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    元スレ櫻子「ラーメン二郎!」向日葵「ですの?」

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    1 :

    櫻子「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ」

    向日葵「は?」

    櫻子「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ!」

    向日葵「ついに狂ったんですのね……」

    櫻子「く、狂ってなんかないやい!」

    向日葵「で、今の呪文みたいなのは、一体なんですの?」

    櫻子「べーっ、向日葵には教えてやらないよー」

    向日葵「なんだかちょっとムカつきますけど、櫻子が狂ってしまったのなら仕方ありませんわね。教えて頂かなくても結構です」

    櫻子「う、うるさいな!」

    向日葵「では、本当は会いたく無いのですが、また明日」

    櫻子「向日葵なんて、寝坊してそのまま学校来るのが面倒になって休んじゃえばいいのにー!」

    向日葵「いつも寝坊で遅刻ギリギリなのはあなたでしょうに……」

    2 = 1 :

    立った

    ・書き溜め有り、完結済
    ・多分なフィクションを含みます
    ・40分の人じゃありません

    3 = 1 :

    ~大室家 玄関~

    櫻子「~♪」ガチャッ

    向日葵「……」

    櫻子「……えっと」

    向日葵「はい」

    櫻子「はいじゃないが……。なんでうちの前にいるんだよ……」

    向日葵「今日は家族が外出しているのを忘れていたので、こちらで夕食をご一緒させて頂こうかと。あ、でも決して、櫻子と一緒に食べたいと思って来たわけではないので」

    櫻子「なら、一人寂しく食べてればいいじゃんか」

    向日葵「…………。流石に寂し過ぎるので、櫻子と一緒でも我慢しますわ……」

    櫻子「むっか~。大体、さっき『また明日』って言ってたじゃん。それで家族がいないからってだけでわざわざ私に会いに来るなんて、自分で言った事も忘れてんの?」

    向日葵「事情が変わったんですわ。というか、忘れていましたって言ったじゃねーですか」

    櫻子「おお、そっちも忘れておったか。きっと脳に栄養が回ってないんだね、おっぱいに取られてばっかで」

    向日葵「では、あなたの脳みそ引っこ抜いて、私の足りない脳の足しにしてもよろしいかしら?」

    櫻子「若干オブラートでも、それはそれで怖い……」ガクブル

    5 = 1 :

    向日葵「それで?」

    櫻子「なにさ」

    向日葵「あなた、今からどこかに出かける予定でしたの?」

    櫻子「うん、ご飯」

    向日葵「あら、家で夕食を取るんじゃ――そういえば、家の中が静かですわね」

    櫻子「なんか私しかいないみたい」

    向日葵「櫻子もでしたの。ということは、あなたも一人寂しく夕飯を取る所でしたのね。それでは私が何か作って――」

    櫻子「だが断る」

    向日葵「ってなんでですのー」

    櫻子「今日はもう外に食べに行くって決めてるの。あと突っ込まないよ」

    6 :

    ラーメン二郎知らなくてもわかるのかな

    7 = 1 :

    向日葵「外食ですの? お金はちゃんと持っていて?」

    櫻子「へへっ、じゃ~ん」ピラッ

    向日葵「あら、野口先生」

    櫻子「これだけあれば何でも食えるよ!」

    向日葵「では、私もご一緒しようかしら?」

    櫻子「えっ? ついてくんの?」

    向日葵「べっ、別に私は櫻子と一緒に夕食を取りたいと思っていたとか、全然まったくそんな事これっぽっちも考えて――」

    櫻子「だが断る」

    向日葵「ってなんでですのー」

    櫻子「これから行く所は、戦場だから……! あと突っ込まないからね」

    8 = 1 :

