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    元スレ兄「いきなりステーキ行こうぜ!」妹「お兄ちゃんステキ!」

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    1 :

    「お兄ちゃん、お腹減ったね」グギュルルルル

    「もう昼だしなぁ」グゥゥ…

    「あーあ、血のしたたるようなステーキが食べたいなぁ」グギュルルルル

    「よーしだったら……」

    「近所に新しくできた、いきなりステーキって店に行ってみようぜ!」

    「お兄ちゃんステキ! お兄ちゃん愛してる!」チュッ

    「おいおい、いきなりステーキに行く前にいきなりキスしてどうするんだよ」

    「えへへ……」

    2 :

    俺の妹で脳内再生されて吐いた、起訴

    3 :

    意味がわかりませんな

    4 :

    れいぱーらんち

    5 :

    /nox/remoteimages/74/97/f30ea1c341e90a9415282b260a19.jpegでもお前所持金千五百円だろ?

    7 :

    最近どんどん店舗が増えてるよな

    8 :

    「お兄ちゃん実は私男なの!」

    「そうなのか!でも俺は気にしない!ステーキ行こうぜ!」

    「うん!」

    10 :

    えぇっ!?いきなりステーキを?

    11 :

    飯くらい座って食わせろ

    12 = 1 :

    「ここだ」

    「なかなか繁盛してるみたいだね」

    「――ん、店の前になんか書いてあるぞ」


    『ステーキは 厚切りレアーで 召しあがれ』


    「こりゃまた……五七五チックなキャッチコピーだな」

    「友蔵心の俳句って感じだね!」

    「友蔵というと、キートン山田のナレーションが欲しくなるな」

    「後半へ続く」

    キートン山田「まだ始まったばかりである」

    13 = 1 :

    「へえ~、立ち食いなんだ」

    「なんだか新鮮だね!」

    「!」コテリン!

    「……なるほど、そういうことか!」

    「どういうこと?」

    「立って食うのは、座って食うよりカロリー消費が激しい……」

    「つまり、この店のステーキはいくら食っても太らないってことだ!」

    「これならあたしみたいな女の子でも安心して食べられるね!」

    14 :

    モニュ…モニュ…ヌポ

    15 = 1 :

    店員「ご注文は?」

    「ステーキ定食を弱火でじっくり……じゃなくて、このランチのワイルドステーキってやつで」

    「あたしもー!」

    店員「かしこまりましたー!」

    「ワイルドステーキって、どんなステーキなんだろうね?」

    「そりゃもちろん……ワイルドなんだよ!」

    キートン山田「説明になっていない」

    16 = 1 :

    店員「お冷やと紙エプロンです」バババッ

    「どうも」

    「へえ~、紙エプロンなんてもらえるんだ!」

    「サービスいいな」

    「……」スッスッ

    「……」モタモタ…

    「お兄ちゃん、なにやってんの?」

    (結べないとはいえない……俺って不器用なんだよな……)モタモタ…

    17 = 1 :

    店員「……」シャシャッ

    「?」

    「――あれ!?」

    (いつの間にか、エプロンが結ばれてる!?)

    「うわっ、お兄ちゃん、エプロンの結び方上手だね!」

    「アハハ……まぁね」

    (店員さん……ありがとう……!)

    18 = 14 :

    ステーキ来る前に準備させるとか全然いきなりじゃないじゃん

    19 = 1 :

    店員「ワイルドステーキです」ジュワァァァ…

    「おほっ!」

    「うまそうだな~!」

    店員「召し上がり方はご存知ですか?」

    「え!? そりゃもちろんだよ!」

    「口に入れて歯で噛んで舌で味わって……」

    「お兄ちゃん、無理しないでちゃんと聞こうよ」

    キートン山田「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥である」

    21 = 1 :

    店員「お肉は生ですので、ご自分でお好きな焼き加減まで焼いてからお召し上がり下さい」

    「へえ~、自分で焼かせてもらえるのか!」

    「ステキ!」

    「じゃ、さっそく焼こうぜ」

    「うんっ!」

    「こうやって自分で焼くのも面白いな」ジュワァァァ…

    「ねるねるねるね、を思い出すね!」ジュワァァァ…

    22 = 11 :

    ちょっとマーケティング露骨すぎるわ
    腹減ったじゃねぇか死ね

    23 = 14 :

    いきなりステーキより安いな

    /nox/remoteimages/ee/b2/6cbd93be9c64ab67d17f86f47faa.jpeg

    24 :

    >>2
    検察がこんなところで何してるんだ?

