元スレ真美「千早お姉ちゃんは照れ屋さん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
真美「双子の姉の真美です! よろしくお願いします!」
(カワイー)
(ガンバロウネ!)
小鳥「うん、じゃあみんな自己紹介は済んだかな? 真美ちゃん、頑張りましょうね!」
真美「モチのツモ! 真美も亜美もがんばっちゃうよん!」
小鳥「一応コレ、渡しておくわね」
(ピラッ)
真美「なにこれ?」
小鳥「所属アイドルのリストよ。小さい事務所だし顔合せることも多いでしょうから」
真美「ほ~、ナルホドナルホド、ありがとねん! おー、ほんとだ! ここにいるのでみんななんだね」
真美「……ん?」
2 = 1 :
真美「ねぇねぇ」
小鳥「?」
真美「この、如月千早、って人はいないの?」
小鳥「あー……」
真美「え、真美、何かまずいこと聞いちゃった?」
小鳥「えっ!? う、ううん、そんなことないのよ!」アセアセ
真美「怪しいなぁ……」
小鳥「……えっとね、少し難しい子なのよ。今日もあなた達の歓迎会やるっていうのは伝えたんだけど……」
真美「むー」
小鳥「さ、さぁっ! 今日はお菓子なんかも用意してるから、みんなで楽しみましょう?」
真美「そだね! 亜美、早速悪戯しちゃおーぜい!」
(コッ、コラァッ!?)
(アハハ、イタズラッコサンダネ)
(サワガシクナリソウダネー)
(ワイワイガヤガヤ)
3 = 1 :
―数日後―
真美「ふんふんふ~ん♪ 真美も今日からレッスンだー!」タッタッタッ
真美「事務所には誰がいるかなーっと」
『失礼します』
(ガチャッ)
真美「ん?」
千早「……」チラッ
真美「あ! もしかして如月千早さ」
千早「……」プイッ
(テクテクテク)
真美「ありゃりゃ、行っちった」
(ガチャッ)
真美「おっはろ~」
雪歩「あ、真美ちゃん。おはよう」
4 = 1 :
真美「今日から真美もレッスンだぜい!」
雪歩「ふふ。私達と一緒にだよね」
真美「あ、そういえばそこで如月千早さんに会ったYO! 初めて見た!」
雪歩「あ……如月さんに……」
真美「? なんでそんなによそよそしいのさ。ゆきぴょん人見知りなの?」
雪歩「ゆ、ゆきぴょん? えっと、そういうわけじゃなくて……」
真「あぁ、うん、雪歩はこう見えて同性相手なら結構社交的だよ。如月さんって、なんだか取っ付きづらくて」
真美「ふぅん……」
雪歩「如月さんと、何か話したの?」
真美「ううん。声かけたけど、ちらっと見て無視されちゃった」
真「無愛想なんだよなぁ、如月さん。でも、声かけられたのなら、返事くらいしても……」
真美「あ、真美は別に気にしてないよ? ほらほら、それよりレッスンいこいこ!」
6 = 1 :
真美「~♪」
雪歩「わっ! 真美ちゃん上手上手!」
真美「へっへーん! でも、まだまだ真美の伝説はこれからなのだ!」
真「心強いなぁ」
(ガチャッ)
亜美「おっすおっす!」
真美「おう、亜美さんではないか!」
雪歩「こんにちはー」
真「亜美達もレッスン?」
亜美「うんむ、いおりんもあずさお姉ちゃんも良い腕してるZE!」
(ポカッ)
伊織「新入りのくせに調子に乗るんじゃないわよ」
亜美「うぅ……いおりんの愛のゲンコツ……」
7 = 1 :
真美「ほほう、早くも主従関係が見え始めておりますな!」
伊織「全く、あんたら二人ともめんどくさいわね……楽しいからいいけど」
真美「あっ! いおりんがデレた!」
あずさ「あら、伊織ちゃん……」
伊織「って違うわよ馬鹿!」
(ゴチン)
真美「あべしっ!」
雪歩「ふふっ。二人とも、本当に面白いね」
真美「盛り上げ役も楽じゃないZE……」チラッ
(テクテク)
真美「あっ!」
(タタタッ)