    向日葵「戦場って……。また何か、漫画かアニメに影響されたんですの?」

    櫻子「違うよ……あそこは本当に戦場なんだよ……」

    向日葵「はいはい。で、その戦場のお店はなんという名前ですの?」

    櫻子「二郎」

    向日葵「どなたですの……?」

    櫻子「二郎は二郎だよ」

    向日葵「二郎って――はっ……! ま、まさかあなた……お付き合いしている男性が……!」

    櫻子「ちょっ?! な、なに勘違いしてるんだよ! そ、そんなのいるわけないでしょ!」

    向日葵「そうだったんですのね……。では私は、誰もいない家で、一人寂しく目刺と納豆だけの夕食を取る事に致しますわ……」

    櫻子「いや、それいくらなんでも侘し過ぎ……って、ああ! こらちょっと待てって!」ガシッ

    向日葵「っ……!? な、なんですの……?」

    櫻子「二郎なんて人は知らないってば! 私は、ラーメン二郎に行くの!」

    向日葵「ラーメン二郎……? な、なるほど……お店の名前でしたのね……。私とした事が、とんだ勘違いを……てっきり櫻子に愛想を尽かされたのかと――」

    櫻子「?」

    9 = 1 :

    向日葵「なっ、なんでもありませんわ! ええと、ラーメン二郎だったかしら? 聞いたことありませんわね、ラーメン屋さんですの?」

    櫻子「違うよ、二郎は二郎だよ」

    向日葵「違うんですの? でもラーメン屋さんじゃないのに、ラーメンという名前をつけてるだなんて、おかしな話ですわね」

    櫻子「二郎は二郎だから二郎っていう食べ物なんだよ」

    向日葵「言っている意味がわかりませんわね。なんだか帰り際も様子がおかしかったですし、仕方ないですからやっぱり私もついていって差し上げますわ」

    櫻子「くっ、来るな!!」

    向日葵「えっ……?」

    櫻子(向日葵なんかを、あの二郎に連れて行ったら……それこそ本当に死んじゃうかもしれないし……)

    向日葵「櫻子は……私と一緒にご飯を食べるのが……そんなに嫌なんですの……?」

    10 = 1 :

    櫻子「えっ……」

    櫻子(げっ……! 向日葵のやつ……もしかして泣きそう……?)

    向日葵「そうですか……わかりましたわ……。では私は、誰もいない家で、一人寂しく梅干と沢庵だけの夕食を取る事に致しますわ……」トボトボ

    櫻子「さ、さっきより侘しく……って、ああ! デジャヴュだけど、こらちょっと待てって!」ガシッ

    向日葵「っ……!? な、なんですの……?」

    櫻子「しょ、しょうがないからついて来ても……いいかな……なんて」

    向日葵「さ、櫻子……!」パァァッ

    櫻子(うっ……か、かわ――いいわけないだろ! なに考えてんだ私は!)

    櫻子「ほ、ほら! さっさとしないと置いていくよ!」スタスタ

    向日葵「あ、待って櫻子……!」

    櫻子(で、でも流石に向日葵を二郎に連れて行くわけにはいかないから……。しょうがない、今日は他のところで我慢しよう……)

    11 :

    超がんばれ

    12 = 1 :

    向日葵「で、ラーメン二郎というのはどちらにあるんですの?」

    櫻子「え?」

    向日葵「だって今日は、そのラーメン二郎という所に行くのでしょう?」

    櫻子「はっ、はぁぁぁぁ!?」

    向日葵「ちょ、ちょっと? びっくりするじゃないの」

    櫻子「いい向日葵!? さっきも言ったけど、二郎は戦場なんだよ!? あんな所に向日葵が行ったら、即撃墜! ゲームオーバーだよ!」

    向日葵「そ、そうなんですの?」

    櫻子「大体向日葵みたいな軟弱な生き物は、二郎に近寄る事すら出来ないよ」

    向日葵「なんだか言い方がムカつきますわね……」

    櫻子「ていうか、向日葵ってそもそもラーメン屋行くイメージ無いんだけど」

    向日葵「確かに……ラーメン屋さんには一度も入ったことがないかもしれませんわね」

    櫻子「そっか。じゃあせっかくだから、今日はラーメン屋行ってみる?」

    13 :

