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元スレ亜美「今日は兄ちゃんとの結婚式」

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51 :

怖いのはやだよ(小並感)

52 = 30 :

「新郎新婦、再入場です!」

亜美とプロデューサーのお色直しによる再入場がはじまる。
二人の手にはキャンドルサービス用のトーチが握られている。

亜美のドレスはさっきまでの真っ白なウェディングドレスとは違っていた。
亜美のイメージカラー、黄色のドレスに変わっている。


まるで美女と野獣のヒロインみたいじゃない…ちょっと、羨ましいわね。

あら? 亜美ったらわざと手を動かしてキャンドルに火をつけにくくしてるわ!
プロデューサーがちょっと慌ててる。
ホント、こういう時でもイタズラはやめないのが亜美らしいわね。

少しして、メインキャンドルに火を点けた亜美達が席に座る。


真美はその光景をじぃっと見ていた。

53 = 31 :

ステーキ、焼いた肉か。大きそうだな

54 = 30 :

「♪今度の土曜日! 3日しかない♪ とにかくダイエット――」

結婚式の余興。
会場で『do-dai』が流れている。
亜美とプロデューサーが微笑みながら、やよいと千早が歌っている姿をみている。

にひひっ♪ 千早、顔真っ赤じゃない!
最近はバラードばっかり歌ってたからちょうどいいわよね?
なんだかんだで楽しそうだし。

「――恋バナ お・わ・り! イェイ!」

会場から大きな拍手が沸き起こる。
こんなデュオ、めったに見られないからかしら?
千早が早歩きで自分の席に戻っていく。

え~と、次に歌う人は……

「じゃあいおりん、真美行ってくるねっ」

真美だった。

真美がマイクに向かって歩く。
大丈夫、よね?

深呼吸をしてからマイクを握る。

55 :

肉料理トーナメントの話?

56 :

美希の持ち歌とか歌うなよ

57 :

真美「この~坂道を~」

58 = 30 :

「兄ちゃん、亜美、今日はおめでとー!」

「幸せになってね! ……じゃあ歌うよ? 『my song 』」

――始まってゆく 果てなく続く ひとつの道を――


……驚いた。
真美のことだからもっと派手な曲をいれるのかと思ったわ。
『ポジティブ!』とか『おはよう!!朝ご飯』とか。

――Start この My Life Song 私の歌声で――

今、この会場にいる全員が真美の歌に集中している。
すごい……こんな感情がこもっている歌、聞いたことないかもしれない。

この時だけ、真美は会場の主役だった。


――終わらない My Song...――

「おめでとう…亜美」

この日でも1・2を争うほどの大きな拍手が会場に響いた。

「……幸せに、ね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

59 = 30 :

「あずさお姉ちゃん今日はありがと-! コレ引き出物のカタログだよ~!」

「あらあら、ありがとう亜美ちゃん。今日のドレス、どっちもキレイだったわ~」

「んっふっふ~、でしょでしょー?」

披露宴が終わって亜美とプロデューサーがみんなの見送りをしている。

なんかどっと疲れたわね……
結局そんなにトラブルは無かったからよかったけど。

「お嬢様、お車の準備ができています」

新堂が声をかけてくる。
……私もそろそろ帰ろうかしら。


こうしてプロデューサーと亜美、二人の結婚式が終わった――

60 = 56 :

relationsとか隣に…歌いださなくてよかった

61 = 30 :


「まったく…何で忘れ物なんてするのよ!」

家に帰った後、披露宴のホテルに逆戻りした。
ホテルの支配人から電話があって、お友達の忘れ物がある、とのことらしい。
支配人から忘れ物とやらを受け取る。

「これって……真美がつけてたブレスレットかしら?」

確かエメラルド色のブレスレットをつけていたわよね?
この伊織ちゃんがわざわざ取りにいったんだから、今度何かおごって貰おうかしら。にひひっ♪

「それにしても伊織様のお友達は元気ですね。飛び出すように出て行ってしまいましたよ」

まああの双子を止められるのはプロデューサーくらいでしょうね。
仕方ないわ。

「走ったらカバンの中のウェディングナイフが危ないですよ、とも言ったんですが……」

それは危ないわね~、いくらなんでもそれは……

………

……え? 
ナイフ?

どうして真美がそれを持ってるの!?

