元スレ男「幼馴染を無視しつつ他の女の子をちやほやしよう」

みんなの評価 : ★★★×7
101 = 10 :
―昼休み―
男「友、食堂行こうぜ!」
友「うん。さ、地味子さんも行こ?」
地味子「ほんとに良いの?」
男「良いも何も、昨日約束しただろ?」
友「そうだね。約束は守らないとね」クスッ
地味子「そ、それじゃあ、お弁当持って来ます……っ」
102 = 10 :
転校生「あ、あの!」
男「おう。どした?」
転校生「話が……あるんだ」
男「……後でじゃ駄目か?」
転校生「出来れば、直ぐに」
男「そっか……。友」
友「なんだい?」
男「先行って席キープしといてくんない?」
友「……分かった」
男「じゃ、行こうか」
転校生「え?」
男「ここじゃ話し難いんじゃ無いのか?」
幼馴染「……」
転校生「……そうだね。中庭に行こう」
103 = 10 :
―中庭―
男「それで、話って?」
転校生「えっと、幼馴染さんの事で……」
男「まあ、そうだよなぁ……」
転校生「男君と話出来ない事が辛そうなんだ。だから、ケンカしてるなら仲直りして欲しい」
男「……」
転校生「僕が口出しする様な事じゃ無いのは分かってる。けど、話すらしない状態じゃ仲直りなんて出来ないから……!」
男「……お前、良い奴だな」
転校生「今は僕の事じゃなくて、幼馴染さんの話をっ!」
男「俺と幼馴染はケンカなんかして無いよ」
104 = 10 :
転校生「だったら何で!?」
男「んー、なんつーか、さ」
転校生「……」
男「お前は自分の恋人が他の奴と仲良くしてるのって平気なタイプ?」
転校生「え? それは……嫌、かな……」
男「まあ、そんな感じだよ。だから幼馴染とは今までみたいに馴々しくできない」
転校生「……君は、それで良いの?」
男「良いも何も、選んだのはあいつだしな」
男「今は慣れて無いから上手く話せないけど、じきに良い感じの距離感になれると思う」
転校生「……」
107 = 10 :
男「ま、お前が良い奴っぽくて良かったよ」
転校生「……」
男「幼馴染は、さ」
転校生「うん……」
男「結構怒りっぽかったり、見栄っ張りなとこあるけど、根は凄い良い奴なんだ」
転校生「うん……」
男「幼馴染の事、頼むな」
転校生「うん……。って、え?」
男「じゃ、俺は行くわ」
転校生「あ、ちょっと……!」
転校生「……」
転校生(僕の、僕の所為だ。二人がケンカしたの)
転校生(僕が幼馴染さんと居るから……)
108 :
あーこれは自殺コースですわ
109 :
おはよう支援
110 = 10 :
―食堂―
友「早かったね」
男「はは……」
地味子「あ、席、こっちです」カタッ
男「お、ありがとな」
友「……で、キミは何食べるの?」
男「悪いっ! 空腹に負けてパン買って先に食っちまった!」
地味子「え、そうなんですか?」
友「……そう」
男「ほんとごめんな!」
地味子「し、仕方無いですよ。男の子なんですからっ」
友「そうだね。じゃ、待たせた挙げ句フライングした男は、飲み物でも買って来てよ」チャリン
男「ったく、しょうがねぇな。行ってやんよ! 地味子さんは何が良い?」
地味子「わ、私はいいですよっ」
男「いいから、いいから。ほれ、言ってみ?」
111 = 10 :
―購買―
ユーガットァメイル
男「ん、メールだ」
『身体保たないから、せめてカロメでも良いから飲むように。 ―友―』
男「……」
男「ありがとな……」ボソッ
112 :
こういうのいいね④
113 :
学校行く前ラスト支援
114 = 10 :
―五限・体育―
男「……」
男(体育だった事は覚えたけど、まさか持久走とは……)フラフラ
男(昼抜いたこと転校生に悟られない様にする為とはいえ、こりゃ参加しないでサボれば良かったか……?)
