元スレ兄「線路に石置いたらどうなるのかな」 妹「中入っちゃ危ないよ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
51 = 1 :
わたしはお兄ちゃんの元へ駆けつける。
兄「……」
妹「……」
煙の奥でうっすらと見えたのは、丸まった蛇みたいな、巨大な鉄の塊だった。
車輪を空にして、まっ逆さまになった電車はぐちゃぐちゃにへこんでいる。
砕け散った窓ガラスに、血まみれの女の人が、ぶらさがっていた。
ただ、とんでもないことをしてしまったんだ、という恐怖が背筋から頭の裏まで伝わる。
兄「お……」
そして、肩を震わせながら、お兄ちゃんが言い放った。
兄「おれ達は、やってない……」
52 = 8 :
尼崎ネタはマジであかんで
53 = 11 :
急展開
54 :
さり気なく妹を共犯にする兄
55 :
達…?
56 :
書き方いいね
57 :
この前中学生が線路に石おいてたわ
防犯カメラのおかげで事故は防げたらしいけど
58 = 16 :
そういや高校の時置き1円してペラペラになった1円玉見せて来た奴居たな
59 = 11 :
ほ
(まだ早い?)
60 :
VIPだからまた兄妹エロSSスレかと思ったら・・・
ちょっとしたミステリみたいな書き方で怖いな
61 = 34 :
ミステリっつか
まさしく小説だな
62 = 11 :
うん
63 :
ホントにありそうだから怖い
65 = 1 :
買ってきた駄菓子に手をつけないまま、どれくらいの時間が過ぎたんだろう。
扇風機の回った居間で、わたしとお兄ちゃんは座り込んでいた。
母「アイスあるけど、食べるー?」
家に帰ってからも、わたしとお兄ちゃんの顔は強張ったままだった。
母「あんたらどうしたの、顔色すごい悪いわよ」
妹「いい、いらないって」
母「そう、晩御飯は冷やしゃぶだから。あんまお菓子食べちゃダメよ」
妹「はあい」
スリッパを床にこすらせながら、お母さんは姿を消した。
お兄ちゃんはテーブルの一角を見つめたまま、さっきから動かない。
『ただいま入ったニュースです』
付けっぱなしのテレビから速報が聞こえた。
66 = 32 :
こういうときのドキドキ感はヤバいんだろうな
67 = 2 :
俺の予想は外れかな
68 = 16 :
こういう時の足の冷え方は怖い
69 = 63 :
>>68
あと頭が冷たくなるよな
70 = 11 :
こわい
71 = 7 :
やっちまった後の独特の感じってあるよな
72 = 30 :
>>69
んで飯の味がわからなくなる
73 :
俺のおじさんちっさい頃やったって言ってたけど怒られただけで済んだそうな
74 = 73 :
>>72
下腹部が強張ってくるよな
75 :
まあ実際だとよほど大きな石でもない限り脱線はないしあんまり大きければ運転士が気づいてブレーキ掛けるなりスカートで弾かれるだろうな
76 :
バカ過ぎ
77 = 2 :
>>74
それはない
78 = 16 :
焦った時の額と前髪の間の不快感半端ないよね
79 :
81 = 1 :
電車の脱線事故。
先頭車両がマンションに衝突。
2両目、3両目、4両目が横転。
現在確認している時点で13人が死亡。
負傷者は80名以上。
聞き取れる言葉の切れ端だけで、頭の中がみるみる内に真っ白になった。
妹「どうしよう……にいちゃん……!!」
わたしは涙をためながら、か細い声で言った。
兄「しっ!」
お兄ちゃんは、キッチンに立つ母の姿を一瞥した。
82 :
好奇心こわす
83 = 11 :
えええ!
84 = 32 :
ヤバい展開
85 :
なんかワクワクしてきた
87 :
福知山線の事故思い出すわ
88 = 18 :
マンションはまずかった
89 = 1 :
偶然電話が鳴って、お母さんがキッチンを離れていった。
兄「絶対にだれにもいうなよ」
妹「う、うん」
兄「おれ達はやってないってことにする」
妹「うん」
兄「お母さんにも、お父さんにも、爺ちゃんにも、言っちゃダメ」
妹「うん」
兄「ご飯のときは普通の顔をしてろ、いつもの顔な」
妹「うん…」
脳みそで声を出している感覚だった。
どんどん、自分の声が小さくなっていく。
90 :
置き石の瞬間の写真撮ってゆすって兄妹丼したい
91 = 2 :
尼崎がモデル?ってかそのまんま?
92 :
この電話って
93 :
尼崎の奴らリアルで知ってるわ
94 :
兄ちゃん ボケボケだよぉ~
96 :
長年の謎が>>38のお陰で解けた
小学生の頃はマジ興味津々で実際にやってみようと思ったこともあったな・・・
久し振りに何としても最後まで読みたくなるようなSSに出会えた。
97 :
尼崎って六年前くらいの100人死亡のやつ?
98 = 11 :
うん
99 = 2 :
>>97
そうそれ
100 = 1 :
ガシャン、と電話を叩きつける音がした。
廊下のほうから、お母さんがあわただしく走ってきた。
母「あのね、お爺ちゃんが……」
まさか、こんなことになるなんて、思ってもみなかった。
脱線した電車に、お爺ちゃんが乗っていたという。
母「ちょっと、いまから病院いってくるから!」
お母さんはカバンを掴み取ると、大きな足音をたてながら玄関を飛び出していった。
妹「……どうじよゔ」
目に大きな涙の粒を浮かべて、わたしはついに泣き出してしまった。
みんなの評価 : ★
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