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    元スレ弟「壁から手が出てる…」

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    251 :

    今の状況とスレタイとのギャップに吹いたwwww

    252 = 15 :

    「神様、境内の掃除完了しました」

    神様「」グッタリ

    「し…死んでいる…」

    「なわけないでしょ。耳掃除で疲れちゃったのよ」

    神様「ひ…ひもちぃ…」ビクンビクン

    「姉ちゃん、いったい何を」

    「何ってそりゃあ耳掃除よ」

    「普通耳掃除でこんなにはなりませんよ…」

    「じゃあきっとあたしがテクニシャンすぎるのね♪」

    稲荷神「……いらない才能」

    254 = 15 :

    神様「ふぇ…ここは…?」

    「神様の神社です」

    神様「…あれ、なんであたし気絶してたの…?」

    「それは姉ちゃんの昇天耳掃除を食らったからです」

    神様「ふぁ、そうだったそうだった」

    「うふふ~気持ち良かったでしょ~?」

    神様「き、気持ちいいなんて生易しいもんじゃなかったわ」

    神様「あれは快感の波よ…!そう…、一種の快楽なのよ!」

    「神様ってもしかして」

    稲荷神「みみふぇち…?」

    255 = 15 :

    神様「ま、まぁそれはいいとして。お願いした掃き掃除は終わった?」

    「ええ、大体は。綺麗になったでしょ?」

    稲荷神「…この落ち葉のやまを見よ」

    ドッサリ

    神様「おおー、さすがあたしが見込んだ人たち。ありがとー」

    「いやーなんのなんの」

    「お安い御用です!」



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    256 = 67 :

    257 = 15 :

    「さてと。もう夕方になっちゃったし、そろそろ帰りましょっか」

    「そうですね。あまり遅くなると提灯が必要になっちゃいますし」

    「巫女さん…今の時代は外灯というものがあってですね…」

    稲荷神「提灯がなくても外は明るいんだよ」

    「えっ、提灯いらないんですか!?」

    稲荷神「いらないの」

    「むしろ提灯もって歩いてたら奇異の目で見られますね」

    「それ以前に提灯自体がないわね」

    258 = 15 :

    「そ、そうなんですか…。気づきませんでしたよ…」

    稲荷神「巫女さんはむかしから弟の家にしかいなかったもんね」

    「はい。気づいたら弟さんの家にいましたから、外のことについてはあまり
       詳しくありません」

    「じゃあだいぶ前からうちにいたの?」

    「はい!弟さんがはいはいしていたくらいの時期からずっと見守ってました!」

    「な…なんと」

    「赤ちゃんだった弟さんはもう可愛くて可愛くて抱きしめたくなるくらいでしたよ!」

    「あぁ…今思えばあの時に抱きしめておけばよかった…」

    「こわいこわい…」

    259 = 15 :

    「昔の話はいいとして。早く帰らないと日が沈んじゃうよ」

    「そうね。あぁーおなかすいたぁ~」

    「帰ったらすぐに食事を摂りましょうね」

    稲荷神「ごはんごはん」

    神様「…ねぇねぇ、ほんとにみんな帰っちゃうの?」

    260 = 15 :

    「ええ。遅いとさすがに危ないしね」

    神様「ええー…そんなぁ…」

    「遅くまで遊ぶのはよくないからね」

    神様「…うぅー」

    稲荷神「…もしかして、さびしいの?」

    神様「ち、違うよ!」

    261 = 15 :

    神様「あたしは神様だもんっ。別に寂しいとか、そういう感情は…ないもん」

    神様「………」

    稲荷神「え、えと…さびしいんだったら、わたしが友達になってあげてもいいよ…」

    神様「えっ、ほんと!?」

    稲荷神「うん…」

    262 = 15 :

