元スレ桐乃「…あいつがいなくなった」あやせ「えっ?」
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51 = 1 :
- 翌日 -
あやせ「き、桐乃に…相談したい事がっ!」
桐乃「どーしたの、あやせ…そんなものすごい形相でっ!」
あやせ「桐乃の趣味の領分だから、こんなの桐乃にしか頼めないのっ!」ゴニョゴニョ
桐乃「あたしの趣味とな! それなら放課後とかの方が…教室ではさすがに…」ゴニョゴニョ
あやせ「その、かなり切実なので、じっくりとご相談させていただきたいのです。」ゴニョゴニョ
桐乃「帰りにどこか、という訳にもいかないし、ウチにくる?」ゴニョゴニョ
あやせ「是非、お願いいたします。」ゴニョゴニョ
桐乃「では、そーゆー事で。わたしもちょうど、あやせに相談したい事が。内密に。」ゴニョゴニョ
あやせ「では、その件も含めてというのはどうかな?」ゴニョゴニョ
52 = 12 :
でも少女マンガって結構エグいよね
53 = 1 :
- 放課後、高坂家 桐乃の部屋 -
あやせ「実はですね、わたしもオンライン対戦ゲームに興味を持ちまして。」モジモジ
桐乃「ついに、あやせも分かってくれたのねっ!!」ガシッ
あやせ「桐乃っ、落ち着いて! その、食べず嫌いは良くない、と。」ワタワタ
桐乃「その考えだけでも充分よ、あやせ。分かった、まずはやってみよー。」ソワソワ
あやせ「やってみよー。」ワクワクドキドキ
桐乃「ところでわたしの相談なんだけどね…あやせ、地味子…麻奈美と仲いいよね?」
あやせ(…! まさか気がついた!?)
桐乃「お母さんが地味子に電話してるの、聞いちゃって。その、バカ兄貴の世話焼いてる、とか…」シュン…
あやせ(わたしの事までは、まだバレていないようだけど…?)ドキドキ
54 = 38 :
ワクワク
55 :
地味メガネは不要
56 = 1 :
桐乃「もしかして、地味子はバカ兄貴の住んでる所、知ってるのかなぁって。」グスッ
あやせ「あのね、それならお姉さんに聞いてみたよ。学校で様子見て、連絡してるんだって。」アセッアセッ
桐乃「そう、なの…ありがと、あやせ。少しだけ安心した。」
あやせ(事前にお姉さん達と打ち合わせしてなければ、今のは避けられなかったーっ!!)アセッアセッ
桐乃「あやせ、また新しい情報があったら教えてねっ!」
あやせ「大切な桐乃のためだから、ね。できるだけ、がんばってみる。」
桐乃「こーゆー時、黒猫が転校しなければ…貴重な情報源がっ!」
あやせ「黒猫って、お兄さんの彼女を詐称した泥棒猫の事?」ムッ
桐乃「詐称した、とゆーか、一時期、確かにバカ兄貴の彼女だった訳で…それに友達だし…」モジモジ
あやせ(桐乃の友達をあんまり悪くいうのもなんですし、この話題はここまでにして…)
57 = 1 :
『いえにかえるんだな。おまえにも、おにぃちゃんがいるのだろう』
桐乃「…その、あやせ、さん? すごくお上手ですね?」ワナワナッ
あやせ「や、これは本当に初めてだし、そのまさか、こんなにおもしろいとは…」
桐乃「ノーハンデ同キャラ対決で、もうわたしの腕に追いついてるなんて!?」
あやせ「こう、動かすだけなら、そんなにも難しくないというか…ね?」
