元スレ兄「いきなりステーキ行こうぜ!」妹「お兄ちゃんステキ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 :
1 :
妹「お兄ちゃん、お腹減ったね」グギュルルルル
兄「もう昼だしなぁ」グゥゥ…
妹「あーあ、血のしたたるようなステーキが食べたいなぁ」グギュルルルル
兄「よーしだったら……」
兄「近所に新しくできた、いきなりステーキって店に行ってみようぜ!」
妹「お兄ちゃんステキ! お兄ちゃん愛してる!」チュッ
兄「おいおい、いきなりステーキに行く前にいきなりキスしてどうするんだよ」
妹「えへへ……」
2 :
俺の妹で脳内再生されて吐いた、起訴
3 :
意味がわかりませんな
4 :
れいぱーらんち
5 :
でもお前所持金千五百円だろ?
7 :
最近どんどん店舗が増えてるよな
8 :
妹「お兄ちゃん実は私男なの!」
兄「そうなのか!でも俺は気にしない!ステーキ行こうぜ!」
妹「うん!」
10 :
えぇっ!?いきなりステーキを?
11 :
飯くらい座って食わせろ
12 = 1 :
兄「ここだ」
妹「なかなか繁盛してるみたいだね」
兄「――ん、店の前になんか書いてあるぞ」
『ステーキは 厚切りレアーで 召しあがれ』
兄「こりゃまた……五七五チックなキャッチコピーだな」
妹「友蔵心の俳句って感じだね!」
兄「友蔵というと、キートン山田のナレーションが欲しくなるな」
兄「後半へ続く」
キートン山田「まだ始まったばかりである」
13 = 1 :
兄「へえ~、立ち食いなんだ」
妹「なんだか新鮮だね!」
兄「!」コテリン!
兄「……なるほど、そういうことか!」
妹「どういうこと?」
兄「立って食うのは、座って食うよりカロリー消費が激しい……」
兄「つまり、この店のステーキはいくら食っても太らないってことだ!」
妹「これならあたしみたいな女の子でも安心して食べられるね!」
14 :
モニュ…モニュ…ヌポ
15 = 1 :
店員「ご注文は?」
兄「ステーキ定食を弱火でじっくり……じゃなくて、このランチのワイルドステーキってやつで」
妹「あたしもー!」
店員「かしこまりましたー!」
妹「ワイルドステーキって、どんなステーキなんだろうね?」
兄「そりゃもちろん……ワイルドなんだよ!」
キートン山田「説明になっていない」
16 = 1 :
店員「お冷やと紙エプロンです」バババッ
兄「どうも」
妹「へえ~、紙エプロンなんてもらえるんだ!」
兄「サービスいいな」
妹「……」スッスッ
兄「……」モタモタ…
妹「お兄ちゃん、なにやってんの?」
兄(結べないとはいえない……俺って不器用なんだよな……)モタモタ…
17 = 1 :
店員「……」シャシャッ
兄「?」
兄「――あれ!?」
兄(いつの間にか、エプロンが結ばれてる!?)
妹「うわっ、お兄ちゃん、エプロンの結び方上手だね!」
兄「アハハ……まぁね」
兄(店員さん……ありがとう……!)
18 = 14 :
ステーキ来る前に準備させるとか全然いきなりじゃないじゃん
19 = 1 :
店員「ワイルドステーキです」ジュワァァァ…
妹「おほっ!」
兄「うまそうだな~!」
店員「召し上がり方はご存知ですか?」
兄「え!? そりゃもちろんだよ!」
兄「口に入れて歯で噛んで舌で味わって……」
妹「お兄ちゃん、無理しないでちゃんと聞こうよ」
キートン山田「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥である」
21 = 1 :
店員「お肉は生ですので、ご自分でお好きな焼き加減まで焼いてからお召し上がり下さい」
兄「へえ~、自分で焼かせてもらえるのか!」
妹「ステキ!」
兄「じゃ、さっそく焼こうぜ」
妹「うんっ!」
兄「こうやって自分で焼くのも面白いな」ジュワァァァ…
妹「ねるねるねるね、を思い出すね!」ジュワァァァ…
22 = 11 :
ちょっとマーケティング露骨すぎるわ
腹減ったじゃねぇか死ね
23 = 14 :
いきなりステーキより安いな
24 :
>>2
検察がこんなところで何してるんだ?
