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    元スレ美希「ハニー、ミキ結婚するね?」

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    1 :

    P「え?」

    美希「ミキにふさわしい人、見つけちゃったんだ」

    P「い、いやちょっと待てよ! アイドルはどうするんだ!」

    美希「ごめんね、バイバイ」

    P「お、おい美希! 嘘だろ、待ってくれ、美希!!」

    ――




    P「美希……いかないでくれ……頼む」

    P「美希……」

    P「……はっ」

    P「これまたベタな夢だな……」


    P「仕事行くか……」

    2 :

    はよしろボケ

    3 = 1 :

    P(よりによって朝からあんな夢を見てしまうとは)

    P(……美希は、うちの事務所のアイドルで)

    P(今からちょうど1か月前くらいだったかな? 事務所に初めて来たときに、出会った)

    P(きっとその時から惹かれていたというか、一目惚れに近いような……)


    P「よろしくお願いします」

    律子「えっとそれじゃ、プロデューサー殿はそちらの……ちょっと美希?」

    美希「んー?」

    P「……この子は」

    律子「あぁ、えぇと……」

    美希「ミキ? 美希は星井美希って言うの! よろしくね?」

    P「あ、あぁよろしく。ちなみに俺は……」

    美希「ねぇねぇそこの人。ミキ眠たいからちょっと寝るね? だから時間になったら起こして欲しいな」

    P「え?」

    律子「ちょ、ちょっと美希! アンタプロデューサーになんてこと!」

    美希「え? プロデューサー?」

    4 = 1 :

    P(律子が散々叱って、その最中にも言ってしまえばほとんど話を聞かずに)

    P(ただ見てた俺の方をチラチラ覗いて。目が合った時、俺はもう)

    P(……もちろんルックスもさながら。後で年齢を聞いたときは、それこそ驚いた)

    P(自分がプロデュースするアイドルとしてなのか……一人の女性としてなのか)

    P(どちらにせよ、俺にできることは一つだった。気に入ってる相手ともなれば、それなりにやる気もでる)



    美希「ねぇねぇプロデューサー! どうだった?」

    P「すごいじゃないか美希! またこのオーディションも合格だな!」

    美希「えへへ、ミキにかかればこれくらい簡単なの!」

    P「……それにしても、それだけ力が合ったのにどうして」

    美希「何が?」

    P「あ、いや……今までだってアイドルやってたんだろう? なのに無名ってのがどうも信じられないというか」

    美希「うーん、やる気の問題かな?」

    P「やる気?」

    美希「なんとなくやる気が出たってだけだよ? 今までは、なんていうか退屈だったの」

    5 = 1 :

    P「退屈、か」

    美希「だからプロデューサーが来るって聞いて、すっごくワクワクしてたの!」

    P「それはそれは」

    美希「ねぇねぇ、次のお仕事は!」

    ――

    P(それはもう天才としか形容し難いほど、優秀で素晴らしい人材だった)

    P(……逆に、そのことを聞いて。初日に俺のことを見ていたのは単なる好奇心だと)

    P(男性としての興味ではないんだと実感して、少しだけがっかりした。というのが本音だ)

    P(美希のことを知っていくと、男性関係は軽くいなしてきた、とも聞くし。もともと期待する方がおかしいのだが)

    P(舞台で輝く美希を見てると、その気持ちは高まる一方で……とそんなある日)

    ――

    美希「ねぇねぇハニー!」

    P「なんだ美……え?」

    美希「どうしたの?」

    P「いや、美希……その、今なんて」

    6 :

    あえて結末がどうであるかは聞かないけど、これ俺が読んだほうがいいss?