桐乃「あやせ、センスあるよ。すっごい悔しいけど。」フルフルッ
あやせ「でも、これ、そのエッチなゲームなんだよね…?///」
桐乃「ゲームとしてはどっちの目的でも遊べるけど、わたしは可愛い絵が好きだから☆ミ」
あやせ「でも、こうやって人と遊ぶ分には、それ程…」
桐乃「とりあえず、明日にでもコレ買ってきて、あやせもオンラインデビューしようか?」ニヤッ
58 = 1 :
あやせ「オンラインデビュー?」
桐乃「そうそう。そうすれば、わざわざウチに来なくても一緒に遊べるし、ね、ね?」
あやせ(ん、つまり表に裏に、お兄さんに群がる女の人を監視できますね?)キュピーン
桐乃「それに、あやせの腕なら、すぐに黒猫とだってやれるよ、だから、ねっ?」
あやせ(泥棒猫も正面から叩き潰せるチャンスですか…ふふっ、うふふふふ…)ニヤリ
あやせ「分かったわ、桐乃。桐乃の言う通りにする…けど、これって18禁、だよね?」
桐乃「大丈夫、手配ならもう済ませたわ。」
あやせ「早いし! しかもさすが、ネット通販…明日には届くって…」
桐乃「エロゲーデビューする親友への、わたしからのプレゼントよ。感動した?」キリッ
あやせ(嬉しいけど、そこには感動できないよ、桐乃…)
59 = 1 :
- 翌日の放課後、高坂家 桐乃の部屋 -
桐乃「ふっふっふ。さあ、あやせ、パソコンはもってきた?」
あやせ「ノートパソコンだけど、大丈夫だよね?」
桐乃「バカ兄貴も同じようなの使ってるから、それは大丈夫。さあインスコしちゃおうねー。」ムフフ
あやせ「うーん、結構時間かかるんだね。それにエッチなのはゲームで躊躇してるのもあるし。」
桐乃「ここまできて文句言わなーい。それに、別に見たくなければスキップできるから。」
あやせ「確かに絵は可愛いよね…」
桐乃「そうそう、リプレイも見れるんだ。あいつとの対戦リプレイ見る?」
あやせ「桐乃とお兄さんの? それは見てみたいかも(主に私がモデルのキャラが)。」ワクワク
桐乃「あいつのキャラ、眼鏡なかったら、あやせそっくり。性癖でキャラ作るとかキモっ!」イラッ
60 :
>>32
マジで昔、新刊の内容が発売前に書かれたVIPのSSそのままだったことがあったな
黒猫と別れる話
61 = 1 :
あやせ(…なるほど、お兄さんが土下座したのも分かる。わたしに似てるなぁ…でも、ね?)
あやせ「気のせいとは思えない程、露出度高くない? 後、桐乃の方も、桐乃そっくり…」
桐乃「あー、えっとね、こーゆーの作るのが得意な知り合いにいてね?」
あやせ(ん、この露出度の高いコスチューム、見覚えがあるような、ないような…?)
あやせ「もしかして、わたしに似てるのってEXタナトスだっけ…メルル、だったかな?」
桐乃「ほほう、あやせも『星くず☆うぃっちメルル』をご存知かね、ん?」キュピーン
あやせ(桐乃の前で、コスプレする寸前まで覚悟を決めてた、とは言えない…!)タジタジ
あやせ「き、桐乃、何か変な事、考えてない?」ジリジリッ
桐乃「あやせも『星くず☆うぃっちメルル』を一気見して、一緒に感動しよっ!」キリッ
あやせ(結局、その日はゲーム云々よりも桐乃のメルル講座&鑑賞会に費やされたのでした…)
62 :
原作では黒猫転校したの?
