元スレ桜木「マオーは俺が倒す!」流川「どあほう」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 9 :
なんかサンレッドの怪人みたいなノリだな
52 :
魚住かよwww
53 = 1 :
『魔界一の剣士、暗黒騎士!』
ワアァァァァァッ!
暗黒騎士「ふん……」
魔王(コイツに一対一で勝てる剣士はまずおるまい)
『鉄壁の守備、巨大亀!』
ワアァァァァァッ!
巨大亀「やるかぁ~!」
魔王(巨大亀の守備力は、魔王軍一を誇る!)
『軟体生物、スライム!』
ワアァァァァァッ!
スライム「ボクも頑張るぞっ!」
魔王(見せてやれ、キサマの努力の成果を!)
54 = 1 :
『ただいまより、勇者パーティと魔王軍の対決を行います!』
ワアァァァァァッ!
赤木「三井……」
三井「なんだ?」
赤木「魔法で俺の筋力を上げてくれ。
おそらくこのままでは、ドラゴンのパワーに対抗できん」
三井「オイオイ、いきなりかよ。アレはおまえにかかる負担もでかいぜ」
赤木「いいからドーピングだ!」
三井「……分かったよ。じゃあ──」
三井「ぬっ!」
巨大亀「魔法は使わせないよぉ~!」ザッ
三井「なにぃ!?」
「三井を巨大亀がマーク!?」 「あれじゃ魔法は撃てない!」 「どうする!?」
56 :
カクの出番はまだか
57 = 1 :
三井(くそっ、亀のくせになんて素早いんだ、コイツ……!
今までの戦いでは、素早さを隠してやがったのか!?
ちくしょう、振り切れねぇ……!)キュッキュッ
巨大亀「ふっふっふぅ~」キュッキュッ
魔王(出おったか、巨大亀必殺の“スッポンディフェンス”!)
魔王(あれだけ密着されれば、もはやあの魔法使いはなにもできん!
さて次は──)
赤木(くそっ、いきなり三井を封じ込めに来るとは! フォローせねば!)ダッ
ドラゴン「させるかよっ!」
バチィッ!
ドラゴンの尻尾が、赤木を大きく吹っ飛ばした。
赤木「ぐわぁっ!」ドサッ
桜木「ゴリ!」
「マジかよ!」 「あのゴリラが吹っ飛ばされた!」 「すげぇパワーだ!」
木暮(あの赤木をあんなに吹っ飛ばすなんて……なんてパワーだ!
まずいぞ、俺たちと魔王軍は思った以上に差があるんじゃ……)
59 :
コートでキュッキュッ言わせながらなにやってんだこいつらはwwww
60 = 1 :
しかし──
桜木「庶民スラッシュ!」
ズバァッ!
桜木の剣で、ドラゴンが吹っ飛ばされる。
ドラゴン「ぐおおぉっ……!」ドサッ
「おおっ!」 「あの赤毛勇者もすげぇ!」 「やってくれるぜ!」
桜木「ふははははっ、さすが天才!」
ドラゴン「や、やりやがったな……!(こんなチビ助に……!)」
側近「ちっ……ならば私の魔法で──!」
宮城「させっかよ!」
ガゴンッ!
宮城の飛び蹴りで、側近がダウンする。
側近「ぐぅっ……コイツいつの間に!」
宮城「スピードなら、誰にも負けないぜ」
61 :
スラムダンクSSとか初めて見たわ
62 = 1 :
コート内が大混戦になる中、冷静に睨み合う二人がいた。
暗黒騎士「……どうした、来ないのか? 俺が怖いか?」
流川「にゃろう」
ガキィン!
流川と暗黒騎士、エース同士の一騎打ちが始まった。
キィンッ! ガキィン! ギャリン!
「なんだありゃあ!」 「すげぇ戦いだ!」 「どっちも譲らない!」
ワアァァァァァッ!
ギィンッ! キィンッ! カキィン!
魔王(暗黒騎士とまともにやり合える人間がいたとは……計算外だ!)