男(あー、何か視界が白い……)
男(……もう、駄目……だ……)グラッ
ドサッ
「せ、先生! 男君が!」
「どうした!?」
「男っ!?」
「わ、私が保健室連れて……」
「私が連れて行きます」
「ボクも手伝うよ」
「お願い」
「……」
115 :
皆いいやつなんだけど
116 = 10 :
―――
――
―
『おとこは、わたしのことすき?』
『うーん……うん。えへへ……』
『もうっ。こういうときは、おうっ! って男らしくいわなきゃだめ!』
『でも……』
『むう……っ』
『お、おう!』
『えへへっ。わたしもおとこがすき!』
『ずっとなかよしでいようね、おとこ!』
『おう!』
・・・
117 = 112 :
転校生が実は女とかやめてくれよ
119 = 10 :
―保健室―
男「……夢か」
委員長「やっと目が覚めましたか」
男「委員長。……それに、友も」
友「おはよ」
委員長「友さんから聞きました。昼食抜いて、なぜ無理をしたのですか?」
男「友、話したの?」
友「……ごめん」
委員長「理由までは聞いてませんが、あまり無理をしないで下さい」
男「……」
友「ボク、先生に男が目覚めたって報告して来るよ。ついでに飲み物も買ってくるね」
男「おう。ありがとな」
友「委員長さん。男を宜しく」ガタッ
委員長「分かりました」
120 = 10 :
―保健室前―
友「入らないの?」
幼馴染「……」
転校生「……」
友「……ま、いいけどね」
幼馴染「あ、あの! 男、何で倒れたの?」
友「……」
幼馴染「……」
転校生「僕の所為、だよね」
幼馴染「え、なんで転校生君の……?」
122 = 109 :
男子校だよな
123 = 10 :
友「……違うよ」
転校生「けどっ!」
友「男は……。男は昨日、久し振りに里帰りした姉と、その娘の相手で疲れていた」
友「その疲れが抜け切らずに無理するから倒れただけだよ」
友(まあ、ウソでは無いよね。今朝疲れてたって言ってたし)
転校生「……本当?」
友「うん。ウソでは無いね」
幼馴染「そう……なんだ……」ホッ
友「で、もう行って良いかな? 早く報告済ませたいんだけど」
幼馴染「あ、うんっ。引き止めてごめんね」
友「べつにいいよ」
友(ごめんね、か……)
124 :
ほす
>>1頑張れ
125 = 10 :
―保健室―
男「友のやつ遅いな……」
委員長「……」
男「なんつーか、倒れたおかげでベッドの上でサボれるなんて嬉しいサプライズだね」
委員長「……」
男「……」
委員長「……」
男「あの、委員長」
委員長「……あまり」
男「……」
委員長「あまり心配させないで下さい……!」
男「ご、ごめん……」
126 :
追いついた朝起きて一気に>>1から読んでしまった
これはおもしろい
127 = 10 :
委員長「本当に反省してますか?」
男「してるしてる!」
委員長「本当に?」
男「反省してる!」
委員長「分かりました。信じます」
男「良かった……」グウゥ
男「あ……」
男「安心したらお腹空いてきちゃった……」
委員長「ふふっ。本当に貴方は仕方のない人ですね」
男「ははは……」
128 = 10 :
委員長「実は今朝のチョコがまだあるんですよ」
男「……」
委員長「食べたいですか?」
男「た、食べたいなぁー」
委員長「ふふ。良いですよ」
男「良いの?」
委員長「ええ。はい、どうぞ」スッ
男「ありがとう、委員長!」
委員長「うふふ……やっぱりダメです」ヒョイ
男「そんな!」
129 :
この委員長は黒髪ポニテの巨乳なクール美少女で間違いない
130 = 10 :
委員長「私、実は結構いじわるなんですよ」プチプチ
男「うん。今知った……ってなんでシャツのボタン外してるのかな?」
委員長「だから、チョコをここに……」ムニッ
男「い、委員長……、なんでチョコを胸に挟んでるの……?」
委員長「はい、どうぞ」
男「どうぞって、ちょっと、なに? え? どゆこと?」
委員長「チョコですよ。食べて下さい」
男「でも胸に挟んでたら……」
委員長「男君……。早く食べないと、先生が来ますよ?」
131 :
委員長の株が急上昇中
132 = 109 :
委員長はメガネっ娘だよな?だよな?