    神様「や、やった!」

    稲荷神「い…言っとくけど、特別になんだからね…しかたなくなんだから…!」

    神様「なっ、あたしだってなってあげてもいいって言われたからなってあげただけ
       だもん…!別にあなたと友達になりたいってわけじゃないんだから…!」

    稲荷神「なによなによ…!せっかく互いにお友達になれたのに…!」

    神様「ふ、ふんっ!なってくれたって全然嬉しくなんかないんだからねっ!」

    稲荷神「わ…わたしだって嬉しいとか思ってるわけじゃないもん…!」

    263 = 15 :

    神様「別にいつでも一緒に遊びたいってわけじゃないけどあなたの家の場所教えなさいよ!」

    稲荷神「わたしだっていつでも一緒に遊びたいとかそうゆうわけじゃないから…
        教えてあげないっ…!」

    神様「なっ、なんでよ!別にいいでしょ!」

    「二人とも素直になりなさい…」

    神様「だってお稲荷ちゃんがつんつんしてるんだもん!」

    稲荷神「だってだって、神様がつんつんしてるんだもん…!」

    「…はぁ。神様ってみんなこんな感じなの?」

    「どうなんでしょう。私にも分かりません…」

    264 :

    >>87
    せやろか

    265 = 15 :

    「ふむ、神は総じてツンデレ…か。今ならこれを題材にして五十枚くらい
      論文が書けそうだ」メモメモ

    「はいはい。二人ともお互いの話をよく聞きましょうね」

    稲荷神「…はぁい」

    神様「わ…わかったわよ」

    「はい、まずはいなりん。家の場所を教えてあげて?」

    稲荷神「え、えっと…あそこの道をまっすぐ行ったところの右側がわたしの家だよ…」

    神様「うんと…あそこの道?」

    稲荷神「ううん、もういっこ向こうの道…あれ」

    神様「そ、そう……///」

    266 = 264 :

    >>225
    荒らしはクズ。自覚しろや

    267 = 15 :

    神様「あ、あの…教えてくれてありがとう」

    稲荷神「うん…」

    神様「えと…今度、お稲荷ちゃんのおうちに遊びに行くね…?」

    稲荷神「うん…いつでもいいよ。わたし、待ってるから」

    神様「あ、ありがとう」

    稲荷神「……あぅ…///」

    神様「………/////」カァァ

    「はーい、ふたりともよく出来ましたー!」パチパチパチ


    「決めた。おれ保育士になる」

    「一体なにを考えてるんですか弟さん…」


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~

    268 = 15 :

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    神様「みんな、今日はほんとにありがとう。すっごく楽しかったよ」

    「なんのなんの。これしきのことお安い御用でござる~」

    神様「ふふっ、みんなも暇なときにはここに遊びに来てね」

    「うん。毎日ここに来ることは出来ないけど、空いた時間に神社に行くよ」

    「私も弟さんと定期的にこちらに参らせて頂きますので、その時はどうか
       宜しくお願い致します!」

    269 = 15 :

    神様「えへへ…なんだか嬉しいな」

    「ほらほら、隠れてないでいなりんもお別れの挨拶しなさい」

    稲荷神「…あ、遊びに来てよね。約束だよ…!」

    神様「うん。わたしとみんなと、お稲荷ちゃんとの約束」


    神様「それじゃ、またね」

    270 = 228 :

    >>150
    もう少し時間が要ります
    来たまえこっちだくそあったこれだ

    271 = 15 :

    「あれ…消えた……?」

    「どうやら、神様はお帰りになられたようですね」

    稲荷神「……………」しゅん

    「なーにしょぼくれてんのよ。家から近いんだし、またここに遊びに来ればいいじゃない」

    「うんうん。近所のお友達っていえるくらい近所なんだからな」

    稲荷神「……もうちょっとお話ししたかったの」

    272 = 67 :

    273 = 15 :

    稲荷神「それに、きつい態度で接しちゃったこと、まだ謝れてないから…」

    「なんだ、しょぼくれてたのはそういうことか」

    「…あの神様ならケータイとか持ってそうだよなぁ。アドレス聞いときゃよかったかも」

    「耳掃除を毎日してるっていってたくらいだし、案外ノーマルな生活してんのかもね」

    274 = 15 :