真「真美、どこに行くの?」
8 = 1 :
千早「……」テクテク
(タッタッタッ)
真美「千早お姉ちゃーん!」
千早「……」テクテク
真美「すとぉーっぷ!」ガシィッ
千早「……」チラッ
真美「もー! こんな美少女が呼びとめてるのにそりゃないZE!」
千早「……何?」
真美「まだ挨拶してなかったっしょ? これからよろしくお願いします!」
千早「そう、よろしくね。他に何か用かしら」
真美「えっと」
千早「特にないなら失礼するわ。時間の無駄だから」
真美「あ、うん」
千早「……」プイッ
(テクテクテク)
9 = 1 :
真美「うむむ……」
伊織「ちょっと、何よあの態度! 信じられないわ!」
あずさ「いくらなんでも、新しく入ってきた子、しかも年下の子にあれは……」
真「……やっぱり、ボクはあまり好きになれないな。如月さんのこと」
雪歩「真美ちゃん、大丈夫? ……真美ちゃん?」
真美「んー……」
(ツンツン)
真美「ふぁ?」
亜美「何も悩むことないんじゃない?」
真美「ほう」
亜美「思う様にやっちゃえばイージャン!」
真美「だよね! んっふっふ~、千早お姉ちゃん……そういう態度なら、真美にも考えがあるぜい」
雪歩「ま、真美ちゃん……?」
10 = 1 :
―またまた数日後―
千早「……」ペラッ
(ソロソロ)
千早「……」ペラッペラッ
(ガバァッ)
真美「だーれだっ!」
千早「……」グイッ
真美「うあー!」
千早「今、楽譜を読んでいる最中なの。邪魔しないでもらえるかしら」
真美「千早お姉ちゃんのケチー! ちょっとくらい遊んでくれてもいいじゃ~ん」スリスリ
千早「……ここはアイドル事務所で、私は歌が上手くなるためにいるの。馴れ合うつもりなら、他を当たって」
真美「やだ!」
千早「……そう。なら仕事もないし、私が出ていくわ」ガチャッ
真美「ああん」
(バタン)
12 = 1 :
真美「ぐぬぬ……」
真「や、やめなよ、真美……」
雪歩「如月さん、怒ってたよ……」
真美「真美は負けん! 負けてはならないのだ!」
雪歩「えぇっ!?」
真美「とりあえずおっかけてくる!」
真「はぁ、どうなっても知らないよ、ボク」
真美「大丈夫だよん♪ 行ってきます!」ガチャッ
(バタン)
雪歩「……真美ちゃん、なんであんなに一生懸命なんだろう……」
真「ボクに聞かれても分からないよ」
13 = 1 :
真美「えっと、千早お姉ちゃんは……」キョロキョロ
千早「……」テクテク
真美「いた!」
(タッタッタッ)
(ピョンッ)
真美「へーいお姉ちゃーん!」ガッシ!
千早「あふっ?!」
真美「なんか今面白い声が出たYO?」
千早「……あなたね」
真美「あ! やっと違う表情が見れた!」
千早「っ……」
15 = 1 :
千早「もう、なんなのかしら……私の周りをうろちょろして。そんなに私を苛立たせたいの?」
真美「んーん、そんなわけないじゃん」
千早「じゃあ、何を……」
真美「だって千早お姉ちゃん、寂しそうなんだもん」
千早「……なんですって?」
真美「いっつもいっつも暗ぁい表情して」
千早「……別に」
真美「でもさっきも事務所で、時々ゆきぴょん達の方をチラ見してたよね?」
千早「っ!?」
真美「んっふっふ~、真美さんにはお見通しなんだぜい?」
千早「……気のせいよ」
真美「千早お姉ちゃんも強情だなぁ」
16 = 1 :
千早「……帰るわ」
(テクテク)
真美「えー、どっかでお茶でもしようYO!」テクテク
千早「付いてこないでっ!!」
真美「うぇっ……」
千早「……さようなら」
真美「……うん、ばいばい」
(テクテクテクテク)
千早「……っ」
千早「そんなもの、私には……今更……」
千早「……」
(クルッ)
千早「……少し、言い過ぎたかしら……」
17 = 1 :
