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元スレ春香「こんな奴らのために、もう誰かの涙はみたくない!」
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あー、キャラ切り替えが傍から見るとよくわかんなくなりそうだから切り替える時記号差し込むよー
読みにくくてごめんね。まだだらだら地の文入りのクウガパート続くよ!
読みにくくてごめんね。まだだらだら地の文入りのクウガパート続くよ!
※※※※※
目を覚ますと、一面真っ白な世界
どこだろう、ここ? 私は……と、そこで若干の息苦しさに気付く
あれ? これ真っ白な世界じゃなくて……タオルが顔に乗ってるだけ?
春香「あっ」
タオルをどかせば、ここはさっきまで私が着替えたりしていた楽屋
もとい、お仕事場の小さな事務所の一室だ
……つまり、あれは
春香「……夢、じゃないんだ」
私が、歌っている間に。私のファンの人が死んだ
私が歌っていたせいで、死んだ
私のせいで、死んだ
目を覚ますと、一面真っ白な世界
どこだろう、ここ? 私は……と、そこで若干の息苦しさに気付く
あれ? これ真っ白な世界じゃなくて……タオルが顔に乗ってるだけ?
春香「あっ」
タオルをどかせば、ここはさっきまで私が着替えたりしていた楽屋
もとい、お仕事場の小さな事務所の一室だ
……つまり、あれは
春香「……夢、じゃないんだ」
私が、歌っている間に。私のファンの人が死んだ
私が歌っていたせいで、死んだ
私のせいで、死んだ
春香「っぐ、おえぇっ……う、うぅ……」
私は、皆を笑顔にするアイドルになりたかったのに
私のせいで、人が死んだんだ。私が歌ったせいで
春香「ごめん、なさい……ごめんなさい……」
あの、私のファンの人だったものの目を思い出す
なにも映していない、からっぽの目
それが私を責めているような気がして、からっぽの胃がまだなにかを吐き出そうとする
春香「あっ……あぁっ……」
ガチャリ、とドアが開いた音がする
P「春香……目が、覚めたみたいだな」
春香「……プロ、デューサー、さん」
私は、皆を笑顔にするアイドルになりたかったのに
私のせいで、人が死んだんだ。私が歌ったせいで
春香「ごめん、なさい……ごめんなさい……」
あの、私のファンの人だったものの目を思い出す
なにも映していない、からっぽの目
それが私を責めているような気がして、からっぽの胃がまだなにかを吐き出そうとする
春香「あっ……あぁっ……」
ガチャリ、とドアが開いた音がする
P「春香……目が、覚めたみたいだな」
春香「……プロ、デューサー、さん」
一番顔が見たかった人。 一番顔も見たくなかった人
だって、プロデューサーさんがとってきてくれたお仕事で
プロデューサーさんがやめるようにいったのを無視したせいで
人が、死んでしまったんだ。私のせいで
P「春香……あのさ」
春香「プロデューサーさん……ごめんなさい……ごめんなさい……」
P「春香!」
プロデューサーさんの手が私の肩をつかむ
かなりの力強さに、思わず痛いと言ってしまった
P「すまん……だが、聞いてくれ春香。悪いのはお前じゃない」
春香「でも、私が歌ってたからみんなが……」
P「そうだ、避難を指示された段階で俺は無理にでも歌を打ち切らせるべきだったんだ」
春香「そんな、こと……」
P「ある。お客さんたちや、お前自身の安全まで考えるならそうするべきだったんだよ」
だって、プロデューサーさんがとってきてくれたお仕事で
プロデューサーさんがやめるようにいったのを無視したせいで
人が、死んでしまったんだ。私のせいで
P「春香……あのさ」
春香「プロデューサーさん……ごめんなさい……ごめんなさい……」
P「春香!」
プロデューサーさんの手が私の肩をつかむ
かなりの力強さに、思わず痛いと言ってしまった
P「すまん……だが、聞いてくれ春香。悪いのはお前じゃない」
春香「でも、私が歌ってたからみんなが……」
P「そうだ、避難を指示された段階で俺は無理にでも歌を打ち切らせるべきだったんだ」
春香「そんな、こと……」
P「ある。お客さんたちや、お前自身の安全まで考えるならそうするべきだったんだよ」
春香「でも、プロデューサーさんがやめろっていったのに」
P「違う。あの曲が終わったらハケろって言っただけなんだ。その場で歌うのをやめろとまで言えなかった俺の責任だ」
春香「そんなこと……」
ない
だって私が歌ったせいなんだから
お客さん達の前で歌っていたいって思ってしまったから
P「春香……大丈夫だ、大丈夫だから」
プロデューサーさんが頭をなでてくれている
あぁ、ダメだ……涙が、でてきちゃう
P「なぁ、春香……あと、警察の人から聞いたんだがな」
春香「……?」
どうしたんだろう、急に
プロデューサーさんはなにやら真剣なトーンで、重大な知らせでもあるかのように重々しく言った
P「違う。あの曲が終わったらハケろって言っただけなんだ。その場で歌うのをやめろとまで言えなかった俺の責任だ」
春香「そんなこと……」
ない
だって私が歌ったせいなんだから
お客さん達の前で歌っていたいって思ってしまったから
P「春香……大丈夫だ、大丈夫だから」
プロデューサーさんが頭をなでてくれている
