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元スレ勇者「ここが500年後の世界か……」
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町の外──
勇者「くわしい事情は話せないんだが……。
俺は半日くらいしたら、またワープしなきゃいけないんだ」
勇者「次ワープしたら……もうこっちに戻ってくることはないだろう」
勇者「だからその前に、君を孤児院がある町に連れていく。
旅をしてる途中に立ち寄ったことがあってね」
(魔王を倒す旅の途中だけど……)
勇者(今までのパターンから、あの孤児院もでかくなってていいはずだけど……。
もし500年経ってなくなってたらどうしよう……)
少女「うん、分かった」
勇者(別れたくない、とかいってくれるかと思ったが、意外だったな。
ほっとしたような、残念なような……)
少女「でもお兄さんかっこよかったよ。あの三人に勝っちゃうなんて……。
絵本の中の勇者様みたいだったよ」
勇者「えっ!? ま、まぁね、俺は勇者じゃないけどあれぐらいはね。ハハ」
少女「ふふっ……」
勇者「くわしい事情は話せないんだが……。
俺は半日くらいしたら、またワープしなきゃいけないんだ」
勇者「次ワープしたら……もうこっちに戻ってくることはないだろう」
勇者「だからその前に、君を孤児院がある町に連れていく。
旅をしてる途中に立ち寄ったことがあってね」
(魔王を倒す旅の途中だけど……)
勇者(今までのパターンから、あの孤児院もでかくなってていいはずだけど……。
もし500年経ってなくなってたらどうしよう……)
少女「うん、分かった」
勇者(別れたくない、とかいってくれるかと思ったが、意外だったな。
ほっとしたような、残念なような……)
少女「でもお兄さんかっこよかったよ。あの三人に勝っちゃうなんて……。
絵本の中の勇者様みたいだったよ」
勇者「えっ!? ま、まぁね、俺は勇者じゃないけどあれぐらいはね。ハハ」
少女「ふふっ……」
かなりの道のりがあったが、二人は孤児院がある町にたどり着いた。
勇者(あってくれよ、あってくれよ、頼むぞ……)
少女が指をさす。
少女「あの大きな建物じゃない?」
勇者「よ、よかった……!」
(しかも、ものすごく立派になってるぞっ!)
少女「あれ、なんでお兄さん“あってよかった”みたいな顔してるの?」
勇者「え!? あ、いや、そんなことないだろ。ハハ」
二人はさっそく孤児院を訪ねた。孤児院の責任者は女性だった。
勇者は女院長に
「旅先で両親を亡くした少女と知り合ったが、これ以上旅には連れていけない。
入所させてもらえないか」
という話をした。
勇者(あってくれよ、あってくれよ、頼むぞ……)
少女が指をさす。
少女「あの大きな建物じゃない?」
勇者「よ、よかった……!」
(しかも、ものすごく立派になってるぞっ!)
