元スレ響「プロデューサーから美希の匂いがするぞ……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
151 = 52 :
『ハニー、大好きなの!』
響(……プロデューサーも、自分なんかより、
美希みたいなきらきらしてる子の方が良いに決まってるぞ。
自分なんかより……美希の方が……
プロデューサーって、美希のこと、どう思ってるのかな……?)
152 :
美希夜道に気をつけろ
153 = 52 :
P「じゃあ、二人ともお疲れさん。
もう暗いから、気を付けて帰るんだぞ」
美希「また明日ね、ハニー!」
P「おう、また明日。
響も、気を付けてな?」
響「うん。明日もよろしく、な」
P「あぁ。一緒に頑張ろう」
響(美希と比べて、この距離感が……ちょっとだけ寂しいんだぞ、プロデューサー)
154 = 52 :
響(やっぱり、こないだのこと、気にしてるのかな……
でも、あれはいきなりプロデューサーが……
うぅん、あんなことしたら、距離を置かれても当然だぞ。
……髪の毛、触られてても、変な匂いって思われただろうし、
結局どっちにしても……同じかな。
……お仕事、頑張ろう。
これ以上、プロデューサーに嫌われないために……)
156 :
なんくるねぇな……
157 = 52 :
美希「ハニー! ミキ、やったの!」
P「あぁ。ソロアルバム、初登場オリコン一位。
千早は悔しがってたが、間違い無く美希の実力だよ。
頑張ったな、美希」ナデナデ
美希「んーっ、もっと! もっと誉めてなの!」
P「も、もっとって」
美希「……ぎゅっとしてほしいな?」
P「バカ、そんなこと出来るわけないだろ」
158 :
真美とはまた違った思春期だなぁ
159 = 52 :
美希「でもやっちゃうもんねー!」ギュウッ
P「こ、こら、離れないか。まだ話は……
あー、響。
響のソロアルバムも僅差の二位だ。ほんとにほとんど差は無いんだけどな。
実質、同着一位と考えて良い。良くやったな」
響「うん。プロデューサーのおかげだぞ」
響(……でも、美希を無理やり引き離したりはしないんだよな)
160 = 52 :
美希「んー……えへへ……」スリスリ
P「二人とも、例のシャンプーのCMのタイアップが……おい、いい加減にしろ」
美希「だって嬉しいんだもん!
美希とハニーの力が認められたんだよ? ハニーは嬉しくないの?」
P「嬉しいに決まってるだろ。
俺のアイドルが同着一位なんて、夢みたいだ」
美希「だったら、今日ぐらいいいでしょ?」
161 = 52 :
P「あー、もう、わかったわかった。
今だけだからな。ちゃんと話は聞いてろよ」
美希「やったぁ! んふー」ムギュウ
響(……ほらな)
P「で、あー、二人はこれから更に忙しくなると思う。
お前たちの勢いに引っ張られて、春香や千早、雪歩なんかもかなり好調だ。
だから、二人とはこれまで以上に密な連携を取りたいと思う」
162 = 52 :
響「密な連携?」
P「あぁ。
何かちょっとでも気になることがあったら、
なんでも遠慮無く俺に相談してくれ。
可能な限り力になるようにする」
美希「じゃあじゃあ、例えばどーしても二人っきりで落ち着いてお話したいな……
って美希がお願いしたら、どうなるの?」
P「……まぁ、考えてやる」
美希「ほんとに!?」
164 = 52 :
P「美希も響も、今は特に自分で思ってる以上にハードワークになってるんだ。
知らないうちに疲れが溜まることもある。
それで体調崩したりしたら元も子も無いからな」
美希「それって要するに、
お仕事頑張ったらハニーとデート出来るってことだよね?」
P「デートじゃない。仕事の一環」
美希「どっちでもいいの! 約束だからね、ハニー!」
165 = 52 :
P「響も、何かあれば、遠慮しないで言うんだぞ」
響「うん、……そうする」
美希「ねぇねぇ、響はハニーとデートしたくないの?」
響「えっ……そんな、自分は別に……」
P「響はお前と違って、仕事に対してストイックなんだよ。
ちょっとは見習え。
……まぁ、だからこそ美希より心配ではあるんだが」
166 = 52 :
美希「えー! ハニーはミキのこと心配じゃないの?」
P「何かあればすぐわかるって意味ではな」
美希「うー……貴音みたいなミステリアスさがほしくなってきたの……」
P「美希には似合わないな。
いつも通り、美希は素直な方が良いよ」
美希「ハニーが良いなら、それで全然かまわないの!」ギュッ
響「あはは。……」
167 :
なんか怖いぞ
168 = 138 :
いおりんヤンデレスレの響編思い出した
169 = 52 :
響(……プロデューサー、やっぱり、
ちゃんと自分のことも考えてくれてるんだな。
でも、……美希があんな感じだから、
自分はあんまりプロデューサーに迷惑掛けないようにしようと思ってたのに、
なんだか逆効果だったみたいだ……
どうしよう……どうしたらいいのかな……
わからないよ、……自分には。プロデューサー……)
170 = 52 :
~♪
~♪
~♪
響「プロデューサー、また美希からメールか?」
P「あぁ。
まったく美希のやつ、早速権利をフル活用しやがって……」
響「……でも、プロデューサーもまんざらじゃなさそうだな?」
P「そう見えるか?
