元スレ勇者「俺、バカだけど魔王倒してくるっす!!」王「お、おう」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
202 = 1 :
魔物「なんだぁ……?」
勇者「なんすか!?」
戦士「な……デカイ……?!」
僧侶「きゃぁ!?」
魔法使い「デカ物か……厄介だな」
魔物「ほう……お前が勇者か」
勇者「そうっす!!」
魔物「ブハハハハ!!!バカそうな面構えだな!!!」
勇者「なんだとぉ!!その通りっす!!」
僧侶「勇者様、認めちゃいけません」
勇者「うっす!!」
魔物「ふん。ここに踏み込んだこと後悔させてやるわ」
勇者「やるっすか?!棍棒がうなるっすよ!!」ブンブン
魔物「ほう?お前も棍棒を使うのか?―――俺もだ」ズゥゥゥン
勇者「でか……!?」
203 = 1 :
魔物「おらぁ!!かかってこいやぁ!!!」ブゥン!!!
勇者「とっこー!!!!」ダダダッ
魔法使い「バカ!!」
魔物「薙いでやるわぁ!!!!」バキィ!!
勇者「ふぎゅ!?!」
僧侶「勇者様!!!」
戦士「あ、あぁぁ……!!」
魔物「次はお前だ!!」
戦士「わぁぁ!!!」
魔物「ふん!!!」ズンッ
戦士「ぐぁ!?!」
魔法使い「大丈夫か!?」
戦士「背中……うったぁ……いたぃ……」ポロポロ
魔物「ブハハハハ!!!!なんだ!!!お前ら!!!弱すぎるぞぉ!!」
勇者「やるじゃねえかぁ……」
204 :
今北
紫炎
205 = 1 :
勇者「ここは!!」
僧侶「天才さま!!」
魔法使い「え……」
戦士「うぅぅ……かたきうってぇ……」ポロポロ
魔法使い「あ……えと……」オロオロ
魔物「次はお前か……?」
勇者「おねがいっす!!!」
僧侶「ふぁいとですっ!!」
魔法使い「ぐ……」
魔物「おまえは……グハハハハハ!!!!」
勇者「え?」
戦士「ふぇ……?」
魔物「お前、薬品しか作れない底辺魔法使いか」
魔法使い「?!」
魔物「ははははは!!!どうした?頭の良さだけが売りではやはりクビになったのか?んー?」
207 = 8 :
ポンコツだった…
てか魔法使いと言うより薬師だったー!?!?
208 = 188 :
やっちまったな
209 = 173 :
見事なパーティーだなwww
210 :
薬師馬鹿にすんな低レベル攻略の鍵だぞ
211 = 1 :
魔法使い(まずい……作戦が……)
魔物「まぁ、いい。何ができるか見せてもらうか」
勇者「えっと……ど派手な呪文とか魔法とか……使えないんすか?」
魔法使い「……」
魔物「ああ、そうだ!!こいつの一族は悉くなにもできない駄目な一族なのよ!!」
僧侶「それって魔族ってことですか……?」
戦士「せなか……ヒリヒリするぅ……」ポロポロ
魔物「ブハハハハハ!!!」
魔法使い(くそ……このバカの所為で信頼が……)
勇者「誰が駄目な一族っすかぁ!!!こらぁ!!!」
魔法使い「え……?」
僧侶「そうです!!この人は紛れもなく天才さんです!!」
戦士「そ、そうですよぉ……なんでも治す薬とか……天才……しか……いたたた」ポロポロ
魔物「はん!!一つのことしかできぬ魔法使いなどガラクタも同然よ!!」
勇者「うっせー!!!棍棒をバカみたいに振り回すだけのお前のほうががらくたっす!!ばぁーか!!」
212 = 1 :
魔物「言わせておけば……!!」
勇者「おりゃー!!棍棒タイフーン!!!」ブンブン
魔物「貴様もおなじではないかぁー!!!」バキィ
勇者「ぺぷしゅ!?」
僧侶「勇者さまー!!」
勇者「やべえ……棍棒が折れたっす……」
僧侶「……こ、こはわたしが!!」
魔物「ほう?」
勇者「だめっす!!俺の棍棒が効かないんすよ?!」
僧侶「わ、私だって……このモーニングスターで……」ブンブン
戦士「かいふくしてぇ……」
魔法使い「あ、ああ。まっていろ」ゴソゴソ
戦士「ごくごく……ぷはぁ!ありがとうございます」
魔法使い「……がんばってくれ」
戦士「ちょっと怖いですけど、やります。みててください」
213 :
お前も棍棒振り回すだけじゃないか・・・
214 = 173 :
熱い展開だな
215 = 1 :
僧侶「くらえー!!」トテトテ
魔物「ふはははは!!!」
僧侶「おも……!!」ブンブン
戦士「私も……やるときは―――」
僧侶「くっ……遠心力が―――ぁ」ツルッ
戦士「やってやりま―――」
ゴン!!!
