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元スレ絢辻「あなたをあたしのものにします」中多「ふぇ……?」
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絢辻(失態だわ……まさかこの数日間で2回も手帳を落とすなんて)
中多「あの、先輩? これ、先輩のですよね……?」
絢辻(しかもよりによって拾ったのが1年生なんて……橘君は同じクラスだからまだ監視しやすくてよかったのに)
中多「先、輩……? あ、あの……?」
絢辻(……そうよ、まだ焦る必要はないわ。問題は手帳の中身を見られたかどうかであって)
中多「そ、そのぉ……ぐすっ……」
絢辻「拾ってくれてありがとう。あなた、1年生よね? お名前は?」
中多「あ、な、中多です。1-Bの中多紗江です」
絢辻「私は絢辻詞。これ、すごく大切な手帳なの。拾ってくれて本当にありがとう、中多さん」
中多「え、えっと……ど、どういたしまして」
中多「あの、先輩? これ、先輩のですよね……?」
絢辻(しかもよりによって拾ったのが1年生なんて……橘君は同じクラスだからまだ監視しやすくてよかったのに)
中多「先、輩……? あ、あの……?」
絢辻(……そうよ、まだ焦る必要はないわ。問題は手帳の中身を見られたかどうかであって)
中多「そ、そのぉ……ぐすっ……」
絢辻「拾ってくれてありがとう。あなた、1年生よね? お名前は?」
中多「あ、な、中多です。1-Bの中多紗江です」
絢辻「私は絢辻詞。これ、すごく大切な手帳なの。拾ってくれて本当にありがとう、中多さん」
中多「え、えっと……ど、どういたしまして」
ノ´::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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l::::::l≠zx、^^ 斗≦イl::::::::ll
l:::l`l弋:::ノ 'k:::ノ〉/l::::l::|
l:::::`i , /ソ:::::l|
l::::l::::::>、 _ _ ∠:::::::l::::l
l::;;;l:ノ⌒`ト ,,. イ⌒)ヽ:::::::l
,イ=,,、´ ,,.. /:: ,,ゝヨ
ノ l"`┬ 、..,, __ ,,ノ::,,イ l 'ヽ
/ l _l `ヘ,〒'"´ `ゝ-、 ヽ
l _ノ"¨ユ oll ヒ 、 ヽ、 l
ノ ノll -冫 ll ヾ, 仆) l,
l / lミミ┬i'' ll |ミ彡ソ ヽ',
l/ `ー// ll ノl ',
l l/ oll l', l
ヽ ,.ノノ ll llヽ ノ
`ト"// ll 乂 ` "´
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絢辻「ところで、どうしてこの手帳が私のものだってわかったの?」
中多「あ、それは……」
絢辻「もしかして……中を見て確かめたり?」
中多「ち、違います! その、先輩が手帳を落とすところをちょうど見てて……」
絢辻「そうだったの。ごめんなさい、プライベートなことも書いてあるから少し気になって」
中多「だ、大丈夫です。気にしてませんから」
絢辻(嘘は……吐いてなさそうね。見るからに嘘を吐けるような子じゃないし、今回は大丈夫――)
橘「絢辻さーん、言われたとおり資料持ってき……あれ、中多さん?」
絢辻(ああもう、また面倒なのが……)
中多「あ、それは……」
絢辻「もしかして……中を見て確かめたり?」
中多「ち、違います! その、先輩が手帳を落とすところをちょうど見てて……」
絢辻「そうだったの。ごめんなさい、プライベートなことも書いてあるから少し気になって」
中多「だ、大丈夫です。気にしてませんから」
