私的良スレ書庫
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元スレさやか「こんな化け物屋敷に泊まってられるか! あたしは帰るよ!」
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まどか「別荘?」
さやか「……ですか?」
マミ「ええ。最近遠い親戚の人たちとも連絡を取るようになったんだけど、その中に別荘を持ってる人がいてね。
よければ友達を連れて遊びにおいでって。せっかくの春休みだし」
まどか「いいんですか!?」
さやか「是非とも行きたいですなぁ~」
さやか「……ですか?」
マミ「ええ。最近遠い親戚の人たちとも連絡を取るようになったんだけど、その中に別荘を持ってる人がいてね。
よければ友達を連れて遊びにおいでって。せっかくの春休みだし」
まどか「いいんですか!?」
さやか「是非とも行きたいですなぁ~」
電車内
まどか「うわ~、だいぶ山の中に入ってきたね」
杏子「んだよー。別荘っつーからてっきり海辺かと思ったぜ」
さやか「杏子! 誘ってもらっといてその言い方はないでしょ!」
マミ「いいのよ、美樹さん。……ところで暁美さん、大丈夫? 体調が優れないみたいだけど……」
ほむら「……お構いなく」
まどか「うわ~、だいぶ山の中に入ってきたね」
杏子「んだよー。別荘っつーからてっきり海辺かと思ったぜ」
さやか「杏子! 誘ってもらっといてその言い方はないでしょ!」
マミ「いいのよ、美樹さん。……ところで暁美さん、大丈夫? 体調が優れないみたいだけど……」
ほむら「……お構いなく」
駅
マミ「ここよ」
杏子「……山しかねーんだけど」
マミ「おじさんの話だと、歩いて一時間ってとこね」
さやか「一時間!?」
マミ「まあ軽いハイキングだと思って。今が11時だから、正午には着くわよ」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん、ホントに大丈夫?」
ほむら「ええ。体調が悪いわけでは、ないの」
マミ「ここよ」
杏子「……山しかねーんだけど」
マミ「おじさんの話だと、歩いて一時間ってとこね」
さやか「一時間!?」
マミ「まあ軽いハイキングだと思って。今が11時だから、正午には着くわよ」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん、ホントに大丈夫?」
ほむら「ええ。体調が悪いわけでは、ないの」
杏子「あ、今の見たか!? 猿! な、な、さやか!」
さやか「うっさいわね……。文句言ってた割にはあんたが一番はしゃいでるじゃない」
まどか「はぁ……はぁ……」
ほむら「まどか、大分疲れているようだけど」
マミ「そうね。30分歩いたし、いったん休憩にしましょう」
さやか「うっさいわね……。文句言ってた割にはあんたが一番はしゃいでるじゃない」
まどか「はぁ……はぁ……」
ほむら「まどか、大分疲れているようだけど」
マミ「そうね。30分歩いたし、いったん休憩にしましょう」
杏子「うっひょー! 見晴らしいいなー!」
マミ「お弁当作ってきたから、皆食べて」
まどか「わぁ、ありがとうございまーす!」
マミ「まずはおにぎりから……」
杏子「いただきー!」
マミ「ちゃんと人数分あるから慌てなくていいのよ」
さやか「そうだよ、杏子。がっつきすぎ……って、あれ?」
マミ「あら? 4個しかない……。おかしいわね、ちゃんと5個作ってきたはずなんだけど。ま、わたしが我慢すればいいわね」
マミ「お弁当作ってきたから、皆食べて」
まどか「わぁ、ありがとうございまーす!」
マミ「まずはおにぎりから……」
杏子「いただきー!」
マミ「ちゃんと人数分あるから慌てなくていいのよ」
さやか「そうだよ、杏子。がっつきすぎ……って、あれ?」
