元スレ美希「イッツ・マイ・ライフ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
251 :
やっぱり765のサクセスストーリーは何回みてもいいな
252 = 106 :
真美はティーン向けのファッション雑誌で大人気
「写真の中で真美が持ってるものが売れる」
って言われるくらいの影響力なの
竜宮小町は解散しちゃったけど、3人ともそれぞれの分野で活動してる
伊織は映画女優、あずさはNHKの歌のお姉さん、亜美は元気系アイドル
そして春香は…
半年前に事務所を移籍したの
理由はたぶん、ハニーの留学
そしてきっと、ミキのせい…
253 :
追いついた…だと?
254 = 106 :
去年の8月
この頃にはみんなそれぞれ忙しくなっていて、顔を合わせることも少なくなってたの
5月から新しくプロデューサーとして雇われた仁後愛美28歳、通称"にごみー"は仕事の出来る人で、すぐにみんなと打ち解けた
お姉さんタイプでいろいろ相談できるのも大きかったのかも
そのころの春香は…
ハニーのことを引きずってるみたいだったけど、表向きはいつも通り明るく振る舞ってた
255 = 178 :
新参は失せろ。二度と来るな
NG推奨
もっと内容のあるレスをお願いします
256 = 106 :
「合同ライブ?」
真っ先に声を挙げたのは春香だった
「ええ。765プロ総出演のね。そして竜宮小町の解散ライブでもあるわ」
律子…さんの声に耳を傾けてるミキたち
まぁ、そのとき事務所にはミキと春香しかいなかったんだけど
ってゆうかミキ、相変わらず呼び捨て禁止なの
なんでなんで?
ミキ、けっこう頑張ってるのになぁ
257 = 106 :
「久しぶりですね!えっと…2年ぶり?」
「そうなるかしら?」
「わぁ!またみんなで同じステージに立てるんですね?」
「一緒に集まって練習する時間はほとんど無いでしょうけどね」
「な、なんとかスケジュール合わせましょうよ!」
「うーん…難しいでしょうね。仁後さんとも話し合ってみるけど」
258 = 106 :
「ぜったい楽しいですよ!あの頃みたいにみんなでレッスンして」
「スケジュールはしばらく先までビッシリなのよね。ライブのために1日だけ調整できたけど」
「なんとか練習時間作れませんか?他の仕事をお休みしてでも」
「無茶言わないの!そんなことできるワケないでしょう!765プロの信用に関わります」
「だけど…みんなで…」
ミキ、ちょっとイラって来ちゃったの
いま思うと大人げなかったのかもしれないけど、言わずにはいられなかった
ずっと前に感じた違和感がもっと大きくなって、弾けちゃった感じだったから
259 = 106 :
「春香はワガママだよ」
「えっ?」
「ミキ、春香が何したいのか分からないの」
「わ、私はただ、あの頃みたいにみんなで楽しく」
「そのために他の仕事の関係者さんたちに迷惑かけても良いの?」
「それは…わ、私が頭を下げてまわるから!それからライブの後は、いまの2倍…ううん、3倍お仕事するから!」
「それはプロのすることじゃないと思うな、ミキ」
ミキ、あのとき約束したから
プロとしてトップを目指す、って
ハニーは軽いケガだったけど、約束は約束だから
260 = 106 :
「み、美希?」
「ミキはプロでありたい。目の前の仕事をカンペキにこなしていきたいの」
「わ、私だって…」
「ミキだってもっとみんなと会いたいよ?一緒にレッスンしたいよ?だけどそのために決まってる仕事に穴を開けるなんて、ミキ、や!」
春香の言いたいことはミキにもよく分かったの
だけど…
いまのミキたちにとっては、ただの馴れ合いでしかないって思えたから
262 = 106 :
「みんな…バラバラになっていくから…」
律子…さんは何も言わず、ミキと春香のやり取りを見てた
「私たちの絆も…このまま消えて無くなっちゃいそうだから」
「…そんななら絆、いらないの」
「えっ?」
「それくらいで消えちゃう絆ならいらない!いつも一緒にいなきゃ保てないような絆なら…ミキ、そんなのいらない!」
それを聞いた春香はしばらくの間うなだれてた
だけど
「…分かった。ごめんね、美希」
春香はミキに背を向けると、ドアを開けて出ていったの
そして一週間、お仕事を休んだ
264 = 106 :
訂正
「…そんななら絆、いらないの」
↓
「…そんな絆なら、いらないの」
誤字脱字増えてきたけどご勘弁を…
265 :
アニメ全否定?w
266 = 106 :
春香に足りなかったのがプロ意識なら…
ミキに足りなかったのは何のかなぁ?