    稲荷神「神様、おこってないかな…。おこってたらやだな…」

    「大丈夫ですよ。縁というものは見ず知らずの人に軽く挨拶するだけでも結ばれます」

    「稲荷の神さまは神様とお友達になられたのですから、お二人の縁はそれを遥かに
       凌駕するものになったはずです」

    「だからきっと平気よ。知らない人なら別れてそれっきりだけど、あなたたち二人は
      また会うことが出来るんだから」

    「それは俺達の間でも同じ」

    稲荷神「…うん。お友達になれたんだもの。また会えるよね」

    「そうそう!もう一度あってから謝るなりケンカするなりすればいいのよ?」

    「それこそがまさに友達と呼ぶべきものなのですから」

                 ・ 
                 ・
                 ・

    275 = 15 :

    「さって。日も暮れてきたし、みんなでおうちに帰りましょうか」

    稲荷神「むぅ………おなかすいた」

    「私もです。幽霊だというのに、今日はなんだかどっと疲れました…」

    「あたしも今日は久々に疲れたわ~。おとうと~今日の晩御飯なあに~?」

    「んー、まだ考えてないや。だから今日の夕食はコンビニ弁当でいい?」

    「あたしは食べられるものなら何でもかまわないわ~」

    稲荷神「………油揚げはいってるものならなんでもいい」

    「よし、コンビニで決定ね。巫女さんは何が食べたい?」

    「…ふふふ。それはコンビニと聞いた時点で既に決まっています…!」

    「まさか……やっぱり巫女さんは…?」

    「どん○えです!」


                  
                  お終い

    277 = 15 :

    ~弟たちのその後~ 

    その壱  巫女さんの桧扇

    「あぁ、一体どこにいってしまったんでしょう…」

    「ここにもない,ここにもない」ゴソゴソ

    「どうしましょう…大切なモノなのに…」

    「おはよう~みこっち」

    「あっ、姉さん。お早うございます」

    「なにかを探してるっぽいね…なくしものか何か?」

    「ええ、私がいつも肌身離さず持っていた桧扇がなくなってしまったんです」

    278 = 264 :

    >>141
    やられやく

    279 = 209 :

    え、









    え?

    280 = 15 :

    「おはよう。どうしたの、こんなところで」

    「あっ、弟さん」

    「なんかね、みこっちの桧扇がなくなっちゃったんだって」

    「ひ…秘奥義?巫女さんそんなものを隠し持ってたの!」

    「えっ?えっ?」

    「ちっがうわよ!桧扇よ、ひおうぎ!」

    「は?ひおうぎってなにさ」

    「桧扇というのは簡単に言うと扇のことです」

    「みこっちが持ってたその扇がなくなっちゃったってわけ。あんた知らない?」

    281 = 67 :

    282 :

    稲荷神「……あふたーすとーりー」

    283 = 264 :

    >>275
    そんなにアクセス欲しいのか

    284 = 15 :

    「うーん、知らないなぁ」

    「ほんとに?踏んづけて壊しちゃったから秘密裏に処理したとかじゃないの?」

    「んなことするか!仮にそうなっても素直に謝るよ!」

    「そぉ?それじゃあいなりんかしら」

    稲荷神「…ちがうよ。わたしじゃないよ」

    「うわっ!」

    「あらいなりん、おはよー」

    稲荷神「うん、おはよ」フリフリ

    285 = 15 :

    「稲荷の神さまは私の桧扇、ご存知ないですか?」

    稲荷神「巫女さんがいつも持ってたのはしってるけど、今回それがどこに行ったのかはしらない」

    「そうですか…うぅ」

    「ふむ、いなりんも知らないとなると…」

    「この家にいる人はだれも桧扇を見ていないということになりますね」

    「巫女さんて結構ドジだし、どっかでうっかり落としてきたんじゃないの?」

    「流石の私でも桧扇のような大切なものは落とさないですっ」



    「…多分ですけど」

    286 = 15 :