    今夜はひまさく祭か

    14 = 1 :

    向日葵「だったら、そのラーメン二郎に行きましょう」

    櫻子「どうしてそうなった」

    向日葵「櫻子、さっきとっても嬉しそうでしたから」

    櫻子「は?」

    向日葵「とっても浮かれていましたわよね。ならそのラーメン二郎という所は、とっても美味しいに決まってますわ」

    櫻子「え……?」

    向日葵「あなた、好物を食べる前っていつもあんな感じですのよ」

    櫻子「なん……だと……?」

    向日葵「というわけで、ラーメン二郎に案内してくださる?」

    櫻子「だが――」

    向日葵「断るの禁止ですわ」

    櫻子「先回りされた……だと……?」

    15 = 1 :

    向日葵「どうしても連れて行ってくれないんですの?」

    櫻子「当たり前だよ! あんなとこに向日葵を連れて行くなんて……」

    向日葵「なんだか怪しいですわね。もしかしてあなた、私にラーメン二郎を知られるのが嫌なんじゃないの?」

    櫻子「え? なにそれ」

    向日葵「あんなに浮かれるほどのおいしいものが食べられるお店を、一人で独占したいなんて、随分と幼稚ですわね」

    櫻子「むっかー……」

    向日葵「それとも、そのラーメン二郎は、実は私に勧められる程のお店ではなかったと――」

    櫻子「そ、そんなに言うなら連れて行ってあげるよ! でも後悔すんなよ! 行きたいって言ったのは向日葵なんだからな!」

    向日葵「相変わらず単純ですわね……。まぁそこがまた可愛らし――」

    櫻子「なんか言った?」

    向日葵「い、いえ、別に。……なんでもねーですわよ」

    櫻子「? 変な向日葵」

    16 = 1 :

    向日葵「案外遠いんですのね、お腹がすきましたわ」

    櫻子「これくらい歩いてお腹すかせた方が丁度いいって」

    向日葵「量が多いんですの?」

    櫻子「二郎だからね」

    向日葵「回答になってませんわね……」

    櫻子「おっ、そろそろかな」

    向日葵「っ……?! な、なんですのあの行列は……!」

    櫻子「え? いや普通だけど」

    向日葵「こんな高岡の片田舎のラーメン屋さんに、あんな行列が出来るなんて……」

    櫻子「まぁ基本20人待ちくらいだからね。今日はまだ15人程度だし、ちょっと少ないくらいかも」

    向日葵「行列=有名店=美味しい……。これは櫻子が上機嫌になる理由も、わかる気がしますわね……」

    櫻子「何そのスイーツ脳」



    ※ 富山県高岡市にラーメン二郎はありません。

    17 :

    向日葵かわいいよ向日葵

    18 = 1 :

    向日葵「それにしても……このニンニクの匂い、なんとかなりませんの……? お店の外まで匂って来るなんて、お洋服に匂いが付かないかしら……」

    櫻子「いや、だってこの匂いあっての二郎だし」

    向日葵「あ、櫻子。あなた、たまにお口がニンニク臭いと思ったら、このせいでしたのね?」

    櫻子「えっ……マジで……?」

    向日葵「まったく、ちゃんと歯を磨かないと駄目でしょう? 一応女の子なんですから」

    櫻子「ご、ごめん……。でも、歯を磨いたくらいで二郎の匂いがとれるとは……」

    向日葵「あんなニンニク臭を漂わせていたんでは、色々と幻滅してしまいますわ。その……例えば……キス、の時とか……」ゴニョゴニョ

    櫻子「なんか言った?」

    向日葵「ななな、なんでもないですわ!」

    19 = 1 :

