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元スレ恒一「3組でバトル・ロワイアル!?」
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※恒一は4月から転校してきた設定。
-3年3組教室-
恒一「...ん? ここは...?」パチクリ
千曳「榊原くん、おはよぉ。皆はとっくに起きてるよぉ」
恒一「千曳先生? ...久保寺先生は?」
千曳「久保寺先生はねぇ、ンツッ……イ゛エ゛アァアァァァッアア゛ツァァッァアッツァゥ――ヴンッ!!!!!と叫んで、自分の喉を包丁で刺して死んでしまったんだよぉ」
恒一「ど、どういうことですか!?」
千曳「"災厄"が始まってしまったんだよぉ」
恒一「災厄が!? 最初の犠牲者は久保寺先生...」
千曳「そうだよぉ。そして、なぜか私が3組の担任を任されることになってしまったんだよぉ校長シネ」
恒一「そうだったんですか...」
千曳「私は、いつ自分が巻き込まれるかも分からない災厄が、とてもに怖いんだよぉ」
恒一 (そりゃそうだろうなぁ、気の毒に...)
千曳「そこでだ。今日は皆に、ちょっと殺し合いをしてもらうよぉ」
3組一同「!?」
千曳「そんなに驚かないでよぉ。君たちの中に"死者"が紛れ込んでいるわけだし...」
赤沢「ちょっと待ってください、先生」スッ
千曳「ん~? なんだい赤沢さん」
赤沢「私たちの中に死者がいるからと言って、なぜ私たちが殺し合いをしなくちゃいけないんですか?」キリッ
中尾「そうだそうだー」ビンジョウ
千曳「え? なぜって、死者を殺せば災厄は止まるからだよぉ」
赤沢「なっ!? 待ってください! 私はそんな話知りませんよ!?」アセアセ
千曳「当たり前だよぉ。今まで誰にも言わなかったんだから」ニッコリ
赤沢 (ぐぬぬ...この無能がっ!!)
渡辺 (あなたも無能じゃない...)
千曳「私は災厄なんかに巻き込まれたくないんだよぉ」ブルブル
千曳「君たちの中に紛れ込んだ死者がいるのだから、君たちで殺し合ってもらう...」
千曳「とても合理的な考えだよねぇ。というわけで、ルールを説明す...」
桜木「待ってください!!!!」ガタッ
恒一(桜木さん...!?)
千曳「ん~? 君は委員長の桜木さんだねぇ。なんだい?」
桜木「あの...実は、母が昨日交通事故に遭って、今入院しているんです」
千曳「で?」
桜木「それで...母のお見舞いに、行かせていただけないでしょうか?」
桜木「危篤状態なんです... お願いします、せめて最期くらい...」グスッ
風見 (泣いてる桜木さんも可愛いなぁ)ドキドキ
千曳「君たちの中に紛れ込んだ死者がいるのだから、君たちで殺し合ってもらう...」
千曳「とても合理的な考えだよねぇ。というわけで、ルールを説明す...」
桜木「待ってください!!!!」ガタッ
恒一(桜木さん...!?)
千曳「ん~? 君は委員長の桜木さんだねぇ。なんだい?」
桜木「あの...実は、母が昨日交通事故に遭って、今入院しているんです」
千曳「で?」
桜木「それで...母のお見舞いに、行かせていただけないでしょうか?」
桜木「危篤状態なんです... お願いします、せめて最期くらい...」グスッ
風見 (泣いてる桜木さんも可愛いなぁ)ドキドキ
千曳「ふふん、桜木さん、その手には乗りませんよ?」
桜木「...はい?」キョトン
千曳「君はただ、ここから逃げ出したいだけなんでしょぉ?」
桜木「ち、違います! 私は本当にお母さんに会いたいだけで...」
BAN!!
恒一 (え...今の音、銃声!?)
