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    元スレ真美「千早お姉ちゃんは照れ屋さん」

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    タグ : - 千早 ×2+ - アイドルマスター + - 真美 + - 良スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    真美「双子の姉の真美です! よろしくお願いします!」

    (カワイー)

    (ガンバロウネ!)

    小鳥「うん、じゃあみんな自己紹介は済んだかな? 真美ちゃん、頑張りましょうね!」

    真美「モチのツモ! 真美も亜美もがんばっちゃうよん!」

    小鳥「一応コレ、渡しておくわね」

    (ピラッ)

    真美「なにこれ?」

    小鳥「所属アイドルのリストよ。小さい事務所だし顔合せることも多いでしょうから」

    真美「ほ~、ナルホドナルホド、ありがとねん! おー、ほんとだ! ここにいるのでみんななんだね」


    真美「……ん?」

    2 = 1 :

    真美「ねぇねぇ」

    小鳥「?」

    真美「この、如月千早、って人はいないの?」

    小鳥「あー……」

    真美「え、真美、何かまずいこと聞いちゃった?」

    小鳥「えっ!? う、ううん、そんなことないのよ!」アセアセ

    真美「怪しいなぁ……」

    小鳥「……えっとね、少し難しい子なのよ。今日もあなた達の歓迎会やるっていうのは伝えたんだけど……」

    真美「むー」

    小鳥「さ、さぁっ! 今日はお菓子なんかも用意してるから、みんなで楽しみましょう?」

    真美「そだね! 亜美、早速悪戯しちゃおーぜい!」

    (コッ、コラァッ!?)

    (アハハ、イタズラッコサンダネ)

    (サワガシクナリソウダネー)

    (ワイワイガヤガヤ)

    3 = 1 :

    ―数日後―


    真美「ふんふんふ~ん♪ 真美も今日からレッスンだー!」タッタッタッ

    真美「事務所には誰がいるかなーっと」

    『失礼します』

    (ガチャッ)

    真美「ん?」

    千早「……」チラッ

    真美「あ! もしかして如月千早さ」

    千早「……」プイッ

    (テクテクテク)

    真美「ありゃりゃ、行っちった」

    (ガチャッ)

    真美「おっはろ~」

    雪歩「あ、真美ちゃん。おはよう」

    4 = 1 :

    真美「今日から真美もレッスンだぜい!」

    雪歩「ふふ。私達と一緒にだよね」

    真美「あ、そういえばそこで如月千早さんに会ったYO! 初めて見た!」

    雪歩「あ……如月さんに……」

    真美「? なんでそんなによそよそしいのさ。ゆきぴょん人見知りなの?」

    雪歩「ゆ、ゆきぴょん? えっと、そういうわけじゃなくて……」

    「あぁ、うん、雪歩はこう見えて同性相手なら結構社交的だよ。如月さんって、なんだか取っ付きづらくて」

    真美「ふぅん……」

    雪歩「如月さんと、何か話したの?」

    真美「ううん。声かけたけど、ちらっと見て無視されちゃった」

    「無愛想なんだよなぁ、如月さん。でも、声かけられたのなら、返事くらいしても……」

    真美「あ、真美は別に気にしてないよ? ほらほら、それよりレッスンいこいこ!」

    6 = 1 :

    真美「~♪」

    雪歩「わっ! 真美ちゃん上手上手!」

    真美「へっへーん! でも、まだまだ真美の伝説はこれからなのだ!」

    「心強いなぁ」

    (ガチャッ)

    亜美「おっすおっす!」

    真美「おう、亜美さんではないか!」

    雪歩「こんにちはー」

    「亜美達もレッスン?」

    亜美「うんむ、いおりんもあずさお姉ちゃんも良い腕してるZE!」

    (ポカッ)

    伊織「新入りのくせに調子に乗るんじゃないわよ」

    亜美「うぅ……いおりんの愛のゲンコツ……」

    7 = 1 :

    真美「ほほう、早くも主従関係が見え始めておりますな!」

    伊織「全く、あんたら二人ともめんどくさいわね……楽しいからいいけど」

    真美「あっ! いおりんがデレた!」

    あずさ「あら、伊織ちゃん……」

    伊織「って違うわよ馬鹿!」

    (ゴチン)

    真美「あべしっ!」

    雪歩「ふふっ。二人とも、本当に面白いね」

    真美「盛り上げ役も楽じゃないZE……」チラッ

    (テクテク)