    「…巫女さんが何を言ってもそれらが空しく聞こえてくるよ」

    「がーん…!」

    「まぁ、みこっちのことだからね。神社の清掃中に落としたんじゃないかしら」

    稲荷神「巫女さん、昨日はやたらと張りきってたから、その時におとしたのかも」

    「今回の事件、犯人は巫女さんである可能性が高まって参りましたがどうでしょう」

    「そ…そんな…!」

    「そ、それならば証拠!そうです、証拠を示して下さい!」

    287 = 15 :

    「証拠は巫女さんの普段からのドジっぷり」

    「で、ですがそれでは具体的な証明にはなっていません!」

    「それに、今回の事件の被害者である私が犯人なはずないではありませんか!」

    「…言動が少しずつ犯人が吐く内容になってきたわね」

    稲荷神「ますます巫女さんが怪しい」

    288 = 15 :

    「と、とにかく私が犯人でないことは確かかと思われますっ」

    「うーん、巫女さんじゃないのなら一体だれが犯人なのさ」

    稲荷神「実を言うと弟?」

    「ちがわい!」

    「もしかして神様だったりして~www」

    神様「違うよ!あたしは知らないよ!第一ここに来たのは今日が初めてだもん!」

    「さらっとでてきなさんな」

    289 = 15 :

    神様「いいでしょ、今日はお稲荷ちゃんと遊びにここに来ただけなんだから」

    稲荷神「………」もじもじ

    「なーに隠れてんの。遊びに来てくれたんだからちゃんと挨拶しなさい」

    稲荷神「…ぁ……あの、こんにちは…」

    神様「こ…こんにちわ」

    稲荷神「……………」

    神様「……………」

    稲荷神「………///」

    290 = 244 :

    可愛いじゃないか

    291 = 15 :

    「神様も知らないとなると、もう本当に誰も知らないってことになるわね」

    神様「そうね」

    「第三者の可能性は?」

    「ないでしょう。桧扇を盗るためにわざわざ犯罪を犯してまで人の家に侵入する?」

    神様「しないわね」

    「うん、しないね」

    稲荷神「それに、誰かが入ってきたらわたしが気づくもん」

    (周囲察知能力…神通力だ……)ガタガタ

    292 = 15 :

    神様「ふふん、ここはあたしの神の頭脳を使う時かしらね!」

    「おおっ、なんか頼もしい」

    「さすが神さまー」パチパチパチ

    神様「エッヘン!誉めて、誉めて!」

    「神の頭脳SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」

    「きゃぁぁああぁぁあぁぁああぁああああすごおぉぉぉぉおおおぉぉおおい!!」

    神様「もっとっ…!もっと誉めてぇっ!」

    「きゅあぁぁっぁぁああぁぁあぁああぁぁっぁあああっ!!!」

    稲荷神「………いいからはやく神の頭脳、つかってよ」

    「!」コクコク

    293 = 15 :

    神様「よっし、それじゃあまずはある程度状況を整理しましょう」

    「なんか推理小説っぽいな」

    「うんうん」

    神様「ふふん。それじゃあ巫女さん、桧扇がなくなったと気付いたのはいつ頃?」

    「今朝早朝です」

    神様「じゃあ昨日はなにをやってた?」

    「えと…皆さんと神社から帰ったあと、夕食を食べました」

    神様「ふんふん。その後は?」

    「弟さんと一緒に寝室に戻りました。弟さんはぱそこんをなさっていて、
       私は暇だったので散らかった部屋を片付けていました」

    294 = 15 :

    神様「なるほど。じゃあ寝るまでの経緯を教えてくれる?」

    「えっと、弟さんがなかなか眠ろうとしないものですから、注意して寝かしつけました」

    「その後はうたた寝をしていたのですが、気付いたら朝だったのでお庭の掃除に
       出かけました」

    神様「なるほどなるほど。で、掃除中になんとなく無いことに気づいたと」

    「はい」

    神様「おっけーありがとー」

    295 = 15 :

