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元スレ魔王「夢と現実、お前の選択はどっちだ」
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勇者ひとり旅っぽかったからパーティーってことないだろ、と思ったけど勇者と魔王でパーティーなんだな
・・・・・・
・・・・・・
勇者「……」
勇者「(……生きてる)」
鴉「……守るべき相手に守られ、その守るべき者を失って」
鴉「だからこそその存在がアレほど否定しないで欲しいと言っていたその『現実』から逃げたか」
鴉「で、結局この世界を選んだ……」
鴉「正解だ」
・・・・・・
勇者「……」
勇者「(……生きてる)」
鴉「……守るべき相手に守られ、その守るべき者を失って」
鴉「だからこそその存在がアレほど否定しないで欲しいと言っていたその『現実』から逃げたか」
鴉「で、結局この世界を選んだ……」
鴉「正解だ」
鴉「しかしどうする」
鴉「牢屋にぶち込まれ」
鴉「体は魔王に負けてボロボロ」
鴉「この現実を覆すことはできるのか?」
鴉「……」
鴉「まあ、私が負けたんだ」
鴉「これぐらいの補償はしてやろう」
カーカー
鴉「牢屋にぶち込まれ」
鴉「体は魔王に負けてボロボロ」
鴉「この現実を覆すことはできるのか?」
鴉「……」
鴉「まあ、私が負けたんだ」
鴉「これぐらいの補償はしてやろう」
カーカー
看守「うっ、急に眠く……」バタン
鴉「牢屋周りのものを眠らせておいた」
鴉「傷ついた体も回復してやろう」ベホマ
勇者「…!」
鴉「さあ、もう一度魔王に挑むのだ」
鴉「今度は正々堂々と、お前の力で」
鴉「今のお前なら勝てるだろう」
鴉「牢屋周りのものを眠らせておいた」
鴉「傷ついた体も回復してやろう」ベホマ
勇者「…!」
鴉「さあ、もう一度魔王に挑むのだ」
鴉「今度は正々堂々と、お前の力で」
鴉「今のお前なら勝てるだろう」
鴉「お前の武器は看守長が居る部屋に保管されてある」
勇者「……お前は…」
鴉「それでは、負けた私は去るとしよう」
鴉「せいぜい頑張ることだな、勇者」
勇者「…分かった」
勇者「…分かったぞ、お前の正体が…」
鴉「…!」カー
勇者「……お前は…」
鴉「それでは、負けた私は去るとしよう」
鴉「せいぜい頑張ることだな、勇者」
勇者「…分かった」
勇者「…分かったぞ、お前の正体が…」
鴉「…!」カー
てっきり『例え夢だとしても世界を守る!』鴉『なんだとー!?』な感じかと思ってた
むぅ鴉なにものだ
むぅ鴉なにものだ
鴉「……そんなはずがない」
勇者「失せろ」
勇者「次に会った時…丸焼きにしてやる」
鴉「……」
カーカー
勇者「……さて」
勇者「行くか」
勇者「守るべき者を守るために」
勇者「失せろ」
勇者「次に会った時…丸焼きにしてやる」
鴉「……」
カーカー
勇者「……さて」
勇者「行くか」
勇者「守るべき者を守るために」
一方、魔王の部屋
魔娘「きゃっ!」
魔王「良くも…余の邪魔をしたな」
魔娘「…目を覚ましてよ、パパ」
魔娘「今のパパについていける魔物なんてほんのちょっとよ」
魔娘「ほとんどがパパのその凶悪な政治に喚いている」
魔娘「人間たちだけでなく、魔族まで滅ぼすつもりなの?」
魔王「黙れ!」
魔娘「痛い!」
魔王「最初からお前という奴が居たから余に逆らう連中が現れたのだ」
魔王「お前さえ居なければ、また余の世界になる」
魔娘「パパ…!」
魔娘「きゃっ!」
魔王「良くも…余の邪魔をしたな」
魔娘「…目を覚ましてよ、パパ」
魔娘「今のパパについていける魔物なんてほんのちょっとよ」
魔娘「ほとんどがパパのその凶悪な政治に喚いている」
魔娘「人間たちだけでなく、魔族まで滅ぼすつもりなの?」
魔王「黙れ!」
魔娘「痛い!」
魔王「最初からお前という奴が居たから余に逆らう連中が現れたのだ」
魔王「お前さえ居なければ、また余の世界になる」
魔娘「パパ…!」
勇者「その娘から離れろ!」
魔王「!!」
勇者「……」
魔娘「勇者!!」
勇者「…魔王、もう一勝負だ」
魔王「ちっ、どうやって牢屋から出たのかは知らんが」