マミ「あら? 4個しかない……。おかしいわね、ちゃんと5個作ってきたはずなんだけど。ま、わたしが我慢すればいいわね」
さやか「壁の中からなにか聞こえるんです。そう、まるで鼠が壁の中を這い回ってるような」
マミ「なにも聞こえないけど…?」
さやか「いるんです!絶対!」
マミ「なにも聞こえないけど…?」
さやか「いるんです!絶対!」
さらに30分後
マミ「見えたわ。あそこよ」
まどか「あれですか? 大きいなー」
杏子「しかし何だってこんな山奥に建てたんだろうな」
さやか「そんなのどうだっていいじゃん! さ、行くよ行くよー」
ほむら「……」
マミ「見えたわ。あそこよ」
まどか「あれですか? 大きいなー」
杏子「しかし何だってこんな山奥に建てたんだろうな」
さやか「そんなのどうだっていいじゃん! さ、行くよ行くよー」
ほむら「……」
別荘 玄関
マミ「おじさーん。マミです。いらっしゃいますかー」コンコン
シーン
マミ「……おかしいわね」
杏子「なんかそこのポストみたいなところに紙貼ってあんぞ」
マミ「ホントだわ。なになに……」
『マミちゃんへ。急用が出来てここにいられなくなりました。お招きしておいて申し訳ありません。別荘内のものは何でも自由に使ってもらって構いません』
マミ「……残念ね。あ、ポストに鍵が入ってる。とりあえず入ってみましょうか」
マミ「おじさーん。マミです。いらっしゃいますかー」コンコン
シーン
マミ「……おかしいわね」
杏子「なんかそこのポストみたいなところに紙貼ってあんぞ」
マミ「ホントだわ。なになに……」
『マミちゃんへ。急用が出来てここにいられなくなりました。お招きしておいて申し訳ありません。別荘内のものは何でも自由に使ってもらって構いません』
マミ「……残念ね。あ、ポストに鍵が入ってる。とりあえず入ってみましょうか」
キィ……
まどか「なんだか薄暗いね」
杏子「クモの巣もはってるな。まぁ普段来ないんじゃ当然だろーけど」
ほむら「……」
ガタン!
ほむら「ひぃ!!」
さやか「何の音? ……なぁーんだ。壁に掛けてあった鏡が落ちただけじゃん」
ほむら「ゼェーゼェー……」ドキドキ
さやか「……! 転校生、ひょっとして……」
まどか「なんだか薄暗いね」
杏子「クモの巣もはってるな。まぁ普段来ないんじゃ当然だろーけど」
ほむら「……」
ガタン!
ほむら「ひぃ!!」
さやか「何の音? ……なぁーんだ。壁に掛けてあった鏡が落ちただけじゃん」
ほむら「ゼェーゼェー……」ドキドキ
さやか「……! 転校生、ひょっとして……」
ほむら「な、何よ」
さやか「ビビり?」
ほむら「ち、違うわよ」
さやか「なーるほどねぇ。だから電車の中から元気なかったんだ。うんうん、山奥の別荘。いかにもーな感じですなぁ」
ほむら「違うって言ってるでしょ!」
さやか「……」
ほむら「……? ど、どうしたのよ。いきなり黙って」
さやか「ほ、む、ら……後ろ……」
ほむら「!? う、後ろがどうしたって……」
杏子「ばあーーー!!!」
ほむら「きゃああああああ!!!」
さやか「ビビり?」
ほむら「ち、違うわよ」
さやか「なーるほどねぇ。だから電車の中から元気なかったんだ。うんうん、山奥の別荘。いかにもーな感じですなぁ」
ほむら「違うって言ってるでしょ!」
さやか「……」
ほむら「……? ど、どうしたのよ。いきなり黙って」
さやか「ほ、む、ら……後ろ……」
ほむら「!? う、後ろがどうしたって……」
杏子「ばあーーー!!!」
ほむら「きゃああああああ!!!」
さやか「あーっはっはっはっは! まさかあの転校生がこんなに怖がりだったとはねえー」
ほむら「殺してあげるわ……美樹さやか! 杏子も便乗して何やってるのよ!」
まどか「まあまあ。さやかちゃん、ほむらちゃんは怖がりなんだからあまりいじめちゃ駄目だよ」
ほむら「」ガーン
マミ「……そろそろ上がっていいかしら」
さやか「そ、そうっすね。いつまでも玄関にいるのもね」