絢辻(嘘は……吐いてなさそうね。見るからに嘘を吐けるような子じゃないし、今回は大丈夫――)
橘「絢辻さーん、言われたとおり資料持ってき……あれ、中多さん?」
絢辻(ああもう、また面倒なのが……)
橘「中多さん、どうしたの? 僕になにか用?」
絢辻「ううん、私の手帳を拾ったから届けに来てくれたの」
橘「ええっ、絢辻さんの手帳を!? な、中多さん大丈夫!? 変なことされてない!?」
中多「へ、変なこと……?」
橘「急にネクタイを締め上げられたりとか、復唱を強いられたり――いっ!?」
絢辻「橘君? なに言ってるのかな?」
橘「い、いえ……なにも」
絢辻「次、余計なこと言ったらこの学校にいられなくするわよ?」ボソッ
橘「は、はひっ」
絢辻「ううん、私の手帳を拾ったから届けに来てくれたの」
橘「ええっ、絢辻さんの手帳を!? な、中多さん大丈夫!? 変なことされてない!?」
中多「へ、変なこと……?」
橘「急にネクタイを締め上げられたりとか、復唱を強いられたり――いっ!?」
絢辻「橘君? なに言ってるのかな?」
橘「い、いえ……なにも」
絢辻「次、余計なこと言ったらこの学校にいられなくするわよ?」ボソッ
橘「は、はひっ」
絢辻「それよりも、橘君と中多さんは知り合いだったのね」
橘「僕の妹が中多さんと同じクラスなんだ。それで話すようになってね」
中多「そ、そうなんです。せんぱ、あ、橘先輩にはすごくお世話になってて……」
絢辻「……お世話になってる? 橘君に?」
橘「あはは、照れるなぁ」
絢辻「橘君、ちょっと」
橘「え?」
絢辻「あなた、この子にいかがわしいことしてないでしょうね」ボソボソ
橘「し、してないよっ」
中多「……?」
橘「僕の妹が中多さんと同じクラスなんだ。それで話すようになってね」
中多「そ、そうなんです。せんぱ、あ、橘先輩にはすごくお世話になってて……」
絢辻「……お世話になってる? 橘君に?」
橘「あはは、照れるなぁ」
絢辻「橘君、ちょっと」
橘「え?」
絢辻「あなた、この子にいかがわしいことしてないでしょうね」ボソボソ
橘「し、してないよっ」
中多「……?」
絢辻「中多さん、あんまり橘君に隙を見せちゃダメよ?」
中多「え、え? 隙?」
絢辻「男子はみんな狼なの。だから気をつけないと」
橘「ちょっと絢辻さん!?」
中多「えっと、よくわかりませんけど……た、橘先輩は信頼できますから!」
絢辻「え……」
橘「中多さん……ありがとう!」
絢辻(……なんか面白くないわね)
中多「え、え? 隙?」
絢辻「男子はみんな狼なの。だから気をつけないと」
橘「ちょっと絢辻さん!?」
中多「えっと、よくわかりませんけど……た、橘先輩は信頼できますから!」
絢辻「え……」
橘「中多さん……ありがとう!」
絢辻(……なんか面白くないわね)
絢辻「まぁいいわ。橘君、中多さんを送ってあげて」
橘「え、でもまだ仕事が」
絢辻「今日はいいわ。あとは私ひとりでやるから」
橘「うん、わかったよ。じゃあ帰ろうか、中多さん」
中多「はい」
絢辻「中多さん? 手帳の件、本当に助かったわ。ありがとう」
中多「あ、そ、そんな……」
絢辻「あと橘君、わかってると思うけど……くれぐれも送り狼にならないようにね」ニコニコ
橘「……了解です」
橘「え、でもまだ仕事が」
絢辻「今日はいいわ。あとは私ひとりでやるから」
橘「うん、わかったよ。じゃあ帰ろうか、中多さん」
中多「はい」
絢辻「中多さん? 手帳の件、本当に助かったわ。ありがとう」
中多「あ、そ、そんな……」
絢辻「あと橘君、わかってると思うけど……くれぐれも送り狼にならないようにね」ニコニコ
橘「……了解です」
帰り道
橘「ねえ中多さん、絢辻さんとは本当になにもなかったの?」
中多「ふぇ? どういうことですか?」
橘「例えば……絢辻さんの態度が急に変わったりとか」
中多「そんなことはなかったと思います」
橘「そっか……中多さんは手帳の中を見たりしなかったよね?」
