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    元スレ萌郁「私は、岡部くん依存症だから」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - steins;gate + - 完結 + - 岡部倫太郎 + - 萌郁 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 256 :

    >>349
    屋上

    352 = 255 :

    >>349
    ならわざわざ見ないで良いんじゃない

    355 = 188 :

    メガネ美人って言葉があるけどアニメのもえいくさんはメガネないほうが美人だよね

    357 = 180 :

    >>355

    メガネなくてもあってもかわいい
    髪しばってるのもふわっふわロングもかわいい
    つまり萌郁さんかわいい

    358 = 293 :

    後ろ髪をまとめてあげてうなじとかちゅっちゅ

    359 = 345 :

    もえいくちゅっちゅ

    360 :

    岡部「お前のおかげで上手くいきそうだ。感謝するぞ、ダル」

    ダル「べっ、別にオカリンに礼を言われても嬉しくなんかないんだからね!」

    岡部「相変わらずだな……まあいい、明日も頼む」

    ダル「じゃ、また明日ってことで」


    岡部「……これでやっと、前に進める」

    萌郁「岡部くん、何をするつもりなの?」

    岡部「それは……まあ、明日になれば分かる」

    萌郁「……少し、不安なの」

    岡部「不安?」

    萌郁「本当に、どこにも行かない? 約束……してくれる?」

    岡部「……余計な心配はしなくても良い、何も起きん」

    萌郁「……うん」

    361 = 326 :

    来たかッ!
    でも別の人?

    362 = 255 :

    ID変わっただけか?

    363 = 360 :

    岡部(もしかしたら、萌郁は……薄々気づいてきているのか?)

    萌郁「ご飯、用意できたから」

    岡部「あ、ああ、済まない……今日は何だ?」

    萌郁「餃子、作ってみた」

    岡部「ごま油の香りはそのせいか。……腹が減ってきた」

    萌郁「今出すから、待っててね」

    岡部「分かった、期待しているぞ」


    岡部(……こうやって萌郁の料理を食べるのも、これが最後か)

    364 = 307 :

    もえいくさんみたいな彼女いたらやっぱ重く感じる?それとも全然OK?

    365 :

    安定した収入源が確保できて尚且つそれを管理できるならいいんじゃね

    366 = 360 :

    岡部「美味そうだな……どれ、……んぐ。これは、ニラも入っているのか」

    萌郁「どう、美味しい?」

    岡部「ああ、香りが良いな。夏バテも解消できそうだ」

    萌郁「明日も、橋田くんと一緒に実験をするの?」

    岡部「その通りだ。……お前も、来るのか?」

    萌郁「岡部くんの行くところには、どこにでも行くから」

    岡部「そ、そうやってお前はまた恥ずかしいを……」

    萌郁「恥ずかしい?」

    岡部「……気にするな」


    岡部(このやり取りも、後少しか。……萌郁も前の俺の方が良いに決まっている)

    岡部(……明日で、元に戻る。あの世界線に戻り……この萌郁とは、お別れだ)

    367 = 326 :

    368 = 360 :

    岡部(……最後まで、水着の萌郁には慣れなかったな)

    萌郁「今日は、もう寝る?」

    岡部「ああ、お前も寝るのか?」

    萌郁「一緒に、寝たいから」

    岡部「そ、そうか……」

    萌郁「……岡部くん、お願いがあるの」

    岡部「お願い?」

    萌郁「今日は……向かい合って、寝てほしい」

    岡部「む、向かい合って!? いや、それは流石に……」

    萌郁「……お願い、今日だけで良いから」

    岡部(今日だけ……最後くらいなら)

    岡部「分かった、望みどおりにしてやる。……電気、消すぞ」

    萌郁「……うん」

    370 :

    私怨

    371 = 203 :

    補修

    372 = 360 :

    岡部(暗闇とはいえ、目が慣れてくると……相手の顔が見えるものだな)

    萌郁「…………」

    岡部「……寝ないのか」

    萌郁「岡部くん、正直に言って」

    岡部「……何だ」

    萌郁「明日……居なくなっちゃうの?」

    岡部「いつ誰がそんなことを言った? どこにも行かん、俺はここに居る」

    萌郁「嘘、つかなくても良いから」

    岡部「……なぜ、嘘だと分かる?」

    萌郁「岡部くん、最近……遠くを見るような顔してた。だから」

    岡部「それで勘付いた、ということか」

    萌郁「あの電話レンジが、関係あるの?」

    岡部「ああ、あれは……Dメールを送るための装置だ」

    萌郁「D、メール……」

    375 :