魔王「貴様など余の相手ではない!!」メラゾーマ
勇者「…ふん!」切り裂く
魔王「なぬっ!」
勇者「守るべき者が居る勇者の力を……ナメるな」
魔王「!!」
勇者「……」
魔娘「勇者!!」
勇者「…魔王、もう一勝負だ」
魔王「ちっ、どうやって牢屋から出たのかは知らんが」
魔王「貴様など余の相手ではない!!」メラゾーマ
勇者「…ふん!」切り裂く
魔王「なぬっ!」
勇者「守るべき者が居る勇者の力を……ナメるな」
勇者「その腕でどれだけの人間と魔族の血を浴びた」ズシャッ
勇者「その脚で、どれだけの街と畑を塵に変えた」ズシャッ
勇者「その心で、どれだけの人々の心を凍てつかせた」グサッ
魔王「ふぐぉ……ば、馬鹿な……こんな力が…どこから……」
勇者「お前の前には殺すべき相手、自分の欲望を満たすべきものしか見えなかっただろう」
勇者「お前に映ったその世界」
勇者「俺には全て守るべきものにしか見えない」
勇者「ソレがお前と俺に力の差だ」
勇者「その脚で、どれだけの街と畑を塵に変えた」ズシャッ
勇者「その心で、どれだけの人々の心を凍てつかせた」グサッ
魔王「ふぐぉ……ば、馬鹿な……こんな力が…どこから……」
勇者「お前の前には殺すべき相手、自分の欲望を満たすべきものしか見えなかっただろう」
勇者「お前に映ったその世界」
勇者「俺には全て守るべきものにしか見えない」
勇者「ソレがお前と俺に力の差だ」
魔王の娘と結婚するんじゃね?
現魔王討伐後に魔王に即位した娘と
そして夢の世界が現実に
バットエンドも回避
現魔王討伐後に魔王に即位した娘と
そして夢の世界が現実に
バットエンドも回避
魔王「……余が……」
魔王「これから…全て余のものになるというのに……」
魔王「ぅぁ…」
魔王「」
勇者「……虚しい奴め」
魔娘「勇者!」ダキッ
勇者「!」
魔娘「勇者!良かった!…良かった…」
勇者「…魔娘」
勇者「……あっちの魔王は死んだ」
魔娘「……そっか…」
魔王「これから…全て余のものになるというのに……」
魔王「ぅぁ…」
魔王「」
勇者「……虚しい奴め」
魔娘「勇者!」ダキッ
勇者「!」
魔娘「勇者!良かった!…良かった…」
勇者「…魔娘」
勇者「……あっちの魔王は死んだ」
魔娘「……そっか…」
魔娘「でも、これで…やっと言える」
魔娘「勇者、あんたのこと、暇で助けたって実は嘘よ」
魔娘「実は最初に見た時に…あなたを見て惚れてたの」
魔娘「今更こんなこと言ったら胡散臭いかもしれないけど、でも……」
勇者「もう言わなくて良い」
勇者「分かってるから……」ダキッ
魔娘「…勇者…」
>>179
現実社会でもネットでも空気の読めない子に多いので、そっとしといてあげて…
現実社会でもネットでも空気の読めない子に多いので、そっとしといてあげて…
魔娘「じゃあ、じゃあ、こ、これからどうしよう」
魔娘「パパ死んじゃったから…取り敢えず、勇者の、つまりに人間の勝ちだよね」
魔娘「これから魔王の後継者の権利を持って、魔族は人間に降伏します」
魔娘「そして、あの…良かったら」
勇者「魔娘」
魔娘「うん、何?」
勇者「……『夢』だよ」
魔娘「……え?」
魔娘「パパ死んじゃったから…取り敢えず、勇者の、つまりに人間の勝ちだよね」
魔娘「これから魔王の後継者の権利を持って、魔族は人間に降伏します」
魔娘「そして、あの…良かったら」
勇者「魔娘」
魔娘「うん、何?」
勇者「……『夢』だよ」
魔娘「……え?」
勇者「……」
魔娘「ちょ、ちょっと待って!」
魔娘「なんで剣で自分の首を斬ろうとするの?」
勇者「痛みは一瞬だ」
魔娘「そういう問題じゃないよ!」
魔娘「なんで!どうして」
魔娘「向こうの夢で辛かったことは分かるよ」
魔娘「でも、これから幸せになれるよ」
魔娘「私と…私と一緒にいてよ」
勇者「……あの鴉は、最初から俺に選択強要した」
勇者「でも、実はあの鴉は夢の中でしか力を使えない」
勇者「つまり、『どっちも夢』だったんだよ」
魔娘「ちょ、ちょっと待って!」
魔娘「なんで剣で自分の首を斬ろうとするの?」
勇者「痛みは一瞬だ」
魔娘「そういう問題じゃないよ!」
魔娘「なんで!どうして」
魔娘「向こうの夢で辛かったことは分かるよ」