―翌日―
真美「うむむむ……」
亜美「おやおや? 悩んでおられますな」
真美「どうやったら千早お姉ちゃんを振り向かせられるかなーって」
亜美「恋する乙女じゃん!」
真美「違いまっせ!」
雪歩「真美ちゃん、まだ頑張ってたんだ」コトッ
真美「あ、お茶ありがと」
真「ボクらも最初は結構頑張ったんだよ。でも、如月さんは話すらまともにしてくれないし……」
真美「でもさ」
雪歩真「「?」」
真美「それで諦めちゃったら……千早お姉ちゃん、可哀そうだもん……」
(ガチャッ)
真美「!」
18 = 1 :
千早「おはようございます」
真美「千早お姉ちゃん、おはよう!」
千早「……」テクテク
雪歩「あ、あわわ……如月さん、怒ってるよ……」
真美「ん? どったの、千早お姉ちゃん」
千早「……」ピタッ
真「き、如月さん、真美も悪気があったわけじゃ……」
千早「……」
真美「……千早お姉ちゃん?」
19 = 1 :
千早「……その」
真美「ん?」
千早「昨日は少し言い過ぎたわ。ごめんなさい」
真美「んーん! 真美は何とも思ってないよん!」
(ゴソゴソ)
千早「あと、これ」スッ
真美「えっ、くれるの!?」
千早「気に入ってもらえるか分からないけれど……」
真美「わぁ……可愛い髪飾りだ!」
亜美「えーっ、真美ずっこいよ!」
真美「へっへーん! これは真美のものだもんね!」
千早「ふふっ、気に入ってもらえたみたいで良かった」
20 = 1 :
真美「あ……」
千早「え?」
真美「笑った! 今笑ったっしょ!」
千早「あっ……」バッ
真美「千早お姉ちゃん、笑うと可愛さ百倍だよ!」
千早「――っ……!」カァッ
真美「ほらほら! もっと笑お→ってば!」
千早「くっ……。れ、レッスンに行ってきます!」クルッ
真美「ちぇーっ。遊べるかなーと思ったのに……」
千早「……」ガチャッ
真美「行ってらっしゃい!」
千早「…………」チラッ
千早「……行ってきます」ボソッ
(バタン)
21 = 1 :
真美「……」
真「き、如月さんが」
雪歩「あんな顔するなんて……」
亜美「おぉ~っ! 真美大勝利じゃん!」
真美「……見た?」
雪歩「へ?」
真美「ねぇ、今の千早お姉ちゃん見た?! やばいっしょ、可愛すぎだよ!」バンッ
真「確かにすごく可愛かったなぁ、今の如月さん」
真美「いっつもクールなお姉ちゃんがさぁ! あぁんもうっ!」ゴロゴロ
亜美「……真美?」
真美「はっ」ピタッ
亜美「……」
真美「……見なかったことにしといて」
22 = 1 :
―またまた数日後―
(ガチャッ)
千早「……」
雪歩「あ……」
千早「……菊地さん、萩原さん、おはよう」
雪歩真「「!?」」
真「お、おはよう」
千早「今日も冷えるわね」
雪歩「そ、そうだね」
(ダダダッ)
23 = 1 :
真美「千早お姉ちゃん!」ダキッ
千早「けふぅっ!」
真美「ひっさしぶりじゃん! 寂しかったYO!」
千早「もう、いきなりはやめなさい。それに、前に会ってから二、三日しか経ってないわ」
真美「でも会いたかったんだもん!」
千早「はいはい……」
真「如月さんから挨拶してくるなんて」
雪歩「どうしたのかな……」
千早「……ごめんなさい。迷惑だったかしら」
雪歩「えっ?! そ、そんなことないよ!」
真「むしろ嬉しいよ。ただ、正直に言うと、これまであんな感じだったから、急で驚いたというか……」
千早「……そう」
真美「もー! 千早お姉ちゃんったら暗いYO!」グリグリ
千早「ちょっ……やめなさい」
24 :
真美は天使
25 = 1 :
外出なきゃならんくなったいったん離脱
落ちてたらあとで立て直す
26 :
ふむ。
27 :
まみちはいいな
28 = 1 :
予想外に早かった
再開
31 = 1 :