風見「ひっ」ビクッ
赤沢「ゆかり!?」ガタッ
千曳「嘘つきはダメなんだよぉ? 桜木さん」ニコニコ
千曳「それにね、廊下や学校の周りには武装した警察の方々がいますから、逃走はできませんよぉ」ニコニコ
桜木「...はい?」キョトン
千曳「君はただ、ここから逃げ出したいだけなんでしょぉ?」
桜木「ち、違います! 私は本当にお母さんに会いたいだけで...」
BAN!!
恒一 (え...今の音、銃声!?)
風見「ひっ」ビクッ
赤沢「ゆかり!?」ガタッ
千曳「嘘つきはダメなんだよぉ? 桜木さん」ニコニコ
千曳「それにね、廊下や学校の周りには武装した警察の方々がいますから、逃走はできませんよぉ」ニコニコ
桜木「...あっ..ぁ....っ」ガクッ
恒一 (千曳さんが銃を!?)
恒一「桜木さん!! 大丈夫!?」タタタッ
桜木「さ、榊原くん...大丈夫...です」ドクドクッ
恒一 (右足からこんなに血が...)
風見「うおおおおおおおお!!!!!!!」ガタッ
恒一「や、やめるんだ!! 風見くん!!」ガシッ
風見「榊原くん放してくれ!! 桜木さんの仇!!」
桜木「か、風見くん...//」
恒一「ダメだよ!! 君まで撃たれてしまう!!」
千曳「榊原くんの言う通り。風見くんを撃っちゃうよぉ」スッ
恒一 (千曳さんが銃を!?)
恒一「桜木さん!! 大丈夫!?」タタタッ
桜木「さ、榊原くん...大丈夫...です」ドクドクッ
恒一 (右足からこんなに血が...)
風見「うおおおおおおおお!!!!!!!」ガタッ
恒一「や、やめるんだ!! 風見くん!!」ガシッ
風見「榊原くん放してくれ!! 桜木さんの仇!!」
桜木「か、風見くん...//」
恒一「ダメだよ!! 君まで撃たれてしまう!!」
千曳「榊原くんの言う通り。風見くんを撃っちゃうよぉ」スッ
風見「...ッ!?」ビクッ
千曳「うんうん、良い子だよぉ」
ガタッ
千曳「ん?」
高林「僕は、あんまり賛成できないな...千曳先生のやり方」
恒一 (高林くん!? 何を言うつもりだ!?)
高林「自分の都合を他人に押し付ける男の人って...」
千曳「...」
高林「フェアじゃない」キリッ
千曳「うんうん、良い子だよぉ」
ガタッ
千曳「ん?」
高林「僕は、あんまり賛成できないな...千曳先生のやり方」
恒一 (高林くん!? 何を言うつもりだ!?)
高林「自分の都合を他人に押し付ける男の人って...」
千曳「...」
高林「フェアじゃない」キリッ
千曳「ん~? 君、名前は?」
高林「高林郁夫です」キリッ
千曳「高林くん。フェアじゃないって、どういうことぉ?」
高林「桜木さんの治療をしてください。ケガしたままじゃ不利です。アンフェアです」キリッ
千曳「ははは、面白いことを言うなぁ高森くん」
高林「高森じゃない、高ばや...」
千曳「じゃあ、いっそのこと桜木さん殺しちゃおうかぁ」ニコッ
BAN!!
桜木 ドサッ
中島「ひッ!!」ビクッ
恒一「桜木さん!?」
風見「嘘だ...嘘だ...」ワナワナ
高林「え」キョトン
高林「高林郁夫です」キリッ
千曳「高林くん。フェアじゃないって、どういうことぉ?」
高林「桜木さんの治療をしてください。ケガしたままじゃ不利です。アンフェアです」キリッ
千曳「ははは、面白いことを言うなぁ高森くん」
高林「高森じゃない、高ばや...」
千曳「じゃあ、いっそのこと桜木さん殺しちゃおうかぁ」ニコッ
BAN!!