魔娘「でも、これから幸せになれるよ」
魔娘「私と…私と一緒にいてよ」
勇者「……あの鴉は、最初から俺に選択強要した」
勇者「でも、実はあの鴉は夢の中でしか力を使えない」
勇者「つまり、『どっちも夢』だったんだよ」
魔娘「どうして…どうしてそんな事言うの?」
魔娘「どうして、私が『夢』だって言うの?」
魔娘「なんでさっきまではあんなに悩んでたのに、どうしてやっと選んだ後こんなにあっさりと」
勇者「なぜなら」
勇者「この夢が何かやっと分かったからだよ」
「でも…あなたに生きていて欲しい」
「この全ての幸せ…全部貴方様が居たから得られたのです」
勇者「お前のせいじゃない」
勇者「俺のせいだ」グサッ
魔娘「どうして、私が『夢』だって言うの?」
魔娘「なんでさっきまではあんなに悩んでたのに、どうしてやっと選んだ後こんなにあっさりと」
勇者「なぜなら」
勇者「この夢が何かやっと分かったからだよ」
「でも…あなたに生きていて欲しい」
「この全ての幸せ…全部貴方様が居たから得られたのです」
勇者「お前のせいじゃない」
勇者「俺のせいだ」グサッ
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パーティーは全滅しました。▼
・・・・・・
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パーティーは全滅しました。▼
鴉「カーカー」
勇者「……」メラ
鴉の丸焼き「」
勇者「……ここか」
勇者「魔王の玉座の間」
勇者「そこに居るんだろ、魔王」
勇者「いや、魔娘」
勇者「……」メラ
鴉の丸焼き「」
勇者「……ここか」
勇者「魔王の玉座の間」
勇者「そこに居るんだろ、魔王」
勇者「いや、魔娘」
シーン
勇者「…出てこないならそれで良い」
勇者「俺が知っている限りで説明しよう」
勇者「最初から全部夢だったんだ」
勇者「魔王に負けた俺も、魔王と結婚した俺も」
勇者「もっとも」
勇者「俺がここに来た時はもう魔王なんて居なかった」
勇者「魔王は……」
魔王の玉座に残っている白骨「」
勇者「既に死んでいた」
勇者「…出てこないならそれで良い」
勇者「俺が知っている限りで説明しよう」
勇者「最初から全部夢だったんだ」
勇者「魔王に負けた俺も、魔王と結婚した俺も」
勇者「もっとも」
勇者「俺がここに来た時はもう魔王なんて居なかった」
勇者「魔王は……」
魔王の玉座に残っている白骨「」
勇者「既に死んでいた」
勇者「勇者として選ばれてここまで来た俺が魔族の土地で見たのは」
勇者「魔族同士の戦いの末に死んでしまった魔族たちの姿だった」
勇者「人間同士でも良くあることだ」
勇者「あまりにも自分たちの欲望に充実していたせいで、自ら全てを葬ってしまうこと」
勇者「魔族だって、大したことなかったんだ」
勇者「魔族は自分たちの内分の末に、人間たちと戦いもする前に、自分たちで同士討ちしてしまったんだ」
勇者「魔族同士の戦いの末に死んでしまった魔族たちの姿だった」
勇者「人間同士でも良くあることだ」
勇者「あまりにも自分たちの欲望に充実していたせいで、自ら全てを葬ってしまうこと」
勇者「魔族だって、大したことなかったんだ」
勇者「魔族は自分たちの内分の末に、人間たちと戦いもする前に、自分たちで同士討ちしてしまったんだ」
勇者「夢の中でお前もそう言っていたな」
勇者「魔王の凶悪さは魔族さえも反感を覚えるようなものだったって」
勇者「それが原因かどうかは良く知らないけどね」
勇者「と、なにはともあれ俺は慌てた」
勇者「そんな時、お前を見つけたんだ、魔王の娘」
勇者「どうやってお前がここに居たのかは、多分夢の中でお前が話した通りなのだろう」
勇者「魔王の凶悪さは魔族さえも反感を覚えるようなものだったって」
勇者「それが原因かどうかは良く知らないけどね」
勇者「と、なにはともあれ俺は慌てた」
勇者「そんな時、お前を見つけたんだ、魔王の娘」
勇者「どうやってお前がここに居たのかは、多分夢の中でお前が話した通りなのだろう」
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