63 = 1 :
京介「…で、何が悲しくて、受験生の俺が、あやせとエロゲーの協力プレイをせにゃならんのだ?」
あやせ「桐乃から『週末までにキャンペーンモードをクリア』するよう宿題が、と説明を…」
京介「確かに協力プレイでレベル上げしないと面倒だしなぁ…」
あやせ「一人で黙々やってもクリアできないから、頼んでるんじゃないですかぁ…///」
京介「まあ、わざわざ麻奈美と二人で晩飯作りに来てくれてる分くらいは手伝うよ。」
あやせ「ちゃんとクリアできたら、きちんと別のお礼を差し上げますから、ね?」
京介「参考までに、どんな人参か教えてもらえると、やる気の意味でありがたい。」
あやせ「わたしと桐乃の、雑誌に載った写真の元データ、と言ったら?」
京介「全身全霊を尽くして、あやせさまの課題攻略につきあう所存だ。」
麻奈美「きょうちゃん、優しいねー。」ニコニコ
64 :
麻奈「実」・・・
65 = 1 :
あやせ(わざとパソコンはお兄さんの部屋に置いてきましたし、明日も口実は充分ですね♪)
あやせ(それに、毎回、腕組んで、ちゃんと家まで送ってくれるし♪)
あやせ(セクハラもしてこないし、もう『きょうすけ』さんって呼びたい♪)
あやせ(クマさんじゃなくて、お兄さんを『きょうすけ』さんって呼びたい♪)
あやせ「…!!」ギューッ、クンカクンカ! ←桐乃から渡された薄い本の知識を総動員して妄想中。
あやせ(~~~~~~~~~~~~~~~~♪)ゴロンゴロンゴロンゴロン
あやせ「…きょうすけ、さん♪ ~~~~~♪///」バンバンバンバン
あやせ(桐乃に押し付け、もとい、借りた薄い本…同人誌がいけないのよー!)
あやせ(タナトスだっけ、が…エッチな事、されてるのを厳選してる桐乃ぉ…絶対ワザとだった!)
あやせ「…きょ、京介さん…~♪///」ギューッ、クンカクンカ! スハースハー!
>>64 誤字指摘ありがとう
66 = 1 :
- 翌日の放課後 -
桐乃「あやせ、最近、悩み事ない? 時々、思い出したように真っ赤になってるけど?」ジー
あやせ「それは、桐乃が…っ! 桐乃がわたしに、あの、薄い本なんて渡すからっ!」ゴニョゴニョ
桐乃「気に入ってもらえたようね。うへへ、ようこそ、あやせ。こちら側の世界へ。」ゴニョゴニョ、ニヤニヤ
あやせ「ううっ。もう少ししたら『宿題』終わりそうだから、対戦、できるからね?」ゴニョゴニョ
桐乃「その時は、前みたいに、手加減しないからね(…手加減してないけど)?」ゴニョゴニョ
あやせ「ところで桐乃。風の噂で聞いたけど…お兄さん、シスコン勝負に負けたとか?」ゴニョゴニョ
桐乃「…! どこから、そんな最高機密情報をっ!」ゴニョゴニョ
あやせ「桐乃が、お兄さんに、ほっぺにちゅーしてあげたら勝ってたとか?」ゴニョゴニョ
桐乃「あ、あ、あやせっ! 一体、どこまで知ってるの…!!」アセアセッ
68 = 1 :
あやせ(桐乃が、どこまでお兄さん、いえ京介さんに迫ったかは分かりましたっ!)
あやせ(噂の泥棒猫も、京介さんに、ほっぺにちゅーまでした不届き者っ!)
あやせ(お泊りっこしてたお姉さんには敵わないまでも、桐乃と泥棒猫には負けられないっ!)
あやせ「…これでっ! ふぅ、やっと『宿題』終わりましたぁ…」グッタリ
京介「これで、桐乃もあやせも喜んでくれるなら一石二鳥だ。がんばったな、あやせ。」
あやせ「じゃあ、その…がんばったご褒美、もらっちゃいますね。ちゅっ☆ミ」
京介「な、何をっ! 今の不意打ちだろっ! 俺の初めてをだなっ!」ワタワタ
あやせ「わたしも…初めて、でしたから、良かった。京介さん…///」モジモジ
