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    元スレ番長「クリムゾンの迷宮?」

    SS覧 / PC版 /
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    901 = 865 :

    902 :

    なるほど

    903 = 854 :

    >どうした?

    直斗「分かったんですよ、拠点の場所が」

    雪子「本当!?」

    直斗「ええ。ヒントは最初からあったんです」

    >どういうことだ?

    直斗「ルールの内のひとつ。高いところに登ってはいけない。これがヒントだったんです」

    直斗「最初は、なぜなのかわかりませんでした」

    直斗「これを中継するカメラでもあるのかと思ったんですが……よく考えたらマヨナカテレビです。勝手に中継される。
       だから隠したかったのはもっと別のことだったんです」

    >そういうことか!

    直斗「そう、拠点は岩山か崖の上にあったんですよ。
       ただ、下から見ても分からないような位置にある」

    直斗「それを見つかるのを恐れた主催者は、過剰ともいえるペナルティを課した」

    りせ「そんなことのためにおばあちゃんは殺されたの……?」

    直斗「……」

    >直斗続けてくれ。

    906 = 854 :

    直斗「盗聴器の時点で気づくべきでした。
       これだけ岩山や高所が多いところで電波を飛ばすには、
       主幹となる塔はそれより高いところになければならない」

    直斗「だけど見渡す限りそんな高い棟は存在していない。だからこその高所拠点なんです」

    陽介「だけどよ、登ったらペナルティが」

    直斗「もうダメですよ。僕たちは気づいてしまった。主催者は問答無用で殺しにかかってくるはずです。
       もしくはそれ相応のペナルティを起こすはずです」

    雪子「どどど、どうしよう!」

    >ならば、こちらから攻めるしかない。

    千枝「……うん。そうだね」

    陽介「そうか、そうだよな」

    りせ「行こう、決着をつけるために」

    直斗「ええ。片腕でどこまで登れるかわかりませんが……」

    >菜々子もいる。まずは自分と陽介で登ってみてこよう。

    陽介「ああ。行くぜ相棒」

    907 = 865 :

    うう眠らなければならない時間だorz

    909 = 852 :

    犯人はミツオ

    910 = 854 :

    ……


    >見つけた……! 明らかに大きな建物がある。

    陽介「あそこにいるのか……この元凶が」

    >場所も近い。

    ……


    >見つけたことを伝えた。

    陽介「あそこに行けばすべてが終わる」

    千枝「行こう」

    雪子「うん」

    りせ「決着をつけよう」

    直斗「このゲームを終わらせるために」

    >行こう。

    911 = 854 :

    ……


    ――建物内部。

    千枝「なにこれ……? お城?」

    雪子「どこかで……見たことがあるような」

    直斗「……? 僕はないのですが……」

    >みんな、武器を構えておいてくれ。

    陽介「ああ……」

    ??「パチパチパチパチ……おめでとう、君たちは真の勇者だ」

    >誰だ!

    ??「忘れちゃったのか? オレだよ」

    912 :

    オレだよ!オレ!!

    913 = 854 :

    陽介「お前は……!」

    ミツオ「久しぶり、なのかな?」

    >お前は、警察にいるはずじゃ……!

    ミツオ「ああ、そのことか。逃がしてくれたんだよ、親切な人が」

    >親切な人……?

    りせ「アンタ、なにしたかわかってるの!?」

    ミツオ「当然じゃないか。オレは力を手に入れたんだ。
        力があるものが力を使って何が悪い?」

    りせ「こ、コイツ……!!」

    ミツオ「どうだったかな、真・ボイドクエストは?
        楽しんでもらえた自信はあるんだけど。
       圧倒的リアリティ! 圧倒的臨場感! リセットすら効かない死と隣り合わせの真のゲームを!」

    ミツオ「……本当はお前らのほとんどがグールに喰われる予定だったんだけど。そこは計算外だった」

    >コイツ……!

