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元スレQB「少しくらい、本当の奇跡が起こってもいいじゃないか」
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さやか「そ、そんなんじゃないって!」
QB「じゃあなんだって言うんだい?」
さやか「それは……」グヌヌ
まどか「えー、わたしもいぬ見たいなあ……」
QB「さやか、君はまどかがかわいい動物を好きだと知っていて隠しているのかい!?」キリッ
さやか「え? そうだったんだー、キモいのと一緒に住んでるからそういうイメージ無かったわ」
QB「!!」ガーン!
まどか(……さやかちゃんって、意外とほむらちゃんとも気が合いそう)
さやか「はあ……まあ良いか」
さやか「そんなに知りたいっていうなら連れてってあげる」
まどか「本当!? いぬ……可愛いんだろうなあ」
さやか「だから犬じゃないって……」
さやか「……まあ、ある意味犬みたいなもんだけど」ボソッ
まどか「え? どういうこと?」
さやか「見たほうが早いよ……さ、行こう」タッ
まどか「うん……?」トテテ
QB「わけがわからないよ……本当に人間はいつもいつも……」トボトボ
ほむら「…………」ジーッ
………………………………………
―――――――――――――――
キュゥべえ、と名乗る人物は、それから何度も彼女のもとを訪れた。
本人によれば、彼はその病院の医者で、まだ若い。 キュゥべえはあだ名。
顔はまあまあだけど童顔で、小柄な体格もあってか女性みたいだと笑われる。
そのことと、生まれつき総白髪なのがコンプレックス。
彼女の手を握った理由は……あんまり退屈そうな顔をしていたから、つい。
彼はそのようなことを聞かれるままに話すと、今度は彼女に質問をした。
――きみは どんなことをはなしてほしい?
彼女はわずかに動く指先で、アルファベットの小文字を使い、彼にその意思を伝えた。
――キュゥべえがいちばんとくいなこと
彼はそれを一生懸命聞き取り、答えた。
――なら ものがたりでもつくろうかな
――とくいなの
――ああ ぼくはいろがしろいからあまりそとにでれなくてね
――しょうせつをかくとか そんなことばかりしていたんだよ
――きたい
――じゃあ まほうしょうじょのはなしでもしようか
―――――――――――――――
――廃工場近辺
さやか「えーっと、確かこっちの方に……」
さやか「……あった」
まどか「えっと……工場?」
QB「のようだけど……既に廃工場みたいだね」
さやか「そうだよ、でも人が住んでるんだ」
まどか「え……人?」
QB「そ、それって……ちょっと、まずいんじゃないのかい?」
さやか「あはは……あんた達が想像してるようなのじゃないから、安心してよ」
まどか「そうなの……?」
さやか「まあ、見たほうが早いって! お邪魔しまーす」スタスタ
まどか「え? あ……」
QB「まどか、とりあえず入ってみようよ」
まどか「うん……」トテトテ
――廃工場内部
杏子「……ん? お、さやかじゃん」
杏子「またお菓子持ってきてくれたのか?」ワクワク
さやか「うん、ポッキー買ってきたよ」
マミ「あら美樹さん、紅茶入ってるわよ」カチャカチャ
さやか「あ、マミさん! ありがとうございます」
マミ「ふふ、どういたしまして」
杏子「……ところでさやか、そいつらは?」
さやか「ん?」
まどか「…………」ポカーン
QB「……これは一体何の集まりだい?」
さやか「ああ、あたしの友達」
さやか「気になるっていうから連れてきちゃった」
杏子「……なるほどね」
まどか「あ……えっと、はじめまして、鹿目まどかです」
QB「僕はキュゥべえだよ」
まどか「えっ?」
QB「何を驚いているんだい、彼女にも僕は見えてるよ」
QB「さっき、僕らのことをそいつらって言ってたじゃないか」
まどか「ああ、そういえば……」
杏子「ああ、お前らが……へえ、本当にぬいぐるみが喋ってるんだな」
QB「僕はぬいぐるみじゃ……!」
QB(……いや、待てよ? これは可愛いと思われてるってことじゃあ……)モンモン
まどか「わたしたちのこと、知ってるんですか?」
杏子「ああ、さやかがよく話すからな……っと、そういえばこっちの自己紹介がまだだったか」
杏子「あたしは佐倉杏子、色々あってこの教会に住んでるんだ」
さやか(またアバウトな説明ね……)
マミ「……私は巴マミよ」
マミ「はじめまして、鹿目さん」ニコッ
まどか「………!」
――ズキッ
まどか「……は、はい、はじめまして」
まどか(……なんだろう、今の?)