京介「あやせ、お願いがあるんだが…不意打ちじゃなくて、もう一回、してくれ。」
あやせ「はい、お兄さん、じゃなくて…京介さん…ちゅっ☆ミ」ギューッ
69 = 1 :
麻奈実「ごめんねぇ、スーパー混んでて…あれ、どうしたの二人共?」ガチャッ
京介「いや、やっと桐乃の『宿題』をあやせが終わらせて一安心してたところだ。」アセアセッ
あやせ「はい…京介さんの、おかげです。あの、これお約束のデータです。」モジモジ
麻奈実「むふふぅ、『京介さん』ですかぁ。ふぅん。」ニヤニヤ
京介「あの、麻奈実さん? 何ですか、その妬ましそうな羨ましそうな顔は?」
麻奈実「わたしも、きょうちゃんの事、『京介さん』か『あなた』って呼ぼうかなって。」
京介「なんで!? 急にそんな話に飛躍しちゃう訳!? ねぇ!?」
麻奈実「だって、あやせちゃん、うっとりしてて、すごい幸せそうだもん…」ジーッ
京介「ちょっとまって、ねぇ!? おーい、あやせー!? 戻ってこーい!!」
あやせ「うふふ…京介さん…きょーすけさぁん…すぅっ…はぁっ…」ギューッ、ウットリ、クンカクンカ
70 = 55 :
地味メガネはすっこんでろ
71 = 1 :
あやせ「お、お恥ずかしいところをお見せいたしまして、申し訳ありません…」モジモジ
京介「いや、とりあえず現実に戻ってきてくれて助かった。」
麻奈実「はい、『あなた』☆ミ ご飯ですよ♪」
京介「麻奈実…もう少し歳を考えて、言葉は使った方が、ごふぅっ…っ!!」ビクンビクン
麻奈実「だめだよー、きょうちゃん。わたしだってぴちぴちなんですからねー!?」ニコニコプンスカ
あやせ「ああっ、京介さんっ!? 今のはさすがのわたしも…」タジタジ
京介「麻奈実さん、お願いだから、その怖い笑顔はやめてー!?」
麻奈実「あやせちゃんも、今日はきょうちゃんの味方かなー?」ニコニコニコニコ
あやせ「味方もなにも、わたしの素敵なお兄さんとお姉さんなんですからー!?」
あやせ(目の前の惨劇をわたしは見なかった事にした。)
72 = 1 :
あやせ「あの、大丈夫ですか? 京介、さん…///」テレテレッ
京介「麻奈実にぽかぽかされてるのは慣れてるが、マウントでごっすごっす殴られるのは初めてだ。」
あやせ「やっぱり、お姉さんも、京介さんの事、大好きなんですよ…」ギューッ
京介「今日は初体験がたくさんあって大変だった。特に、あやせのは効いた。」
あやせ「あの、それはどういう…(ちゅっ)んっ…」ポワーン、ウットリ
京介「その、なんだ。年下にされてばっかりというのは気に入らん///」
あやせ「あ、あの! 不意打ちは卑怯だと思うんです、京介さぁん…」ポワーン
京介「じゃ、やり直し、する?」
あやせ「も、もうすぐ家ですから、その、是非、今、お願いします…っ!」テレテレッ
京介「じゃあ、あやせ。少しだけ、背伸びして…ちゅっ☆ミ」ギューッ
74 = 1 :
あやせ『あややん:色々あって、やっとオンラインにデビューです。』
桐乃『きりりん:まってたよーぉwww早速、対戦しよっか、あややーん☆ミ』
あやせ『あややん:えっと、桐乃…だよね?』
桐乃『きりりん:もっちろん、きりりんがあたし、桐乃って携帯で伝えたじゃん?』
あやせ『あややん:ところでその、ハンドルネーム?で呼び合った方がいいのかな?』
桐乃『きりりん:そっちの方がお互い気にならないからねー。』
あやせ『あややん:では、きりりん。早速、お手合わせをお願いね?』
桐乃『きりりん:うっへへっ、しっかりカモらせてもらうよーwwwあややーんwww』
あやせ(京介さんと、二人でがんばった成果、桐乃に全力でぶつけますっ!!!)