少女「あれ、なんでお兄さん“あってよかった”みたいな顔してるの?」
勇者「え!? あ、いや、そんなことないだろ。ハハ」
二人はさっそく孤児院を訪ねた。孤児院の責任者は女性だった。
勇者は女院長に
「旅先で両親を亡くした少女と知り合ったが、これ以上旅には連れていけない。
入所させてもらえないか」
という話をした。
女院長「もちろんかまいません。私たちはご両親をなくした子供たちの味方です。
女の子を連れた旅は危険でしょうしね」
少女「ありがとうございます」
勇者(よかったぁ~)
女院長「あなたは勇者様の格好をしているけど、もしかして『勇者の町』出身者?」
勇者「ええ、まぁ……(生まれたのは、500年前だけど……)」
女院長「『勇者の町』の覇者様のおかげでずいぶん治安がよくなりましてね。
この頃は孤児となる子もずいぶん減ってきているのですよ」
勇者「そうですか……」
(アイツもやるべきことはやっていたということか……。
だが、この子が孤児になる原因を作ったのはアイツでもあるんだ……)
女院長「では、多少手続きが必要となりますので……こちらへ」
少女「はい」
勇者「分かりました」
女の子を連れた旅は危険でしょうしね」
少女「ありがとうございます」
勇者(よかったぁ~)
女院長「あなたは勇者様の格好をしているけど、もしかして『勇者の町』出身者?」
勇者「ええ、まぁ……(生まれたのは、500年前だけど……)」
女院長「『勇者の町』の覇者様のおかげでずいぶん治安がよくなりましてね。
この頃は孤児となる子もずいぶん減ってきているのですよ」
勇者「そうですか……」
(アイツもやるべきことはやっていたということか……。
だが、この子が孤児になる原因を作ったのはアイツでもあるんだ……)
女院長「では、多少手続きが必要となりますので……こちらへ」
少女「はい」
勇者「分かりました」
手続きも終わり、少女は正式に孤児院に入ることになった。
勇者「じゃあ、この子と最後に別れを済ませたいので外に出てきます」
女院長「分かりました。旅が一段落ついたら、また顔を出してあげて下さいね」
勇者「は、はい……」
少女「………」
少女「じゃあお兄さん、この町をお散歩しましょうよ!」
勇者「そうだな!」
少女「じゃあ、あっちにお店がいっぱいあるから行こう!」
勇者「オッケー!」
(金はあるけど使えるのかな……もう古銭だろコレ……)
二人は初めて訪れる町(勇者は500年前に訪れているが)を大いに楽しんだ。
勇者「じゃあ、この子と最後に別れを済ませたいので外に出てきます」
女院長「分かりました。旅が一段落ついたら、また顔を出してあげて下さいね」
勇者「は、はい……」
少女「………」
少女「じゃあお兄さん、この町をお散歩しましょうよ!」
勇者「そうだな!」
少女「じゃあ、あっちにお店がいっぱいあるから行こう!」
勇者「オッケー!」
(金はあるけど使えるのかな……もう古銭だろコレ……)
二人は初めて訪れる町(勇者は500年前に訪れているが)を大いに楽しんだ。
時空使いの一言って伏線じゃなかったのかな
このまま終わってもいいけど
このまま終わってもいいけど
夜になった。
勇者「さて、そろそろ君は孤児院に戻らないとな。
初日から門限を破ったらさすがにまずいだろう」
少女「……お願い。お兄さんがワープするまで、一緒にいさせて」
勇者「おいおい、それは……」
少女「お願い……!」
勇者「分かったよ。じゃあ院長さんに頼んで、
孤児院に入るのは明日からってことにしよう」
少女「お兄さん、ありがとう……」
勇者「いや、いいんだ。俺も本当は君と最後まで一緒にいたかったしな」
二人は町にある丘の上で、楽しく語り合った。
勇者「さて、そろそろ君は孤児院に戻らないとな。
初日から門限を破ったらさすがにまずいだろう」
少女「……お願い。お兄さんがワープするまで、一緒にいさせて」
勇者「おいおい、それは……」
少女「お願い……!」
勇者「分かったよ。じゃあ院長さんに頼んで、
孤児院に入るのは明日からってことにしよう」
少女「お兄さん、ありがとう……」
勇者「いや、いいんだ。俺も本当は君と最後まで一緒にいたかったしな」
二人は町にある丘の上で、楽しく語り合った。
すっかり夜は更けた。もう外には誰もいない。
勇者「そろそろ……だな」
少女「うん……」
少女「お兄さん、ありがとう……」
少女「私は今、お兄さんがいたから生きてるんだよ。
お兄さんが広場に駆けつけて、腕を斬られても、戦ってくれたから……」
少女「本当にありがとう……!」
勇者「なぁに、こうして治ったわけだし。気にすることはないさ」
(まさか腕をくっつけられるとは……さすが500年後だ)
勇者「それに俺は……君に謝らなければならない立場だ」
少女「どうして?」
勇者(少女から両親を奪った原因を作ったのは、俺の子孫だからだ……。
だが、これはいってはいけないことだ)
「いや、なんでもない……」
勇者「そろそろ……だな」