まどか(なんか、頭が痛い……)
まどか「……あの、マミさん?」
マミ「? どうしたの?」
まどか「その……前に、どこかで会いましたか?」
マミ「え? えーっと……」
杏子「へえ? 随分と古い口説き文句だなー」
まどか「ふえっ!? そ、そんなんじゃ無いよ!」
さやか「ま、まどか……もしかしてあんた、初対面の美人には毎回これを」
QB「なるほどね、ほむらに言ったらどんな顔するかな?」
まどか「だから違うってば!」
マミ「ふふ……そうね、残念だけど覚えがないわ」
マミ「まあ学校は同じみたいだし、どこかですれ違ったことがあるんじゃないかしら?」
まどか「そ、そうですよね! 変なこと聞いちゃってすみません」
マミ「別に気にしないわよ」
さやか「まどか……もしかしてまた夢で会ったとか言い出すんじゃないだろうなー?」
QB「あったねえそんなことも」
まどか「それはもういいでしょ!? 忘れてよ!」
さやか「あれはやっぱりキャラ作りだったのかな……」
QB「末恐ろしいなあ……」
まどか「何でこんな時だけ仲いいの!?」
マミ「ま、まあまあ落ち着いて……」
杏子「そうそう、喧嘩なんかしても腹が減るだけだぞ」モシャモシャ
さやか「……って杏子、何勝手に食べてんのよ」
杏子「これはもうあたしの物だからな」モシャモシャ
杏子「ほら、あんたも食うかい?」スッ
さやか「いいよ……本当によく食べるね」
杏子「そうか? まあ食べられるものが目の前にあるなら、食べたいな」ジーッ
QB(……なんかものすごく視線を感じる)ダラダラ
まどか(よかった、話題が変わった……)ホッ
QB「ぼっ、僕は食べられないからね!」
杏子「はは、わかってるよ」ジーッ
さやか「目が笑ってないよ杏子……」
QB「……マミ、助けて」スリスリ
マミ「よしよし」ヒョイッ
杏子「……マミ、そいつちょっと抱かせてくれないか?」ジリッ
杏子「大丈夫、かじらないから」
QB「ひっ!?」
さやか「あははは! 本当にすごいね杏子の食欲は……」
さやか「……その内、マミさんを頭からがぶっ!ってやったりしてね!」
ビキビキビキビキッ!
まどか「……っ!?」
まどか「あっ……ううっ!!」
さやか「……まどか?」
さやか「ちょっと、どうしたのよ?」
まどか「……は、あ……っ!」
QB「どうしたんだい?」
杏子「どっか、具合でも悪いのか?」
まどか「うううう……!」
マミ「鹿目さん? 私は……」
まどか「いやあああああああっ!!!!」
マミ「あ……えっと」ビクビク
まどか「はあっ、はあっ……」
QB「ま、まどか? ……何か、気に触ることでもしたかな?」
杏子「おいさやか、大丈夫なのかこいつ……? なんかの病気か?」
さやか「いや、そんなの聞いたことないけど……」
まどか「はあ、はあ……」フラッ
さやか「……まどか? どこ行くの?」
まどか「ごめん……なんか、気分が悪くて」
まどか「今日はもう、帰るね……」フラフラ
さやか「あ、あたしも一緒に……」
まどか「いい! 来ないで!」
さやか「ひっ……ご、ごめん」
まどか「…………」フラッ…
テッ テッ テッ…
QB「……どうしちゃったんだろう、まどか」
マミ「私、何かまずいこと言ったかな……?」
さやか「…………」
――廃工場近辺
テッ テッ テッ テッ…
まどか「…………」
まどか(私、何であんなこと……)
まどか(……わからない)
……ズキッ
まどか(……っ! 痛い痛い痛い!)ブンブン
まどか「はあ……はあ……」
まどか「……あ」グラッ…
――ガシッ
ほむら「まどか……大丈夫?」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「…………」
まどか「あ、ごめん……ちょっと、気分悪くって」
ほむら「……ねえ、まどか」
まどか「え? なに?」
ほむら「……もし」
ほむら「この世界が……全て夢だったら」
……ビキッ!
ほむら「……どうする?」
まどか「え……? ど、どういうこと……」ズキズキ
ほむら「これは……全部あなたの夢で、本当はまだ眠っているとしたら?」
ビキッ!
まどか「うっ……!!」
ほむら「起きれば、地獄のような現実が待ち構えている――」
ほむら「――友人も、仲間も、大切な人は皆死んで、絶望だけがそこにあるとしたら」
ビキビキッ!
まどか「……ああああああ!! やめてっ!!」
ほむら「…………」
まどか「うええ……ひぐっ……」
ほむら「……まどか、ごめんなさい」スッ
ほむら「いきなりこんなことを言って……」
まどか(……あ)
まどか(ほむらちゃんの中指……指輪?)
