信できた。
この空間の光景には見覚えがある。
しかも、つい一日二日前に、だ。
ほむら「…」
この先に行っては行けない。
理屈を削いだ感覚レベルで私に語りかけるが、止められはしない。
震える足の歩みを、止められない。
逃げ出せずには居られなかった。
無我夢中で、階段を駆け下りた。
転んで、皮膚を破こうが、それさえも気にならなかった。
―そんな私の視界に入った物。
ほむら「…4階廊下…」
静まり返って闇に染められたその空間の中ですら確信できた。
この空間の光景には見覚えがある。
しかも、つい一日二日前に、だ。
ほむら「…」
この先に行っては行けない。
理屈を削いだ感覚レベルで私に語りかけるが、止められはしない。
震える足の歩みを、止められない。
ほむら「―――っ!!」
辿り着いた病室の表札に目を配る。
そこにはこう表記されていた。
―ホムラ朱美
ほむら「何よ…これ…!!」
辿り着いた病室の表札に目を配る。
そこにはこう表記されていた。
―ホムラ朱美
ほむら「何よ…これ…!!」
ほむら「―――っ!!」ガララッ!!
病室を開けた。
見覚えがあった。
思考がチリチリと焼け死んでいくのを感じる。
ほむら「探さないと…!」
ここは自分とは全くの無関係の部屋。
名前もただ似ているだけ。
そう確信できる証拠を探す事にした。
病室を開けた。
見覚えがあった。
思考がチリチリと焼け死んでいくのを感じる。
ほむら「探さないと…!」
ここは自分とは全くの無関係の部屋。
名前もただ似ているだけ。
そう確信できる証拠を探す事にした。
けれど、探す間も無く。
ほむら「…うそ…」
…見つけてしまった。
しかも、全く無関係だと言える証拠などではない。
ほむら「…嘘よ…!!」
掃除から免れでもしたのだろうか
そこにあったのは…。
自分がかつて使っていた、眼鏡の残骸だった。
ほむら「…うそ…」
…見つけてしまった。
しかも、全く無関係だと言える証拠などではない。
ほむら「…嘘よ…!!」
掃除から免れでもしたのだろうか
そこにあったのは…。
自分がかつて使っていた、眼鏡の残骸だった。
ほむら「―――!!」
恐怖からか焼かれていた思考をたった一瞬だけ繋ぎとめた。
ほむら「…学校…!!」
転校についてだ。
自分が朱美などと言う訳の分からない存在であっても
転校してマミと共に鹿目まどかを守り切りさえすればそんなことはどうだっていい。
そう自分に言い聞かせる為に、頭の中で念仏の様に唱えつつ
魔力を惜しむこと無く使い、急いで自宅へと向かう…。
恐怖からか焼かれていた思考をたった一瞬だけ繋ぎとめた。
ほむら「…学校…!!」
転校についてだ。
自分が朱美などと言う訳の分からない存在であっても
転校してマミと共に鹿目まどかを守り切りさえすればそんなことはどうだっていい。
そう自分に言い聞かせる為に、頭の中で念仏の様に唱えつつ
魔力を惜しむこと無く使い、急いで自宅へと向かう…。
近所迷惑など関係ない。
夜中の町には不釣り合いな騒音を響かせて、玄関から自宅の中へと転がり込む。
自宅への帰宅、たったそれだけでも何回転んだか。
足がもつれたか。思考がもつれたか。感情が絡まったか。
最早制御の利かない自分に対する抑制剤、それが見滝原中学校の書類。
ほむら「…有…ったぁ…!」
ああ、何とも心地よい感覚だ。
乾いた身体に、恵みの水が注がれるような。
封筒を見つけた私はそんな感覚に浸され、崩れるように眠りに落ちた。
夜中の町には不釣り合いな騒音を響かせて、玄関から自宅の中へと転がり込む。
自宅への帰宅、たったそれだけでも何回転んだか。
足がもつれたか。思考がもつれたか。感情が絡まったか。
最早制御の利かない自分に対する抑制剤、それが見滝原中学校の書類。
ほむら「…有…ったぁ…!」
ああ、何とも心地よい感覚だ。
乾いた身体に、恵みの水が注がれるような。
封筒を見つけた私はそんな感覚に浸され、崩れるように眠りに落ちた。
ほむら「…くー……くー……」
けれど、この時まだ私は気付かなかった。
―封筒には、風見野中学校と書かれていた事を。
けれど、この時まだ私は気付かなかった。
―封筒には、風見野中学校と書かれていた事を。
>>235
こっち見んな
こっち見んな
―転校初日 ジークンドー習得度(60%)
ほむら「…タチの悪い悪夢を見て以来、それを忘却したいが為に私はジークンドーの修行に精を出した」
ほむら「今では、時間停止無しにあの格闘家さんとあと一歩で渡り合える程度には成長した」
ほむら「巴マミにも褒められた。何でも、私の魔力の使い方が上手いそうで」
ほむら「結局私は暁美ほむらであって、ホムラアケミなどではない」
