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    元スレ妹「お兄ちゃんに彼女……」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - アナザー + - ダブルヤンデレ + - ヤンデレ + - + - 先輩 + - 勇者 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    301 = 251 :

    おっ、来てた

    302 = 169 :

    「許すよ……」

    幼なじみ「ほ、本当に……?」

    「ああ許す。そのために今日は幼なじみの所に来たんだから。俺が許さないとおまえは危なっかしくて見てられないしな」

    幼なじみ「兄……」

    「幼なじみ。約束してくれないか?」

    幼なじみ「約束……?」

    「今後、誰かを殺そうとするようなこと。誰かを傷つけるようなことをしないって」

    幼なじみ「わかった……」

    「それと……妹とも仲良くするって」

    幼なじみ「それは……」

    「お願いだ。俺は三人仲良くやって行きたいんだ幼なじみ」

    幼なじみ「……わかった。約束する。わたしもう怖いことはしない。妹ちゃんとも仲良くする。
    嫌われてると思うけど……兄が言うなら仲良くなるよ必ず」

    304 = 186 :

    306 = 251 :

    307 = 169 :

    「ありがとう幼なじみ……」

    幼なじみ「うん……」

    「そしてプロポーズのことなんだが……」

    幼なじみ「わかってる。ううんわかってた……。
    わたし兄が好きだから。だからこそあなたの妹と仲良くなれなかったから……。
    さっきの言葉ね。あれはせめてもの私からのプロポーズだったんだ……。
    でも兄は、わたしにはできないんだよね……? プロポーズ……」

    「約束させたのに。俺の方は昔の約束を守ることができないなんて。ごめんな幼なじみ……。
    いろいろ考えて迷ってさ。まだ迷ってるけどでもわかったんだ……。プロポーズ。今はできないんだってことが」

    幼なじみ「 今はってどういうこと……?」

    「これだけは言っておく。俺、おまえのことは好きだよ……」

    309 = 246 :

    仕事終わって見たら>>1降臨キター!!

    310 = 169 :

    「好きだから、だからこそ。中途半端じゃ駄目だって思うんだ。
    今日おまえと会ってやっとわかりあえた。許すことができた。
    やっとなんだ。やっと始まるんだ。今が……今がきっと、子供の頃におまえに告白された日のようなものなんだと思う。
    だから俺は、これからもっとお互いを知って確信した時に。おまえにプロポーズするよ。
    もう一度約束してくれないか? 場所もタイミングもわからない。でもいつかするその日を待っていてほしいんだ」

    幼なじみ「うん……わかった。私ずっと待ってるから……!」

    『約束!』


    俺はこうして、幼なじみと約束を交わした。幼なじみはずっと待ちつづけるだろう。いつかわからない俺のプロポーズと約束を信じて。
    俺は嘘つきだ。

    312 = 270 :

    よっしゃ戻ってきてたのか
    なにやら雲行きが怪しく・・・

    314 = 226 :

    誠見習え

    317 = 264 :

    320 = 169 :

    でもこうでもしなければ、俺は幼なじみを子供の頃のように暴走させてしまうかもしれない。

    そのためにはこうするしかなかった。

    俺の選択は間違いだろうか。

    幼なじみはもう何もしないと信じて、本当の気持ちを言えば良かっただろうか。
    それとも警察に助けてもらえばよかっただろうか。

    幼なじみには酷い嘘をついていると思う。幼なじみだからわかってしまう。
    本当にずっと待っていてくれるってことを。

    でも、それでも俺は三人仲良くしたいんだ。

    例え偽りの関係でも。

    321 = 264 :

    警察はその程度では助けてくれない

    322 = 169 :

    言い訳かもしれない。

    でも幼なじみも、好きだから。幼なじみとして大切だから。こうするしかなかったんだ。

    俺はもう後戻りできない。いやしない。後悔なんてない。

    子供の頃。幼なじみを結果的に裏切り、妹を連れて祭に行ったことも。
    今日、幼なじみに気持ちを伝えないで偽りの約束したことも。

    妹と兄妹でも家族でもなくなるかもしれないことも……。


    「妹に愛にいこう」

    325 = 169 :

    夕暮れの屋上


    「休みの日だから勝手に入っちゃ駄目なんだけど、それでも来てよかったわね! 夕暮れ凄く綺麗だわ!」

    「うん……」

    「人もいないし静かだし最高よね!」

    「うん……」

    「あ! こっからも祭が見えるわよ! うわー人がいっぱい!
    でもあんなに多いなら行かなくても良かったわよね!」

    「そうだね……」

    「…………」

    「…………」

    「わ、わたし喉渇いたから !だから飲み物買ってくるわね! 妹のも何か買ってくるから!」

    「ありがとう……」

    「……はぁ」

    327 :