中多「はい、持ち主は絢辻先輩だってわかってたので」
橘「ならいいんだ。とにかく、あの手帳のことはすぐ忘れた方がいいと思うよ」
中多「忘れる……ですか?」
橘「うん……今までどおりの学校生活を送りたいならね」
中多「え……」
橘「ねえ中多さん、絢辻さんとは本当になにもなかったの?」
中多「ふぇ? どういうことですか?」
橘「例えば……絢辻さんの態度が急に変わったりとか」
中多「そんなことはなかったと思います」
橘「そっか……中多さんは手帳の中を見たりしなかったよね?」
中多「はい、持ち主は絢辻先輩だってわかってたので」
橘「ならいいんだ。とにかく、あの手帳のことはすぐ忘れた方がいいと思うよ」
中多「忘れる……ですか?」
橘「うん……今までどおりの学校生活を送りたいならね」
中多「え……」
翌朝
絢辻「あら、中多さん。おはよう」
中多「あ、絢辻先輩。おはようございます」
絢辻「結構早いのね。いつもこの時間なの?」
中多「その、電車が止まったりしても大丈夫なように……」
絢辻「ふふ、心配性なのね」
中多「あ、す、すみません……」
絢辻「どうして謝るの? 私はいいことだと思うわよ」
中多「あ、ありがとうございます」
絢辻(調子狂うわね……)
絢辻「あら、中多さん。おはよう」
中多「あ、絢辻先輩。おはようございます」
絢辻「結構早いのね。いつもこの時間なの?」
中多「その、電車が止まったりしても大丈夫なように……」
絢辻「ふふ、心配性なのね」
中多「あ、す、すみません……」
絢辻「どうして謝るの? 私はいいことだと思うわよ」
中多「あ、ありがとうございます」
絢辻(調子狂うわね……)
絢辻「中多さんは普段橘君とどういうお話をしてるの?」
中多「橘先輩と、ですか?」
絢辻「ええ。なんだかふたりが話してるところって想像できないから気になったの」
中多「その、橘先輩とは……と、特訓をしてます」
絢辻「特訓? なんの?」
中多「あ、アルバイトを始めたいんですけど……わ、私は人見知りなので、それを克服する特訓をしてもらってます」
絢辻「アルバイトね。中多さんってすごいのね」
中多「そ、そんなことないです」
絢辻「あるわよ。なにか目標を持って行動するって、簡単に見えてすごく難しいことだから」
中多「あ、う……ありがとうございます……」
絢辻(むしろ問題は橘君ね。特訓、特訓ねぇ……)
中多「橘先輩と、ですか?」
絢辻「ええ。なんだかふたりが話してるところって想像できないから気になったの」
中多「その、橘先輩とは……と、特訓をしてます」
絢辻「特訓? なんの?」
中多「あ、アルバイトを始めたいんですけど……わ、私は人見知りなので、それを克服する特訓をしてもらってます」
絢辻「アルバイトね。中多さんってすごいのね」
中多「そ、そんなことないです」
絢辻「あるわよ。なにか目標を持って行動するって、簡単に見えてすごく難しいことだから」
中多「あ、う……ありがとうございます……」
絢辻(むしろ問題は橘君ね。特訓、特訓ねぇ……)
最終的に絢辻さんがミルクフォーチュンコスでコミケに参加するなら読む
絢辻「中多さん、もしよかったらその特訓の内容を少し教えてもらえない?」
中多「えっと……誰とでも淀みなく話せるようになる練習とか」
絢辻「うん、他には?」
中多「大きな声を出す練習やお茶汲みの練習もしました」
絢辻(案外普通ね。杞憂だったかしら)
中多「あとは……は、早着替えの練習を」
絢辻「ふーん、早着替えねぇ……え、早着替えっ!?」
中多「は、はい。アルバイトの服装に素早く着替えるために必要だからって」
絢辻(あの変態……やっぱりしてるじゃないの、いかがわしいこと)
中多「えっと……誰とでも淀みなく話せるようになる練習とか」
絢辻「うん、他には?」
中多「大きな声を出す練習やお茶汲みの練習もしました」
絢辻(案外普通ね。杞憂だったかしら)