桜木 ドサッ
中島「ひッ!!」ビクッ
恒一「桜木さん!?」
風見「嘘だ...嘘だ...」ワナワナ
高林「え」キョトン
風見「...高林くん」キッ
高林「ふぇあっ!?」ビクッ
風見「君のせいで...桜木さんが...僕のお嫁さんが...」ワナワナ
恒一 (風見くんと桜木さん、結婚の予定まで立てていたのか)
風見「しねええええええええたかばやしいいいいいいいい」ダダダッ
恒一「や、やめるんだ!! 風見くん!!」ガシッ
風見「放せよ!! こいつが調子に乗ってかっこつけるから、こんなことに!!」
恒一「高林くんは確かにかっこつけてたけど、悪意があったわけじゃないよ!!」
風見「じゃあ僕は一体どうすればいいんだよ!!」
高林 (なんだか...周りから冷たい視線を感じる...)
高林 (ぅ! 胸がっ! く、くるし...)ガクッ
勅使河原「おいどうした高林!!」
杉浦「きゃっ」ビクッ
高林「ふぇ...あ...」バタッ
王子「わわわ...」オロオロ
千曳「高橋くんったら、勝手に持病の発作で死んでしまったよぉ」ヤレヤレ
千曳「よかったね、風見くん」ニコッ
風見「...」ボーゼン
恒一 (くそっ! 本当に殺し合いをするしかないのか...!?)
11番 桜木ゆかり
15番 高林郁夫 死亡
【残り28名】
勅使河原「おいどうした高林!!」
杉浦「きゃっ」ビクッ
高林「ふぇ...あ...」バタッ
王子「わわわ...」オロオロ
千曳「高橋くんったら、勝手に持病の発作で死んでしまったよぉ」ヤレヤレ
千曳「よかったね、風見くん」ニコッ
風見「...」ボーゼン
恒一 (くそっ! 本当に殺し合いをするしかないのか...!?)
11番 桜木ゆかり
15番 高林郁夫 死亡
【残り28名】
千曳「はい、じゃあルールを説明するよぉ」
千曳「これから出席番号順に外へ出てもらうけど」
千曳「出て行く前に、このリュックを一つずつ渡すよぉ」ドサッ
千曳「中には、水・パン・武器が入ってるよぉ。武器はランダムに1つね」
千曳「武器次第では、女子でも男子に勝てると思うから安心しなよぉ」
千曳「殺し合いをしてもらう場所は、基本的に校内ならどこでもいいよぉ」
千曳「ただし、この新校舎内はダメだよぉ。中は武装警官が巡回していて、見つけたら即射殺だよぉ」
千曳「学校の周りは高さ5メートルの金網が用意されていて、その周りには武装警官もいるから校外には出られないよぉ」
千曳「ずっと同じ場所に隠れてもらっても構わないけど、餓死しちゃうだけだよぉ」
千曳「だから出来る限り自分から動いて、さっさと殺しちゃった方がいいよぉ」
勅使河原「しつもーん!」スッ
千曳「これから出席番号順に外へ出てもらうけど」
千曳「出て行く前に、このリュックを一つずつ渡すよぉ」ドサッ
千曳「中には、水・パン・武器が入ってるよぉ。武器はランダムに1つね」
千曳「武器次第では、女子でも男子に勝てると思うから安心しなよぉ」
千曳「殺し合いをしてもらう場所は、基本的に校内ならどこでもいいよぉ」
千曳「ただし、この新校舎内はダメだよぉ。中は武装警官が巡回していて、見つけたら即射殺だよぉ」
千曳「学校の周りは高さ5メートルの金網が用意されていて、その周りには武装警官もいるから校外には出られないよぉ」
千曳「ずっと同じ場所に隠れてもらっても構わないけど、餓死しちゃうだけだよぉ」
千曳「だから出来る限り自分から動いて、さっさと殺しちゃった方がいいよぉ」
勅使河原「しつもーん!」スッ
千曳「なんですかぁ?」
勅使河原「最後の一人になったら、どうなるんすか?」
3組一同 ゴクリ...
