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    元スレ男の子「俺、大きくなったら女の子ちゃんと結婚する!」

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    1 :

    の子「うん! 私もそうなればいいって思ってた!」

    の子「約束しよう!」

    の子「うん!」

    男の子、女の子「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ーます、指切った!」

    の子「女の子ちゃん大好き!」

    の子「私も男の子君のことだーい好き!」

    2 :

    ダメです

    3 :

    「おら針千本のめよ」

    「らめぇ...そんなに入らないよぅ...//」

    4 :

    2013/12/24

    「あんっあんっ!!!イケメン君のチンコ気持ちいい!!」

    「サンタコスAVええわぁ…」シコシコ

    5 = 1 :

    それから月日は流れ俺達は同じ高校に進学した。

    の子「女の子、お前何組だった?」

    の子「私は一組だったよ。男の子君は?」

    の子「俺も一組だった」

    の子「じゃあ一緒だね!」

    6 :

    なにここ?

    7 = 1 :

    の子「よかっ……痛っ」

    の子「どうしたの? 大丈夫!?」

    の子「うん、大丈夫大丈夫。最近よく突然頭が痛くなるんだ。でも大丈夫」

    の子「全然大丈夫じゃないよ!」

    の子「まあ勉強のしずきかな」

    の子「冗談言ってる場合じゃないよ! はやく病院に行った方がいいよ!」

    の子「分かってる分かってる」

    8 :

    つまんねぇからやめろカス

    9 = 1 :

    の子「女の子、一緒に帰ろう」

    の子「うん!」

    家が隣ということもあって俺達はいつも一緒に帰っていた。

    の子「……」

    の子「どうしたの男の子君?」

    の子「……なあ女の子、幼稚園のとき俺とした約束覚えてる?」

    10 :

    ふむ

    11 :

    続けて

    12 = 1 :

    の子「約束?」

    の子「うん」

    の子「男の子君とは幼稚園からずっと一緒だったんだから、どの約束かなんて覚えてないよ」

    の子「そう……だよな」

    の子「どんな約束?」

    の子「なんでもないよ。はやく帰ろう」

    の子「? 変な男の子君」

    14 = 1 :

    俺と女の子は付き合っているというわけではなかった。

    学校への行き帰りは一緒でいつも一緒にいるけど、どちらからも告白なんてしたことはない。

    幼稚園のときこそお互い好きって言いあってたりしてたけどあれはきっとノーカンだろう。

    の子「男の子君?」

    の子「ん? 何?」

    の子「今日の男の子君、なんか変だよ。上の空って感じ。何か考えごと?」

    の子「なんでもないよ」

    の子「ふーん。あっ、そうだ! 明日は遅れずに家から出て来てよ」

    の子「分かってるよ」

    15 = 1 :

    の子「ただいま」

    J( '-`)し「お帰り。お腹空いてるだろ? すぐご飯にするからね」

    の子「うん」

    俺の家には父さんがいない。

    俺が中学生のときに事故で死んでしまった。

    家が隣で俺と女の子の家は仲が良かったため女の子の家族も葬儀には参列した。

    葬式に来た女の子も泣いていたのを覚えている。

    16 = 1 :

    ―学校―

    クラスメイト「なあなあ、男の子、お前って女の子ちゃんと付き合ってるね?」

    の子「は? 別に付き合ってないけど」

    クラスメイト「でもお前って登下校いつも女の子ちゃんと一緒じゃん」

    の子「あ、あれは家が隣だからだよ」

    クラスメイト「そうなんだー。ならよかったー」

    17 = 1 :

    の子「お前、女の子のこと好きなの?」

    クラスメイト「まあ狙ってるかな」

    の子「……」

    クラスメイト「えっ……もしかしてお前も……」

    の子「ち、違うよ。あいつはその……ただの幼馴染だし」

    18 = 1 :

    の子「男の子君、一緒に帰ろう」

    の子「……うん」

    の子「また何か考えごとしてるの?」

    の子「女の子、ちょっと一つ聞いてもいいかな」

    の子「なになに?」

    の子「女の子ってさ……好きな人とかいるの?」

    19 :

    みてるよー

    21 :

    男、女にしてくれ

    22 = 1 :

    の子「えっ? ……いるよ」

    の子「誰?」

    の子「そ、そんなの秘密だよ!」

    の子「そっか」

    の子「そういう男の子君はどうなの?」

    の子「いる」

    の子「! ……誰?」

    23 = 1 :

    >>21
    男の子、女の子表記には理由がある

    24 = 1 :