少女「うん……」
少女「お兄さん、ありがとう……」
少女「私は今、お兄さんがいたから生きてるんだよ。
お兄さんが広場に駆けつけて、腕を斬られても、戦ってくれたから……」
少女「本当にありがとう……!」
勇者「なぁに、こうして治ったわけだし。気にすることはないさ」
(まさか腕をくっつけられるとは……さすが500年後だ)
勇者「それに俺は……君に謝らなければならない立場だ」
少女「どうして?」
勇者(少女から両親を奪った原因を作ったのは、俺の子孫だからだ……。
だが、これはいってはいけないことだ)
「いや、なんでもない……」
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
バン はよ
バン(∩`・д・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/
; ' ;
\,,(' ⌒`;;)
(;; (´・:;⌒)/
(;. (´⌒` ,;) ) ’
( ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
\/___/
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
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バン はよ
バン(∩`・д・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
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( ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
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少女「お父さんとお母さんのことなら気にしないで、お兄さん」
少女「──いえ、勇者様」
勇者「えっ!?」
少女「お兄さんは500年前から来たんでしょ?」
勇者「あの、え、あれ……。な、なんで分かったんだ……!?」
少女「アハハ、勇者様はウソがつけないんだね」
勇者「あ……!」
少女「なんとなくそうかなぁ~と思ってたけど、やっぱりそうだったんだ」
勇者「あ、いや、え……」
少女「大丈夫、だれにもいわないよ。
もっとも他にも気づいた人はいるかもしれないけどね」
勇者「ごめん……」
少女「ううん。私、処刑が始まる寸前に、お兄さんと勇者様に助けてって
心の中で叫んだの」
少女「つまりこれって、両方とも駆けつけてくれたってことだよね。
ありがとう、も二人分いわないとね」
少女「──いえ、勇者様」
勇者「えっ!?」
少女「お兄さんは500年前から来たんでしょ?」
勇者「あの、え、あれ……。な、なんで分かったんだ……!?」
少女「アハハ、勇者様はウソがつけないんだね」
勇者「あ……!」
少女「なんとなくそうかなぁ~と思ってたけど、やっぱりそうだったんだ」
勇者「あ、いや、え……」
少女「大丈夫、だれにもいわないよ。
もっとも他にも気づいた人はいるかもしれないけどね」
勇者「ごめん……」
少女「ううん。私、処刑が始まる寸前に、お兄さんと勇者様に助けてって
心の中で叫んだの」
少女「つまりこれって、両方とも駆けつけてくれたってことだよね。
ありがとう、も二人分いわないとね」
>>314
憧れの勇者だもんな。
憧れの勇者だもんな。
>>314
俺とファックしようぜ腐女子ちゃん
俺とファックしようぜ腐女子ちゃん
500年っていうと、平安から戦国辺り位の変化をイメージすればいいのかな
少女「私はもう大丈夫。覇者様たちやあの町を憎んでいたこともあったけど、
みんな勇者様がやっつけてくれたんだもん」
少女「私……勇者様が大好き」
勇者「俺も、君が好きだよ」
少女「私、今日のこと絶対に忘れないよ」
勇者「もちろんだよ。忘れようったって、忘れられないだろうさ」
少女「………」
勇者「………」
少女「ねぇ、勇者様……」
少女「私も500年前に連れていって!」
勇者「!」
少女「消える瞬間、勇者様にくっついてたらできるんでしょ!?」
少女「お願い……私、別れたくないよ。ずっと一緒にいさせて!
絶対に迷惑をかけないから! なんでもやるから!」
勇者「そ、それは……」
みんな勇者様がやっつけてくれたんだもん」
少女「私……勇者様が大好き」
勇者「俺も、君が好きだよ」
少女「私、今日のこと絶対に忘れないよ」
勇者「もちろんだよ。忘れようったって、忘れられないだろうさ」
少女「………」
勇者「………」
少女「ねぇ、勇者様……」
少女「私も500年前に連れていって!」
勇者「!」
少女「消える瞬間、勇者様にくっついてたらできるんでしょ!?」
少女「お願い……私、別れたくないよ。ずっと一緒にいさせて!