千曳「もちろん、生きて帰れるよぉ。災厄から生き延びた英雄としてねぇ」
千曳「ついでに私と三神先生から、熱いキッスも待ってるよぉ」ムフフ
望月・三神「!?」
勅使河原「ふーん...」イラネ
多々良「あ、あの...先生」スッ
千曳「...なんだい? 多々良さん」
多々良「どうしても...今日じゃないとダメですか?」ソワソワ
千曳「...君も、桜木さんと同じなのかい?」ギロリ
多々良「い、いえ。すみません......チッ」イラッ
恒一 (多々良さん...?)
勅使河原「最後の一人になったら、どうなるんすか?」
3組一同 ゴクリ...
千曳「もちろん、生きて帰れるよぉ。災厄から生き延びた英雄としてねぇ」
千曳「ついでに私と三神先生から、熱いキッスも待ってるよぉ」ムフフ
望月・三神「!?」
勅使河原「ふーん...」イラネ
多々良「あ、あの...先生」スッ
千曳「...なんだい? 多々良さん」
多々良「どうしても...今日じゃないとダメですか?」ソワソワ
千曳「...君も、桜木さんと同じなのかい?」ギロリ
多々良「い、いえ。すみません......チッ」イラッ
恒一 (多々良さん...?)
千曳「はい、じゃあさっそく始めよぉ」
千曳「出席番号1番、赤沢泉美さん」
赤沢「...っ!!」
千曳「ほら、さっさと立って」
赤沢「くっ...」ガタッ
千曳「はい、リュック」ドサッ
ドア ガラガラッ
赤沢「...はぁ」タタタタッ
恒一 (赤沢さん、哀しい目をしてたな..)
千曳「じゃあ、1分間のインターバルを置きますよぉ」
千曳「次の綾野さん、心の準備しとくんだよぉ」
綾野「うぅ...」グスッ
千曳「出席番号1番、赤沢泉美さん」
赤沢「...っ!!」
千曳「ほら、さっさと立って」
赤沢「くっ...」ガタッ
千曳「はい、リュック」ドサッ
ドア ガラガラッ
赤沢「...はぁ」タタタタッ
恒一 (赤沢さん、哀しい目をしてたな..)
千曳「じゃあ、1分間のインターバルを置きますよぉ」
千曳「次の綾野さん、心の準備しとくんだよぉ」
綾野「うぅ...」グスッ
・
・
・
千曳「じゃあ次、24番、見崎鳴さん」
見崎「...」スタッ
見崎 テクテクテク
恒一 (ん?見崎のやつ、わざわざ僕の隣を通って...?)
見崎 サッ
恒一 (これは...メモ!?)
恒一 チラッ
『旧校舎の美術部室』
恒一 (見崎...待ち合わせってことか、よし)グイッ
望月「...」
・
・
・
千曳「次、29番、渡辺珊さん」
渡辺「...はぁ」ガタッ チラッ
恒一 (ん...? 今、僕のこと見たような)
渡辺 ドア ガラガラッ タタタタッ
―1分後
千曳「はい、じゃあ最後だねぇ。転校生の30番、榊原恒一くん」
恒一「...はい」ガタッ
千曳「健闘を祈るよぉ」ニコニコ
恒一「...」ガラガラ タタタタッ
三神「...」
恒一 (うわ、本当に武装した人たちがいる...)
恒一 (とにかく、まずはこの校舎から出ないと...)
・
・
千曳「次、29番、渡辺珊さん」
渡辺「...はぁ」ガタッ チラッ
恒一 (ん...? 今、僕のこと見たような)
渡辺 ドア ガラガラッ タタタタッ
―1分後
千曳「はい、じゃあ最後だねぇ。転校生の30番、榊原恒一くん」
恒一「...はい」ガタッ
千曳「健闘を祈るよぉ」ニコニコ
恒一「...」ガラガラ タタタタッ
三神「...」
恒一 (うわ、本当に武装した人たちがいる...)
恒一 (とにかく、まずはこの校舎から出ないと...)
-新校舎正面玄関前-
恒一 (うわ、外は真っ暗だ。夜だったのか)
恒一 (携帯も取られてるみたいだし、時間は分からないな)
恒一 (とにかく、旧校舎へ行って見崎と合流しよう!!...ん?)