中多「あとは……は、早着替えの練習を」
絢辻「ふーん、早着替えねぇ……え、早着替えっ!?」
中多「は、はい。アルバイトの服装に素早く着替えるために必要だからって」
絢辻(あの変態……やっぱりしてるじゃないの、いかがわしいこと)
放課後
橘「それじゃあ今日も特訓を始めたいと思うんだけど……その前にひとついいかな?」
中多「はい?」
絢辻「なに?」
橘「どうして絢辻さんもいるの?」
絢辻「中多さんがアルバイトを始めるために頑張ってるって聞いたから、私も手伝いたいと思ったの。昨日のお礼も兼ねてね」
中多「お、お礼だなんて……」
絢辻「気にしないで、私がそうしたいだけだから。それとも私がいるとやりにくい?」
中多「そ、そんなことないです! 絢辻先輩がいてくれると心強いですっ」
絢辻「ふふ、そう? じゃあ私も良いお手本になれるように頑張るわ」
橘(ぼ、僕の立場が……)
橘「それじゃあ今日も特訓を始めたいと思うんだけど……その前にひとついいかな?」
中多「はい?」
絢辻「なに?」
橘「どうして絢辻さんもいるの?」
絢辻「中多さんがアルバイトを始めるために頑張ってるって聞いたから、私も手伝いたいと思ったの。昨日のお礼も兼ねてね」
中多「お、お礼だなんて……」
絢辻「気にしないで、私がそうしたいだけだから。それとも私がいるとやりにくい?」
中多「そ、そんなことないです! 絢辻先輩がいてくれると心強いですっ」
絢辻「ふふ、そう? じゃあ私も良いお手本になれるように頑張るわ」
橘(ぼ、僕の立場が……)
>>19
ミルクフォーチュン先生...
ミルクフォーチュン先生...
中多「教官、今日はどの練習から始めますか?」
絢辻「……教官?」
中多「あ、これは特訓中は橘先輩のことを教官と呼ぶようにしてて」
絢辻「それ、橘君に言われたの?」
中多「そうです」
絢辻「中多さん、ごめんね? 橘君、ちょっとこっちに」
橘「はい……」
絢辻「中多さんがおとなしいのをいいことになにさせてるの?」ボソボソ
橘「いや、そっちの方が雰囲気出るかなぁって……」
絢辻「教官に関しては彼女も気にしてないからいいけど、もしあたしの前で変なことやらせたら……わかってるわね?」
橘「わかってます……」
絢辻「……教官?」
中多「あ、これは特訓中は橘先輩のことを教官と呼ぶようにしてて」
絢辻「それ、橘君に言われたの?」
中多「そうです」
絢辻「中多さん、ごめんね? 橘君、ちょっとこっちに」
橘「はい……」
絢辻「中多さんがおとなしいのをいいことになにさせてるの?」ボソボソ
橘「いや、そっちの方が雰囲気出るかなぁって……」
絢辻「教官に関しては彼女も気にしてないからいいけど、もしあたしの前で変なことやらせたら……わかってるわね?」
橘「わかってます……」
1時間後
橘「今日はこのくらいにしておこうか」
中多「は、はい。ありがとうございました」
絢辻「中多さん、お疲れ様」
中多「絢辻先輩……ど、どうだったでしょうか?」
絢辻「うん、初めて見たけどよかったんじゃないかな。自分に自信を持てばもっとおもいきりよく話せると思うわ」
中多「自信、ですか……」
絢辻「急に自信を持つなんて無理な話だから、これから少しずつ自信をつけていけばいいのよ」
中多「……はい! 頑張ります!」
絢辻「私も時間があるときは手伝うから、いつでも声かけてね」
橘「今日はこのくらいにしておこうか」
中多「は、はい。ありがとうございました」
絢辻「中多さん、お疲れ様」
中多「絢辻先輩……ど、どうだったでしょうか?」
絢辻「うん、初めて見たけどよかったんじゃないかな。自分に自信を持てばもっとおもいきりよく話せると思うわ」
中多「自信、ですか……」
絢辻「急に自信を持つなんて無理な話だから、これから少しずつ自信をつけていけばいいのよ」
中多「……はい! 頑張ります!」
絢辻「私も時間があるときは手伝うから、いつでも声かけてね」