    しえんた

    328 = 166 :

    おほー

    331 = 169 :

    学校


    「(妹が決めた事だからもう何も言わないけど、こんなにも悲しいのね、失恋って……。
    私知らなかった。恋なんて今までしたことがないしどんな気持ちなのかわからないけど。
    でも妹を見てたら悲しくなっちゃうんだから……)」

    「ああもう。でも私が悲しんでたら駄目よね……何もできない自分が歯がゆいけど……」

    「すぅ……はぁ……」


    「よっし! 元気元気! 私はいつでも妹を支えられるように元気でいなくちゃだよね! うん!」

    「さて! さっさとうじうじしてる妹のところに言ってあげなきゃだわ!」

    「はぁはぁ……やっぱりここか」

    「え……? お兄さん?」

    334 = 169 :

    「妹友ちゃん。君がいるなら妹もここにいるよな? 屋上か。よし」

    「……待ってください!」

    「?」

    「お兄さんは何しにここに来たのですか! 何しに妹ちゃんに会いにいくのですか!」

    「言わないと駄目か?」

    「はい……!」

    「例え兄妹の問題でも?」

    「教えてくださらなければ私、お兄さんを通すわけには行きません……!
    妹ちゃんは苦しんでる……。そしてあなたが行けばさらに苦しむかもしれないから!」

    「そうか……妹友は相変わらず妹を心配してくれてるんだな……。でも……何を話すかなんて言えない」

    「ならここは絶対に通しません! 私もう嫌なんです……あんなに悲しい笑顔をした妹ちゃんを見たくないんです!」

    336 :

    なんだ俺もスクリプト
    つまんね
    やっと人間か、マジでこいつらキモいよな

    337 = 169 :

    「妹友ちゃん。君は妹と本当仲良くしてくれてるし、妹を想ってくれてる。
    俺は妹が生まれた時から見てきた兄だけど、君はきっと、俺が知らない妹をたくさん見て知っているんだと思う。
    だからこうやって立ちはだかることも理解できる。
    でも俺は兄だ。兄だから妹を悲しませるようなことはしたくないしするつもりはない。
    俺を信じてはくれないか……?」

    「信じても、間違ってしまったらどうするんですか……。私、前にお兄さんに妹ちゃんをお願いしました。
    妹ちゃん、ずっと落ち込んでいたから。でもあれは間違いでしたよね……。
    相談を持ち掛けて頼んだ私がお兄さんを責めるつもりはありません。でも、妹ちゃんは私のせいでショックを受けてそれ以来ずっと……」

    342 = 169 :

    「わかってる。俺もあの時に何も考えずに行動したことを後悔してるから……。
    君も知っての通りあれ以来俺と妹の関係はぎくしゃくしたままだ。こんなに歳の近い兄妹なのに、あの時まで一度も喧嘩なんてしたことがなかったから。
    正直どう対応すれば良いのかわからなかったんだ。でも、このままじゃいけないだろ?
    君もわかっているはずだ!」

    「わかってますよ……! でも……私には何もできないから……妹ちゃんを見守るぐらいしかできないから……。
    そこまで言うなら、お兄さんにはどうすれば良いかわかってるんですか……?」

    「ああ、わかってるからここにきたんだ。あの時は考えなしで駄目な俺だったが、今は違う。
    頼む。もう一度、俺にチャンスをくれないか? 妹を任せてくれないか? このとおりだ……!」

    345 :

    屋上ってことは飛び降りフラグ?

    346 = 345 :

    347 = 169 :

    「……! な、なんでそこまでするんですか……! 私がいても強引に行けば良いだけじゃないですか……それなのにどうして……」

    「君が妹の親友だからだよ」

    「わ、私は親友なんてものじゃ……ないですよ……」

    「いや、親友だよ。妹ってさ。見たまんまの通りふわふわしてるだろ?
    どっちかって言うと話すことが苦手なくせに、行動力はあるから、いつのまにか勝手にどっかに行ってしまう。
    妹をあまり知らない人から見たらとっつきづらいことこの上ないと思うんだ。
    何考えてるかわからないのに落ち着いてもいないんだし。その上俺にべったりだからな。普通ならいちいち手をつけない。
    でも妹友はそんな妹を捕まえてくれた。妹を選んでくれた」

    348 :

    やっと追いついた

    349 = 345 :


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