恒一 (なんだろう、何かが落ちてる...)
恒一 (って、渡辺さん!?)
恒一「渡辺さん! 大丈夫!?」タタタタッ
恒一「ひっ! 」ビクッ
恒一 (胸から血が...)
恒一 (何か棒状の物で刺されたみたいだ)
渡辺「...さか...きヴぁ...く...」ゲホッ
恒一 (うわ、外は真っ暗だ。夜だったのか)
恒一 (携帯も取られてるみたいだし、時間は分からないな)
恒一 (とにかく、旧校舎へ行って見崎と合流しよう!!...ん?)
恒一 (なんだろう、何かが落ちてる...)
恒一 (って、渡辺さん!?)
恒一「渡辺さん! 大丈夫!?」タタタタッ
恒一「ひっ! 」ビクッ
恒一 (胸から血が...)
恒一 (何か棒状の物で刺されたみたいだ)
渡辺「...さか...きヴぁ...く...」ゲホッ
恒一「渡辺さん、無理しないで! 手当てしないと...!!」
渡辺「いい...の。もぅ...無理...」ゲホッ
恒一「諦めちゃだめだ!!」
渡辺 (やっぱりかっこいい...)ポッ
渡辺「あたし...じつは...ね」
渡辺「さかきぃ...ぁらくん...こと...好き...だ...た」ニコッ
恒一「...え? 渡辺さん!! 渡辺さん!!」
渡辺「...」グッタリ
恒一 (渡辺さんが僕のことを...知らなかった...)
ザザッ
恒一 (後ろに気配!?)
和久井「ヴわああああああああ」ダダダダッ
恒一「わっくん!? どうしたんだよ!?」ビクッ
恒一 (って、あの手に持ってるのって...槍!? まさかわっくんが渡辺さんを!?)
和久井「ぶるぁああああああ」ダダダダッ
恒一 (こっちに向かってくる!! 何か対抗できる物は...!!)ハッ
恒一 (渡辺さんのリュック! これを投げて...)
恒一「えい!!(渡辺さんごめん!!)」ブンッ!
和久井「ヴぉああああああああ」ドカッ
恒一 (よし、わっくんが転んでる隙に...)ダダダダッ
恒一「わっくん!? どうしたんだよ!?」ビクッ
恒一 (って、あの手に持ってるのって...槍!? まさかわっくんが渡辺さんを!?)
和久井「ぶるぁああああああ」ダダダダッ
恒一 (こっちに向かってくる!! 何か対抗できる物は...!!)ハッ
恒一 (渡辺さんのリュック! これを投げて...)
恒一「えい!!(渡辺さんごめん!!)」ブンッ!
和久井「ヴぉああああああああ」ドカッ
恒一 (よし、わっくんが転んでる隙に...)ダダダダッ
和久井「オロロロロロロロロロロロロロ」ゲロッ
和久井 (何をやってるんだ僕は...疑心暗鬼に囚われて、渡辺さんや榊原くんを襲うなんて...)
和久井「ゲホッ ゲホッ」
藤巻「和久井くん?」
和久井「ゲホッ ふ、藤巻さん?」
藤巻「変な叫び声が聞こえて来てみれば...ってか喘息は大丈夫なの?」
和久井「ゲホッ あぁ、うん。大丈、夫」ゲホッ
藤巻「辛そうだよ? ほら、背中さすってあげる」スリスリ
和久井 (あぁ...みんなこんなに優しい人たちなのに...僕は...)
和久井 (はうっっ!?)ビクッ
藤巻「どうしたの!?」
和久井「スィ-スィ-スィ-スィ-スィ-(息が...出来ない!?)」
藤巻「大丈夫!? 喘息の症状が...薬は!?」
和久井 フルフル
藤巻「無いの!? どうしよう...どうしよう...」オロオロ
和久井 ビクッ...バタッ
藤巻「ちょっと、和久井くん!?...って死んでる」
藤巻 (ごめんなさい、和久井くん...保健委員として失格だわ...)