まどか(こんなの、今日の昼には無かったのに……)
ほむら「もしそうなら、私は……」
ほむら「あなたに、起きてなんて言えないわ」
まどか「……え?」
ほむら「あなたには、大切な家族も、友達も、未来もある」
ほむら「たとえそれが夢でも……私には、それを奪う権利なんて無い」
まどか「…………」
ほむら「……でも、私は!」
まどか「……ねえ、ほむらちゃん?」
ほむら「……何?」
まどか「もしかして、今わたしの前に居るほむらちゃんは……」
まどか「……わたしの知らない、ほむらちゃんなの?」
ほむら「…………」
ほむら「ええ……多分、あなたの知らない私よ」
まどか「そうだよね……」
まどか「わたしの知ってるほむらちゃんは、泣き顔なんて見せてくれないもん」
ほむら「え?……あっ」
ほむら「……ご、ごめんなさい」グシグシ
まどか「ふふ……良いんだよ」
まどか「…………」
まどか「……ねえ、夢は人の願いを反映するって言う、らしいけど」
まどか「もし、これが全部夢なら……」
まどか「ほむらちゃんがこんなに泣き虫で、わたしのことを大事に思ってくれてるなんて」
まどか「一生、わからなかったのかな?」
ほむら「まどか……」
まどか「ほむらちゃん、さやかちゃん、仁美ちゃん、キュゥべえ……」
まどか「皆、わたしの見たい姿ばっかりで……本当の気持ちは、一生知ることができないのかな?」
ほむら「…………」
まどか「なら、それはやっぱり……ただの夢でしか無いんだね」スクッ
タッタッタッタッ…
まどか「………?」
タッタッタッタッ… タッ
さやか「はあっ、はあっ……まどか! 大丈夫?」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「ご、ごめん! どうしても心配になって、追っかけてきちゃった」
まどか「そんなの気にしないよ……ありがとう、さやかちゃん」
まどか「……でも、ごめんね」
さやか「え? 何が?」
まどか「さやかちゃんは……もう、いないの」
さやか「……は?」
まどか「本当は、上條くんは退院してないの」
まどか「一生治らないくらいの大怪我を負って……もう二度とバイオリンが弾けなくなっちゃった」
さやか「ま、まどか? なに言ってるのか、よくわかんないんだけど……」
まどか「それで……さやかちゃんは」
まどか「その怪我を治すために、魔法少女になったんだよ」
さやか「魔法少女? 何? また夢の話……?」
まどか「でも、さやかちゃんは……絶望して、自棄になっちゃって」
まどか「魔女に、なって……」
まどか「……死んだの」
さやか「……変なこと言わないでよまどか」
さやか「あ、あたしが死ぬわけ、無いじゃん?」
まどか「…………」
さやか「あたしが……そんな、自棄になって死んだりすると思う?」
まどか「…………」
さやか「だいたい、恭介の怪我を治したからって何で絶望するのよ?」
さやか「あたしがそういう人間に見えるの?」
まどか「…………」
さやか「まどかを、大切な親友を置いて、一人でいなくなるなんて……そんなこと」
まどか「……あるよ」
さやか「え?」
まどか「さやかちゃんには……わたしよりもずっと、大事なものがあるの、大事な人が居るの!」
まどか「それを否定しないで!」
まどか「……さやかちゃんを馬鹿にしないでっ!」
さやか「………!」
まどか「こんなの……本当のさやかちゃんじゃない!」
まどか「本当の世界じゃない!」
まどか「……わたしの世界は、ここじゃない!」
バキッ!
