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元スレ魔王「夢と現実、お前の選択はどっちだ」
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勇者「全てが消え去ったこの場所で独りだけ生き残ったお前が思った感情は」
勇者「寂しさだった」
勇者「お前は夢の中で何度も俺に言っていた。独りだけだって寂しいって…」
勇者「俺の妻としてのお前も、魔王の娘にしてのお前も俺に一緒に居て欲しいと言っていた」
勇者「お前はただ寂しかったし、それで俺が欲しかったんだ」
勇者「寂しさだった」
勇者「お前は夢の中で何度も俺に言っていた。独りだけだって寂しいって…」
勇者「俺の妻としてのお前も、魔王の娘にしてのお前も俺に一緒に居て欲しいと言っていた」
勇者「お前はただ寂しかったし、それで俺が欲しかったんだ」
勇者「でも勇者の俺が魔族のお前を、しかもこんな惨状を見てただで話を聞いてあげるとは思えない」
勇者「だからお前は罠を仕掛けた」
勇者「この指定された場所にお前は幻覚魔法をかけ」
勇者「俺とお前に同時にその魔法をかけた」
勇者「そして俺がこの幻覚から逃げられないようにするため」
勇者「二つの夢を作ってどちらかは現実であることを俺に刻印させた」
勇者「だからお前は罠を仕掛けた」
勇者「この指定された場所にお前は幻覚魔法をかけ」
勇者「俺とお前に同時にその魔法をかけた」
勇者「そして俺がこの幻覚から逃げられないようにするため」
勇者「二つの夢を作ってどちらかは現実であることを俺に刻印させた」
勇者「一人は魔王の娘でずっと一人で居続けたお前」
勇者「一人は俺の妻としてのお前」
勇者「一つはお前の過去の姿」
勇者「一つはお前がなりたかった姿」
勇者「あまりの寂しさにお前は」
勇者「例えそれが夢の中だとしても」
勇者「どっちの夢でも」
勇者「俺と…誰かと幸せになる方を選んだんだ」
勇者「例え偽りの幸せでも、こんな所で一人で死んでいくよりはマシだと」
勇者「一人は俺の妻としてのお前」
勇者「一つはお前の過去の姿」
勇者「一つはお前がなりたかった姿」
勇者「あまりの寂しさにお前は」
勇者「例えそれが夢の中だとしても」
勇者「どっちの夢でも」
勇者「俺と…誰かと幸せになる方を選んだんだ」
勇者「例え偽りの幸せでも、こんな所で一人で死んでいくよりはマシだと」
勇者「でも、お前の予定は外れた」
勇者「お前の魔法に鴉が一匹流れ込んだんだ」
勇者「慌てたお前は、臨機応変その鴉を二つの夢を渡りながら、俺の選択を誘うための道具に使った」
勇者「でも、両方の世界でのお前が同一人物でないことを俺が気付けないようにした一方」
勇者「突然現れた鴉にはそれが出来なかった」
勇者「だから俺と同じく、鴉もまた二つの世界を両方とも意識のあるまま渡っていたんだ」
勇者「そしてその鴉によって、お前は俺に自分の本当の気持ちを教えてしまったんだ」
「牢屋周りのものを眠らせておいた」
「傷ついた体も回復してやろう」
「さあ、もう一度魔王に挑むのだ」
勇者「無意識的にお前は、俺に助けを求めたんだ」
勇者「俺に、お前を守って欲しいと言ったんだ」
勇者「お前の魔法に鴉が一匹流れ込んだんだ」
勇者「慌てたお前は、臨機応変その鴉を二つの夢を渡りながら、俺の選択を誘うための道具に使った」
勇者「でも、両方の世界でのお前が同一人物でないことを俺が気付けないようにした一方」
勇者「突然現れた鴉にはそれが出来なかった」
勇者「だから俺と同じく、鴉もまた二つの世界を両方とも意識のあるまま渡っていたんだ」
勇者「そしてその鴉によって、お前は俺に自分の本当の気持ちを教えてしまったんだ」
「牢屋周りのものを眠らせておいた」
「傷ついた体も回復してやろう」
「さあ、もう一度魔王に挑むのだ」
勇者「無意識的にお前は、俺に助けを求めたんだ」
勇者「俺に、お前を守って欲しいと言ったんだ」
勇者「俺は勇者だ」
勇者「例え俺自身は地獄を味わっても」
勇者「絶望と痛みが体に染みこんでも」
勇者「諦めることなんて出来ない」
勇者「そこに守るべき者が居るなら」
勇者「例えそこがどこだろうと、誰だろうと、助けに行くのが勇者だ」
勇者「だから、俺はここに来た」
勇者「夢か現実かもはっきりとしないあの世界から」
勇者「『現実のお前』を守ってあげるためにここに来たんだ」
勇者「例え俺自身は地獄を味わっても」
勇者「絶望と痛みが体に染みこんでも」
勇者「諦めることなんて出来ない」
勇者「そこに守るべき者が居るなら」
勇者「例えそこがどこだろうと、誰だろうと、助けに行くのが勇者だ」
勇者「だから、俺はここに来た」
勇者「夢か現実かもはっきりとしないあの世界から」
勇者「『現実のお前』を守ってあげるためにここに来たんだ」
うわあああぁっぁぁっぁ!!!!!かっこいえっぇぇえxd!!!!!!