あぁ、ダメだ……涙が、でてきちゃう
P「なぁ、春香……あと、警察の人から聞いたんだがな」
春香「……?」
どうしたんだろう、急に
プロデューサーさんはなにやら真剣なトーンで、重大な知らせでもあるかのように重々しく言った
P「最近、女子警官のスカートの長さが短くなってるらしいぞ」
春香「はい?」
急に何を言い出してるんだこの人は
今、すごく重要な話をすると思って身構えた私がバカみたいじゃないですか
思わず涙までひっこみました。呆れてものもいえません
P「……いや、だからな。まさか風紀を取り締まるべき立場がモラルが欠け始めているというかだな。うらやまけしからんというか」
春香「……プロデューサーさん?」
P「おう、どうした?」
プロデューサーさんがいたずらっぽく笑う
年上の男性に対していうのもなんだけど、無邪気な笑い方だと思う
この人なりに、私を励まそうと思ってくれた結果なんだろうけれど……はぁ。なんだかむなしくなってきた
春香「いえ、なんでもありません」
P「そうか? まぁその、なんだ? だからだな……」
春香「はい?」
急に何を言い出してるんだこの人は
今、すごく重要な話をすると思って身構えた私がバカみたいじゃないですか
思わず涙までひっこみました。呆れてものもいえません
P「……いや、だからな。まさか風紀を取り締まるべき立場がモラルが欠け始めているというかだな。うらやまけしからんというか」
春香「……プロデューサーさん?」
P「おう、どうした?」
プロデューサーさんがいたずらっぽく笑う
年上の男性に対していうのもなんだけど、無邪気な笑い方だと思う
この人なりに、私を励まそうと思ってくれた結果なんだろうけれど……はぁ。なんだかむなしくなってきた
春香「いえ、なんでもありません」
P「そうか? まぁその、なんだ? だからだな……」
春香「……え、その話続けるんですか?」
P「いやいや重要な話をしようと思ったんだよ、だからだな?」
そのあと、プロデューサーさんはヘタなたとえ話を混ぜつつ私を励ましてくれた
きっといい話として仕上げるつもりだっただろうになぜか政治の話に飛んだりしたけれど
それでも、懸命に応援してくれているのが伝わるその姿勢にいつの間にか涙と吐き気は止まっていた
P「だから、スカート丈がそのままその人ってわけじゃなくてだな……」
春香「あはは、プロデューサーさんさっきからおんなじ話がぐるぐる回ってるだけですよ?」
P「あれ? いや、だからその……元気出せ! な?」
おかげさまで元気は出ましたけれど
まったく、プロデューサーさんは変なところで口下手になったりするんだから
春香「……私のファンの人、お亡くなりになられたんですよね」
P「……あぁ。たった1人だけ、助からなかった」
人数の問題じゃない。亡くなってしまった人がいるのが問題なんだから
P「いやいや重要な話をしようと思ったんだよ、だからだな?」
そのあと、プロデューサーさんはヘタなたとえ話を混ぜつつ私を励ましてくれた
きっといい話として仕上げるつもりだっただろうになぜか政治の話に飛んだりしたけれど
それでも、懸命に応援してくれているのが伝わるその姿勢にいつの間にか涙と吐き気は止まっていた
P「だから、スカート丈がそのままその人ってわけじゃなくてだな……」
春香「あはは、プロデューサーさんさっきからおんなじ話がぐるぐる回ってるだけですよ?」
P「あれ? いや、だからその……元気出せ! な?」
おかげさまで元気は出ましたけれど
まったく、プロデューサーさんは変なところで口下手になったりするんだから
春香「……私のファンの人、お亡くなりになられたんですよね」
P「……あぁ。たった1人だけ、助からなかった」
人数の問題じゃない。亡くなってしまった人がいるのが問題なんだから
春香「……プロデューサーさん。その人のお葬式に私も参加することってできますか?」
P「……可能だろうな。だが」
わかっている。私のライブ中に死んでしまったのだ
私が責められるべきなんだ。これは自棄でいってるんじゃない
何かのせいにしなきゃ、きっと胸が痛いままだ
ライブへ送り出した親の人が、自分を責めるのだけは間違っている
春香「プロデューサーさんが悪いなら、私だって悪いです。だから」
P「……一番悪いのは、未確認だけどな」
それはそうだろうけれど、あれは人の言葉が通じないんだ
私たちにできるのは自衛ぐらいのもので……
春香「あっ」
そこで思いだした。四号は……日本語をしゃべっていたことを
P「……可能だろうな。だが」
わかっている。私のライブ中に死んでしまったのだ
私が責められるべきなんだ。これは自棄でいってるんじゃない
何かのせいにしなきゃ、きっと胸が痛いままだ
ライブへ送り出した親の人が、自分を責めるのだけは間違っている
春香「プロデューサーさんが悪いなら、私だって悪いです。だから」
P「……一番悪いのは、未確認だけどな」
それはそうだろうけれど、あれは人の言葉が通じないんだ
私たちにできるのは自衛ぐらいのもので……
春香「あっ」
そこで思いだした。四号は……日本語をしゃべっていたことを
P「どうした、春香?」
春香「いえ、その……プロデューサーさん。聞いても笑いませんか?」
P「あぁ、真剣な話なんだろう?」
荒唐無稽な考えだけれど