    ミツオ「ここまで来た勇者御一行に敬意を表して、褒美になんでもこたえてやるぜ?」

    914 = 854 :

    >>909
    まあ、わかるよねー

    915 :

    リセットはだいぶ効いてたけどな

    916 :

    このスレ明日の朝まで残ってるかな?
    もう睡魔が限界なんだが

    917 = 854 :

    >何でこんなことをした。

    ミツオ「力を試したくなったのさ」

    千枝「そ、そんな理由で!!」

    ミツオ「お前らを選んだのは、俺を馬鹿にしたからだ。
        あのとき……テレビから連れ出した時……見下しやがって……!!」

    ミツオ「だから力を手に入れたときに決めたのさ。まずお前らで試してやろうってな!」

    ミツオ「お前らはムカつく奴らだったからな……ハハッ」

    ミツオ「オレはこの場所で、力を得た。自在にダンジョンを作り、キャラクターを作れる力を!」

    千枝「ペルソナが出せないのも……」

    ミツオ「もちろん俺がそうした。勇者御一行は自分の力でここまで来ないと意味がないからな。
        惜しげもなく見せてくれてありがとうな、ハハハハッ!!!」

    雪子「くっ……!!」

    ミツオ「お前らの醜態とみっともなく喰われる姿をを町中に、見られていると思うとすげー笑えたぜ! ハハハハハッッ!!」

    >俺たちを選んだ理由は分かった。だがどうして叔父さんと生田目と直斗を選んだ! 関係ないはずだろう!?

    ミツオ「警察のヤローはオレの胸ぐらをつかんで恫喝した。だからいれた。生田目のヤツは何となくムカつくから。もう一人の探偵坊やはお前らの仲間だからさ」

    >そんな理由で……!!

    918 = 854 :

    直斗「……このゲームにした理由は?」

    ミツオ「対した理由はない。この本を読んで気に入ったからさ。
        特に、参加者同士で殺し合うってところがな。あとグールの登場も心が惹かれた」

    >クリムゾンの迷宮?

    ミツオ「名作だぜ? 読んでみろよ。無教養のバカには面白さが分かんないと思うがな」

    直斗「……僕を、第4CPまで運んだのは君か?」

    ミツオ「正確には俺の作ったキャラだ」

    直斗「どうしてそんなことをした。そのまま放っておけば死んだだろう」

    ミツオ「野垂れ死にじゃぁ、面白くないんだよ。グールに喰われて死ぬことにこのゲームの意義がある!
        それに、お前みたいな足手まといがいれば、お得意のくっせぇ仲間意識で互いを守りあって死んでくれると思ったんだがな。
        計算違いだった」

    陽介「どうやって、俺たちをここにいれた」

    ミツオ「普通に後ろから襲ったり? あと俺を逃がしてくれた親切な人も手伝ってくれたおかげかな。
        あの人のおかげで、ここまでスムーズにゲームを開始できた」

    >親切な人とは誰だ。

    ミツオ「おっと、それだけは答えられない。その人との約束だからな」

    919 :

    ハハッ

    920 = 854 :

    ミツオ「だが、まあ……餌の調達もあの人のおかげで簡単にできた。
        素晴らしい人だよ、あの人は」

    りせ「そんなことで、おばあちゃんを……!」

    ミツオ「おいおい、それは逆恨みってもんだぜ? 俺は警告してやったんだ。
        それなのにルールを破るお前が悪いんだよ! アッハッハハハハ!!!」

    >菜々子をここにいれたのもお前か。

    ミツオ「ああ、もちろん。あの糞刑事の娘だと知って、入れてやった。
        ……まあ、これもあの人のおかげだな」

    ミツオ「お礼にこのゲームにいいポジションで出演してもらった。やっぱりあの人は最高だ!」

    ミツオ「ま、納得いかないのはお前らがこの人数でここに来たことだ」

    ミツオ「本当はほとんどのやつがグールに喰われて、それでグールを倒した最後の1人がここにくる予定だったんだけどな」

    ミツオ「勇者は孤独だから勇者なのにさ……」

    ミツオ「そして、最後にオレがその最後の1人を殺す! そしてハッピーエンドだ!」

    >ふざけるなよ……!