ほむら「殺してあげるわ……美樹さやか! 杏子も便乗して何やってるのよ!」
まどか「まあまあ。さやかちゃん、ほむらちゃんは怖がりなんだからあまりいじめちゃ駄目だよ」
ほむら「」ガーン
マミ「……そろそろ上がっていいかしら」
さやか「そ、そうっすね。いつまでも玄関にいるのもね」
台所
マミ「ここが台所ね。ちょっと古びた感じはするけど、ちゃんと使えるわ」
杏子「こういうとこの水道は水がポツポツと滴ってなきゃいけない決まりでもあんのかね」
さやか「杏子!」
浴場
まどか「さすがに広いねー」
ほむら「……この蛇口、お湯が出ないわ。どうするの?」
マミ「今時信じられないけど、薪で火を起こして湯船を温めるみたいね」
マミ「ここが台所ね。ちょっと古びた感じはするけど、ちゃんと使えるわ」
杏子「こういうとこの水道は水がポツポツと滴ってなきゃいけない決まりでもあんのかね」
さやか「杏子!」
浴場
まどか「さすがに広いねー」
ほむら「……この蛇口、お湯が出ないわ。どうするの?」
マミ「今時信じられないけど、薪で火を起こして湯船を温めるみたいね」
寝室
マミ「寝室はちょうど5つあるわよ」
ほむら「5つ!? こういうところって普通大部屋に布団敷き詰めるものでしょ?」
マミ「残念ながらここは広いのよね」
ほむら「まどか! 一緒に寝ましょう!!」
まどか「(もう面子とか気にしなくなってきたね、ほむらちゃん……)」
別荘の裏
杏子「こっちはもうすぐに森だな」
さやか「そうみたいだね」
マミ「寝室はちょうど5つあるわよ」
ほむら「5つ!? こういうところって普通大部屋に布団敷き詰めるものでしょ?」
マミ「残念ながらここは広いのよね」
ほむら「まどか! 一緒に寝ましょう!!」
まどか「(もう面子とか気にしなくなってきたね、ほむらちゃん……)」
別荘の裏
杏子「こっちはもうすぐに森だな」
さやか「そうみたいだね」
マミ「さて、ちゃんとしたお昼ごはんはまだだったから、まずは昼食の準備ね」
まどか「マミさん、わたし手伝います」
マミ「ありがと。準備は2人もいれば十分だから、他の皆は遊んでていいわよ」
杏子「さやかー! 森の中に遊びに行こうぜ!」
さやか「森の中って、猿じゃないんだから……」
杏子「何だと?」
さやか「それよりこっちの方が面白いでしょ」
まどか「マミさん、わたし手伝います」
マミ「ありがと。準備は2人もいれば十分だから、他の皆は遊んでていいわよ」
杏子「さやかー! 森の中に遊びに行こうぜ!」
さやか「森の中って、猿じゃないんだから……」
杏子「何だと?」
さやか「それよりこっちの方が面白いでしょ」
ほむらの部屋
ほむら「(……どうもこの昔ながら~な感じの部屋というのは落ち着かないわね……)」
ほむら「(壁にはよく分からない絵が飾ってあるし)」
ほむら「(天井の木目がだんだん人の顔に見えてきたし」
ほむら「(何故か部屋の隅が気になるし……)」
ほむら「(荷物まとめたら早いとこ皆と合流しましょう)」
台所
ほむら「(確かまどかと巴マミは今台所で昼食の準備をしているのよね)」
トン…… トン……
ほむら「(ひっ! ほ、包丁の音!? ……って、料理してるから当たり前か。ん、二人が何か話して……)」
ほむら「(……どうもこの昔ながら~な感じの部屋というのは落ち着かないわね……)」
ほむら「(壁にはよく分からない絵が飾ってあるし)」
ほむら「(天井の木目がだんだん人の顔に見えてきたし」
ほむら「(何故か部屋の隅が気になるし……)」
ほむら「(荷物まとめたら早いとこ皆と合流しましょう)」
台所
ほむら「(確かまどかと巴マミは今台所で昼食の準備をしているのよね)」
トン…… トン……
ほむら「(ひっ! ほ、包丁の音!? ……って、料理してるから当たり前か。ん、二人が何か話して……)」
マミ「そうそう、鹿目さん。このあたりに伝わる、怖ーい話があるの」