春香「未確認生命体四号って―――」
なぜか確信が持てた気がした
春香「いい人なんじゃないですかね?」
P「……は?」
プロデューサーさんが呆れたような顔をしている
要領を得ない、といった感じだ
春香「いえ、ですから」
P「いや、四号はいいやつかもなって俺もいっただろ? なにをいまさら」
春香「いえ、その……プロデューサーさん。聞いても笑いませんか?」
P「あぁ、真剣な話なんだろう?」
荒唐無稽な考えだけれど
春香「未確認生命体四号って―――」
なぜか確信が持てた気がした
春香「いい人なんじゃないですかね?」
P「……は?」
プロデューサーさんが呆れたような顔をしている
要領を得ない、といった感じだ
春香「いえ、ですから」
P「いや、四号はいいやつかもなって俺もいっただろ? なにをいまさら」
春香「そうじゃなくてですね? その……」
あぁもう、うまく言葉にできない
プロデューサーさんのことを笑えないよ、こんなの
日本語って難しい。うまく伝えるだけでも一苦労で……
春香「……日本語。そう、日本語! 四号はしゃべるんですよ、日本語を!」
P「……なんだと?」
プロデューサーさんも驚いている
それもそうだろう。未確認生命体が日本語をしゃべるなんて初耳だし……
現にあの12号は、意味不明な言葉をしゃべっていたし
春香「だから……ひょっとしたら四号って未確認じゃないのかも、って」
思い出すのは、真っ赤な身体とバイク
相対していた12号とはあまりに違う色合い。毒々しいまでの攻撃色
あれはひょっとしたらあれは未確認じゃなくもっと別の……
あぁもう、うまく言葉にできない
プロデューサーさんのことを笑えないよ、こんなの
日本語って難しい。うまく伝えるだけでも一苦労で……
春香「……日本語。そう、日本語! 四号はしゃべるんですよ、日本語を!」
P「……なんだと?」
プロデューサーさんも驚いている
それもそうだろう。未確認生命体が日本語をしゃべるなんて初耳だし……
現にあの12号は、意味不明な言葉をしゃべっていたし
春香「だから……ひょっとしたら四号って未確認じゃないのかも、って」
思い出すのは、真っ赤な身体とバイク
相対していた12号とはあまりに違う色合い。毒々しいまでの攻撃色
あれはひょっとしたらあれは未確認じゃなくもっと別の……
P「……じゃあ、なんだと思うんだ?」
そう、もっと別の……
春香「……人間、なのかもって思ったんです。だからいい人なのかもって」
四号と私たちの姿の違いは、四号と未確認のそれより大きい
それでも、あの振る舞いは。あの一言は
私の知る、頼れる大人の人間のそれに近かったから
P「……なるほどな」
プロデューサーさんは何か考えているようだったけれど
私はさらに考えを深めてみる
あの声に聞き覚えがある……気がする。それもつい最近のできごとで
そう、もっと別の……
春香「……人間、なのかもって思ったんです。だからいい人なのかもって」
四号と私たちの姿の違いは、四号と未確認のそれより大きい
それでも、あの振る舞いは。あの一言は
私の知る、頼れる大人の人間のそれに近かったから
P「……なるほどな」
プロデューサーさんは何か考えているようだったけれど
私はさらに考えを深めてみる
あの声に聞き覚えがある……気がする。それもつい最近のできごとで
>>88
きらりを見てると胸がハピハピしてくるんだ……これって恋だよな
きらりを見てると胸がハピハピしてくるんだ……これって恋だよな
誰だろう? 社長じゃない、プロデューサーさんでもない
そうなると他には……お仕事関係の知り合いの人も少ないから簡単に思いだせるのが少し悲しい
でもその中にも当てはまる人はいない
じゃあ、他に誰が――――
春香「あっ」
最近も最近、今日の今日
あったばかりの人の顔を思い出す
『2000の技を持つ男』五代雄介さん。あの人の声によく似ていたんだ
春香「……2000個技を覚えると変身できるようになるのかな?」
さすがにそれはないだろうけれど
でも、なんとなく納得できそうな気もしてきた
春香「……今度あったら問い詰めてみようかな?」
そうなると他には……お仕事関係の知り合いの人も少ないから簡単に思いだせるのが少し悲しい
でもその中にも当てはまる人はいない
じゃあ、他に誰が――――
春香「あっ」
最近も最近、今日の今日
あったばかりの人の顔を思い出す
『2000の技を持つ男』五代雄介さん。あの人の声によく似ていたんだ
春香「……2000個技を覚えると変身できるようになるのかな?」
さすがにそれはないだろうけれど
でも、なんとなく納得できそうな気もしてきた
春香「……今度あったら問い詰めてみようかな?」
P「……人間だったら、か」
まだブツブツ呟いているプロデューサーさんを軽くこづく
P「んあっ……どうした春香?」
春香「いいえ、なんでも? それよりプロデューサーさん!」
P「お、おう?」
春香「ツケにしてもらったんですから、払いにいかないといけませんよね?」
P「あっ……あー、五代さんか。ポレポレは個人的にもまたいきたい店だしな」
春香「そうそう、だから払いにいっちゃいましょうよ! それから」
そう、どうせなら確かめてみたい
違ったなら冗談で済ませればいいし、もし本当なら
春香「……それから」
P「……?」
本当なら、どうしよう?