絶対に迷惑をかけないから! なんでもやるから!」
勇者「そ、それは……」
少女「……なぁんてね。ごめんなさい、無理いっちゃって」
少女「私はこの時代で生まれたんだから、この時代でしっかり生きるよ。
そうしなきゃ、助けてくれた勇者様に悪いもんね」
勇者「な、なんだ。驚いちゃったよ」
少女「私が過去に行ったら色々おかしくなりそうだもんね。ごめんなさい。
みんなが知らないことベラベラしゃべっちゃいそうだし」
勇者「俺の時代は店とかもほとんどなかったしな……。
来たって面白くないよ、アハハ」
勇者「………」
勇者(俺も……もし許されるなら君を──)
少女「私はこの時代で生まれたんだから、この時代でしっかり生きるよ。
そうしなきゃ、助けてくれた勇者様に悪いもんね」
勇者「な、なんだ。驚いちゃったよ」
少女「私が過去に行ったら色々おかしくなりそうだもんね。ごめんなさい。
みんなが知らないことベラベラしゃべっちゃいそうだし」
勇者「俺の時代は店とかもほとんどなかったしな……。
来たって面白くないよ、アハハ」
勇者「………」
勇者(俺も……もし許されるなら君を──)
パアァァァ……
勇者の体が光り輝き始めた。
勇者「!」
少女「お別れ、だね」
勇者「……そう、だな」
少女「そうだ、最後にプレゼントあげる」
勇者「え?」
少女は勇者の頬にキスをした。
勇者「……ありがとう」
少女「勇者様、私のこと絶対忘れないでね!」
勇者「ああ、もちろ──」
バシュンッ!
少女の目の前から、勇者が消えた。
少女(さようなら、勇者様……!)ポロッ
日が明けるまで、少女は独り静かに泣き続けた。
勇者の体が光り輝き始めた。
勇者「!」
少女「お別れ、だね」
勇者「……そう、だな」
少女「そうだ、最後にプレゼントあげる」
勇者「え?」
少女は勇者の頬にキスをした。
勇者「……ありがとう」
少女「勇者様、私のこと絶対忘れないでね!」
勇者「ああ、もちろ──」
バシュンッ!
少女の目の前から、勇者が消えた。
少女(さようなら、勇者様……!)ポロッ
日が明けるまで、少女は独り静かに泣き続けた。
とある秘境──
勇者「ただいま」
時空使い「おかえり」
時空使い「正直いって、生きて帰って来られないかと思っていたぞ」
勇者「ああ、誰かさんがまさに処刑の真っ只中に飛ばしてくれたからな。
いきなり死ぬところだった」
勇者「しかもその直後、魔王より強いのと三連戦やらかしてきたんだ。
我ながら、よく生き延びられたもんだと思ってるよ」
時空使い「ハハハ、そんな世界じゃ魔王も恐ろしくて復活できんだろうな」
勇者「まったくだ」
時空使い「うまく……いったか?」
勇者「……どうだろうな」
勇者「ただいま」
時空使い「おかえり」
時空使い「正直いって、生きて帰って来られないかと思っていたぞ」
勇者「ああ、誰かさんがまさに処刑の真っ只中に飛ばしてくれたからな。
いきなり死ぬところだった」
勇者「しかもその直後、魔王より強いのと三連戦やらかしてきたんだ。
我ながら、よく生き延びられたもんだと思ってるよ」
時空使い「ハハハ、そんな世界じゃ魔王も恐ろしくて復活できんだろうな」
勇者「まったくだ」
時空使い「うまく……いったか?」
勇者「……どうだろうな」
勇者「ある日誰かに負けたからって、今までのやり方をすっかり改める。
人間はそう単純なもんじゃない」
勇者「仮に心を入れ替えても、それまでに覇者たちの犠牲になった人たちは、
容易には許さないだろうしな……」
勇者「だが、きっと何かは伝わったと思うよ。
あとはもう、俺や師匠や賢者さんの子孫を信じるしかないさ」