ほむら「…いける、今回はまどかを救えるかもしれない」
…そう思っていた。
ほむら「…タチの悪い悪夢を見て以来、それを忘却したいが為に私はジークンドーの修行に精を出した」
ほむら「今では、時間停止無しにあの格闘家さんとあと一歩で渡り合える程度には成長した」
ほむら「巴マミにも褒められた。何でも、私の魔力の使い方が上手いそうで」
ほむら「結局私は暁美ほむらであって、ホムラアケミなどではない」
ほむら「…いける、今回はまどかを救えるかもしれない」
…そう思っていた。
ほむら「…やってしまったわ…」
ほむら「制服を貰いに行くのを忘れてた…」
ほむら「…ジークンドーの修行と、魔女退治に明け暮れていたものね。仕方がないわ」
ほむら「ジークンドーの為に買った、体育の授業に使えそうで代わりになりそうなジャージは持っている」
ほむら「仕方がないから、これで登校しましょう」
ほむら「…そう、仕方がないもの…」
―――
――
―
ほむら「制服を貰いに行くのを忘れてた…」
ほむら「…ジークンドーの修行と、魔女退治に明け暮れていたものね。仕方がないわ」
ほむら「ジークンドーの為に買った、体育の授業に使えそうで代わりになりそうなジャージは持っている」
ほむら「仕方がないから、これで登校しましょう」
ほむら「…そう、仕方がないもの…」
―――
――
―
―
――
―――
ザワザワ…
ほむら(学校の中、視線が私の方へ注がれる)
ほむら(仕方がないわ。ジャージに鞄なんて、かなりアンバランスだもの)
ほむら(それに、制服でもない)
ほむら(特異に写るのは仕方のない事…)
ほむら(…早乙女先生の所へ訪ねましょう)
――
―――
ザワザワ…
ほむら(学校の中、視線が私の方へ注がれる)
ほむら(仕方がないわ。ジャージに鞄なんて、かなりアンバランスだもの)
ほむら(それに、制服でもない)
ほむら(特異に写るのは仕方のない事…)
ほむら(…早乙女先生の所へ訪ねましょう)
コンコン
ほむら「失礼します…」
ガララッ…
「…」
「…」
「…」「…」
「…」
「…」
ほむら(…やはり教師達の視線が注がれる)
ほむら(それはそう。学校の規定外のジャージだもの)
ほむら「早乙女先生は居られませんか?」
「…」
ほむら(一人の教師が、嫌な態度を露骨に見せながら顎で方向を示す。先生の方へ)
和子「…何ですか?貴女は?」
ほむら「暁美ほむらです」
和子「…」
ほむら「…」
ほむら「失礼します…」
ガララッ…
「…」
「…」
「…」「…」
「…」
「…」
ほむら(…やはり教師達の視線が注がれる)
ほむら(それはそう。学校の規定外のジャージだもの)
ほむら「早乙女先生は居られませんか?」
「…」
ほむら(一人の教師が、嫌な態度を露骨に見せながら顎で方向を示す。先生の方へ)
和子「…何ですか?貴女は?」
ほむら「暁美ほむらです」
和子「…」
ほむら「…」
和子「…誰ですか?」
ほむら「いえ、ですから暁美ほむら…」
和子「暁美さんなら、5分ほど前にここに来られました」
ほむら「…え」
和子「…貴女は誰なんですか?」
ほむら「…違う…」
和子「…」
ほむら「私は…暁美ほむら…!」
ほむら「私は暁美ほむら!!暁美ほむらです!!」
和子「…」
ほむら「いえ、ですから暁美ほむら…」
和子「暁美さんなら、5分ほど前にここに来られました」
ほむら「…え」
和子「…貴女は誰なんですか?」
ほむら「…違う…」
和子「…」
ほむら「私は…暁美ほむら…!」
ほむら「私は暁美ほむら!!暁美ほむらです!!」
和子「…」
和子「…先生、指導部を」
先生「わかりました」
ほむら「!!先生!私は…っ!!」
和子「他校の人が何でこんな時間に居るのですか?学校はどうしたのですか?」
ほむら「違う!!違う違う違う!!私はここの生徒よ!!暁美ほむらよ!!先生…どうしたんですか…!?」
和子「ですから、暁美さんなら先程来られました。他の人を偽ってまで、貴女何がしたいんですか?」
ほむら「何で!!どうして!!!私なの!!私なのよ!!!」
先生「わかりました」
ほむら「!!先生!私は…っ!!」
和子「他校の人が何でこんな時間に居るのですか?学校はどうしたのですか?」
ほむら「違う!!違う違う違う!!私はここの生徒よ!!暁美ほむらよ!!先生…どうしたんですか…!?」
和子「ですから、暁美さんなら先程来られました。他の人を偽ってまで、貴女何がしたいんですか?」
ほむら「何で!!どうして!!!私なの!!私なのよ!!!」
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