    櫻子「? 変な向日葵。あ、本日2度目だ。あと1回で3回だね」

    向日葵「ムカつきますわね。でも3回達成すると、何かいいことでもあるんですの?」

    櫻子「んーと、櫻子ちゃんのちゅーが貰えます」

    向日葵「ちゅ、ちゅーですの!?」

    櫻子「ただしニンニク臭たっぷりのお口でちゅーです」

    向日葵「非常に惜しいですけど、流石に遠慮しておきますわ……ムードの欠片もないですし……」

    櫻子「ぐだぐだしてないでさっさと並ぼうよ。もうお腹すいたし」

    向日葵「……この娘は……。でもまぁ、それもそうですわね」

    櫻子「15人待ちだと、大体30~40分位かなぁ」

    向日葵「結構待つんですのね」

    櫻子「この待ち時間も醍醐味だけどね」

    向日葵「櫻子の癖に難しい言葉を使うんですのね」

    櫻子「にゃんだとー!? って、あ、あれって――」

    20 = 1 :

    結衣「えっ? お、大室さんに古谷さん……? どうしてこんな所に……」

    櫻子「船見先輩こそ。もしかして、先輩もジロリアンだったんですか?」

    結衣「まぁ隠してたわけじゃないけど……実は結構来てるんだ。ほら、私一人暮らしだから、食事の融通できるし」

    櫻子「そうだったんですかー! いやー、知らなかったなー。実は私もちょくちょく来てるんですけど――」

    向日葵「櫻子」クイクイ

    櫻子「何だよ向日葵、今大事な話してるのに」

    向日葵「ジロリアンってなんですの?」

    結衣「えっと、簡単に言えば、二郎が大好きな人の事だよ」

    櫻子「そうそう。まだ一度も食べた事の無い向日葵は、確実にジロリアンじゃないけどね~」

    向日葵「ぐぬぬ……なんだかよくわかりませんが、確実に調子に乗ってますわね……」

    結衣「えっ? 古谷さんは二郎はじめてなの……? だ、大丈夫……?」

    向日葵「なにがでしょうか?」

    櫻子「あー、向日葵の奴無理矢理ついてきたんですよ。せっかく私が止めてやったっていうのに」

    21 = 1 :

    結衣「うーん……。それなら、今からでも列を抜けた方が……」

    櫻子「ですよねー? それなのに向日葵ったら駄々こねて、私を散々困らせてそれでも来たいって言うから仕方なく――」

    向日葵「断固として帰りませんわ!」

    櫻子「なんですとー!?」

    向日葵「今更私を除け者にしようだなんて、そうはいきませんわよ」

    結衣「ま、まぁそこまで言うならいいんじゃないかな……あはは……」

    千歳「あらあら? 皆さんお揃いで~」

    千鶴「こんばんは……」

    結衣「え? 千歳に千鶴? もしかして2人も……」

    千歳「実はな、ちょっと前に、千鶴がたまに行くラーメン屋さんがあるっていう話聞いてな? それ聞いてうちも来てみたんやけど、これがハマってしもうてな~」

    千鶴「姉さん、意外とこういうの好きみたいで」

    千歳「うちも今では立派なジロリアンや~。まぁ千鶴には勝てへんけどね~、なんせ殆ど毎日行ってるみたいやから」

    千鶴「姉さん、それ内緒……////」

    22 = 13 :

    腹減ってきた

    23 = 1 :

    櫻子「毎日……凄い……」

    向日葵「そんなに凄いんですの?」

    結衣「毎日かぁ。でも私も結構来てたつもりだけど、千鶴を全然見かけなかったのはなんでだろう?」

    櫻子「そういえば、私も見かけた事ないですね」

    千鶴「いつも行くの、夕方一番最初だから」

    結衣「ってことは、学校終わって夕方からの開店待ちしてるとか……?」

    千鶴「……////」コクン

    千歳「あはは、それで家帰ってきて夕飯も食べるんやもんね~。千鶴は食いしん坊さんやな~」

    千鶴「ね、姉さん!////」

    結衣(う、嘘……)

    櫻子(二郎食べた後に夕飯とか……)

    向日葵(間食にラーメンを食べても、千鶴先輩はお肉が付いているように見えませんわね。ダイエットでもしてるのかしら?)

