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    元スレ弟「壁から手が出てる…」

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    151 = 15 :

    稲荷神「……そっか」

    「な、なんか照れる」

    「みこっちはあんたが梅干しになるまで見守ってくれるって。よかったね」

    「うん。まぁその時は姉ちゃんも腐ったいちごになってるだろうねw」

    「……………てめぇ」

    152 = 108 :

    弟もろくにオナることもできないな

    153 = 15 :

    「神社にやり残したことはないの?」

    「出来ることはしていましたので特には。…あっ、1つだけあります」

    「それはなに?」

    「神社の神様とお話がしたいです」

    「えぇ?」

    「生きている間に神様に会ったことがないので是非会ってみたいです…!」

    「神様に会いたいねぇ」

    「そんな事出来んのかな」

    「稲荷の神さまにはこうして会うことが出来ましたし、生身の肉体よりは
       魂の方が遭遇しやすいのでは?」

    稲荷神「ふん。わたしはと・く・べ・つ・に・あってあげてるだけなんだからね」

    「がーん!」

    154 = 15 :

    「ここにいるのは特別サービスだったの?」

    稲荷神「そう。一応このいえに祀られているから、さーびす」フリフリ

    稲荷神「神社の神様はなかなかあってくれないとおもう」

    「そ…そんなぁ」ガクッ

    「賽銭箱にブタ貯金箱ねじ込めば会えるんじゃない?」

    「賽銭箱こわしたら余計にあってくれないだろ」

    「じゃあYUKITIを投資」

    「そんな金どこにあんだYO!」

    155 = 15 :

    「それについては問題ありません。ここに天保一分銀があります」

    「」

    「お…お、お…」

    「価値はおそらく…」

    稲荷神「現代のお金になおすと、けっこうな値」

    「……………」

    「……………」

    「く、く、く」

    「下さぁぁっぁぁい!」

    「だ、ダメです!金銭の貸し借りはいけません!」

    156 = 73 :

    つぎはラップか…
    俺たち読み手!お前は書き手!気持ちを汲んで!さっさと書いて!

    157 = 15 :

    「これを奉納すれば懐かしがって出てきて下さるかも知れません」

    稲荷神「おもいだしてくれるかもね、巫女さんのこと」

    「はい!」

    「そして生き返らせてもらうと」

    「それはないです…」

    158 = 15 :

    「うん、じゃあ明日その神社に行ってみようか。お参りってことで」

    「それいいわね、あたしも行くわ。暇だし」

    「お互い休日はとことん暇ですからな」

    「う、うっさい!その内予定だらけになって朝帰りとかするようになるんだからね!」

    「ないない、男勝りな姉ちゃんにそれはない」

    「こ、このぉ~」

    159 = 15 :

    「ま、まあいいわ。明日に備えてあたしは寝る!」

    「おいでーいなりん~♪」

    稲荷神「うん」てくてく

    「そろそろ就寝する時間帯ですね。弟さんも寝ましょうね」

    「あーい」

    「んじゃっ、おやすみー」

    「おやすみなさい」


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    160 :

    >>150
    寺と神社は違うだろwww

    161 = 15 :

    ~~~あさ~~~~~~~~

    「おはよう」

    「遅い!待ち侘びたぞ!!」

    「……………」

    「はやく朝ごはん作れ!早く!速く!」

    「威張るな!朝飯くらい自分で作れ!」

    「やだ!そんなことしたら家が炭になるわ!いいの!?」

    「ちっ!そんなことになるくらいなら俺が作るよバーカ!」

    「ありがとう!」

    162 = 147 :

    いなりんペット化www

    163 = 108 :

    いなりんは姉と寝てるのかww

    164 = 132 :

    姉あんまりにも神様に馴れ馴れしいだろwww祟られるぞwwwww

    165 = 73 :

    大事な発見!意外な盲点!次から一転!

