元スレ男「隣の家に誰か引っ越してきた。女の子ならいいなぁ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
51 :
おっさん女みたいだな
52 = 1 :
夕方 公園
男「……どうも」
おっさん「ありが……とう……ございます」
男「早く済ませてください」
おっさん「分かりました……」
男(どんな話でも丁寧に断ってやろう。そうしたら諦めるだろうし……)
おっさん「紹介したい女の子のこと……ですが……」
男「はい」
おっさん「本当に可愛いんです……本当に……」
男「それはいいです。なんで紹介したいんですか?」
おっさん「お世話をして欲しい……のです……」
男「お世話……?」
おっさん「はい……食事とか……お風呂……とか……」
男「そんな状態なら……介護ヘルパーとかに頼めばいいじゃないですか」
おっさん「いや……お金……かかるじゃ……ないですか」
54 = 23 :
展開が見えないな
普通に萌え路線だけになってしまうのか?
55 = 42 :
おっさんが少女
56 :
おっさんが娘をエサに男を釣ってる
57 = 1 :
男「お金かかるって……貴方、引っ越してくるだけの費用は持ってるんですよね?」
おっさん「でも、継続してお金を払わないといけませんし……それがネックといいますか……」
男「いや……なら、奥さんに頼めばいいじゃないですか」
おっさん「私……そのような人はいないのです……お恥ずかしい……」
男「そうですか」
男(え……じゃあ……)
男「ちょっと待ってください」
おっさん「は、はい?」
男「貴方の娘じゃないんですか?」
おっさん「ええ……違います」
男「どういうことなんですか……?」
おっさん「……家に……足を運んでくだされば……ご紹介で、きます……」
男「その女の子って……誰の……?」
おっさん「……」
男(警察に言おう……。なんか本当に危ない人じゃないのか……こいつ……)
58 = 15 :
仏蘭西少女か
59 :
わかった!
このおっさんは夜にだけ少女の姿に戻るんだ!
60 = 1 :
おっさん「わ、わかりました……これを……どうぞ」
男「え?鍵……?」
おっさん「私はここに居ます。私の家の中を……みて、きて……く、ださい」
男「確認してこいってことですか?」
おっさん「は、はい……」
男「……」
男(誘拐されてきたような女の子がいれば通報しよう)
男「じゃあ……行ってみます」
おっさん「おぉ……ありが、とう……ございます……」
男「ここに居てくださいよ」
おっさん「は、はい……もちろん……」
男「……」スタスタ
男「……」チラッ
おっさん「……」ボォ~
男(ついてくる気配はないか……)
61 :
>>58
介護雇うよりたけぇwww
62 = 1 :
男「……」ガチャ
男「お邪魔します」
シーン……
男「……誰か、いませんか?」
男「―――話せない状態とかか……?」
男「玄関の扉は……開放しとくか」
男「……」ソーッ
男「とりあえず逃げ道は確保しとこう」
男「勝手口……窓……うん……ここらを開けとけばなんとか逃げることはできそう……」
男「……あとは……問題の女の子だけか……」
男「……」スタスタ
男「いないな……」
男「二階か……?」
男「……」
男「流石に独りだと二階には行きたくないな……」
63 = 1 :
友「―――んだよ。いきなり呼び出して」
男「そこで見張っててくれ」
友「なに?泥棒でもすんの?」
男「違う。ちょっとこの家、おかしいんだ」
友「ふーん」
男「変なおっさんが見えたらすぐに連絡してくれ」
友「いいけど、あとで訳を言ってくれよ」
男「言うって」
男「……よし。いくか」スタスタ
男「……」ソーッ
男「二階に寝室とかあるんだろうな……」
男「……」スタスタ
男「ここか……?」ガチャ
男「……」ソーッ
男「いないな……」
64 :
楽しみ
65 :
これは気になる
66 = 1 :
男「こっちか……?」ガチャ
男「あ、この部屋は……俺の部屋から見える部屋だな」
男「……普通の寝室だな」
男「というか、女の子なんていないぞ……?」
男「どうなってんだよ……」
男「頭がおかしいだけのおっさんだったのか……?」
バタンッ!!