    24 :

    ラーメン二郎ってそんなにすごいの?

    25 = 1 :

    京子「おーい! 結衣ー!」

    結衣「あ、京子。遅かったな」

    京子「いやー、ちょっと迷っちゃってさ~。結衣の言ってた、ラーメン太郎?」

    結衣「二郎だ、わざとだろ」

    京子「えへへ、バレた? で、そのラーメン二郎に来るの初めてだったし。あれ、向日葵ちゃんに櫻子ちゃんに千歳まで。おお、ちっづる~!」

    千鶴「ちっ……」

    千歳「あらあら歳納さんまで? えらい賑やかになってきたな~」

    向日葵「こんばんは」

    櫻子「こんばんはー。歳納先輩、二郎は初めてなんですか?」

    26 :

    何が始まるんです

    27 :

    >>26
    第三次世界大戦だ

    28 = 1 :

    京子「うん、そうなんだよ~。結衣の奴がたまに行くって話聞いてさ、一緒に行く事になったんだけど」ジトー

    結衣「な、なんだよ……」

    京子「それが結衣の奴さ~。私が待ち合わせにちょーっと遅れただけで、置いて行ったんだよ~? 酷いと思わない?」

    向日葵「どのくらい遅れたんですか?」

    向日葵(歳納先輩の事ですから、ちょーっとと言っても1時間くらいは遅れてそうですわね。櫻子と同じタイプですし――)

    結衣「10分……」

    櫻子「え? たったの10分ですか?」

    京子「そうだよ。いつもの私に比べたら、あってないようなレベルだよ」

    向日葵「先輩さーっせんっしたー!」

    京子「えっ? ど、どしたの向日葵ちゃん……?」

    櫻子「なんか今、凄い失礼なこと考えられてる気がする……」

    29 :

    >>24
    豚のエサとか言われる程度だな

    30 = 1 :

    向日葵「コホン……。でも、たった10分程度の遅刻なら誰でもありそうなものですけど……」

    京子「そうだよねー? なのに結衣ったら、怒って先行っちゃったみたいでさ」

    結衣「べっ、別に怒ってなんか……」

    京子「え、じゃあどうして置いていったのさ」

    櫻子「もしかして~、二郎が待ちきれなかったとか!」

    結衣「っ?!」

    向日葵「こら櫻子。船見先輩があなたと同じ思考回路だと――」

    結衣「そ、そうだよ……」

    向日葵「は?」

    櫻子「ほらやっぱり~。船見先輩は、生粋のジロリアンとお見受けしました!」

    京子「え? マジで? そっか~、結衣がそこまでして食べたいラーメン屋さんなんて、なんだかワクワクするな~!」

    結衣「わ、悪かったとは思ってるけど……////」

    京子「というわけで結衣、後ろに入れて~」

    結衣「えっ……?」

    31 = 24 :

    >>29
    豚のえさってなんだよwそんなにまずいのかよw

    33 = 1 :

    京子「ホイ、っと」

    櫻子「あ……!」

    向日葵「?」

    千鶴「バカ! 歳納お前っ……!」

    京子「んえ?」

    『ギルティー!』ガシッ

    京子「ほえ?」

    『ギルティー! ギルティー!』ワッショイワッショイ

    京子「あ、あ~れ~」

    『ギルティー! ギルティー! ギルティー!』ポイッ

    千歳「歳納さん……なんて罪深いことを……」

    櫻子「あれはギルティされても仕方ないですね……」

    向日葵「ぎ、ぎるてぃってなんなんですの……?」

    34 = 17 :

    櫻子かわいいよ櫻子

    35 = 29 :

    >>31
    画像検索かければわかるかと

    36 = 1 :