    166 = 15 :

    ジュージュー

    「ったく…なんで弟の俺が姉の世話しなきゃなんないんだよ」

    「おっ、朝からチャーハンとはなかなかやるわね~♪」

    「誰だって作れるよチャーハンくらい朝でも」

    「なん…だと…」

    「ところで巫女さんは?どこに行ったの?」

    「みこっちなら今朝も庭掃除よ。いなりんは神社に行くのに必要なものを
      取りに行くって祠に戻っていったわ」

    「神社に行くのに必要なもの?なにそれ」

    「さぁ……」

    167 = 15 :

    稲荷神「……………」じー

    「あ、お稲荷ちゃん」

    稲荷神「……………」コツコツ

    「窓を開けて欲しいのかしら?」

    「そうみたい。姉ちゃん開けてやって」

    「うん」カララ

    「はい」

    稲荷神「………ありがとう」

    168 = 67 :

    >>157


    >>160

    169 = 15 :

    「わざわざ祠に戻って何しに行ってたの?」

    稲荷神「えっとね。探検せっと、取りにいってたの」

    「探検セットって?」

    稲荷神「…これのこと」じゃーん

    「?」

    「この巾着袋が探検セットなの?」

    稲荷神「そう…!」ふんす


    「……ふ、………く…!」フルフル

    170 = 15 :

    稲荷神「きょうは巫女さんの神社にいくんでしょ?だったらちゃんと準備しなきゃ」

    「…k、……くふっ」

    「ふふっ、いなりんはしっかり者なのね」

    「そ、その探検セットの中には何が入ってるんだ?w」

    稲荷神「えっと、まずはこれ」じゃん

    171 = 15 :

    「竹筒?」

    稲荷神「水筒。水は大事」

    (またまたアンティークなものがでてきたわね)

    稲荷神「あとあと、弟が小さい頃に庭でなくした方位磁針」

    「は?」

    稲荷神「昔、庭で探検ごっこしてたでしょ?わたし知ってるんだからねっ」

    「なっ…///」

    172 = 147 :

    ほぅ..

    173 = 15 :

    「そういえばやってたわね~宝の地図を探す!とかいってたわ」

    「………///」ジュージュー

    「おれが宝を見つけたらそれを使っておねえちゃんを幸せにしてあげるんだ
      なんていっちょ前なこと言って~」

    稲荷神「………」にやにや

    「む、むかしは幼かったんだよ!はいチャーハン!」ゴトッ

    「ありがとー♪」モグモグ

    「お、弟さんの純粋な時期…///」

    「み…巫女さん!?」

    174 = 15 :

    「いまから弟のシスコンぶりを全国的に吐露する」

    「なっ、やめろ!マジでやめろ!」

    稲荷神「わーいわーい」ぱちぱち

    「ドンドンチャカチャカぱふぱふー」パチパチ

    「盛り上げるなっ」

    175 = 15 :

    「さーてどの話にしようかな?小学生の時、あたしの胸に埋もれるのが
      大好きだった話にしようかなぁ?」

    「やめろやめろ本当にやめろ!」

    「それとも、あたしのにおいをくんくんするのが大好きだった話にしようかなぁ?」

    「やっめろーーっ!」


    「…なんだか、とっても」

    稲荷神「羨ましいなり」

    176 :

    何でまたこの話をやってんだよ

    177 = 147 :

    羨ましイナリ..

    寝る

    178 = 15 :

    「う~ん決めた!一緒にお風呂にはいってた時期を皆に教えr」

    「姉ちゃん!余計なこと言うともう一生飯作ってやんないぞ!」

    「………」ピタッ

    「………あら?」

    「ほっ」

    稲荷神「もー、なんでやめるのおねい」

    「だって、弟にご飯を供えてもらわないと大変なことになるから…」

    稲荷神「…ふぁ」




    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    179 = 15 :

    >>37
    >>39

    180 = 15 :

    おそと

    「さて、じゃあみこっちの神社に行きましょっかー」

    稲荷神「探検せっと………わくわく」

    「巫女さん、神社の場所は?」

    「町外れにある山のところにあります。ここからそれ程遠くはない筈です」

    181 = 15 :