    真美「あっ!」

    (タタタッ)

    「真美、どこに行くの?」

    8 = 1 :

    千早「……」テクテク

    (タッタッタッ)

    真美「千早お姉ちゃーん!」

    千早「……」テクテク

    真美「すとぉーっぷ!」ガシィッ

    千早「……」チラッ

    真美「もー! こんな美少女が呼びとめてるのにそりゃないZE!」

    千早「……何?」

    真美「まだ挨拶してなかったっしょ? これからよろしくお願いします!」

    千早「そう、よろしくね。他に何か用かしら」

    真美「えっと」

    千早「特にないなら失礼するわ。時間の無駄だから」

    真美「あ、うん」

    千早「……」プイッ

    (テクテクテク)

    9 = 1 :

    真美「うむむ……」

    伊織「ちょっと、何よあの態度! 信じられないわ!」

    あずさ「いくらなんでも、新しく入ってきた子、しかも年下の子にあれは……」

    「……やっぱり、ボクはあまり好きになれないな。如月さんのこと」

    雪歩「真美ちゃん、大丈夫? ……真美ちゃん?」

    真美「んー……」

    (ツンツン)

    真美「ふぁ?」

    亜美「何も悩むことないんじゃない?」

    真美「ほう」

    亜美「思う様にやっちゃえばイージャン!」

    真美「だよね! んっふっふ~、千早お姉ちゃん……そういう態度なら、真美にも考えがあるぜい」

    雪歩「ま、真美ちゃん……?」

    10 = 1 :

    ―またまた数日後―


    千早「……」ペラッ

    (ソロソロ)

    千早「……」ペラッペラッ

    (ガバァッ)

    真美「だーれだっ!」

    千早「……」グイッ

    真美「うあー!」

    千早「今、楽譜を読んでいる最中なの。邪魔しないでもらえるかしら」

    真美「千早お姉ちゃんのケチー! ちょっとくらい遊んでくれてもいいじゃ~ん」スリスリ

    千早「……ここはアイドル事務所で、私は歌が上手くなるためにいるの。馴れ合うつもりなら、他を当たって」

    真美「やだ!」

    千早「……そう。なら仕事もないし、私が出ていくわ」ガチャッ

    真美「ああん」

    (バタン)

    12 = 1 :

    真美「ぐぬぬ……」

    「や、やめなよ、真美……」

    雪歩「如月さん、怒ってたよ……」

    真美「真美は負けん! 負けてはならないのだ!」

    雪歩「えぇっ!?」

    真美「とりあえずおっかけてくる!」

    「はぁ、どうなっても知らないよ、ボク」

    真美「大丈夫だよん♪ 行ってきます!」ガチャッ

    (バタン)

    雪歩「……真美ちゃん、なんであんなに一生懸命なんだろう……」

    「ボクに聞かれても分からないよ」

    13 = 1 :

    真美「えっと、千早お姉ちゃんは……」キョロキョロ


    千早「……」テクテク


    真美「いた!」


    (タッタッタッ)

    (ピョンッ)

    真美「へーいお姉ちゃーん!」ガッシ!

    千早「あふっ?!」

    真美「なんか今面白い声が出たYO?」

    千早「……あなたね」

    真美「あ! やっと違う表情が見れた!」

    千早「っ……」

    15 = 1 :

    千早「もう、なんなのかしら……私の周りをうろちょろして。そんなに私を苛立たせたいの?」

    真美「んーん、そんなわけないじゃん」

    千早「じゃあ、何を……」

    真美「だって千早お姉ちゃん、寂しそうなんだもん」

    千早「……なんですって?」

    真美「いっつもいっつも暗ぁい表情して」

    千早「……別に」

    真美「でもさっきも事務所で、時々ゆきぴょん達の方をチラ見してたよね?」

    千早「っ!?」

    真美「んっふっふ~、真美さんにはお見通しなんだぜい?」

    千早「……気のせいよ」

    真美「千早お姉ちゃんも強情だなぁ」

    16 = 1 :

    千早「……帰るわ」

    (テクテク)

    真美「えー、どっかでお茶でもしようYO!」テクテク

    千早「付いてこないでっ!!」

    真美「うぇっ……」

    千早「……さようなら」

    真美「……うん、ばいばい」



    (テクテクテクテク)

    千早「……っ」

    千早「そんなもの、私には……今更……」

    千早「……」

    (クルッ)