    岡部「前も話した通り、Dメールは過去に送るメールのことだ。
        ……お前が五年前に受け取ったものも、その一つという話しはしたな」

    萌郁「……明日、過去にメールを送るの?」

    岡部「ああ、そのためにダルに協力してもらった。まさか、一日で完成させるとは思わなかったけどな」

    萌郁「誰に、どんなメールを」

    岡部「それは……」


    岡部(……萌郁に送ったメールで世界線変動率は変わった。それを元に戻すには)

    岡部(萌郁に……FBからのメールに返信しろ、と送らなければならない)

    岡部(そして、岡部倫太郎とは会うな……そう送らなくてはいけない)

    『岡部は詐欺師一年後FBが救ってくれる』

    岡部(一度に送れる容量を考えれば、これで十分だ。だが、それはつまり)

    岡部(萌郁と岡部倫太郎の関係は……なかったことになる)

    376 :

    なかったことにしてはいけなくもないわけではなくない

    377 :

    リープマシンが1日で完成するならいくらでも過去に行けるな

    378 :

    こんな依存状態のもえいくさんが本当に救われているのかと問われると微妙である

    379 :

    作ったのは育毛装置じゃなくて電話レンジだ

    380 = 375 :

    岡部(世界線が変わるだけだ、この世界線の萌郁は俺と今まで通りの関係になる……)

    岡部(だから、何も心配することは無い。……そうしなければ、元には戻らないのだから)


    萌郁「……岡部くん?」

    岡部「何も気にしなくて良い。……何も変わりはしない」

    萌郁「今の岡部くんは……どこに行くの?」

    岡部「元の世界線に戻る。お前が愛した男も戻ってくるはずだ」

    萌郁「…………」

    岡部「お前もその方が良いだろう? 愛情を向けても無駄な男なんかに気を遣う必要は無い」

    萌郁「……嫌」

    岡部「嫌……? 萌郁、お前はいったい何を……」

    萌郁「岡部くんは、岡部くんだから……どこにも行かないで」

    381 :

    所謂パラレルワールドは無いって設定じゃなかったっけ?

    382 = 379 :

    多世界解釈じゃないからオカリンがいろいろ背負いまくっちゃってるんだよな
    まぁSSだし良いじゃない

    384 :

    385 :

    オカリンがそう思うことで自身の行為を正当化しようとしているもしくは後ろめたさをなくそうとしてるだけじゃね
    非情になりきれない弱い人間なんだよオカリンも

    386 = 375 :

    岡部「だから言っているだろうが……前の俺が戻ってくる。居なくなる訳では無い」

    萌郁「……本当に戻ってくるかなんて分からない。岡部くんが、消えてしまうかもしれない」

    岡部「安心しろ、元に戻るだけなんだ。今の俺も、前の俺も、必ず戻る」

    萌郁「…………」

    岡部「……そんな顔をするな」

    萌郁「……ごめんなさい」

    岡部「お前には世話になった。萌郁のおかげで助かった、感謝している」

    萌郁「本当に、行くの?」

    岡部「……ああ。止めるな、俺は戻らなければならないんだ」

    萌郁「岡部くんの言うことには、従う。だから……もう何も言わない」

    岡部「……済まない」

    萌郁「……大丈夫、だから」


    岡部(済まない……戻るなんて軽く言ったが、俺にも分からない)

    岡部(だが……そう言わないと、お前は俺を止めるだろうからな)

    岡部(俺の軽はずみな行動が全ての原因だ。……赦してくれ、桐生萌郁)

    387 = 375 :

    翌日

    岡部「電話レンジは何とか運べそうだな……行くぞ、萌郁」

    萌郁「……分かった」

    岡部「ん? そのカバンは何だ?」

    萌郁「お昼に食べられるものを、用意した」

    岡部「準備が良いではないか。で、中身は何なんだ?」

    萌郁「後で教えるから、今は秘密」

    岡部「……そう言われると気になるな。まあいい……ブラウン管工房へ、出発だ」

    389 = 375 :

