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元スレえる「あのお城みたいな建物はなんですか?わたし気になります!」
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さとし「あれはラブホテルと言ってね、Hなことするところなんだよ」(ゲス顏
折木「はあ……あれはな、簡単にいえば男女が休憩する設備だ」
える「休憩、ですか?」
折木「俺もそれ以上は知らん。ほら行くぞ」
える「ま、待ってください折木さん!」
折木(やっぱり逃げ切れなかったな……)
える「わ、わたし何だか疲れてきました! 折木さん、休憩したくないですか?」
折木「早くしないと信号が変わる。家でゆっくり休めるし、あんな場所で休む必要なんてない。寄り道してる分、損になる」
える「じゃあ、どうして休憩のためだけにあんな大きなお城が必要なんですかっ」
折木「うっ……」
える「わたし、気になります!」
える「休憩、ですか?」
折木「俺もそれ以上は知らん。ほら行くぞ」
える「ま、待ってください折木さん!」
折木(やっぱり逃げ切れなかったな……)
える「わ、わたし何だか疲れてきました! 折木さん、休憩したくないですか?」
折木「早くしないと信号が変わる。家でゆっくり休めるし、あんな場所で休む必要なんてない。寄り道してる分、損になる」
える「じゃあ、どうして休憩のためだけにあんな大きなお城が必要なんですかっ」
折木「うっ……」
える「わたし、気になります!」
折木「いいか千反田、あの休憩所は金がかかるんだ」
える「そうなんですか……」シュン
折木「金は持ってきてないからな。ほら、分かったら帰るぞ」
える「待ってください折木さん!」
折木「今度はなんだ……」
える「わたしがお金を出します! 折木さんの分とあわせて二人分!」
折木「……待て、待て待て」
える「これなら問題はないですよねっ。折木さん、何ならタクシー代もご用意します」
折木「千反田、あのな……」
える「はいっ」キラキラ
折木「……はぁ」
える「折木さん、溜息吐いてお疲れみたいです。あそこに丁度良い休憩所があります」
折木「知ってる」
える「折木さんっ!」
折木「……男を見せろと、そういう場面なのかこれは?」
える「そうなんですか……」シュン
折木「金は持ってきてないからな。ほら、分かったら帰るぞ」
える「待ってください折木さん!」
折木「今度はなんだ……」
える「わたしがお金を出します! 折木さんの分とあわせて二人分!」
折木「……待て、待て待て」
える「これなら問題はないですよねっ。折木さん、何ならタクシー代もご用意します」
折木「千反田、あのな……」
える「はいっ」キラキラ
折木「……はぁ」
える「折木さん、溜息吐いてお疲れみたいです。あそこに丁度良い休憩所があります」
折木「知ってる」
える「折木さんっ!」
折木「……男を見せろと、そういう場面なのかこれは?」
折木「来てしまったな……」
える「ものすごく立派な建物です。あ、折木さん……今ちょうど他のかたが休憩に」
折木「頼むからせめて静かにしてくれ」
ウィーン……
える「あの、休憩をしたいんです!」
店員「え? あのお嬢ちゃん、ここがどういう場所だか理解してる?」
える「はいっ。なんでも、男女が休憩する場所だとか」
店員「間違ってはいないが……」
える「お金ならあります。一番短い時間で構わないので、少し休ませてくれませんか?」
店員「今回だけだぞ」
える「ありがとうございますっ。折木さん、部屋をとれました」
折木「いちいち報告しないでいい……」スタスタ
店員「……兄ちゃん」
折木「ん?」
店員「頑張れよ」
える「ものすごく立派な建物です。あ、折木さん……今ちょうど他のかたが休憩に」
折木「頼むからせめて静かにしてくれ」
ウィーン……
える「あの、休憩をしたいんです!」
店員「え? あのお嬢ちゃん、ここがどういう場所だか理解してる?」
える「はいっ。なんでも、男女が休憩する場所だとか」
店員「間違ってはいないが……」
える「お金ならあります。一番短い時間で構わないので、少し休ませてくれませんか?」
店員「今回だけだぞ」
える「ありがとうございますっ。折木さん、部屋をとれました」
折木「いちいち報告しないでいい……」スタスタ
店員「……兄ちゃん」
折木「ん?」
店員「頑張れよ」
える「わあっ、見て下さい折木さんっ。すごく綺麗な部屋ですよ!」
折木「はあ、まさか千反田とこんな所に入る事になるなんてな」
える「あ、テレビがあります。ちょっと観てみませんか?」ピッ
折木「や、やめておけ! それは――」
「あぁん……ん、あはっ……激しい、ん」
える「……」