勇者「そして、あの少女はいい子だった……。
歴史を壊してしまってでも、連れて帰りたくなるほどに」
時空使い「おいおい、お前は人をドキリとさせるのがうまいな」
勇者「アハハ。ある意味、それも勇者に必要な要素だろ」
勇者「でも、俺が連れて帰らなかったのは、歴史が壊れるからじゃない。
あの子はあの時代で生きていける、と確信したからだ」
人間はそう単純なもんじゃない」
勇者「仮に心を入れ替えても、それまでに覇者たちの犠牲になった人たちは、
容易には許さないだろうしな……」
勇者「だが、きっと何かは伝わったと思うよ。
あとはもう、俺や師匠や賢者さんの子孫を信じるしかないさ」
勇者「そして、あの少女はいい子だった……。
歴史を壊してしまってでも、連れて帰りたくなるほどに」
時空使い「おいおい、お前は人をドキリとさせるのがうまいな」
勇者「アハハ。ある意味、それも勇者に必要な要素だろ」
勇者「でも、俺が連れて帰らなかったのは、歴史が壊れるからじゃない。
あの子はあの時代で生きていける、と確信したからだ」
勇者「時空使い……」
勇者「ありがとう」
勇者「自分の信念を曲げてまで、俺を助けてくれて……」
時空使い「前にいったように、私は住む場所を変える」
時空使い「もう私はお前と、いやヒトと会うことすらなくなるかもしれん」
時空使い「しかし、心は不思議と穏やかだ」
時空使い「私はお前と出会えてよかったと心から思っている。
お前は私の術を、正しく活用してくれたと信じている」
時空使い「お前が子孫たちや少女を信じるようにな」
時空使い「さぁ行け、勇者!」
時空使い「この時代にも、お前を必要とする人は大勢いるぞ!」
勇者「ああ!」
勇者「ありがとう」
勇者「自分の信念を曲げてまで、俺を助けてくれて……」
時空使い「前にいったように、私は住む場所を変える」
時空使い「もう私はお前と、いやヒトと会うことすらなくなるかもしれん」
時空使い「しかし、心は不思議と穏やかだ」
時空使い「私はお前と出会えてよかったと心から思っている。
お前は私の術を、正しく活用してくれたと信じている」
時空使い「お前が子孫たちや少女を信じるようにな」
時空使い「さぁ行け、勇者!」
時空使い「この時代にも、お前を必要とする人は大勢いるぞ!」
勇者「ああ!」
町に戻った勇者は、人々から慕われ、勇者の名に恥じぬ活躍をすることになる。
後世絵本で「幸せに暮らしました」と書かれるような、幸福な人生を送ったという。
勇者に剣を教えた師匠と、魔法を教えた賢者も、それぞれの分野で認められた。
彼らもまた、大勢の弟子に恵まれ、忙しくも豊かな日々を過ごすことになる。
そして、勇者が没して数百年後──
孤児院出身のある女性作家が勇者を題材にした小説を発表した。
内容は勇者が過去未来と時空を飛び回り、人々を助けるという物語。
荒唐無稽だという声もあったが、この小説は大ベストセラーになったという──
~おわり~
後世絵本で「幸せに暮らしました」と書かれるような、幸福な人生を送ったという。
勇者に剣を教えた師匠と、魔法を教えた賢者も、それぞれの分野で認められた。
彼らもまた、大勢の弟子に恵まれ、忙しくも豊かな日々を過ごすことになる。
そして、勇者が没して数百年後──
孤児院出身のある女性作家が勇者を題材にした小説を発表した。
内容は勇者が過去未来と時空を飛び回り、人々を助けるという物語。
荒唐無稽だという声もあったが、この小説は大ベストセラーになったという──
~おわり~
少女=>>1
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