63 :
追いついた
面白いwwwwwww
64 = 1 :
桜木(おのれルカワ~! またしても目立つような真似を……!)ギリッ
桜木(まぁいい、この天才も大活躍をして目立てばいい!)チラッ
ドラゴン「オラァッ!」ドゴッ
赤木「ぐあぁ……っ!」
桜木(ゴリめ、またあの大トカゲにいいようにやられてやがる)
桜木(よぉ~し、すぐ天才らしい助太刀に──)ダッ
スライム「えぇ~い」プニョッ
桜木「ぐわっ、なんだコイツは!? 庶民スラッシュ!」ブンッ
スライム「おっと」ヒョイッ
桜木「ぐぬぬ、すばしっこい!」
木暮「すまん桜木、逃がしてしまった!」ハァハァ
65 = 1 :
魔法主体の側近を、蹴りとダガーで追い詰める宮城。
側近(くっ……くそっ、なんてスピードだ! 接近戦じゃ勝ち目はない!)
宮城(いける! コイツを倒せば、一気に俺たちが有利になる!)ダッ
しかし──
スライム「よっこらしょ」プニィッ
宮城「うわぁっ!?」
側近「ナイスです、スライム!」
側近「“針呪文(センドウ)”!」
ズドドドドッ!
無数の小さな針が、宮城に突き刺さった。
宮城「ぐわぁぁぁっ!(ノータイムで撃ってきやがった!)」
桜木「リョーちん!」
桜木「おのれこの天才率いるパーティが、あんなザコにコケにされるとは……!」
木暮(あのスライム……戦闘能力は低いが、一番やっかいかもしれない!
巧みに動き回って、俺たちのチームプレイをことごとく潰している……!)
66 = 1 :
試合開始5分──
まだ魔王が戦闘に参加していないにもかかわらず、
状況は勇者側にとって思わしくなかった。
流川は暗黒騎士との戦いで手一杯。
大黒柱である赤木はドラゴンに抑え込まれ──
魔法使い三井は巨大亀にへばりつかれ、まだ魔法を一発も撃てていない。
残る桜木、宮城、木暮の三人はスライムの動きに翻弄され、
側近の魔法によって苦しめられていた。
魔王(どうやらワシの出番はなさそうだな。
今、魔王軍を動かしているのは側近でもドラゴンでもなく──)
魔王(スライムだ!)
67 = 41 :
まさかの司令塔
68 = 16 :
原作の台詞を上手い事改変してるから困る
69 = 1 :
~ 50年前 ~
スライム「どうかボクを、魔王軍に入れて下さい!」
魔王「キサマが……?」
体力があるわけでも、魔法が使えるわけでもなく、技は体当たりだけ……。
魔王軍は到底ムリだとワシはいった。
モンスターにはショックな言葉だ。
スライム「とにかくボクなりに頑張りますので!」
魔王(悔しくはないのか?)
そうではなかった。
スライムは戦闘において、徹底的に敵と味方の動きを観察していた。
さらに1日500回の体当たりの練習を欠かさなかった。
スライムは唯一できる体当たりで、味方をサポートする道を選んだのだ。
スライムの働きは大いに魔王軍を助け──
魔王「スライムを魔王軍幹部に任命する」
スライム「はいっ!」
──異例の大出世に、異論は出なかった。
70 = 46 :
神かよ
71 = 56 :
魔王軍に天才はいない
72 = 1 :
魔王「魔王軍(ウチ)に天才はいない。だが、魔王軍(ウチ)が最強だ!」
スライムのせいで、思ったような動きができない桜木。
桜木「くっ、たかがスライムなどに……!」
宮城「しょせんスライムだ! 花道、一気に叩きのめせっ!」
桜木「おうよ! リョーちんっ!」ブンッ
スライム「おっと、危ない」ヒョイッ
桜木「なにっ!?」
スライム「うおおおおおっ!」プルン
ドゴッ!
桜木「ぐわぁっ!」
スライムの体当たりで、体重が数倍はあろう桜木の体が吹っ飛んだ。
宮城(マジかよ!?)