真美「でも千早お姉ちゃん、まんざらでもない顔してるよね?」
千早「そ、そんなことないわよ。いいから放しなさい」
真美「やーだー!」
伊織「ちょっとアレ、どうしたの?」ガチャッ
雪歩「あ、伊織ちゃん」
伊織「私達もさっき、いきなり挨拶されたわよ」
あずさ「千早ちゃんもやっと馴染んできてくれたのかしら?」
亜美「んー、あれは真美の愛の賜物じゃないかなぁ?」
伊織「え?」
雪歩「……くすっ、そうだね」
千早「だから放しなさい! いい加減にしないと怒るわよ!」グイィ
真美「やっだもんね~♪」
32 :
真、よきものです。
33 = 1 :
『へー、そんなことに』
『なら、これもアリじゃないですか?』
『そうだなぁ』
(ガチャッ)
P「おはよう」
律子「ちょっと、何騒いでるの? 連絡あるから静かにしなさい」
真美「はぁーい」スッ
千早「あ……」
真美「?」
千早「っ……」プイッ
P「ほう……」
律子「ふむ……」
34 = 1 :
亜美「連絡ー?」
律子「まずはあなたよ、亜美。あなたは本日付けで、竜宮小町の三人目として活動を始めてもらうわ」
亜美「ほんとっ!?」
伊織「ま、竜宮小町は元々三人ユニットのつもりで企画されてたしね」
あずさ「うふふ、これで本格的に活動できるわね~」
真美「おぉ~、良かったじゃん亜美! 一緒にできないのはちょっち寂しいけど」
P「真美、お前もだ」
真美「え? 竜宮小町は三人じゃないの?」
P「違う違う、そっちじゃない」
真美「?」
P「千早」
千早「なんでしょうか」
P「千早、真美。お前たちには二人で、デュオを組んでもらう」
真美千早「「!?」」
35 :
やよいじゃないのか
36 = 1 :
P「クールな千早と元気な真美が、うまい具合に組み合わさると思ってな」
P「千早がどう反応するか心配だったんだが……その様子だと、大丈夫そうだな?」
千早「えっ!?」
P「随分と仲良さそうだったじゃないか」
千早「そ、その……私は、そういうつもりでは」
真美「え……千早お姉ちゃん、真美のこと嫌い……?」
千早「ち、違うのよ?! そ、そういうつもりじゃっ」
真美「……」ウルウル
千早「あ、えっと、その」アタフタ
真美「千早お姉ちゃん……」ウルウル
千早「わ、分かりました。やります、やりますから」
真美「ほんとっ!? やったぁ!」ケロッ
千早「くっ……」
37 :
春香がいない世界でつか
38 :
ほほう、まみちはとは……
39 = 1 :
P「まぁ、詳しい打ち合わせとかはまた今度な。そんなわけで、今日は親睦を深めるのも兼ねて、二人でレッスンに行ってくれ」
真美「はーい!」
千早「……分かりました」
P「雪歩、真。ここしばらく、真美の面倒見てくれてありがとうな。お前達も今日からは元の活動に戻ってくれ」
真「はいっ!」
雪歩「ふふ、久しぶりだね」
真「真美がいなくなると、ちょっとさびしい気もするけど」チラッ
真美「ほらほら! 早く行こうYO!」グイグイ
千早「わ、分かったから、ちょっと待って……」ズルズル
真「ボクは嬉しいかな」
雪歩「えへへ、うんっ」
41 = 1 :
千早「じゃあ真美、声を出してみて」
真美「あーっ」
千早「もう少しお腹から出すように」
真美「あ~っ!」
千早「そう、その感じよ。その感覚を覚えれば、歌の自力が何段階も上がるわ」
真美「へー、やっぱり千早お姉ちゃんって歌上手いNE!」
千早「それしかやることがなかっただけよ」
真美「……んっふっふ、千早お姉ちゃん、一人ぼっちだったもんね」
千早「……うるさいわね」
真美「でも、大丈夫だよん♪」
(ポフッ)
千早「あ……」
真美「これからは真美といっしょだもんね!」
千早「……ふふっ」
42 = 1 :
真美「ねぇ、千早お姉ちゃん」
千早「何?」