戦士「ったぁぁぁ~~~~~!!!」
僧侶「ご、ごめんなさい!!すっぽぬけました!!」
勇者「これは最大のピンチってやつっすね……」
戦士「いたいいたい!!!」ゴロゴロ
僧侶「動かないでください!!今、回復しますから!!」
魔法使い「回復薬いるかぁ?」オロオロ
勇者「まずいっす!!人生最大の危機っす!!」
魔物(勝手に自滅しそうだな、こいつら)
216 = 173 :
おいっ…おいっ……
219 = 213 :
勇者がモーニングスター振り回せよwww
221 = 1 :
僧侶「ほーら、もういたくないですよー」ナデナデ
戦士「うぅ……」ポロポロ
勇者「棍棒はないっすか?!」
魔法使い「残念ながら」
勇者「万事休すっすね……」
魔法使い「どうしたら……!!」
魔物「もういいか?いくぞ、こらぁ!!」
勇者「仕方ない……」シャキン
魔法使い「お前……その剣……」
勇者「伝説の剣っす」
戦士「ただの鉄ですけど……」
勇者「くらえー!!!」ダダダッ
魔物「ふん」バキィ
ポキーン!!
勇者「あぁぁ……折れたっすぅ……」
222 :
一番活躍してるのが魔法使いだけとかwww
223 = 1 :
勇者「伝説の剣がぁ……」
魔法使い「くそ……!!」
僧侶「あぁ……もうなす術が……」ナデナデ
戦士「だれかぁ……たすけてぇ……」ポロポロ
魔物(なんか哀れになってきたな)
勇者「よっしゃ!!こい!!」グッ
魔物「なに?」
勇者「素手で勝負っす!!!」
魔物「ブハハハハハ!!!!なにを言い出すかと思えば!!素手だと?!」
勇者「キック!!!」ドゴォ
魔物「ぐふぅ?!」
勇者「あちょー!!」
魔物「油断したわ……くそが……!!」
魔法使い「回復はまかせろ!!」
僧侶「ふぁいとです!!」
224 = 173 :
勇者のキックつえーなwwww
225 :
モンクか
226 = 147 :
魔法使いいたら僧侶いらねえな
戦士もいらねえな
227 :
魔法使いが回復役になってるwww
228 = 48 :
武器屋のおっちゃんに見せてもらったカンフーやべえ
229 = 173 :
勇者→武闘家
僧侶→踊り子
魔法使い→薬士
戦士→俺の嫁
230 = 8 :
おいパーティー構成変わってんぞこれ
231 = 1 :
魔物「はぁ……はぁ……」
勇者「薬を」
魔法使い「はい」
勇者「ごくごく……よっしゃ!!!」
魔法使い「へへ。こっちは無尽蔵に薬を精製するからな」
勇者「まさに不死身っすから」
魔物「なんか恐ろしいやつを相手にしてしまったようだ……」
勇者「さあ、第63ラウンド目に突入っすよ!!」
魔物「ひぃ……」
勇者「キック!!」ドゴォ
魔物「がぁ!?」
勇者「シャイニングウィザード!!!」バキィ
魔物「ごぼぉ!?」
僧侶「がんばれー」
戦士「そこです!!アゴを狙ってください!!」
232 = 225 :
>>229
僧侶→俺の嫁
233 = 48 :
魔法使いのキャラが怪しくなってきた
235 :
おい、プロレス技が出てきたぞwww
236 = 222 :
せんずかよww
237 = 1 :
勇者「かった……!!」グッ
魔物「ごほ……」
勇者「88ラウンド、KO勝ちっす」
魔物「勝つまで……やるつもりだった……だろ?」
勇者「うっす」
魔物「―――無念だ」ガクリ
魔法使い「ふぅ……すごい戦いだった」
僧侶「本当に総力戦でしたね」
戦士「ええ。辛かった……。鉄球が当たったときは本当に」
僧侶「だから謝ってるじゃないですかぁ!!」
勇者「さてと……こいつの棍棒を……」ズシッ
勇者「とても持てないっすね」
魔法使い「持てる重量にするしかないな」
勇者「あ、肉抜きするっすよ。中身をくりぬけばいいだけっす。俺、あったまいい」
戦士「え……それすると脆くなるのでは……?」
238 :
で、濡れ場はまだですか