橘「特訓に付き合ってもらっちゃったけど委員の仕事は大丈夫なの?」
絢辻「ええ、今から片付けるわ」
橘「じゃあ僕も手伝うよ」
絢辻「いいわよ。それよりそろそろ暗くなるから、あなたは中多さんを送ってあげて」
橘「でも今からひとりでやるのは大変じゃない?」
絢辻「慣れてるから平気。ほら、中多さんも待ってるから」
橘「……中多さんを駅まで送ったらまた戻ってくるよ」
絢辻「その頃には終わってるわよ」
絢辻「ええ、今から片付けるわ」
橘「じゃあ僕も手伝うよ」
絢辻「いいわよ。それよりそろそろ暗くなるから、あなたは中多さんを送ってあげて」
橘「でも今からひとりでやるのは大変じゃない?」
絢辻「慣れてるから平気。ほら、中多さんも待ってるから」
橘「……中多さんを駅まで送ったらまた戻ってくるよ」
絢辻「その頃には終わってるわよ」
中多「あの……絢辻先輩、これからすることがあるんですか?」
絢辻「うん、委員の仕事を少しね」
橘「絢辻さんは委員をかけ持ちしてるから仕事が多いんだ」
中多「そ、それなのに特訓に付き合ってくれたんですか?」
絢辻「可愛い後輩のためだもの。中多さんが気に病む必要はないわ」
中多「……その仕事、私も手伝います」
絢辻「ダメよ。帰りが遅いと親も心配するでしょ?」
中多「ま、まだ大丈夫ですっ。それに3人でやったらきっとすぐ終わりますから」
橘「そうだよ、絢辻さん。中多さんを送るのはそれからでも遅くないでしょ?」
絢辻「まったく……それじゃあ手伝ってもらおうかしら」
絢辻「うん、委員の仕事を少しね」
橘「絢辻さんは委員をかけ持ちしてるから仕事が多いんだ」
中多「そ、それなのに特訓に付き合ってくれたんですか?」
絢辻「可愛い後輩のためだもの。中多さんが気に病む必要はないわ」
中多「……その仕事、私も手伝います」
絢辻「ダメよ。帰りが遅いと親も心配するでしょ?」
中多「ま、まだ大丈夫ですっ。それに3人でやったらきっとすぐ終わりますから」
橘「そうだよ、絢辻さん。中多さんを送るのはそれからでも遅くないでしょ?」
絢辻「まったく……それじゃあ手伝ってもらおうかしら」
スレタイ回収できるのか……?
絢辻薫コンビ以外のアマガミ百合はほとんどみないなぁ、
絢辻薫コンビ以外のアマガミ百合はほとんどみないなぁ、
え? これ百合になっちゃうの?
せっかくフツーに面白そうなのに…
せっかくフツーに面白そうなのに…
橘「ふぅ~……終わったぁ」
中多「終わりましたぁ……」
絢辻「中多さん、ありがとう。あ、ついでに橘君も」
橘「ついで!?」
絢辻「ふふっ、冗談よ。助かったわ、ふたりとも」
中多「あ、絢辻先輩……委員の仕事、また手伝ってもいいですか?」
絢辻「え……? 今日やってわかったと思うけど、なにも面白くないわよ?」
中多「絢辻先輩が特訓に付き合ってくれるから、そのお返しというか……ダメでしょうか?」
絢辻「別に気にする必要はないって言ったのに……わかったわ。そのときはよろしくね」
中多「は、はいっ! ありがとうございます!」
絢辻「もう、お礼を言うのは私の方なのに……さて、外も暗いしはやく帰りましょう」
中多「終わりましたぁ……」
絢辻「中多さん、ありがとう。あ、ついでに橘君も」
橘「ついで!?」
絢辻「ふふっ、冗談よ。助かったわ、ふたりとも」
中多「あ、絢辻先輩……委員の仕事、また手伝ってもいいですか?」
絢辻「え……? 今日やってわかったと思うけど、なにも面白くないわよ?」
中多「絢辻先輩が特訓に付き合ってくれるから、そのお返しというか……ダメでしょうか?」
絢辻「別に気にする必要はないって言ったのに……わかったわ。そのときはよろしくね」
中多「は、はいっ! ありがとうございます!」
絢辻「もう、お礼を言うのは私の方なのに……さて、外も暗いしはやく帰りましょう」
薫タンポポ
ラブリーひびきちゃん
七咲ひびきちゃん
七咲ラブリー
七咲ふかふか
七咲みゃー
ふかふかみゃー
このくらい?