    神様「じゃあつぎは姉さん。何をしていたか包み隠さず話してね」

    「うん」

    神様「はい。じゃあ夕食後に何をしてたか教えて」

    「あたしも弟と同じでご飯のあとは自分の部屋に戻っていったわ。部屋では
      主に勉強をしてた」

    神様「主にってことは、ほかにもなにかしてたのね」

    「うん。だんだん勉強そっちのけで中学の卒業アルバムとか修学旅行のお土産とかを
      いじるようになっていったの」

    「そしたらお土産がいくつかないことに気付いて、弟くんに知らないって聞きに行ったわ」

    296 = 15 :

    神様「それでそれで?」

    「弟くんはパソコンしながら知らない~って言ってた。みこっちは弟くんの部屋を
      片付けていたわね」

    「生返事だったから結構しつこく聞いたんだけど、それでも知らないって言うから
      諦めて自室に戻っていったわ」

    「それで、最後にいじったのいつだっけな~って思い出そうとしてたら、いなりんが
      つまらないから下に来てってあたしの部屋に来たの」

    「そのあとはもういいやってなったから、いなりんと一緒にリビングでテレビ見てた。
      途中で一緒にお風呂にも入ったわ」

    神様「ふむふむ。じゃあ寝るときは?」

    「いなりんがうとうとし始めたから祠に帰したの。あたしも眠くなったから部屋に戻って
      そのまま寝た」

    297 = 15 :

    神様「ふむ。特になんてことない普通の生活ね。お稲荷ちゃんはどう?」

    稲荷神「みんなお部屋に戻っていったからリビングでテレビ見てた。途中で退屈になった
        から、おねいの部屋に行って下に来てってゆった」

    稲荷神「そのあとはおねいの言うとおり」

    神様「ふんふん。これもまた普通の生活ね」

    神様「じゃあ最後。弟さん。夕食後は何をしてた?」

    「巫女さんと一緒に部屋に戻ったよ。課題があったけど、勉強するのが嫌だったから
      ネットに逃げた」

    298 = 15 :

    「途中で姉ちゃんがいきなり部屋に来て修学旅行のお土産がなんだって騒ぎ始めたから、
      自分でどこかに放り投げたんじゃないの~って返事しといた」

    「もう、ああいう時はもうちょっと真剣にこたえてよ」

    「姉ちゃんて卒アルだろうが賞状だろうが、そういう大事なものでもところ構わず
      放っておく癖あるじゃん」

    「そのくせ後々になって騒ぐんだもん。いつものことだろうって感じであんまり
      聞く気にならなかったんだ」

    「…うぅー」

    299 = 15 :

    神様「姉さんが帰っていったあとは何をしてた?」

    「巫女さんが部屋を片付けてて、なんとなく悪い気がしたから手伝った」

    「そしたらいろんなものが出てきたよ。昔のおもちゃとか、お土産っぽい扇も出てきて、
      面倒だったからそれらを全部ゴミ袋に入れて片付けた」

    神様「うんうん。それでそれで?」

    「ネットを再開した。けっこう遅くまでやってたら巫女さんに注意されたから
      そのまま寝ました」

    神様「ふんふん。ふむふむ。なるほど。ありがとー」

    300 = 15 :

    神様「以上のことをまとめると、いずれもみんな普通の生活を送っているように
       見えるわね」

    「何の変哲もないごくごく普通のアットホームな生活よね」

    稲荷神「………」こくこく

    神様「そうだね。一見なんにも事が起きていないように見えるよね」

    「うんうん」

    神様「ふふふ。でもね、その『普通の生活』という言葉に埋もれて見えなくなって
       しまっている部分があるのよ!」ビシィッ

    「なっ………」

    一同「な、なんだってーーーっ!?」


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