239 = 173 :
勇者の頭も肉抜きされたのか……
240 = 1 :
勇者「―――できたぁ!!最高の棍棒っす!!!」
僧侶「わー」パチパチ
戦士「あーあー……」
魔法使い「まぁ、いいじゃないか。アイツが満足しているなら」
戦士「それより……少しいいですか?」
魔法使い「ああ、僕は魔族だ。この耳を見れば一目瞭然だろ?」スッ
戦士「あ……」
魔法使い「僕は魔王様に仕える者だ」
勇者「え?」
僧侶「じゃあ……どうして私たちの仲間に?」
魔法使い「密偵だった。お前たちを内部崩壊させるためのな」
勇者「……」
魔法使い「僕は敵だ。―――だが、ばれてしまっては仕方ないな。さ、殺すなら殺してくれ。僕はもう裏切り者になってしまったから」
戦士「そんな……」
勇者「わかったっす……」
241 = 48 :
魔法使い「えっ」
242 = 204 :
魔法使い潔すぎだろ
243 :
>>229
魔法使い=俺の嫁
244 = 1 :
僧侶「勇者様?!」
戦士「待ってください!!」
魔法使い「その棍棒の威力でも試すか?」
勇者「……」
魔法使い「さぁ……」
勇者「さ、魔王の城まで案内するっす」
魔法使い「え?」
勇者「アンタが裏切ってないことを俺たちがきちんと証明するっすから」
魔法使い「な……」
僧侶「そ、そうです!!まだ裏切ったとは限りません!!怪しまれないように共闘しただけじゃないですか!!」
戦士「そうですね。まだ、弁護の余地はあるでしょう」
魔法使い「……」
勇者「俺、バカっすけど真剣に説得してみせるっすから!!」グッ
魔法使い「ふふ……そうか。わかった。そのときは頼むよ」
勇者「うっす!!」
245 = 1 :
―――魔王の城
魔王「準備はできたのか?」
側近「はい。もう数刻もすれば出発できます」
魔王「ふむ。あの街さえ陥落すれば……一気に領土が広がるな」
側近「……」
「すいません」
側近「なんだ?」
「実は―――」
側近「なんだと?!」
魔王「どうした?」
側近「勇者が近くまで来ているとの情報が」
魔王「捨て置け。それよりも街を攻略するほうが先決だ!!」
側近「……はい」
側近(先の戦いで殆どの者は使い物にならん……)
側近(城内に入り込んだら、ありとあらゆるトラップを使うしかないか……)
246 = 173 :
側近ちゃん苦労してそうだなー
247 = 1 :
―――魔王の城 城門
勇者「ん~~~~~~~~!!!」
勇者「きたーーーーーー!!!!!!」
僧侶「ついにここまで着ましたね……」
戦士「長かったような……短かくはなかった……」
魔法使い「中は精鋭揃いだ。覚悟したほうがいい」
勇者「よっしゃ!!みんなは俺の後ろにかくれてばいいっすよ!!」
戦士「わかりました」ササッ
魔法使い「よし、行こうか」
僧侶「は、はい……」ドキドキ
勇者「魔王……まってるっすよ……!!」
僧侶(勇者様、出会ったときはすごく不安だったけど、今はもう負ける気がしません)
戦士(私……いつも守られてばかりでしたね……)
魔法使い「……」
勇者「いくぞー!!!」
248 = 173 :
そういや魔王軍はほとんど残ってないのか
250 = 1 :
―――城内
勇者「索敵するっす」
魔法使い「え?そんなことができるのか?」
僧侶「すごい!」
戦士「お願いします」
勇者「おららららら!!!!!」ダダダダッ
戦士「!?」
勇者「居るならでてこいっす!!!」ダダダッ
魔法使い「それ、ひきつけてるだけじゃないか!!」
戦士「ひぃぃ……」
僧侶「なるほど」
勇者「おらー!!いないっすかぁー!!」
シーン
勇者「索敵の結果、このフロアには敵はいないっすね」
魔法使い「そんなバカな……」
みんなの評価 : ★★★
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