    ブラウン管工房付近

    ダル「おっ、来た来た。オカリーン」

    岡部「はぁ……はぁ……ま、待たせたな」

    ダル「いや、別に良いけど……何もしてないのにヘトヘトになってどうするん」

    岡部「な、何もしてないとは……し、失礼な……はぁー……重かった」

    ダル「桐生氏、こんなんで本当に大丈夫な訳?」

    萌郁「……多分」

    岡部「よ、よし……ミスターブラウンに話をしてくる」

    ダル「いってらー。僕たちはここで待ってるお」

    萌郁「……待ってるから」

    390 :

    萌郁「金麦……冷やして待ってるから……」

    391 = 375 :

    岡部「失礼する。ミスターブラウン、居ますか?」

    天王寺「ん? ああ、おめえは確かこの前の……。今度は初対面じゃねえな」

    岡部「ええ、それでお願いがあるのですが」

    天王寺「お願い? ブラウン管の購入ならいつでも受け付けるけどよ」

    岡部「いや、そんな物誰も欲しがら……あっ」

    天王寺「……今、何つった?」

    岡部「い、いえ! ブラウン管は本当に素晴らしく、残していくべき物だと言おうと」

    天王寺「おっ、分かってんじゃねえか。どうだ、安くしとくぞ?」

    岡部「それはまた今度で……今日来たのは、上の部屋に用があるからです」

    天王寺「上の部屋?」

    392 = 383 :

    支援

    393 = 375 :

    岡部「上の部屋が空き部屋と前聞いたので、見せて頂きたいのですが」

    天王寺「上の部屋? いや、でもなあ……」

    岡部「す、少しの間だけで良いんです! お願いします!」

    天王寺「別に良いけどよ。ほら、鍵だ」

    岡部「ありがとうございます。……では、お邪魔します。それと」

    岡部「その奥のテレビ、点けておいてもらえますか?」

    天王寺「あ、ああ、言われなくても点けるけどよ」

    岡部(……準備は、整った。後は実行するだけだ)

    394 :

    >>1しか読んでないけど
    ドラマCDじゃね、これ?

    395 = 375 :

    ダル「おっ、戻って来た。部屋には入れる訳?」

    岡部「ああ、鍵も借りてきた。……いよいよだな」

    萌郁「……岡部くん」

    岡部「どうした、何か用か?」

    萌郁「……ごめん、何でも無い」

    ダル「…………」

    岡部「よし、上に行くぞ。……この重みもこれが最後だ、ふんっ……!」

    396 = 379 :

    >>1以降読めばドラマCDと違うとわかるよ

    397 :

    続きが気になりすぎるんですが

    398 = 375 :

    二階の部屋

    岡部「……本当に何も無いんだな」

    ダル「空き部屋なんだから当たり前だろ常考」

    岡部「違う、本当はこの部屋には……いや、言っても分からないんだよな」

    萌郁「ここで、何をするの?」

    岡部「まずは、電話レンジを……この辺だな、ふんっ……」

    ダル「えっと、電源は……あったあった。後は配線をちゃんとしてっと」

    萌郁「コンセント、ここに刺す?」

    ダル「桐生氏、今の台詞……もう一度言ってくんない? できれば誘うような感じで」

    岡部「今は控えろ、ダル。……電源は確保した、動かすぞ」

    岡部(電話レンジに電話をかけ……『#120』と打つ、そして)

    ダル「おっ、動いた動いた。で、こっから世紀の大実験って何するん?」

    400 = 375 :

    岡部「世紀の大実験、それは……」

    ダル「それは?」

    岡部「――過去にメールを送る実験だ!」

    ダル「……はあ?」

    岡部「信じられないのも無理はない。だが、事実だ……今からそれを見せてやろう」

    ダル「ん? バナナなんか出してどうすんの?」

    岡部「このバナナを、電話レンジの中に入れる」

    ダル「バナナを中に入れる……桐生氏桐生氏」

    岡部「控えろと言っているだろうが。そして電話レンジを使用するのだが……少し操作を変える」

    ダル「操作を変える?」

    岡部「普通なら『#120』と入力するのを、逆に『120#』とする」

    ダル「ふんふん、それでそれで?」

    岡部「見ていれば分かる。……電話レンジ、起動せよ!」


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