桐乃『きりりん:あたしの輝かしい勝率のために、敗北の味を思い知れっ、あややんっ!!!』
75 = 1 :
『いえにかえるんだな。おまえにも、おにぃちゃんがいるのだろう』
桐乃『きりりん:ねぇ…あややん? どこでそんなに強くなったの、ねぇ…?』
あやせ『あややん:それは黙秘を行使させて…これまで色々とあったのよ…』
桐乃『きりりん:でも、一勝もできないなんて…しかも、後一押しで負けるのが悔しいっ!』
あやせ『あややん:でも、きりりんだって、本気だったから悔しいんでしょ?』
桐乃『きりりん:そう、そうなのよっ! 悔しい…けど、友達と本気で遊べるのがすっごく楽しい!』
あやせ『あややん:きりりんが楽しいんだったら、必死に宿題こなした甲斐があったわ。』
桐乃『きりりん:んー、何だろうなー、あややんの攻め方、誰かに似てる気がする。』
桐乃『きりりん:黒猫でもないし、沙織とも違うし…うーん?』
あやせ『あややん:ほら、今日はもう遅いし、わたし寝るねっ! また明日っ!』アセアセッ
77 = 1 :
あやせ(ふぅ、危ないところでした。練習相手が京介さん、でしたからね。)
あやせ(とにかく、今日の事を思い出すと…顔が真っ赤になる…キスしたしっ!)テレテレッ
あやせ「よし、このモヤモヤを吹き飛ばすためにも、いつもの日課を…っ!」
あやせ「…きょ、京介さん…~♪///」ギューッ、クンカクンカ! スハースハー! チュッチュッ!
- 同時刻 高坂家 京介の部屋 -
桐乃「京介ぇ…どこいったのよぉ…寂しい時くらい傍にいてよぉ…」グスッグスッ
桐乃「まだ、このベッド…京介の匂いがするぅ…///」クンカクンカ!
桐乃「あやせも、次は負けないかんねっ!」クンカクンカ!
桐乃「明日は休みだし、今日はこのまま、京介のベッドで寝ようかな…///」クンカクンカ
桐乃(京介分、補充ぅ…)スヤスヤ
78 = 1 :
- 翌日 -
京介「親父に模試の結果を見せに来ただけで、何故俺はこんなのを見なければならんのだ!?」
桐乃「うへへ…みやびちゃん、きりのおにぃちゃんのとこおいでぇ…」ムニャムニャスヤスヤ
京介(おねぇちゃん、じゃなくて、おにぃちゃん、かよ!?)
京介(しかも何故、俺の部屋で、桐乃が怪しい寝言を、幸せそうに言ってる状況が分からん!!)
京介(親父への報告は済んだし、何も見なかった事にして、さっさと逃げよう、そうしよう!)
桐乃「ん、きょーすけぇ…さみしーよぉ…」グスッ
京介「…あーもう! 仕方ねぇーなぁ! 起きるまでだからなっ!」
京介(とはいえ、昨日あやせと色々あったせいで、ニヤニヤして、ほとんど寝れてないしなー)ウトウト
京介(麻奈実にやられた所も痛ェし…ちょっとだけ付き合ってやるか…)ウトウト
79 = 1 :
桐乃「う、うーん…何かいい夢見たような気がする…うへへ…」ボケー
京介(ん、桐乃、起きたのか?)ウトウト
桐乃「よぉしっ、少し充電できた気がす…るっ、て、京介!?」
京介(お前のエネルギー源は妹モノのエロゲーだろ…)ウトウト
桐乃「なんで、ここに京介が…しかも寝てるっぽいし…チャンス?」
京介(チャンスってなんだよ…)ウトウト
桐乃「京介分、充電開始ぃ…///」ギュッ、クンカクンカ、スハースハー!
京介「桐乃っ、おまっ、何をやって! 目ェ覚めたじゃな…もうちょっとだけだぞ…」ナデナデ
桐乃「チッ、そのまま寝てればいいのにぃ…じゃあ、フルチャージしたいなぁ…」グスッ
京介「すまんが元気の源であるエロゲーなら一人でやってくれ。」ナデナデ
80 = 1 :
桐乃「もう、空気読めないヤツっ…おはよう、京介。ちゅっ。///」
京介「黒猫といい、お前といい、どうしてそういう不意打ちしてきやがるんだ…」ナデナデ
桐乃「エロ猫はほっぺだったんでしょ、同じとこはヤだから、あたしはおでこっ…ちゅっ。///」
京介「言いたい事は分かったから、今はお袋がドアを開けない事を祈れ。」ナデナデ
桐乃「それってさぁ…もっと、すごい事してもいいって事?」ニヤニヤ
京介「お前のすごい事は、俺の想像の域にないから、困…んんっ!!」
桐乃(ちゅーっ。)←唇から急速充電開始!!