62 :

くりぃむレモンのあれか

63 :

>>62
詳しく

64 :

気になんだろーが

65 = 30 :

「双海真美様が『2人の記念品なんだから後で真美が送っといてあげるよ!』と言われましたので…」

「いやぁ、実に仲の良さそうな姉妹ですなぁ。先ほども――」

支配人が何かしゃべってるけど私は聞く余裕が無かった。

頭の中で今までの真美の行動がフラッシュバックする。


――真美、ちょっと顔洗ってくるね!

結婚式を飛び出して……


――本当に、吹っ切れたから

一緒に披露宴に戻って……
ずっとナイフで料理を切り分けていた真美――


気がつくと私はホテルを飛び出していた。
早く亜美達の家に行かないと!

66 = 30 :

「新堂! 亜美達の新居に向かって!」

車に乗り込んだ後、新堂にそう告げる。
コクリ、とうなずき、何も言わずに車を発進させる。

お願い……私の思い違いでいて!
真美がそんなことするなんて無い……わよね?


「申し訳ありませんお嬢様、渋滞で思うように進めません……」

しばらく道を進んだ後、新堂が報告してくる。
何よ! こんなときに限って……!

この渋滞だと降りて走った方が早いわね!

「新堂! 私はここで降りるわ!」

「お、お嬢様!?」

新堂の手を振りほどいて、車から降りる。
亜美達の家まで走って10分くらいかしら?
それくらいなら間に合うハズよね!

待ってなさいよ、亜美……真美!

67 = 30 :

「ハァ……ハァ……ようやく着いたわね」

目の前にある新しくできた家。
亜美とプロデューサーはそこにいる。
……多分、真美も。 

「痛っ……!」

さっきこけた時に軽く捻った足が痛む。
髪もぐしゃぐしゃだし、ヒールも折れたし……
もう散々ね……

――今の私の姿、アイドル失格かもね。

でも、そんなことはどうだって良いわ!
今は亜美達を優先するのが当たり前よね。

――私の大事な友達だから――

68 :

伊織SSだったのね

69 = 30 :

「待ってなさい……!」

深呼吸をしてから玄関のドアに手をかける。
ガチャリ、と音を立てながらドアが開く。

そして――

私の目に飛び込んできた光景は――


床に倒れているプロデューサーと

ナイフを持ったまま動かない真美だった。


「い、イヤァァァァ!」




BAD END?

………

……



71 = 63 :

え?

72 = 30 :

嘘、ウソよ。
こんなことになるなんて。

私がもう少し早く気づいていれば……

「……あちゃー、いおりんにばれちゃったか~。どうする? 真美」

真美の様子がおかしいことにもっと注意してれば……

「う~ん、こうなったら全部話すしか無いっしょー?」

アイツが死んじゃうことなんて起きなかったのに……!

「そうだな……伊織、大声出すなんてどうした? 大丈夫か?」

アイツが……!

「おーい、伊織ー? 起きてるかー?」

……



へ?


私が顔を上げるとそこには――

心配そうな顔をしたプロデューサーが立っていた。

73 = 30 :

「な……んでアンタが……刺されて死んだんじゃない、の?」

頭がグルグルしてる。
目の前で起きている事態がよくわからない。

「刺される? 確かにナイフ持った真美が俺の方に向かって転んだときは危なかったけど……」

「兄ちゃんが倒れただけでなんにもなかったよね~」

「うんうん、そもそもこのナイフで人は殺せないっしょ~」

真美がナイフを見せてくる。
よくみるとそれはガラス製だった。

確かにこれじゃあ人を刺しにくいわよね……ってそうじゃなくて!

「真美! アンタあんなに様子がおかしかったじゃない!? 人を一人殺しそうなくらい!」

「そもそも何でアンタ達はこんなに仲よさそうにしてるのよ!?」

そう、この状況はかなりおかしい。
今まで険悪な雰囲気だった亜美と真美、その2人が普通に一緒にいる。
いったいどういうことなの?

「う~ん、……ここまで来たら全部喋ってもしょうがないよね?」

「そうだね、……いおりん、亜美達ね――」


「「どっちも兄ちゃんのお嫁さんなんだー!!」」

75 :

重婚だと...

76 :

よかった・・・よかtった・・・・
胸が締め付けらたようになって死ぬかと思った・・・

77 = 49 :

うらやまけしからん

78 = 45 :

ふう・・・一瞬殺されたかと思ったわ

79 = 38 :

イカんでしょ

80 :

よし。いおりんもお嫁さんになれば解決だな

81 :

Sランクアイドルは何をやっても許されるんだから重婚してもちかたないね

82 = 30 :

……



え?

ハァァァァァァァ!?