    7 = 1 :

    美希「……ハニー?」

    P「そうだ、それ! なんでそんな……」

    美希「プロデューサーは、ただのプロデューサーじゃない、って思ったから」

    P「え?」

    美希「ミキね、ずっとキラキラしたいって思ってたの! 舞台の上でいろんなダンスや歌をして」

    美希「今まで全然できなかったことが、今毎日できてるってことがすっごく嬉しいの」

    P「……」

    美希「プロデューサーのおかげだって、思ってる。だから、プロデューサーはミキのハニーなの!」

    P「い、いや……」

    美希「……嫌?」

    P「いやじゃ、ないが……その、仕事では押さえてくれると」

    美希「お仕事が終わったらいいの?」

    P「そういうことでもなく! わ、わかった……好きにしてくれ。でも、できるだけ外では、気を付けてくれ」

    美希「はいなの!」

    P「……」

    9 = 1 :

    ――
    P(もちろん嬉しかった。でもそれ以上に不安の方が大きくて)

    P(急にそんなふうに慕われては、どう対応していいかもわからず……いわゆる勘違いをしてしまいそうで)

    P(そんな勘違いがいいのか悪いのか、順調に進み、ついには日常的にスキンシップがはかられるようになった現在)

    P(……さっきの夢を見てしまった。どうしてこうも、夢のダメージは大きいのか)

    P「……はぁ」

    P(精神的なところだけ強く感じるのか、結構胸が痛む)

    P(……あれだけ慕ってくれている美希も、いつかは。なんて、父親でもあるまいし)

    P(しかし、想えば想うほど。アイドルとプロデューサー、そもそも交わることなどないはず)

    P(さっきの夢が、やたらリアルに思えてきて余計切なくなる。というのは、出勤中の男としては不釣り合いだろうか)

    P「あーもうダメだこんなんじゃ! シャキッとシャキッと!」

    律子「あ、あの……」

    P「え? うわぁああ!!!」

    律子「わっ……お、驚かさないでくださいよ……」

    P「あ、り、律子か……すまん」

    10 = 1 :

    律子「びっくりしますよ……歩いてる男の人が急に大声を上げるんですから……」

    P「そ、それはまあ……この通り、そんなに人多くないしさ?」

    律子「まあいいんですけど……何かあったんですか?」

    P「え? いや、別にそういうあれじゃないんだ!」

    律子「もしよかったら相談に乗りますよ? 私も、一応プロデューサーですし」

    P「……うん、ありがとう。特にアイドルの事になると、女同士の方が捗るだろうしな」

    律子「アイドル?」

    P「あぁいや、別になんでもないんだ。ありがとな」

    律子「いえ、そういうことならいいんです」

    P「……さて、と。今日も頑張るか」

    律子「そうですね、頑張りましょう!」

    ガチャッ

    美希「あ、ハニー!」

    P「おっと美希、来てたのか。おはよう」

    美希「だって今日、お仕事早いんじゃなかった?」

    11 :

    前見たことある気がする

    12 = 1 :

    P「いや、いつもより早いって話でさ」

    美希「えー!」

    P「今からだと……3時間くらい、あるか?」

    美希「……」

    P「いや、それはなんていうか……俺も伝達ミスだったな、すまんすまん」

    美希「……いいの」

    P「そうか、次はちゃんと……」

    美希「その時間、ハニーとデートするの!」

    P「……え?」

    美希「ハニーが悪いんだから、いいよね?」

    P「あ、いや、でも、俺ちょっと仕事……」

    美希「……」

    P「……デートと言っても何するんだ」

    美希「この時間じゃお店も空いてないの。適当に散歩しよ?」

    P「……わかった」

    13 :

    >>11
    俺も思った
    ただとりあえず同じタイトルのものは無いっぽいけど

    14 = 1 :

    美希「~♪」

    P「……」

    美希「どうかした?」

    P「あ、いや。その、楽しいか?」

    美希「うーん、楽しくはないかな」

    P「……まあ、そうですよね」

    美希「~♪」

    P「その……美希さん?」

    美希「何?」

    P「どこに向かってるんだ?」

    美希「別に?」

    P「……」

    美希「こういうのは男の人がリードしてくれるんじゃないの?」

    P「……そう、なんだろうな」

    美希「……ハニーは、嫌?」

    15 = 1 :

