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元スレ恒一「ないちん○対策?」
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見崎「……どうして分かったの? 私の気付かないうちに口の中調べたりした?」
恒一「だからあくまで推測だって」
「この間見崎の家に遊びに行ったとき、お母さんが言ってたよね」
「『最近反抗期が収まったのかよく話すようになってくれて……』」
「それでその帰り道に見崎は『何を話せば良いのか分からない』って言ってたっけ」
見崎「……言ったかもしれない」
恒一「あと、そうそう、見崎の携帯電話ってメールが出来るんだよね」
「それはお母さんが見崎との繋がりが欲しくて買い与えてくれたもので合ってたかな?」
見崎「……うん、合ってる」
恒一「連絡を取り合うだけなら普通の携帯電話で充分なのに、どうしてわざわざ春先に出たばかりの最新機種を3年生にもなって買ってくれたんだろうね」
見崎「それは……」
恒一「絵が好きな理由は『言葉では表現できないことを伝えられるから』」
「そして人と関わりあうことを最近まで煩わしく感じていた」
見崎「……」
恒一「見崎、言いづらいけど多分キミは……キミの声は、本来失われてるモノなんだよきっと」
恒一「だからあくまで推測だって」
「この間見崎の家に遊びに行ったとき、お母さんが言ってたよね」
「『最近反抗期が収まったのかよく話すようになってくれて……』」
「それでその帰り道に見崎は『何を話せば良いのか分からない』って言ってたっけ」
見崎「……言ったかもしれない」
恒一「あと、そうそう、見崎の携帯電話ってメールが出来るんだよね」
「それはお母さんが見崎との繋がりが欲しくて買い与えてくれたもので合ってたかな?」
見崎「……うん、合ってる」
恒一「連絡を取り合うだけなら普通の携帯電話で充分なのに、どうしてわざわざ春先に出たばかりの最新機種を3年生にもなって買ってくれたんだろうね」
見崎「それは……」
恒一「絵が好きな理由は『言葉では表現できないことを伝えられるから』」
「そして人と関わりあうことを最近まで煩わしく感じていた」
見崎「……」
恒一「見崎、言いづらいけど多分キミは……キミの声は、本来失われてるモノなんだよきっと」
恒一「左目を失った理由は、悪性の腫瘍だったね」
「悪性腫瘍――つまりガンだ」
「見崎は先天的にガンを患い易い体質だったのかもしれない」
「……ガンの1つに喉頭ガンというのがあってね、処置が遅れてしまうと声帯を含めた大規模な切除が必要になってしまうらしいんだ」
「そして声帯を切除してしまうと、声は失われてしまう」
見崎「……」
恒一「きっとその手術で口蓋垂も同時に切除したんじゃないかな」
「そしてその失われたのど『ちんこ』に現象が目をつけた」
「現象によってのどちんこは失われる過程を改竄されて、原因となったガンも手術も後遺症もなかったことになった」
「そして……」
見崎「……そして災厄が始まった、か」
「皮肉なものね、私のせいで愛しい未咲が苦しい思いをしていたなんて」
「悪性腫瘍――つまりガンだ」
「見崎は先天的にガンを患い易い体質だったのかもしれない」
「……ガンの1つに喉頭ガンというのがあってね、処置が遅れてしまうと声帯を含めた大規模な切除が必要になってしまうらしいんだ」
「そして声帯を切除してしまうと、声は失われてしまう」
見崎「……」
恒一「きっとその手術で口蓋垂も同時に切除したんじゃないかな」
「そしてその失われたのど『ちんこ』に現象が目をつけた」
「現象によってのどちんこは失われる過程を改竄されて、原因となったガンも手術も後遺症もなかったことになった」
「そして……」
見崎「……そして災厄が始まった、か」
「皮肉なものね、私のせいで愛しい未咲が苦しい思いをしていたなんて」
恒一「あくまで当てずっぽうの推測だよ」
見崎「口蓋垂に死の色があることを確かめた今、推測じゃなくてもう確信だよ」
恒一「……見崎は」
見崎「……うん」
恒一「見崎は、どうしたい?」
見崎「……未咲を、助けたい」
