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    元スレ勇者「俺、バカだけど魔王倒してくるっす!!」王「お、おう」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ある意味ハーレム + - ギャグ + - ハーレム + - 僧侶 + - 勇者 + - 愛すべきバカ + - 棍棒 + - 良スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    面白い

    102 = 1 :

    ―――廊下

    側近「さて……どうしたものか……」

    側近「この街は人間にとって戦場の拠点に成り得る場所だ。容易く攻め落とせるわけがない……」

    側近「密偵を送り込むか……」

    側近「少し時間がかかるな。戦までに間に合えばいいが」

    側近「おい」

    「はっ」

    側近「この街の調査を頼む。魔王様の命令だ」

    「承知しました」

    側近「もしできそうならば内部を混乱させてくれ。おそらく多くの兵がいるはずだ」

    「私の判断でよろしいですか?」

    側近「まかせる」

    「御意」

    側近「気をつけてな」

    「はっ」

    103 = 20 :

    勇者を媒介にしてバカが感染してる説

    104 = 1 :

    ―――翌朝 街

    戦士「……」

    僧侶「勇者様、遅いですね」

    戦士「寄り道でもしているのでしょうか……」

    勇者「かってきたっすー!!」テテテッ

    戦士「やっとですか」

    勇者「新品の棍棒!!」

    僧侶「まぁ、ツヤツヤですね」

    勇者「新品は光沢があるっす!!」

    戦士「……」

    勇者「どうっすか?」

    戦士「―――バカですか!!!」

    勇者「な、なんすか!?」ビクッ

    戦士「なんで新しい棍棒を買ってくるんですか!!もっといい剣とかあったでしょう?!」

    勇者「俺は棍棒命っすからぁ!!」

    105 :

    鈍器使い

    106 = 1 :

    戦士「はぁ……もういいです。どうぞ」

    勇者「なんすか?」

    戦士「私が昔愛用していた鉄の剣です。棍棒よりはマシでしょう」

    勇者「いいんすか!?」

    戦士「貸すだけですよ」

    勇者「大切にするっす!!」

    戦士「全く……よく今まで死ななかったものですね」

    僧侶「勇者様、それ貸してください」

    勇者「うっす」

    僧侶「うぐ……おもっ……!!!」

    勇者「落とさないようにしてくださいっす」

    僧侶「わ、わわわわ……!!」フラフラ

    戦士「え?」

    僧侶「あぁぁ……」ブゥン!!

    戦士「あぶない!!!剣を置いてください!!!」

    107 = 3 :

    まだやってたんですか
    読んでないけど

    108 = 8 :

    後の『破邪の棍棒』であった

    109 = 1 :

    ―――フィールド

    勇者「あ!!魔物っすよ!!」

    魔物「ぐるるる……!!!」

    戦士「よし」

    僧侶「ふぁいとー」

    戦士「貴女は戦わないのですか?」

    僧侶「えっと、援護をします」

    戦士「まぁ、いいです―――」

    勇者「あぶないっす!!!」

    戦士「え?」

    魔物「がぁぁぁぁ!!!!!」

    バキィ!!!!

    戦士「ひゅぐ?!?!」

    僧侶「きゃぁ!!大丈夫ですかぁ!!!」

    戦士「ぜ、ぜんぜん……いふぁいくないです……!!!」ポロポロ

    110 = 1 :

    戦士「くぅ……うぅ……!!」ポロポロ

    勇者「あ、血がでてるっすよ、膝から」

    僧侶「な、泣くほどいたいんですか?!」

    戦士「いたぁぃ……」ポロポロ

    僧侶「今、治療を……!!」

    魔物「うがぁぁぁ!!!!」

    僧侶「きゃ!?」

    勇者「棍棒切り!!!」ドガァ

    魔物「ぎっ!?!」

    僧侶「勇者さま!!」

    勇者「今のうちっす!!」

    僧侶「はいっ!」パァァ

    戦士「膝がいたい……ひざぁ……」ポロポロ

    僧侶「うんうん、いたかったですねえ。よしよし」ナデナデ

    111 = 73 :

    戦士かわいすぎワロタ

    112 = 52 :

    バカな勇者
    天然な僧侶
    戦えない戦士

    113 = 8 :

    勇者:バカ
    僧侶:しっかり者だけど天然
    戦士:お姉さん気取りだけど泣き虫

    おい
    常識人
    はよ

    114 :

    この戦士はひょっとして女なのか?