… ←急速充電中。
桐乃「ぷはっ…京介分、充電完了ぉ…後、遅くなったけど、おかえり、京介…///」
京介「おおお、おう、ただいま。桐乃。」ナデナデ
82 = 1 :
桐乃「へ、部屋で着替えてくるから、それまで帰んないでよねっ!!///」テレテレッ
京介「お袋が晩飯くらい食ってけ、って言ってたから、それは安心しろ。」
桐乃「じゃあ、ソッコーで着替えてくるっ!!///」ダダダッ
京介「リビングで待ってるからなー。」
桐乃(えへへへぇ…京介と、キス、しちゃったょぉっ!!!///)デレデレ
桐乃(ああ、今のあたし、ちょーキモい!! ニヤニヤが止まらないっ!!///)デレデレ
桐乃(『ただいま、桐乃。』キリッ(乙女補正有)、だってさーっ!!///)クネクネデレデレ
桐乃(しまったなぁ、写メでも撮っておくべきだった…)ガックシ
桐乃(後で、も一回、言ってもらって録音するか動画にしておこ。///)ウヘヘヘ
京介「そうだ。今日は自宅だって、麻奈実とあやせにメールだけしとこ。」ポチポチ、ピローン
83 = 1 :
あやせ(ううっ、ほとんど眠れませんでした…///)
あやせ(今までは、クマさんのきょうすけさんで落ち着いたというのに…///)クンカクンカ
あやせ(わたしから仕掛けておきながら、あの生の感触は卑怯ですっ!///)
あやせ(まだ、デートもしてないのに、キス、しちゃったし…)
あやせ(! そうだ、お休みなんだし、デート…にお誘いしてっ!)
あやせ(…待って待って。キスはもうしちゃったし、後はその…///)ピローン
あやせ(あ! 京介さんからのメールっ! …そっか、今日は自宅かぁ…)ショボーン
あやせ(自宅…桐乃に薄い本を返す名目で自宅訪問! これはいい手です!)バタバタッ
桐乃「黒猫には教えておこっかな、京介が帰ってきてるって。」ポチポチ、ピローン
黒猫(やっと出番…主役は最後に登場するものだわ。待ってなさい、京介。)ルンルン♪
85 = 1 :
あやせ「深呼吸、深呼吸…よしっ!」ピンポーン
桐乃「はーい、黒猫、早かったじゃ…って、あやせ?」
あやせ「ゴメンね、桐乃。いきなりで。その、借りてた本、返しに…///」
桐乃「あ、そーゆー事なら。せっかくだし上がって上がって。後ろのエロ猫も。」
黒猫「…お邪魔します。」
桐乃「二人共、あたしの部屋でいいかな? 今、バカ兄貴、自分の部屋で寝てるから。」
黒猫「…そう、それはいい事を聞いたわ。」スタスタ、ガチャ、バタン
桐乃「あんのエロ猫ぉっ!!」 あやせ「この泥棒猫っ!!」ドタドタドタドタッ!