    P「嫌なんてそんな……ただ、デートと言うのはさ」

    美希「……」

    P「……美希?」

    美希「……デート、してくれるんでしょ?」

    P「うん、でもその……」

    美希「デートってすれば、ただ出かけるだけでいいとか思った?」

    P「み、美希?」

    美希「……ミキは、誰にでもハニーとか、言うと思った?」

    P「あ、いやそんなこと……」

    美希「……ううん、なんでもない。ごめんなさい」

    P「……」

    美希「うー、やっぱり朝は寒いの……そろそろ、戻ろ?」

    P「あ、うん……」

    16 = 1 :

    P(俺には美希が何を考えてるか、何を求めているかわからない)

    P(たとえ分かったとして、それが俺に対する愛情だったとしても……受け入れることは)

    美希「ハニー?」

    P「おっと……」

    美希「どうかした?」

    P「いや、ちょっと考え事をな」

    美希「……さっきのことは、気にしないで?」

    P「あ、うん」

    美希「……今日の収録の後って、迎えにきてくれる?」

    P「え? えーと、時間は合うと思うが」

    美希「そっか、わかったの!」

    P「迎えに行っていいのか? そのまま帰ってもいいんだぞ?」

    美希「んーとね、ちょっとだけ寄りたいところがあるから付き合って欲しいなって」

    17 = 1 :

    P「寄りたいところ?」

    美希「さっきダメだったから、チャンスを上げるの!」

    P「……あー」

    美希「いいでしょ?」

    P「……わかった」

    美希「それじゃ、行ってくるの!」

    P「あぁ、行ってらっしゃい」

    P(美希のわがままはなかなか厄介なものばかりで。でも、それをかなえてあげたいと心のどこかで思っていて)

    P(……ひいきはしないように心がけてるが、やっぱり弱い)

    律子「プロデューサー?」

    P「おっと、律子か」

    律子「さっき美希と出かけて、何か?」

    P「……いや、まあデートと称して散歩に行ったんだが……お気に召さなかったようで」

    18 = 1 :

    律子「……それでなんとなくわかりましたけど」

    P「具体的に何かをするわけにもいくまい……美希の気持ちはわかるけどさ」

    律子「……」

    P「律子はどうした方がいいと思う?」

    律子「……さぁ、それは美希にしかわからないでしょうから」

    P「やっぱり、そうだよなぁ」

    律子「……あとは、本人と」

    P「まあ、とりあえず大丈夫だろう。目立つ事はしないつもりだし」

    律子「心配はしてませんよ、まあ頑張ってください」

    P「うん、ありがとうな」

    20 = 1 :

    ---
    美希「待ってたの、ハニー!」

    P「すまんな、ちょっと遅れて」

    美希「ううん、大丈夫」

    バタン

    P「それでどこに行くんだっけか?」

    美希「……」

    P「美希?」

    美希「このまま……車の中でもいいよ?」

    P「え?」

    美希「……ミキは、それで」

    P「美希……?」

    美希「ミキ……ハニーのことが好き」

    P「……それは前から聞いて」

    美希「違うの! だって、どうせ……ハニーは適当な言葉だって思ってて……」

    21 = 1 :

    P「て、適当だなんてそんな……」

    美希「でも、今何も思ってない……」

    P「な、何が……」

    美希「ミキはこんなにドキドキしてるのに……ハニーは全然変わってないの……」

    P「……」

    美希「……本当は、ダメなのわかってる……分かってるけど、ちゃんと言いたかったから」

    美希「ハニーが優しくしてくれるから、ミキだって……期待しちゃったのに」

    P「……美希」

    美希「えへへ、今朝のデートのお詫びに本当は……もっと欲しいけど」

    美希「……最後まで聞いてくれたから、今日はもういいの。うちに向かって?」

    P「あ、うん……」

    22 = 1 :