藤巻「...」チラッ
藤巻 (この槍は、和久井くんの武器かしら)ガシッ
藤巻 (意外と重いのね...)
ズバッ!!!
藤巻「大丈夫!? 喘息の症状が...薬は!?」
和久井 フルフル
藤巻「無いの!? どうしよう...どうしよう...」オロオロ
和久井 ビクッ...バタッ
藤巻「ちょっと、和久井くん!?...って死んでる」
藤巻 (ごめんなさい、和久井くん...保健委員として失格だわ...)
藤巻「...」チラッ
藤巻 (この槍は、和久井くんの武器かしら)ガシッ
藤巻 (意外と重いのね...)
ズバッ!!!
藤巻 (え? あたし、背中を斬られ...) バタッ
前島「...」ブルブル
前島 (ち、違う。これは正当防衛なんだ。藤巻さんが槍で僕を襲おうとしたから...)
前島 (そうだ、藤巻さんの武器は...)ガサゴソ
前島 (お、ピストルだ)
前島 (まぁ剣道部の僕には、この日本刀が一番しっくりくるけど。一応もらっておこう)
前島 (和久井の槍も一応。あれ? もう一つリュックがある。...でも和久井のゲロまみれだしいいや)
前島 (よし、じゃあ誰か来る前に...)スタタタタタッ
29番 渡辺珊
28番 和久井大輔
21番 藤巻奈緒美 死亡
【残り25名】
近距離なら前嶋くんが無双かな
不意打ちでやられそうな予感ばりばりだけど
不意打ちでやられそうな予感ばりばりだけど
-体育館裏-
水野 (はぁ、なんでこんなことに)
水野 (とにかく、今は誰か仲の良い奴を探して...)
トントン
水野「ひっ!」ビクッ
川堀「ばか、静かにしろ。俺だよ、俺」
水野「か、川堀。いきなり後ろから肩叩くなよな」
川堀「わりぃわりぃ」ニヤニヤ
水野「ってか、やっぱりお前もここに来てたんだな」
川堀「ああ。いつも俺らでエロ本こっそり見てた隠れスポットだしな」ニヤニヤ
水野「ん? お前、後ろのそれはなんだ?」
水野 (はぁ、なんでこんなことに)
水野 (とにかく、今は誰か仲の良い奴を探して...)
トントン
水野「ひっ!」ビクッ
川堀「ばか、静かにしろ。俺だよ、俺」
水野「か、川堀。いきなり後ろから肩叩くなよな」
川堀「わりぃわりぃ」ニヤニヤ
水野「ってか、やっぱりお前もここに来てたんだな」
川堀「ああ。いつも俺らでエロ本こっそり見てた隠れスポットだしな」ニヤニヤ
水野「ん? お前、後ろのそれはなんだ?」
川堀「あん? ああ、これは俺の武器だよ。ガソリンとライター」
水野「へえ。そんな武器もあるんだな」
川堀「お前は?」
水野「俺は、これ」スッ
川堀「うお! 銃かよ、すげー本物か!?」コーフン
水野「たぶんね。重いし...使ったことないけど」
川堀「ま、そもそも必要ねえけどな。俺たちのクラスが殺し合いなんてするわけねぇし」
水野「ああ、だな。さて、あとは米村、辻井、前島辺りも来てくれるといいんだけど...」
チラッ
辻井「お! いたいた!」
川堀「噂をすれば」
水野「エロ本大好き辻井くんじゃないか」ニヤッ
辻井「なっ!? 僕はエラリー・クイーンの...」
水野「へいへい、俺らに小説は分からんよ」
川堀「そうだそうだ! それよりお前も王国民にだな」
辻井「王国民? なんの話?」
川堀「あん? 田村ゆか(ry」
水野「そんなことより、よくここが分かったな」
辻井「あぁ、実は僕のもらった武器ってのが...」
ぱららららららっ
川堀「ぐわあああああっ」ガクッ
水野・辻井「川堀!!(マシンガンの銃声!?)」
川堀「てめぇっ!! 誰だっ!!」
ぱらららららららっ
川堀「ぐわああああああああああ」バタッ
水野「川堀!! くそっ逃げなきゃ!!」
辻井「僕は...僕は...」ブルブル
水野「辻井!?」
辻井「死にたくないんだあああああああああ」ダダダダッ
水野「馬鹿! 無茶だ辻井!」
ぱらららららららららっ
辻井「ぐふっ」バタッ
水野「くそっ!」ダダダダダッ
ぱらららららららららっ
水野 (追いかけてくる! でも、足は速くないみたいだな...)ダダダダッ
米村「ん? よぉ水野! そんなに慌ててどこ行くんだよ」ニコニコ
水野「米村!!」
米村「あ、そうだ見てくれよ。俺の武器、まるでお笑いの...」
水野「逃げろ!! 米村!!」
米村「え?」
ぱらららららららららっ
米村「出番...これ...だけ」バタッ
水野「米村!! くそおおおおおおお!!」
水野 (やってやるよ!!こっちも銃はあるんだ!!)キリッ
水野 カチ カチ (あれ? 弾が出ない!?)