133 = 10 :
委員長「私の服がはだけた状態を見て、先生どう思うでしょうね」クスッ
男「なにそれこわい」
委員長「はやく……して下さい……」
男「わ、分かったよっ」ソローッ
委員長「ま、待って」
男「え?」
委員長「本当に反省してるなら、手を使わずに食べて下さい……」
男「……」
委員長「……」
男「……へ?」
134 :
うほほーい!
135 :
安易なエロは大歓迎だぞ貴様!
136 = 79 :
夢オチにちがいない!
138 = 10 :
男「手を使わずにって……」
委員長「口で直接、です」
男「い、いや、さすがにそれはマズイ!」
委員長「早くして下さいっ。もう、溶けて来てるんです……」
男「……本当に良いの?」
委員長「……」コクン
男「分かった。い、いただきます」
男(色々な意味で)
139 :
友達と遊びに行くっていう地味子を地味子母が可愛く仕立て上げてくる展開はまだですか?
140 = 137 :
俺の息子が目覚めてる…!!
141 :
クソッ!追いついちまったッッ!
社会ッッ!
142 = 10 :
ぽふっ
委員長「ひゃっ」ピクッ
男「ん……」パクッ
男(なんだろう、チョコとは違うすごい良い匂い)
委員長「……溶けたチョコも、ちゃんと舐め取って下さいね?」
男(マジか!?)
男「ほ、本当に舐めるぞ?」
委員長「ええ。どうぞ」
男「じ、じゃあ……」ペロッ
委員長「ん……」ゾクッ
委員長「……」
委員長「男、君……」ナデナデ
男「い、委員長……?」
143 = 10 :
男(頭、撫でられてる……)
委員長「眠ってる間、男君泣いてました」ナデナデ
委員長「なぜ泣いていたか、私は分かりません」ナデナデ
委員長「なぜ食事が喉を通らない程思い悩んでいたか、私は知りません」ナデナデ
男「!?」
委員長「ですが……」ギューッ
男(今度は抱き締めてきた……)
委員長「そんな貴方を心配する人が居る事を知って下さい」
男(委員長……)
委員長「そして貴方を心配する人に、もっと甘えて下さいね……」
男「……うん」
144 = 115 :
うん
145 = 141 :
抱きしめるってことはいいんちょの胸あたってるよな?
つまり
146 = 44 :
あててんのよ
147 :
委員長に甘えたい
友はボクっ娘だよな?
148 = 10 :
男(情けないことに、俺は委員長の前で少しだけ、本当に少しだけ泣いた)
男(そのあいだ委員長は何も言わずに俺の頭を撫で続けてくれていた……)
―――
――
―
委員長「落ち着きました?」
男「ん……」
委員長「チョコ、綺麗に食べてくれましたね」
男「あんな状況でお恥ずかしい限りでございます……」
149 = 10 :
男「ところでさ」
委員長「何でしょうか?」
男「まさかと思うけど、わざわざ俺を抱き締める為にあんな事を……?」
委員長「いけませんか?」
男「いけなくは無いけど……」
委員長「悲しい時は誰かの胸で泣くものです」
委員長「ですが男君が素直に私の胸で泣いてくれるとは思わなかったもので」
委員長「それに……」
委員長「私、結構いじわるなんですよ」クスッ
男「……へへ」グスッ
男「うん。……知ってるよ」
みんなの評価 : ★★★×7
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