「へ? えっと……は?」

言葉がうまくでない。
いったい何を言ってるの? この双子は。

「……伊織、俺から話すよ」

混乱している私にプロデューサーが話しかけてくる。

「そもそも俺はこの2人に同時に告白されたんだ。16歳になったときにな」

「でも俺はどうしても1人を選ぶことなんてできなかった……情けない話だけどな」

「亜美と真美、どっちも悲しませたく無かったんだ……しばらく考えた後、俺はティンときたんだ!」


「あれ? 2人と結婚すれば全員ハッピーなんじゃね? ってな!」

83 = 80 :

つまり、したい方を『亜美』として呼べばいいのか

84 :

片方寄越せ

85 :

なにそれ真美可哀想すぎる…

86 = 63 :

えー…

87 = 57 :

亜美とPが新婚いちゃラブする話じゃないのか

88 :

もしかして結婚式中もお色直しでちょくちょく入れ替わってたんじゃ…

89 = 56 :

美希あたり刺されて死んだほうがいいんじゃ

90 = 80 :

>>88
踏まえて後で見返そう

91 = 30 :

……はい?
2人と結婚? 
い、意味がわからない…頭が痛くなってきたわ……

「チョーイケてるアイデアだったよね~、結婚式中にこっそり入れ替わるなんて!」

「さすがの亜美達でもこんなこと思いつかなかったよね~!」

というかアンタ達もそれで納得したの!?

「まあ世間一般からみたら俺と亜美が結婚して、真美が芸能活動を続けるっていう感じだけど……」

「実際は亜美と真美、交互に芸能活動するって感じだな! 髪型を一緒にすればほとんどバレないしな」

た、確かに長年一緒にいる私でも髪型を一緒にされたらわからないのよね……
亜美と真美のパパとママ、それにプロデューサーは一発でわかるらしいけど。

「これが亜美達のダブル結婚計画! これは誰にもバレないっしょ~?」

「あ、ちなみに社長とピヨちゃん、律っちゃんにも協力して貰ったよ! さすがに真美達だけじゃ無理だしねー」

……そういえば律子、妙に落ち着いていたわね。
知ってたからなんだ。ちょっと納得。

「結婚についてはもういいわ……じゃあ真美の言ってた『争奪戦』ってのは何なのよ!?」

真美が呟いていた言葉、『兄ちゃん争奪戦』。
2人とも結婚してたならこんな事いわないハズよね?

92 = 57 :

キスはどうしたんだよそこ一番重要だろ

93 :

亜美かわいいよ亜美

94 = 30 :

「へ? 争奪戦には亜美が勝ったよ? 『兄ちゃんとの誓いのキス争奪戦』!」

「うあうあ~! 真美があのときグーを出しとけば勝ってたのに~!」

……グー? ってもしかして――

「争奪戦って…ジャンケンのこと!?」

「ピンポンピンポン大正解ー! さっすがいおりん、冴えてますな~」

冗談でしょ、と思いたかったけど、亜美の目は本気だった。
やっぱりこの双子、自由すぎるわよ……

「亜美が勝ったからウェディングドレス着るのと、誓いのキッスできる権を貰ったんだ~!」

「真美は負けたからお色直し後のドレスとキャンドルサービス……まあ楽しかったから良かったけどねー」

そ、そんなくだらないことで大事なこと決めるだなんて…
結局どっちも楽しんでそうだからいいのかしら?

ん? でもそれだったら――

「ねえアンタ達、いったいいつ入れ替わったの…?」

少なくとも私が見てる限りだったら入れ替わる隙なんてなかったような気がする。
いつ? どうやって?

「んっふっふ~、それはね――」

98 :

ちかたないね

99 :

あーこれは仕方ないわ仕方ない

100 = 30 :

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『…真美、ちょっと顔洗って来るね!』

亜美がケーキカットしたあと、真美が会場から出て行ったっしょ?
んっふっふ~、実はあれも計画だったんだ!
……まあ泣いちゃったのはやっぱちょっと悔しかったからだけど。

んでそっから大急ぎで黄色のドレスに着替えたんだー!
こんときに真美が『亜美』にチェンジ!
ピヨちゃんに手伝って貰ったけどチョー大変だったよ~。


そっから亜美がお色直しの用意で会場からでた後に、亜美が『真美』のカッコに変身したんだ。

これで全部完璧! だったはずなんだけど……
ちょっと問題がでちゃったんだよー!


それは……真美たちの計画に気づいた人がいるかもって話!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


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