まだブツブツ呟いているプロデューサーさんを軽くこづく
P「んあっ……どうした春香?」
春香「いいえ、なんでも? それよりプロデューサーさん!」
P「お、おう?」
春香「ツケにしてもらったんですから、払いにいかないといけませんよね?」
P「あっ……あー、五代さんか。ポレポレは個人的にもまたいきたい店だしな」
春香「そうそう、だから払いにいっちゃいましょうよ! それから」
そう、どうせなら確かめてみたい
違ったなら冗談で済ませればいいし、もし本当なら
春香「……それから」
P「……?」
本当なら、どうしよう?
P「どうした、春香?」
春香「あっ、いや別に……」
そうだ、五代さんがもし四号だったとして
それを問い詰めて白状したとして
私はそれを、どうしたいんだろう?
P「そうか……じゃあ払いにいってくるよ」
春香「えっ」
P「ん?」
春香「……私を置いてく気なんですか?」
P「いや、だって調子も悪いだろうしさ……」
……確かに体調は悪いですけど
今はそういうことじゃなくて……四号のこととか、気になることが多くて
このまま家に帰っても眠れない。死んだ人のあの目だって忘れてなんかない
春香「あっ、いや別に……」
そうだ、五代さんがもし四号だったとして
それを問い詰めて白状したとして
私はそれを、どうしたいんだろう?
P「そうか……じゃあ払いにいってくるよ」
春香「えっ」
P「ん?」
春香「……私を置いてく気なんですか?」
P「いや、だって調子も悪いだろうしさ……」
……確かに体調は悪いですけど
今はそういうことじゃなくて……四号のこととか、気になることが多くて
このまま家に帰っても眠れない。死んだ人のあの目だって忘れてなんかない
_
,'.{ il゙,
{ ヘ _,........_ /j }
{ ヘ´ ; ; ; _; ; ヽ_ノ/ /
ゝ ヽ_/ l.}; ;/´ ./
{ ゝ_ l `´ _,ッ-l
f; ;/: :ヽ. l ,r´: : }.j
__ ヘ {: : : :゙i .l /: : : : j/
{__; ; ; f`ヽ_ _ _ ___fヽ、__j l l: : : : :/
, ---ゝ ヽ、; ;`ヽ、ヽ、 ,>'´: : :`ヽfゝ'´ ヽヽヽ--、,.-ァヽ.{
ヽェァ; ; ; ; ヽ; ; ; ;ヽ、ヽ<゙i゙.---,_ / ヽ、: : : : : : ヽヽ ヽヽ <_,、_ノ/jヘヘ ヽ 、
ヽ---─'゙‐ ァ´¨` ヽ、 j l l jl ゙i´` ̄ ̄ ̄ヘ- 、_ヽ、: :ヽ、: : : : :.} : ヽ ヽゞ--ェ‐´ノ ノ .j、: : :ヽ
└- 、; ; ; ゙.j l l i j .}: : : : : : : : : l l; ; ; ; ; ; ; ヽ、: :` ̄´ jj: : : : ヽ 、_ .ヽ j / /ヘヘ: : :
`ヽ__jl l l l l j: : : : : : : : : :l l; ; ; ; ; ; ; ; ; ;`──´j: : : : /: : : ヽ 、}f ./ノ : :} ヘ: :
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春香「……確かに、調子は悪いですけど。今は一人になりたくないんです」
P「……そうか。そりゃそうだよな」
春香「ごめんなさい、プロデューサーさん……」
これは本心だ
今、一人にはなりたくない
P「いや、すまんな。また考えが足りなくてさ」
春香「いえ、平気です……それで、プロデューサーさん」
五代さんに聞きたいこともあるし、ついていかせてください
そう言おうと思った時、楽屋のドアが開いて
雄介「……あ、お邪魔しちゃいました?」
今まさに聞きたいことがあると名前を出そうとした人が顔を出した
P「……そうか。そりゃそうだよな」
春香「ごめんなさい、プロデューサーさん……」
これは本心だ
今、一人にはなりたくない
P「いや、すまんな。また考えが足りなくてさ」
春香「いえ、平気です……それで、プロデューサーさん」
五代さんに聞きたいこともあるし、ついていかせてください
そう言おうと思った時、楽屋のドアが開いて
雄介「……あ、お邪魔しちゃいました?」
今まさに聞きたいことがあると名前を出そうとした人が顔を出した
P「いや、大丈夫です……って五代さん!?」
雄介「そうですか? いやぁ、だって今まさに……」
春香「あのっ……ご、五代さん!」
雄介「ん、どうしたの?」
春香「その……な、なんでここに?」
P「あっ……ま、まさかツケは10秒ごとに利息がつくシステムだったとか!」