    千早「……少し、言い過ぎたかしら……」

    17 = 1 :

    ―翌日―


    真美「うむむむ……」

    亜美「おやおや? 悩んでおられますな」

    真美「どうやったら千早お姉ちゃんを振り向かせられるかなーって」

    亜美「恋する乙女じゃん!」

    真美「違いまっせ!」

    雪歩「真美ちゃん、まだ頑張ってたんだ」コトッ

    真美「あ、お茶ありがと」

    「ボクらも最初は結構頑張ったんだよ。でも、如月さんは話すらまともにしてくれないし……」

    真美「でもさ」

    雪歩「「?」」

    真美「それで諦めちゃったら……千早お姉ちゃん、可哀そうだもん……」

    (ガチャッ)

    真美「!」

    18 = 1 :

    千早「おはようございます」

    真美「千早お姉ちゃん、おはよう!」

    千早「……」テクテク

    雪歩「あ、あわわ……如月さん、怒ってるよ……」

    真美「ん? どったの、千早お姉ちゃん」

    千早「……」ピタッ

    「き、如月さん、真美も悪気があったわけじゃ……」

    千早「……」

    真美「……千早お姉ちゃん?」

    19 = 1 :

    千早「……その」

    真美「ん?」

    千早「昨日は少し言い過ぎたわ。ごめんなさい」

    真美「んーん! 真美は何とも思ってないよん!」

    (ゴソゴソ)

    千早「あと、これ」スッ

    真美「えっ、くれるの!?」

    千早「気に入ってもらえるか分からないけれど……」

    真美「わぁ……可愛い髪飾りだ!」

    亜美「えーっ、真美ずっこいよ!」

    真美「へっへーん! これは真美のものだもんね!」

    千早「ふふっ、気に入ってもらえたみたいで良かった」

    20 = 1 :

    真美「あ……」

    千早「え?」

    真美「笑った! 今笑ったっしょ!」

    千早「あっ……」バッ

    真美「千早お姉ちゃん、笑うと可愛さ百倍だよ!」

    千早「――っ……!」カァッ

    真美「ほらほら! もっと笑お→ってば!」

    千早「くっ……。れ、レッスンに行ってきます!」クルッ

    真美「ちぇーっ。遊べるかなーと思ったのに……」

    千早「……」ガチャッ

    真美「行ってらっしゃい!」

    千早「…………」チラッ

    千早「……行ってきます」ボソッ

    (バタン)

    21 = 1 :

    真美「……」

    「き、如月さんが」

    雪歩「あんな顔するなんて……」

    亜美「おぉ~っ! 真美大勝利じゃん!」

    真美「……見た?」

    雪歩「へ?」

    真美「ねぇ、今の千早お姉ちゃん見た?! やばいっしょ、可愛すぎだよ!」バンッ

    「確かにすごく可愛かったなぁ、今の如月さん」

    真美「いっつもクールなお姉ちゃんがさぁ! あぁんもうっ!」ゴロゴロ

    亜美「……真美?」

    真美「はっ」ピタッ

    亜美「……」

    真美「……見なかったことにしといて」

    22 = 1 :

    ―またまた数日後―


    (ガチャッ)

    千早「……」

    雪歩「あ……」

    千早「……菊地さん、萩原さん、おはよう」

    雪歩「「!?」」

    「お、おはよう」

    千早「今日も冷えるわね」

    雪歩「そ、そうだね」


    (ダダダッ)

    23 = 1 :

    真美「千早お姉ちゃん!」ダキッ

    千早「けふぅっ!」

    真美「ひっさしぶりじゃん! 寂しかったYO!」

    千早「もう、いきなりはやめなさい。それに、前に会ってから二、三日しか経ってないわ」

    真美「でも会いたかったんだもん!」

    千早「はいはい……」


    「如月さんから挨拶してくるなんて」

    雪歩「どうしたのかな……」

    千早「……ごめんなさい。迷惑だったかしら」

    雪歩「えっ?! そ、そんなことないよ!」

    「むしろ嬉しいよ。ただ、正直に言うと、これまであんな感じだったから、急で驚いたというか……」

    千早「……そう」

    真美「もー! 千早お姉ちゃんったら暗いYO!」グリグリ

    千早「ちょっ……やめなさい」

    24 :

    真美は天使

    25 = 1 :

    外出なきゃならんくなったいったん離脱
    落ちてたらあとで立て直す

    26 :

    ふむ。

    27 :