25 = 1 :
兄「そろそろタレをかけるか……」
兄「それっ! やべっ、かけすぎた!」ドバッ
妹「お兄ちゃん、あたしの顔にお兄ちゃんの汁がかかったよ!」
兄「ハハッ、ごめんごめん」
キートン山田「なんとも唐突な下ネタである」
27 = 1 :
兄「おお、色が茶色く変わってきた!」ジュワァァァ…
妹「お肉をナイフで切って、と」サクッ
兄「いただきます!」モグッ
妹「いただきます」モグッ
28 = 11 :
うんこかよ
29 :
遅すぎて読む気無くなった
30 = 1 :
兄「うめえ!」
妹「おっいしい!」
兄「この肉の弾力! 噛めば噛むほど味がしみ出してきてたまらないな!」モキュモキュ
妹「それにくどくないよ! すごくあっさりしてる! これならいくらでも食べれちゃうよ!」モグモグ
兄「店の名前からしてイロモノっぽいし、正直あんま期待してなかったけど……」
兄「いきなりステーキ……! これほどのものだったのかぁっ!!!」
32 = 1 :
小僧「へっ、こんなステーキぐらい俺でも作れらぁっ!」
店員「こりゃあ面白い小僧だぜ」
店員「こりゃあどうしてもうちと同じ値段でうまいステーキを作ってもらおう」
小僧「え!? 同じ値段でステーキを!?」
ザワザワ… ドヨドヨ…
兄「……なんだなんだ?」
妹「ケンカしてるみたいだね。今にも料理対決が始まりそうだよ」
34 = 14 :
まさかのスーパーくいしん坊展開
35 = 1 :
小僧「できねえっ!」
店員「こりゃあ素直な小僧だぜ」
小僧「じゃ、お会計お願いします」
店員「あ、はい」
兄「あっさり負けを認めた……あの小僧、只者じゃないな」
妹「うん……引き際ってやつを知り尽くしてるね。ありゃあ百戦錬磨だよ」
37 = 14 :
香介なにやってんだよ
38 = 1 :
幼女「ステーキおいしい!」モグモグ
幼女「あっ!」
ボトッ…
幼女「ステーキ床に落としちゃった……」
幼女「300gのステーキが……」シクシク
兄「あちゃ~、かわいそうだな」モグモグ
妹「お兄ちゃんのステーキ、分けてあげれば?」
兄「やだ」
キートン山田「なんとケチな男だろうか」
39 = 1 :
店員「悪ィな、うちの床がステーキ食っちまった」
店員「次ァ400gを買うといい」チャリーン
幼女「ありがとう!」
妹「粋だねえ」
兄「いきなりステーキのいきなりってのは、“粋なり”って意味もあるらしいぞ」
妹「そうなんだ!」
40 = 1 :
客「あつっ!」
店員「冷ましてあげましょう」フーフー
妹「フーフーもしてくれるんだ!」
兄「“息なりステーキ”ってやつだな!」
『いきなり!ステーキ』で食事を楽しむ兄妹。
ところが、この『いきなり!ステーキ』に、危機が迫っていた……。
41 = 1 :
外――
リーダー「みんな、銃は持ったか!」
手下A「へい!」ジャキッ
リーダー「よし……これより、あのいきなりステーキを占拠する」
手下B「しかし、ステーキ店を占拠してどうするんです?」
手下B「どうせ狙うなら、もっとこう……公共の施設なんかのがいい気がしますが」
42 = 1 :
リーダー「いいか? いきなりステーキほどの一流飲食店が武装集団に占拠されたとなりゃ」
リーダー「日本中が不安に包まれる」
手下B「そのとおりですね」
リーダー「不安はやがて不満へと姿を変え、暴動へと発展する」
手下C「たしかに!」
リーダー「そうすりゃ、日本は崩壊し、俺らがやすやす天下をとれるって寸法よ!」
手下A「なるほど!」
リーダー「カゼオケ理論ってやつよ」
リーダー「行くぜ!」ダッ