まどか「へぇー。どんなのですか?」
マミ「ま、単純なんだけどね。この山に幽霊が出るって話よ」
まどか「それだけじゃないですよね?」
マミ「もちろん。で、この山のふもとの村にときどき幽霊が降りてくるらしいのよ」
まどか「それはメーワクな話ですね」
マミ「ときどき勇気のある者が幽霊討伐に山の中に入っていったんだけど、帰って来た者はいないらしいわ」
まどか「そりゃ怖い」
マミ「そして、後に山から降りてきた幽霊は、討伐に出て行った者にそっくりだったらしいわ」
まどか「ミイラ取りがミイラになったと」
まどか「へぇー。どんなのですか?」
マミ「ま、単純なんだけどね。この山に幽霊が出るって話よ」
まどか「それだけじゃないですよね?」
マミ「もちろん。で、この山のふもとの村にときどき幽霊が降りてくるらしいのよ」
まどか「それはメーワクな話ですね」
マミ「ときどき勇気のある者が幽霊討伐に山の中に入っていったんだけど、帰って来た者はいないらしいわ」
まどか「そりゃ怖い」
マミ「そして、後に山から降りてきた幽霊は、討伐に出て行った者にそっくりだったらしいわ」
まどか「ミイラ取りがミイラになったと」
ほむら「(……)」ドキドキ
ほむら「(聞いてしまった。聞いたら絶対後悔するって分かってたのに聞いてしまった)」
ほむら「(今、その山の中じゃないのわたしたちは!!)」
ほむら「(まどかもまどかよ! 何であんな話を聞いて平然としてられるの!?)」
ほむら「(これ以上一人でいるのは嫌……でも台所に行っても邪魔なだけだろうし……)」
ほむら「(杏子を探しましょう)」
ほむら「(聞いてしまった。聞いたら絶対後悔するって分かってたのに聞いてしまった)」
ほむら「(今、その山の中じゃないのわたしたちは!!)」
ほむら「(まどかもまどかよ! 何であんな話を聞いて平然としてられるの!?)」
ほむら「(これ以上一人でいるのは嫌……でも台所に行っても邪魔なだけだろうし……)」
ほむら「(杏子を探しましょう)」
ほむら「杏子ー? どこにいるのー?」
ほむら「杏子ー?」
シーン
ほむら「……」
ほむら「この際美樹さやかでもいいわ。美樹さやかー」
ほむら「(いくらここが広いとはいえ、こんなに探して見つからないってことないでしょう……)」
さやか「呼んだー?」
ほむら「! 美樹さやか!」パアア
ほむら「杏子ー?」
シーン
ほむら「……」
ほむら「この際美樹さやかでもいいわ。美樹さやかー」
ほむら「(いくらここが広いとはいえ、こんなに探して見つからないってことないでしょう……)」
さやか「呼んだー?」
ほむら「! 美樹さやか!」パアア
ほむら「……!?」
ほむら「今、確かにこっちから声が……」
杏子「悪い、悪い。ほむら、呼んだか?」
ほむら「杏子!」ダッ
ほむら「……またいない」
マミ「ご飯の準備が出来たわよー」
ほむら「……今度はいるわよね」
居間
マミ「はい、召し上がれ」
ほむら「……良かった」
ほむら「今、確かにこっちから声が……」
杏子「悪い、悪い。ほむら、呼んだか?」
ほむら「杏子!」ダッ
ほむら「……またいない」
マミ「ご飯の準備が出来たわよー」
ほむら「……今度はいるわよね」
居間
マミ「はい、召し上がれ」
ほむら「……良かった」
まどか「いただきまーす」
ほむら「美樹さやかに杏子。さっきは呼んだのにどうして出てきてくれなかったの?」
杏子「呼んだ?」
さやか「何のこと?」
ほむら「……え? あなたたち返事したじゃない!」
さやか「そう言われましても……」
杏子「あたしたち、森の中に遊びに行ってたからな。返事できるわけねーよ」
ほむら「……!?」
ほむら「(じゃ、じゃあ……あれは!?)」
ほむら「美樹さやかに杏子。さっきは呼んだのにどうして出てきてくれなかったの?」
杏子「呼んだ?」
さやか「何のこと?」
ほむら「……え? あなたたち返事したじゃない!」
さやか「そう言われましても……」