    まみちはいいな

    28 = 1 :

    予想外に早かった
    再開

    31 = 1 :

    真美「でも千早お姉ちゃん、まんざらでもない顔してるよね?」

    千早「そ、そんなことないわよ。いいから放しなさい」

    真美「やーだー!」


    伊織「ちょっとアレ、どうしたの?」ガチャッ

    雪歩「あ、伊織ちゃん」

    伊織「私達もさっき、いきなり挨拶されたわよ」

    あずさ「千早ちゃんもやっと馴染んできてくれたのかしら?」

    亜美「んー、あれは真美の愛の賜物じゃないかなぁ?」

    伊織「え?」

    雪歩「……くすっ、そうだね」


    千早「だから放しなさい! いい加減にしないと怒るわよ!」グイィ

    真美「やっだもんね~♪」

    32 :

    真、よきものです。

    33 = 1 :

    『へー、そんなことに』

    『なら、これもアリじゃないですか?』

    『そうだなぁ』

    (ガチャッ)

    P「おはよう」

    律子「ちょっと、何騒いでるの? 連絡あるから静かにしなさい」

    真美「はぁーい」スッ

    千早「あ……」

    真美「?」

    千早「っ……」プイッ


    P「ほう……」

    律子「ふむ……」

    34 = 1 :

    亜美「連絡ー?」

    律子「まずはあなたよ、亜美。あなたは本日付けで、竜宮小町の三人目として活動を始めてもらうわ」

    亜美「ほんとっ!?」

    伊織「ま、竜宮小町は元々三人ユニットのつもりで企画されてたしね」

    あずさ「うふふ、これで本格的に活動できるわね~」

    真美「おぉ~、良かったじゃん亜美! 一緒にできないのはちょっち寂しいけど」

    P「真美、お前もだ」

    真美「え? 竜宮小町は三人じゃないの?」

    P「違う違う、そっちじゃない」

    真美「?」

    P「千早」

    千早「なんでしょうか」

    P「千早、真美。お前たちには二人で、デュオを組んでもらう」

    真美千早「「!?」」

    35 :

    やよいじゃないのか

    36 = 1 :

    P「クールな千早と元気な真美が、うまい具合に組み合わさると思ってな」

    P「千早がどう反応するか心配だったんだが……その様子だと、大丈夫そうだな?」

    千早「えっ!?」

    P「随分と仲良さそうだったじゃないか」

    千早「そ、その……私は、そういうつもりでは」

    真美「え……千早お姉ちゃん、真美のこと嫌い……?」

    千早「ち、違うのよ?! そ、そういうつもりじゃっ」

    真美「……」ウルウル

    千早「あ、えっと、その」アタフタ

    真美「千早お姉ちゃん……」ウルウル

    千早「わ、分かりました。やります、やりますから」

    真美「ほんとっ!? やったぁ!」ケロッ

    千早「くっ……」

    37 :

    春香がいない世界でつか

    38 :

    ほほう、まみちはとは……

    39 = 1 :

    P「まぁ、詳しい打ち合わせとかはまた今度な。そんなわけで、今日は親睦を深めるのも兼ねて、二人でレッスンに行ってくれ」

    真美「はーい!」

    千早「……分かりました」

    P「雪歩、真。ここしばらく、真美の面倒見てくれてありがとうな。お前達も今日からは元の活動に戻ってくれ」

    「はいっ!」

    雪歩「ふふ、久しぶりだね」

    「真美がいなくなると、ちょっとさびしい気もするけど」チラッ


    真美「ほらほら! 早く行こうYO!」グイグイ

    千早「わ、分かったから、ちょっと待って……」ズルズル


    「ボクは嬉しいかな」

    雪歩「えへへ、うんっ」

    41 = 1 :

    千早「じゃあ真美、声を出してみて」

    真美「あーっ」

    千早「もう少しお腹から出すように」

    真美「あ~っ!」

    千早「そう、その感じよ。その感覚を覚えれば、歌の自力が何段階も上がるわ」

    真美「へー、やっぱり千早お姉ちゃんって歌上手いNE!」

    千早「それしかやることがなかっただけよ」

    真美「……んっふっふ、千早お姉ちゃん、一人ぼっちだったもんね」

    千早「……うるさいわね」

    真美「でも、大丈夫だよん♪」

    (ポフッ)

    千早「あ……」

    真美「これからは真美といっしょだもんね!」

    千早「……ふふっ」

    42 = 1 :

