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元スレ絢辻「あなたをあたしのものにします」中多「ふぇ……?」
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中多「今度、先輩の家に行ってみたいです」
絢辻「来ない方がいいわよ」
中多「え……どうしてですか?」
絢辻「つまらない家だもの。あたしは今すぐにでも家を出たいわ」
中多「お家、好きじゃないんですか……?」
絢辻「ええ、大っ嫌いよ」
中多「そんな……」
絢辻「なんであなたが悲しそうな顔するのよ。あなたのそんな顔は見たくないわ」
絢辻「来ない方がいいわよ」
中多「え……どうしてですか?」
絢辻「つまらない家だもの。あたしは今すぐにでも家を出たいわ」
中多「お家、好きじゃないんですか……?」
絢辻「ええ、大っ嫌いよ」
中多「そんな……」
絢辻「なんであなたが悲しそうな顔するのよ。あなたのそんな顔は見たくないわ」
絢辻「笑って、中多さん」ギュッ
中多「ひゃうっ」
絢辻「せっかくふたりきりなんだから、もっと楽しみましょう」
中多「く、くすぐったいです」
絢辻「くすぐってなんかいないわよ?」
中多「話すたびに、吐息が、耳に……」
絢辻「じゃあこういうのはどうかしら……ふー」
中多「ひゃわっ!?」
絢辻「あはは、可愛い反応ね」
中多「ひゃうっ」
絢辻「せっかくふたりきりなんだから、もっと楽しみましょう」
中多「く、くすぐったいです」
絢辻「くすぐってなんかいないわよ?」
中多「話すたびに、吐息が、耳に……」
絢辻「じゃあこういうのはどうかしら……ふー」
中多「ひゃわっ!?」
絢辻「あはは、可愛い反応ね」
自然にありそうな組み合わせだよな
今まで無かったのが不思議だ
今まで無かったのが不思議だ
絢辻「あなたからはなにかないの?」
中多「え?」
絢辻「こんなことしたいとか、こうしてもらいたいとかよ。今日は好きなだけ甘えていいのよ?」
中多「あ……ありますっ」
絢辻「なぁに? 教えて」
中多「あ、でも……」
絢辻「遠慮しないで。言ってみて」
中多「あの、その……せ、先輩と……」
絢辻「あたしと?」
中多「……キス、したいです」
中多「え?」
絢辻「こんなことしたいとか、こうしてもらいたいとかよ。今日は好きなだけ甘えていいのよ?」
中多「あ……ありますっ」
絢辻「なぁに? 教えて」
中多「あ、でも……」
絢辻「遠慮しないで。言ってみて」
中多「あの、その……せ、先輩と……」
絢辻「あたしと?」
中多「……キス、したいです」
絢辻「き、キス?」
中多「あ、す、すみません! い、今のは聞かなかったことに……!」
絢辻「待って、違うの。いやってわけじゃないの。ただ……」
中多「や、やっぱりいやなんですね……ぐすっ」
絢辻「だから違うって言ってるでしょ! 本当にしていいものか考えてるのよ」
中多「私は……先輩としたいです、キス」
絢辻「あなたもよく考えて。あたしたちはまだ付き合ってるわけでもないのよ?」
中多「ま、まだ付き合ってないだけです……っ!」
絢辻(そうよね……結局はあたし次第ってことよね)
中多「あ、す、すみません! い、今のは聞かなかったことに……!」
絢辻「待って、違うの。いやってわけじゃないの。ただ……」
中多「や、やっぱりいやなんですね……ぐすっ」
絢辻「だから違うって言ってるでしょ! 本当にしていいものか考えてるのよ」
中多「私は……先輩としたいです、キス」
絢辻「あなたもよく考えて。あたしたちはまだ付き合ってるわけでもないのよ?」
中多「ま、まだ付き合ってないだけです……っ!」
絢辻(そうよね……結局はあたし次第ってことよね)
中多「先輩、私知りたいです……先輩の気持ち」
絢辻「あたし、は……」
中多「先輩は……私のこと、どう思ってるんですか……?」
絢辻「……」
中多「嫌い、ですか?」
絢辻「そんなわけないわ!」
中多「でも、好きじゃないんですよね……」
絢辻(好きよ、好きに決まってる。でも本当にいいの? あなたはあたしを……裏切らない?)
絢辻「あたし、は……」
中多「先輩は……私のこと、どう思ってるんですか……?」
絢辻「……」
中多「嫌い、ですか?」
絢辻「そんなわけないわ!」
中多「でも、好きじゃないんですよね……」
絢辻(好きよ、好きに決まってる。でも本当にいいの? あなたはあたしを……裏切らない?)