ラブリーひびきちゃん
七咲ひびきちゃん
七咲ラブリー
七咲ふかふか
七咲みゃー
ふかふかみゃー
このくらい?
帰り道
橘「絢辻さんはそっちだったよね? 僕たちはこっちだから」
絢辻「……私も駅まで付き合うわ」
橘「え、どうしたの?」
絢辻「橘君が中多さんに変なことをしないように見張っておかないと」
橘「だ、だからそんなことしないって!」
絢辻「いたいけな後輩に早着替えをさせるような人の言葉を信用できると思う?」
橘「な……なんでそれを?」
絢辻「中多さん、その人の近くにいると危険よ? こっちに来て?」チョイチョイ
中多「あ、はい……」スッ
橘「中多さぁん!?」
橘「絢辻さんはそっちだったよね? 僕たちはこっちだから」
絢辻「……私も駅まで付き合うわ」
橘「え、どうしたの?」
絢辻「橘君が中多さんに変なことをしないように見張っておかないと」
橘「だ、だからそんなことしないって!」
絢辻「いたいけな後輩に早着替えをさせるような人の言葉を信用できると思う?」
橘「な……なんでそれを?」
絢辻「中多さん、その人の近くにいると危険よ? こっちに来て?」チョイチョイ
中多「あ、はい……」スッ
橘「中多さぁん!?」
2週間後
絢辻「うん、もうバッチリね」
橘「そうだね。僕たちから教えられることはもうないよ」
中多「絢辻先輩、教官……ありがとうございます!」
橘「お礼を言うのはまだ早いよ。アルバイトに受かることが目標なんだから」
絢辻「たしかファミレスが希望だったかしら?」
橘「薫がバイトしてるところだね」
中多「あ、でも……商店街にある喫茶店もいいかなと思ってるんです」
絢辻「いいんじゃない? ファミレスよりも落ち着いた喫茶店の雰囲気は中多さんによく合ってると思うわ」
橘(商店街の喫茶店……あの制服が可愛いところかな?)
絢辻「うん、もうバッチリね」
橘「そうだね。僕たちから教えられることはもうないよ」
中多「絢辻先輩、教官……ありがとうございます!」
橘「お礼を言うのはまだ早いよ。アルバイトに受かることが目標なんだから」
絢辻「たしかファミレスが希望だったかしら?」
橘「薫がバイトしてるところだね」
中多「あ、でも……商店街にある喫茶店もいいかなと思ってるんです」
絢辻「いいんじゃない? ファミレスよりも落ち着いた喫茶店の雰囲気は中多さんによく合ってると思うわ」
橘(商店街の喫茶店……あの制服が可愛いところかな?)