    「あああの神社か。結構近所だね」

    稲荷神「……………」しゅん

    「あ、でも方位磁針は必要かも~」

    稲荷神「…!」

    「という訳ですので、方角の確認宜しくお願いしますね」

    稲荷神「う、うん…!」

    182 = 15 :

    稲荷神「んと……こっちが北。あっちが南で…」

    「あちらが卯、こちらが酉の方角ですね」


    「ふふっ。こういうの見てると昔のあんたを思い出すわね」

    「ま、まだ言ってんのかよ」

    「別にからかってなんかないわよ。懐かしいと思っただけ」

    「昔むかしって、今はダメなんすか」

    「ダメね!実の姉にご飯作ってやらんと脅すようであれば!」

    「ダメなのは俺じゃなくて姉ちゃんだったか」



    183 = 15 :

    -しばらく歩いて、鳥居前-

    「着きました!ここが生前私がご奉仕していた神社です!」

    稲荷神「けっこうひろい」

    「なかなか綺麗だね」

    「無駄に広い…いなりんが迷子になりそうだわ」

    184 = 15 :

    「ああ、懐かしい限りです…。あっ、ここは生前よく掃除したところ!」

    「こ、これはっ、清掃中によく座って怒られた岩!」

    「そしてこの階段!ここの石階段では何度つまずいて転んだかわかりません!」

    稲荷神「……………」

    「巫女さんってしっかりした人だなって思ってたけど」

    「案外ドジなのかもね…」

    185 = 15 :

    「さて。それでは神社本殿まで頑張って石段を登りましょう!」

    稲荷神「おー」

    「帰宅部の俺にこの階段は…」

    「健康運動には最適ね、頑張る!」ズンズン

    「っく、運動部である姉ちゃんが憎いぜ」

    「運動は大切ですね」

    「この石階段、見ただけで足が痛くなってくる…」

    「弟さん、大丈夫です。頑張って一緒に登りましょう?」

    「は、はい巫女さん!」シャキーン

    186 :

    >>105
    NG入れるのマジめんどいわ

    187 = 15 :

    -すこしのぼって-

    「はぁ、はぁ、はぁ、きつい…」

    「弟さん頑張って。もう少しですよ?」

    稲荷神「がんばれ」

    「ぜぇ、ぜぇ…なんで二人ともしれっとしてるんだよ」

    「なんといっても幽霊ですからね」

    稲荷神「神様だから飲まず食わずで日本縦断しても疲れない」

    「ひぇぇぇー」

    188 = 15 :

    「お~いおとうと~おそいぞぉ~」


    「あ。姉さんはもう登り終わってますねえ」

    「んなバカな…」

    稲荷神「さすがおねい」

    189 = 15 :



    「や~いおとうとのもやし筋肉ぅ~、ごぼう体躯ぅ~wwwwww」


    「……………」

    「あ…あら…?」

    稲荷神「…おねいが弟に罵詈雑言を」

    「…………………」ピキッ

    「こんちくしょぉぉぉおおおおおお!」ズダダダダ

    190 = 15 :

    「てめぇゴラァァァァァァ!」バッ

    「きゃっ!…もう、疲れてお姉ちゃんに飛び込んでくるなんて甘えんぼさんっ///」

    「ちげぇよ!怒りのあまり掴み掛かってんじゃゴルァ!!」ガクンガクン

    「あぅ、あぅ、あぅ~、ごめんなさいぃ~」

    「ま、まぁまぁ。お陰で早く到着することが出来ましたよ?」

    稲荷神「………結果おーらい」

    「ん…まぁそうか。ある意味では姉ちゃんのおかげかな」

    「ふふん、あたしに感謝なさいっ」

    「はいはいありがとう」

    191 = 15 :