    25 = 1 :

    「そろそろタレをかけるか……」

    「それっ! やべっ、かけすぎた!」ドバッ

    「お兄ちゃん、あたしの顔にお兄ちゃんの汁がかかったよ!」

    「ハハッ、ごめんごめん」

    キートン山田「なんとも唐突な下ネタである」

    27 = 1 :

    「おお、色が茶色く変わってきた!」ジュワァァァ…

    「お肉をナイフで切って、と」サクッ

    「いただきます!」モグッ

    「いただきます」モグッ

    28 = 11 :

    うんこかよ

    29 :

    遅すぎて読む気無くなった

    30 = 1 :

    「うめえ!」

    「おっいしい!」

    「この肉の弾力! 噛めば噛むほど味がしみ出してきてたまらないな!」モキュモキュ

    「それにくどくないよ! すごくあっさりしてる! これならいくらでも食べれちゃうよ!」モグモグ

    「店の名前からしてイロモノっぽいし、正直あんま期待してなかったけど……」

    「いきなりステーキ……! これほどのものだったのかぁっ!!!」

    32 = 1 :

    小僧「へっ、こんなステーキぐらい俺でも作れらぁっ!」

    店員「こりゃあ面白い小僧だぜ」

    店員「こりゃあどうしてもうちと同じ値段でうまいステーキを作ってもらおう」

    小僧「え!? 同じ値段でステーキを!?」


    ザワザワ… ドヨドヨ…


    「……なんだなんだ?」

    「ケンカしてるみたいだね。今にも料理対決が始まりそうだよ」

    34 = 14 :

    まさかのスーパーくいしん坊展開

    35 = 1 :

    小僧「できねえっ!」

    店員「こりゃあ素直な小僧だぜ」

    小僧「じゃ、お会計お願いします」

    店員「あ、はい」



    「あっさり負けを認めた……あの小僧、只者じゃないな」

    「うん……引き際ってやつを知り尽くしてるね。ありゃあ百戦錬磨だよ」

    37 = 14 :

    香介なにやってんだよ

    38 = 1 :

    幼女「ステーキおいしい!」モグモグ

    幼女「あっ!」

    ボトッ…

    幼女「ステーキ床に落としちゃった……」

    幼女「300gのステーキが……」シクシク



    「あちゃ~、かわいそうだな」モグモグ

    「お兄ちゃんのステーキ、分けてあげれば?」

    「やだ」

    キートン山田「なんとケチな男だろうか」

    39 = 1 :

    店員「悪ィな、うちの床がステーキ食っちまった」

    店員「次ァ400gを買うといい」チャリーン

    幼女「ありがとう!」



    「粋だねえ」

    「いきなりステーキのいきなりってのは、“粋なり”って意味もあるらしいぞ」

    「そうなんだ!」

    40 = 1 :

    「あつっ!」

    店員「冷ましてあげましょう」フーフー


    「フーフーもしてくれるんだ!」

    「“息なりステーキ”ってやつだな!」





    『いきなり!ステーキ』で食事を楽しむ兄妹。

    ところが、この『いきなり!ステーキ』に、危機が迫っていた……。

    41 = 1 :

    外――

    リーダー「みんな、銃は持ったか!」

    手下A「へい!」ジャキッ

    リーダー「よし……これより、あのいきなりステーキを占拠する」

    手下B「しかし、ステーキ店を占拠してどうするんです?」

    手下B「どうせ狙うなら、もっとこう……公共の施設なんかのがいい気がしますが」

    42 = 1 :

    リーダー「いいか? いきなりステーキほどの一流飲食店が武装集団に占拠されたとなりゃ」

    リーダー「日本中が不安に包まれる」

    手下B「そのとおりですね」

    リーダー「不安はやがて不満へと姿を変え、暴動へと発展する」

    手下C「たしかに!」

    リーダー「そうすりゃ、日本は崩壊し、俺らがやすやす天下をとれるって寸法よ!」

    手下A「なるほど!」

    リーダー「カゼオケ理論ってやつよ」

    リーダー「行くぜ!」ダッ

    43 = 1 :