真美「なんでみんなに素っ気なかったの?」
千早「……私は、人付き合いが下手だから」
真美「いいじゃん、別に」
千早「私が居ると、空気を乱してしまうのよ。だから、合唱部でも」
真美「……でも、これからは大丈夫だよ」
千早「?」
真美「これからは、真美がいるからさ」
真美「千早お姉ちゃんが空気読めなくても、ダメダメでも、変なこと言っちゃっても」
真美「全部、真美がフォローしてあげるからさっ!」
千早「真美……」
真美「だからさ、事務所でくらい、みんなと仲良くしようYO!」
43 = 1 :
(ギュッ)
真美「ふわっ!?」
千早「真美……」
真美「ちちち千早お姉ちゃん?!」ドキドキ
千早「……ありがとう」
真美「へ?」
千早「ありがとう……本当に……」ポロッポロッ
真美「えっ、な、なんで泣くの?! ご、ごめんなさい!?」アタフタ
千早「違う、違うのよ。ありがとう、真美……」ギュゥッ
真美「うぅ……千早お姉ちゃん、なんだかはずいよ……」カァッ
千早「……そうね。私ったら、年下の子に泣きついたりして」ゴシゴシ
真美「そ、そうじゃなくてさ。それは全然良いと思うよっ!」ギュッ
千早「あ……」
真美「ま、真美も……千早お姉ちゃんに頼りにされたら、嬉しいから、さ……」カァァッ
44 = 1 :
千早「……頑張りましょう、真美」
真美「うん」
千早「あなたとなら、心の底から楽しく歌える気がするの」
千早「これまでみたいに、一人で淡々と歌うんじゃなくて」
真美「あったりまえだYO! 真美と一緒に歌って楽しくないなんてどうかしてるZE!」
千早「ふふっ、そうね」
真美「あっ! また笑った!」
千早「えっ……」バッ
真美「もう隠さなくていいじゃんよ~」
千早「は、恥ずかしいのよ」
真美「……えへへ、笑った千早お姉ちゃん、やっぱり可愛い」
千早「も、もう……やめてってば……」
46 :
癒される
47 = 1 :
―翌日―
千早「真、萩原さん、お疲れ様」
真「えっ、今ボクのこと、名前で……」
千早「少し、馴れ馴れし過ぎたかしら」
真「ううん、全然! ボクも名前で呼んでいいかな?」
千早「ええ、勿論」
雪歩「う、うぅ……真ちゃんのことは名前で呼ぶのに、私はやっぱり名字にさん付け……」
千早「あっ、ご、ごめんなさい! た、他意があるわけでは……その、萩原さんは萩原さんっていうイメージというか」アタフタ
雪歩「えへへ、冗談だよ。萩原さんでいいよ。じゃあ私は千早ちゃんって呼ぶね」
千早「ちゃ、ちゃん……」
雪歩「えっと、イヤ、かな」
千早「そ、そんなことないわ。ただ、慣れなくて……」
雪歩「ふふっ、慣れていこうよ、ね?」
千早「え、えぇ……」
48 = 1 :
真美「ふむふむ、親睦を深めているようですな→」
雪歩「あ、真美ちゃん」
真「それなりの期間一緒にやってきたのに、今更って気もするけどね……あはは」
千早「ごめんなさい、本当に……」
真「えっ?! い、いや、謝られるようなことじゃないよ!」
真美「ね? 千早お姉ちゃん。話してみれば、こんなもんだYO」
千早「……真美のお陰よ」ボソッ
真美「え?」
千早「なんでもないわ」
50 = 1 :
真美「千早お姉ちゃんっ!」
千早「何?」
真美「ソファー! ソファー座って!」ポンポン
千早「いいけれど……」ストン
真美「んっふっふ」
(ポスン)
千早「えっ」
真美「千早お姉ちゃんの膝もーらいっ!」
千早「ちょ、ちょっと、真美」
真美「ねぇねぇ、ギュってして! ギュって!」
千早「はいはい……」ギュッ
真美「……えへへ……」キュッ
雪歩「二人とも、本当に仲良しさんだね」
真美「もち!」
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