    真美「ねぇ、千早お姉ちゃん」

    千早「何?」

    真美「なんでみんなに素っ気なかったの?」

    千早「……私は、人付き合いが下手だから」

    真美「いいじゃん、別に」

    千早「私が居ると、空気を乱してしまうのよ。だから、合唱部でも」

    真美「……でも、これからは大丈夫だよ」

    千早「?」

    真美「これからは、真美がいるからさ」

    真美「千早お姉ちゃんが空気読めなくても、ダメダメでも、変なこと言っちゃっても」

    真美「全部、真美がフォローしてあげるからさっ!」

    千早「真美……」

    真美「だからさ、事務所でくらい、みんなと仲良くしようYO!」

    43 = 1 :

    (ギュッ)

    真美「ふわっ!?」

    千早「真美……」

    真美「ちちち千早お姉ちゃん?!」ドキドキ

    千早「……ありがとう」

    真美「へ?」

    千早「ありがとう……本当に……」ポロッポロッ

    真美「えっ、な、なんで泣くの?! ご、ごめんなさい!?」アタフタ

    千早「違う、違うのよ。ありがとう、真美……」ギュゥッ

    真美「うぅ……千早お姉ちゃん、なんだかはずいよ……」カァッ

    千早「……そうね。私ったら、年下の子に泣きついたりして」ゴシゴシ

    真美「そ、そうじゃなくてさ。それは全然良いと思うよっ!」ギュッ

    千早「あ……」

    真美「ま、真美も……千早お姉ちゃんに頼りにされたら、嬉しいから、さ……」カァァッ

    44 = 1 :

    千早「……頑張りましょう、真美」

    真美「うん」

    千早「あなたとなら、心の底から楽しく歌える気がするの」

    千早「これまでみたいに、一人で淡々と歌うんじゃなくて」

    真美「あったりまえだYO! 真美と一緒に歌って楽しくないなんてどうかしてるZE!」

    千早「ふふっ、そうね」

    真美「あっ! また笑った!」

    千早「えっ……」バッ

    真美「もう隠さなくていいじゃんよ~」

    千早「は、恥ずかしいのよ」

    真美「……えへへ、笑った千早お姉ちゃん、やっぱり可愛い」

    千早「も、もう……やめてってば……」

    46 :

    癒される

    47 = 1 :

    ―翌日―


    千早「真、萩原さん、お疲れ様」

    「えっ、今ボクのこと、名前で……」

    千早「少し、馴れ馴れし過ぎたかしら」

    「ううん、全然! ボクも名前で呼んでいいかな?」

    千早「ええ、勿論」

    雪歩「う、うぅ……真ちゃんのことは名前で呼ぶのに、私はやっぱり名字にさん付け……」

    千早「あっ、ご、ごめんなさい! た、他意があるわけでは……その、萩原さんは萩原さんっていうイメージというか」アタフタ

    雪歩「えへへ、冗談だよ。萩原さんでいいよ。じゃあ私は千早ちゃんって呼ぶね」

    千早「ちゃ、ちゃん……」

    雪歩「えっと、イヤ、かな」

    千早「そ、そんなことないわ。ただ、慣れなくて……」

    雪歩「ふふっ、慣れていこうよ、ね?」

    千早「え、えぇ……」

    48 = 1 :

    真美「ふむふむ、親睦を深めているようですな→」

    雪歩「あ、真美ちゃん」

    「それなりの期間一緒にやってきたのに、今更って気もするけどね……あはは」

    千早「ごめんなさい、本当に……」

    「えっ?! い、いや、謝られるようなことじゃないよ!」

    真美「ね? 千早お姉ちゃん。話してみれば、こんなもんだYO」

    千早「……真美のお陰よ」ボソッ

    真美「え?」

    千早「なんでもないわ」

    50 = 1 :

    真美「千早お姉ちゃんっ!」

    千早「何?」

    真美「ソファー! ソファー座って!」ポンポン

    千早「いいけれど……」ストン

    真美「んっふっふ」

    (ポスン)

    千早「えっ」

    真美「千早お姉ちゃんの膝もーらいっ!」

    千早「ちょ、ちょっと、真美」

    真美「ねぇねぇ、ギュってして! ギュって!」

    千早「はいはい……」ギュッ

    真美「……えへへ……」キュッ

    雪歩「二人とも、本当に仲良しさんだね」

    真美「もち!」


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