男「え……?」
男「今の……音……」
ピリリリ
男「もしもし?」
友『おい。玄関が閉まったぞ。家の中に誰かいるんじゃないのか?』
男「え……?」
友『通報されるまえに出てこいって』
男「あ、ああ……そうする……!」
69 :
寝れないじゃないか……
70 = 51 :
おなかすいたお
71 = 1 :
男「どこに居たんだよ……」
男「逃げよう……」スタスタ
男「……」ソーッ
男「いない……よな……?」キョロキョロ
男「……よし」タタタッ
男「出よう」グッ
男「あれ……?」ガチャガチャ
男「あ、ああ……鍵が閉まってたのか……」
男「……」ガチャン
男「これで……」
「待って……」
男「―――?!」
男「だ……誰だよ……?」ガクガク
「貴方こそ……誰……?」
男(怖くて……振り向けない……)
73 = 51 :
バンバンバンバンばっっばなんばばばじゃ
74 :
眠いよおおおおおおお
75 = 1 :
男「お、俺は……ここに住んでいるおっさんに言われて……」
シーン……
男「え……?」バッ
男「あ、れ……いない……」
男「なんだよ……」
ガチャ
男「うわぁ!?」
友「うお?!なにさ!?」
男「お、お前か……」
友「早く行こうぜ。学校にバレたらやばいって」
男「そ、そうだな……」
男(今の声は……)チラッ
男「……」
友「はやく」
男「あ、ああ」
76 = 1 :
自室
友「幽霊?」
男「かもしれない」
友「あははは」
男「本当だって!!」
友「とりあえず、そのおっさんに鍵を返しにいこうぜ。空き巣扱いされても嫌だし」
男「それもそうか……」
友「そのときに曰く付物件なのか訊けばいいだろ」
男「うん」
友「うし。行くか」
男「ああ」
友「でも、幽霊な。女の子の幽霊なら最高じゃねーか」
男「バカ。かなり怖かったんだぞ」
友「もしかしたらその幽霊に恋しちゃうかもしれないぞ?」
男「やめろよ。マジで」
77 :
私怨
78 :
着地点が見えないな…
しえーん
79 = 1 :
公園
おっさん「あ……お、おかえり……なさい……」
男「あの……行ってきました」
おっさん「あ、あえましたか?」
男「いいえ。声だけは聞こえました」
おっさん「そ、そうです……か……」
友「すいません。こいつから話を聞きました。えっと、その家、幽霊とか出ます?」
おっさん「幽霊……?いいえ、そんな家……私が怖い……です……」
友「ふーん」
男「とりあえず、鍵を返します」
おっさん「いえ……もっていて……ください」
男「ど、どうして……?!」
おっさん「これからは……週に一回ぐらいでいいので……家に来てください……」
男「はぁ!?」
おっさん「おね……がい……します……」
80 :
わかった家自体が女の子なんだ!