雄介「そうそう、なのでお支払いを……じゃあないんですけれどね。 少し気になって」
春香「気になること、ですか?」
雄介「うん……あのさ」
春香「……はい」
雄介「そうですか? いやぁ、だって今まさに……」
春香「あのっ……ご、五代さん!」
雄介「ん、どうしたの?」
春香「その……な、なんでここに?」
P「あっ……ま、まさかツケは10秒ごとに利息がつくシステムだったとか!」
雄介「そうそう、なのでお支払いを……じゃあないんですけれどね。 少し気になって」
春香「気になること、ですか?」
雄介「うん……あのさ」
春香「……はい」
雄介「……大丈夫?」
春香「……大丈夫って、なにがですか?」
雄介「うーん、いや……」
春香「未確認の、ことですか?」
雄介「……まぁ、そうかな。ごめんね? 藪から棒で」
春香「気にしないでください……一応、大丈夫ですから」
雄介「そっか。……ならいいんだけれどさ」
春香「うちには一応、頼りにならないプロデューサーさんがいますから」
P「おい春香、さすがにひどくないか……?」
雄介「あはは、信頼されてるってことじゃないですか? プロデューサーさん」
P「いやいや、そうは言っても……」
春香「……大丈夫って、なにがですか?」
雄介「うーん、いや……」
春香「未確認の、ことですか?」
雄介「……まぁ、そうかな。ごめんね? 藪から棒で」
春香「気にしないでください……一応、大丈夫ですから」
雄介「そっか。……ならいいんだけれどさ」
春香「うちには一応、頼りにならないプロデューサーさんがいますから」
P「おい春香、さすがにひどくないか……?」
雄介「あはは、信頼されてるってことじゃないですか? プロデューサーさん」
P「いやいや、そうは言っても……」
春香「……それで、なんでこんなところへ?」
雄介「いや、だからちょっと気になってさ」
春香「なにが、気になったんですか?」
雄介「……うん?」
春香「……ごめんなさい。気にかけてもらっておいてこんな言い方で」
雄介「そんな、別に気にしないでよ? 俺もいきなり押し掛けて変なこと聞いたんだしさ」
春香「でも、なんで……私たちがここにいるって、事件に巻き込まれたって思ったんですか?」
雄介「それは……うーん」
春香「……ひょっとして、なんですけれど。すごくくだらない冗談だと思って貰ってもいいんですが」
雄介「どうしたの?」
雄介「いや、だからちょっと気になってさ」
春香「なにが、気になったんですか?」
雄介「……うん?」
春香「……ごめんなさい。気にかけてもらっておいてこんな言い方で」
雄介「そんな、別に気にしないでよ? 俺もいきなり押し掛けて変なこと聞いたんだしさ」
春香「でも、なんで……私たちがここにいるって、事件に巻き込まれたって思ったんですか?」
雄介「それは……うーん」
春香「……ひょっとして、なんですけれど。すごくくだらない冗談だと思って貰ってもいいんですが」
雄介「どうしたの?」
春香「……五代さんは、四号が人間だとしたらどうしますか?」
雄介「……どうしてそんなことを?」
春香「いえ、なんとなく……四号って実は人間で私たちを守ってくれてるのかもって思う出来事があって」
雄介「そっか。俺は……うーん、わかんないかな」
春香「わかんない?」
雄介「うん、だって俺がクウガだし」
春香「クウガ……?」
雄介「……四号って、呼ばれてるけど。あの戦う姿の名前」
春香「……!」
雄介「……どうしてそんなことを?」
春香「いえ、なんとなく……四号って実は人間で私たちを守ってくれてるのかもって思う出来事があって」
雄介「そっか。俺は……うーん、わかんないかな」
春香「わかんない?」
雄介「うん、だって俺がクウガだし」
春香「クウガ……?」
雄介「……四号って、呼ばれてるけど。あの戦う姿の名前」
春香「……!」
春香「……じゃあ、やっぱり」
雄介「うん、あの時は……間に合わなくてごめん」
春香「間に合わなかったなんて、そんな……」
雄介「一人、助けられなかった」
春香「……」
雄介「もっと早くつけていたら、ライブが中止になることもなかったかもしれない」
春香「そんなこと……」
雄介「……ある、かもよ? だからさ」
春香「ご、五代さんは私を助けてくれたじゃないですか!」
雄介「ギリギリだったけどね。どうにか間に合ってよかった」
春香「そしたら……五代さんが来てくれなかったら、私も死んじゃってたかもしれないんですし」
雄介「うん、本当に危ないところだったよね……ごめん」
春香「なんで謝るんですか……聞きたいことがあったのに。これじゃ聞けませんよ……」
雄介「うん、あの時は……間に合わなくてごめん」