まぁ、……楽しいことは否定しないよ。
美希にも響にも、俺の方が元気をもらうことは多いからな」
171 = 52 :
響「え? 美希はわかるけど……自分も?」
P「あぁ。響が一生懸命仕事を頑張ってくれてるのを見てると、
俺も頑張らないとなーって思うわけだ。
それに、何というか……こんな言い方したら嫌かも知れないが、
響の場合、こう、……ほんとに大丈夫かな、と。
頑張りすぎてないかって、どうしても気になっちゃってな」
172 = 155 :
なんか響はヤンデレ似合う気がする
173 = 52 :
響「……自分は、大丈夫だぞ、プロデューサー」
P「うーん……実は、美希に『仕事は響の方をよく見てあげて』って言われてな」
響「……え?」
P「美希から見ても、やっぱりちょっと心配なんだと思うぞ。
だから、しばらくは響と同じ現場に行くことが多いと思う」
響「……美希……」
174 = 52 :
P「もちろん、響が嫌じゃなかったら、だが」
響「そんなの!……嫌じゃないに、決まってるぞ」
P「ん、そうか。そりゃ良かった。
じゃあ、これからも一緒に、ますます頑張って行こうな」
響「あぁ、自分、もっともっと頑張るぞ!」
~♪
~♪
~♪
P「……はぁ、人が大事な話をしてるときに……」
175 = 52 :
響「ひょっとして、その……デートのお誘い、ってやつか?」
P「んー、まぁ、さすがにもう大っぴらに出歩けたりはしないから、
ちょっと喫茶店で話したりするぐらいだけどな。
仕事は響とか、他の子をよく見とく代わりに、
こう言う……デートは、こまめにしてくれ、ってさ」
響「――――……」
176 = 52 :
響(自分がうじうじ悩んでる間に、美希はどんどんプロデューサーと……
……自分がどんなにお仕事を頑張っても、素直で女の子らしい美希に、
勝てるわけないって、最初からわかってたのに……
万に一つなんて、なんの根拠もなくぼんやり考えてた自分が、余計に情けないぞ。
そりゃ美希の方が……プロデューサーも、楽しそうだったし……)
178 = 121 :
うじうじしてる響④
179 = 52 :
響(……自分も、今より、もうちょっとだけ、素直になっても、良いかも知れない。
せっかく、プロデューサーと一緒にお仕事することは増えたんだし、
美希みたいには出来なくても、美希に勝てなくても、
もうちょっとだけ、……プロデューサーに甘えても、良いかも知れない。
それでもしプロデューサーに嫌われたら……そのときは、仕事が恋人、さー)
180 = 52 :
P「おはよう、響。
こんな早くからすまないな。
車の中で寝て良いぞ」
響「おはよう、プロデューサー。
今日はスキー場で収録だよな」
P「あぁ、そうだ。
このところ特に寒いから、風邪とかひかないように気を付けろよ」
響「うん。ほんと、今日は寒いな……」
P「……あれ、響、マフラーはどうしたんだ?」
181 = 52 :
響「あ、あぁ、朝あせって家を出たから、うっかり忘れちゃって……」
P「おいおい、首もと冷やしちゃだめだろ。
ほら、これ巻いとけ」シュルッ
響「え?……えっと、……」
P「……あ、嫌なら、もちろん無理にとは言わないけどさ」
響(プロデューサーの、マフラー……)
182 = 52 :
響「い、嫌じゃないぞ!
ただ、その、えっと……えっと、だな……」
P「ん? どうした?」
響「そのマフラー、自分に巻いて!……ほしいぞ、プロデューサーに……」
P「俺が響に、これを巻くのか?
そりゃ別に構わないが……良いのか?」
響「……」コクン
P「そ、そうか。じゃあ、もうちょっとこっちに来てくれ」
183 = 118 :
響ちゃんは可愛いなぁ
184 = 52 :
P「よっと」シュルシュル
響「……っ」ギュッ
P「ははは。
そんな思いっきり目をつむるぐらいなら、自分でやればいいじゃないか。
ほら、巻けたぞ。変になってるところは、自分で直してくれ」
響「……」
響(プロデューサーの匂い……これが……
ふわってして、優しくて……あったかい……)
185 = 155 :
いいね
186 :
残ってたしえん
188 = 187 :
え
190 = 52 :
響「ぷ、プロデューサー」
P「なんだ?」
響「えいっ」ギュッ
P「ちょっ、ひ、響?」
響「さ、寒いから! 自分寒いのは苦手だから、ちょっとだけ――――」
P「おいおい、だからって」
――――パッ
P「……も、もう良いのか? いや、聞き分けがよくて助かるが」
響「うん……もう、良いよ」
191 = 52 :
響「あ、出発の前にちょっとお手洗い行って来て良い?」
P「まだ少し時間に余裕はあるから、構わないぞ」
響「うん。なるべく急ぐから」
タッタッタッ……
響「プロデューサーから美希の匂いがするぞ……
プロデューサーも自分も朝一番で来たのに、なんで……?
なんで、なんで、なんで、……」ポロポロ
192 = 187 :
あかんさいこうや
193 = 138 :
ここでスレタイ回収か
194 = 80 :
誰かが能力くれるから多次元世界で戦え
197 :
すばらしい
198 = 52 :
響「……なんで、って……そんなの、わかってるけどさ……
そっか、そうだよな、美希とプロデューサーだもんな……
……うん、もうぐちゃぐちゃだ。
頭の中も、お化粧も……
でも、……暖かいなぁ……プロデューサーのマフラー……暖かいなぁ……」ポロポロ…
199 :
響はかわいいなあ
200 :
ふぅ…
みんなの評価 : ★★
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