    結衣「まあ、くれぐれも横入りはしないように、って事かな……」

    櫻子「恐ろしくて絶対出来ませんけどね……」ガクブル…

    向日葵「確かに社会の常識ですものね……。で、でも、あれはいくらなんでもやりすぎでは……?」

    結衣「そ、そうだ。古谷さんも二郎初心者だったよね。今のうちにギルティされないように、色々教えておこう」

    向日葵「私もぎるてぃされてしまうんですの……?」

    千歳「大丈夫や。注意点さえ守れば、ジロリアンの方々は皆淑女やで~」

    千鶴(流石に淑女はないと思う……)

    櫻子「ひ、向日葵! 絶対ギルティーされたら駄目だよ!」

    向日葵「なんだかよくわかりませんが、気をつけますわ……」

    結衣「うん。じゃあまずは、注文の仕方からかな。二郎は食券なんだ。まずは食券を――ってもうすぐ私達の番じゃないか」

    千鶴「ロット、私達5人みたいですね」

    結衣「そうだね。まぁ友達同士だし、ある意味丁度よかったかも」

    千鶴「船見さん」

    結衣「?」

    37 :

    ロットバトルか…!

    38 :

    ロットバトルとロボトルって似てる

    39 = 1 :

    千鶴「ロットバトル、しませんか」

    結衣「なっ……!」

    千歳「あ、だったらうちも~。いっつも千鶴に負けとるし、ここらで一発姉の意地見せたる!」

    櫻子「じゃ、じゃあ……私もやります!」

    結衣「仕方ないな……受けて立つよ、千鶴」

    向日葵「櫻子、ロットバトルってなんですの?」

    櫻子「ん~、簡単に言えば早食いかな?」

    千鶴「違う」

    櫻子「へ?」

    千鶴「ロットバトルは、ただの早食いじゃない。二郎の全てを、流れるように美しく味わう勝負の事。勿論そこには早さも含まれるけど」

    千歳「あらあら、千鶴が珍しく熱くなってるね~」

    千鶴「……////」

    結衣「早く食べないとずっと席を占拠しちゃってて、お店に迷惑がかかるっていう意味でね。まぁ結局は早食いって言うのも、間違ってはいないんだけど……」

    櫻子「ま、まあ向日葵には関係ない話だよ。この勝負は、私達4人でするから引っ込んでて!」

    41 = 1 :

    向日葵「……勝負ですわ」

    櫻子「え……?」

    向日葵「勝負ですわ、櫻子!」

    櫻子「な、なんだってー!?」

    向日葵「あなたの前で勝負の舞台にすら上がれないとは、この次期生徒会副会長 古谷向日葵の名折れですわ!」

    櫻子「次期副会長は私――って、そういう問題じゃなくて! 今の話聞いてた!?」

    向日葵「勿論ですわ。要するに早く食べればいいのでしょう?」

    櫻子「ま、まあそういう事なんだけど……」

    向日葵「だったら問題ありませんわね。お下品な櫻子とだけでしたら遠慮したところですが、今日は上品な先輩方もご一緒ですし、私が早食いしてもなんら不自然ではないですわ」

    櫻子「むっかー……だったら勝負だ! 向日葵!」

    向日葵「望む所ですわ!」

    結衣「ほ、ほら2人共食券買わないと」

    櫻子「あ、すみません。買ってきます」

    42 = 1 :

    向日葵(うっ……店内はさらに凄い匂いですわね……。それにこの熱気……ラーメン屋さんって、どこもこんななんですの……?)

    櫻子「ほら向日葵、ボーッとしない」

    向日葵「え、ええ。櫻子はどれを買うんですの?」

    櫻子「実は今日初挑戦なんだけど……これ!」ピッ カラン

    向日葵「大豚ダブル……ですの?」

    櫻子「二郎最強のメニューだよ……。これを食べるのが長年の夢だったんだー!」

    向日葵「案外安いんですのね、野口先生で十分ですわ。でしたら、私も」ピッ カラン

    櫻子「えっ、ええええええ?!」

    向日葵「ど、どうしたんですの、そんな素っ頓狂な声を上げて。他のお客様に迷惑でしょう?」

    櫻子「だって向日葵……食べれ切れるの……?」

    向日葵「早食い勝負なのでしょう? だったら同じものを頼まないと、勝負にならないじゃありませんの」

    櫻子「そ、そりゃそうだけど……」

    43 = 1 :