杏子「あたしたち、森の中に遊びに行ってたからな。返事できるわけねーよ」
ほむら「……!?」
ほむら「(じゃ、じゃあ……あれは!?)」
食後 さやかの部屋
さやか「あーっはははは! 愉快愉快!」
杏子「あんなに簡単に騙せるたぁな……。ちょっとアイツのイメージ変わったよ」
さやか「さーて次は何してくれようかねー」
杏子「おい、まだやるのか? せっかく皆で遊びに来てるのにアイツ一人だけ怖がり続けてるってのも可愛そうじゃねーか?」
さやか「そう思うなら別にいいよ。今度のはあたしひとりでも出来るやつだし」
杏子「じゃ、あたしは降りさせてもらうよ……。っと、ほむらにさっきのネタばらししとかなきゃ」
さやか「うししし……。転校生め、たっぷり恐怖するがいい!」
さやか「あーっはははは! 愉快愉快!」
杏子「あんなに簡単に騙せるたぁな……。ちょっとアイツのイメージ変わったよ」
さやか「さーて次は何してくれようかねー」
杏子「おい、まだやるのか? せっかく皆で遊びに来てるのにアイツ一人だけ怖がり続けてるってのも可愛そうじゃねーか?」
さやか「そう思うなら別にいいよ。今度のはあたしひとりでも出来るやつだし」
杏子「じゃ、あたしは降りさせてもらうよ……。っと、ほむらにさっきのネタばらししとかなきゃ」
さやか「うししし……。転校生め、たっぷり恐怖するがいい!」
>>39
なんか仕掛けだらけの屋敷の話だっけ?
なんか仕掛けだらけの屋敷の話だっけ?
ほむらの部屋
杏子「……と、いう訳さ」
ほむら「……」ホッ
杏子「脅かすような真似して悪かったな」
ほむら「そ、そんなことだろうと思ったわ」
杏子「さやかはまだ何か仕掛けてくるかもしんねーけど、あたしに関してはもう何もしないから」
さやか「(ククク……転校生め、また恐怖のどん底に叩き落してくれよう……)」
トントン
さやか「ん? 何?」
シーン
さやか「……今、誰かに肩を叩かれたような……」
さやか「……気のせいか」
杏子「……と、いう訳さ」
ほむら「……」ホッ
杏子「脅かすような真似して悪かったな」
ほむら「そ、そんなことだろうと思ったわ」
杏子「さやかはまだ何か仕掛けてくるかもしんねーけど、あたしに関してはもう何もしないから」
さやか「(ククク……転校生め、また恐怖のどん底に叩き落してくれよう……)」
トントン
さやか「ん? 何?」
シーン
さやか「……今、誰かに肩を叩かれたような……」
さやか「……気のせいか」
さやか「(杏子のやつ、なかなか転校生から離れない……。これじゃあ脅かすことができないじゃない)」
さやか「(ひょっとしてほむらを守ってるつもりか? ……やれやれ、とりあえずいったん作戦中止)」
さやか「(夜を待とう)」
さやか「ふぁ~」
さやか「(なんだか眠くなってきたなー。まああんだけ歩いたしね。ちょっと昼寝しよ……)」
さやか「(ひょっとしてほむらを守ってるつもりか? ……やれやれ、とりあえずいったん作戦中止)」
さやか「(夜を待とう)」
さやか「ふぁ~」
さやか「(なんだか眠くなってきたなー。まああんだけ歩いたしね。ちょっと昼寝しよ……)」
マミ「美樹さん、美樹さん……」
さやか「ん? その声はマミさん? どこにいるんですか?」
マミ「美樹さん……。ないの……」
さやか「……何が?」
マミ「わたしの首がないのよ……」
さやか「ひぃっ!! マ、マミさん……首が……ない!」
マミ「美樹さん……」
さやか「うわああああ!!!」
さやか「ん? その声はマミさん? どこにいるんですか?」
マミ「美樹さん……。ないの……」
さやか「……何が?」
マミ「わたしの首がないのよ……」
さやか「ひぃっ!! マ、マミさん……首が……ない!」
マミ「美樹さん……」
さやか「うわああああ!!!」
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