ドラゴン「魔王軍幹部の座を取った男だぞ、ナメんなよ」
スライム「ドラゴン……」
桜木「ぐっ……!」
73 = 63 :
>>71
お前が預言者か
74 = 36 :
>>71
やるじゃん
75 = 1 :
「勇者たち、ヤバイんじゃね?」 「いいトコないじゃん」 「もう負けだな……」
早くも人間側のギャラリーに、諦めの色が漂い始めた。
魔王が戦っていない状態でこれでは、無理もないかもしれない。
赤木(いかん、ここはこの俺がなんとかせねば……!)
赤木(この俺が……!)
ドラゴン「グハハハハッ! どうした、もっとぶつかってこい!」
赤木「くうっ!」
ザシュッ!
ドラゴンの爪攻撃が、赤木の頭を切り裂いた。
赤木「ぐおっ……!」
赤木(俺が……俺が、コイツに勝たなければ……!)ハァハァ
三井(あのヤロウ……熱くなりすぎだ!
あんなデカイ相手と、まともにパワー勝負してどうすんだ!)
76 :
誰が赤木を目覚めさせるのか気になってしょうがない
77 = 1 :
三井は巨大亀のマークを振り切れずにいた。
三井(こういう時は、俺がやらなきゃならねーのに……!
このカメがしつこすぎる!)ハァハァ
巨大亀(くっくっくぅ~、息が乱れてきたなぁ~?
やはり側近様のデータ通り、コイツにはスタミナがないぃ~!)キュッキュッ
三井(ちくしょう、振り切れねぇっ!
だが、コイツを振り切らねぇと、魔法が撃てねぇっ!)ハァハァ
巨大亀(絶対に振り切らせないよぉ~!)キュッキュッ
三井(くそっ、俺はなんであんな無駄な時間を──!)ハァハァ
78 = 46 :
魚住敵側なのに誰がゴリに助言するんだ
79 = 1 :
三井は安西によって勇者パーティに選ばれた後、
怪我が原因ですさんでしまった時期があった。
三井「勇者パーティなんか、ぶっ潰してやる……!」
しかし、仲間の説得と──
木暮「なにが魔王討伐だ……夢見させるようなこというな!」
宮城「一番過去にこだわってるのは、アンタだろ」
安西によって──
三井「安西国王……魔王討伐がしたいです……!」
──パーティに復帰したのだった。
しかし、二年のブランクはやはり大きく、技術はともかくスタミナに不安があった。
80 = 1 :
三井(くそっ、ここで働けなけりゃ……俺は本当の大バカヤロウだ!)ハァハァ
三井「うおおおおっ!」ダッ
巨大亀「なにぃ~!?」
「ここにきてすげぇダッシュ!」 「あのカメを振り切ったぞ!」 「マジかよ!?」
三井(あのドラゴンに生半可な呪文は通じねぇ……ならば!)
三井(ここで俺がすべきことは、赤木を立ち直らせることだ!)
三井「“召喚呪文(チャージドタイムアウト)”!」
召喚呪文を使うと、ランダムで何者かを召喚することができる。
三井は賭けに出た。
三井(頼むっ! すごいヤツが来てくれ!)
ズゴゴゴゴ……
81 = 46 :
ボン!!
村雨「…」
82 :
魚住くるか
83 = 9 :
さあ誰が来る
84 = 16 :
>>82
しかし魚住ポジはドラゴンが…
85 = 1 :
ボワァァァン……
赤木の目の前に、包丁を持った板前が現れた。
赤木「なんだ!?」ビクッ
三井「なんかとんでもないもん呼び出しちまった!」
桜木「ゴリよりでけぇ! ボ、ボス猿!?」
板前は大根を剥きながら、赤木に告げる。
魚住「華麗な技を持つドラゴンは鯛……」
ドラゴン(俺は竜なんだけど……)
魚住「おまえに華麗なんて言葉が似合うと思うか。赤木、おまえは鰈だ。
──泥にまみれろよ」
赤木「!」
シュウウウウ……
魚住は帰っていった。
安西(三井君……ファインプレーですよ)
86 = 46 :
結局ボスじゃないですか!やだー!