43 = 1 :
リーダー「やい、静かにしろ!」
リーダー「たった今から、この店は俺たちが占拠した!」
リーダー「お前らは人質だ! 抵抗すれば容赦なくこの銃で射殺する!」ジャキッ
兄「なんだあいつら!?」
妹「どうしよう……お兄ちゃん!」ガタガタ…
兄「心配するな! お前だけは俺の命に代えても守る!」ガシッ
キートン山田「とんでもない展開になってきた」
44 = 1 :
リーダー「おい、店員! 俺たちはこれからここを拠点に活動を行う!」
リーダー「これも腐った日本を変えるためだ! 悪く思うなよ!」
店員「……大罪だ」
リーダー「あん?」
45 = 1 :
リーダー「大罪ィ? 当たり前だろうが! 俺たちゃテロリスト――」
店員「そうじゃあない」
リーダー「は?」
店員「当店は安さも自慢ではあるが、なんだかんだ会計は1000円を超える」
店員「ワンコインでたらふく食える店が溢れる中、わざわざ当店にいらして下さったということは」
店員「今ここにいるお客様はステーキを愛して下さってる方々ということだ」
店員「中には常連の方もいるだろう」
店員「中にはたまの贅沢にステーキ、という方もいるだろう」
店員「店の名前を見て、物珍しさで来て下さった方もいるかもしれない」
店員「そんな人たちの思いを、お前たちは踏みにじったのだ!」
店員「万死に値する……!」
怒りに震える店員。
そう、テロリストたちは虎の尾を踏んでしまったのだ……!
店員「これよりいきなりステーキ戦闘モード『敵なりステーキ』を発動するッ!」
46 = 1 :
店員「ほら、ステーキだ」サッ
手下A「!」モグッ
手下A「ホントにいきなりステーキが出てきやがった」モグモグ
手下A「うめえ、ほっぺたが落ちそうだ!」
兄「おいおい、テロリストにメシ食わせてどうすんだ!?」
妹「なにやってんの!?」
47 = 1 :
手下A「こ、これは……!?」
手下A「ホントに肉が落ちてくッ!」
手下A「俺の……『頬の肉』が削げ落ちていくよォォォ~~~~~ッ!」ドロドロ…
リーダー「な、なにイィィィィ!?」
店員「お前たちのような無法者にはちょうどいいご馳走だろう?」
リーダー「この野郎……!」
48 = 1 :
リーダー「よくもやりやがったな!」ガガガガガッ
店員「ガードステーキ」キキキキキンッ
リーダー「バカな! 弾丸を肉で防ぎやがった!」
兄「こっちにも流れ弾が!」
兄「だけど、この紙エプロンが全部防いでくれる!」キキキキキンッ
妹「すっごーい!」キキキキキンッ
49 = 1 :
店員「次はお前だ……」
手下B「へっ、さっきのステーキを食わそうってんだろ!」
手下B「こうやって口を閉じちまえば……」スッ
店員「いや……すでにお前の胃袋にはステーキを入れておいた」
店員「熱々のやつをな……」
手下B「……え?」ジュゥゥゥゥゥ…
手下B「いつの間にィィィィィ!?」
手下B「ぎゃああああああ! 胃が焼けるぅぅぅぅぅぅぅ!」ジュゥゥゥゥゥ…
店員「お前たちはいきなりステーキのスピードをナメすぎだ……」
50 = 1 :
店員「リベンジステーキ」
店員「やれ」パチンッ
牛「ブモォ~~~~~~~!」ドドドドドッ
手下C「あぢぃぃぃぃ! 許してぇぇぇぇ!」ジュアァァァ…
兄「普段はステーキになる肉牛が、逆に人間を鉄板に押しつけてる!」
妹「すごいすごい! 牛さんかっこいい!」
キートン山田「もはやこの兄妹、ただの野次馬である」
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