―――――――――――――
―――――――――――――
――ほむらの部屋
まどか「……あ」パチッ
まどか「…………」ムクッ
QB「やあ、目が覚めたかい?」
まどか「キュゥべえ……ここは?」
QB「ほむらの部屋さ」
QB「君はここに来て、ほむらの話を聞いている最中に突然倒れたんだ」
まどか「それで、ずっと眠ってたんだ……」
QB「仕方ないよ、これはおそらく魔女の攻撃だからね」
まどか「魔女の?」
QB「ああ……あくまで予想だけど、君はある魔女の精神干渉を受けていたみたいだ」
QB「随分とリアルな夢だったんじゃないのかい?」
まどか「うん……一人じゃ戻ってこれなかったかも」
QB「そうだろうね」
QB「……だから、ほむらを送り込ませてもらった」
QB「君を呼び戻すためにね」
まどか「やっぱり、あのほむらちゃんは本物だったんだ……」
まどか「それで、今ほむらちゃんは何処にいるの?」
QB「……君の手の中に」
まどか「え? ……あっ!」
まどか「これ、ほむらちゃんの、ソウルジェム……?」
QB「ああ、今は特殊な処理を施して、まどかの体に働きかけるようにしている」
まどか「え、えーっと……どうすれば良いの?」
QB「向こうの寝室に体の方が寝てるから、触れさせてやると良い」
QB「それで元に戻るだろう」
まどか「わかった、向こうの部屋だね」テテテッ
QB「…………」
QB「……まどか」
まどか「え? ……何?」ピタッ
QB「よく、戻ってきたね?」
まどか「……だって、あんな夢おかしいもん」
まどか「奇跡みたいなことが何の犠牲も無く起こるなんて、そんなの絶対おかしい」
まどか「あれを見続けられる人は……」
まどか「きっと、奇跡を起こすってことが、どれくらい重いことなのか知らないんだよ」
QB「へえ、初めて君と意見が合ったね」
まどか「……でも私は、そんな本当の奇跡が全く起こらないのも、おかしいと思う」
QB「……やっぱり、君の言うことはわからないや」
まどか「ふふっ、キュゥべえはやっぱりそういう人だよね」
テテテテッ…
QB「……きゅっぷい?」
――――――――――――――
……それからキュゥべえは、魔法少女の話を即興で語り続けた。
魔法少女とは、魔法を使い、悪い魔女と戦う女の子のことだ。
彼女たちは白い猫のような生き物と契約し、様々な姿に変身する。
設定はありふれていて話の展開も王道だけど、流石に得意なことと自称するだけあって、
キュゥべえの語る魔法少女の物語は実に面白く、彼女を飽きさせなかった。
きゅうべぇは可愛いなぁきっと人の姿になったら低身長の理屈屋なショタっ子になるんだろうなぁオナニーを教えてあげるとはじめての快感に戸惑うんだそこでもっと気持ちいいことを教えてあげるよっていってお尻を突きまくるんだ、きゅうべぇは可愛いなぁ
彼女は毎日、彼が来るのを今か今かと待っていた。
彼にその手が握られると、内心では飛び上がりそうなほど喜んでいた。
キュゥべえが居ないときでさえ、彼女の頭は魔法少女たちのことでいっぱいだった。
あの退屈で、空虚な日々など忘れてしまったかのように……彼女の心は満たされていた。
しかしある時、彼女はキュゥべえが話を始める前に、いくつか質問をした。
彼女が知りたかったことは2つ。 魔法少女たちの名前と、この話のタイトルだった。
キュゥべえはネーミングセンスには自信が無かったのか、それらのことはずっとあやふやにしていたからだ。
困った彼は、病院によく出入りするある女の子と、その友人の名前を借りた。
そうして、魔法少女たちは名前を得たけど……タイトルはそうもいかない。
キュゥべえは散々悩んだ挙句、主人公の名前を組み込んだタイトルに決めて、彼女に伝えた。
そのタイトルは――
――魔法少女 まどかマギカ。
―――――――――――――――
QB「……さて、まどかも目を覚ましたことだし、今の状況を説明しようか」
ほむら「何かわかったの?」
ほむら「私が寝ている間、何もしていなかったというわけじゃないんでしょう?」
QB「ああ、もちろんさ……ちょっと外を回って、色々調べてきたよ」
QB「結果、いくつかわかったことがある」
まどか「……? 外? 外で、何かあったの?」
ほむら「見てみる? ひどい有様よ」
ガチャッ
まどか「……っ!!」
まどか「嘘、空が……! これって、もしかして!」
QB「ああ、君が思っている通りさ」
QB「この町は……いや、この町だけじゃない、おそらく地球全体が」
QB「一つの、巨大な結界に……覆われている」
まどか「町の人達は!?」
QB「居なかった」
まどか「居なかったって……」
QB「……ここは、見た目は現実世界に似ているけど、確かに魔女の結界だ」
QB「僕ら以外の人間たちは、今も現実世界に居るんだろうね」
ほむら「ここに引きずり込まれたのは、私たちだけ……ということね」
まどか「でも、どうして……?」
QB「……この結界の主が、何故まどかとほむら、そして僕だけをここに連れてきたのか」
QB「それは正直、わからないとしか言いようがない」
QB「何か明確な目的があるのかもしれないし、ただの気まぐれということも有り得るね」
QB「……ほむら、君はこういう経験は無いのかい?」
ほむら「…………」
まどか「そっか、ほむらちゃんは……未来から来たんだっけ」
ほむら「……残念だけど、これが初めてよ」
QB「そうか……じゃあ、やっぱりなんとも言えないね」
ほむら「……それで? 何がわかったのか、そろそろ教えてくれないかしら?」
QB「ああ、そうだったね」
QB「……わかったことは2つだよ」
QB「この結界の正体と、その主の魔女が……何なのか」
ほむら「結界の……正体?」
QB「僕の話を聞いていて、おかしいとは思わないのかい?」
QB「今、この地球は巨大な結界に覆われている……」
QB「……なのに何故、僕達以外の人間が居る『現実』なんてものがあるって言うんだい?」
ほむら「それは……」
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