春香「間に合わなかったなんて、そんな……」
雄介「一人、助けられなかった」
春香「……」
雄介「もっと早くつけていたら、ライブが中止になることもなかったかもしれない」
春香「そんなこと……」
雄介「……ある、かもよ? だからさ」
春香「ご、五代さんは私を助けてくれたじゃないですか!」
雄介「ギリギリだったけどね。どうにか間に合ってよかった」
春香「そしたら……五代さんが来てくれなかったら、私も死んじゃってたかもしれないんですし」
雄介「うん、本当に危ないところだったよね……ごめん」
春香「なんで謝るんですか……聞きたいことがあったのに。これじゃ聞けませんよ……」
雄介「聞きたいことって?」
春香「なんで、変身できるんですかとか……どうして戦えるんですかとか」
雄介「なんでって言われると……ベルトを自分の意思で身に付けたから、かな?」
春香「ベルト……?」
雄介「うん、霊石が埋め込まれてて……古代文字でいろいろ書かれてるんだけど俺の友達の桜子さんって人が解読してくれてる」
春香「……つけてるように見えないんですけれど、どこに?」
雄介「……ここ、かな?」トントン
春香「お腹……の、中?」
雄介「うん、正解。身体の中に入っちゃったんだ」
春香「なんで……そんな」
雄介「最初は……目の前で、怪物に人が襲われてて無我夢中で」
春香「なんで、変身できるんですかとか……どうして戦えるんですかとか」
雄介「なんでって言われると……ベルトを自分の意思で身に付けたから、かな?」
春香「ベルト……?」
雄介「うん、霊石が埋め込まれてて……古代文字でいろいろ書かれてるんだけど俺の友達の桜子さんって人が解読してくれてる」
春香「……つけてるように見えないんですけれど、どこに?」
雄介「……ここ、かな?」トントン
春香「お腹……の、中?」
雄介「うん、正解。身体の中に入っちゃったんだ」
春香「なんで……そんな」
雄介「最初は……目の前で、怪物に人が襲われてて無我夢中で」
春香「そんなの……」
雄介「本当にがむしゃらでさ、どうにか追い払ったんだけれど……その時は俺、白かったんだ」
春香「白……? 四号、じゃなくて……クウガ? は赤い色なんじゃ……」
雄介「呼びやすいほうでいいよ? そう、俺も赤が本当の色だと思ったんだけどどうして白いのかわからなかった」
春香「……なんでだったんですか?」
雄介「……覚悟が、足りなかったんだと思う。ただ追い払いたいって思って戦ったから」
春香「追い払いたいって……」
雄介「うん、甘いよね? そのあと……その襲撃でなくなった人のお葬式で泣いてる子がいたんだ」
春香「……お葬式」
雄介「それでさ……思ったんだよ。あいつらを放っておいたらもっと泣くことになる人が増えちゃうかもって」
春香「……」
雄介「もう、あんな理不尽に泣くことになる人はみたくないって……思って」
雄介「本当にがむしゃらでさ、どうにか追い払ったんだけれど……その時は俺、白かったんだ」
春香「白……? 四号、じゃなくて……クウガ? は赤い色なんじゃ……」
雄介「呼びやすいほうでいいよ? そう、俺も赤が本当の色だと思ったんだけどどうして白いのかわからなかった」
春香「……なんでだったんですか?」
雄介「……覚悟が、足りなかったんだと思う。ただ追い払いたいって思って戦ったから」
春香「追い払いたいって……」
雄介「うん、甘いよね? そのあと……その襲撃でなくなった人のお葬式で泣いてる子がいたんだ」
春香「……お葬式」
雄介「それでさ……思ったんだよ。あいつらを放っておいたらもっと泣くことになる人が増えちゃうかもって」
春香「……」
雄介「もう、あんな理不尽に泣くことになる人はみたくないって……思って」
雄介「それから、俺は赤になれるようになって……少しでも、泣く人が減らせたらって思って戦ってる」
春香「……すごいんですね」
雄介「ううん。全然……間にあわないことも多いし、俺一人じゃどこに未確認がいるかもわかんないし」
春香「それでも、すごいです」
雄介「いや、春香ちゃんこそすごいよ」
春香「私なんて、そんな」
雄介「……だって、人のために泣けるんだから」
春香「え? あれ……私」ツゥ…
雄介「誰かのために、泣けるってすごいことだと思うんだ。ありがとう」
春香「いえ、そのっ……これは……」グスッ
春香「……すごいんですね」
雄介「ううん。全然……間にあわないことも多いし、俺一人じゃどこに未確認がいるかもわかんないし」
春香「それでも、すごいです」
雄介「いや、春香ちゃんこそすごいよ」
春香「私なんて、そんな」
雄介「……だって、人のために泣けるんだから」
春香「え? あれ……私」ツゥ…