    P(緊張してないわけじゃない。ただ、目の前で起こったことがにわかに信じられなくて……)

    P(それを、ただ純粋に喜ぶことができない立場、というのも一つだろうが)

    P(……何にせよ、らしくない美希を乗せたまま、沈黙に包まれたまま無事家に着いた)

    美希「……もう着いちゃったの」

    P「……あぁ」

    美希「それじゃ、また……明日、ね?」

    P「……あぁ」

    美希「ミキなら……ミキが運転手なら、自分の家に連れて行っちゃうよ?」

    P「……」

    美希「……じゃあね」

    バタン

    P(美希は最後に、精一杯の美希らしさを俺に見せて)

    P(……きっと明日からも、変わらない日常なんだろう。そう思うと、やっぱりこの想いは重たい)

    P(はじめからそんな想い持っていなければ……もしかしたら、美希も悩まなくて済んだのかもしれないのに)

    23 = 1 :

    P(家に着いた俺は、何ということもなくベッドに倒れ込んで)

    P「……はぁ」

    P「……いっそ、今日あの夢を見たい」

    P(というか、夢じゃなくて本当なら……諦めもつくかも。なんて弱音を吐いたりして)

    P(珍しく何もせず、そのまま眠ってしまった)


    P(翌日、事務所に着くと誰もいなかった)

    P(……と思ったら)

    P「……早いな」

    美希「……おはよう、ハニー」

    P「おはよう、美希」

    美希「……ハニー」

    P「どうした?」

    24 = 19 :

    見てるよ

    26 :

    貴音かわいいよ貴音

    27 = 1 :

    ギュッ

    P「え? ちょ、ちょっと美希!?」

    美希「……」

    P「お、おい離れ……」

    美希「……ハニー、ごめんなさい」

    P「……美希」

    美希「……ダメな子だよね、ミキ」

    P「……」

    美希「もうね、こんなわがままなこと言わないから……」

    美希「……だから、今日だけ」

    P「……」

    P(ベタベタな展開……だと突っ込んだとしても俺にはどうすることもできず)

    P(……数分後、美希は離れた。目は軽く赤くなっていて)

    30 :

    何故だか俺の中では美希は噛ませ犬というか
    恋に破れるイメージが強いのだが

    31 = 1 :

    美希「……あはっ! なんだか、スッキリしちゃったの!」

    P「美希……」

    美希「大丈夫……ハニーは、ハニーは悪くないから……」

    美希「それで、ミキはいいの……」

    P「……」

    P(何も口にしてくれない美希に対してなのか、何もわからない自分に対してなのか分からない)

    P(結局ずっと見てるだけだった、という自分に対しても……とにかく苛立が押さえきれなかった)

    P(もう思っていることを絡まったまま吐き出してやりたかった。でも、そんなこと流石にできず)

    P(美希に対する想い、今の葛藤からひねりだした言葉は……)

    P「……俺も好きだ」

    美希「……え?」

    P「俺も好きなんだ! でも、でも……」

    32 :

    他の女の子がおとなしめなアタックしてる時に、あっさり直球アタックでPをもっていくイメージ

    33 :

    美希が恋愛噛ませのイメージの人は
    SPのムーンの影響

    34 :

    ほかのキャラメインのssでどうしてもかませ役になってしまうからな

    35 = 1 :

    ちょっと離席
    よかったら保守頼む
    落ちてたら立て直す

    36 = 30 :

    ういーす

    38 :

    >>34
    ハニーって呼ばせなきゃ良いだけなんだがな

    41 :

    スレタイみたことあるって人おおいけど

    やよい「長介、私幸せになるね」

    じゃないの?

    42 = 6 :

    どう考えてもPはミキのハニー

    44 = 19 :

    俺がハニーだ!

    45 :

    期待してたのと違う

    47 :

    はやくはやく

    48 :

    49 = 6 :

    ミキミキが一番可愛い


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