    リーダー「やい、静かにしろ!」

    リーダー「たった今から、この店は俺たちが占拠した!」

    リーダー「お前らは人質だ! 抵抗すれば容赦なくこの銃で射殺する!」ジャキッ



    「なんだあいつら!?」

    「どうしよう……お兄ちゃん!」ガタガタ…

    「心配するな! お前だけは俺の命に代えても守る!」ガシッ

    キートン山田「とんでもない展開になってきた」

    44 = 1 :

    リーダー「おい、店員! 俺たちはこれからここを拠点に活動を行う!」

    リーダー「これも腐った日本を変えるためだ! 悪く思うなよ!」


    店員「……大罪だ」



    リーダー「あん?」

    45 = 1 :

    リーダー「大罪ィ? 当たり前だろうが! 俺たちゃテロリスト――」

    店員「そうじゃあない」

    リーダー「は?」

    店員「当店は安さも自慢ではあるが、なんだかんだ会計は1000円を超える」

    店員「ワンコインでたらふく食える店が溢れる中、わざわざ当店にいらして下さったということは」

    店員「今ここにいるお客様はステーキを愛して下さってる方々ということだ」

    店員「中には常連の方もいるだろう」

    店員「中にはたまの贅沢にステーキ、という方もいるだろう」

    店員「店の名前を見て、物珍しさで来て下さった方もいるかもしれない」

    店員「そんな人たちの思いを、お前たちは踏みにじったのだ!」

    店員「万死に値する……!」


    怒りに震える店員。

    そう、テロリストたちは虎の尾を踏んでしまったのだ……!



    店員「これよりいきなりステーキ戦闘モード『敵なりステーキ』を発動するッ!」

    46 = 1 :

    店員「ほら、ステーキだ」サッ

    手下A「!」モグッ

    手下A「ホントにいきなりステーキが出てきやがった」モグモグ

    手下A「うめえ、ほっぺたが落ちそうだ!」



    「おいおい、テロリストにメシ食わせてどうすんだ!?」

    「なにやってんの!?」

    47 = 1 :

    手下A「こ、これは……!?」

    手下A「ホントに肉が落ちてくッ!」

    手下A「俺の……『頬の肉』が削げ落ちていくよォォォ~~~~~ッ!」ドロドロ…

    リーダー「な、なにイィィィィ!?」

    店員「お前たちのような無法者にはちょうどいいご馳走だろう?」

    リーダー「この野郎……!」

    48 = 1 :

    リーダー「よくもやりやがったな!」ガガガガガッ

    店員「ガードステーキ」キキキキキンッ

    リーダー「バカな! 弾丸を肉で防ぎやがった!」



    「こっちにも流れ弾が!」

    「だけど、この紙エプロンが全部防いでくれる!」キキキキキンッ

    「すっごーい!」キキキキキンッ

    49 = 1 :

    店員「次はお前だ……」

    手下B「へっ、さっきのステーキを食わそうってんだろ!」

    手下B「こうやって口を閉じちまえば……」スッ

    店員「いや……すでにお前の胃袋にはステーキを入れておいた」

    店員「熱々のやつをな……」

    手下B「……え?」ジュゥゥゥゥゥ…

    手下B「いつの間にィィィィィ!?」

    手下B「ぎゃああああああ! 胃が焼けるぅぅぅぅぅぅぅ!」ジュゥゥゥゥゥ…

    店員「お前たちはいきなりステーキのスピードをナメすぎだ……」

    50 = 1 :

    店員「リベンジステーキ」

    店員「やれ」パチンッ

    「ブモォ~~~~~~~!」ドドドドドッ

    手下C「あぢぃぃぃぃ! 許してぇぇぇぇ!」ジュアァァァ…



    「普段はステーキになる肉牛が、逆に人間を鉄板に押しつけてる!」

    「すごいすごい! 牛さんかっこいい!」

    キートン山田「もはやこの兄妹、ただの野次馬である」


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