絢辻「あたしは、あなたを……」
中多「あの、先輩っ。お腹は減ってませんか?」
絢辻「え……お腹?」
中多「近所で美味しいって評判のケーキを買っておいたんです。よかったらどうですか?」
絢辻「あ……そうね、せっかくだし頂こうかしら」
中多「じゃあすぐ持ってきますね」
タッタッタッ……
絢辻「はぁ……気を遣わせちゃったみたいね」
絢辻(それにしても最低ね、あたし……散々彼女の優しさにつけこんでおきながら、好きの一言も言えないなんて)
中多「あの、先輩っ。お腹は減ってませんか?」
絢辻「え……お腹?」
中多「近所で美味しいって評判のケーキを買っておいたんです。よかったらどうですか?」
絢辻「あ……そうね、せっかくだし頂こうかしら」
中多「じゃあすぐ持ってきますね」
タッタッタッ……
絢辻「はぁ……気を遣わせちゃったみたいね」
絢辻(それにしても最低ね、あたし……散々彼女の優しさにつけこんでおきながら、好きの一言も言えないなんて)
数日後
橘「絢辻さん、今日もこれから委員の仕事?」
絢辻「そうよ」
橘「僕も手伝った方がいいかな」
絢辻「中多さんがいるから大丈夫よ」
橘「ははっ、それもそうか。ふたりはあいかわらず仲が良いね」
絢辻「実際はそう単純でもないんだけどね」
橘「ん、どういうこと?」
絢辻「……ちょうどいいわ。少し話があるから付き合いなさい」
橘「絢辻さん、今日もこれから委員の仕事?」
絢辻「そうよ」
橘「僕も手伝った方がいいかな」
絢辻「中多さんがいるから大丈夫よ」
橘「ははっ、それもそうか。ふたりはあいかわらず仲が良いね」
絢辻「実際はそう単純でもないんだけどね」
橘「ん、どういうこと?」
絢辻「……ちょうどいいわ。少し話があるから付き合いなさい」
屋上
橘「中多さんはいいの? もう図書室にいるんじゃ」
絢辻「少しくらい待たせても平気よ。それよりも、今から話すことは絶対に中多さんに言っちゃダメよ」
橘「うん、わかった。それで話っていうのは?」
絢辻「うーん、そうね。どこから話そうかしら……あなたからは今のあたしと中多さんの関係はどう見える?」
橘「今の絢辻さんと中多さん? 仲の良い先輩後輩、かな」
絢辻「やっぱりそう見えるわよね。でも実際は違うの」
橘「絢辻さん……後輩いじめはよくないよ」
絢辻「なに勘違いしてるのよ! あたしが彼女をいじめるわけないでしょ!」
橘「中多さんはいいの? もう図書室にいるんじゃ」
絢辻「少しくらい待たせても平気よ。それよりも、今から話すことは絶対に中多さんに言っちゃダメよ」
橘「うん、わかった。それで話っていうのは?」
絢辻「うーん、そうね。どこから話そうかしら……あなたからは今のあたしと中多さんの関係はどう見える?」
橘「今の絢辻さんと中多さん? 仲の良い先輩後輩、かな」
絢辻「やっぱりそう見えるわよね。でも実際は違うの」
橘「絢辻さん……後輩いじめはよくないよ」
絢辻「なに勘違いしてるのよ! あたしが彼女をいじめるわけないでしょ!」
アマガミは橘さんがいるからあんまり百合らないよな
アイマスの百合SSが少ないのとおんなじ感じで
しかし悪くない組み合わせだな
アイマスの百合SSが少ないのとおんなじ感じで
しかし悪くない組み合わせだな
絢辻「実は以前、中多さんに告白されたの」
橘「こ、告白っ!? 中多さんが絢辻さんに!?」
絢辻「告白って言っても、普通に好きって言われただけよ」
橘「中多さんが絢辻さんに……そ、それで絢辻さんはなんて返事したの?」
絢辻「適当にお茶を濁したわ。そのときは自分の気持ちもよくわかってなかったし」
橘「そうなんだ……今のふたりの様子を見るに、普通にOKしたものかと思ったよ」
絢辻「たしかにそう見えるでしょうね。だって今はあたしも彼女のことを好きだもの」
橘「ああ、絢辻さんもね……え、絢辻さんも好きなの!? 両想いってこと!?」
絢辻「彼女が心変わりしてないかぎり、そうなるわね」
橘「こ、告白っ!? 中多さんが絢辻さんに!?」
絢辻「告白って言っても、普通に好きって言われただけよ」
橘「中多さんが絢辻さんに……そ、それで絢辻さんはなんて返事したの?」
絢辻「適当にお茶を濁したわ。そのときは自分の気持ちもよくわかってなかったし」
橘「そうなんだ……今のふたりの様子を見るに、普通にOKしたものかと思ったよ」
絢辻「たしかにそう見えるでしょうね。だって今はあたしも彼女のことを好きだもの」
橘「ああ、絢辻さんもね……え、絢辻さんも好きなの!? 両想いってこと!?」
絢辻「彼女が心変わりしてないかぎり、そうなるわね」
橘「じゃ、じゃあふたりはこれから付き合うの?」
絢辻「問題はそこなの。あたしたちは付き合ってもいいのかしら」
橘「両想いなら断られることはないと思うけど」
絢辻「そうじゃなくて、同性と付き合って問題ないのかってことよ」
橘「それは……問題ありまくりじゃないかな」
絢辻「やっぱり付き合うべきではないわよね」
橘「そうかな? 女の子同士でも両想いなら付き合っちゃっていいと思うけど」
絢辻「でも結婚もできないし子供もできないのよ? それで本当に幸せになれるの?」
橘「そこまでは考えてなかったなぁ……だけど、今自分の気持ちを我慢するのはいいの?」
絢辻「……」
橘「絢辻さんはそれで幸せなの?」
絢辻「問題はそこなの。あたしたちは付き合ってもいいのかしら」
橘「両想いなら断られることはないと思うけど」
絢辻「そうじゃなくて、同性と付き合って問題ないのかってことよ」
橘「それは……問題ありまくりじゃないかな」
絢辻「やっぱり付き合うべきではないわよね」
橘「そうかな? 女の子同士でも両想いなら付き合っちゃっていいと思うけど」
絢辻「でも結婚もできないし子供もできないのよ? それで本当に幸せになれるの?」
橘「そこまでは考えてなかったなぁ……だけど、今自分の気持ちを我慢するのはいいの?」
絢辻「……」
橘「絢辻さんはそれで幸せなの?」
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