いまだったら春香の思いが分かる
きっと春香は穴を埋めようとしたんだね
ハニーがいなくなってしまった穴を
もちろん、みんなと一緒にいる時間が減ってることに対しては、もっと前から悩んでたんだろうけど…
春香ってば、寂しがり屋だからね
だけどミキは、間違ったことは言ってないと思うな
いまでもそう思ってるの
267 = 106 :
「おはようございます…」
あれから1週間後、春香が事務所に来た
みんな…もちろんミキも何度も電話やメールをしたけど、応答は無かったの
「みんな、ご迷惑おかけしました」
「落ち着いた?」
「はい。ごめんなさい仁後さん」
「話は聞いたわ。申し訳ないけど…やっぱり決まっている仕事に穴を開けることはできないわ」
「あの…仁後さん?」
「なぁに?」
「プロって何なんでしょう?」
全員が聞いてる前で、春香がにごみーに質問した
まるで全員に対して質問してるみたいだったの
268 = 106 :
「プロねぇ…答えはいろいろあると思うから、今から言うのは私の個人的な意見よ?」
「はい、構いません」
「やり遂げること。自分の仕事をね」
「…そのために大事な仲間と離ればなれになっても?」
「それで途切れてしまうような関係なら、仲間とは呼べないと思う。少なくとも、私にとっては」
ミキと同じような答えだったの
嬉しいなんて気持ちにはならなかったけど
269 = 215 :
アニメでも春香と美希は対称的に扱われてたよな
春香は誰かを励ましたり勇気づける役で、美希は正論を言ったりして皆を落ち着かせる役
270 = 106 :
「私は…甘いですか?」
「…そう言わざるを得ないわ。」
「仁後さんは…昔の私たちを知らないから…」
「ちょっと春香!」
止めたのは律子…さん
今のは言っちゃいけないことだよ、春香…
272 = 106 :
「春香よく聞いて?私たちは春香を責めようなんて思ってないの。言いくるめるつもりもない」
「分かってます律子さん…私が…いつまで経っても変われないってことですから」
「春香…」
「合同ライブが終わったら移籍させて貰えませんか?できるだけ小さな事務所に」
「なっ…」
「ここにいたら、私は壊れちゃいます…みんなに甘えて…みんなのことが好きすぎて…」
"みんな"の中にあの人も含まれてるってことは、言われなくても分かったの
ミキだけじゃなく、きっと、みんなに…
嗚咽を漏らし始めた春香に対して、ミキたちは結局、何も言えなかったの
273 = 164 :
>>204
目標を補足、ドリルちんちんミサイル発射
ゾウ「もう興ったゾウ」ブンメイカイカ
>>255
ゾウ「もう興ったゾウ」ブンメイカイカ
274 :
俺はあの3話はすきだけどなー。
④
275 = 106 :
その日からの春香には、笑顔が戻ってた
無理に笑ってるわけじゃなくて、なんて言うか…
吹っ切れたみたいに
お仕事もちゃんとこなすし、レッスンも真面目に受ける
ミキとも普通にお話してくれた
だけど、春香の口から合同ライブの話題が出ることはなかったの
まるで765プロって存在が、すでに過去のものになってしまったみたいだった
そしてライブ当日を迎えたの
この12人で立つ、最後のステージを…
276 = 106 :
会場は超満員
小町の解散ライブってこともあって、小町ファンが1/3くらいを占めてそうだったの
楽屋での春香は、千早さんと楽しそうにお喋りしてた
千早さんは何度も説得したみたいだけど、春香の気持ちは変わらなかったみたい
そのころにはミキ、なんとなく気付いてたの
春香はあの人から卒業したいんだって
自分の気持ちに幕を引いて、新しい場所に向かって飛び立っていくんだって
ミキが春香でも、きっと同じだったと思うな
だってここにいるとイヤでも追いかけちゃうもん
あの人の影を
277 = 106 :
765プロの天海春香として最後のソロステージ
曲は春香のデビューシングル、"Shiny smile"
上手になったね、春香
歌もダンスも、とっても
ミキのこと嫌いになってもいいよ?
春香が移籍する原因は、ミキにもたくさんあると思うから
それにミキは…
あの人の彼女だから
まだキスもしたことないけど、ずっと内緒で付き合ってたから
だから春香
ミキのこと、嫌いになってもいいよ?
278 :
ぬ
279 = 106 :
歌い終わった春香がステージを降りてくる
ミキ、舞台袖で春香のステージを観てたの
春香がミキのところに駆け寄って来て、息を整えてる
「春香、ミキね…」
言い終わる前に、春香に抱きしめられちゃった
そして春香は言ったの
美希、私のこと嫌いになってもいいよ?