橘「まあ心配しないでも大丈夫だよ。中多さんの可愛さならどこでも絶対受かるって」
中多「か、可愛いだなんて……」
絢辻「橘君、セクハラ禁止」
橘「ただ可愛いって言っただけだよっ!?」
絢辻「中多さん、面接で緊張したときはこの特訓を思い出してみて。きっとうまくいくわ」
中多「はい……この特訓を無駄にしないためにも、絶対受かってみせますっ」
絢辻「ふふっ、面接なんて通過点に過ぎないんだからそこまで気張らなくても平気よ。今の中多さんなら大丈夫」
橘(やっぱりこっちの絢辻さんはいいこと言うなぁ)
中多「か、可愛いだなんて……」
絢辻「橘君、セクハラ禁止」
橘「ただ可愛いって言っただけだよっ!?」
絢辻「中多さん、面接で緊張したときはこの特訓を思い出してみて。きっとうまくいくわ」
中多「はい……この特訓を無駄にしないためにも、絶対受かってみせますっ」
絢辻「ふふっ、面接なんて通過点に過ぎないんだからそこまで気張らなくても平気よ。今の中多さんなら大丈夫」
橘(やっぱりこっちの絢辻さんはいいこと言うなぁ)
絢辻「今日は特に仕事も残ってないし、もう帰りましょうか」
中多「あ、それじゃあお手洗いに行ってきます」
タッタッタッ……
橘「絢辻さん、僕からもお礼を言っておくよ。ありがとう」
絢辻「なによ、急に。気持ち悪いわね」
橘「僕ひとりだったらきっと中多さんもここまで成長することはなかったと思うから」
絢辻「なに言ってるのよ。あなたがいたからこそ、でしょ。あまり自分を過小評価しない方がいいわ」
橘「そ、そうかな?」
絢辻「あ、反応がむかつくからやっぱり今のなし」
橘「ええーっ!?」
中多「あ、それじゃあお手洗いに行ってきます」
タッタッタッ……
橘「絢辻さん、僕からもお礼を言っておくよ。ありがとう」
絢辻「なによ、急に。気持ち悪いわね」
橘「僕ひとりだったらきっと中多さんもここまで成長することはなかったと思うから」
絢辻「なに言ってるのよ。あなたがいたからこそ、でしょ。あまり自分を過小評価しない方がいいわ」
橘「そ、そうかな?」
絢辻「あ、反応がむかつくからやっぱり今のなし」
橘「ええーっ!?」
橘「それにしても不思議だなぁ……どうして絢辻さんは特訓に付き合う気になったの?」
絢辻「別に……ただの気まぐれよ」
橘「本当に?」
絢辻「あとはしいて言うなら、あなたを見張っておくためにね」
橘「僕はそこまで信用されてないのか……」
絢辻「いいじゃない、中多さんからは信頼されてるんだから」
橘「それは絢辻さんも一緒でしょ?」
絢辻「違うわよ。彼女が見てるのは所詮猫被ってるあたしだもの」
絢辻「別に……ただの気まぐれよ」
橘「本当に?」
絢辻「あとはしいて言うなら、あなたを見張っておくためにね」
橘「僕はそこまで信用されてないのか……」
絢辻「いいじゃない、中多さんからは信頼されてるんだから」
橘「それは絢辻さんも一緒でしょ?」
絢辻「違うわよ。彼女が見てるのは所詮猫被ってるあたしだもの」
絢辻「正直ね、少し後ろめたくもあるの。彼女を騙しているようで……おかしいわよね、他の人にはこんな感情抱かないのに」
橘「僕はそうは思わないよ。むしろそれが普通じゃないかなあ」
絢辻「そうなの? なにが普通なのかってよくわからないのよね」
橘「いっそのことばらしてみちゃうってのはどう?」
絢辻「無理よ。きっと幻滅させるわ」
橘「中多さんは……そんな子じゃないと思うよ。受け入れてくれると思う」
絢辻「でも保証できるわけじゃないでしょ」
橘「保証はできないけど……」
絢辻「別にいいわ。もともと彼女にばらす気はないから」
絢辻「どうせ彼女がアルバイトに受かったらこのおママゴトもおしまい。そしたら変な罪悪感に苛まれることもなくなるわ」
橘「僕はそうは思わないよ。むしろそれが普通じゃないかなあ」
絢辻「そうなの? なにが普通なのかってよくわからないのよね」