    921 = 854 :

    >お前さえいなければ……! 
    >堂島さんも死ぬ必要なんてなかった! 直斗も腕を失う必要だってなかった! 
    >りせのマネージャーもお婆さんも! 生田目だって、完二だって、グールになんてならなかった!!

    ミツオ「おいおい。ひとつ勘違いしてるぜ? オレは完二ってやつをこのゲームには参加させてねぇよ」

    陽介「どういうことだ!?」

    ミツオ「ヤツは参加してない。いや、参加できなかったんだよ」

    ミツオ「オレがコイツで真っ先に殺したからなぁ!!」

    ドォンッ!!

    >ぐあぁぁあぁあぁああぁぁっっ!!

    千枝「番長くん!!!!」

    >り、リボルバーの拳銃……?

    ミツオ「脚に命中か……なかなか難しいな。残り4発……」

    ミツオ「オレを逃がしてくれた人からの贈り物さ。あのとき胸ぐらをつかんできやがったアイツは真っ先に消してやった。
        ヒァハハハハハハハッ!!」

    ミツオ「だから、あの場にいたヤツは俺の作ったキャラさ! よくできていただろ?」

    >ぐっ……!!

    922 :

    しえん

    923 :

    ミツオ外道過ぎやでぇ

    924 :

    足立って堂島親子の事は悪く思って無い素振りなんだけどな

    925 :

    クライマックスぅぅ!

    だよな…?

    926 = 854 :

    ミツオ「もともとあいつは、万が一誰もグールにならなかったときの予備とゲームマスターをやらせるつもりだった。
        だけど、切れ者の探偵坊やがいてくれたおかげで、俺が作ったキャラだと気取られることなく潜り込ませることができた」

    ミツオ「ククク……感謝するよ」

    直斗「くそっ……」

    ミツオ「もうお喋りは終わりかな?」

    ミツオ「じゃあ、死ね」

    ヒュン――ビシィッ!!

    ミツオ「がぁっ!!」

    陽介「てめぇの作った武器でやられてりゃ世話ねぇわな」

    ミツオ「消してやる……そんな武器、消してやる!!」

    ミツオ「ペルソナ!!」

    陽介「!!」

    千枝「う……そ……」

    りせ「なんでアンタが……ペルソナを……」

    直斗「……!!」

    ミツオ「言っただろう? 俺は力を手に入れたって……この世界からヤツらの持っている武器を消せ!!」

    927 = 854 :

    陽介「武器が……消えていく……!」

    ミツオ「これが俺のペルソナの力さ。戦闘力はないが……」

    >だけどこれで勝ち目がなくなった……

    ミツオ「これで、心置きなく打ち殺すことができる」

    ガチッ――

    >撃鉄が引かれた……終わりだ。

    ミツオ「じゃあな」

    奈々子「だめぇっ!!」

    ――ズガァン!!

    928 = 887 :

    ななこおおおおお

    929 = 854 :

    ミツオ「うぐっ!」

    >外れた……?

    ミツオ「このクソガキがぁっ!!」

    奈々子「ひっ!」

    >菜々子!

    陽介「行くぞ、天城、里中!」

    陽介「おぉおおぉおおぉおおぉおッ!!」

    雪子「はぁあああぁあぁぁぁあッ!!」

    ミツオ「ひっ、く、来るなお前ら!!」

    ガチッ――

    千枝「はぁああぁぁぁぁああぁあッ!!」

    ミツオ「ぐあっ!」

    バシンッ!! カラカラカラカラ――

    ミツオ「ぐっ……じゅ、銃が! 銃がない!」

    >……! 銃がこちらに転がってきた……。

    930 = 854 :

    このスピードでサルった

    931 = 854 :

    >残りは3発……。
    >撃鉄を引いた…。

    チキッ――。

    ミツオ「ひぃっ!! じょ、冗談だよな? う、撃たないよな?」

    >身勝手過ぎる言い分だ…。
    >引き鉄に指を掛ける。

    陽介「相棒、好きにしていいと思うぜ」

    雪子「……うん」

    りせ「先輩……」

    直斗「……最後の判断は任せます」

    千枝「番長くん……」

    >俺は……!!
    ①撃つ
    ②それでも撃たない
    >>932

    934 :