恒一「たとえ声を失うことになっても?」
見崎「……」コクリ
恒一「それじゃあ、今度は僕が見崎を手伝う番だ」
見崎「手伝う?」
恒一「口の中をイかせるなんて、見崎はできる?」
見崎「……考えたこともなかった」
恒一「そうだろうね、はは」
見崎「口蓋垂に死の色があることを確かめた今、推測じゃなくてもう確信だよ」
恒一「……見崎は」
見崎「……うん」
恒一「見崎は、どうしたい?」
見崎「……未咲を、助けたい」
恒一「たとえ声を失うことになっても?」
見崎「……」コクリ
恒一「それじゃあ、今度は僕が見崎を手伝う番だ」
見崎「手伝う?」
恒一「口の中をイかせるなんて、見崎はできる?」
見崎「……考えたこともなかった」
恒一「そうだろうね、はは」
見崎「……笑いごとじゃない」ムッ
恒一「ごめんごめん」
「けど、1人だと難しくても2人でならできることがあるんじゃないかな?」
見崎「……?」
恒一「見崎が嫌じゃなかったら、目を閉じて上を向いてくれたら嬉しいな」
見崎「あ……」
恒一「やっぱり僕じゃ、嫌かな?」
見崎「……榊原くんのえっち」
恒一「う……そりゃ純粋に僕がしたいって気持ちもそりゃあるけどさ……見崎が嫌ならもちろん止めて他の手を考えるよ」
見崎「……ぃょ」
恒一「うん?」
見崎「……榊原くんなら、いいよ」プイッ
恒一「顔背けられたらできないってば」クス
恒一「ごめんごめん」
「けど、1人だと難しくても2人でならできることがあるんじゃないかな?」
見崎「……?」
恒一「見崎が嫌じゃなかったら、目を閉じて上を向いてくれたら嬉しいな」
見崎「あ……」
恒一「やっぱり僕じゃ、嫌かな?」
見崎「……榊原くんのえっち」
恒一「う……そりゃ純粋に僕がしたいって気持ちもそりゃあるけどさ……見崎が嫌ならもちろん止めて他の手を考えるよ」
見崎「……ぃょ」
恒一「うん?」
見崎「……榊原くんなら、いいよ」プイッ
恒一「顔背けられたらできないってば」クス
見崎「……」チラッ
恒一「そうそう、こっち見て」
見崎「……なんだかいつもと立場が逆」
恒一「ふふ、そうだね」
見崎「……あのね、榊原くん」
恒一「どうかした見崎?」
見崎「……声をまた失ってしまう前に、伝えたいことがあるの」
「いつか現象の影響で失われてしまう記憶だとしても、それでも伝えておきたい……」
恒一「……うん、聞かせてくれる?」
見崎「あのね、私、榊原くんのことが――
チュ
恒一「そうそう、こっち見て」
見崎「……なんだかいつもと立場が逆」
恒一「ふふ、そうだね」
見崎「……あのね、榊原くん」
恒一「どうかした見崎?」
見崎「……声をまた失ってしまう前に、伝えたいことがあるの」
「いつか現象の影響で失われてしまう記憶だとしても、それでも伝えておきたい……」
恒一「……うん、聞かせてくれる?」
見崎「あのね、私、榊原くんのことが――
チュ
~翌日、エントランス~
望月「うー……なんか昨日酷い夢を見た気がする」
勅使河原「望月もか……オレもなんだよな……」
風見「なんか2階から落ちたみたいな痛みが体の節々からするんだけど……」
辻井「なんで前島くんはヒョコヒョコ歩いてるの?」
前島「なんか朝起きたらお尻がすっごい痛くってさ……」
赤沢「昨日のこと良く覚えてないのよね、多佳子は?」
杉浦「ううん、なんか幸せなことがあったような気はするんだけど……」
怜子「はーい皆さん私語はほどほどにして整列してください」
「揃いましたか? ……では、夜見山神社への参拝に出発しましょう」
管理人「はいはい、みなさん行ってらっしゃい」ニコニコ
望月「うー……なんか昨日酷い夢を見た気がする」
勅使河原「望月もか……オレもなんだよな……」
風見「なんか2階から落ちたみたいな痛みが体の節々からするんだけど……」
辻井「なんで前島くんはヒョコヒョコ歩いてるの?」
前島「なんか朝起きたらお尻がすっごい痛くってさ……」
赤沢「昨日のこと良く覚えてないのよね、多佳子は?」
杉浦「ううん、なんか幸せなことがあったような気はするんだけど……」
怜子「はーい皆さん私語はほどほどにして整列してください」
「揃いましたか? ……では、夜見山神社への参拝に出発しましょう」
