元スレ兄「一週間お前と結婚することになった」妹「え……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
51 = 26 :
射した
52 = 2 :
>>51
早いわwww
53 = 1 :
妹「急だと、思うか?」
兄「え?」
妹「急だと、思う?いきなりこんなこと言うの」
兄「……そりゃ、いきなりって言うくらいだから、急に感じるだろ……」
妹「だよね。……なあ、兄。愛ってさ、SEXって意味かな?」
兄「…………」
54 = 26 :
>>52
勃った
55 = 1 :
兄「…………」
妹「このままでもいいって、思うんだよね。今日さ、静葉さんに会ってきた」
兄「!」
妹「でも、正直、駄目だよ。やっぱり、駄目、としか思えなかった。色々、ね」
56 = 1 :
妹「なあ、兄」
妹「私と、駆け落ちしてくれないか?」
57 = 26 :
ほう
58 = 1 :
兄「…………」
妹「兄」
兄「…………。……ごめん。それは、できない」
妹「…………」
妹「……そっか」
59 = 1 :
兄「ごめん」
当然、今は夜で、辺りは暗闇だ。
だけど、確かに見たような気がした。
兄の目から濁々と流れ落ちる涙を。
兄「ごめん……」
妹「…………」
兄は顔をあちらに向けてしまった。
……この件には、やはり何かがありそうだ。
兄はその後も、私に謝り続けた。
60 = 1 :
婚約まであと四日。
今日も静葉さんの家にやってきた。
静葉「あら、妹さん。いらっしゃい」
妹「お邪魔します。…………」
61 = 1 :
妹「静葉さん」
静葉「はい?」
妹「単刀直入に問います。今回の婚約には、なにがあるのです?どんな裏が、あるのですか?」
静葉「…………」
静葉は膨れた腹を撫でて黙りこんだ。
62 = 1 :
静葉「…………」
妹「べつに、糾弾するつもりは無いんです。ただ、知りたい。婚約というのは、本当に、大切なことですから……」
静葉「…………」
63 :
静葉って誰?
誰でもないの?
64 :
>>63
読み直せ
65 = 1 :
静葉「……ごめんなさい」
静葉は、ただそう言って私に謝った。
彼女は、いきなり私に抱き付いてきた。
静葉「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい――」
謝り続ける彼女。どこかでこの様子を見たことがあると思ったら、昨日の兄にそっくりだった。
静葉「でも、でも――」
妹「でも?」
静葉「う、ぐ、ごめんなさい……」
どうやら今日は話にならないようだ。
明日なら、真相を聞き出せる気がする……。
66 = 26 :
>>63
秋・・・ごめん本当なんでもない農民はすっこんどく
67 = 63 :
>>64
いやなんかのアニメのキャラクターでも出してるのかと
オリキャラなら相当寒いなと思って
68 = 26 :
>>67
妊娠=実り=豊穣
と思って俺は某秋様で補完
69 = 1 :
婚約まで、あと三日――。
もう三度目となる静葉さんの家の居間は、沈痛な沈黙に支配されていた。
私はおそらく何時間でも黙っているし、静葉さんも覚悟が整うまで何時間でも黙っているだろう。
昨日の兄は終始沈んでいた。
いや、本当は気付いていた。
婚約の話を持ち出したときから、兄はどこか沈んでいたことには――。
今、事の真相が明らかになる。
70 = 1 :
静葉さんは、いきなり切り出した。
71 = 1 :
静葉「この子は、この腹の中の子は」
静葉「兄さんと私の子です」
妹「」「」「」「」「」「」「」「」
72 = 30 :
パンツ破れた
73 = 25 :
複雑すぎる
74 = 49 :
うん、そんな気がしてた
75 = 1 :
蒼白になる意識。
しかし容赦無く静葉さんの追撃は続く。
静葉「兄さんとは、一年と半年前から関係がありました。恋人同士でなければ、もっと長い間……」
妹「…………」
76 = 1 :
静葉「……【高濱家】の仕来りを知っていますか?」
妹「……ええ」
当たり前だ。
私の家だぞ。
だが。
駄目だ。
駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ。
77 = 1 :
静葉「【高濱家】の十六歳の女子は、子を成さなければいけない。その相手は――」
78 = 1 :
【高濱家】の子は、子を成さなければいけない。
その相手は。
婚約者。
当たり前だ。
しかし今は状況が少々――いや大分に複雑。
79 = 49 :
そうか、そういうことにして欲しい、と
80 = 1 :
第一候補。
兄。
現在の婚約者。
第二候補。
兄の子。
未来の婚約者。
そして第三候補。
……静葉さん。
生まれた男児がなんらかの理由で子を成せない場合、その母親が種となる。
昔ならいざ知らず、現在は女性同士での種の確率も保障されている。近い血による奇形児の可能性を訴えれば、その案は通るであろう。
つまり。
兄か、兄の子か、兄の嫁か。
その三人の一人から、私は選ばなければいけない。
あと三日で。
81 = 1 :
私は卒倒し気絶した。
83 :
赤子からみるくでんのか
84 = 1 :
目覚めた私を静葉さんは抱きしめ、「ごめんなさい」と何度も繰り返した。
彼女の腹が妙に温かかった。
85 = 1 :
夜。
私は、布団に突っ伏していた。
兄「ただいま」
兄が帰ってきた。
86 = 1 :
兄「…………」
布団に突っ伏す私を見て、兄は全てを悟ったようだ。
兄「すまん。……すまん」
妹「いいよ。人を愛すのは罪だけど、罰じゃあ、無い……」
兄「…………」
87 = 1 :
兄と交わるか。
兄の子と交わるか。
兄の嫁と交わるか。
究極の選択だった。
88 :
>>68
某秋様って落ち葉(物理)のか
妊娠=豊穣(物理)とな
89 :
意味がわからない…
90 = 26 :
>>88
物理?
ええいはっきり言ってしまおう(言わないけど)、某STGの一面ボスだ
91 = 1 :
妹「兄はさ、彼女を愛してる?」
兄「……ああ。愛してる」
妹「そっか。後悔、してる?」
兄「……してないんだ」
妹「そっか……」
92 :
よくわからないが兄とセックスすればよくね?
93 = 20 :
おい東方厨オリキャラの雑談はそこまでにしとけ
94 :
もりあがってまいりました・・・・・
95 = 30 :
東方厨他いってやれ
96 = 26 :
>>93
故にちゃっちゃと言って断ち切ったまでよ
因みに話スレ通りに流すと、俺なら兄選べないかなぁ
97 = 88 :
いやそこはキマシタワーだろ
ips細胞だっけ
98 = 1 :
兄「……でも」
妹「でも?」
兄「……ごめん」
兄は、膝から崩れ落ちた。
兄「ごめん。後悔はしていないけれど、……いや、後悔しているのかもしれない……」
妹「……そう」
中出し君。
そう呼んでやろうかと思ったけど、やめた。
妹「人を愛すのは罪だけど、罰じゃあ、無い」
99 = 26 :
>>97
発癌細胞がうんたらとかで議論の余地があるそうだな。
ips細胞ってニュースでやってたかなぁ
100 = 20 :
てことは兄を選んでも罰ではないな
みんなの評価 : ○
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