雄介「誰かのために、泣けるってすごいことだと思うんだ。ありがとう」
春香「いえ、そのっ……これは……」グスッ
雄介「余計な心配だったみたいだね……悩みを聞いてくれる人も身近にいるみたいだし」
春香「あっ……プロデューサー、さん」
P「……いやいや、黙って聞いてましたけれど。これ結構秘密にしとかないといけない内容なんじゃないんですか?」
雄介「いえ、俺は別に気にしてないですし大丈夫ですよ?」
P「気にしてないっていっても……もし俺がマスコミにリークでもしたらどうするんですか」
雄介「……プロデューサーさんは、しませんよ」
P「……やれやれ、そんなに信頼されたらできなくなるじゃないですか」
雄介「あはは、ありがとうございます」
P「……五代さんこそ。改めてありがとうございました」
雄介「なにがです?」
P「うちの春香を、助けてくれて。本当に……どうお礼を言えばいいのかわからないぐらいで」
雄介「ちょ、ちょっと? そんな大げさな……」
春香「あっ……プロデューサー、さん」
P「……いやいや、黙って聞いてましたけれど。これ結構秘密にしとかないといけない内容なんじゃないんですか?」
雄介「いえ、俺は別に気にしてないですし大丈夫ですよ?」
P「気にしてないっていっても……もし俺がマスコミにリークでもしたらどうするんですか」
雄介「……プロデューサーさんは、しませんよ」
P「……やれやれ、そんなに信頼されたらできなくなるじゃないですか」
雄介「あはは、ありがとうございます」
P「……五代さんこそ。改めてありがとうございました」
雄介「なにがです?」
P「うちの春香を、助けてくれて。本当に……どうお礼を言えばいいのかわからないぐらいで」
雄介「ちょ、ちょっと? そんな大げさな……」
P「大げさなんかじゃないです。他人を身体をはって助けるなんて普通できやしません」
雄介「いやいや、夢中でやってるだけで……」
P「あなたの、四号の、クウガのおかげで助かってる人は多いんですから。その人たちの分までお礼を言わせてください」
春香「……私も、改めてお礼を言わせてください。本当にありがとうございました」
P「……ありがとうございます」
雄介「……いえ。こちらこそ」
P「また、カレー食べにいきますね?」
雄介「楽しみに待ってます。おやっさんのサンドイッチもうまいんですよ?」
P「へぇ……楽しみが増えました」
雄介「シャレは寒いんですけどね、腕は確かですから!」
P「寒いシャレかぁ……それはちょっとなぁ」
春香「プロデューサーさんもしょっちゅう言ってるから大丈夫じゃないですか?」
P「春香お前っ……!」
雄介「あはは……じゃあ俺はこの辺で」
春香「あっ……本当に、ありがとうございました! またいきますから!」
雄介「いやいや、夢中でやってるだけで……」
P「あなたの、四号の、クウガのおかげで助かってる人は多いんですから。その人たちの分までお礼を言わせてください」
春香「……私も、改めてお礼を言わせてください。本当にありがとうございました」
P「……ありがとうございます」
雄介「……いえ。こちらこそ」
P「また、カレー食べにいきますね?」
雄介「楽しみに待ってます。おやっさんのサンドイッチもうまいんですよ?」
P「へぇ……楽しみが増えました」
雄介「シャレは寒いんですけどね、腕は確かですから!」
P「寒いシャレかぁ……それはちょっとなぁ」
春香「プロデューサーさんもしょっちゅう言ってるから大丈夫じゃないですか?」
P「春香お前っ……!」
雄介「あはは……じゃあ俺はこの辺で」
春香「あっ……本当に、ありがとうございました! またいきますから!」
春香「……すごいなぁ」
P「あぁ。誰かの涙がみたくない……か」
春香「私だったら、投げだしちゃいそうですよ……」
P「俺だって無理さ……すごいな、五代さん」
春香「はい……」
P「……でもさ、俺達にもできることがあるんじゃないか?」
春香「できること……?」
P「あぁ、せめて今泣く人の気を紛らわせてあげるとかさ」
春香「そう、ですよね……泣いてる人……」
P「春香は、アイドルだろ? 人が笑顔になれるような……そんなアイドルになれればさ」
春香「……誰も泣かないっていうのは無理ですかね?」
P「たぶん、無理だろうけどさ。それが理想だよなぁ」
春香「無理でも、理想でも……せめて……私のライブではみんな笑顔でいられるように。がんばります」
P「……あぁ、改めてがんばろう」
P「あぁ。誰かの涙がみたくない……か」
春香「私だったら、投げだしちゃいそうですよ……」
P「俺だって無理さ……すごいな、五代さん」
春香「はい……」