勇者「俺との『夢』は楽しかったか、魔王!」
勇者「さあ、選べ!」
勇者「俺はお前の質問に答えた。今度はお前が俺の質問に答える番だ」
勇者「夢と現実、お前の選択はどっちだ」
勇者「さあ、選べ!」
勇者「俺はお前の質問に答えた。今度はお前が俺の質問に答える番だ」
勇者「夢と現実、お前の選択はどっちだ」
………
………
勇者「……」
勇者「……そうか」
勇者「…それが、お前の選択か」
勇者「分かった」
勇者「俺は戻る」
勇者「戻って王に魔王の死を、魔族の滅亡を報告しなければならない」
勇者「…胸糞悪いな。お前のせいで王殺しちまっただろ」
勇者「行って謝っとくか…訳は分からんだろうけど」
??「マ、マッテ」
………
勇者「……」
勇者「……そうか」
勇者「…それが、お前の選択か」
勇者「分かった」
勇者「俺は戻る」
勇者「戻って王に魔王の死を、魔族の滅亡を報告しなければならない」
勇者「…胸糞悪いな。お前のせいで王殺しちまっただろ」
勇者「行って謝っとくか…訳は分からんだろうけど」
??「マ、マッテ」
勇者「!」
??「イ、イカナイデ…」
勇者「…やっと姿を表したか」
??「オネガイ…イッショニ…イテ」
魔王(あるいは魔娘)「独りは…もう嫌…」
勇者「…解っている」
勇者「こっちにおいで」
魔王「……」
スベッ
魔王「あっ!」
勇者「おっと」
??「イ、イカナイデ…」
勇者「…やっと姿を表したか」
??「オネガイ…イッショニ…イテ」
魔王(あるいは魔娘)「独りは…もう嫌…」
勇者「…解っている」
勇者「こっちにおいで」
魔王「……」
スベッ
魔王「あっ!」
勇者「おっと」
勇者「大丈夫か」
魔王「……うん」カァァ
勇者「…夢で見た時よりかなり貧相だな」
魔王「うぅ……だって…『夢』だから」
魔王「……騙して、ごめんなさい」
勇者「良い…とばかりは言えないんだけどな」
勇者「今日俺は二度も地獄を見たんだから」
勇者「一緒に、ココ(現実)で幸せになるか」
魔王「…………うん」ジワッ
おわり
魔王「……うん」カァァ
勇者「…夢で見た時よりかなり貧相だな」
魔王「うぅ……だって…『夢』だから」
魔王「……騙して、ごめんなさい」
勇者「良い…とばかりは言えないんだけどな」
勇者「今日俺は二度も地獄を見たんだから」
勇者「一緒に、ココ(現実)で幸せになるか」
魔王「…………うん」ジワッ
おわり
>>1乙
できるならば後日談的な何かを
できるならば後日談的な何かを
乙
魔王「……」
スベッ
魔王「あっ!」
勇者「おっと」グサッ
勇者「」
おわり
じゃなくてよかったw
魔王「……」
スベッ
魔王「あっ!」
勇者「おっと」グサッ
勇者「」
おわり
じゃなくてよかったw
ここまでお疲れ様でした。
分かる人が居るかもしれないけど、
このストーリーの基本ネタとなる、『夢と現実の罠』はイギリスの某SFドラマの話を借りていることをここで話しておきます。
基本ストーリーラインはそこを借りましたけど、それ以外成り行きです。
後、自分は日本人じゃないんで、いろいろおかしな所があっても大目に見てください。
またどこかでお会いしましょう。
ノシノシ
分かる人が居るかもしれないけど、
このストーリーの基本ネタとなる、『夢と現実の罠』はイギリスの某SFドラマの話を借りていることをここで話しておきます。
基本ストーリーラインはそこを借りましたけど、それ以外成り行きです。
後、自分は日本人じゃないんで、いろいろおかしな所があっても大目に見てください。
またどこかでお会いしましょう。
ノシノシ
王への報告は!?
っていうか、王は何故、滅んで静かなはずの魔界(?)へと魔王討伐の勇者を送り込んだ!?
うぅん、でも面白かった!
乙!
っていうか、王は何故、滅んで静かなはずの魔界(?)へと魔王討伐の勇者を送り込んだ!?
うぅん、でも面白かった!
乙!
お前のSS全体的に黒い話多いよなーって言われたので考えたんだけど…
…あれ?これも割りと黒い?
…あれ?これも割りと黒い?
多分それ俺も言ったかも知れん
ただ、今回は黒い感じでは思うぞ
まあ、なれ合うのも何なのでこれくらいで…
とりあえずもう一度おつ!
ただ、今回は黒い感じでは思うぞ
まあ、なれ合うのも何なのでこれくらいで…
とりあえずもう一度おつ!
えっとね…
子勇者「お前を倒さないとママに会えない」ウルッ
魔王「毎晩寝る前に勇者の日記を覗くの」wktk
勇者「『なんとか王さま』から毎日手紙がくるの」
勇者「マコちゃん、ボク来たよ」魔王「あなたね…」
♀魔王「私もまた勇者の助けを待つか弱いお姫様…」
こんぐらいかな…リンクはググって
子勇者「お前を倒さないとママに会えない」ウルッ
魔王「毎晩寝る前に勇者の日記を覗くの」wktk
勇者「『なんとか王さま』から毎日手紙がくるの」
勇者「マコちゃん、ボク来たよ」魔王「あなたね…」
♀魔王「私もまた勇者の助けを待つか弱いお姫様…」
こんぐらいかな…リンクはググって
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