管理人「はいはい、みなさん行ってらっしゃい」ニコニコ
~夜見山道~
勅使河原「お、サカキいつの間にそんなに見崎と仲良くなったんだよ!」
恒一「そんなにって?」
勅使河原「しれっとした顔して手なんか繋ぎやがってこのこのー」グイグイ
恒一「はは、これは見崎の声代わりになれたらと思ってね」
「ほら山道では何があるかわからないからさ」
見崎「」ギュッ
猿田「てっしーは相変わらずデリカシーの欠けらもないぞな」
勅使河原「う、うっせー! 欠けらくらいはあるっつーの!」
怜子「こらそこ、列を乱さない!」
勅使河原「はーい……」ショボン
恒一「あはは」
見崎「」クス
勅使河原「お、サカキいつの間にそんなに見崎と仲良くなったんだよ!」
恒一「そんなにって?」
勅使河原「しれっとした顔して手なんか繋ぎやがってこのこのー」グイグイ
恒一「はは、これは見崎の声代わりになれたらと思ってね」
「ほら山道では何があるかわからないからさ」
見崎「」ギュッ
猿田「てっしーは相変わらずデリカシーの欠けらもないぞな」
勅使河原「う、うっせー! 欠けらくらいはあるっつーの!」
怜子「こらそこ、列を乱さない!」
勅使河原「はーい……」ショボン
恒一「あはは」
見崎「」クス
恒一「あのさ見崎」
見崎「?」
恒一「前にくれようとした携帯アドレス書いた紙、帰ったらやっぱりくれない?」
見崎「?」キョトン
恒一「せっかくだし僕も携帯買い換えようかなと思ってね、メールが出来る機種に」
見崎「!」
恒一「繋がるのは、嫌い?」
見崎「」フルフル ギュ…
恒一「そうだね、こうして繋がってみるのも悪くないよね」ギュッ
見崎「?」
恒一「前にくれようとした携帯アドレス書いた紙、帰ったらやっぱりくれない?」
見崎「?」キョトン
恒一「せっかくだし僕も携帯買い換えようかなと思ってね、メールが出来る機種に」
見崎「!」
恒一「繋がるのは、嫌い?」
見崎「」フルフル ギュ…
恒一「そうだね、こうして繋がってみるのも悪くないよね」ギュッ
見崎(あの双頭のドール気持ち、ちょっとだけ分かった気がする)
(繋がった手のあたたかさが心にまで伝わってくるような、そんな優しい気持ち)
(これが、この気持ちが――)クス
恒一「あれ? なんだか見崎機嫌良さそうだね、どうかした?」
見崎「」フルフル
(ないしょ)
(もう声には出せないこの気持ち)
(やっぱり昨日はああ言ったけど、現象になんて負けずに覚えていて欲しいな……)
(だいすきだよ)
END
(繋がった手のあたたかさが心にまで伝わってくるような、そんな優しい気持ち)
(これが、この気持ちが――)クス
恒一「あれ? なんだか見崎機嫌良さそうだね、どうかした?」
見崎「」フルフル
(ないしょ)
(もう声には出せないこの気持ち)
(やっぱり昨日はああ言ったけど、現象になんて負けずに覚えていて欲しいな……)
(だいすきだよ)
END
(・∀・)するってーと恒一君はないちんこイカせる為にディープ…フレンチ…
(・∀・)いや…無粋すぎるか…
(・∀・)いや…無粋すぎるか…
おいおいこれから僕が見崎の声になる いっしょうそばにいるっていうプロポーズは?
スレタイと前半からは想像出来ない程良い終わりだった
まさかそっちのちんことは……
乙
まさかそっちのちんことは……
乙
>>382
おいよせ風見がまた発狂するぞ
おいよせ風見がまた発狂するぞ
>>383
結局桜木さんはなんで…
結局桜木さんはなんで…
乙
笑いあり伏線ありでいいスレだった
またSS書いて下さいお願いいたします
笑いあり伏線ありでいいスレだった
またSS書いて下さいお願いいたします
>>390
あの手のタイプは実は体育教師とかとデキてたりする、という妄想
あの手のタイプは実は体育教師とかとデキてたりする、という妄想
ギャグで通すと思ったら、計算されたシナリオかつきれいな結末とは・・・・・・。
ホント乙です。
ホント乙です。
スレタイと前半でネタSSと見せかけといて実は純愛ミステリアとはやりおる
乙
乙
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