    「さてさて、早速神様に出てきてもらうとしますかね」

    「今更だけど、とんでもないことをしようとしてることを自覚しなさいよ?」

    「言いだしっぺが言うのもなんですが、私もそうだと思います」

    「うーむ…確かに。怖い神様だったらどうしよう」

    稲荷神「その時はわたしと巫女さんでなんとか許してもらうから、安心して」

    「許してくださるかどうかは神様次第ですが…」

    「怒ってたらおれ土下座しまくるよ」

    「ふふ、その畏れの気持ちがあればきっと大丈夫よ。大切なのは…」

    「こころ、だよな。まかしとけ!」

    192 = 15 :

    「では、お祈りに移るとしましょう。皆さん二拝二拍手一拝の作法はご存知ですよね」

    「二拝二拍手一拝?」

    「なにそれ…わたし知らない」

    「ええっ!?」

    稲荷神「………なんてばちあたり。わたしだったら大激怒」

    「って言われても知らないものは知らないんだもん」

    「うんうん」

    「えと…二拝二拍手一拝というのはお参りするときの作法です」

    「お賽銭箱にチャリンしてジャラジャラしてパンパンじゃないの?」

    「全く以て違いますっ!」

    193 = 15 :

    「え…違うの?」

    「違います。ちゃんとした順序があるんですよ」

    「作法があったなんて、あたし知らなかったわ」

    「参道の真ん中歩いちゃいけないとか、手水舎の作法とかは知ってたんだけどなぁ」ポリポリ

    稲荷神「…巫女さん、どうする?」

    「そうですね…いい機会ですし、お二人には二拝二拍手一拝の作法を覚えて
       いただきましょう」

    「それって複雑な作法とかじゃない?」

    「大丈夫です!とても簡単ですよ」

    「なら覚えるお!」

    「複雑な作法だったらあんたどうするつもりだったのよ」

    194 = 15 :

    「えー、私がお参りの作法を順を追って説明しますので、皆さんよく見てて下さいね」

    「はーい」

    稲荷神「…わたしはしなくていいよね。だって神様だもん」ふんす

    「いいえ、稲荷の神さまもご一緒にお願い致します」

    稲荷神「えー…どうして?」

    「同じ神様といえども相手方のおうちにお邪魔するわけですから、きちんと
       ご挨拶をしないと」

    稲荷神「…むぅ、わかった」

    「ありがとうございます」

    195 = 15 :

    「それでは説明に移らせて頂きます」

    「うん」

    「よろしく!」

    稲荷神「……………」むすー

    「まず最初に、拝殿の前で軽いお辞儀をします」

    「次にお賽銭箱のなかにお金を奉納」

    「入れ終えたら鈴緒の前に立ち、鈴を鳴らします」

    「すずおって?」

    「鈴を鳴らす縄のことです」

    196 = 15 :

    「鳴らし終えたら、いよいよ二拝二拍手一拝の作法です」

    「拝殿に向かって二回、深くお辞儀をします」

    「えっ、二回もお辞儀するの?」

    「はい、二回です。その後に二回手を打ちます」

    「これを『かしわで』といいます。これは是非覚えておいてくださいね」

    「う、うん」

    197 = 15 :

    (巫女さん、熱心だなぁ)

    (あんた、これから礼儀正しい人間になるわね)

    (俺が?なんで?)

    (守護霊のみこっちがあんたのダメな所を徹底的に直してくれる気がする)

    「………うわぁ」

    198 = 135 :

    マドハンドも仲間を呼ぶから
    第二第三の巫女が出現するはず

    199 = 15 :

    「かしわでをした後に、それぞれのお願い事を祈って下さい」

    「祈り終えたら、今度は深いお辞儀を一回だけします」

    「そして、最後にもう一度だけ軽くお辞儀をします。これでおしまいです」

    「皆さん、覚えられましたか?」

    「うーん、なんとなく…」

    「おっけー!完璧よ!」

    稲荷神「………くやしいけど、おぼえました」

    200 = 67 :

    >>2


    >>5


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