    115 = 78 :

    棍棒斬りつかうとかお前はゲンさんか

    116 = 85 :

    戦士は女でもショタでもありだな

    117 = 1 :

    勇者「キック!!!」ドガァ

    魔物「きゅぅぅぅ……」

    僧侶「さすがです」

    勇者「大丈夫っすか?」

    戦士「ええ。もう問題ありません。行きましょう」

    勇者「うっす!!」

    僧侶「はいっ」

    勇者「このまままっすぐ行けば、次の街につくっすね」

    僧侶「地図って見るの難しいですよね……こっちが北……?西?」

    勇者「地図なんて不要っすよ。なんかよくわかんないっすし!!」

    僧侶「でも、見ておかないと迷ったとき大変ですよ」

    勇者「じゃあ、パンくずでも落としとくっす」

    僧侶「パン買ってませんよ?」

    勇者「まじっすか!?あちゃー、次の街ではかっときましょう」

    戦士「……」

    118 :

    絶対パン買ったら食うわこいつ

    119 = 1 :

    ―――夜

    勇者「マジ夜営っすよ、これ」

    僧侶「勇者様、寒くなりますから温かくしてくださいね」

    勇者「ちっす!!乾布摩擦でもするっす」

    僧侶「風邪だけはひかないようにしてくださいね?」

    勇者「だいじょうぶ……ぶっくしょん!!!」

    僧侶「ほら」

    勇者「魔王が俺の悪口をいってるんすよ」

    僧侶「なるほど」

    戦士「あの……」

    僧侶「はい?まだ、膝が痛みますか?」

    戦士「いえ、もう大丈夫です。ありがとうございます」

    僧侶「いえいえ」

    戦士「あの……その……私に幻滅……しました……よね?」モジモジ

    僧侶「はい?」

    120 :

    いいねいいね
    支援

    122 :

    僧侶はマリアを大人にしておっとりさせた感じで再生される

    123 = 1 :

    戦士「魔物にちょっと殴られただけで……その……」

    僧侶「何を言っているのですか。殴られたら誰でも痛いですし、泣きますよ」

    戦士「だけど……」

    僧侶「私がきちんと治療しますからね?」

    戦士「……はい」

    僧侶「さ、見張りは勇者様にお任せして私たちは寝ましょうか」

    戦士「い、いや!!私も見張りをします!!!」

    僧侶「そうですか?」

    戦士「少しぐらい役に立たないと……」

    僧侶「街ではいい宿を紹介してくれましたし、十分に役に立ってくれていますが」

    戦士「もっと役に立ちたいのです」

    僧侶「そうですか。では、私だけ寝るのも忍びないので三人で見張りをしましょう」

    戦士「え……」

    僧侶「勇者さまー!私も見張りしまーす」

    戦士「全員が起きてたら見張りの意味がないんですけど……」

    124 :

    >>113
    僧侶全然しっかりしてないお……

    125 = 1 :

    ―――翌朝

    勇者「ねむいっすね……」

    僧侶「あーうー……」フラフラ

    戦士「だから寝てくださいっていったじゃないですか!!」

    勇者「いやぁ……寝たら勇者失格っすから」

    戦士「なんでですか!?」

    僧侶「さふがふぁゆうふぁふぁふぁ……」パチパチ

    戦士「ほら、顔を洗ってきてください」

    僧侶「ふにゅ……」フラフラ

    戦士「やっぱりこの人たちは駄目だ……」

    戦士「私がしっかりしないと……!!」グッ

    勇者「ぐー……」

    戦士「立ったまま寝ないでください!!」

    勇者「カレーパンだぁ……カレーパンがせめてくるぉぉぉ……」

    戦士「どんな夢を……」

    126 = 48 :

    魔法使いーっ!早く来てくれーっ!