??「それ、セーフティかかってるよ」
水野「セーフティ...?って、その声は!!」
??「ばいばい、水野くん」ニコッ
ぱらららららららっ
水野「うっ」バタッ
??「さて、水野くんの銃(M92F)をいただいてっと」ヒョイッ
??「ついでに、他の3人の武器も貰っておこう」
10番 川堀健蔵
17番 辻井雪人
27番 米村茂樹
25番 水野猛 死亡
【残り21名】
>>39
どうもです。
どうもです。
-旧校舎美術部室-
恒一 (見崎、もう来てるかな?)
ドア ガラガラッ
見崎「...」チラッ
恒一「見崎。絵描いてるなんて、余裕だね」ニコッ
見崎「そう?」ケロッ
恒一「うん。こんな状況なのに...さすがだよ」
見崎「私なりに、怖がってるつもりなんだけど」
恒一「全然そんな風には見えないけど...」ハハハ
見崎「ふうん。難しいのね」
恒一「あはは」
見崎「...見せてあげようか?」ドヤッ
恒一「えっ!?」ドキッ
見崎「...見せてあげようか」ドヤッ
恒一「な、なにを...?」ゴクリ
見崎「今描いてた、絵」
恒一「あ、あぁ、うん(パンツかと思った...)」
見崎「はい」スッ
恒一「なに? これ」
見崎「わかめ」
恒一「わ、わかめ!?」
恒一「な、なにを...?」ゴクリ
見崎「今描いてた、絵」
恒一「あ、あぁ、うん(パンツかと思った...)」
見崎「はい」スッ
恒一「なに? これ」
見崎「わかめ」
恒一「わ、わかめ!?」
見崎「そう」
恒一「ふ、ふうん...。あのさぁ、それで僕に何か用? メモくれたけど」
見崎「...」チラッ
恒一「...?」
見崎「べ、別に」
恒一「え? 何か用があるから呼んだんでしょ?」
見崎「...」チラッ
恒一「あのさぁ、目配せだけじゃ分からないよ? 言ってごらんよ」
見崎「...」
恒一「あ、分かった。見崎、僕の事が好きなんだね?」ニコニコ
見崎「ふぇ!?」カァァ
恒一「それならそうと、最初から言ってくれればいいのに」ニコニコ
見崎「あ、ち、ちが...///」
恒一「あれ? 違うの? なーんだ」
見崎「いや、ち、ちがわな...///」
恒一「ははは。見崎って、意外と可愛いところあるよね」ニコニコ
見崎「...意外と?」
恒一「うん。意外と」ニコニコ
見崎「...榊原くん、嫌い」プイッ
恒一「え!? いきなりどうしたの?」
見崎「...」スタッ
恒一「ごめん、僕何か悪いこと言ったかな? って、どこ行くの?」
見崎 テクテクテク
恒一「ま、待ってよ! 外は危険だよ? さっき僕、わっくんに襲われたんだ」
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