折木「だ、だからいわんこっちゃない」ピッ
える「あの、折木さん……この時間からあんな放送をしているのは、少し、刺激が強いと思うんです……」
折木「まあ、そうだな。テレビには触れないでおこう」
える「……はい」ドキドキ
折木「はあ、まさか千反田とこんな所に入る事になるなんてな」
える「あ、テレビがあります。ちょっと観てみませんか?」ピッ
折木「や、やめておけ! それは――」
「あぁん……ん、あはっ……激しい、ん」
える「……」
折木「だ、だからいわんこっちゃない」ピッ
える「あの、折木さん……この時間からあんな放送をしているのは、少し、刺激が強いと思うんです……」
折木「まあ、そうだな。テレビには触れないでおこう」
える「……はい」ドキドキ
える「あ、この風船みたいなのはなんでしょう」
折木「お、おい千反田。あんまり余計なものに手を出すんじゃ――」
える「なんだかこれ、不思議です。折木さん、何か知ってます?」グニー
折木「……っ!」
える「もしかして、本当にただの風船なんでしょうか。ちょっと膨らませて……」
折木「待て千反田、それに口をつけるな」
える「えっ、どうしてですか?」
折木「……良くないからだ」
える「なにがです?」
折木「精神的に良くない」
える「……? 折木さんの言っていることが、よく分かりません」
折木「お、おい千反田。あんまり余計なものに手を出すんじゃ――」
える「なんだかこれ、不思議です。折木さん、何か知ってます?」グニー
折木「……っ!」
える「もしかして、本当にただの風船なんでしょうか。ちょっと膨らませて……」
折木「待て千反田、それに口をつけるな」
える「えっ、どうしてですか?」
折木「……良くないからだ」
える「なにがです?」
折木「精神的に良くない」
える「……? 折木さんの言っていることが、よく分かりません」
える「それに見た感じ、ただの風船ですよ。怪しげな気配は感じません」
折木「だからって膨らませる必要はないだろう」
える「休憩所側がせっかく用意してくれたんです。これで遊ばないとお金を払った分、損になります」
折木「あ、遊ぶ……?」
える「じゃあ膨らませますね。……ん、はぁ……ふぅーっ。ん、ふぅー……」
折木「……」
える「だめみたいです……」
折木「風船じゃないからな、それは」
える「そうなんですか?」
折木(しまった!)
える「折木さんはこれが風船じゃないと知っているんですねっ」ズイッ
折木「し、知らない」
える「でも今さっきは風船じゃないといってました。だとしたら、折木さんは風船以外の答えを知っているはずです!」
折木「聞き間違いじゃ」
える「わたし、気になりますっ!」
折木「だからって膨らませる必要はないだろう」
える「休憩所側がせっかく用意してくれたんです。これで遊ばないとお金を払った分、損になります」
折木「あ、遊ぶ……?」
える「じゃあ膨らませますね。……ん、はぁ……ふぅーっ。ん、ふぅー……」
折木「……」
える「だめみたいです……」
折木「風船じゃないからな、それは」
える「そうなんですか?」
折木(しまった!)
える「折木さんはこれが風船じゃないと知っているんですねっ」ズイッ
折木「し、知らない」
える「でも今さっきは風船じゃないといってました。だとしたら、折木さんは風船以外の答えを知っているはずです!」
折木「聞き間違いじゃ」
える「わたし、気になりますっ!」
折木「ま、まあそれはいいんじゃないか? その時になれば分かる」
える「折木さん、今気になるんです。知っている事だけでも教えてください」ズイ
折木「か、顔が近い。前から言おうと思ってたけどな、千反田。顔が近い……」
える「どうしても気になるんです!」
折木(聞く耳持たずか……)
える「折木さん、教えてください。お礼は今度しっかりした形でしまうから」ズイ
ムニュ
折木「お、おいおい待て待て千反田。離れろっ、離れろって」グイッ
える「え、あっ……」
折木「す、すまない千反田」ドキドキ
える「……折木さん」
折木(あ、仰向けに倒れる千反田か……)ゴクリ
える「折木さん、今気になるんです。知っている事だけでも教えてください」ズイ
折木「か、顔が近い。前から言おうと思ってたけどな、千反田。顔が近い……」
える「どうしても気になるんです!」
折木(聞く耳持たずか……)
える「折木さん、教えてください。お礼は今度しっかりした形でしまうから」ズイ
ムニュ
折木「お、おいおい待て待て千反田。離れろっ、離れろって」グイッ
える「え、あっ……」
折木「す、すまない千反田」ドキドキ
える「……折木さん」
折木(あ、仰向けに倒れる千反田か……)ゴクリ
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