    の子「……女の子が教えてくれたら俺も教える」

    の子「そんなのずるいよ」

    の子「……もうすぐ体育祭があるだろ?」

    の子「うん」

    の子「体育祭が終わったら俺その人に告白しようと思ってる」

    25 = 1 :

    の子「なんで体育祭の後なの?」

    の子「体育祭でいいとこ見せてたら成功率あがるだろ」

    の子「なにそれ」

    の子「実際、うちの高校って体育祭のあとそういうのが多いらしい」

    の子「そうなんだ」

    の子「そうなんだよ」

    の子「ねえ、男の子君」

    の子「何?」

    の子「格好いいとこ見せたらってことは、普段好きな人に格好いいとこ見せれてないってこと?」

    26 :

    見とるぞ

    27 :

    みてるよ

    28 :

    ふむ

    29 :

    鬱だけは…どうか鬱展開だけは…

    31 :

    なんだ、おわりか

    32 :

    まーたDQNにやられるのか

    33 = 1 :

    ―体育祭当日―

    日程はあっという間に消化されていった。

    最後の男女混合クラス対抗リレーで足の速かった俺はクラスのアンカー、女の子は最後から二番目、つまり俺の前を走ることになっていた。

    の子「もう最後の種目なんだね」

    の子「俺達のグループの得点だとこの種目で一位をとれれば優勝だな」

    の子「じゃあ、アンカー男の子君の責任重大だあ。好きな人に格好いいとこ見せなきゃいけないんだよね?」

    の子「うん」

    35 = 1 :

    一組から六組までがスタート地点に並んだ。

    の子「いよいよだね」

    の子「そうだな」

    リレーがはじまった。

    一組はスタートが遅れて結局、第一走者は四番目に第二走者へとバテンを渡した。

    一組の第二走者も追い上げることはできず、そのまま四番目の順位で第三走者にバトンを渡した。

    36 :

    ハッピーエンドじゃないなら先にそう言ってくれ
    スレ閉じるから

    37 :

    ハッピーエンドじゃないなら先にそう言ってくれ
    寝るから

    38 = 1 :

    の子「四番目かー。私も責任重大だね」

    の子「順位あげてから俺にバトン渡してくれよ」

    の子「頑張る! でもいざとなったら男の子君がなんとかしてくれるよね?」

    の子「まあ、そのときは任せろ」

    の子「格好いいとこ見せてなきゃいけないんだもんね!」

    39 :

    BADENDを恐れているような待ち望んでいるような何とも言えない感覚

    40 = 1 :

    女の子は第三走者から変わらず四番目の順位でバトンを受け取った。

    俺はアンカーのタスキをつけ、バトンを受け取る位置に移動し、戦況を見守った。

    女の子は三番目の六組の走者との間をどんどん縮めていた。

    その姿を見て観衆の歓声が大きくなる。

    とうとう三番目の走者を抜き去り順位を一つあげ……

    の子「あっ」

    抜き去る瞬間に女の子がこけた。

    41 = 10 :

    ああ、女

    42 = 1 :

    五番目、六番目……。

    女の子が体制をたて直している間に後ろを走っていた二人の走者に抜かれ、一組は最下位になった。

    女の子は遅れを取り戻そうとして再び走り出す。

    すでにトップの二組はアンカーへとバトンを渡そうとしていた。

    二組、五組、六組、三組、四組……。

    結局、女の子が俺にバトンを渡したのは最下位の六番目。

    の子「ごめん」

    女の子が俺にバトンを渡す瞬間そう言った気がした。

    ……こいつに格好いいとこ見せなきゃ。

    俺は走り出した。

    44 = 1 :

    全力疾走した。

    すぐにそれほど距離が開いてなかった六組、三組、四組を抜き、三位につける。

    走りながらでも歓声が大きくなったのが分かる。

    女の子もきっと今は俺を見てる。

    そう思うと力が出た。

    五組を抜き去り二位につける。

    残された距離は4分の1ほど。

    の子「頑張って!」

    女の子の声援が聞こえた。

    ギアをまた一段あげる。

    そしてとうとう一位の二組をとらえようとしたとき。

    突然、俺は目の前が真っ暗になった。

    45 :

    見てるよ

    46 = 1 :

    の子「……あれ」

    の子「ここ……どこだ?」



    J( '-`)し「先生、男の子の容態は?」

    医者「詳しい検査をしてみないと分かりませんが、男の子君の脳には異常があるようです」

    J( '-`)し「脳? そんな……でも、もちろん治るんですよね!?」

    医者「詳しい検査をしなければ分かりかねます」

    J( '-`)し「そんな……」

    47 = 31 :

    そげな…

    48 = 31 :

    なんとなくメリークリスマス

    49 :

    めりくり

    50 :

    脳腫瘍持ち支援


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