    向日葵「大体、いくら初めて来たとはいえ、私が櫻子如きにハンデを貰うというのもおかしな話でしょう?」

    櫻子「一々言い方がムカつく……。もう、どうなっても知らないからね!」

    結衣「どうしたの? 私もそろそろ食券――って、2人の持ってるそれ……もしかして大豚ダブル……?」

    向日葵「いけませんでしたか?」

    結衣「い、いや、そんな事は無いんだけど……。じゃあ私もたまにはいってみようかな、せっかくのバトルだし」

    千歳「ほな、うちらもそれでええな?」

    千鶴「なんでも平気」

    結衣(にしても2人共、案外食べるのかも……。大室さんはジロリアンみたいだし、古谷さんなんて、その……胸があんなだし……////)

    向日葵「せ、先輩……そんなに私の事をじっと見て、どうされたんですの……?////」

    結衣「あ、いや、その……ごめんね……////」

    櫻子「…………。おっぱい禁止!!」グワシッ

    向日葵「きゃっ……! な、なにをするんで――」

    千鶴「静かにして」

    櫻子・向日葵「すみません……」

    44 = 1 :

    『ゴメイサマデスカ? ニメイサマオサキニドウゾー』

    結衣「丁度2人横並びであいたみたいだね。大室さんと古谷さん、どうぞ」

    櫻子「はい、じゃあお先に。ほら、向日葵行くよ」

    向日葵「え、ええ」

    櫻子「いざとなったら……私が向日葵を守るから……」ボソッ

    向日葵「? なにか言いまして?」

    櫻子「な、なんでもないよ」

    向日葵(改めて店内を見ると、女性ばかりですのね。でも……皆さん、その……体格のいい方ばかりで……)

    櫻子「ほら、水自分で注いでいって」

    向日葵「セルフサービスなんですのね」

    向日葵(このコップ……なんだかベタベタしているような……。なんだかお水にも、油が浮いているような気すらしますわね……)

    櫻子「食券、置いて」

    向日葵「これでいいのかしら?」


    ※ この世界には二郎ですら男の居場所は無いですが、現実の二郎はほぼ男しかいませんので、あしからず。

    45 :

    京子は3人分食べるらしいが・・・
    二郎でもイケるのかな

    46 = 1 :

    櫻子「おっちゃん! 麺固めね! あ、こっちのも」

    『アイヨー』

    向日葵「麺は固めが美味しいんですの?」

    櫻子「他にも理由はあるけどね」

    向日葵「? よくわかりませんわね」



    結衣「あ、さっきコールの説明とかするの完全に忘れてた……。古谷さん大丈夫かな……」

    千歳「千鶴が張り切って、ロットバトルとか嗾けてたからやね~」

    千鶴「ご、ごめんなさい……」

    結衣「まぁ大室さんがついてるし、多分大丈夫だと思うけど……」

    千歳「あの2人、ラブラブやからね」

    千鶴(そうなんだ……////)

    47 = 1 :

    『ダイノカター ニンニクハー』

    櫻子「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ!」

    『ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ』

    櫻子「くーっ! これが言いたかっただけだよ! これで私も、一人前のジロリアンの仲間入りって感じがするね!」

    向日葵「帰り道で言ってたのは、これの事だったんですのね。で、それなんなんですの?」

    櫻子「え?」

    向日葵「いえその、ヤサイとかニンニクがどうのって……」

    櫻子「あれ? 言ってなかったっけ?」

    向日葵「いえ、まったく」

    櫻子「えっとそれはトッピングを聞かれた時に――」

    『ダイノカター ニンニクハー』

    向日葵「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ、でいいんですの?」

    『ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ』

    櫻子「」

    48 :

    Oh……

    49 :

    燃える展開だ

    50 :

    ギルティ


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