P「……でもさ、俺達にもできることがあるんじゃないか?」
春香「できること……?」
P「あぁ、せめて今泣く人の気を紛らわせてあげるとかさ」
春香「そう、ですよね……泣いてる人……」
P「春香は、アイドルだろ? 人が笑顔になれるような……そんなアイドルになれればさ」
春香「……誰も泣かないっていうのは無理ですかね?」
P「たぶん、無理だろうけどさ。それが理想だよなぁ」
春香「無理でも、理想でも……せめて……私のライブではみんな笑顔でいられるように。がんばります」
P「……あぁ、改めてがんばろう」
春香「あと……私のライブで亡くなった人のお葬式、やっぱり参加させてください」
P「……わかった」
春香「ありがとうございます……その」
P「あぁ。遺族の方へはきちんと説明させてもらう」
春香「……私が歌うのをやめなかったから、避難が遅れたって」
P「いや、俺が曲を止めなかったからってだ。そこは譲らん」
春香「で、でもやっぱりあの時私が」
P「春香」ムニッ
春香「ひゃいっ……はにゃひてふははい、フロリューサーひゃん」
P「……お前だけが責任をしょい込むのも違うだろ?」パッ
春香「いてて……でもプロデューサーさん。それだとプロデューサーさんだけが悪いみたいじゃないですか」
P「一番悪いのは未確認だ。でもな……理解できるのと納得できるのは違う。身近にあたる相手は必要だよ」
P「……わかった」
春香「ありがとうございます……その」
P「あぁ。遺族の方へはきちんと説明させてもらう」
春香「……私が歌うのをやめなかったから、避難が遅れたって」
P「いや、俺が曲を止めなかったからってだ。そこは譲らん」
春香「で、でもやっぱりあの時私が」
P「春香」ムニッ
春香「ひゃいっ……はにゃひてふははい、フロリューサーひゃん」
P「……お前だけが責任をしょい込むのも違うだろ?」パッ
春香「いてて……でもプロデューサーさん。それだとプロデューサーさんだけが悪いみたいじゃないですか」
P「一番悪いのは未確認だ。でもな……理解できるのと納得できるのは違う。身近にあたる相手は必要だよ」
春香「だったら、私が」
P「春香も被害者だ。無能なスタッフのな」
春香「そんなこと……」
P「大丈夫だって、たぶん……辞めはしない、と思う……気がするから」
春香「全然大丈夫じゃないじゃないですか……」
P「でもな。いざって時は腹を切る覚悟ぐらいないとだな……」
春香「いつの時代ですかそれ」
P「まぁ、謝罪は基本だろうよ……亡くなったのは若い子だったんだ。親御さんだって理不尽さに怒ってるだろ」
春香「理不尽さ……ですか」
P「あぁ、未確認は……理不尽で。俺たちは戦えないんだからな」
春香「……五代さんは、すごいですね」
P「……あぁ、本当にな」
P「春香も被害者だ。無能なスタッフのな」
春香「そんなこと……」
P「大丈夫だって、たぶん……辞めはしない、と思う……気がするから」
春香「全然大丈夫じゃないじゃないですか……」
P「でもな。いざって時は腹を切る覚悟ぐらいないとだな……」
春香「いつの時代ですかそれ」
P「まぁ、謝罪は基本だろうよ……亡くなったのは若い子だったんだ。親御さんだって理不尽さに怒ってるだろ」
春香「理不尽さ……ですか」
P「あぁ、未確認は……理不尽で。俺たちは戦えないんだからな」
春香「……五代さんは、すごいですね」
P「……あぁ、本当にな」
※※※※※
春香「……」
P「……どうした?」
春香「いえ。泣いてたんです」
P「……あぁ」
春香「私を責めるわけじゃなく、ただ静かに……」
P「俺の時も、そうだったよ。ただ淡々と説明を受けて……さ」
春香「……理不尽、ですよね」
P「……あぁ」
春香「まだ、12号は逃げてるんでしたよね」
P「もう、何日もたってるのにな……五代さんも焦ってるみたいだった」
春香「……できることって何かないんでしょうか」
P「俺たちには知れることすらたかが知れてるからな……残念だけどさ」
春香「……」
春香「……」
P「……どうした?」
春香「いえ。泣いてたんです」
P「……あぁ」
春香「私を責めるわけじゃなく、ただ静かに……」
P「俺の時も、そうだったよ。ただ淡々と説明を受けて……さ」
春香「……理不尽、ですよね」
P「……あぁ」
春香「まだ、12号は逃げてるんでしたよね」
P「もう、何日もたってるのにな……五代さんも焦ってるみたいだった」
春香「……できることって何かないんでしょうか」
P「俺たちには知れることすらたかが知れてるからな……残念だけどさ」
春香「……」
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