黒猫「…うふふ、今日こそ『契り』を…京介…」ドキドキ
桐乃「エロ猫ぉっ!! ナチュラルに添い寝しようとすんなぁっ!!」
86 = 1 :
あやせ(どうしてこんな事に…京介さんの部屋で、お互いを牽制しあう状況に…)
麻奈実「あれ、みんなも、きょうちゃんに会いに来たんだ、もてもてだねぇ。」
あやせ「お姉さん! どうしてここに!?」
麻奈実「きょうちゃんのお母さんにね、お呼ばれしたのー。はい、ウチの和菓子。」
あやせ「と、とりあえず、桐乃…借りてた本を…///」
桐乃「んふっ♪ その様子だとお楽しみいただけたようですなぁ、あやせさま♪」ニヤニヤ
黒猫「…桐乃、あなた、普通の人に何を押し付けたの?」
桐乃「ん? メルルのタナトス陵辱本。ハードなやつ。ほら、あやせ、似てるっしょ?」キリッ
麻奈実「りょーじょく、って入浴の事だっけ?」
あやせ「お姉さん、この話はここまででっ!!!」アワアワッ
87 = 1 :
桐乃「しっかし、よくこの状況で寝てられるわね、このバカ兄貴は。」イラッ
黒猫「ここは運命の人である私が、目覚めのキスを…」スック
あやせ「ま、待ちなさい、この泥棒猫っ!!」
麻奈実「みんな、きょうちゃんの事、大好きなんだねぇ。」ニコニコ
「「「///」」」
桐乃「な、何よ、みんなして、その反応は…あやせ、まで…? ま た か!」ムカァッ
黒猫「仕方ないわね、ここは京介を賭けて勝負しましょうか、正々堂々と。」
麻奈実「勝負はいいけど、きょうちゃんを景品にしちゃだめだよー?」
あやせ「そうですよ、きょ…お兄さんはモノじゃないんですから!」
黒猫「…勝負する事はいいのね。じゃあ勝者の特典はどうするの?」
88 = 1 :
桐乃「じゃあ、兄貴の引越し先を教えてもらう、というのは?」ウヘヘ
黒猫「勝者の名前付きで愛の言葉を囁いてもらって録音する、のはどうかしら?」ドキドキ
麻奈実「きょうちゃんと一日デート、お泊り付きってどうかなー?」ニコニコ
「「「その勝負乗った!!!!!」」」
あやせ「…こほん、落ち着きましょう。全部やってもらえばいいじゃないですか。」テレテレッ
黒猫「異論はないわ。むしろ素晴らしい提案よ。」
桐乃「い、いいじゃない。その代わり、敗者は手出し無用、アリバイ工作にも協力する事。」
麻奈実「でも、げぇむだと黒猫さんが圧勝だよねぇ。」
あやせ「だったら、トランプとか、どうでしょう? シンプルにババ抜きとか。」
黒猫「この私が、そんな単純なゲームで引けを取るとでも? 受けましょう。」
90 = 1 :
京介「ふぁぁっ…なんだこの状況は。誰か、分かりやすく説明してくれ。」ボケー
桐乃「ようやく起きたわね、バカ兄貴。あんた、今日の景品よ。」フフンッ
京介「ゴメン、桐乃。何を言ってるのか全く分からない。」ボケー
あやせ「これから、わたし達四人で、ババ抜き一本勝負をします。」モジモジ
黒猫「勝者には、京介の引越し先を知る権利が与えられるわ。」モジモジ
京介「はい?」
桐乃「後、勝者の名前付きで、愛の言葉を囁いて、録音するのよ…///」テレテレッ
京介「そんなにお前は俺の黒歴史を増やしたいのか!」
麻奈実「勝者には、『きょうちゃんと一日デート、お泊り付き』が贈呈されるんだよー。」ニコニコ
京介「誰が何言ったか知らんが、最後のは絶対に麻奈実が言っただろー!?」
91 = 1 :
京介(だいたいババァ抜きなら真っ先に麻奈実が脱落するだ…)ゾクゾクッ!!!
麻奈実「…きょうちゃん…今のは『本気』で、怒ってもいいかな!?」ニコニコ、メキィ
京介「まだ何も言ってないけど、何だか申し訳ございませんでしたー!!」ドゲザァッ!!