    127 = 1 :

    ―――街

    ザワザワ

    「マジかよ……」

    「また戦争か」

    「でも、この街は大丈夫さ」

    勇者「なんすかね」

    僧侶「掲示板になにかあるのではないですか?」

    戦士「どれどれ……」

    『魔物の軍勢、南西より進軍中』

    戦士「……どうやらここで大きな争いが起こるようです」

    勇者「マジッすか?やばいんすか?」

    僧侶「はい、やばいっす」

    戦士「ええ、この街で長居はしないほうがいいでしょうね」

    勇者「よーし。そんなにやばいなら、その魔物の軍団を俺が殴って追い返してやるっすよ」

    戦士「はぁ!?」

    128 :

    次は踊り子で頼むっっっ

    129 = 1 :

    勇者「街の人ー!!聞いてほしいっすー!!!」

    「なんだなんだ?」

    「誰だ?」

    「新聞でみたことあるような……」

    戦士「ちょっと!!なにやってるんですか?!」

    勇者「俺はとある王国から魔王を倒す為に旅をしている勇者っす!!」

    勇者「なんで、その魔物の軍団、俺がちょっくら倒しにいってくるっす!!」

    戦士「えー!?!?!?」

    僧侶「あ、パン屋さんはっけーん」トテトテ

    勇者「みなさんは安心してし欲しいっす!!」

    「すげー!!!」

    「勇者さまばんざーい!!」

    勇者「はっはっはっは!!!」

    戦士「どうしよう……どうしよう……」オロオロ

    130 :

    勇者がああべれいじの飯野で再生される助けて

    131 :

    常識人で頭も良いけどギャンブル大好きな遊び人来るか!

    132 = 52 :

    みんな馬鹿が付くほどお人よし

    133 = 1 :

    僧侶「あ、ネコだ」トテトテ

    魔法使い「ええ。既に民衆は南西から攻め込んでくると思い込んでいます」

    僧侶「……?」

    魔法使い「ええ。陽動は成功です。はい……これで魔王様に―――」

    僧侶「あの?」

    魔法使い「?!」

    僧侶「どうも」

    魔法使い「誰だ?」

    僧侶「いえ、通りすがりの者でして。なにを壁に向かって喋ってるのかと気になってしまって」

    魔法使い「ふん……」スタスタ

    僧侶「あ……」

    魔法使い(話を聞かれたか……?)

    僧侶「あ、ネコだ」トテトテ

    魔法使い(そういうわけでもなさそうだな)

    134 = 8 :

    裏切り者の名を受けて、全てを捨てて戦う


    …ハメになりそうな人、来たな…

    138 = 1 :

    兵士長「勇者殿、本当にお任せしてよろしいのですか?」

    勇者「ちっす!!俺に任せてくださいっす!!」

    兵士長「助かります。こちらも魔王の本軍が近く攻めてくると情報を掴んだのがつい先日で、何分準備不足だったのです」

    勇者「グッドタイミングっすね!!」

    兵士長「ええ。本当に」

    勇者「じゃあ、みなさんはこの街でゆっくりしてればいいっすよ!!」

    兵士長「はっ!!おい!!勇者殿一行に用意できる限りの武具を!!!」

    兵士「はい!!」

    勇者「いいっすよ」

    兵士長「しかし!いくら勇者殿でも……!!」

    勇者「この毛皮のマントと棍棒があれば十分っすから」

    兵士長「す、すごい……」

    兵士「勇者さまになら抱かれてもいい……」ポッ

    勇者「じゃ、いってくるっす」

    兵士長「勇者殿の出陣だ!!見送れー!!!」

    139 = 8 :

    この勇者の皮被ったバーサーカー何とかしろォ!!!