って
280 = 106 :
「なんで?ミキ、春香を傷付けるようなこと言ったのに」
「ミキは悪くないよ。私のせい。私がいつまでも忘れられずにいるから」
「春香…ミキ…ミキね?春香に黙ってたことが」
「言わないで」
「え?」
「たぶん分かってるから…だから言わないで。私、弱いから…きっと泣いちゃうよ。えへへ」
「春香…」
282 = 106 :
「いつか、私がもう少し大人になったら…またみんなに会いたい」
「うん…うん!」
「私はもう大丈夫だよ。だから、笑って送り出してほしい」
「分かったの…春香の卒業式だもんね?」
「えへへ。また卒業するとは思わなかったよ」
283 = 106 :
「…ふふ」
「アハッ、でしょ?」
「…アハッ」
「うん!美希はそうやって生意気に笑ってる方がいい!」
「むー!ヒドいの、それ!」
それから、もう1度2人で抱きしめあったの
またね、って歌いながら
ミキたちがもう少し大人になったら、きっと会おうね?
いつか訪れるその日まで…
またね、大好きな春香
285 = 106 :
ライブ終了後、春香は876プロに移籍したの
社長同士が知り合いなんだって
そこのアイドルの日高愛ちゃんってコに懐かれてるみたい
愛ちゃんってスッゴく元気なコみたいなの
良かったね、春香
ミキ、安心したの!
そして時間は進み、4月へ…
286 = 106 :
最後の15分休憩を頂きます…
288 :
最初は24話の終わりは無いと思ってたけど時間たって監督のインタビューとか見てたらああいうのも悪くないと思ったよ
まあ周りの反応には違和感あったけど
289 :
まややんないよ+無茶振りされるぬー
二人合わさったにごみーさんの人格が不安だ
290 = 106 :
「はい、オッケーでーす!」
「お疲れさまでしたー」
「お疲れさまでした、なの!」
歌番組の収録を終えたミキは、タクシーでお家に向かってた
後部座席でウトウトしてたら、携帯電話が鳴ったの
相手はハニー
メールは週に1回って約束なんだけど、どうしたのかな?
一昨日メールしたばっかりなのに
291 = 106 :
件名は"朗報!!!"
どうやら良い報せみたいなの
ええっと、なになに…
ふむふむ…
…
えっ!?
ハニーってば、向こうのケーブルテレビの歌番組のチーフディレクターを任せて貰えることになったんだって!!!
スゴいの!!!
292 = 106 :
地方ローカルだけどな
って書いてあるけど、それでもスゴいの!
ハニーはいま、夢への階段を昇ってるんだね?
彼女として、とっても誇らしいの
そっか…
良かったね、ハニー
…ん?
またハニーからメールが来たの
293 = 106 :
件名は"追伸"
本文は…
来月帰る
一週間くらいだけどな
…えっ!?
ええっ!!!
帰ってくるってことは…
ハニーに会えるの!?
295 = 106 :
最後に会ったのは…
3年前、みんなで空港に見送りに行ったとき
そっか…
もう3年経つんだね
ミキ、ハニーとの約束ちゃんと守れてるよね?
プロとして、トップアイドルになれたんだもん
だから、胸を張ってハニーに会えるのと思うの
296 = 106 :
3年はあっという間だったのに、1ヵ月はすっごく長かったの
ミキ、3歳くらい年を取っちゃった気分なの
帰国5日前にハニーからのメール
『どこで待ち合わせる?』
うーん…
いろいろ考えたけど、やっぱりあの場所にするの
『木橋の真ん中で待ってるの!』
あのときのハニーの言葉が無かったら、ミキ、アイドル辞めちゃってたの
あの上手くない例え話が無かったら、ね
アハッ
298 = 106 :
帰国3日前のメール
『3日前です。3日後、します』
…
……
………はぁ?
な、なに言ってるのあの人!?
そんな宣言されても…
って、ミキが言ったんだっけ、これ…
い、いろいろ準備しとかなきゃなの!
299 = 106 :
そして帰国当日
待ち合わせ時間は18時ちょうど
ミキは15分前に着いたの
久しぶりにこの公園に来たけど、あのころと変わってないの
鴨先生は、どうやらいなくなっちゃったみたい
うーん
とっても残念なの…
300 :
さるよけ
みんなの評価 : ★★
類似してるかもしれないスレッド
- 春香「イン・マイ・ライフ」 (258) - [69%] - 2012/4/4 21:45 ★★
- 美希「ハニーはミキの物だよね?」 (170) - [59%] - 2013/7/22 15:15 ☆
- 真美「ティロ・フィナーレ!!」 (115) - [57%] - 2013/6/21 16:15 ○
- 夜神月「ガンツ・・・・・・?」 (864) - [57%] - 2012/9/15 2:15 ★★
- 春香「コールオブデュティー?」 (242) - [57%] - 2012/3/18 7:00 ★
- 美希「ハニー、ミキ結婚するね?」 (406) - [56%] - 2013/2/26 19:30 ★
- 美希「ハニーがホームシックなの」 (340) - [56%] - 2013/1/4 9:45 ★
- マミ「ティロ・フィナーレ!」 (206) - [56%] - 2011/3/6 22:30 ★★★
- 上条「グレートサイヤマン?」 (836) - [56%] - 2010/3/25 3:16 ★★★×5
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について