81 = 1 :
男「いや……理由を……聞きたいんですけど……!!」
おっさん「女の子のお世話を……」
男「誰もいませんでしたよ?!」
おっさん「声は……聞いたんですよね……?」
男「いや……ききましたけど……」
おっさん「がんばって……ください……」
友「貴方が世話をしたらいいんじゃあ……」
おっさん「ああ、そうだ……こ、これ……」
男「え?」
おっさん「キャッシュカードです……暗証番号は―――」
男「ど、どういうつもりですか!?」
おっさん「お世話……していただけるなら……お金……渡します……」
友「あの……その女の子との関係は?」
おっさん「……では、また様子、見にきます……」
男「ま、待ってください!!ちょっと!!!」
82 :
おっさん死亡フラグに見える
83 = 1 :
友「行っちゃった……。あの言い方、家には帰らないって感じだったな」
男「ああ……」
友「どうする?」
男「どうするって……」
友「キャッシュカードを渡してきたから、本気かもな」
男「残高ゼロかも知れないだろ」
友「でもなぁ。あのおっさんが嘘を言ってるようには見えないしなぁ」
男「まぁ……な」
友「とりあえず今日は帰ろうぜ」
男「なんか楽しそうだな、お前」
友「そうだな。ちょっとワクワクしてる」
男「なんでだよ。怖くないか?見知らぬ相手にキャッシュカード渡されて、誰かの世話を押し付けられたんだぞ?」
友「幽霊を相手にするわけじゃないし、いいじゃん」
男「あのな……!!」
友「週一回でいいなら俺も協力するって。な?」
86 = 1 :
夜 自室 ベランダ
男「……」
男「やっぱり帰ってきてないな……あのおっさん……」
男「……」
男「なんだよ……どうしたら……いいんだ……」
ピリリリ
男「もしもし?」
友『よう。不思議な隣人は?』
男「帰ってきてない」
友『そっか。んで、明かりはついてないのか?』
男「ああ。ここからは見えない箇所もあるからなんともいえないけど」
友『今度の日曜日、お邪魔してみようぜ』
男「本気か?」
友『おう』
男「はぁ……」
87 = 1 :
日曜日 隣家
友「……」ピンポーン
男「……出てこないな」
友「鍵、鍵」
男「はいはい……」ガチャ
友「ごめんくださーい」
男「おじゃましまーす」
シーン……
男「応答はないんだな……」
友「とりあえずその女の子を捜してみようぜ。俺は一階を。お前は二階な」
男「勇気あるな」
友「いいじゃん。家主公認なんだし」
男「物は盗むなよ」
友「誰がするかよ」
男「じゃあ、捜してみるか」スタスタ
88 = 84 :
しえーん
89 = 1 :
二階 寝室
男「いないな……」
男「はぁ……本当に女の子なんて……」
ガチャ……
男「ん……?向こうの扉が……勝手に……」
ギィィィ……
男「だ、誰だ……?」ドキドキ
シーン……
男「……おーい!!!二階にきてくれー!!」
友「なんだー!?」ドタドタ
男「む、むこうの扉が勝手に開いたんだ」
友「んじゃ、その向こうにいるんじゃないのか?」
男「一緒に行こうぜ……」
友「怖がりだなぁ」
男「うるさいな」
91 :
ゴクリ…
92 = 1 :
子ども部屋
友「子ども部屋っぽいな。おもちゃとかあるし」
男「随分、散らかってるな……。なんか今まで遊んでいたみたいだ」
友「……でも、誰もいないな」
男「そうだな……」ヒョイ
友「人形か。やっぱ女の子がいるんじゃないか?」
男「これはここに入ってたのか……?」
友「片付けるのかよ」
男「誤って踏んづけたりしたら大変だろ?」
友「それもそっか。流石に物は壊したくないな」
男「手伝え」
友「はいよー」
男「……」ゴソゴソ
友「なんか年季入ったものばっかだな」
男「もう売ってないやつとかありそうだな」
94 = 1 :
男「おし……いくか」
友「おう」
男(そういえば食事とかお風呂とか言ってたけど……やっぱり……小さな子がいるのか……?)
友「ふわぁ……」
男「……」
ガサゴソ……
男「!?」
友「どうした?」
男「いや……。なんか物音が……」
友「マジか」
男「……」
友「何もきこえねーけど?」
男「確かに聞こえたんだ」
友「びびりすぎー」
男「本当だって!!」
96 :
引き伸ばしすぎ
99 = 1 :
昼 リビング
友「誰もいねーな」
男「そうだな」
友「やっぱり幽霊が……」
男「やめろよ」
友「あははは。冗談だって。―――さーてと、飯にしようぜ」ゴソゴソ
男「ああ。なんか疲れたし……腹減った」
友「んーおにぎりー」
男「あ、その前にトイレ」
友「花子さんに気をつけろ」
男「やめろ!!」
友「ついていってやろうか?」
男「いい!!」
友「もらすなよー」
男「もらすかよ!!」
100 :
本当のホモは友だったか…
みんなの評価 : ★★★
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