橘「いっそのことばらしてみちゃうってのはどう?」
絢辻「無理よ。きっと幻滅させるわ」
橘「中多さんは……そんな子じゃないと思うよ。受け入れてくれると思う」
絢辻「でも保証できるわけじゃないでしょ」
橘「保証はできないけど……」
絢辻「別にいいわ。もともと彼女にばらす気はないから」
絢辻「どうせ彼女がアルバイトに受かったらこのおママゴトもおしまい。そしたら変な罪悪感に苛まれることもなくなるわ」
橘「もう中多さんと関わる気はないってこと?」
絢辻「関わる理由がないじゃない」
橘「絢辻さんにはなくても、向こうにはあると思うよ」
絢辻「ふーん、例えば?」
橘「具体的なことは言えないけど……中多さんは絢辻さんを慕ってるから」
絢辻「それだけ? そんなの今のクラスメイトと変わらないでしょ」
橘「うーん、なんていうか……結局絢辻さん次第なんじゃないかな」
絢辻「じゃあ余計無理ね。言ったとおり、彼女に今のあたしを見せる気はないから」
橘「でも、見せたくなるときが来るかもしれないよ? それこそ今回特訓に付き合ってくれたみたいに、気まぐれに」
絢辻「さぁ、どうかしらね……」
絢辻「関わる理由がないじゃない」
橘「絢辻さんにはなくても、向こうにはあると思うよ」
絢辻「ふーん、例えば?」
橘「具体的なことは言えないけど……中多さんは絢辻さんを慕ってるから」
絢辻「それだけ? そんなの今のクラスメイトと変わらないでしょ」
橘「うーん、なんていうか……結局絢辻さん次第なんじゃないかな」
絢辻「じゃあ余計無理ね。言ったとおり、彼女に今のあたしを見せる気はないから」
橘「でも、見せたくなるときが来るかもしれないよ? それこそ今回特訓に付き合ってくれたみたいに、気まぐれに」
絢辻「さぁ、どうかしらね……」
これ橘さんからしたら自動同時攻略できて手間と時間が省けるいいルートだな
中多「す、すみません。お待たせしました……あれ?」
絢辻「ううん、大丈夫よ。それじゃあ帰りましょう」
橘「そうだね」
中多「あの、先輩……?」
橘「ん? どうしたの?」
中多「もしかして、なにか大事な話してました……?」
橘「んー……大事な話ってわけじゃないけど」
絢辻「そうよ。他愛もない話しかしてないわ。ほら、中多さんも鞄持って?」
中多(どうしたんだろう……どこか変な空気のような……)
絢辻「ううん、大丈夫よ。それじゃあ帰りましょう」
橘「そうだね」
中多「あの、先輩……?」
橘「ん? どうしたの?」
中多「もしかして、なにか大事な話してました……?」
橘「んー……大事な話ってわけじゃないけど」
絢辻「そうよ。他愛もない話しかしてないわ。ほら、中多さんも鞄持って?」
中多(どうしたんだろう……どこか変な空気のような……)
帰り道
橘「今日は時間もあるし、どこか寄って帰ろうか」
中多「あ、いいですね」
橘「中多さんはどこか行きたいところある?」
中多「私は……先輩たちがいるならどこでもいいです」
橘「中多さん、君って子はまったく……絢辻さんは?」
絢辻「そうね……神社に行きたいわ」
橘「じ、神社?」
絢辻「ええ。橘君には悪いんだけど、中多さんとふたりで行きたいの」
中多「え、え……?」
橘「……うん、わかったよ。じゃあ僕は先に帰ってるね」
中多「せ、先輩?」
橘「今日は時間もあるし、どこか寄って帰ろうか」
中多「あ、いいですね」
橘「中多さんはどこか行きたいところある?」
中多「私は……先輩たちがいるならどこでもいいです」
橘「中多さん、君って子はまったく……絢辻さんは?」
絢辻「そうね……神社に行きたいわ」
橘「じ、神社?」
絢辻「ええ。橘君には悪いんだけど、中多さんとふたりで行きたいの」
中多「え、え……?」
橘「……うん、わかったよ。じゃあ僕は先に帰ってるね」
中多「せ、先輩?」
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