    ここは敢えて撃ちたかった

    935 = 925 :

    >>934
    菜々子の前でそんな…

    936 = 854 :

    >……警察にいこう。

    陽介「いいのか?」

    >ああ……ここには奈々子もいるから。

    奈々子「お兄ちゃん……?」

    >いいんだ。奈々子は気にしなくていいんだよ。

    奈々子「うん……」

    陽介「オラ、立てっ」

    ミツオ「いた、痛い! 痛い!!」

    陽介「出口はどこだ」

    ミツオ「それは……」

    陽介「相棒が撃たないなら、俺が撃ってもいいんだぞ」

    ミツオ「ひぃいいぃいぃっ!! あ、あっちです」

    陽介「次に、何か言いよどんだら遠慮なく腕を折る」

    ミツオ「は、はいい!!」

    >これで、ようやく、戻ることができる……。

    937 = 854 :

    チュンチュンチュン―――。

    >どうやらこちらは朝方のようだ。

    陽介「戻ってきたんだよな……」

    雪子「うん、うん……!」

    りせ「やっと、やっと戻ってきた!」

    直斗「とても長い悪夢でした……」

    千枝「番長くん」

    >何だろう?

    千枝「お疲れ様、番長くんのおかげだよ」

    陽介「ああ、戻ってこられたのは相棒のおかげだ」

    りせ「先輩と一緒でよかった」

    直斗「僕がこうして生きているのも先輩のおかげです」

    >そんなことはない。みんなのおかげだ。

    千枝「ありがとっ!」

    >千枝は臆面もなく抱きついてきた。撃たれたところの傷が痛い……。

    938 :

    ミツオがアホすぎてアレだな

    939 = 934 :

    >>935
    堂島さん死んだことはさらっと言っちゃったけどな

    940 :

    長かった

    941 = 854 :

    ――後日。
    >俺たちの長期間の失踪はかなりの騒ぎになっていたらしい。
    >久保ミツオは再逮捕されたが、超常現象を法律で追及することは難しいとのことだ……。

    >陽介は、まだミツオに対し怒りに打ち震えている。「ほうで捌けないなら俺が…」といい続けている。
    >完二は撃たれたのち、緊急搬送され一命は取り留めたもののいまだに意識が戻らない。
    >りせは、いまだに落ち込んでおり、まだ立ち直っていない。
    >直斗は、片腕ながら探偵業に精を出している。
    >雪子は、「直斗くんの腕は私のせいだから…」と、直斗を手伝っているらしい。
    >菜々子は、父親を亡くしたショックは大きく、なかなか立ち直れていない。しばらく実家の両親があずかるらしい。
    >そして俺たちは……。

    千枝「番長くん、実家に戻るんだ…」

    >ああ。奈々子のこともあるから。

    千枝「うん……でも、番長くんとはずっと一緒にいたい」

    >俺も千枝と一緒にいたい。だけど、ここで一度さよならだ。

    千枝「うん。またこっちに来てね、絶対だからね!」

    >ああ、また会おう。

    プシュウ……ガタンガタン――。

    >稲羽市が遠ざかっていく…。
    >事件は解決した。……だけど失ったものが多すぎた。違う選択をしていたらまた別の未来があったのだろうか。そう考えずにはいられない…。

    ――番長「クリムゾンの迷宮?」 END――

    942 = 854 :

    クソぐだった長いオナニーSSに付き合ってくださ合ってあざっした!

    943 = 854 :

    最後の最後まで誤字った…

    944 :

    直斗がいなかったら全滅早そうだったな

    945 = 944 :

    乙!!
    クリムゾンの迷宮も好きだったし面白かった

    946 = 905 :

    乙!

    面白かったよ

    947 = 860 :

    >>942
    面白かった、乙

    948 = 922 :

    長時間本当に乙
    面白かった
    本買って誰も死なない終わりでも想像するわ

    949 = 925 :

    おもしろかった!


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