    140 = 1 :

    勇者「いくっすよ!!!」

    戦士「あの……マジですか?」オロオロ

    勇者「マジッす」

    僧侶「勇者さまー、パン買って来ました」トテトテ

    勇者「お、戦う前の腹ごしらえは必要っすもんね」

    僧侶「どうぞ」

    勇者「いただくっす」モグモグ

    僧侶「ふっくらモチモチですね」モグモグ

    戦士「あの、無理ですって」

    勇者「気合と根性でカバーっす」

    僧侶「私、がんばりますっ!」

    戦士「うわぁぁ……」オロオロ

    勇者「ふー、食った食った。さ、いくっすよ!!」

    僧侶「どこにですか?」

    戦士「いや……一匹一匹確実に相手をしていけば……あるいは……」ブツブツ

    141 = 52 :

    戦士の鉄の剣ェ……

    142 = 1 :

    ―――街

    魔法使い「……そろそろ、北東から魔王様の軍が来るな……」

    魔法使い「さて……街も手薄になった頃合―――」

    兵士「……」

    兵士「……」

    兵士長「異常は?」

    兵士「ありません!!!」

    魔法使い「な……?!」

    魔法使い「ど、どうして……!?」

    兵士「どうした?さぼりか?」

    魔法使い「お、おい。魔物の軍勢が攻めてくるというのにどうして誰も出陣していないんだ!?」

    兵士「おまえ、伝令きいてなかったのか?勇者様が着てくれたんだよ」

    魔法使い「勇者?!」

    兵士「いやぁ、二人の仲間をつれてもう行っちまったよ。マジで惚れそうだったぜ」

    魔法使い「そんな……ことが……!!くそ!!」

    143 = 1 :

    ―――平原

    勇者「あっれー?いないっすね」

    戦士「……」ブルブル

    僧侶「あの、そんなにくっつかれると動きにくいのですが……」

    戦士「あ、貴女の背中を守っているだけです!!!」

    僧侶「そ、そうだったのですか!?それは失礼しました!!」

    戦士「うぅ……」ブルブル

    勇者「ふわぁぁ……」

    僧侶「いい天気ですね」

    勇者「そうっすねー」

    ガサガサガ……!!

    戦士「き、きたか……!?」

    ウサギ「……」ピョンピョン

    僧侶「かわいい」トテトテ

    勇者「ヒマッす。棍棒の素振りでもしてるっす」ブンブン

    145 = 1 :

    魔法使い「―――お前たちが勇者か?」

    勇者「え?だれっす?」

    魔法使い「……」

    ウサギ「……」ピョンピョン

    僧侶「まてまてー」トテトテ

    魔法使い(こいつらが……僕の完璧な陽動を見破ったのか……信じられない……)

    戦士「なんでしょうか?」

    魔法使い「ここでなにを?」

    勇者「魔物を待ってるんす」

    魔法使い「……」

    勇者「でも、こないっすね」

    僧侶「もしかしたら、逆方向から攻めてきているのでは?」

    勇者「あちゃー、それはおてあげっすね」

    戦士「全く、何をのんきな」

    魔法使い(やはり……こいつらは街に兵士たちを残す為にこんな行動を……!!侮れない……!!)

    146 :

    いや、来る方向分かってるならそんなとこで油売ってないだろ

    147 :

    やはり天才か・・・

    149 = 52 :

    深読みしすぎて空回り派か

    150 = 1 :

    ―――街

    勇者「ただい―――」

    兵士「はぁ……はぁ……」

    僧侶「こ、これは……!?」

    兵士長「勇者殿……!!」

    勇者「早く手当てをしてあげるっす!!」

    僧侶「わかりました!!!」タタタタッ

    戦士「手伝います!!」

    勇者「大丈夫っすか?!」

    兵士長「はい。全兵力が残っていましたから、なんとか街は守ることができました」

    勇者「ひどい怪我じゃないっすかぁ……」

    兵士長「ありがとうございます。勇者殿が一人で行くといわなかったら我々は歴史的な大敗を喫していたでしょう」

    勇者「今は安静にしているべきっす」

    兵士長「はい……そうさせてもらいます……」

    魔法使い「……」


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