麻奈実「きょうちゃん、『何』が言いたかったのかな!?」ゴゴゴゴゴ
京介「あ、あの、麻奈実さん!? ごめんなさい、許してぇー!?」
- しばらく残虐なシーンが続くので、和やかな映像でもご想像ください -
桐乃(黒猫はプレッシャーに弱い。あやせは普段から表情をよく見てる。となれば…)
黒猫(桐乃は分かりやすいからいいとして、後の二人は強敵ね…)
あやせ(桐乃は敵ではないわ。泥棒猫も心理戦には弱いらしい。となると…)
麻奈実「さあ、きょうちゃんも、大人しくなったし- 始めましょうか。」ニコッ
92 = 1 :
桐乃(席は時計回りにあたし、黒猫、地味子、あやせ。妥当なところだけど…)スッ
黒猫(桐乃から引いて、ベルフェゴールに手札を渡す…やっかいな位置だわ。)スッ、ポイッ
麻奈実(黒猫さんは素直ないいコだけど、あやせちゃんは強敵ね。色々な意味で。)スッ、ポイッ
あやせ(…最悪の位置ですよ、ここ。お姉さん、絶対に本気だし…)スッ、ポイッ
桐乃(くっ、あやせ、もしかしてあたしの手が見えてるの!?)スッ、ワナワナ…
黒猫(まずは手札を減らさないと。ジョーカーなんて後からでも分かるわ。)スッ、ポイッ
麻奈実(序盤は気にせず引いていきましょうねー。)スッ、ポイッ
あやせ(わたしが問題とするのはお姉さんだけで、よさそうですね。)スッ、ポイッ
桐乃(…!! あ、あやせぇ…ちょっとくらい協力してよぉ…)スッ、フルフルッ…
「「「桐乃、オワタwww」」」
95 = 1 :
桐乃(あたしが不甲斐無いばかりに、あやせの手札が後一枚に…!)スッ、ポイッ
黒猫(おかしいわね、誰もジョーカーを持ってる気配がない…)スッ
麻奈実「んー、そろそろわたし、『9』が欲しいなぁ。」ニコニコ
黒猫(…!)ビクンッ
麻奈実「あ、これかなー? ありがとー。わたしも後二枚だよー。」スッ、ポイッ
あやせ(間違いない! ジョーカーは最初からお姉さんが持ってたんだ!)
麻奈実「はい、あやせちゃんが引く番だよー。」ニコニコ
あやせ「くっ、なんてプレッシャー…これが年の功なの…」タジタジ
麻奈実「あやせちゃん? 心の声が聞こえてるよー?」ゴゴゴゴゴ
あやせ(ひぃっ!? わたしとした事が…強敵をラスボスにしてしまったー!?)アワアワッ
96 = 1 :
麻奈実「はい、あやせちゃん? 引いて?」ゴゴゴゴゴ
あやせ(どっち!? どっちがいいの!? ババ抜きで命の危機なんて初めてだよー!)
あやせ「こっち!? …いや、こっちかな!?」オロオロ
黒猫「これがベルフェゴールの真の姿…なんて恐ろしい!!」ナムナム
桐乃「あやせ、何かごめん…お見舞いにはちゃんといくから。」ナムナム
あやせ(もう何もかも終わった事にされてるしー! 誰か助けてー!?)オロオロオロオロ
あやせ「もう覚悟を決めて…こっちに…!?」チラッ
あやせ(京介さんが首を振ってる…お姉さんの手札が見えてるんだ…! 信じます!)ゴクッ
あやせ「えい、こちらにしますっ! …ふぅ、揃いました…わたしの、勝ちです。」ポイッ、ホッ
麻奈実「うー、残念。わたしは二番かなぁ…」ショボーン
97 = 1 :
桐乃「もう地味子とか、言いません。麻奈実お姉さん。最下位として土下座でお許しを…」ペコペコ
黒猫「はい、麻奈実お姉さん。もうベルフェゴールとか言いません。許してください。」ペコペコ
京介(唯我独尊の二人が麻奈実に土下座するのも、何かシュールだな…)
麻奈実「もぅ、二人共、その辺りで、ね? ところで、あやせちゃん?」ジロリ
あやせ「は、はいっ!? なんでしょう、お姉さん!?」ビクビクッ
麻奈実「最後、ちょっとだけ、目線が泳いでたよね? あれは何かなー?」ニコニコ
あやせ「ぐっ、それは、そのぉ恐怖、じゃなくて、そのですねぇ…///」
麻奈実「あやせちゃんは悪くないよ。ね、きょーぉちゃーん!?」ニコニコ、ギロッ
京介「あ、あの、麻奈実さ…もう、何も聞いてくれそうにないですよね、今!?」
- 残虐なシーンですので、桐乃と黒猫とあやせのムフフなシーンでも妄想してください -
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続きはよ
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