87 = 82 :
きたああああああああああああ
88 :
>>18
今読んでたんだがレベルEネタワロタ
89 = 36 :
本人じゃねーかwwwww
90 = 1 :
赤木(そうか……)
赤木(俺が勝てなければ、このパーティは勝てないと思っていた)
赤木(だが、そうじゃない!)
赤木(俺にできることは、この体で他のヤツを活かすことだ!)
赤木(現時点で俺はドラゴンに負ける……。でも、勇者パーティは負けんぞ!)
ドラゴン(このゴリラ……目つきが変わりやがった!)
赤木「ぬおおおっ!」バッ
「飛び上がったぁっ!」 「なにする気だ!?」 「ま、まさか──!」
ドラゴン「俺より高く──!?」
赤木「フンガァ!」
バチィンッ!
ドラゴン「ぐごぁっ!?」
振り下ろすような凄まじい平手打ちが、ドラゴンにクリーンヒット。
宮城「よっしゃあ、ダンナ!」
桜木「ゴリ必殺のハエタタキだっ!」
三井「赤木のヤロウ、完全復活だな」ニヤッ
91 :
うほっ
92 = 63 :
普通にドラゴンに勝っててワロタ
93 = 1 :
赤木がドラゴンにキツイ一撃を与えたことで、他のメンバーにも力が宿る。
桜木「行くぞ、リョーちん!」
桜木「フンフンフンフンフンフンフンフンフン!」ブンブンブンブン
スライム「うわっ、なんだこれ!」
側近「なんというムチャクチャな剣だ!」
桜木が“フンフンオフェンス”で、敵の混乱を誘ったところに──
宮城「おりゃあっ!」
バキィッ! ドゴォッ!
スライム「うわぁっ!?」
側近「ぬぐぉっ!」
──強烈な飛び蹴りを浴びせる。
木暮(いいぞ……! 赤木のプレーでみんなに力が戻った!)
94 = 1 :
流川VS暗黒騎士──
ギィンッ!
暗黒騎士(あの武道家が復調したら、コイツにも力が入り始めた……!)
流川「世界一の戦士ってどんな戦士だと思う……」
暗黒騎士「?」
流川「きっと世界を救う戦士だと思うんだよな。俺はそれになる」
流川「一歩も引く気はねーぜ」
ガギィンッ! ──ザシュッ!
暗黒騎士「ぐぅっ!?」
魔王(暗黒騎士が一太刀浴びるなど、何十年ぶりだ!?
いや一対一では、初めてかもしれん!)
魔王「側近、暗黒騎士をフォローしろ!」
側近「はっ!」
95 :
要チェックや…
96 = 1 :
三井「桜木、そいつに魔法を唱えさせるなぁっ!」
桜木(今こそ合宿での二万回の素振りの成果を見せてやる!)
桜木「おうよ、合宿スラッ──」
スライム「とうっ!」プルッ
桜木「おのれ、またジャマを!」
側近「さすがですよ、スライム。“召喚呪文(チャージドタイムアウト)”!」
宮城「くそぉっ、コイツ呪文の詠唱がとんでもなく早い!」
ズゴゴゴゴ……
側近の魔法で呼び出されたのは──
97 = 76 :
暗黒騎士は南でもあるのか!?
98 = 63 :
ぴょん吉がまだだな
99 :
紫煙
100 = 1 :
流川の目の前に、大阪人が現れた。
南「おまえがエースや」
ガッ!
流川「ち……!」
流川の顔面にエルボーが決まり、片目を塞いだ。
南「うち薬局やねん」ヌリ…
流川(なんなんだ、いったい)
──が、すぐ治った。
宮城「よし、ラッキー!」
桜木「どうせなら毒を塗り込め!」
側近(これは……失敗してしまいましたね……!)
一転して、今度は魔王軍のチームワークがチグハグになってきた。
みんなの評価 : ☆
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